JPH064983A - 光学的情報再生装置及び光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報再生装置及び光学的情報記録再生装置

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JPH064983A
JPH064983A JP18473792A JP18473792A JPH064983A JP H064983 A JPH064983 A JP H064983A JP 18473792 A JP18473792 A JP 18473792A JP 18473792 A JP18473792 A JP 18473792A JP H064983 A JPH064983 A JP H064983A
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Shinichi Ota
信一 太田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体の領域のうち特定領域の情報のみを
固体撮像素子を用いて再生する構成とすることにより、
記録媒体や光学系などの移動のためのスペースを不要と
し、装置の構成の簡単化及び小型化を図る。 【構成】 光学的情報記録媒体の再生領域を所定領域に
位置決めするための位置決め手段と、この記録媒体の記
録面に光を照射するための照明手段と、前記記録媒体の
記録面からの反射光を受光して前記再生領域内の一部の
領域の記録情報のみを読み取るための固体撮像素子と、
この撮像素子の画素信号から記録情報を再生するための
再生手段とを設ける。また、以上の手段に加えて、光学
的情報記録媒体に情報を予め決められた情報分野別にそ
れぞれ異なる領域に記録するための記録手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カードなどの光学的
情報記録媒体の情報を再生する光学的情報再生装置及び
記録と再生を行う光学的情報記録再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は一般に情報記録媒体として使用さ
れる光カードの記録面を模式的に示した図である。図7
において、Cは光カードで、その情報記録面にはLF方
向に複数の情報トラックTaが平行に配列され、ここで
は図面の下から順に,Ta1 ,Ta2 ,Ta3 と配列さ
れている。各情報トラックTaの間には、図8に示すよ
うにトラッキングトラックTbが設けられている。この
トラッキングトラックTbは、情報記録再生時に光ビー
ムスポットを走査するときに所定の情報トラックから光
ビームスポットが逸脱しないように制御するオートトラ
ッキング(以下ATと略す)のためのガイドとして使用
される。もちろん、情報は各トラッキングトラックTb
1 ,Tb2 ,Tb3 の間に記録される。一方、光カード
Cの各情報トラックTaには、図7に示すようにTN
1 ,TN2 の領域に各情報トラックTaの位置を示すト
ラック番号が付加されている。TN1 ,TN2 は片方だ
けでも良いが、光カードCのどちら側から光ビームスポ
ットが走査しても最初にそのトラックのトラック番号が
解るように、情報記録領域の両側に付加するのが良い。
従って、TN1 ,TN2 には同じ番号が記録されてい
る。
【0003】また、情報トラックTaに情報を記録する
場合に、S8に示すように1つのトラックに1つの情報
ファイルだけを記録しても良いが、記録する情報ファイ
ルの情報量が少い場合は、1つのトラックを複数のセク
タに分割して記録する方が効率が良い。S9,S10は
1つの情報トラックTaを2つのセクタに分割して記録
した例である。なお、1つの情報トラックをいくつのセ
クタに分割しても良いが、各セクタの記録情報量の最小
が32バイトか16バイト程度にするのが一般的であ
る。更に、図7のS9,S10の上方は未記録領域であ
る。
【0004】また、情報ファイルを記録した時に、その
情報ファイルの管理情報を表わすディレクトリファイル
を同時に記録しておくのが一般的である。こうしたディ
レクトリによるファイル管理法としては、まずディレク
トリファイルを記録する領域はソフトウェアで前もって
決めておき、情報ファイルを再生する時にディレクトリ
ファイルを再生して内容を判読し、その管理情報によっ
て目的の情報ファイルの記録位置を見付けてから目的の
情報ファイルの再生を行うものである。
【0005】次に、以上のような光カードに情報を記
録、再生する情報記録再生装置について説明する。ま
ず、光ビームスポットの走査方法としては、一般に光カ
ードを往復動させる方式がとられている。この方式に
は、光カードを単独で移動させる方式や、光カードをキ
ャリヤに装填して、キャリヤと共に移動させる方式があ
る。図9は情報記録再生装置の中の光ヘッド部分を示し
た斜視図で、50は記録再生用光源として設けられたレ
ーザダイオードである。レーザダイオード50から射出
された光ビームは発散光束であるため、まずコリメータ
レンズ51で平行光束に修正される。そして、光ビーム
整形プリズム52により所定の光強度分布に整形された
上で、回折格子53に入射される。ここでは、回折格子
53で分割された3つの光ビーム(0次回折光、±1次
回折光)がビームスプリッタ54に入射される。この入
射光はビームスプリッタ54を透過直進すると共に、反
射プリズム55により反射され、更に対物レンズ56に
よって集束することで、光カードC上に3つの微小光ス
ポットSp1 (+1次回折光に対応)、Sp2 (0次回
折光に対応)、Sp3 (−1次回折光に対応)が形成さ
れる。光ビームスポットSp1 ,Sp3 は隣接するトラ
ッキングトラッキング上に位置し、光ビームスポットS
2 はこの間の情報トラック上に位置している。こうし
て光カードC上に照射された光ビームスポットは媒体面
で反射され、再び対物レンズ56を通って平行光束に変
換される。そして、この平行光束は反射プリズム55及
びビームスプリッタ54で集束レンズ系57に導かれ、
ここで集束されて各光検出器33a,33b,33cに
入射される。光検出器33a,33b,33cの検出信
号は後述するAT/AF制御回路に送られ、ここでAT
情報を解析することで常に光スポットSp2 が情報トラ
ックTa上を走査するようにトラッキング制御が行われ
る。
【0006】このトラッキング制御においては、記録媒
体上の情報トラックの方向と記憶媒体および光ヘッドの
移動方向とが精度よく一致していないと、光ビームスポ
ットの走査中に、その軌跡が必ずしも情報トラックと平
行にならないことがある。この現像は、一般に「スキュ
ー(SKEW)がある」と表現されるが、このときAT
サーボが動作していると、情報トラックTaに沿ってア
クチュエータ8の内部で対物レンズ56がY方向に移動
されるが、アクチュエータ8の構造上その移動範囲は±
数百μmに限られる。ATサーボが動作している時、対
物レンズ56の位置が中心から離れ過ぎるとトラッキン
グ誤差が大きくなってしまうから、対物レンズ56の移
動はY方向の可能範囲のうち、中心近傍の±100μm
程度で行なうのがよい。そこで、スキューによって対物
レンズ56の位置が中心から更に離れようとしたとき
は、対物レンズ56を移動させる代りに対物レンズ56
を保持しているアクチュエータ8をY方向に移動させる
ことでトラッキングを続けるとよい。
【0007】図10は従来例の光カード情報記録再生装
置を示した図である。この例では、光カード情報記録再
生装置30は上位制御装置であるところのホストコンピ
ュータ43に接続され、ホストコンピュータ43の指示
に基づいて情報の記録再生が行われる。光カード情報記
録再生装置30内には駆動モータ31が設けられ、光カ
ードCの導入やR方向の往復動作、あるいは記録/再生
の終了後の装置外への排出が行われる。光カードC上面
には、図9で示した光学系(ここでは光ビーム照射光学
系32という)が設けられ、情報の記録時や再生時には
この光ビーム照射光学系32から光ビームスポットが照
射される。光ビームスポットは図9で説明したように、
3つの光ビームスポットSp1 〜Sp3 が照射され、そ
の反射光は光検出器33a〜33cでそれぞれ受光され
る。AFアクチュエータ34は、光ビーム照射光学系3
2の一部を駆動して光カードC面上の光スポットのピン
ト位置をZ方向に移動してAFを行うためのアクチュエ
ータ、ATアクチュエータ35は、光ビーム照射光学系
32の一部を駆動して、光カードC面上の光ビームスポ
ットをY方向に移動させATを行うためのアクチュエー
タである。また、駆動モータ37はこれらの光ビーム照
射光学系32やアクチュエータなどを一体化して構成さ
れた光ヘッド36をY方向に移動させて、シーク時間内
に光ビームスポットを光カードC上の所望トラックへア
クセスさせるのに使用される。これらの駆動モータ3
1、37は光ヘッド制御回路38により制御される。
【0008】光検出器33a〜33cの出力は、AT/
AF制御回路39に入力され、制御回路39ではそれら
の出力信号に基づいてAFアクチュエータ34およびA
Tアクチュエータ35を制御してAF,ATを行う。ま
た、光検出器33a〜33cの出力は、変復調回路40
へも入力され、読取り情報の復調が行われる。更に、変
復調回路40では光ヘッド制御回路38から送られてく
る情報信号を変調し、この変調信号に従って光ビーム照
射光学系32が駆動され、情報が記録される。41は光
カード情報記録再生装置30の主制御装置で、インター
フェース42を介して外部のホストコンピュータ43に
接続されている。ホストコンピュータ43は光カードC
に情報を記録したい場合は、インターフェース42を介
して情報ファイルを送り記録命令を発行する。また、光
カードCの情報を再生したい場合は、インターフェース
42を介して再生命令を発行し、再生した情報ファイル
を受けとる。この場合に、情報ファイルの管理情報を表
わすディレクトリファイルを利用するのが一般的である
ことは前述した通りである。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、上記従
来の情報記録再生装置では、光カードを往復移動させる
ことで光ビームを情報トラック上に走査するのである
が、光カードは一般的にはクレジットカードと同じサイ
ズで、トラック方向の長さは85.6mmである。これ
をトラック方向に移動させると、単純に約2倍程度のス
ペースが必要になる。また、光カードを前述したキャリ
ヤに装填してキャリヤと共に移動させると、その分必要
スペースが増加し、さらに前述したように光カードをキ
ャリヤに導入する機構が必要なため、装置内の光カード
のために要する長さは250〜300mm程度となって
しまう。更に、光カードのトラックと直角方向にもキャ
リヤのスペース及びキャリヤの移動機構のためのスペー
スが必要であるばかりでなく、前述したように光ヘッド
のY方向の移動機構が必要なため、それに応じた大きな
スペースが必要となる。このように従来にあっては、光
カードを移動し、光ヘッドを移動する方式では、記録再
生装置を小型化するのは限界があった。
【0010】また、記録は行なわずに光カード全域の再
生のみを行う再生装置を考えた場合CCD光センサなど
を用いて記録ピットを読み取ることも考えられる。とこ
ろが一般的には最小記録ピットの大きさは約3μm、ト
ラックピッチは12μm、トラック本数は2500本あ
り、記録ピットの位置または大きさを測定するために
は、1つの記録ピットに3〜4画素程度必要である。従
って、トラックと直角方向全体に必要な画素数は3万か
ら4万となってしまい、またトラック方向に必要な画素
数はさらに多くなってしまう。例えば、4万画素のCC
D光センサアレイを作ったとしてもトラックと直角方向
に約30mmの範囲の記録ピットをCCD光センサアレ
イ上に拡大投影しなければならず、光学収差を考慮する
と、情報を正確に再生することはほとんど不可能と言え
る。従って、CCD光センサアレイを使っても、光カー
ド上を相対的にXY2次元移動する機構が必要となって
しまい、光カード全域を単に再生のみを行う再生装置の
小型化も困難であった。
【0011】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、記録媒体の再生領域のうち特定領
域の情報のみをCCD光センサアレイといった固体撮像
素子を用いて再生することにより、記録媒体や光学系な
どの移動のためのスペースを不要とし、装置の構成の簡
単化及び小型化を図るようにした光学的情報再生装置及
び光学的情報記録再生装置を提供することを目的とした
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、光学的
情報記録媒体の再生領域を所定領域に位置決めするため
の位置決め手段と、この情報記録媒体の記録面に光を照
射するための照明手段と、前記記録媒体の記録面からの
反射光を受光して前記再生領域内の一部の領域の記録情
報のみを読み取るための固体撮像素子と、この撮像素子
の画素信号から記録情報を再生するための再生手段とを
有することを特徴とする光学的情報再生装置によって達
成される。
【0013】また、本発明の目的は光学的情報記録媒体
に情報を予め決められた情報分野別にそれぞれ異なる領
域に記録するための手段と、前記記録媒体の再生領域を
所定領域に位置決めするための位置決め手段と、この記
録媒体の記録面に光を照射するための手段及び前記記録
媒体の記録面からの反射光を受光して前記再生領域内の
特定の領域の記録情報のみを読み取るための固体撮像素
子及びこの撮像素子の画素信号から記録情報を再生する
ための手段からなる再生手段とを有することを特徴とす
る光学的情報記録再生装置によって達成される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明の光学的情報再生装
置の一実施例を示したブロック図である。図1におい
て、2は上位制御装置であるホストコンピュータ1に接
続された光学的情報再生装置であり、ホストコンピュー
タ1の指示に基づいて光カードCの情報を再生する。C
は情報記録媒体である光カードで、位置決め部材3にバ
ネ4のバネ圧力により押圧され、このバネ4と位置決め
部材3を用いた構造により光カードCの再生領域の位置
決めがなされている。位置決め部材3は図面上上下方向
に移動でき、これによって光カードCの固定位置も上下
方向に移動できるようになっている。5は光カードCの
記録面に光を照射するための照明装置、6はレンズ、7
はCCD2次元光センサアレイである。照明装置5から
投光された光は光カードCの記録面で反射し、その反射
光はレンズ6によってCCD2次元光センサアレイ7上
に拡大投影される。なお、照明装置5の光カードCの記
録面における照明範囲は、レンズ6の光軸付近に限定さ
れている。8はCCD2次元光センサアレイ7の各画素
信号を取り込んで2値化及び復調処理を行い、光カード
C上の情報ファイルとディレクトリファイルを再生する
ための復調回路、9は図示しないマイクロコンピュータ
のプログラム制御により装置内の各部を制御するための
主制御装置である。また、10は主制御装置9の制御に
基づいて復調回路8で復調された再生データを一時格納
するためのデータメモリ、11はホストコンピュータ1
とのインターフェースをとるためのインターフェースで
ある。
【0015】ここで、光カードCには様々な分野の情報
を記録することが可能で、例えば医療分野の情報として
は血液型や血圧、あるいはX線写真、更には病状によっ
ては心電図や透析情報などを記録することができる。と
ころが、緊急時に必要な情報はその個人によってかなり
限定することができる。また、入退室のセキュリティチ
ェックに必要な個人識別情報も個人管理番号や指紋など
やはり限定することができる。更に、機械のメンテナン
ス情報のうちで、故障時に応急処置に必要な情報も限定
が可能である。このように、1つの光カードに記録され
る様々な情報のうちで、場合場合によって必要な情報は
かなり限定することができる。そこで、本実施例では必
要情報が限定できることに着目して位置決め部材3によ
り光カードCの記録情報のうち所定の必要な情報のみを
再生するように位置決め部材3により光カードCの再生
位置を決めておくものである。
【0016】次に、以上のような考え方に基づいて本実
施例の具体的動作を説明する。まずホストコンピュータ
1から光学的情報再生装置2に再生命令が発行されたも
のとする。再生命令はインターフェース11を介して主
制御装置9へ送られ、主制御装置9ではその再生命令に
基づいて光カードCの情報を再生すべく各部を制御す
る。このとき、光カードCは所定の情報のみを再生すべ
く位置決め部材3によって位置が固定されているので、
照明装置5による光カードCの有効照明範囲もその位置
によって定まり、当然再生領域も光カードCの固定位置
によって決定される。例えば、本実施例では図2に示す
如く破線で囲んだA1の領域を再生するように、光カー
ドCの位置が決められている。領域A1はトラック番号
TN1 とセクタS1を含んだ領域である。従って、この
領域A1からの反射光がレンズ6によってCCD2次元
光センサアレイ7に拡大投影される。CCD2次元光セ
ンサアレイ7の画素信号は復調回路8に送られ、2値化
及び復調処理を行うことで領域A1の情報が再生され
る。再生情報は主制御装置9の制御によりデータメモリ
5に順次格納され、またデータメモリ5に格納された情
報は順次ホストコンピュータ1に転送される。こうして
予め決められた必要情報のみが再生され、全ての情報を
ホストコンピュータ1に転送したところで再生命令に対
する処理を終了する。
【0017】また、図1に示した位置決め部材3は上下
方向に移動できる構造であるため、光カードCの位置を
変えることにより図2に示した光カードCの再生領域を
A1からA2に変えることができる。領域A2はトラッ
ク番号TN1 とセクタS2,S3からなる領域である。
もちろん、再生領域は領域A1とA2にかけてのセクタ
タイプの異なる領域にすることも可能である。また、選
択再生する領域の中にディレクトリファイルを記録して
おけば、必要でない領域まで再生しても必要な情報ファ
イルが解るので、広めに再生してもかまわない。このよ
うに位置決め部材3により光カードCの再生領域を変え
ることによって、1つの光カードで異なる分野の情報を
再生することができる。従って、装置ごとに再生領域を
情報分野に応じて変えておくことにより、例えば前述し
たような血液型や血圧などの医療情報を再生する緊急医
療用再生装置や個人識別情報を再生するセキュリティ用
再生装置としての目的別の使い分けが可能である。ま
た、本実施例では機械的な移動機構が全くなく、またC
CD2次元光センサアレイ7によって情報を読み取るた
めに、光ヘッドのような複雑な光学系が不要となり、装
置の構成の簡単化、小型化及び低コスト化を実現するこ
とができる。なお、図1の実施例では再生領域の選択を
光カードの位置を変えることで実施したが、光カードは
固定したままでレンズ6とCCD2次元光センサアレイ
7の位置を変えてもよい。
【0018】次に、本発明の他の実施例について図3に
より説明する。まず、本実施例では図3(a)に示すよ
うに光カードCの情報を読み取るためのセンサとして、
CCD1次元センサアレイ18が使用されている。この
CCD1次元光センサアレイ18は、光カードCの情報
トラックに対して直交する方向に配置されている。ま
た、19はレンズ、20は光ヘッドである。光ヘツド2
0は照明装置21、ハーフミラー22、レンズ23から
構成され、図示しない移動機構により図中の矢印で示す
方向に走査される。但し、走査方向は一方向のみで、情
報トラックと平行方向への走査はない。更に、光カード
Cは図3(b)に示すように、バネ24と位置決め部材
25によって所定位置に位置決めされている。位置決め
部材25は図面上左右方向に移動して光カードのCの位
置が変えられるように構成されている。なお、図3では
情報読み取り部の構成のみを示しているが、その他の構
成は図1の実施例と同じである。
【0019】本実施例では、ホストコンピュータ1から
再生命令が発行された場合、光ヘッド20が矢印方向に
走査される。この走査により照明装置21のレンズ23
により集束された光が光カードCの記録面に走査され、
また記録面で反射した光はハーフミラー22、レンズ1
9を通って順次CCD1次元光センサアレイ18上に導
かれる。CCD1次元光センサアレイ18の画素信号は
1ライン毎に復調回路に取り込まれ、所定の復調処理を
行うことで情報の再生が行われる。これにより例えば図
4に示すようにトラック番号TN1 、TN2 、セクタS
4〜S7を含む領域A3の記録情報が再生され、ホスト
コンピュータ1に転送される。また、位置決め部材25
により光カードCの位置を変えることによって、図4に
示すトラック番号TN1 ,TN2 ,セクタS8を含む領
域A4を再生して異なる分野の情報を得ることができ
る。なお、トラック番号TN1 とTN2 は一方を読めれ
ばよいので、両方を再生する必要はない。このように本
実施例であっても、図1の実施例と同様に光カードの位
置を変えることで、例えば緊急医療用再生装置やセキュ
リティ用再生装置としての目的別の使い分けが可能であ
る。なお、図3ではCCD1次元光センサアレイを光カ
ードの情報トラックと直交方向に配置したが、情報トラ
ックと平行方向に配置してもよい、また、図2あるいは
図4においてはトラック番号を含んで再生するよう説明
したが、情報ファイル内にファイル識別情報を一緒に記
録しておけば、トラック番号を再生する必要がないばか
りか、ディレクトリファイルを記録再生する必要もな
い。
【0020】図5は情報記録媒体として光ディスクを用
いた情報再生装置の例を示した図である。図5(a)は
その平面図、図5(b)は側面図である。図中28は光
ディスクであり、図示しないスピンドルモータの駆動に
より一定速度で回転する。光ディスク28の上面には、
情報トラックと直交する方向にCCD1次元光センサア
レイ26が設けられている。このCCD1次元光センサ
アレイ26は、図示しない位置決め機構により図面上左
右方向に移動できるように構成されている。また、CC
D1次元光センサアレイ26の下部にはレンズ27が配
設され、更にそのレンズ27の側部には照明装置29が
配設されている。なお、その他の構成は図1の実施例と
同じである。本実施例では、ホストコンピュータ1から
再生命令が発行された場合、光ディスク28が回転した
状態で照明装置29から光ディスク28の記録面に光が
照射される。記録面からの反射光はレンズ27によりC
CD1次元光センサアレイ26上に拡大投影され、光デ
ィスク28の回転に伴いディスク1周分の情報が読み取
られる。即ち、図5(b)に示すように予め決められた
領域A5の情報が読み取られ、復調回路によって再生さ
れる。本実施例においても、CCD1次元光センサアレ
イ26は位置決め機構により移動できるために、情報の
分野に応じて再生領域を変えることにより、図1,図3
の実施例と同様に情報分野の異なる用途別の情報再生装
置として使い分けることができる。
【0021】以上の実施例は情報の再生のみを行った
が、情報の記録を行う場合は、例えば図10に示したよ
うな記録装置を用いることができる。こうした記録装置
で情報を記録する場合は、予め光カードの記録領域を情
報分野別に区分し、それぞれの分野の情報を決められた
領域に記録すればよい。また、この記録機能のほかに図
1,図3,図5に示した情報再生装置を設けることによ
って、所定の情報分野の情報を再生することができる。
図6はこの本発明の光学的情報記録再生装置における情
報記録時の処理の流れを示したフローチャートである。
図6において、まずホストコンピュタ1から情報入力が
あると(ステップ1)、記録命令があるかないかを判別
する(ステップ2)。記録命令がなければ、情報の分野
を指定するための分野情報指定があるかないかを判別す
る(ステップ3)。ここで分野情報指定があれば、光カ
ードの情報分野に対応した領域を指定するための記録領
域指定を行って(ステップ4)、再びステップ2に戻
り、記録命令を待つ。即ち、光カードの記録領域は予め
情報の分野に対応して記録領域が決められており、分野
別情報指定に従って記録領域を指示するものである。そ
して、記録命令があれば指示された領域に情報を記録し
(ステップ5)、またディレクトリを記録(ステップ
6)して処理を終了する。一方、ステップ2で記録命令
があった場合、即ち分野情報指定をせずに記録命令があ
った場合は、予め決められた別の領域に情報及びディレ
クトリを記録して処理を終了する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、次の効果
がある。 (1)情報記録媒体の所定領域の情報のみを再生する構
成とすることにより、記録媒体の移動に要するスペース
がなくなり、装置を大幅に小型化することができる。 (2)記録媒体の情報を固体撮像素子で読み取るため
に、光ヘッドのような複雑な光学系が不要となり、装置
の構成を大幅に簡単化することができる。 (3)記録媒体の再生領域を情報の分野に応じて変える
ことにより、小型であって安価な情報分野に対応した用
途別の情報再生装置を提供することができる。 (4)消費電力を従来に比べて大幅に低減することがで
きる。よって、電池による駆動も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学的情報再生装置の一実施例を示し
たブロック図である。
【図2】図1の実施例で再生される光カードの再生領域
の例を示した図である。
【図3】本発明の光学的情報再生装置の他の実施例を示
した図である。
【図4】図3の実施例で再生される光カードの再生領域
の例を示した図である。
【図5】本発明の光学的情報再生装置の更に他の実施例
を示した図である。
【図6】本発明の光学的情報記録再生装置の情報記録時
の処理の流れを示したフローチャートである。
【図7】一般的な光カードの記録面を示した図である。
【図8】図7の記録面の一部を拡大して示した図であ
る。
【図9】従来例の光学的情報記録再生装置の光学系を示
した斜視図である。
【図10】従来例の光学的情報記録再生装置を示したブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 光学的情報再生装置 3,25 位置決め部材 4,24 バネ 5,21,29 照明装置 7 CCD2次元光センサアレイ 8 復調回路 9 主制御装置 10 データメモリ 18,26 CCD1次元光センサアレイ 28 光ディスク C 光カード

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的情報記録媒体の再生領域を所定領
    域に位置決めするための位置決め手段と、この情報記録
    媒体の記録面に光を照射するための照明手段と、前記記
    録媒体の記録面からの反射光を受光して前記再生領域内
    の一部の領域の記録情報のみを読み取るための固体撮像
    素子と、この撮像素子の画素信号から記録情報を再生す
    るための再生手段とを有することを特徴とする光学的情
    報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記固体撮像素子は2次元の固体撮像素
    子であって、拡大投影された記録媒体からの反射光を受
    光することによって、記録情報を読み取ることを特徴と
    する請求項1の光学的情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記固体撮像素子は、前記記録媒体の情
    報トラックに対して直交方向または平行方向に配置され
    た1次元の固体撮像素子であって、前記再生領域に走査
    された光学系の光の記録媒体からの反射光を受光するこ
    とによって、記録情報を読み取ることを特徴とする請求
    項1の光学的情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段は、光学的情報記録媒
    体の再生領域を変えるための移動機構を有することを特
    徴とする請求項1の光学的情報再生装置。
  5. 【請求項5】 前記位置決め手段は、光学的情報記録媒
    体または固体撮像素子のいずれか一方を所定位置に固定
    することによって、記録媒体の再生領域を位置決めする
    ことを特徴とする請求項1の光学的情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記再生手段で再生されたデータを一時
    格納するためのメモリを有することを特徴とする請求項
    1の光学的情報再生装置。
  7. 【請求項7】 前記情報記録媒体に情報が分野別に記録
    され、前記再生領域は識別用の情報トラック番号を含む
    情報分野毎に区分されていることを特徴とする請求項1
    の光学的情報再生装置。
  8. 【請求項8】 前記分野別の情報は、それぞれ情報分野
    を識別するための情報を含み、この識別情報によって該
    当する分野の情報を弁別することを特徴とする請求項7
    の光学的情報再生装置。
  9. 【請求項9】 光学的情報記録媒体に情報を予め決めら
    れた情報分野別にそれぞれ異なる領域に記録するための
    記録手段と、前記記録媒体の再生領域を所定領域に位置
    決めするための位置決め手段と、この記録媒体の記録面
    に光を照射するための手段及び前記記録媒体の記録面か
    らの反射光を受光して前記再生領域内の特定の領域の記
    録情報のみを読み取るための固体撮像素子及びこの撮像
    素子の画素信号から記録情報を再生するための手段から
    なる再生手段とを有することを特徴とする光学的情報記
    録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は、情報分野毎に情報フ
    ァイルとこの情報ファイルを管理するためのディレクト
    リファイルを記録することを特徴とする請求項9の光学
    的情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記分野別の情報が個人の緊急時の応
    急処置に必要な個人医療情報であることを特徴とする請
    求項9の光学的情報記録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記分野別の情報が個人を識別するの
    に必要な個人識別情報であることを特徴とする請求項9
    の光学的情報記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記分野別の情報が機械の緊急時の修
    理に必要な機械維持管理情報であることを特徴とする請
    求項9の光学的情報記録再生装置。
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