JPH0649941A - 建物用小屋組の構築方法および屋根パネル - Google Patents

建物用小屋組の構築方法および屋根パネル

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JPH0649941A
JPH0649941A JP4202704A JP20270492A JPH0649941A JP H0649941 A JPH0649941 A JP H0649941A JP 4202704 A JP4202704 A JP 4202704A JP 20270492 A JP20270492 A JP 20270492A JP H0649941 A JPH0649941 A JP H0649941A
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Yasuo Nakahara
靖雄 中原
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Mitsuwa Co Ltd
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Mitsuwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】十分な強度を有する小屋組みの形成を簡単かつ
迅速に構築することができる建物用小屋組の構築方法お
よび屋根パネルを提供する。 【構成】屋根を受けるために梁1、束2,3、棟木4や
母屋5等を連結して所定の骨組みを形成する小屋組Aに
おいて、前記複数の束2,3の上部に取り付けた棟木4
や母屋5上に、芯材10を挟んでその両側に略同寸法の
表面材11,12を添着した屋根パネル6を載置する。 【効果】工期が大幅に短縮できると共に、低コストによ
る施工が可能となり、熟練技術者によらない一般の作業
者でも十分に高精度の施工が行なえて、特に、小屋組の
構築には、芯材の両側に表面材を添着した屋根パネルを
用いるものであるから、簡単な構成であっても基準を上
回る耐震壁が形成され、合わせて断熱効果や防音効果に
優れたものが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造建築業界等におい
て用いる建物用小屋組の構築方法および屋根パネルに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建築業界において、例えば、
和式の小屋組の形成にあっては、図7に示すように、小
屋梁30の上に適当な間隔に真束31や小屋束32を立て、そ
の頂点にそれぞれ棟木33や母屋34を乗せ、この棟木33や
母屋34をたる木35によりつないだ後、所定の屋根葺き、
例えば、たる木35の上に木舞を組むかまたは野地板36を
張り、これに葺き材料を置いて屋根を完成させていた。
【0003】しかしながら、この作業は手数が掛かって
面倒な上、その分工期が長くなり、しかも、熟練した技
術者によるところが多いので、施工コストが高謄するば
かりか、これに従事する技術者も近年急激に減少してい
るためその人材確保が困難である。
【0004】また、前記した小屋組は屋根の自重やこれ
に掛かる積雪,風圧などの荷重を支えて安全に軸組みに
伝えなければならないため、この小屋組に対する強度要
求が高く、したがって、梁,束,棟木,母屋等の材質選
定やその太さの大きいものの使用が必要となって、工費
を圧迫する。等の様々な問題点を有するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した問題
点を解決するためになされたもので、屋根を受けるため
に梁,束,棟木,母屋等を連結して所定の骨組みを形成
する小屋組において、前記複数の束の上部に取り付けた
棟木,母屋上に、芯材を挟んでその両側に略同寸法の表
面材を添着した屋根パネルを載置することにより、十分
な強度を有する小屋組みの形成を簡単かつ迅速に構築す
ることができる建物用小屋組の構築方法および屋根パネ
ルを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、屋根を受けるために梁,束,棟
木や母屋等を連結して所定の骨組みを形成する小屋組に
おいて、前記複数の束の上部にそれぞれ棟木や母屋を取
り付け、この棟木,母屋上に、中間部に平板状の芯材を
挟んでその両側に略同寸法の表面材を添着してなる屋根
パネルを載置した、建物用小屋組の構築方法にある。
【0007】また、屋根パネルの棟木や母屋上への載置
にあっては、該屋根パネルに設けた切欠を係合させるこ
ともある。
【0008】更に、屋根を受けるために梁,束,棟木や
母屋等を連結して所定の骨組みを形成し、前記複数の束
に取り付けた棟木や母屋の上部へ載置して小屋組を構築
する屋根パネルにおいて、中間部の平板状芯材と、該芯
材を挟んでその両側に添着した略同寸法の表面材と、を
備えさせた屋根パネルの構成にある。
【0009】そして、前記した屋根パネルは、前記棟木
や母屋への載置対応部に該母屋の外形状に合致して係合
する切欠を設けた構成にある。
【0010】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。
【0011】梁上へ所定間隔で束を立て並べ、この束の
上端部に棟木や母屋をそれぞれ乗せるとその骨組みが形
成される。
【0012】そして、この棟木や母屋上へ、あらかじ
め、中間部に平板状の芯材を挟んでその両側に略同寸法
の表面材を添着して成形させた屋根パネルを載置すると
小屋組が構築される。
【0013】また、屋根パネルに、その前記棟木や母屋
への載置対応部に該棟木や母屋の外形状に合致して係合
する切欠を設けておけば、屋根パネルの取り付け位置決
めが容易かつ正確に行なえると共に、取り付けが簡単と
なる。
【0014】
【実施例】次に、本発明に関する建物用小屋組の構築方
法および屋根パネルの一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0015】図1においてAは、建物の木造軸組工法に
おいて屋根を受けるために骨組みされる小屋組で、小屋
梁1と、棟束(真束)2や小屋束3と、棟木4や母屋5
と、屋根パネル6とにより基本的に構成される。
【0016】そして、この小屋組Aは、柱7,7の上部
に取り付けた軒桁8,8に前記小屋梁1を掛け渡し、こ
の小屋梁1上の棟の真下に位置する箇所に棟束2を立設
し、この棟束2の両側に所定間隔で小屋束3,3…を立
てる。
【0017】更に、前記棟束2の上端部には棟木4を取
り付け、また、前記小屋束3,3…の上端には前記棟木
4と略同長の母屋5,5…をそれぞれ取り付けてあっ
て、棟木4を頂点として三角形状に骨組みが形成される
ようにしてあるもので、この棟木4と母屋5,5…との
上部に前記屋根パネル6を所定枚数突き合わせて載置す
る。
【0018】そして、この屋根パネル6は、図2に示す
ように、芯材10とその両側に設けた表面材11, 12とより
なり、形成する屋根の形状に合わせた平板の方形状に形
成してあって、防火性,吸音性,耐水性,断熱性あるい
は耐破壊力性等の必要の機能を具備したものであり、こ
のうち、芯材10は、ポリウレタン,ポリスチレン等の原
料を用いて発泡成型により50〜120mm 厚で、横・縦が90
0 ×1200mm,1800×1800mmや2400×3600mm,2400×1200
0mm 等のように成形される。
【0019】また、表面材11, 12は、前記芯材10と略同
形状の方形状に形成されたものを用いるもので、単板や
合板の7.5 〜25mm厚のものが採用されるものであるが、
上側に位置する表面材11は、その厚みを大きくすること
により屋根パネル6としての耐力が向上して好ましいも
のであり、しかも、この表面材11により従来施工してい
た野地板を支承するたる木や屋根葺き用の下地である野
地板の張設が不要となるものである。
【0020】そして、これら材10, 11, 12による屋根パ
ネル6の成形にあっては、中間部に芯材10を挟んでその
両側に表面材11, 12を添着するもので、例えば、大きな
一枚パネルに成形したものを工場において希望寸法に裁
断するものであり、更に、図示してないが、前記寸法に
見合う成形型内に表面材11, 12を芯材10厚の間隔空間を
設けて多数収納し、その間隔空間へ前記成型原料を充填
して発泡させれば、芯材10が成形されると共に、この芯
材10と表面材11, 12とが密着して堅牢で一体的となるも
ので、他の成型法を用い得ることはもちろんであ。
【0021】また、この屋根パネル6には、図2および
図4に示すように、前記棟木4や母屋5,5…への載置
対応部に、この棟木4や母屋5,5…の外形状に合致し
て係合する切欠14を設けることもあるもので、図2およ
び図4(a) に示すように、芯材10と、載置したとき下側
に位置する表面材12とに、表面材11に達するまたはその
近傍まで切り込みを入れた切欠14か、あるいは、図4
(b) に示すように、芯材10と、載置したとき下側に位置
する表面材12とに、芯材10の中間部まで切り込みを入れ
た切欠14を形成するものであって、いずれの場合にあっ
ても、材料の切り出し時に工場において加工されるもの
である。
【0022】この屋根パネル6による小屋組Aの構築に
おいては、図1に示し前記したように、柱7,7の上部
に取り付けた軒桁8,8に前記小屋梁1を掛け渡し、こ
の小屋梁1上の棟の真下に位置する箇所に棟束2を立設
し、この棟束2の両側に所定間隔で小屋束3,3…を立
てると共に、これら束2,3を貫9により連結して固定
させる。
【0023】そして、これら束2,3の上部に棟木4と
母屋5をそれぞれ取り付けて三角形状に骨組みを形成さ
せる。
【0024】更に、これら棟木4と母屋5,5…とに、
図3に示す第一実施例の場合は、屋根パネル6における
表面材12面を当接させ、釘,スクリューネール,ビス等
の止着部材15により固定すると共に、連結金物16により
棟木4あるいは母屋5,5…と該壁パネル6の側部とを
結合すれば、簡単に取り付けられるものでたる木や野地
板の取り付けが全く不要となるものである。
【0025】なお、この例の場合は、棟木4と母屋5,
5…とにおいて、屋根パネル6との当接部に少し面取り
または切り込みを施すことにより、この屋根パネル6の
載置の安定性が向上する。
【0026】また、こうして取り付けられた屋根パネル
6の横方向の接続は、図5に示すように、順次、その端
面を突き合わせて張設していくものであるが、その端面
の接合状態は、例えば、図6(a) に示すように、表面材
11に施した(表面材11, 12の両方でも可)さね継ぎ17
か、図6(b) に示すように、表面材11に施した(表面材
11, 12の両方でも可)相欠き継ぎ17等の慣用な継手加工
を施したものを採用するもので、更に、図6(c) に示す
ように、屋根パネル6における芯材10をそれぞれ対応的
に凹凸17に形成して、これらの嵌合によることもあるも
のであって、いずれの場合でも、上下方向のズレや妄動
が防止され張設された全体面が均一な平旦面に形成され
る。
【0027】また、図4に示す第二実施例の場合は、屋
根パネル6における表面材12面を下方へ向けて、その切
欠14を棟木4と母屋5,5…とに係合させ、釘,スクリ
ューネール,ビス等の止着部材15により固定すると共
に、連結金物16により棟木4あるいは母屋5,5…と該
壁パネル6の側部とを結合すれば、屋根パネル6の位置
決めが簡単になされ迅速に取り付けられるもので、たる
木や野地板の取り付けが全く不要となるものである。
【0028】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、軸組
み後の小屋組の構築作業にあって、棟木や母屋とへ係合
あるいはその切欠を嵌め込むだけの簡単な作業により、
容易に形成されるものであるから、工期が大幅に短縮で
きると共に、低コストによる施工が可能となる。
【0029】また、熟練技術者によらない一般の作業者
の構築でも十分に高精度の施工が行なえて安定的な工務
管理が行なえる。
【0030】特に、小屋組の構築には、芯材の両側に表
面材を添着した屋根パネルを用いるものであるから、簡
単な構成であっても基準を上回る耐力屋根が形成され、
合わせて断熱効果や防音効果に優れたものが得られる。
等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物用小屋組の構築方法の一実施例を
示す正面図である。
【図2】図1における小屋組構築に用いる屋根パネルを
示す一部を破断した斜視図である。
【図3】図1における屋根パネルの取付状態の一部を示
す正面図である。
【図4】図3における屋根パネルの取付状態の他の各例
を示す正面図である。
【図5】図3における平面図である。
【図6】図1における屋根パネルの接合の各例を示す説
明図である。
【図7】従来の小屋組みの構築状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 梁 2,3 束 A 小屋組 4 棟木 5 母屋 6 屋根パネル 10 芯材 11, 12 表面材 14 切欠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根を受けるために梁,束,棟木,母屋
    等を連結して所定の骨組みを形成する小屋組において、
    前記複数の束の上部にそれぞれ棟木や母屋を取り付け、
    この棟木,母屋上に、中間部に平板状の芯材を挟んでそ
    の両側に略同寸法の表面材を添着してなる屋根パネルを
    載置したことを特徴とする建物用小屋組の構築方法。
  2. 【請求項2】 屋根を受けるために梁,束,棟木,母屋
    等を連結して所定の骨組みを形成する小屋組において、
    前記複数の束の上部にそれぞれ棟木や母屋を取り付け、
    この棟木,母屋上に、中間部に平板状の芯材を挟んでそ
    の両側に略同寸法の表面材を添着してなる屋根パネルを
    載置し、前記母屋の対応部に設けた屋根パネルの切欠を
    係合させたことを特徴とする建物用小屋組の構築方法。
  3. 【請求項3】 屋根を受けるために梁,束,棟木,母屋
    等を連結して所定の骨組みを形成し、前記複数の束に取
    り付けた棟木や母屋の上部へ載置して小屋組を構築する
    屋根パネルにおいて、中間部の平板状芯材と、該芯材を
    挟んでその両側に添着した略同寸法の表面材とを備えさ
    せたことを特徴とする屋根パネル。
  4. 【請求項4】 前記した屋根パネルは、前記棟木や母屋
    への載置対応部に該棟木や母屋の外形状に合致して係合
    する切欠を設けたことを特徴とする請求項3記載の屋根
    パネル。
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