JPH0649850U - トランスミッション - Google Patents
トランスミッションInfo
- Publication number
- JPH0649850U JPH0649850U JP6854491U JP6854491U JPH0649850U JP H0649850 U JPH0649850 U JP H0649850U JP 6854491 U JP6854491 U JP 6854491U JP 6854491 U JP6854491 U JP 6854491U JP H0649850 U JPH0649850 U JP H0649850U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- transmission case
- rib
- transmission
- synchro mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トランスミッションケース内に配置されるシ
ンクロ機構に充分オイルを供給し、シンクロ機構の耐焼
付性を向上させる。 【構成】 トランスミッションケース12の内側面12
aに、リブ24を取付ける。リブ24は、シンクロ機構
16の中心とほぼ同じ高さに取付ける。リブ24の下面
は、スロープ24aを形成している。カウンタギヤ14
によりオイル溜り18から跳ね上げられたオイルは、リ
ブ24のスロープ24aに沿って、シンクロ機構16に
向けて流れを変え、シンクロ機構に勢いよく降りかか
る。
ンクロ機構に充分オイルを供給し、シンクロ機構の耐焼
付性を向上させる。 【構成】 トランスミッションケース12の内側面12
aに、リブ24を取付ける。リブ24は、シンクロ機構
16の中心とほぼ同じ高さに取付ける。リブ24の下面
は、スロープ24aを形成している。カウンタギヤ14
によりオイル溜り18から跳ね上げられたオイルは、リ
ブ24のスロープ24aに沿って、シンクロ機構16に
向けて流れを変え、シンクロ機構に勢いよく降りかか
る。
Description
【0001】
本考案は、トランスミッションケース内のオイル溜りからカウンタギヤによっ てすくい上げられたオイルによってトランスミッションケース内を潤滑するトラ ンスミッションの改良に関するものである。
【0002】
一般に、自動車などのトランスミッションには、焼付け防止のため、オイルが 使用されるが、従来は、トランスミッションケースの下方に溜ったオイル溜りか ら、カウンタギヤによりオイルをすくい上げ、トランスミッションケースの側面 に沿って上方に跳ね上げた後、自然にトランスミッションケース内に振り撒くこ とにより、シンクロ機構などを潤滑させていた。
【0003】
この従来技術のトランスミッションでは、自然に撒き散らされたオイルのうち 、シンクロ機構に降りかかったオイルのみが、シンクロ機構を潤滑させる役割を 果たしていたが、シンクロ機構は、トランスミッションの中では比較的薄く、ま た奥まった箇所に設置されているため、充分にオイルが降り注がれない欠点があ った。
【0004】 本考案の目的は、上記の欠点を回避し、トランスミッション内部のシンクロ機 構に、充分にオイルを行き渡らせ、シンクロ機構の耐焼付性を向上させることが できるトランスミッションを提供することにある。
【0005】
本考案は、上記の課題を解決するために、トランスミッションケ−スと、この トランスミッションケ−ス内に配置されオイル溜りからオイルをすくい上げるカ ウンタギヤと、トランスミッションケ−ス内に配置され、すくい上げられたオイ ルによって潤滑されるシンクロ機構とを備えたトランスミッションにおいて、こ のシンクロ機構に対応してトランスミッションケースの内側面に内側に突出した リブを有することを特徴とする。
【0006】
このように構成すると、カウンタギヤによってオイル溜りからトランスミッシ ョンケースの内側面に沿って跳ね上げられたオイルは、シンクロ機構に対応して 設けられたリブに当たって流れの向きを変え、シンクロ機構に勢いよく降りかか るため、シンクロ機構へオイルを充分に供給することができる。
【0007】
本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、図1は本考案のトランス ミッション10を示し、このトランスミッション10は、トランスミッションケ −ス12と、このトランスミッションケ−ス12内に配置されるカウンタギヤ1 4及びシンクロ機構16とを備えている。また、トランスミッションケース12 内には、図1に示すように、オイルが注入され、このオイルは、トランスミッシ ョンケース12の下方に溜って、オイル溜り18を形成している。
【0008】 カウンタギヤ14は、図1に示すように、インプットシャフト15から伝わる 動力によって回転する。カウンタギヤ14は、その下方の端部がオイル溜り18 に浸っており、回転する際に、オイル溜り18からオイルを上方へすくい上げる 。このようにして、すくい上げられたオイルは、トランスミッションケース12 の内側面12aに沿って、上方へ跳ね上げられる(図1矢印参照)。
【0009】 シンクロ機構16は、図1及び図3に示すように、図示の実施例では、アウト プットシャフト20に取付けられているシンクロリング22を備え、このシンク ロ機構16は、図示しない他の変速ギヤと同様に、上方へ跳ね上げられた後自然 に落下してくるオイルによって潤滑される。
【0010】 トランスミッションケース12の内側面12aには、図1及び図2に示すよう に、内側に突出したリブ24が設けられている。このリブ24は、図1に示すよ うに、シンクロ機構16に対応して、特に、シンクロリング22の中心とほぼ同 じ高さに、溶接などの適宜の固着手段により取付けられる。また、このリブ24 は、図1及び図2に示すように、トランスミッションケース12の長手方向に延 びるほぼ帯状の形状を有しており、特に、リブ24の下面は、図1及び図3に示 すように、滑らかなスロープ24aを形成している。従って、トランスミッショ ンケース12の内側面12aに沿って跳ね上げられたオイルは、図1の矢印に示 すように、このリブ24の下方に当たると、スロープ24aに沿って横方向に流 れを変え、リブ24と同じ高さに配置されているシンクロ機構16に勢いよく降 りかかる。
【0011】 次に、本考案のトランスミッション10の使用状態を説明すると、インプット シャフト15からカウンタギヤ14に動力が伝わり、カウンタギヤ14が回転す ると、カウンタギヤ14の端部が浸っているオイル溜り18からオイルがすくい 上げられ、トランスミッションケース12の内側面12aに沿って上方へ跳ね上 げられる。跳ね上げられたオイルのうち、リブ24のスロープ24aに当たった オイルは、スロープ24aに沿って流れの方向を変え、シンクロ機構16に勢い よく降りかかる(図1矢印参照)。従って、シンクロ機構16が充分潤滑され、 シンクロ機構16の耐焼付性が向上する。
【0012】 なお、図示の実施例では、リブ24を別体として形成した後、溶接などにより トランスミッションケース12の内側面12aに取付けたが、鋳鉄によりトラン スミッションケース12と一体物としてリブ24を形成してもよい。また、図示 の実施例では、リブ24をトランスミッションケース12の側面に1つだけ設け たが、シンクロ機構16の数に応じて、適宜個数を調整してもよい。
【0013】
本考案によれば、上記のように、トランスミッションケースの内側面に、シン クロ機構に対応してリブを設けたので、上方に跳ね上げられたオイルが、このリ ブに沿ってシンクロ機構に向けて流れを変えるため、シンクロ機構が充分潤滑さ れ、シンクロ機構の対焼付性が向上する実益がある。
【図1】本考案のトランスミッションの断面図である。
【図2】本考案に用いられるトランスミッションケース
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】本考案に用いられるリブの拡大断面図である。
10 トランスミッション 12 トランスミッションケース 14 カウンタギヤ 16 シンクロ機構 18 オイル溜り 24 リブ
Claims (1)
- 【請求項1】 トランスミッションケ−スと、前記トラ
ンスミッションケ−ス内に配置されオイル溜りからオイ
ルをすくい上げるカウンタギヤと、前記トランスミッシ
ョンケ−ス内に配置され前記すくい上げられたオイルに
よって潤滑されるシンクロ機構とを備えたトランスミッ
ションにおいて、前記シンクロ機構に対応して前記トラ
ンスミッションケースの内側面に内側に突出したリブを
有することを特徴とするトランスミッション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6854491U JPH0649850U (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | トランスミッション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6854491U JPH0649850U (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | トランスミッション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649850U true JPH0649850U (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=13376808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6854491U Pending JPH0649850U (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | トランスミッション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649850U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002168327A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Isuzu Motors Ltd | 変速機の潤滑構造 |
JP2012082967A (ja) * | 2012-01-30 | 2012-04-26 | Aichi Machine Industry Co Ltd | 変速機 |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP6854491U patent/JPH0649850U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002168327A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Isuzu Motors Ltd | 変速機の潤滑構造 |
JP2012082967A (ja) * | 2012-01-30 | 2012-04-26 | Aichi Machine Industry Co Ltd | 変速機 |
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