JPH0649485A - カルシウム沈殿物用スカベンジャーとしての無定形アルミノシリケート - Google Patents
カルシウム沈殿物用スカベンジャーとしての無定形アルミノシリケートInfo
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- JPH0649485A JPH0649485A JP5144356A JP14435693A JPH0649485A JP H0649485 A JPH0649485 A JP H0649485A JP 5144356 A JP5144356 A JP 5144356A JP 14435693 A JP14435693 A JP 14435693A JP H0649485 A JPH0649485 A JP H0649485A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗剤組成物中において使用するカルシウム沈
殿物用のスカベンジャーを提供する。 【構成】 無定形アルカリ金属アルミノシリケートから
構成する。
殿物用のスカベンジャーを提供する。 【構成】 無定形アルカリ金属アルミノシリケートから
構成する。
Description
【０００１】
【発明の分野】本発明は、無定形アルカリ金属アルミノ
シリケートからなる洗剤組成物におけるカルシウム沈殿
物用スカベンジャーに関する。また、本発明は、少なく
とも１種の無定形アルカリ金属アルミノシリケート、ア
ルカリ金属炭酸塩及び炭酸カルシウムの少なくとも１種
の結晶成長抑制剤を含み、しかもアルカリ金属炭酸塩が
特にイオン性カルシウム除去用の主要薬剤として存在す
ることからなる洗剤組成物に関する。
シリケートからなる洗剤組成物におけるカルシウム沈殿
物用スカベンジャーに関する。また、本発明は、少なく
とも１種の無定形アルカリ金属アルミノシリケート、ア
ルカリ金属炭酸塩及び炭酸カルシウムの少なくとも１種
の結晶成長抑制剤を含み、しかもアルカリ金属炭酸塩が
特にイオン性カルシウム除去用の主要薬剤として存在す
ることからなる洗剤組成物に関する。
【０００２】
【発明の背景】洗剤組成物は、洗濯に使用される水に対
するいわゆる“軟化”効果を有しなければならない。そ
れ故に、それは、水溶性塩の形態で水中にそして多かれ
少なかれ可溶性錯体の形態でリネン製品の汚れ中に存在
するカルシウムやマグネシウムを除去しなければならな
い。カルシウムやマグネシウムの除去は、可溶性種の形
態で錯化するか、又はイオン交換によるか又は沈殿によ
るかのどちらかによって行うことができる。沈殿法を使
用するときには、それは、リネン製品、皿又は洗濯機に
おける付着物の形成を回避するように制御されなければ
ならない。
するいわゆる“軟化”効果を有しなければならない。そ
れ故に、それは、水溶性塩の形態で水中にそして多かれ
少なかれ可溶性錯体の形態でリネン製品の汚れ中に存在
するカルシウムやマグネシウムを除去しなければならな
い。カルシウムやマグネシウムの除去は、可溶性種の形
態で錯化するか、又はイオン交換によるか又は沈殿によ
るかのどちらかによって行うことができる。沈殿法を使
用するときには、それは、リネン製品、皿又は洗濯機に
おける付着物の形成を回避するように制御されなければ
ならない。
【０００３】この沈殿法の制御は、特にカルシウム及び
マグネシウムに対する親和性を有する水溶性重合体を使
用することによって得ることができることが知られてい
る。しかしながら、この沈殿法の制御は、不十分であり
それ故に不満足であることが判明している。この不利益
は、特に洗剤組成物がカルシウム除去剤として炭酸ナト
リウムを含む場合に遭遇する。
マグネシウムに対する親和性を有する水溶性重合体を使
用することによって得ることができることが知られてい
る。しかしながら、この沈殿法の制御は、不十分であり
それ故に不満足であることが判明している。この不利益
は、特に洗剤組成物がカルシウム除去剤として炭酸ナト
リウムを含む場合に遭遇する。
【０００４】それ故に、本発明の１つの目的は、特に上
記の不利益を打破するための簡単な手段を提供すること
である。本発明の他の目的は、上記の手段によって、主
要なカルシウム除去剤が燐酸塩又はゼオライトライトの
どちらにも相当しないところの洗剤組成物を提供する可
能性を持つことである。これらの目的及び他の目的は、
無定形アルカリ金属アルミノシリケートからなる洗剤組
成物におけるカルシウム沈殿物用スカベンジャーに関す
る本発明によって達成される。
記の不利益を打破するための簡単な手段を提供すること
である。本発明の他の目的は、上記の手段によって、主
要なカルシウム除去剤が燐酸塩又はゼオライトライトの
どちらにも相当しないところの洗剤組成物を提供する可
能性を持つことである。これらの目的及び他の目的は、
無定形アルカリ金属アルミノシリケートからなる洗剤組
成物におけるカルシウム沈殿物用スカベンジャーに関す
る本発明によって達成される。
【０００５】用語「カルシウム沈殿物」とは、洗剤組成
物中に存在する化合物によるカルシウムの沈殿によって
形成されるカルシウム沈殿物を意味する。より詳しく言
えば、カルシウム沈殿物は、洗剤組成物中に存在するア
ルカリ金属炭酸塩好ましくは炭酸ナトリウムによるカル
シウムの沈殿によって形成される。しかしながら、これ
らのカルシウム沈殿物は、洗剤組成物が少量の燐酸塩例
えばトリポリ燐酸ナトリウムを含有するときも形成され
得る。かかる燐酸塩は、これらの条件下においてカルシ
ウムを不溶性形態に封鎖する。
物中に存在する化合物によるカルシウムの沈殿によって
形成されるカルシウム沈殿物を意味する。より詳しく言
えば、カルシウム沈殿物は、洗剤組成物中に存在するア
ルカリ金属炭酸塩好ましくは炭酸ナトリウムによるカル
シウムの沈殿によって形成される。しかしながら、これ
らのカルシウム沈殿物は、洗剤組成物が少量の燐酸塩例
えばトリポリ燐酸ナトリウムを含有するときも形成され
得る。かかる燐酸塩は、これらの条件下においてカルシ
ウムを不溶性形態に封鎖する。
【０００６】本発明に従ってカルシウム沈殿物用スカベ
ンジャーとして使用することができる無定形アルカリ金
属アルミノシリケートは、アルカリ金属珪酸塩の溶液及
びアルカリ金属アルミン酸塩又は硫酸アルミニウムの溶
液を好ましくは撹拌下に混合し（この混合物はゲル化又
は沈殿する）、次いでそれを公知の任意の手段によって
ろ過し、洗浄しその後に乾燥させることからなる一般的
方法によって得ることができるそれ自体公知の化合物で
ある。混合時に、随意にアルカリ金属水酸化物を加える
こともできる。
ンジャーとして使用することができる無定形アルカリ金
属アルミノシリケートは、アルカリ金属珪酸塩の溶液及
びアルカリ金属アルミン酸塩又は硫酸アルミニウムの溶
液を好ましくは撹拌下に混合し（この混合物はゲル化又
は沈殿する）、次いでそれを公知の任意の手段によって
ろ過し、洗浄しその後に乾燥させることからなる一般的
方法によって得ることができるそれ自体公知の化合物で
ある。混合時に、随意にアルカリ金属水酸化物を加える
こともできる。
【０００７】本発明において使用するのが好ましい無定
形アルカリ金属アルミノシリケートは、一般式（１） ｘＭ2 Ｏ・ｙＡ１2 Ｏ3 ・ｚＳｉＯ2 ・ｗＨ2 Ｏ ［式中、Ｍはアルカリ金属好ましくはナトリウムを表わ
し、ｘは０．２〜２であり、ｙは１であり、ｚは０．２
〜１５でありそしてｗは０以外の正の実数である］を有
する。特に、使用される無定形アルカリ金属アルミノシ
リケートは、一般式（１）においてｘが０．８〜１．２
であり、ｚが８〜１５でありそしてｗが０．３〜９であ
るものである。
形アルカリ金属アルミノシリケートは、一般式（１） ｘＭ2 Ｏ・ｙＡ１2 Ｏ3 ・ｚＳｉＯ2 ・ｗＨ2 Ｏ ［式中、Ｍはアルカリ金属好ましくはナトリウムを表わ
し、ｘは０．２〜２であり、ｙは１であり、ｚは０．２
〜１５でありそしてｗは０以外の正の実数である］を有
する。特に、使用される無定形アルカリ金属アルミノシ
リケートは、一般式（１）においてｘが０．８〜１．２
であり、ｚが８〜１５でありそしてｗが０．３〜９であ
るものである。
【０００８】本発明に従って使用される無定形アルカリ
金属アルミノシリケートは、無定形アルミノシリケート
１ｇ当たりＣａＣＯ3 ５０ｍｇ以上のカルシウム交換能
及び／又は１００ｍｌ／１００ｇ以上好ましくは１５０
ｍｌ／１００ｇの吸収能を有することが好ましい（“Ｄ
ＯＰ”吸着、ＩＳＯ標準７８７／５）。かくして、それ
らの例として、ローヌ・プーラン社によって製造販売さ
れる商品名「Tixolex25」及び同「28」を挙げることが
できる。
金属アルミノシリケートは、無定形アルミノシリケート
１ｇ当たりＣａＣＯ3 ５０ｍｇ以上のカルシウム交換能
及び／又は１００ｍｌ／１００ｇ以上好ましくは１５０
ｍｌ／１００ｇの吸収能を有することが好ましい（“Ｄ
ＯＰ”吸着、ＩＳＯ標準７８７／５）。かくして、それ
らの例として、ローヌ・プーラン社によって製造販売さ
れる商品名「Tixolex25」及び同「28」を挙げることが
できる。
【０００９】この用途の面から、本発明は、少なくとも
１種の無定形アルカリ金属アルミノシリケート、アルカ
リ金属炭酸塩（アルカリ金属は好ましくはナトリウムで
ある）及び炭酸カルシウムの少なくとも１種の結晶成長
抑制剤を含み、しかもアルカリ金属炭酸塩が特にイオン
性カルシウム除去用の主要薬剤として存在することを特
徴とする洗剤組成物にも関する。
１種の無定形アルカリ金属アルミノシリケート、アルカ
リ金属炭酸塩（アルカリ金属は好ましくはナトリウムで
ある）及び炭酸カルシウムの少なくとも１種の結晶成長
抑制剤を含み、しかもアルカリ金属炭酸塩が特にイオン
性カルシウム除去用の主要薬剤として存在することを特
徴とする洗剤組成物にも関する。
【００１０】本発明に従って洗剤組成物中に使用される
無定形アルカリ金属アルミノシリケートは、先に規定し
た通りでありそして好ましくは先に記載の特性を有す
る。
無定形アルカリ金属アルミノシリケートは、先に規定し
た通りでありそして好ましくは先に記載の特性を有す
る。
【００１１】アルカリ金属炭酸塩は、本発明に従った洗
剤組成物中において特にイオン性カルシウム除去用の主
要薬剤として存在する。かくして、本発明の好ましい別
の具体例に従えば、洗剤組成物中に存在するアルカリ金
属炭酸塩の最小量は、イオン性カルシウムを沈殿させる
のに必要とされる量に相当する。特に、洗剤組成物は燐
酸塩を含まず且つゼオライトライトを含まない。
剤組成物中において特にイオン性カルシウム除去用の主
要薬剤として存在する。かくして、本発明の好ましい別
の具体例に従えば、洗剤組成物中に存在するアルカリ金
属炭酸塩の最小量は、イオン性カルシウムを沈殿させる
のに必要とされる量に相当する。特に、洗剤組成物は燐
酸塩を含まず且つゼオライトライトを含まない。
【００１２】理解できることであるが、本発明の更に別
の具体例に従えば、本発明の洗剤組成物は、イオン性カ
ルシウムを除去するための他の薬剤、例えば特にトリポ
リ燐酸ナトリウムのような燐酸塩又はゼオライトを含む
ことができる。これらの洗剤組成物では、アルカリ金属
炭酸塩は、存在するカルシウムの半分以上を除去する。
このとき、洗剤組成物中に存在するこれらの薬剤の最少
総量は、イオン性カルシウムを除去するのに必要とされ
るものである。
の具体例に従えば、本発明の洗剤組成物は、イオン性カ
ルシウムを除去するための他の薬剤、例えば特にトリポ
リ燐酸ナトリウムのような燐酸塩又はゼオライトを含む
ことができる。これらの洗剤組成物では、アルカリ金属
炭酸塩は、存在するカルシウムの半分以上を除去する。
このとき、洗剤組成物中に存在するこれらの薬剤の最少
総量は、イオン性カルシウムを除去するのに必要とされ
るものである。
【００１３】また、アルカリ金属炭酸塩は、ある種の洗
剤組成物中においてアルカリ性を提供することもでき
る。これらの組成物では、アルカリ金属炭酸塩の量は、
イオン性カルシウムを沈殿させ且つ洗浄浴に所望のｐＨ
を与えるのに必要とされる量に相当する。このｐＨは、
一般には９よりも高く好ましくは１０よりも高い。使用
されるアルカリ金属炭酸塩は普通の等級のものであって
よい。
剤組成物中においてアルカリ性を提供することもでき
る。これらの組成物では、アルカリ金属炭酸塩の量は、
イオン性カルシウムを沈殿させ且つ洗浄浴に所望のｐＨ
を与えるのに必要とされる量に相当する。このｐＨは、
一般には９よりも高く好ましくは１０よりも高い。使用
されるアルカリ金属炭酸塩は普通の等級のものであって
よい。
【００１４】用語「洗浄浴」とは、洗浄サイクル間に洗
濯機に存在する洗浄助剤（洗剤組成物）の水溶液を意味
する。
濯機に存在する洗浄助剤（洗剤組成物）の水溶液を意味
する。
【００１５】用語「炭酸カルシウムの結晶成長抑制剤」
とは、炭酸カルシウムの核の形成を妨害しないがしかし
それらの核の結晶成長を阻止するのを可能にする化合物
を意味する。実際に、本発明がいかなる化学的な理論に
よって拘束されることも願わないけれども、これらの抑
制剤の存在は、アルカリ金属炭酸塩を硬水に加えたとき
に可視的な沈殿を起こさずにイオン性カルシウムが急速
に消失することに反映される。これらの抑制剤は、一般
には、水溶性重合体（これは生物分解性であってよい）
である。しかしながら、クエン酸、酒石酸及びホスホン
酸（モンサント社によって販売される商品名「 Deques
t」の如き）並びにそれらの塩も好適である。抑制剤用
重合体としては、特に、ポリアクリル酸好ましくは２，
０００〜１０，０００の分子量のもの及びそれらの塩、
アクリル酸−マレイン酸又は−ビニル共重合体酸好まし
くは５０，０００〜７０，０００の分子量のもの及びそ
れらの塩、ポリアスパラギン酸及びそれらの塩、及び本
件出願人が１９９１年４月１５日付けで提出したフラン
ス特許願第９１０４５６６号に記載されるポリイミド生
重合体を挙げることができる。これらの生重合体は、重
合体１ｇ当たり０〜５×１０-4モルの範囲であってよい
ＣＯＯ- 電荷密度を示し、しかも洗浄浴中における加水
分解によって重合体１ｇ当たり少なくとも１０-3モルの
ＣＯＯ- 電荷密度を得ることができる。これらの抑制剤
は、単独で又は混合物として使用することができる。
とは、炭酸カルシウムの核の形成を妨害しないがしかし
それらの核の結晶成長を阻止するのを可能にする化合物
を意味する。実際に、本発明がいかなる化学的な理論に
よって拘束されることも願わないけれども、これらの抑
制剤の存在は、アルカリ金属炭酸塩を硬水に加えたとき
に可視的な沈殿を起こさずにイオン性カルシウムが急速
に消失することに反映される。これらの抑制剤は、一般
には、水溶性重合体（これは生物分解性であってよい）
である。しかしながら、クエン酸、酒石酸及びホスホン
酸（モンサント社によって販売される商品名「 Deques
t」の如き）並びにそれらの塩も好適である。抑制剤用
重合体としては、特に、ポリアクリル酸好ましくは２，
０００〜１０，０００の分子量のもの及びそれらの塩、
アクリル酸−マレイン酸又は−ビニル共重合体酸好まし
くは５０，０００〜７０，０００の分子量のもの及びそ
れらの塩、ポリアスパラギン酸及びそれらの塩、及び本
件出願人が１９９１年４月１５日付けで提出したフラン
ス特許願第９１０４５６６号に記載されるポリイミド生
重合体を挙げることができる。これらの生重合体は、重
合体１ｇ当たり０〜５×１０-4モルの範囲であってよい
ＣＯＯ- 電荷密度を示し、しかも洗浄浴中における加水
分解によって重合体１ｇ当たり少なくとも１０-3モルの
ＣＯＯ- 電荷密度を得ることができる。これらの抑制剤
は、単独で又は混合物として使用することができる。
【００１６】本明細書において記載した百分率は、特に
記していなければ重量％である。
記していなければ重量％である。
【００１７】本発明に従った洗剤組成物は、好ましく
は、２〜１０％の無定形アルカリ金属アルミノシリケー
ト、１０〜３０％のアルカリ金属炭酸塩及び３〜１５％
の炭酸カルシウムの結晶成長抑制剤を含む。この％は、
該組成物の重量に関して与えられている。特に、本発明
に従った洗剤組成物は、２〜１０％の無定形アルカリ金
属アルミノシリケート、１５〜２５％のアルカリ金属炭
酸塩及び３〜６％の炭酸カルシウムの結晶成長抑制剤を
含む。
は、２〜１０％の無定形アルカリ金属アルミノシリケー
ト、１０〜３０％のアルカリ金属炭酸塩及び３〜１５％
の炭酸カルシウムの結晶成長抑制剤を含む。この％は、
該組成物の重量に関して与えられている。特に、本発明
に従った洗剤組成物は、２〜１０％の無定形アルカリ金
属アルミノシリケート、１５〜２５％のアルカリ金属炭
酸塩及び３〜６％の炭酸カルシウムの結晶成長抑制剤を
含む。
【００１８】洗剤組成物は、任意の公知手段によって製
造することができる。これは、特に、各成分を水性懸濁
液（スラリー）中に導入し次いでこの溶液を噴霧乾燥さ
せることよりなる通常の方法によって製造することがで
きる。
造することができる。これは、特に、各成分を水性懸濁
液（スラリー）中に導入し次いでこの溶液を噴霧乾燥さ
せることよりなる通常の方法によって製造することがで
きる。
【００１９】本発明に従った洗剤組成物は、有益には、
アルカリ金属珪酸塩好ましくは珪酸ナトリウムを含む。
この珪酸塩は、その後に一緒に噴霧させるために洗浄助
剤の他の成分を含有する水溶液中に導入することができ
る。
アルカリ金属珪酸塩好ましくは珪酸ナトリウムを含む。
この珪酸塩は、その後に一緒に噴霧させるために洗浄助
剤の他の成分を含有する水溶液中に導入することができ
る。
【００２０】本発明の好ましい別の具体例に従えば、ア
ルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属珪酸塩は共粒体の形
態にある。かくして、洗浄助剤組成物は、無定形アルカ
リ金属アルミノシリケート、炭酸カルシウムの結晶成長
抑制剤、及びアルカリ金属珪酸塩水和物とアルカリ金属
炭酸塩とを基材とする球状共粒体を含む。これらの共粒
体は、本件出願人の１９９２年３月２０日付けのフラン
ス特許願第９２０３３５０号及び同人の１９９１年１１
月２５日付けのヨーロッパ特許願第０４８８８６８号に
記載されている。特に、これらの共粒体は、それらの製
造法、即ち、（ａ）アルカリ金属珪酸塩を基にした又は
アルカリ金属珪酸塩とアルカリ金属炭酸塩との混合物を
基にした水溶液を、回転造粒装置内を移動するアルカリ
金属炭酸塩基材又は上記珪酸塩−炭酸塩混合物基材粒子
の転動床に吹き付け、この場合に粒子の移動速度、転動
床の厚さ及び吹き付けられる溶液の流量は各粒子が互い
に接触しながら塑性共粒体に転化される程にし、そして
（ｂ）上記の工程（ａ）で得られた該共粒体を随意に乾
燥させることよりなり、しかもこれらの工程は乾燥基準
で表わして珪酸塩に会合した水／珪酸塩の重量比が３３
／１００以上好ましくは３６／１００以上にとどまるよ
うにして実施されることからなる方法によって特徴づけ
られる。工程（ａ）及び（ｂ）の間で、共粒体は好まし
くは緻密化操作を受ける。
ルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属珪酸塩は共粒体の形
態にある。かくして、洗浄助剤組成物は、無定形アルカ
リ金属アルミノシリケート、炭酸カルシウムの結晶成長
抑制剤、及びアルカリ金属珪酸塩水和物とアルカリ金属
炭酸塩とを基材とする球状共粒体を含む。これらの共粒
体は、本件出願人の１９９２年３月２０日付けのフラン
ス特許願第９２０３３５０号及び同人の１９９１年１１
月２５日付けのヨーロッパ特許願第０４８８８６８号に
記載されている。特に、これらの共粒体は、それらの製
造法、即ち、（ａ）アルカリ金属珪酸塩を基にした又は
アルカリ金属珪酸塩とアルカリ金属炭酸塩との混合物を
基にした水溶液を、回転造粒装置内を移動するアルカリ
金属炭酸塩基材又は上記珪酸塩−炭酸塩混合物基材粒子
の転動床に吹き付け、この場合に粒子の移動速度、転動
床の厚さ及び吹き付けられる溶液の流量は各粒子が互い
に接触しながら塑性共粒体に転化される程にし、そして
（ｂ）上記の工程（ａ）で得られた該共粒体を随意に乾
燥させることよりなり、しかもこれらの工程は乾燥基準
で表わして珪酸塩に会合した水／珪酸塩の重量比が３３
／１００以上好ましくは３６／１００以上にとどまるよ
うにして実施されることからなる方法によって特徴づけ
られる。工程（ａ）及び（ｂ）の間で、共粒体は好まし
くは緻密化操作を受ける。
【００２１】用語「珪酸塩と会合した水」とは、炭酸塩
と結合していない水中の水であって、特に結晶化形態に
ない水を意味する。
と結合していない水中の水であって、特に結晶化形態に
ない水を意味する。
【００２２】本発明のこの別の具体例に従えば、共粒体
は、後添加物として洗剤組成物に添加される。
は、後添加物として洗剤組成物に添加される。
【００２３】共粒体は、皿洗い機用の本発明に従った洗
剤組成物では該組成物の３〜９０重量％好ましくは３〜
７０重量％の割合で使用される。洗濯機用の本発明に従
った潜在組成物中に使用される量は、該組成物の重量の
３〜６０％好ましくは１０〜５０％の程度である。これ
らの量は、組成物の重量を基にした乾燥珪酸塩の重量と
して表わされる。
剤組成物では該組成物の３〜９０重量％好ましくは３〜
７０重量％の割合で使用される。洗濯機用の本発明に従
った潜在組成物中に使用される量は、該組成物の重量の
３〜６０％好ましくは１０〜５０％の程度である。これ
らの量は、組成物の重量を基にした乾燥珪酸塩の重量と
して表わされる。
【００２４】本発明の課題を構成する洗剤組成物の各成
分の他に、少なくとも１種の表面活性剤を、該組成物の
重量の８〜３０％の範囲内そして好ましくは１０〜１５
％の程度であってよい量で存在させることもできる。
分の他に、少なくとも１種の表面活性剤を、該組成物の
重量の８〜３０％の範囲内そして好ましくは１０〜１５
％の程度であってよい量で存在させることもできる。
【００２５】これらの表面活性剤としては、 ・アルカリ金属石けん（Ｃ8 −Ｃ24脂肪酸のアルカリ金
属塩）、アルカリ金属スルホン酸塩（Ｃ8 −Ｃ13アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、Ｃ12−Ｃ16アルキルスルホン
酸塩）、オキシエチレン化及び硫酸化Ｃ6 −Ｃ16脂肪族
アルコール、オキシエチレン化及び硫酸化Ｃ8 −Ｃ13ア
ルキルフェノール、アルカリ金属スルフォスクシネート
（Ｃ12−Ｃ16アルキルスルフォスクシーネート）型等の
陰イオン性表面活性剤、 ・ポリオキシエチレン化Ｃ6 −Ｃ12アルキルフェノー
ル、オキシエチレン化Ｃ8−Ｃ22脂肪族アルコール、エ
チレンオキシド型等の非イオン性表面活性剤、 ・プロピレンオキシドブロック共重合体、及び任意とし
てポリオキシエチレン化カルボン酸アミド、 ・アルキルジメチルベタイン型等の両性表面活性剤、 ・アルキルトリメチルアンモニウム又はアルキルジメチ
ルエチルアンモニウムクロリド若しくはブロミド型等の
陽イオン性表面活性剤、 を挙げることができる。
属塩）、アルカリ金属スルホン酸塩（Ｃ8 −Ｃ13アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、Ｃ12−Ｃ16アルキルスルホン
酸塩）、オキシエチレン化及び硫酸化Ｃ6 −Ｃ16脂肪族
アルコール、オキシエチレン化及び硫酸化Ｃ8 −Ｃ13ア
ルキルフェノール、アルカリ金属スルフォスクシネート
（Ｃ12−Ｃ16アルキルスルフォスクシーネート）型等の
陰イオン性表面活性剤、 ・ポリオキシエチレン化Ｃ6 −Ｃ12アルキルフェノー
ル、オキシエチレン化Ｃ8−Ｃ22脂肪族アルコール、エ
チレンオキシド型等の非イオン性表面活性剤、 ・プロピレンオキシドブロック共重合体、及び任意とし
てポリオキシエチレン化カルボン酸アミド、 ・アルキルジメチルベタイン型等の両性表面活性剤、 ・アルキルトリメチルアンモニウム又はアルキルジメチ
ルエチルアンモニウムクロリド若しくはブロミド型等の
陽イオン性表面活性剤、 を挙げることができる。
【００２６】洗剤組成物中には種々の成分を追加的に存
在させることができるが、これらの例としては、 ・洗剤組成物の総重量の約１０％までのニトリロ酢酸、 ・洗剤組成物の総重量の約３０％までの過硼酸塩、過炭
酸塩、クロロイソシアヌレート又はＮ，Ｎ，Ｎ' ，Ｎ'
−テトラアセチルエチレンジアミン（ＴＡＥＤ）型の漂
白剤、 ・洗剤組成物の総重量の約５％までの範囲内であってよ
い量のカルボキシメチルセルロース又はメチルセルロー
ス型の再付着防止剤、 ・洗剤組成物の総重量の約５％までの範囲内であってよ
い量の洗剤粉末用の硫酸ナトリウム型の増量剤、 を挙げることができる。
在させることができるが、これらの例としては、 ・洗剤組成物の総重量の約１０％までのニトリロ酢酸、 ・洗剤組成物の総重量の約３０％までの過硼酸塩、過炭
酸塩、クロロイソシアヌレート又はＮ，Ｎ，Ｎ' ，Ｎ'
−テトラアセチルエチレンジアミン（ＴＡＥＤ）型の漂
白剤、 ・洗剤組成物の総重量の約５％までの範囲内であってよ
い量のカルボキシメチルセルロース又はメチルセルロー
ス型の再付着防止剤、 ・洗剤組成物の総重量の約５％までの範囲内であってよ
い量の洗剤粉末用の硫酸ナトリウム型の増量剤、 を挙げることができる。
【００２７】
【実施例】次の実施例は本発明を例示するものであっ
て、いかなる点においても本発明の範囲を限定するもの
ではない。
て、いかなる点においても本発明の範囲を限定するもの
ではない。
【００２８】比較例１ カルシウム金属イオン封鎖速度 イオン性カルシウム用の特殊な電極（商品名「 Orio
n」）の助けを借りて１００ｍｌの水浴中において遊離
カルシウムが測定される。水は、３モル／リットルのＣ
ａ++濃度を有する。ｔ＝０において、水中のカルシウム
と作用する０．１ｇの乾燥物質が導入される。本例で
は、炭酸ナトリウムのみが導入される。
n」）の助けを借りて１００ｍｌの水浴中において遊離
カルシウムが測定される。水は、３モル／リットルのＣ
ａ++濃度を有する。ｔ＝０において、水中のカルシウム
と作用する０．１ｇの乾燥物質が導入される。本例で
は、炭酸ナトリウムのみが導入される。
【００２９】実施例２及び３ 原理は、比較例１における同じである。商品名「Tixole
x 25」が炭酸ナトリウムに次の質量比、 商品名「Tixolex 25」／炭酸塩＝７５／２５（実施例
２）、 商品名「Tixolex 25」／炭酸塩＝２５／７５（実施例
３）、 で加えられる。この結果を表１に記載される。この表で
は、濃度はモル／リットル単位で表わされている。
x 25」が炭酸ナトリウムに次の質量比、 商品名「Tixolex 25」／炭酸塩＝７５／２５（実施例
２）、 商品名「Tixolex 25」／炭酸塩＝２５／７５（実施例
３）、 で加えられる。この結果を表１に記載される。この表で
は、濃度はモル／リットル単位で表わされている。
【００３０】
【表１】
【００３１】実施例４及び５ 洗濯機用の２種の洗剤組成物が試験される。共粒体の合成 造粒装置は、直径８００ｍｍで深さ１００ｍｍの平たい
皿よりなる。造粒間、回転速度は２５回転／分の程度で
あり、そして水平に対する回転軸の角度は５５°の程度
である。造粒皿は、炭酸ナトリウムの微細粒子よりなる
粉末と共に２１．４ｋｇ／ｈの速度で連続的に供給され
る。かかる粒子は、次の主な特性、 ・アルカリ度＝９９．６１％、 ・含水量（重量）＝０．１２％、 ・未突固め充填密度＝０．５６ｇ／ｃｍ3 、 ・メディアン径＝９５ミクロン、 ・不溶分＝５８ｍｇ／ｋｇ、 を有する。造粒皿において転動するこの粉末に対して、
ペレターザーの底部から２０ｃｍの距離に位置付けられ
た二液型ノズルによって珪酸ナトリウムの溶液が空気の
助けを借りて８０℃の温度において１３．４ｌ／ｈの速
度で吹き付けられる。活性物質の割合４３重量％であ
り、そして吹き付けられる溶液のＳｉＯ2 ／Ｎａ2 Ｏモ
ル比は２である。皿における粒子の平均滞留時間は約１
０〜１５分である。皿を出る粒子の温度は周囲温度であ
る。皿を出る粒体は、５％程度の傾斜を持たせた直径５
００ｍｍで長さ１，３００ｍｍの平滑な壁を持つ回転管
状体に導入される。出口ダイヤフラムは、粒子の平均滞
留時間が約４０分になるように調節される。ドラムの回
転速度（１８回転／分）は、粒子の転動床を形成するよ
うに選択される。これは、かかる床の緻密化を促進す
る。かくして得られた粒体は、流動床において８０℃程
度の温度で１０〜１５分間乾燥される（流動用空気の温
度８５〜９０℃）。かくして乾燥された生成物は、次の
特性、 ・炭酸塩含量（重量比）＝６５％、 ・珪酸塩含量（重量比）＝２１％±０．５％、 ・含水量（重量比）＝１３．５％、 ・未突固め充填密度＝０．９０ｇ／ｃｍ3 、 ・１ｍｍの篩目における網上重量％＝１０．８％、 ・メディアン径＝０．７３ミクロン、 ・０．２ｍｍの篩目における網下重量％＝６％、 ・生成物の９０重量％が５０秒で溶解（２０℃における
３５ｇ／ｌの濃度の水溶液）、 ・生成物の９５重量％が５０秒で溶解（２０℃における
３５ｇ／ｌの濃度の水溶液）、 ・白色度Ｌ＝９６．３、 ・磨砕抵抗性＝７％、 を示す。粒体は、優れた貯蔵挙動を示す。
皿よりなる。造粒間、回転速度は２５回転／分の程度で
あり、そして水平に対する回転軸の角度は５５°の程度
である。造粒皿は、炭酸ナトリウムの微細粒子よりなる
粉末と共に２１．４ｋｇ／ｈの速度で連続的に供給され
る。かかる粒子は、次の主な特性、 ・アルカリ度＝９９．６１％、 ・含水量（重量）＝０．１２％、 ・未突固め充填密度＝０．５６ｇ／ｃｍ3 、 ・メディアン径＝９５ミクロン、 ・不溶分＝５８ｍｇ／ｋｇ、 を有する。造粒皿において転動するこの粉末に対して、
ペレターザーの底部から２０ｃｍの距離に位置付けられ
た二液型ノズルによって珪酸ナトリウムの溶液が空気の
助けを借りて８０℃の温度において１３．４ｌ／ｈの速
度で吹き付けられる。活性物質の割合４３重量％であ
り、そして吹き付けられる溶液のＳｉＯ2 ／Ｎａ2 Ｏモ
ル比は２である。皿における粒子の平均滞留時間は約１
０〜１５分である。皿を出る粒子の温度は周囲温度であ
る。皿を出る粒体は、５％程度の傾斜を持たせた直径５
００ｍｍで長さ１，３００ｍｍの平滑な壁を持つ回転管
状体に導入される。出口ダイヤフラムは、粒子の平均滞
留時間が約４０分になるように調節される。ドラムの回
転速度（１８回転／分）は、粒子の転動床を形成するよ
うに選択される。これは、かかる床の緻密化を促進す
る。かくして得られた粒体は、流動床において８０℃程
度の温度で１０〜１５分間乾燥される（流動用空気の温
度８５〜９０℃）。かくして乾燥された生成物は、次の
特性、 ・炭酸塩含量（重量比）＝６５％、 ・珪酸塩含量（重量比）＝２１％±０．５％、 ・含水量（重量比）＝１３．５％、 ・未突固め充填密度＝０．９０ｇ／ｃｍ3 、 ・１ｍｍの篩目における網上重量％＝１０．８％、 ・メディアン径＝０．７３ミクロン、 ・０．２ｍｍの篩目における網下重量％＝６％、 ・生成物の９０重量％が５０秒で溶解（２０℃における
３５ｇ／ｌの濃度の水溶液）、 ・生成物の９５重量％が５０秒で溶解（２０℃における
３５ｇ／ｌの濃度の水溶液）、 ・白色度Ｌ＝９６．３、 ・磨砕抵抗性＝７％、 を示す。粒体は、優れた貯蔵挙動を示す。
【００３２】洗剤組成物の調製 合成された共粒体は、皿洗い機用の組成物を得るために
各添加剤と一緒に商品名「Lodige M5G」に導入される。
組成物は、表２に示される。これらの組成物は、水軟化
器を再生していない商品名「 Miele」家庭用皿洗い機で
試験される。その結果、それは、３０°ＴＨの全硬度
（フランス規格）を持つ石灰水を排出する。各組成物を
水１リットル当たり３ｇ使用して、初期において完全に
きれいなソーダ石灰ガラス板の１０回の累積洗浄が実施
される。次いで、このガラス板にガードナー装置によっ
て光度測定を施す。試料によって反射される光Ｌの総量
が測定される（Ｌａｂ測定方式）。
各添加剤と一緒に商品名「Lodige M5G」に導入される。
組成物は、表２に示される。これらの組成物は、水軟化
器を再生していない商品名「 Miele」家庭用皿洗い機で
試験される。その結果、それは、３０°ＴＨの全硬度
（フランス規格）を持つ石灰水を排出する。各組成物を
水１リットル当たり３ｇ使用して、初期において完全に
きれいなソーダ石灰ガラス板の１０回の累積洗浄が実施
される。次いで、このガラス板にガードナー装置によっ
て光度測定を施す。試料によって反射される光Ｌの総量
が測定される（Ｌａｂ測定方式）。
【００３３】
【表２】
【００３４】また、商品名「 Tixolex」を含まない組成
物（共粒体５９％、残部は実施例４及び５の組成物と同
じ）も試験される。得られるＬは６３である。
物（共粒体５９％、残部は実施例４及び５の組成物と同
じ）も試験される。得られるＬは６３である。
【００３５】比較例６〜９ 洗濯機用の洗剤組成物が試験される。これらの組成物は
表３に記載される。洗剤組成物が共粒体を含む場合に
は、これらの共粒体は、実施例４〜５に記載されるもの
であり、そして洗濯機用の洗剤組成物を得るために各添
加剤と乾式混合することによって導入される。表３に記
載される珪酸ナトリウムは、２のＳｉＯ2 ／Ｎａ2 Ｏモ
ル比及び８０％の固形分含量を有する。
表３に記載される。洗剤組成物が共粒体を含む場合に
は、これらの共粒体は、実施例４〜５に記載されるもの
であり、そして洗濯機用の洗剤組成物を得るために各添
加剤と乾式混合することによって導入される。表３に記
載される珪酸ナトリウムは、２のＳｉＯ2 ／Ｎａ2 Ｏモ
ル比及び８０％の固形分含量を有する。
【００３６】再付着防止性能試験 この試験は、商品名「 Schultess Super 6 De Luxe」ド
ラム機で実施される。試験の条件は、 ・使用する温度＝６０℃、 ・全サイクル時間＝６５分、予備洗浄なし、 ・サイクル数：２５回の累積洗浄、 ・水の硬度：２１．２フランス硬度、 ・使用する試験織物：ＮＦＴ基準７３．６００に記載さ
れる規格に完全に対応する対照ストリップ、 ・リネン製品処理量：３ｋｇの１００％綿製厚地タオ
ル、 ・洗剤量：５ｇ／ｌ、 である。２５回の洗浄を受けた試験片は、乾燥され、計
量されそして９００℃で焼成される。灰分の重量％は、
初期の試験片の重量を基にして測定される（表３におけ
る“付着物”）。
ラム機で実施される。試験の条件は、 ・使用する温度＝６０℃、 ・全サイクル時間＝６５分、予備洗浄なし、 ・サイクル数：２５回の累積洗浄、 ・水の硬度：２１．２フランス硬度、 ・使用する試験織物：ＮＦＴ基準７３．６００に記載さ
れる規格に完全に対応する対照ストリップ、 ・リネン製品処理量：３ｋｇの１００％綿製厚地タオ
ル、 ・洗剤量：５ｇ／ｌ、 である。２５回の洗浄を受けた試験片は、乾燥され、計
量されそして９００℃で焼成される。灰分の重量％は、
初期の試験片の重量を基にして測定される（表３におけ
る“付着物”）。
【００３７】実施例１０ 原理は、比較例６〜９におけると同じである。商品名
「Tixolex 25」が比較例９の組成物に添加される（表３
の組成物を参照）。これらの５つの例の試験結果は表３
に記載される。
「Tixolex 25」が比較例９の組成物に添加される（表３
の組成物を参照）。これらの５つの例の試験結果は表３
に記載される。
【００３８】
【表３】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 3:12 3:10 3:20 3:36 3:37） (72)発明者 ダニエル・ジュベール フランス国ビヌイユ・サンフィルマン、ア モー・デュ・ボワ・リュデ、26
Claims (16)
- 【請求項１】 無定形アルカリ金属アルミノシリケート
からなる洗剤組成物におけるカルシウム沈殿物用スカベ
ンジャー。 - 【請求項２】 カルシウム沈殿物が、洗剤組成物中に存
在するアルカリ金属炭酸塩好ましくは炭酸ナトリウムに
よるカルシウムの沈殿によって形成されることを特徴と
する請求項１記載のスカベンジャー。 - 【請求項３】 無定形アルカリ金属アルミノシリケート
が、一般式（１） ｘＭ2 Ｏ・ｙＡ１2 Ｏ3 ・ｚＳｉＯ2 ・ｗＨ2 Ｏ ［式中、Ｍはアルカリ金属好ましくはナトリウムを表わ
し、ｘは０．２〜２であり、ｙは１であり、ｚは０．２
〜１５でありそしてｗは０以外の正の実数である］を有
することを特徴とする請求項１又は２記載のスカベンジ
ャー。 - 【請求項４】 無定形アルカリ金属アルミノシリケート
が、一般式（１）においてｘが０．８〜１．２であり、
ｚが８〜１５でありそしてｗが０．３〜９であるもので
あることを特徴とする請求項３記載のスカベンジャー。 - 【請求項５】 無定形アルカリ金属アルミノシリケート
が、無定形アルミノシリケート１ｇ当たりＣａＣＯ3 ５
０ｍｇ以上のカルシウム交換能及び／又は１００ｍｌ／
１００ｇ以上好ましくは１５０ｍｌ／１００ｇの吸収能
を有することを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項
記載のスカベンジャー。 - 【請求項６】 少なくとも１種の無定形アルカリ金属ア
ルミノシリケート、アルカリ金属炭酸塩（アルカリ金属
は好ましくはナトリウムである）及び炭酸カルシウムの
少なくとも１種の結晶成長抑制剤を含み、しかもアルカ
リ金属炭酸塩が特にイオン性カルシウム除去用の主要剤
として存在することを特徴とする洗剤組成物。 - 【請求項７】 燐酸塩を含まず且つゼオライトを含まな
いことを特徴とする洗剤組成物。 - 【請求項８】 無定形アルカリ金属アルミノシリケート
が、一般式（１） ｘＭ2 Ｏ・ｙＡ１2 Ｏ3 ・ｚＳｉＯ2 ・ｗＨ2 Ｏ ［式中、Ｍはアルカリ金属好ましくはナトリウムを表わ
し、ｘは０．２〜２であり、ｙは１であり、ｚは０．２
〜１５でありそしてｗは０以外の正の実数である］を有
することを特徴とする請求項６又は７記載の洗剤組成
物。 - 【請求項９】 無定形アルカリ金属アルミノシリケート
が、一般式（１）においてｘが０．８〜１．２であり、
ｚが８〜１５でありそしてｗが０．３〜９であるもので
あることを特徴とする請求項８記載の洗剤組成物。 - 【請求項１０】 無定形アルカリ金属アルミノシリケー
トが、無定形アルミノシリケート１ｇ当たりＣａＣＯ3
５０ｍｇ以上のカルシウム交換能及び／又は１００ｍｌ
／１００ｇ以上好ましくは１５０ｍｌ／１００ｇの吸収
能を有することを特徴とする請求項６〜９のいずれか一
項記載の洗剤組成物。 - 【請求項１１】 炭酸カルシウムの結晶成長抑制剤が、
クエン酸、酒石酸及びホスホン酸並びにそれらの塩、ポ
リアクリル酸好ましくは２，０００〜１０，０００の分
子量のもの及びそれらの塩、アクリル酸−マレイン酸又
は−ビニル共重合体酸好ましくは５０，０００〜７０，
０００の分子量のもの及びそれらの塩、ポリアスパラギ
ン酸及びそれらの塩、及び重合体１ｇ当たり０〜５×１
０-4モルの範囲であってよいＣＯＯ- 電荷密度を示しし
かも洗浄浴中における加水分解によって重合体１ｇ当た
り少なくとも１０-3モルのＣＯＯ- 電荷密度を得ること
ができるポリイミド生重合体の単独又は混合物から選択
されることを特徴とする請求項６〜１０のいずれか一項
記載の洗剤組成物。 - 【請求項１２】 ２〜１０％の無定形アルカリ金属アル
ミノシリケート、１０〜３０％のアルカリ金属炭酸塩及
び３〜１５％の炭酸カルシウムの結晶成長抑制剤を含む
ことを特徴とする請求項６〜１１のいずれか一項記載の
洗剤組成物。 - 【請求項１３】 ２〜１０％の無定形アルカリ金属アル
ミノシリケート、１５〜２５％のアルカリ金属炭酸塩及
び３〜６％の炭酸カルシウムの結晶成長抑制剤を含むこ
とを特徴とする請求項１２記載の洗剤組成物。 - 【請求項１４】 アルカリ金属珪酸塩好ましくは珪酸ナ
トリウムを含むことを特徴とする請求項６〜１３のいず
れか一項記載の洗剤組成物。 - 【請求項１５】 無定形アルカリ金属アルミノシリケー
ト、炭酸カルシウムの結晶成長抑制剤、及びアルカリ金
属珪酸塩水和物とアルカリ金属炭酸塩とを基材とする球
状共粒体を含むことを特徴とする請求項６〜１４のいず
れか一項記載の洗剤組成物。 - 【請求項１６】 ８〜３０％の範囲内であってよい量で
少なくとも１種の表面活性剤も含むことを特徴とする請
求項６〜１５のいずれか一項記載の洗剤組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9206419A FR2691715A1 (fr) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | Utilisation de silico-aluminate amorphe en tant que capteurs de précipités calciques. |
| FR92-06419 | 1992-05-26 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0649485A true JPH0649485A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=9430184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5144356A Withdrawn JPH0649485A (ja) | 1992-05-26 | 1993-05-25 | カルシウム沈殿物用スカベンジャーとしての無定形アルミノシリケート |
Country Status (24)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5700294A (ja) |
| EP (1) | EP0572288B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0649485A (ja) |
| KR (1) | KR960001012B1 (ja) |
| CN (1) | CN1079251A (ja) |
| AT (1) | ATE168410T1 (ja) |
| BG (1) | BG97766A (ja) |
| BR (1) | BR9302020A (ja) |
| CA (1) | CA2096909A1 (ja) |
| CZ (1) | CZ98493A3 (ja) |
| DE (1) | DE69319664T2 (ja) |
| DK (1) | DK0572288T3 (ja) |
| EE (1) | EE9400075A (ja) |
| FI (1) | FI932375A (ja) |
| FR (1) | FR2691715A1 (ja) |
| HU (1) | HUT66731A (ja) |
| LT (1) | LT3599B (ja) |
| LV (1) | LV10300B (ja) |
| NO (1) | NO931871L (ja) |
| PL (1) | PL299048A1 (ja) |
| RO (1) | RO114631B1 (ja) |
| SK (1) | SK51993A3 (ja) |
| TW (1) | TW251317B (ja) |
| YU (1) | YU35293A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| US7135448B2 (en) * | 2003-07-02 | 2006-11-14 | Ecolab Inc. | Warewashing composition for use in automatic dishwashing machines, comprising a mixture of aluminum and zinc ions |
| US7196044B2 (en) * | 2003-07-02 | 2007-03-27 | Ecolab, Inc. | Warewashing composition for use in automatic dishwashing machines, comprising a zinc ion and aluminum ion corrosion inhibitor |
| WO2005106100A1 (en) * | 2004-05-05 | 2005-11-10 | Unilever N.V. | Cleaning method |
| US20060174883A1 (en) * | 2005-02-09 | 2006-08-10 | Acoba, Llc | Method and system of leak detection in application of positive airway pressure |
| US7759299B2 (en) * | 2006-07-24 | 2010-07-20 | Ecolab Inc. | Warewashing composition for use in automatic dishwashing machines |
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|---|---|---|---|---|
| GB738375A (en) * | 1951-10-08 | 1955-10-12 | Allen Raymond Mackewn O B E | Improvements in or relating to containers or the like |
| US2909490A (en) * | 1954-07-28 | 1959-10-20 | Olin Mathieson | Manufacture of duplex composition of sodium tripolyphosphate and sodium silicate solution |
| NL297419A (ja) * | 1962-09-04 | |||
| GB1029263A (en) * | 1963-05-17 | 1966-05-11 | Procter & Gamble Ltd | Manufacture of detergent briquettes |
| FR2105475A5 (ja) * | 1970-09-02 | 1972-04-28 | Sifrance | |
| US4022704A (en) * | 1971-06-21 | 1977-05-10 | Stauffer Chemical Company | Production of spray dried, high bulk density hydrous sodium silicate mixtures |
| US3886079A (en) * | 1971-09-27 | 1975-05-27 | Burke Oliver W Jun | Detergent compositions and detergent adjuvant combinations thereof, and processes for forming the same |
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| US4126574A (en) * | 1973-09-07 | 1978-11-21 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Surfactant-containing aluminosilicates and process |
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| IT1061212B (it) * | 1975-02-12 | 1983-02-28 | Ass Lead Mfg Ltd | Piombo ossido in granuli utile in particolare per l industria del vetro |
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| US4303556A (en) * | 1977-11-02 | 1981-12-01 | The Procter & Gamble Company | Spray-dried detergent compositions |
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