JPH0649421U - 管糸供給装置 - Google Patents

管糸供給装置

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JPH0649421U
JPH0649421U JP9073692U JP9073692U JPH0649421U JP H0649421 U JPH0649421 U JP H0649421U JP 9073692 U JP9073692 U JP 9073692U JP 9073692 U JP9073692 U JP 9073692U JP H0649421 U JPH0649421 U JP H0649421U
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敬史 中尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管糸切り出し装置上部の予備管糸受け部に管
糸を貯溜するに際し、貯溜された管糸が管糸切り出し装
置の回転を止めることがないようにした管糸供給装置を
提供する。 【構成】 管糸を収容する管糸受容部17を外周に備
え、回転可能に支持した管糸切り出し部材16上部に予
備管糸受け部20を形成した管糸切出し供給装置におい
て、予備管糸受け部の管糸を背板側に弾性的に押圧する
フラップ29を設けたものであり、それにより管糸切出
し装置の上部予備管糸受け部に管糸を貯溜するに際し、
貯溜された管糸切出し装置の回転を止めることがないよ
うにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、精紡管糸を次工程に搬送して各種処理を行なうため、パーツフィー ダで整列させトレイに挿立するための管糸供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
精紡上がりの管糸を自動ワインダー等の次工程へ供給する際には、パーツフィ ーダにおいて多量の管糸を順次整列させ、コンベアで搬送されるトレイに1個づ つ管糸の上下方向、即ち管糸の天尻を判別しつつ挿立し、搬送することが行われ ている。
【0003】 即ち、パーツフイーダに多量に投入された管糸は、パーツフィーダの作動によ り順次整列し、コンベアにより管糸切出し装置に搬送され、ここで天尻を判別し つつシュートに投入し、シュートの下方に待機するコンベア上のトレイに挿立し ている。トレイに挿立した管糸は、所定個数を1バッチとして連続して次工程の ワインダー等の各種管糸処理工程へコンベアにより搬送される。
【0004】 このような管糸供給装置において、円滑な管糸の供給を行なうために、各搬送 部に管糸の存否を検出する光電センサーを設け、これらの光電センサーからの信 号により、管糸切出し装置からシュートに管糸を天尻を判別しつつ投入し、シュ ートガイドによりトレイに挿立し、管糸切出し装置に管糸が無くなると、コンベ アによりパーツフィーダ出口の管糸を搬送し、また、パーツフィーダ出口に管糸 がなくなると、パーツフィーダを作動して供給する。管糸が挿立されたトレイは コンベアにより搬出され、続くトレイが管糸挿立部に搬入され待機する。このよ うな作動を繰り返し、トレイ搬送コンベア上に並んだ所定個数のトレイに管糸を 挿立する一連の作動が行なわれる。
【0005】 上記従来の装置において、トレイ搬送コンベア上に並んだ所定個数のトレイに 管糸を挿立する一連の工程を円滑に行なうため、各光電センサーの信号により各 種装置を作動するものであるが、パーツフィーダにおいては、必ずしも円滑に管 糸を供給できるとは限らず、他の装置より管糸の供給が遅れることが多かった。
【0006】 その対策として、パーツフィーダからシュートまで、できる限り多くのボビン を貯溜し、パーツフィーダからの管糸供給遅れによるトレイへの管糸挿立遅れを なくすことが考えられ、それもできる限り安価な設備でなす必要がある。そのた め、本出願人により、管糸切り出し装置の上部に管糸を載置し、この部分をボビ ン1個分の貯溜部として利用することを提案している。
【0007】 即ち、図6に示すように、円筒状の管糸切り出し装置41の外周に2個の管糸 受容部42を備え、ベルトコンベア43によりパーツフィーダから搬送される管 糸をこの管糸受容部に収容し、管糸切り出し装置41の回転によってこの管糸を 天尻判別装置44に送り込んでいる。このような管糸切り出し装置41の管糸受 容部42に管糸B−1を収容している際、その管糸の上方において、背板45と 天尻判別装置44との間に予備管糸受け部46を形成し、ベルトコンベア43で 搬送される管糸B−2をこの予備管糸受け部46に貯溜させるものである。それ により、管糸1個分の貯溜部を特別の設備なしに形成できるようにしたものであ る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
このような予備管糸受け部を形成した際には、管糸切り出し装置41の管糸受 容部42に収容された管糸B−1上に、ベルトコンベア43から管糸が落し込ま れる際、管糸B−1の頂部を中心に、図6において、右方に落下した時は、図中 実線に示すように、背板45側に貯溜される。それに対し、管糸B−1の頂部を 中心に、図中左方に落下した時は、図中鎖線に示すように、天尻判別装置44側 に貯溜される。
【0009】 一方、パーツフィーダから供給される管糸は、原則として満巻ボビンであるが 、時には製造ミス及び検査ミスにより、例えば空ボビンに近い不整ボビンが供給 されることがある。そのような不整ボビンが供給されると、図7に示すように、 管糸B−1の頂部から背板45側に管糸B−2として貯溜された場合は問題ない が、天尻判別装置44側に管糸B−2´として貯溜された場合は、管糸切り出し 装置41が回転して管糸B−1を天尻判別装置44に送り込む時、管糸B−1と 天尻判別装置44間の管糸B−2´が両者間に挾まってしまい、管糸切り出し装 置44の回転をロックするため、それ以降管糸供給装置が全て停止することとな る。
【0010】 このような状態は、図8に示すように、管糸切り出し装置に不整管糸B−1が 受容されている時、次いで正常の管糸B−2が供給され、その管糸B−2´が天 尻判別装置44側に貯溜された時においても、管糸切り出し装置41が回転して 管糸B−1を天尻判別装置44に送り込む時も、管糸B−2´が天尻判別装置4 4間に挾まり、管糸切り出し装置の回転をロックする。
【0011】 したがって、本考案は、管糸切り出し装置上部の予備管糸受け部に管糸を貯溜 するに際し、貯溜された管糸が管糸切り出し装置の回転を止めることがないよう にした管糸供給装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため、管糸を収容する管糸受容部を外周に備え 回転可能に支持した管糸切り出し部材上部に予備管糸受け部を形成した管糸切出 し供給装置において、予備管糸受け部の管糸を背板側に弾性的に押圧するフラッ プを設けたものであり、それにより管糸切出し装置の上部予備管糸受け部に管糸 を貯溜するに際し、貯溜された管糸切出し装置の回転を止めることがないように したものである。
【0013】
【作用】
本考案は、上記のように構成したので、外周の管糸受容部に管糸を収容した管 糸切出し装置上部における天尻判別装置と背板間の予備管糸受け部にコンベアか ら管糸が供給されると、その管糸は、弾性的に押圧するフラップにより背板側に 押されるため、管糸切り出し装置中の管糸と天尻判別装置間に管糸が入り込むこ とがなく、したがって、管糸切出し装置が回転する時、その回転を妨げる管糸が 存在しなくなる。
【0014】
【実施例】
本発明の実施例を図面に沿って説明する。 (振動コンベアの作動) 振動コンベア1の内周面には、螺旋状通路2を中心部から外周の搬出口3まで 連続して設けており、振動コンベア1の上部に設けた搬入コンベアによって、多 量の管糸Bを振動コンベア1の中央底部に投下する。振動コンベア1は、その下 部に設けた振動装置によって振動し、それにより、中央底部に投下された管糸B は、螺旋上通路を上昇しながら1個づつ整列して搬出口3に向けて搬送される。 搬出口3の近傍には光電センサーPH1を設け、搬出口3からその前面に設けた 管糸搬送コンベア11に搬送される管糸を検出し計数を行なう。この時、管糸搬 送コンベア11の近傍に光電センサーPH2を設け、管糸が存在するか否かを光 電センサーPH2により検出する。
【0015】 管糸搬送コンベア11上に管糸が存在しないことを、光電センサーPH2によ り検出すると、振動コンベア1を作動し、振動コンベア1内の螺旋通路2上の管 糸を搬出口3に整列しつつ搬送する。管糸搬送コンベア11上に管糸が存在して いることを光電センサーPH2により検出し、かつ、振動コンベア1の搬出口3 に管糸が存在していることを光電センサーPH1により検出すると、振動コンベ ア1の作動は停止する。
【0016】 (管糸搬送コンベアの作動) 振動コンベア1に管糸搬送コンベア11を連設する。管糸搬送コンベア11は モータ12により駆動され、この管糸搬送コンベアに移送された管糸は、端部に 設けた管糸切り出し装置13に落し込まれる。管糸切出し装置13は、天尻判別 装置34と背板18間に設けられ、この管糸切出し装置13の上部における天尻 判別装置34と背板19間には予備管糸受け部20を設けている。
【0017】 予備管糸受け部20には、後に詳述するようなフラップ29を設けており、予 備管糸受け部20の管糸を常時背板19方向に押圧するとともに、管糸切り出し 部材16が、回転して管糸受容部17中の管糸を天尻判別装置34に送り込んだ 後、管糸切り出し装置13の次の管糸受容部17が、予備管糸受け部20の直下 に回転してきた時、予備管糸受け部20の管糸をその管糸受容部17に落し込む ことを可能にしている。この予備管糸受け部20に管糸が存在するか否かは、光 電センサPH3により検出される。
【0018】 予備管糸受け部20に管糸が存在しないことを光電センサーPH3により検出 されると、モータ12が作動し管糸搬送コンベア11が作動し、管糸が管糸搬送 コンベア11に供給される。また、予備管糸受け部20に管糸が存在することを 光電センサーPH3により検出され、かつ管糸搬送コンベア11上に管糸が存在 していることを光電センサーPH2により検出されると、モータ12は停止し管 糸搬送コンベア11は停止する。
【0019】 (管糸切り出し装置の作動) 管糸切り出し装置13は、モータ14で駆動される軸15に固定された円筒状 の切出し部材16を備え、切出し部材16は、図2に示すように、外周に互いに 180度離れた位置に管糸受容部17を備えている。切出し部材16の背面には 所定距離離れて背板18を設けている。管糸搬送コンベア11から管糸切出し装 置13に落し込まれた時、落し込まれた管糸B−1と受け板18との間には予備 管糸受け部20が形成される。
【0020】 したがって、管糸搬送コンベア11から管糸が搬送される時、その管糸B−2 は管糸B−1の最上部より後方に落下しつつ受け板18で止められ、それにより 予備管糸受け部20に管糸B−2が受容可能となる。この予備管糸受け部20に 管糸があるか否かは、光電センサーPH3により検出され、管糸受容部17に管 糸が存在するか否かは光電センサーPH4により検出される。
【0021】 切出し装置13の受容部17は180度回転する際、次の受容部が予備管糸受 け部20を通過する時、この部分の管糸をその受容部に収容する。光電センサー PH3が、予備管糸受け部20に管糸が存在しないことを検出すると、モータ1 2を駆動して管糸搬送コンベア11を作動し、パーツフィーダ1の搬出口3に位 置する管糸Bを切出し装置13の予備管糸受け部20に投入する。
【0022】 管糸切出し装置13の下部両側には、管糸Bの上端部のボビン細径端部の径に 対応した細幅溝と、管糸Bの下端部のボビン太径端部の径に対応した太幅溝とを 円弧状に設けた天尻判別装置34を備え、細幅溝31は、溝入口35から溝出口 36に至るにしたがい深く形成されている。また溝出口36の下方において、細 幅溝31の底面と太幅溝33の底面との間に位置するロッド40,41を備えて いる。
【0023】 モータ14の駆動により、切出し部材16が回転して管糸Bを切り出す際、管 糸Bの細径端部が細幅溝に入り、管糸Bの他端の太径端部が太幅溝内に位置する ため、管糸Bは、片側に寄せられる。その結果、管糸Bは溝出口36から出る際 、細径端部がロッド40又は41に当接し、一時的に落下を止められるため、他 端の太径端部は、ロッドに当接することなくそのまま落下し、したがって、管糸 Bは太径端部が下方となり、天尻が判別されて図1におけるシュート43内に落 下する。
【0024】 (シュートの作動) シュート43の下端開口とその下方のシュートガイド44の上端開口との間に はシャッタ37を備え、シャッタ37はシリンダ38の作動により開閉可能とな っている。シャッタ37は通常時閉じられており、したがって、天尻判別装置3 4からの管糸は、シュート43内においてシャッタ37上に一時的に貯溜される 。シュート43には光電センサーPH5を備え、シュート43内に管糸Bが貯溜 されているか否かを検出する。
【0025】 光電センサーPH5が、シュート43内に管糸が存在しないことを検出すると 、モータ14を駆動して切出し装置13の受容部17に存在する管糸を天尻判別 装置34を介してシュート43内に投入される。この時、シャッタ37は閉じら れているので、この管糸はシュート43内に一時貯溜される。
【0026】 シュートガイド44は円筒状をなし、半割りに形成され、図示されない開閉装 置により、少なくとも前方に対して開放可能となっている。シュートガイド44 の下端開口直下には、トレイ搬送コンベア52で搬送されるトレイ53が管糸挿 立のために待機する。シュートガイド44の近傍には、トレイ53に挿立する管 糸がシュートガイド44内に存在するか否かを検出する光電センサーPH6が設 けられる。
【0027】 シュートガイド44の下端開口の真下に停止位置51を有するトレイ搬送コン ベア52は空トレイ53を搬送し、停止位置51近傍では、トレイ切出し装置5 4により所定の停止位置51で管糸の挿立のために待機する。トレイ切出し装置 54はモータ55で間欠的に駆動され、トレイが停止位置に存在するか否かは、 近接センサーPX7により、またトレイ切り出し装置54が所定位置に回転した か否かは、近接センサーPX8によってそれぞれ検出される。
【0028】 上記装置の作動に際し、トレイが停止位置に存在することを近接センサーPX 7により検出し、シュートガイド44内に管糸が存在しないことを光電センサー PH6が検出し、光電センサーPH5がシュート43内に管糸が存在することを 検出すると、シリンダ38の作動によりシャッタ37は開き、管糸はその下方の シュートガイド44に投入される。
【0029】 光電センサーPX7が、トレイへの管糸挿立位置にトレイ53が存在すること を検出し、かつ光電センサーPH6が、シュートガイド44内に管糸が存在しな いことを検出するとシリンダ38を作動し、シャッタ37を開放し、シュート4 3内の管糸をシュートガイド44内に落下させ、トレイ53に管糸を挿立する。
【0030】 なお、管糸挿立位置のトレイから所定個後方に近接センサーPX8を設ける場 合は、光電センサーPH8によりトレイが存在することを一定時間継続して検出 するまでは、シリンダ38は待機してシャッタ37は閉じている。そして、トレ イへの管糸挿立のための1バッチの作業を行なう条件が整ったことが検出され、 光電センサーPH6がシュートガイド44内に管糸が存在しないことを検出する とシリンダ38を作動し、シャッタ37を開放し、シュート43内の管糸をシュ ートガイド44内に落下させ、トレイ53に管糸を挿立する。また、近接センサ ーPX7によりトレイが存在することを一定時間継続して検出すると、シリンダ 38は待機してシャッタ37は閉じる。
【0031】 トレイ53に管糸が挿立されると、モータ30を駆動し、トレイ切出し装置5 4を90度回転させ、管糸を挿立したトレイを搬出し、そのトレイはコンベア5 2により自動ワインダー等の次工程へ搬送される。なお、この次工程においては 、所定個の管糸を1バッチとして処理するのに適する構成をなしていてもよい。 トレイ切出し装置54の90度の回転により、同時に後続のトレイが管糸挿立位 置に移送される。
【0032】 以降、光電センサーPH5がシュート43内に管糸が存在しないことを検出す ると、前記の一連の作動によって各管糸停止部に管糸が供給される。また、光電 センサーPX7がトレイの存在を検出し、光電センサーPH6により管糸が存在 しないことを検出すると、上記と同様の作動により、シャッタ37を開放して管 糸をトレイに挿立する。上記一連の作動の繰り返しにより、最後のトレイにも管 糸が挿立されると1バッチの作業は終了する。
【0033】 上記一連の作動において、管糸の切出しについては、シリンダ38の動作は、 上流の状態とは無関係に、下流のトレイの存在による管糸の要求と、光電センサ ーPH5が、シュート43内に管糸が存在するかしないかにより制御され、振動 コンベア1による管糸の供給の動作は、管糸供給コンベア11、切出し装置13 及びシュート43を含めた管糸貯溜部の各ポジションに管糸が充足されるまで続 けられる。その結果、管糸供給コンベア11、切出し装置13及びシュート43 からなる管糸貯溜部には0ないし4個の管糸が収容される。
【0034】 上記管糸供給装置における予備管糸受け部20及びその部分に設けたフラップ 29を図2及び図3に沿って詳述する。フラップ29は、フレームに固定された ブラケット61に支持された支軸62に揺動自在に設けた上板63を有し、上板 63の前側縁64には、比較的柔らかい弾性力を有するポリウレタン製薄板のフ ラップ板65をねじ66で固定している。このフラップ板65をねじ66で固定 している。このフラップ板65の裏面の一部には、ばね材製薄板からなる板ばね 67を、ねじ66によりフラップ板65と一体的に固定しており、これらにより フラップ29を構成している。上板63とブラケット61間の支軸62の外周に はねじりばね70を備え、このねじりばね70により、フラップ29の先端部7 1を背板19方向に常時付勢している。
【0035】 上記構成のフラップ29は、管糸切出し部材16の管糸受容部17に管糸72 を収容している時、コンベア11により管糸が搬送されると、フラップ29の先 端部71で管糸73を背板18方向に押圧し、その管糸73を前記管糸72上に 落し込む。その結果管糸73は予備管糸受け部20において、管糸72の頂部を 中心に背板18側に押し込まれる。
【0036】 したがって、図4に示すように、管糸切出し部材16の管糸受容部17に正常 な管糸72が収容されており、その上に径の小さな空ボビン等の小径管糸74が 供給される時にも、フラップ29により確実に背板18側に押し込まれる。また 、図5に示すように、管糸切出し部材16の管糸受容部17に小径管糸74が収 容されている時、その上に正常な管糸72が供給される時においても、フラップ 29により背板18側に押し込まれる。
【0037】 上記のように、予備管糸受け部20において、フラップ29により背板18側 に押し込まれた管糸は、管糸切出し部材16の回転により、管糸受容部17内の 管糸を天尻判別装置34に送り出した後、予備管糸受け部20の直下に次の管糸 受容部17が回転してくると、その中にこの管糸を落し込む。この時、フラップ 29のフラップ板65は、充分柔らかなポリウレタン製薄板からなるので、管糸 は管糸受容部に円滑に落し込むことができる。また、フラップ板65が上記のよ うな柔らかな部材であるにもかかわらず、その裏面に板ばね67を設けているの で、このフラップ板65により予備管糸受け部20内の管糸を確実に背板18側 に押し込むことが可能となる。
【0038】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成し作用するので、管糸切出し部材の上部に形成し た予備管糸受け部に供給する管糸は、フラップによって確実に背板側に押し込ま れ、それにより、フラップを設けない場合における、予備管糸受け部に供給され た管糸が、管糸切出し部材の管糸受容部内の管糸と天尻判別装置間に入り込み、 管糸切出し部材の回転時に、その入り込んだ管糸によって、回転を妨げられ停止 してしまうことが防止される。そのため管糸供給装置は、常に円滑に作動するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を用いた管糸供給装置の全体概
要を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例の斜視図である。
【図3】本考案のフラップの実施例の斜視図である。
【図4】本考案の実施例の作動を示す側面図である。
【図5】本考案の実施例の他の作動を示す側面図であ
る。
【図6】従来例の作動を示す側面図である。
【図7】従来例の他の作動を示す側面図である。
【図8】従来例の更に他の作動を示す側面図である。
【符号の説明】
1 振動コンベア 2 螺旋状通路 3 搬出口 11 管糸搬送コンベア 12 モータ 13 管糸切出し装置 14 モータ 15 軸 16 切出し部材 17 管糸受容部 18 受け板 20 予備管糸受け部 29 フラップ 34 天尻判別装置 35 溝入口 36 溝出口 37 シャッタ 38 シリンダ 40 ロッド 41 ロッド 43 シュート 44 シュートガイド 51 停止位置 52 トレイ搬送コンベア 53 トレイ 54 トレイ切出し装置 61 ブラケット 62 支軸 63 上板 64 前側縁 65 フラップ板 66 ねじ 67 板ばね 70 ねじりばね 71 先端部 72 管糸 73 管糸 74 小径管糸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管糸を収容する管糸受容部を外周に備
    え、回転可能に支持した管糸切り出し部材に予備管糸管
    糸受け部を形成した管糸切出し装置において、予備管糸
    受け部の管糸を背板側に弾性的に押圧するフラップを設
    けたことを特徴とする管糸供給装置。
JP9073692U 1992-12-14 1992-12-14 管糸供給装置 Pending JPH0649421U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1972589A3 (en) * 2007-03-23 2009-10-07 Murata Machinery, Ltd. Yarn package supply apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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