JPH0649824B2 - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPH0649824B2
JPH0649824B2 JP1229795A JP22979589A JPH0649824B2 JP H0649824 B2 JPH0649824 B2 JP H0649824B2 JP 1229795 A JP1229795 A JP 1229795A JP 22979589 A JP22979589 A JP 22979589A JP H0649824 B2 JPH0649824 B2 JP H0649824B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に
関し、特に、電気・電子用接点部材周辺に用いる材料と
して好適な、接点障害を起こすことのないシリコーン組
成物に関する。
《従来の技術》 電気・電子用接点部材周辺に用いる材料として耐熱性、
電気特性及び作業性の面から、室温硬化性オルガノポリ
シロキサンが多用されている。
しかしながら、室温硬化性オルガノポリシロキサンにお
いては、組成物を形成する主ポリマーであるオルガノポ
リシロキサンの中に揮発性の低分子シロキサンが含まれ
ているために、上記組成物を接点部のように蓄熱される
箇所に使用した場合には、前記低分子シロキサンが揮発
し、接点で発生するスパークによって燃焼して二酸化ケ
イ素となり接点に付着するため、接点部分が絶縁状態と
なり、モーター回路、リレー回路等が正常な機能を果た
さなくなるという接点障害を起こす欠点がある。
そこで本発明者等は、特に電気・電子用接点部材周辺の
絶縁材として使用した場合に接点障害を起こすことのな
いシリコーン組成物について種々検討した結果、主ポリ
マーとしてオルガノポリシロキサンを用いる室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物に、金属と配位化合物を
作ることが可能な有機化合物を微量添加することによ
り、驚くべきことに接点障害を防止することができる事
実を見出し本発明に到達した。
従って本発明の目的は、電気・電子接点部材周辺の絶縁
材料として好適な、接点障害を起こすことのない室温硬
化性シリコーン組成物を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 本発明の上記の目的は、(A)分子鎖末端が、水酸基又
は2個若しくは3個のアルコキシ基、又はビニロキシ基
で封鎖されたジオルガノポリシロキサン: 100重量部、 (B)充填剤: 1〜400重量部、 (C)一般式 (RSi(OR4−m・・・(I) で示されるアルコキシシラン又はその部分加水分解物: 0〜50重量部、 (D)一般式 [(RN]C=N−・・・(II) で示される基を1分子中に少なくとも1個有する有機ケ
イ素化合物: 0.01〜10重量部、 (E)有機スズ化合物: 0.01〜10重量部、 (F)一般式 で示される基を有する有機ケイ素化合物: 0.1〜20重量部、 及び(G)金属に対して配位可能な有機化合物: 0.01〜15重量部 を含有してなる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成
物によって達成された。
シリコーン組成物中に、金属と配位化合物を作ることが
可能な有機化合物を微量添加することにより接点障害を
防止することができる理由は、次のように考えられる。
一般的に、電気接点部分で発生するスパークにより低分
子シロキサンが燃焼して生成したシリカが絶縁膜を形成
するために、接点が不良となりモーターの回転・停止、
リレーの動作不良となるが、金属に配位能力のある有機
化合物が存在すると、接点部分の新鮮な金属表面に有機
化合物が優先的に吸着、配位し、次に生成するシリカの
吸着、付着を防止する為と考えられる。
本発明の組成物を構成する(A)成分としてのジオルガ
ノポリシロキサンは、本組成物の主剤となるものであ
り、例えば平均組成式: (ここで、Rは独立に置換若しくは非置換の1価炭化水
素基であり、aは1.90〜2.05の数である。)で
示され、且つ分子鎖末端が水酸基若しくは2個〜3個の
アルコキシ基又はビニロキシ基で封鎖されたものが挙げ
られる。Rの例としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、2−エチルブチル基、オクチル基等の
アルキル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基等の
シクロアルキル基、ビニル基、ヘキセニル基等のアルケ
ニル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル
基、ジフェニル基等のアラルキル基、又はこれらの基の
炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部がハロゲン
原子、シアノ基等で置換されたクロロメチル基、トリフ
ルオロプロピル基、2−シアノエチル基、3−シアノプ
ロピル基等の置換炭化水素基がある。
本発明の組成物から得られる硬化物に良好なゴム弾性と
機械的強度を付与するためには、上記(A)成分の25
℃における粘度が25cSt以上であることが好まし
い。
又、本発明の組成物における(B)成分としての充填剤
は公知のもので良く、例えば、微粉末シリカ、シリカエ
アロゲル、沈降シリカ、けいそう土、酸化鉄、酸化亜
鉛、酸化チタン等の金属酸化物、或いはこれらの表面を
シラン処理した物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸亜鉛等の金属炭酸塩、アスベスト、ガラスウー
ル、カーボンブラック、微粉マイカ、溶融シリカ粉末、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等の合
成樹脂粉末がある。この(B)成分の配合量は、上記し
た(A)成分100重量部に対し1〜400重量部の範
囲であり、好ましくは5〜200重量部の範囲である。
1重量部未満では本組成物から得られる硬化物が充分な
機械的強度を示さず、400重量部を超える場合には組
成物の粘度が増大して作業性が悪くなるばかりでなく、
硬化後のゴム強度が低下して目的のゴム弾性体が得難く
なる。
本発明で使用する(C)成分としてのアルコキシシラン
は、前記一般式 (RSi(OR4−m・・・(I) で示される。式中、Rは置換若しくは非置換の1価炭
化水素基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、ビニル基、フェニル基、トリフルオロプロピル基等
を挙げることができる。Rはアルキル基又はアルコキ
シアルキル基であり、例えばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基等のアルキル基や、メトキシエチル
基、エトキシエチル基等のアルコキシアルキル基を挙げ
ることができる mは0〜2の整数である。
(C)成分のアルコキシシランとしては、例えばメチル
トリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、テト
ラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、メチルト
リイソプロポキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、フェニルトリ(メトキシエトキシ)シラン、ビニル
トリ(メトキシエトキシ)シラン、テトラ(エトキシエ
トキシ)シラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシ
ラン等を用いることができる他、これらの部分加水分解
物、即ち部分加水分解縮合させたシロキサンを使用する
こともできる。
上記化合物の中でも、特にメチルトリメトキシシラン、
ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、テトラトリメトキシシラン、メチルトリ(メトキシ
エトキシ)シラン、ビニルトリ(メトキシエトキシ)シ
ラン等が好ましい。
(C)成分の配合量は、(A)成分100重量部に対し
て0〜50重量部、好ましくは0〜10重量部の範囲で
ある。(C)成分が50重量部より多いと、得られる硬
化物がゴム弾性の乏しいものとなる上、経済的にも不利
となる。
本発明に用いられる(D)成分としての有機ケイ素化合
物は、一般式 [(RN]C=N−・・・(II) で示される基を1分子中に少くとも1個有する化合物で
あり、前記(C)成分によってペースコンパウンド中の
水及びシラノール基をシリル化する時に触媒として作用
するものである。
尚、Rは水素原子又は前記(C)成分におけるR
同様の1価の炭化水素基である。
上記一般式(II)の基は、結合基を介してケイ素原子に
結合しており、該結合基は、一般にはアルキレン基又は
オキシアルキレン基であることが好ましい。
上記(D)成分の具体例としては、例えば、 で示される有機ケイ素化合物が挙げられる。これらの中
では、合成が容易であることから、式: で示されるオルガノシランが好ましい。
(D)成分の配合量は、(A)成分100重量部に対し
0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部の
範囲である。(D)成分が0.01重量部より少ない
と、(A)成分と(B)成分とからなるベースコンパウ
ンドと(C)成分との反応を促進させる作用が不充分と
なって上記反応が長時間を要するものとなる上、反応生
成物中に水酸基や水分が残存して組成物の保存安定性が
低くなる。又、(D)成分が10重量部より多いと反応
生成物が変色するおそれがある上、経済的にも不利であ
る。
本発明において(E)成分として用いられる有機すず化
合物は、従来からこの種の組成物に使用されている縮合
反応触媒として公知のものであり、例えば、ナフテン酸
すず、カプリル酸すず、オレイン酸すずのようなカルボ
ン酸塩、ジブチルすずジアセテート、ジブチルすずジオ
クテート、ジブチルすずジラウレート、ジブチルすずジ
オレエート、ジフェニルすずジアセテート、酸化ジブチ
ルすず、ジブチルすずジメトキシド、ジブチルビス(ト
リエトキシシロキシ)すず、ジブチルすずジベンジルマ
レート等を用いることができる。この(E)成分の配合
量は、(A)成分100重量部に対し、0.01〜10
重量部、好ましくは0.1〜2重量部である。(E)成
分が0.01重量部より少ないと硬化触媒としての機能
が十分に発揮されず、硬化時間が長くなる上ゴム層の深
部での硬化が不充分となる。又、10重量部より多いと
組成物の保存安定性が低くなる。
(F)成分として用いられる有機ケイ素化合物は、前記
した(A)成分のジオルガノポリシロキサン及び(B)
成分の充填剤中に含まれているシラノール基及び水分
と、(C)成分のアルコキシシラン又はその部分加水分
解物との反応で発生したアルコールと、下記の反応式に
示す如く反応しアルコールを除去するものである。
(ここでRは前記したRと同様の置換若しくは非置
換の1価炭化水素基であり、R及びRは、水素原
子、メチル基又はエチル基、nは0、1又は2でありR
はアルキル基である。) 上記反応で生成するアルコキシシラン又はアルコキシシ
ロキサン並びにエステル化合物は、本発明の組成物に何
ら悪影響を及ぼさない。従って(F)成分の有機ケイ素
化合物の添加によって、本発明の組成物は保存安定性の
優れたものとなる。
(F)成分の有機ケイ素化合物とアルコールとの前記反
応は容易に且つ化学量論的に進行するので、(F)成分
の配合量は、(F)成分が有する 基が、 (モル比)となるようにすれば良い。従って、その配合
量は一般に(A)成分100重量部当り、0.1重量部
以上、好ましくは10重量部以下である。(A)成分1
00重量部に対し0.1重量部未満ではアルコールが残
存するおそれがある。又、通常、10重量部を超えて配
合する必要はなく、経済的にも不利となる。
ここで(F)成分がその構造中に一般式(III)で示さ
れる基と同時に、硬化剤としての働きをする≡Si(O
)l(ここでRはRと同様のアルキル基又はア
ルコキシアルキル基であり、lは2又は3である)で示
されるアルコキシシリル基を併せ持つケイ素化合物であ
る場合には、前述した硬化剤としての(C)成分の添加
は任意とされる。
(F)成分としては、下記のものが例示される。
(CH3)3SiCH2COOCH3、 (CH3)3SiCH2COOC2H5 (CH3)3SiCH2COO(n)C3H7、 (CH3)3SiCH2COO(n)C4H9 (CH3)3SiCH2COO(n)C8H17(C2H5)3SiCH2COOC2H5((n)C3H7)3SiCH2COOC2H5、 ((n)C3H7)3SiCH2COOCH3、 ((n)C3H7)3SiCH2COO(n)C4H9、 ((n)C3H7)3SiCH2COO(n)C8H17 (CH3)3SiCH2CH2COOC2H5、 (C2H5)3SiCH2CH2COOCH3 (CH3O)3SiCH2COO(n)C4H9、 (CH3O)3SiCH2COO(n)C8H17(C2H5O)3SiCH2COOC2H5、 (C4H9O)3SiCH2COOC2H5(C2H5O)3SiCH2COO(n)C4H9、 (C2H5O)3SiCH2COO(n)C8H17nは0又は正の整数 nは0又は正の整数 nは0又は正の整数 (F)成分としては、上記化合物の部分加水分解物、即
ち部分加水分解縮合させたシロキサンであっても良い。
本発明で使用する(G)成分は、常圧における沸点が5
0〜300℃のものであれば特に限定されるものではな
いが、金属に対して吸着し配位する一方、腐食性を示さ
ないものが好ましい。このような有機化合物の具体例と
しては、アニソール、ジグリム等のエーテル類、アセト
酢酸エチル、アセト酢酸メチル等のβ−ケトエステル
類、アセチルアセトン等のジケトン類、トリエチルホス
フィン、トリフェニルホスィン等のホスフィン類、トリ
メチルホスファイト、トリブチルホスファイト等のホス
ファイト類、トリメチルフォスフェート、トリエチルフ
ォスフェート、トリフェニルフォスフェート等のフォス
フェート類、又は有機リン化合物、スチレン、1−オク
テン、シクロヘキサン等のオレフィン類、 等のアセチレン化合物、ジフェニルスルフィド、フェニ
ルベンジルスルフィド等のスルフィド類、ジメチルスル
ホキシド等のスルホキシド類、ラクトン類、ラクタム類
等を例示することができる。
金属に対し配位可能な有機化合物の添加量は、オルガノ
ポリシロキサン100重量部に対して0.01〜15重
量部、好ましくは0.1〜5重量部である。添加量が
0.01重量部以下ではその効果がなく、15重量部以
上ではシリコーン組成物の物理特性が悪くなる。
本発明の組成物は上記した(A)〜(G)成分を混合す
ることによって得られる。この製造にあたっては、上記
した(A)〜(G)成分を一度に混合しても、又(A)
〜(E)成分を密閉、減圧下に混合した後、(F)及び
(G)成分の有機ケイ素化合物を添加混合しても良い。
この場合、混合温度は室温〜100℃の間が良い。
更に、本発明の組成物には、必要に応じて、例えば、ポ
リエチレングリコール及びその誘導体等のチクソトロピ
ー付与剤、顔料、染料、老化防止剤、酸化防止剤、帯電
防止剤、酸化アンチモン、塩化パラフィン等の熱伝導性
改良剤、接着性付与剤、アミノ基、エポキシ基、チオー
ル基等を有する所謂カーボンファンクショナルシラン、
カルボン酸の金属塩、金属アルコラート等の従来公知の
各種添加剤を配合することができる。
《発明の効果》 本発明の組成物は電気接点障害を起こさないため、電気
・電子部品の接着剤、コーティング、ポッティング材等
の用途に好適である。
《実施例》 次に、実施例によって本発明を更に詳述するが、本発明
はこれによって限定されるものではない。
実施例1. 低分子シロキサン含有率が0.2%で粘度が5,000
cStであり且つ分子鎖末端が水酸基で封鎖されたジメ
チルポリシロキサン88部に、表面をトリメチルシリル
基で処理した煙霧質シリカ9部及び表面を環状ジメチル
ポリシロキサンで処理した煙霧質シリカ3部を添加し、
均一に混合してベースコンパウンドを製造した。
次いで、このベースコンパウンド100部にビニルトリ
メトキシシラン5部、γ−テトラメチルグアニジルプロ
ピルトリメトキシシラン0.5部、ジブチルすずジメト
キシド0.2部及びエチルトリメチルシリルアセテート
2部を加え、減圧下で60分間混合した後アセト酢酸エ
チルを1.0部添加した。湿分を遮断し且つ減圧下で上
記混合物を10分間攪拌して室温硬化性オルガノポリシ
ロキサンとした。
尚、上記低分子シロキサンとは、一般式 で表される環状ジメチルポリシロキサンであり、nが3
〜20のものである。
次に、得られた硬化物100gを体積5の容器に入
れ、第1図に示した可変定電圧電源(2.0V−150
mA)によるマイクロモーター(M)の実装試験(3
個)を行い、このモーターの波形をシンクロスコープを
用いて観察した。波形が異常になった時点で接点不良に
なったものとして、これらの組成物についての接点不良
の発生を調べたところ、第1表に示したとおりの結果が
得られた。
実施例2. 金属に配位可能な物質(G)としてアセト酢酸エチルの
代わりにフェニルアセチレンを用いた他は、実施例1と
全く同様にして室温硬化性オルガノポリシロキサンを調
製した。得られたオルガノポリシロキサンについて実施
例1と同様にして評価した結果は第1表に示した通りで
ある。
実施例3. 金属に配位可能な物質(G)としてアセト酢酸エチルの
代わりにトリエチルフォスフェートを用いた他は、実施
例1と全く同様にして室温硬化性オルガノポリシロキサ
ンを調製した。得られたオルガノポリシロキサンについ
て実施例1と同様にして評価した結果は第1表に示した
通りである。
実施例4. 低分子シロキサン含有率が0.2%で粘度が5,000
cStであって且つ分子末端がトリメトキシシリル基で
封鎖されたジメチルポリシロキサン88部に、表面をト
リメチルシリル基で処理した煙霧質シリカ9部及び表面
を環状ジメチルポリシロキサンで処理した煙霧質シリカ
3部を添加し、均一に混合してベースコンパウンドを製
造した。
次いで、このベースコンパウンド100部にγ−テトラ
メチルグアニジルプロピルメトキシシラン0.5部、ジ
メチルすずマレート0.2部及び1−トリメトキシシリ
ル−2−カルボエトキシメチルジメチルエタン3部を加
え、減圧下に60分間混合した後、トリエチルフォスフ
ェートを1.0部添加した。湿分を遮断し、減圧下で上
記混合物を10分間攪拌して室温硬化性オルガノポリシ
ロキサンを得た。得られたオルガノポリシロキサンを実
施例1と同様に評価した結果は第1表に示した通りであ
る。
比較例1. 金属に配位可能な物質(G)を用いない他は、実施例1
と全く同様にして室温硬化性オルガノポリシロキサンを
調製し、実施例1の場合と同様に評価した結果は第1表
に併記した通りである。
以上の実施例及び比較例の結果から、本発明のシリコー
ン組成物は極めて接点障害を起こし難いことが実証され
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は可変定電圧電源を用いたマイクロモーターの実
装概略図である。図中Mはマイクロモーターを表す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)分子鎖末端が、水酸基若しくは、2
    個〜3個のアルコキシ基又はビニロキシ基で封鎖された
    ジオルガノポリシロキサン:100重量部、 (B)充填剤: 1〜400重量部、 (C)一般式 (RSi(OR4−m・・・(I) (ここでRは置換若しくは非置換の1価炭化水素基、
    はアルキル基又はアルコキシアルキル基であり、m
    は0〜2の整数である。)で示されるアルコキシシラン
    又はその部分加水分解物:0〜50重量部、 (D)一般式 [(RN]C=N−・・・(II) (ここでRは水素原子又は1価の炭化水素基である)
    で示される基を1分子中に少なくとも1個有する有機ケ
    イ素化合物:0.01〜10重量部、 (E)有機スズ化合物:0.01〜10重量部、 (F)一般式 (ここでRは置換若しくは非置換の1価炭化水素基、
    及びRは、水素原子、メチル基又はエチル基であ
    り、nは0、1又は2である。)で示される基を有する
    有機ケイ素化合物: 0.1〜20重量部、 及び(G)金属に対して配位可能な有機化合物: 0.01〜15重量部 を含有してなる組成物であって、前記(G)成分が、金
    属に対して配位可能なエーテル類、β−ケトエステル
    類、ジケトン類、ホスフィン類、ホスファイト類、フォ
    スフェート類、有機リン化合物、オレフィン類、アセチ
    レン化合物、スルフィド類、スルホキシド類、ラクトン
    類及びラクタム類からなる群の中から選択される少くと
    も1種であることを特徴とする室温硬化性オルガノポリ
    シロキサン組成物。
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