JPH0649943Y2 - 4輪駆動用駆動連結装置に於けるオイル密封式差動ポンプ - Google Patents

4輪駆動用駆動連結装置に於けるオイル密封式差動ポンプ

Info

Publication number
JPH0649943Y2
JPH0649943Y2 JP1987104555U JP10455587U JPH0649943Y2 JP H0649943 Y2 JPH0649943 Y2 JP H0649943Y2 JP 1987104555 U JP1987104555 U JP 1987104555U JP 10455587 U JP10455587 U JP 10455587U JP H0649943 Y2 JPH0649943 Y2 JP H0649943Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
differential pump
wheel drive
oil tank
sealed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987104555U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6415859U (ja
Inventor
善明 浜崎
修 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd, Mitsubishi Motors Corp filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP1987104555U priority Critical patent/JPH0649943Y2/ja
Publication of JPS6415859U publication Critical patent/JPS6415859U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0649943Y2 publication Critical patent/JPH0649943Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は前輪及び後輪を同一エンジンで駆動する4輪駆
動用駆動連結装置に於けるオイル密封式差動ポンプに関
する。
(従来技術) 従来の4輪駆動用駆動連結装置に於けるオイル密封式差
動ポンプは、第3図に示す如くなっている(特願昭62-1
07315)。後輪駆動軸50はフランジ形状をしており、ボ
ルト51によりカバー52に設けている取付ネジ53に締付固
定されている。そしてカバー52、カムリング55、プレッ
シャリテーナ56、フランジ57はボルト58により締付固定
されており、オイルタンク59とともに後輪駆動軸50と一
体的に回転可能になっている。一方、前輪駆動軸は差動
ポンプ連結シャフト61とボルト62により締付固定されて
おり、差動ポンプ連結シャフト61先端部はカバー52に組
込まれた軸受63及びプレッシャリテーナ56に組込まれた
軸受64により回動可能に支持されている。
又、ベーンポンプの吐出圧力によりリークされた作動油
が外部に洩れる事を防ぐ手段として、カバー52中央部に
シール部材65を設け、他方のフランジ57中央部にもシー
ル部材66を設けている。そして、リーク油の潤滑路とし
てはカバー52に通路67を、フランジ57に通路68を設けて
油圧回路を形成している。そして、カバー52外周にはオ
イルタンク59との間にシール部材69を設け、他方のフラ
ンジ57にもオイルタンク59との間にシール部材70を設け
ており、差動ポンプの内部が密封された油室71を形成し
ている。
即ちオイルタンクは差動ポンプに固定されていて油室の
体積は一定不変である。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記従来技術に於て差動ポンプの発熱によって
オイルタンク内に密封された作動油の油温が上昇する
が、油温が常温〜60℃程度の変動であれば油の膨張も少
なく問題は生じないが、夜間冷えこみ昼間高温となった
上にポンプが発熱したような場合には、油室の体積は一
定不変なので油の膨張によりシール部分から油が噴出す
るという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決することを目的とするもの
で、前輪駆動軸と後輪駆動軸の回転差により駆動される
差動ポンプと、前記差動ポンプの外周に液密状且つ軸方
向移動可能に配設されるとともに、内部に前記差動ポン
プの作動油給排口が開口され作動油が封入されたオイル
タンクと、前記オイルタンクを軸方向一方へ付勢する付
勢手段とを具備し、作動油の油温変化に基く体積変化に
連動して前記オイルタンクが前記差動ポンプに対して軸
方向に移動する構成としたことを特徴とするものであ
る。
以下、図示した実施例に基づいて具体的に説明する。第
1図は第1実施例である。カムリング1の一側にプレッ
シャーリテーナー2とフランジ3を重合当接し、他側に
カバー4を当接してボルト5で一体に固定し、その外周
にオイルタンク6をかぶせて油室7を形成し、オイルタ
ンク6の一側の環状凹部6aとフランジ3外周端に突設し
たストッパー8間にスプリング9を配設して環状凹部6a
をフランジ3に圧接している。10は前輪駆動軸、11は後
輪駆動軸である。
オイルタンク6は常温時はスプリング9によって矢印と
反対方向に押されている。油温が上昇すると油室7内の
油が膨張することによって体積が増加し、その内圧によ
ってオイルタンク6がスプリング9に抗して矢印方向に
摺動して体積増加量を吸収し、摺動量lでストップする
ようになっている。
第2図は第2実施例である。オイルタンク21はフランジ
22とストッパー26間で軸方向に固定され、油室23内にダ
イヤフラム24を取り付け、空気室25を形成し、油温の上
昇により油室23内の油が膨張することによって体積が増
加し、その内圧によって空気室25を圧縮して油室23内の
体積増加量を吸収するようになっている。
(効果) 本考案によると前輪駆動軸と後輪駆動軸の回転差により
駆動される差動ポンプと、前記差動ポンプの外周に液密
状且つ軸方向移動可能に配設されるとともに、内部に前
記差動ポンプの作動油給排口が開口され作動油が封入さ
れたオイルタンクと、前記オイルタンクを軸方向一方へ
付勢する付勢手段とを具備し、作動油の油温変化に基く
体積変化に連動して前記オイルタンクが前記差動ポンプ
に対して軸方向に移動する構成としてあるので、差動ポ
ンプの発熱によってオイルタンク内に密封された作動油
の油温が上昇し油が膨張してもオイルタンク自身を軸方
向に移動させオイルタンク内の容積を変化でき、オイル
タンク自身の形状を変化させる必要がなく、オイルタン
クを剛性の高い金属などで形成でき、又、オイルタンク
の強度、耐久性を向上でき、より高い圧力の作動油を密
封保持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例正断面図、第2図は本考案
の第2実施例正断面図、第3図は従来装置の正断面図で
ある。 1……カムリング 2……プレッシャーリテーナー 3,22……フランジ 4……カバー、5……ボルト 6,21……オイルタンク 6a……環状凹部 7,23……油室 8,26……ストッパー、9……スプリング 10……前輪駆動軸、11……後輪駆動軸 24……ダイヤフラム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪駆動軸と後輪駆動軸の回転差により駆
    動される差動ポンプと、前記差動ポンプの外周に液密状
    且つ軸方向移動可能に配設されるとともに、内部に前記
    差動ポンプの作動油給排口が開口され作動油が封入され
    たオイルタンクと、前記オイルタンクを軸方向一方へ付
    勢する付勢手段とを具備し、作動油の油温変化に基く体
    積変化に連動して前記オイルタンクが前記差動ポンプに
    対して軸方向に移動する構成としたことを特徴とする4
    輪駆動用駆動連結装置に於けるオイル密封式差動ポン
    プ。
JP1987104555U 1987-07-09 1987-07-09 4輪駆動用駆動連結装置に於けるオイル密封式差動ポンプ Expired - Lifetime JPH0649943Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987104555U JPH0649943Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09 4輪駆動用駆動連結装置に於けるオイル密封式差動ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987104555U JPH0649943Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09 4輪駆動用駆動連結装置に於けるオイル密封式差動ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6415859U JPS6415859U (ja) 1989-01-26
JPH0649943Y2 true JPH0649943Y2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=31336381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987104555U Expired - Lifetime JPH0649943Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09 4輪駆動用駆動連結装置に於けるオイル密封式差動ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0649943Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2552122Y2 (ja) * 1991-03-07 1997-10-27 ヤンマー農機株式会社 コンバイン
JP2570180Y2 (ja) * 1992-03-06 1998-05-06 株式会社フジユニバンス 油圧式動力伝達継手

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213544A (ja) * 1986-06-05 1987-01-22 Minoru Hiromasa プリント基板廃材から銅成分を回収すると共にポリ塩化アルミニウムを製造する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6415859U (ja) 1989-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3643156B2 (ja) 潤滑油ポンプ
JP2001173415A (ja) 内燃機関のガス交換弁の制御時間の変化のための装置
JPH0649943Y2 (ja) 4輪駆動用駆動連結装置に於けるオイル密封式差動ポンプ
CN105987174A (zh) 轴密封系统
JP4119215B2 (ja) オイルの受け渡し構造
EP3353450B1 (fr) Ensemble de transmission de couple destine a équiper une transmission d'un véhicule automobile
JP2504322Y2 (ja) 4輪駆動用駆動連結装置
GB2272742A (en) A compact hydraulic clutch slave cylinder with release bearing
US4382756A (en) Bearing and seal assembly for a hydraulic pump
US3781147A (en) Sealing device for a rotary internal combustion engine
JP3693469B2 (ja) ベーン式バキュームポンプ
JP2001165283A (ja) 動力伝達装置のブリーザ構造
HU190492B (en) Oil pump for pressure lubricating four-stroke internal combustion engines
JPS6316836Y2 (ja)
JPH0632766U (ja) 油圧式動力伝達継手
JPH0440186U (ja)
JPS6136793Y2 (ja)
JPH01289724A (ja) ハブクラッチ
JPS6145283Y2 (ja)
JP2834375B2 (ja) 過給機の軸封装置
JPH063201Y2 (ja) ディファレンシャルキャリアからの油漏れ防止構造
JPS5922310Y2 (ja) パワ−ステアリング用油圧ポンプ
JPH0747621Y2 (ja) 油圧クラッチ装置
JPS6212131Y2 (ja)
JPH0222502Y2 (ja)