JPH064969U - 光磁気記録用ヘッド装置 - Google Patents

光磁気記録用ヘッド装置

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JPH064969U
JPH064969U JP4542992U JP4542992U JPH064969U JP H064969 U JPH064969 U JP H064969U JP 4542992 U JP4542992 U JP 4542992U JP 4542992 U JP4542992 U JP 4542992U JP H064969 U JPH064969 U JP H064969U
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JP
Japan
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magneto
slider
optical recording
recording head
head device
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Application number
JP4542992U
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Inventor
義徳 島田
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気記録用ヘッドにおいて磁気ヘッドの光
磁気記録媒体への吸着を軽減し、装置の信頼性を向上す
る。 【構成】 光磁気記録用ヘッド装置は、表面が光磁気記
録媒体に対向し得るスライダ8と、スライダ8に取り付
けられる磁気コア部9と、磁気コア部9に巻き付けられ
たコイル巻線10と、裏面においてスライダ8が接着剤
を介して固定される舌状部17を有するフィンガー部材
2と備えている。そして、スライダ8の接着剤塗布面積
Aとスライダ8の裏面の面積BとがA/B≧0.3の式
を満たすことにより、スライダ8の表面が凸面状になっ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光磁気記録用ヘッド装置、特に、磁気コアが取り付けられたスライ ダの一面に接着剤を介して支持金具が固定される光磁気記録用ヘッド装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
光磁気記録装置は、記録媒体に対してレーザ光と磁界を与えることにより記録 を行うものである。記録を行うべき信号を磁界に変換し記録する磁界変調方式の 光磁気記録装置では、レーザビームで光磁気記録媒体を加熱するためのレーザ装 置と、入力信号に応じて変調する磁界を発生する浮上式磁気ヘッドを有する光磁 気記録用ヘッド装置とを備えている。レーザ装置が光磁気記録媒体を加熱し、こ の加熱された部分に磁気ヘッドが所定の方向の磁界を与える。その結果、当該部 分が磁化され、記録及び記録の消去が行われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述した光磁気記録用ヘッド装置において、浮上式磁気ヘッドの光磁気記録媒 体からの浮上量は10μm前後に設定されている。この浮上量は、磁気記録媒体 の面振れや光磁気ディスク装置内部の塵埃の問題、及び要求される磁界強度を考 慮して、ハードディスクにおける磁気ヘッドの浮上量に比較して大きくなってい る。そのために、光磁気記録用ヘッド装置においては、浮上式磁気ヘッドの空気 軸受け面積を大きく設定する必要があり、空気軸受け面積がハードディスクの空 気軸受け面積に比べて約3倍以上になる。この結果、湿度の高低により磁気ヘッ ドが磁気記録媒体に吸着される問題が生じる。すなわち高湿度の場合には空気中 の水分子により、低湿度の場合は静電気の発生により、吸着が発生しやすくなる 。吸着により起動時に磁気記録媒体と磁気ヘッドとが接触すると、両者に損傷が 生じる。
【0004】 本考案の目的は、光磁気記録用ヘッド装置において磁気ヘッドの光磁気記録媒 体への吸着を軽減し、装置の信頼性を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る光磁気記録用ヘッド装置は、第1面が光磁気記録媒体に対向し得 るスライダと、前記スライダに取り付けられた磁気コアと、前記磁気コアに巻き 付けられたコイル巻線と、前記第1面と逆の第2面において前記スライダが接着 剤を介して固定される支持金具とを備えている。そして、スライダの接着剤塗布 面積Aと第2面の面積BとがA/B≧0.3の式を満たすことにより、第1面が 凸面状になっている。
【0006】
【作用】
本考案に係る光磁気記録用ヘッド装置では、スライダの第2面が接着剤を介し て支持金具に固定される。接着剤が凝固する際に第2面は収縮し、第1面が凸面 状になる。このとき、A/B≧0.3の式が満たされていると、スライダの接着 剤塗布面積の割合が増えて充分な収縮力が得られ、光磁気記録媒体に対向するス ライダの第1面に充分な凸面量が得られる。これにより、湿度の高低にかかわら ず、磁気ヘッドの光磁気記録媒体への吸着が起こりにくくなり、光磁気記録用ヘ ッド装置の信頼性を高めることができる。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例としての光磁気記録用ヘッド装置の斜視図である。 図において、光磁気記録用ヘッド装置は、支持アーム1と、フィンガー部材2( 支持金具)と、磁気ヘッド素子3とから主に構成されている。 支持アーム1は、アーム部4と取付部5とからなるステンレス製の支持板から 構成されている。なお、アーム部4は、ほぼ三角形の平面形状となっており、取 付部5から一体に延びている。取付部5はディスクドライブ装置(図示せず)に 取り付けられている。取付部5からアーム部4にかけては、後述するチューブ6 を保持している。
【0008】 フィンガー部材2は、長方形の板状部材であり(図2及び図4参照)、一端が アーム部4の先端に固定されている(図5参照)。フィンガー部材2は、図4に 示すように、C字状のくり抜き部7を有しており、くり抜き部7の内側部が舌状 部17となっている。この舌状部17は、フィンガー部材2の自由端側に支持さ れて、弾性的に撓み得る。
【0009】 図2に示す磁気ヘッド素子3は、スライダ8と磁気コア部9とから主に構成さ れており、フィンガー部材2の下面に固定されている。スライダ8は、たとえば チタン酸カルシウム(CaTiO3 )等の高硬度セラミック製の概ね直方体状の 部材である。スライダ8の裏面8a(第2面)の幅方向中央部には、図3に示す ように、長手方向に延びる溝8cが形成されている。この溝8c内にフィンガー 部材2の舌状部17がフィルム状の接着剤により固定されている。図4に示す斜 線領域が、スライダ8の接着剤塗布面積Aを示している。フィルム状の接着剤と しては、例えばポリイミド樹脂、ポリベンズイミダゾール樹脂、エポキシ樹脂等 の接着剤をフィルム状に成形したものが用いられる。
【0010】 本実施例では、フィンガー部材2の舌状部17が固定されるスライダ裏面8a の面積をBとすると、A/B≧0.3の式が満たされる。すなわち、従来に比べ て接着剤塗布面積Aの、スライダ裏面8aの面積Bに対する割合が大きくなって いる。したがって、接着剤が収縮すると裏面8aが引っ張られて表面8bが凸面 状になるが、本実施例では、表面8bの凸面量が0.10μm程度と大きくなっ ている。
【0011】 光磁気記録媒体と対向するスライダ8の表面8b(第1面,図1及び図2に図 示)には、長手方向両端縁に幅広の両端浮上レール11a,11bが形成されて いる。両端浮上レール11a,11bの間には、幅の狭い中央浮上レール12が 形成されている。両端浮上レール11a及び11bと中央浮上レール12とは、 スライダ8と一体に形成されており、表面が鏡面加工されている。中央浮上レー ル12と両端浮上レール11a,11bとの間にはスリット13が形成されてい る。
【0012】 磁気コア部9は、中央浮上レール12の一端に形成されたコアスリット内に埋 設されている。磁気コア部9は、スライダ8の一側面に長手方向に延びて形成さ れたワインディングスリット8d(図3)に対応する位置に窓部(図示せず)を 有するリング状の部材であり、例えばフェライト製である。また、巻線10が、 ワインディングスリット8dを通って、磁気コア部9に巻き付けられている。
【0013】 本実施例にかかる光磁気記録用ヘッド装置では、静止時には、スライダ8の表 面8bが光磁気記録媒体としての光磁気ディスク(図示せず)に当接する。光磁 気ディスクが回転すると、両端浮上レール11a,11bと中央浮上レール12 が磁気ディスクの回転により生じる正圧を受けて、磁気ヘッド素子3が光磁気デ ィスク上に浮上する。この際、既に説明したようにスライダ8の表面8bの凸面 量が充分であるために、湿度の高低にかかわらず磁気ヘッド3の光磁気ディスク への吸着が生じにくくい。その結果、この光磁気記録用ヘッド装置の信頼性を高 めることができる。実験例 表1に示すように、スライダ裏面8aの面積Bに対して、接着剤塗布面積Aの 割合を変化させ、スライダ8の表面8b側の凸面量を計測した。なお、Cは舌状 部17の面積である。
【0014】
【表1】
【0015】 表1において、サンプルNo.1(実施例)は、スライダの寸法が6.0×8 .0(mm)であり舌状部の寸法が1.8×7.1(mm)であった。この例で は、A/B≧0.3の式の条件を満たしており、凸面量が0.10μmと充分な 量になった。 図6は、凸面状態を示す三次元プロファイル図である。なお、この図は、浮上 レール11a,11b,12を有さないスライダ8と同等のチップを用いて計測 されたものである。
【0016】 サンプルNo.2(比較例)は、スライダ寸法が6.0×8.0(mm)であ り、舌状部の寸法が0.6×2.3(mm)であった。この例では、A/Bが0 .3未満となり、凸面量は0.04μmと僅かながらプラスにはなったが、これ では充分に吸着を軽減できなかった。 サンプルNo.3(比較例)は、スライダの寸法が6.0×8.0(mm)で あり、舌状部の寸法が0.9×3.5(mm)であった。この例では、A/Bが 0.07と小さくなるために、凸面量がマイナスの値になった。すなわち、スラ イダの表面が窪んだ状態になった。この場合には、光磁気記録媒体とスライダの 表面との間に潤滑材または水分子が溜まりやすくなり、強い吸着特性を有するこ とになる。
【0017】 スライダの凸面量と吸着力との関係を図7に示す。図7から明らかなように、 吸面量が0.10μmとなると、吸着力は大幅に低下した。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る光磁気記録用ヘッド装置では、A/B≧0.3の式が満たされて いるために、光磁気記録媒体に対向するスライダの第1面に充分な凸面量が得ら れる。これにより、湿度の高低にかかわらず、磁気ヘッドの光磁気記録媒体への 吸着が起こりにくくなり、光磁気記録用ヘッド装置の信頼性を高めることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての光磁気記録用ヘッド
装置の底面図。
【図2】図1の拡大部分図。
【図3】スライダの一部切欠き正面図。
【図4】フィンガー部材の上面図。
【図5】図4のV矢視図。
【図6】スライダの表面の状態を示す3次元プロファイ
ル図。
【図7】凸面量と吸着力の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 支持アーム 2 フィンガー部材 3 磁気ヘッド素子 8 スライダ 8a 裏面(第2面) 8b 表面(第1面) 9 磁気コア部 10 巻線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1面が光磁気記録媒体に対向し得るスラ
    イダと、前記スライダに取り付けられた磁気コアと、前
    記磁気コアに巻き付けられたコイル巻線と、前記第1面
    と逆の第2面において前記スライダが接着剤を介して固
    定される支持金具とを備えた光磁気記録用ヘッド装置に
    おいて、 前記スライダの接着剤塗布面積Aと前記第2面の面積B
    とがA/B≧0.3の式を満たすことにより、前記第1
    面が凸面状になっていることを特徴とする光磁気記録用
    ヘッド装置。
JP4542992U 1992-06-30 1992-06-30 光磁気記録用ヘッド装置 Pending JPH064969U (ja)

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JP4542992U JPH064969U (ja) 1992-06-30 1992-06-30 光磁気記録用ヘッド装置

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JP4542992U JPH064969U (ja) 1992-06-30 1992-06-30 光磁気記録用ヘッド装置

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JPH064969U true JPH064969U (ja) 1994-01-21

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