JPH06100245A - 管糸供給装置 - Google Patents
管糸供給装置Info
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- JPH06100245A JPH06100245A JP4273489A JP27348992A JPH06100245A JP H06100245 A JPH06100245 A JP H06100245A JP 4273489 A JP4273489 A JP 4273489A JP 27348992 A JP27348992 A JP 27348992A JP H06100245 A JPH06100245 A JP H06100245A
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- parts feeder
- tray
- conveyor
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- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パーツフィーダで整列した管糸を、高速でか
つ確実に天尻を判別してトレイに挿立することができる
管糸供給装置を提供する。 【構成】 パーツフィーダ1の管糸搬出口3に設けた管
糸計数装置10と管糸を順次切り出す管糸切り出し装置
13とを備えた管糸供給装置であり、それによりパーツ
フィーダで整列した管糸を高速でかつ確実にトレイに挿
立できるようにしたものである。
つ確実に天尻を判別してトレイに挿立することができる
管糸供給装置を提供する。 【構成】 パーツフィーダ1の管糸搬出口3に設けた管
糸計数装置10と管糸を順次切り出す管糸切り出し装置
13とを備えた管糸供給装置であり、それによりパーツ
フィーダで整列した管糸を高速でかつ確実にトレイに挿
立できるようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精紡管糸を次工程に搬
送して各種処理を行なうため、パーツフィーダで整列さ
せつつトレイに挿立するための管糸供給装置に関する。
送して各種処理を行なうため、パーツフィーダで整列さ
せつつトレイに挿立するための管糸供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】精紡上がりの管糸を自動ワインダー等の
次工程へ供給する際には、パーツフィーダにおいて多量
の管糸を順次整列させ、コンベアで搬送されるトレイに
1個づつ管糸の上下方向、即ち管糸の天尻を判別しつつ
挿立し、搬送することが行われている。
次工程へ供給する際には、パーツフィーダにおいて多量
の管糸を順次整列させ、コンベアで搬送されるトレイに
1個づつ管糸の上下方向、即ち管糸の天尻を判別しつつ
挿立し、搬送することが行われている。
【0003】その際、パーツフイーダで整列しコンベア
で搬送される管糸は、トレイに挿立するように、落し込
むシュートの手前に設けた天尻判別装置での判別作動を
確実に行うため、上記コンベアで搬送される管糸を貯蓄
部に貯溜し、1個づつ順に天尻判別装置へ送り出すこと
が行われている。したがってこの貯溜部の所定位置に管
糸がなくなると、コンベア上のトレイを押し出し装置で
貯溜部に投入し、コンベア上に管糸がなくなると、パー
ツフィーダを作動して管糸を1個コンベアに送り出し、
その後、パーツフィーダの作動を停止し次の作動に備え
ていた。
で搬送される管糸は、トレイに挿立するように、落し込
むシュートの手前に設けた天尻判別装置での判別作動を
確実に行うため、上記コンベアで搬送される管糸を貯蓄
部に貯溜し、1個づつ順に天尻判別装置へ送り出すこと
が行われている。したがってこの貯溜部の所定位置に管
糸がなくなると、コンベア上のトレイを押し出し装置で
貯溜部に投入し、コンベア上に管糸がなくなると、パー
ツフィーダを作動して管糸を1個コンベアに送り出し、
その後、パーツフィーダの作動を停止し次の作動に備え
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記装置において、管
糸を搬送するコンベアは、貯溜部に管糸が存在する時は
作動しないので、パーツフィーダを作動させてコンベア
に送り込むことができない。そのため、パーツフィーダ
において、ボビンを整列しつつ搬出口に搬送する作動時
間が少なくなり、パーツフィーダの処理能力を向上させ
ることができなかった。
糸を搬送するコンベアは、貯溜部に管糸が存在する時は
作動しないので、パーツフィーダを作動させてコンベア
に送り込むことができない。そのため、パーツフィーダ
において、ボビンを整列しつつ搬出口に搬送する作動時
間が少なくなり、パーツフィーダの処理能力を向上させ
ることができなかった。
【0005】したがって、本発明は、パーツフィーダ内
の管糸を適切な量に保ち、トレイへの管糸供給能力を向
上することができる管糸供給装置を提供することを目的
とする。
の管糸を適切な量に保ち、トレイへの管糸供給能力を向
上することができる管糸供給装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、パーツフィーダの管糸搬出口に設けた管糸
計数装置と管糸を順次切り出す管糸切り出し装置とを備
えたものであり、それによりパーツフィーダで整列した
管糸を高速でかつ確実にトレイに挿立できるようにした
ものである。
決するため、パーツフィーダの管糸搬出口に設けた管糸
計数装置と管糸を順次切り出す管糸切り出し装置とを備
えたものであり、それによりパーツフィーダで整列した
管糸を高速でかつ確実にトレイに挿立できるようにした
ものである。
【0007】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、パーツ
フィーダで整列した管糸は、パーツフィーダの搬出口に
設けた管糸計数装置とトレイが所定個数滞留したことを
検知する受光素子とにより、管糸の切り出し個数に応じ
て搬入コンベアを適切な時間動作させ、パーツフィーダ
内の管糸を適切な量に保つ。
フィーダで整列した管糸は、パーツフィーダの搬出口に
設けた管糸計数装置とトレイが所定個数滞留したことを
検知する受光素子とにより、管糸の切り出し個数に応じ
て搬入コンベアを適切な時間動作させ、パーツフィーダ
内の管糸を適切な量に保つ。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面に沿って説明する。パ
ーツフイーダ1の内周面には螺旋状通路2を中心部から
外周の搬出口3まで連続して設けており、パーツフイー
ダ1の上部に設けた搬入コンベア4によって、多量の管
糸5をパーツフィーダ1の中央底部に投下する。パーツ
フィーダは、その下部に設けた振動装置によって振動
し、それにより中央底部に投下された管糸は、螺旋上通
路を上昇しつつ1個づつ整列して搬出口3に向けて搬送
される。
ーツフイーダ1の内周面には螺旋状通路2を中心部から
外周の搬出口3まで連続して設けており、パーツフイー
ダ1の上部に設けた搬入コンベア4によって、多量の管
糸5をパーツフィーダ1の中央底部に投下する。パーツ
フィーダは、その下部に設けた振動装置によって振動
し、それにより中央底部に投下された管糸は、螺旋上通
路を上昇しつつ1個づつ整列して搬出口3に向けて搬送
される。
【0009】搬出口3にはシャッタ6を備え、シャッタ
6は、ソレノイド7によりリンク8を介して駆動され、
螺旋状通路2を搬送される管糸が搬出口3へ出るのを停
止し、また解放の作動を行なう。搬出口3の近傍には受
光素子10を設け、搬出口からその前面に設けた管糸搬
送コンベア11に、搬送される管糸を検出し計数を行な
う。
6は、ソレノイド7によりリンク8を介して駆動され、
螺旋状通路2を搬送される管糸が搬出口3へ出るのを停
止し、また解放の作動を行なう。搬出口3の近傍には受
光素子10を設け、搬出口からその前面に設けた管糸搬
送コンベア11に、搬送される管糸を検出し計数を行な
う。
【0010】管糸搬送コンベア11はモータ12により
駆動され、このコンベアに移送された管糸は、端部に設
けた管糸切り出し装置13に落し込まれる。この時、コ
ンベア11の端部に管糸が存在するか否かは、受光素子
9により検出される。管糸切り出し装置13は、モータ
14で駆動される軸15に固定された左右一対の切り出
し部材16を備え、切り出し部材16は、図3に示すよ
うに、断面略L字形の3枚の羽根17−1,17−2,
17−3を備えている。
駆動され、このコンベアに移送された管糸は、端部に設
けた管糸切り出し装置13に落し込まれる。この時、コ
ンベア11の端部に管糸が存在するか否かは、受光素子
9により検出される。管糸切り出し装置13は、モータ
14で駆動される軸15に固定された左右一対の切り出
し部材16を備え、切り出し部材16は、図3に示すよ
うに、断面略L字形の3枚の羽根17−1,17−2,
17−3を備えている。
【0011】管糸搬送コンベア11から管糸切り出し装
置13に落し込まれた管糸は、最上部で停止している羽
根17−1の受け部18に受けられ、この受け部18の
全面に位置する落下防止ロッド20により落下を防止さ
れている。この時、受け部18上に管糸が存在するか否
かは受光素子19により検出される。
置13に落し込まれた管糸は、最上部で停止している羽
根17−1の受け部18に受けられ、この受け部18の
全面に位置する落下防止ロッド20により落下を防止さ
れている。この時、受け部18上に管糸が存在するか否
かは受光素子19により検出される。
【0012】落下防止ロッド20は、軸21に固定され
た2本のレバー22に支持されており、軸21に固定さ
れた作動レバー23に連結されている駆動レバー24
が、軸25を中心に振動する時、落下防止ロッド20は
軸21を中心に揺動する。駆動レバー24の中間部に設
けたホロワ26には、モータ14の軸15に固定したカ
ム27が当接しており、モータ14の駆動時に軸15が
回転し、左右一対の切り出し部材16が回転して、羽根
17−1の受け部18に載置した管糸5を切り出す際、
カム27も連動して回転することにより駆動レバー24
が揺動し、前記のように落下防止ロッド20を、図3
中、時計方向に揺動させ、管糸5の切り出しを可能とす
る。
た2本のレバー22に支持されており、軸21に固定さ
れた作動レバー23に連結されている駆動レバー24
が、軸25を中心に振動する時、落下防止ロッド20は
軸21を中心に揺動する。駆動レバー24の中間部に設
けたホロワ26には、モータ14の軸15に固定したカ
ム27が当接しており、モータ14の駆動時に軸15が
回転し、左右一対の切り出し部材16が回転して、羽根
17−1の受け部18に載置した管糸5を切り出す際、
カム27も連動して回転することにより駆動レバー24
が揺動し、前記のように落下防止ロッド20を、図3
中、時計方向に揺動させ、管糸5の切り出しを可能とす
る。
【0013】管糸切り出し装置13の下部両側には、管
糸2の上端部のボビン細径端部30の径に対応した細幅
溝31と、管糸2の下端部のボビン太径端部32の径に
対応した太幅溝33とを円弧状に設けた天尻判別装置3
4を備え、細幅溝31は、溝入口35から溝出口36に
至るにしたがい深く形成されている。また溝出口36の
下方において、細幅溝31の底面37と太幅溝33の底
面38との間に位置するロッド40,41を備えてい
る。したがって、図2に示すように、管糸5の図中、左
端部が細径端部30となってパーツフィーダ−から搬送
された場合は、モータ14の駆動により切り出し部材1
6が回転して管糸5を切り出す際、管糸5の細径端部3
0が細幅溝31に入り、管糸5の他端の太径端部32が
太幅溝33内に位置するため、管糸5は、図中左方に寄
せられる。その結果、管糸5は溝出口36から出る際、
細径端部30がロッド40に当接し、一時的に落下を止
められるため、他端の太径端部はロッド41に当接する
ことなくそのまま落下し、したがって管糸は太径端部3
2が下方となり、天尻が判別されて図1におけるシュー
ト43内に落下する。
糸2の上端部のボビン細径端部30の径に対応した細幅
溝31と、管糸2の下端部のボビン太径端部32の径に
対応した太幅溝33とを円弧状に設けた天尻判別装置3
4を備え、細幅溝31は、溝入口35から溝出口36に
至るにしたがい深く形成されている。また溝出口36の
下方において、細幅溝31の底面37と太幅溝33の底
面38との間に位置するロッド40,41を備えてい
る。したがって、図2に示すように、管糸5の図中、左
端部が細径端部30となってパーツフィーダ−から搬送
された場合は、モータ14の駆動により切り出し部材1
6が回転して管糸5を切り出す際、管糸5の細径端部3
0が細幅溝31に入り、管糸5の他端の太径端部32が
太幅溝33内に位置するため、管糸5は、図中左方に寄
せられる。その結果、管糸5は溝出口36から出る際、
細径端部30がロッド40に当接し、一時的に落下を止
められるため、他端の太径端部はロッド41に当接する
ことなくそのまま落下し、したがって管糸は太径端部3
2が下方となり、天尻が判別されて図1におけるシュー
ト43内に落下する。
【0014】シュート43の下方には、管糸5より少し
太い内径の円筒状のシュートガイド44を備え、シュー
トガイド44の前方半分が開閉部45,46となってお
り、シュートガイド44の後方に設けた開閉作動装置4
7におけるカム48の回動によって、レバー50を介し
開閉可能となっている。この時、シュートガイド44内
に管糸が存在するか否かは、受光素子49により検出さ
れる。
太い内径の円筒状のシュートガイド44を備え、シュー
トガイド44の前方半分が開閉部45,46となってお
り、シュートガイド44の後方に設けた開閉作動装置4
7におけるカム48の回動によって、レバー50を介し
開閉可能となっている。この時、シュートガイド44内
に管糸が存在するか否かは、受光素子49により検出さ
れる。
【0015】シュートガイド44の下端開口の真下に停
止位置51を有するコンベア52は空トレイ53を搬送
し、停止位置51近傍では、トレイ切り出し装置54に
より所定の停止位置51で管糸の挿立のために待機す
る。トレイ切り出し装置54はモータ55で間欠的に駆
動され、トレイが停止位置に存在するか否かは受光素子
56により、またトレイ切り出し装置が所定位置に回転
したか否かは、受光素子57によってそれぞれ検出され
る。また、トレイ53への6個の管糸の挿立を1群とし
てバッチ処理するため、停止位置51からトレイが6個
滞留した位置に相当するコンベア上部に受光素子58を
設けている。
止位置51を有するコンベア52は空トレイ53を搬送
し、停止位置51近傍では、トレイ切り出し装置54に
より所定の停止位置51で管糸の挿立のために待機す
る。トレイ切り出し装置54はモータ55で間欠的に駆
動され、トレイが停止位置に存在するか否かは受光素子
56により、またトレイ切り出し装置が所定位置に回転
したか否かは、受光素子57によってそれぞれ検出され
る。また、トレイ53への6個の管糸の挿立を1群とし
てバッチ処理するため、停止位置51からトレイが6個
滞留した位置に相当するコンベア上部に受光素子58を
設けている。
【0016】上記装置において、コンベア52の停止位
置51にトレイが存在することを受光素子56が検出
し、またコンベア上に6個のトレイが滞留したことを受
光素子58で検出すると、トレイへの管糸挿立のための
1バッチの操作が開始される。最初、受光素子49がシ
ュートガイド44内に管糸が存在しないことを検出し、
受光素子19が切り出し部材16上に管糸が存在しない
ことを検出し、かつ受光素子9がコンベア11上に管糸
が存在しないことを検出すると、ソレノイド7を駆動し
てシャッター6を開放し、パーツフィーダ1を駆動す
る。
置51にトレイが存在することを受光素子56が検出
し、またコンベア上に6個のトレイが滞留したことを受
光素子58で検出すると、トレイへの管糸挿立のための
1バッチの操作が開始される。最初、受光素子49がシ
ュートガイド44内に管糸が存在しないことを検出し、
受光素子19が切り出し部材16上に管糸が存在しない
ことを検出し、かつ受光素子9がコンベア11上に管糸
が存在しないことを検出すると、ソレノイド7を駆動し
てシャッター6を開放し、パーツフィーダ1を駆動す
る。
【0017】パーツフィーダ1の中央底部に搬入コンベ
ア4によって投下された管糸5は、その直上に設けた受
光素子39によって投下された管糸の数にほぼ相当する
高さを計測され、投下数を推定し、搬入コンベア4の駆
動が制御される。なお、以下に示す一連の作動により定
常状態となると、受光素子10によりパーツフィーダか
ら搬出される管糸を積算し、所定量の管糸が搬出された
時、搬入コンベア4を駆動して所定量に近似する程度の
管糸を投入するよう制御することができる。
ア4によって投下された管糸5は、その直上に設けた受
光素子39によって投下された管糸の数にほぼ相当する
高さを計測され、投下数を推定し、搬入コンベア4の駆
動が制御される。なお、以下に示す一連の作動により定
常状態となると、受光素子10によりパーツフィーダか
ら搬出される管糸を積算し、所定量の管糸が搬出された
時、搬入コンベア4を駆動して所定量に近似する程度の
管糸を投入するよう制御することができる。
【0018】パーツフィーダ1の作動によって1個づつ
整列して螺旋状通路2を搬送される管糸5は、開放して
いるシャッタ6の前を通り、搬出口3から管糸搬送コン
ベア11に移送される。この時、受光素子10により移
送される管糸を検出し計数する。管糸搬送コンベア11
上の管糸は、モータ12の駆動によって搬送され、この
コンベア出口端部において、それより下方に位置する切
り出し部材16の羽根17−1における受け部18に投
入され受け止められる。この時、落下防止ロッド20は
受け部18の前面に位置しているので、受け部18から
の落下は防止され、その際、管糸の端部は端板29によ
りその位置を規制される。
整列して螺旋状通路2を搬送される管糸5は、開放して
いるシャッタ6の前を通り、搬出口3から管糸搬送コン
ベア11に移送される。この時、受光素子10により移
送される管糸を検出し計数する。管糸搬送コンベア11
上の管糸は、モータ12の駆動によって搬送され、この
コンベア出口端部において、それより下方に位置する切
り出し部材16の羽根17−1における受け部18に投
入され受け止められる。この時、落下防止ロッド20は
受け部18の前面に位置しているので、受け部18から
の落下は防止され、その際、管糸の端部は端板29によ
りその位置を規制される。
【0019】次いで、モータ14の駆動により軸15を
回転し、切り出し部材16を回転させると、管糸5は、
羽根17−1によって強制的に切り出し及びシュート4
3への投下が行われる。その際、管糸の両端部は、天尻
判別位置34の細幅溝31あるいは太幅溝33内を通
り、それにより管糸のボビン細径端部側に寄せられ、溝
出口36から管糸が落下する時、ボビン細径端部側がロ
ッド40に当接し、ボビン太径端部側が下方となってシ
ュート43内に投入される。この切り出し部材16の回
転と共に、軸15に固定したカム27の回転により駆動
レバー24が揺動し、軸21を回動して落下防止ロッド
20を、図3中、時計方向に回転するので、管糸は、落
下防止ロッド20に当たることなくシュートに投下され
る。また、切り出し部材16の速い回転によって、管糸
は高速で天尻判別装置34を通り、ボビン細径端部が高
速でロッド40と当接するため、その衝撃により天尻判
別が明確に行われる。
回転し、切り出し部材16を回転させると、管糸5は、
羽根17−1によって強制的に切り出し及びシュート4
3への投下が行われる。その際、管糸の両端部は、天尻
判別位置34の細幅溝31あるいは太幅溝33内を通
り、それにより管糸のボビン細径端部側に寄せられ、溝
出口36から管糸が落下する時、ボビン細径端部側がロ
ッド40に当接し、ボビン太径端部側が下方となってシ
ュート43内に投入される。この切り出し部材16の回
転と共に、軸15に固定したカム27の回転により駆動
レバー24が揺動し、軸21を回動して落下防止ロッド
20を、図3中、時計方向に回転するので、管糸は、落
下防止ロッド20に当たることなくシュートに投下され
る。また、切り出し部材16の速い回転によって、管糸
は高速で天尻判別装置34を通り、ボビン細径端部が高
速でロッド40と当接するため、その衝撃により天尻判
別が明確に行われる。
【0020】シュート43に投下された管糸は、シュー
トガイド44内でガイドされつつ落下し、トレイ53の
ペッグ58に挿立される。なお、この挿立に際し、投下
される管糸を一時的にシュートガイド44下端の細首部
で受け止め、その後、カム48の回転により開閉作動装
置47を作動して開閉部45を開放し、それによって管
糸をペッグ58に挿立するようにしても良い。いずれに
しても、開閉作動装置47の作動によって開閉部45が
開放し、トレイ切り出し装置54の回転によって、円盤
状のトレイ切り出し装置の外周の、図中、4個設けてい
る切り出し溝60に嵌合しているトレイを送り出し、同
時にトレイ切り出し装置54の次の切り出し溝60に後
続のトレイを嵌合してトレイ停止位置51に搬送する。
これに連動するカム48の回転により、開閉作動装置4
7は開閉部45を閉じる。トレイ切り出し装置54の回
転量は、受光素子57によって検出され制御している。
また、この時、コンベア52は常時トレイを送り方向に
駆動しているので、後続のトレイも順に送られる。
トガイド44内でガイドされつつ落下し、トレイ53の
ペッグ58に挿立される。なお、この挿立に際し、投下
される管糸を一時的にシュートガイド44下端の細首部
で受け止め、その後、カム48の回転により開閉作動装
置47を作動して開閉部45を開放し、それによって管
糸をペッグ58に挿立するようにしても良い。いずれに
しても、開閉作動装置47の作動によって開閉部45が
開放し、トレイ切り出し装置54の回転によって、円盤
状のトレイ切り出し装置の外周の、図中、4個設けてい
る切り出し溝60に嵌合しているトレイを送り出し、同
時にトレイ切り出し装置54の次の切り出し溝60に後
続のトレイを嵌合してトレイ停止位置51に搬送する。
これに連動するカム48の回転により、開閉作動装置4
7は開閉部45を閉じる。トレイ切り出し装置54の回
転量は、受光素子57によって検出され制御している。
また、この時、コンベア52は常時トレイを送り方向に
駆動しているので、後続のトレイも順に送られる。
【0021】上記作動中において、切り出し部材16の
羽根17−1が120度回転し、崎の羽根17−1の位
置に後続の羽根17−2がくると、受光素子19は、そ
の受け部上に管糸が存在しないことを検出し、パーツフ
ィーダ1,コンベア11の作動によって管糸を上記受け
部上に投入し、次作動のための待機状態とする。なお、
この際、受光素子9により、コンベア11の搬出端部に
管糸が存在しないことを検出した時、パーツフィーダ1
及びコンベア11の作動によりこの搬出端部まで管糸を
搬送し、待機状態としておくことができる。
羽根17−1が120度回転し、崎の羽根17−1の位
置に後続の羽根17−2がくると、受光素子19は、そ
の受け部上に管糸が存在しないことを検出し、パーツフ
ィーダ1,コンベア11の作動によって管糸を上記受け
部上に投入し、次作動のための待機状態とする。なお、
この際、受光素子9により、コンベア11の搬出端部に
管糸が存在しないことを検出した時、パーツフィーダ1
及びコンベア11の作動によりこの搬出端部まで管糸を
搬送し、待機状態としておくことができる。
【0022】受光素子56が、次のトレイがトレイ停止
位置に搬送されたことを検出し、受光素子49が、シュ
ートガイド44中に管糸が存在しないことを検出する
と、再びモータ14を駆動して、上記と同様の作動によ
り管糸の天尻を判別しつつシュート43に管糸を投下
し、トレイに管糸を挿立する。上記作動の繰り返しによ
り、受光素子10が1バッチ分としての6個の管糸を搬
出したことを計数すると、ソレノイド7を駆動してシャ
ッタ6を閉じ、パーツフィーダ1からコンベア11への
管糸の移送を停止する。したがって、その後もパーツフ
ィーダ1を適宜駆動し、コンベア11への移送をするこ
となしに、パーツフィーダ1の螺旋通路2上に管糸を整
列する作業を行なうことができる。
位置に搬送されたことを検出し、受光素子49が、シュ
ートガイド44中に管糸が存在しないことを検出する
と、再びモータ14を駆動して、上記と同様の作動によ
り管糸の天尻を判別しつつシュート43に管糸を投下
し、トレイに管糸を挿立する。上記作動の繰り返しによ
り、受光素子10が1バッチ分としての6個の管糸を搬
出したことを計数すると、ソレノイド7を駆動してシャ
ッタ6を閉じ、パーツフィーダ1からコンベア11への
管糸の移送を停止する。したがって、その後もパーツフ
ィーダ1を適宜駆動し、コンベア11への移送をするこ
となしに、パーツフィーダ1の螺旋通路2上に管糸を整
列する作業を行なうことができる。
【0023】上記一連の作動が終了すると、再びコンベ
ア52において空トレイが6個滞留するのを待ち、滞留
後は上記と同じ作動を繰り返す。
ア52において空トレイが6個滞留するのを待ち、滞留
後は上記と同じ作動を繰り返す。
【0024】なお、上記装置において、天尻判別装置の
片側の部材を管糸の長さ方向に対して移動自在としてお
くことにより、管糸の各種の種類に対応することができ
る。その際、管糸の端部を受ける端板も一体的に軸方向
に移動可能とすることが望ましい。
片側の部材を管糸の長さ方向に対して移動自在としてお
くことにより、管糸の各種の種類に対応することができ
る。その際、管糸の端部を受ける端板も一体的に軸方向
に移動可能とすることが望ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成し作用する
ので、パーツフィーダで整列した管糸は、パーツフィー
ダの搬出口に設けた管糸計数装置とトレイが所定個数滞
留したことを検知する受光素子とにより、管糸の切り出
し個数に応じて搬入コンベアを適切な時間動作させ、一
定時間囲繞運転士、かつ、その時間経過後にパーツフィ
ーダ内の受光素子が管糸を検出している場合に搬入コン
ベアの動作を停止し、パーツフィーダ内の管糸を適切な
量に保つことができ、トレイへの供給能力を向上するこ
とができる。また、パーツフィーダ出口に管糸計数装置
を設けることにより、空トレイへの管糸の挿立作業を複
数個の空トレイを1バッチとして作業する際、パーツフ
ィーダからの管糸の供給を1バッチ分確実に行なうこと
ができ、1バッチ分搬出後は、シャッタを閉じパーツフ
ィーダでの整列作業を行なうことができる。更に、この
管糸計数装置により、パーツフィーダから搬出される管
糸を積算し、搬出量に対応した管糸をパーツフィーダに
投下することも可能となる。
ので、パーツフィーダで整列した管糸は、パーツフィー
ダの搬出口に設けた管糸計数装置とトレイが所定個数滞
留したことを検知する受光素子とにより、管糸の切り出
し個数に応じて搬入コンベアを適切な時間動作させ、一
定時間囲繞運転士、かつ、その時間経過後にパーツフィ
ーダ内の受光素子が管糸を検出している場合に搬入コン
ベアの動作を停止し、パーツフィーダ内の管糸を適切な
量に保つことができ、トレイへの供給能力を向上するこ
とができる。また、パーツフィーダ出口に管糸計数装置
を設けることにより、空トレイへの管糸の挿立作業を複
数個の空トレイを1バッチとして作業する際、パーツフ
ィーダからの管糸の供給を1バッチ分確実に行なうこと
ができ、1バッチ分搬出後は、シャッタを閉じパーツフ
ィーダでの整列作業を行なうことができる。更に、この
管糸計数装置により、パーツフィーダから搬出される管
糸を積算し、搬出量に対応した管糸をパーツフィーダに
投下することも可能となる。
【図1】本発明の実施例の全体構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施例の管糸切り出し装置近傍の斜視
図である。
図である。
【図3】本発明の実施例の管糸切り出し装置の作動を示
す断面図である。
す断面図である。
1 パーツフィーダ 2 螺旋状通路 3 搬出口 4 搬入コンベア 5 管糸 6 シャッタ 7 ソレノイド 9 受光素子 10 受光素子 11 管糸搬送コンベア 12 モータ 13 管糸切り出し装置 14 モータ 15 軸 16 切り出し部材 17 羽根 18 受け部 19 受光素子 20 落下防止ロッド 22 レバー 23 作動レバー 24 駆動レバー 26 ホロア 27 カム 29 端板 30 ボビン細径端部 31 細幅溝 32 ボビン太径端部 33 太幅溝 34 天尻判別装置 35 溝入口 36 溝出口 38 底面 39 受光素子 40 ロッド 43 シュート 44 シュートガイド 45 開閉部 46 開閉部 47 開閉作動装置 48 カム 49 受光素子 51 停止位置 53 トレイ 54 トレイ切り出し装置 56 受光素子 58 受光素子
Claims (1)
- 【請求項1】 パーツフィーダの管糸搬出口に設けた管
糸計数装置と管糸を順次切り出す管糸切り出し装置とを
備えたことを特徴とする管糸供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4273489A JPH06100245A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 管糸供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4273489A JPH06100245A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 管糸供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06100245A true JPH06100245A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17528620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4273489A Pending JPH06100245A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 管糸供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100245A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08169525A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Murata Mach Ltd | ボビン供給装置 |
JP2010535683A (ja) * | 2007-09-21 | 2010-11-25 | クレテム カンパニー,リミテッド | 薬剤包装装置の自由形状錠剤の自動排出器及び錠剤供給方法 |
US10486621B2 (en) | 2016-03-31 | 2019-11-26 | Sumitomo Riko Company Limited | Soundproof cover |
US11264003B2 (en) | 2016-03-31 | 2022-03-01 | Sumitomo Riko Company Limited | Soundproof member |
CN114162597A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-03-11 | 中电望辰科技有限公司 | 一种套筒夹头及套筒装钎系统 |
US11636838B2 (en) | 2017-10-04 | 2023-04-25 | Sumitomo Riko Company Limited | Soundproof member |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP4273489A patent/JPH06100245A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08169525A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Murata Mach Ltd | ボビン供給装置 |
JP2010535683A (ja) * | 2007-09-21 | 2010-11-25 | クレテム カンパニー,リミテッド | 薬剤包装装置の自由形状錠剤の自動排出器及び錠剤供給方法 |
US10486621B2 (en) | 2016-03-31 | 2019-11-26 | Sumitomo Riko Company Limited | Soundproof cover |
US11264003B2 (en) | 2016-03-31 | 2022-03-01 | Sumitomo Riko Company Limited | Soundproof member |
US11636838B2 (en) | 2017-10-04 | 2023-04-25 | Sumitomo Riko Company Limited | Soundproof member |
CN114162597A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-03-11 | 中电望辰科技有限公司 | 一种套筒夹头及套筒装钎系统 |
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Legal Events
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