JPH0649375A - 染料の製造方法 - Google Patents

染料の製造方法

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JPH0649375A
JPH0649375A JP11663193A JP11663193A JPH0649375A JP H0649375 A JPH0649375 A JP H0649375A JP 11663193 A JP11663193 A JP 11663193A JP 11663193 A JP11663193 A JP 11663193A JP H0649375 A JPH0649375 A JP H0649375A
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amino
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alkyl
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JP11663193A
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Roderich Raue
ロデリツヒ・ラウエ
Karl-Heinrich Lange
カール−ハインリヒ・ランゲ
Alfred Brack
アルフレート・ブラク
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Bayer AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D285/00Heterocyclic compounds containing rings having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D275/00 - C07D283/00
    • C07D285/01Five-membered rings
    • C07D285/02Thiadiazoles; Hydrogenated thiadiazoles
    • C07D285/04Thiadiazoles; Hydrogenated thiadiazoles not condensed with other rings
    • C07D285/121,3,4-Thiadiazoles; Hydrogenated 1,3,4-thiadiazoles
    • C07D285/1251,3,4-Thiadiazoles; Hydrogenated 1,3,4-thiadiazoles with oxygen, sulfur or nitrogen atoms, directly attached to ring carbon atoms, the nitrogen atoms not forming part of a nitro radical
    • C07D285/135Nitrogen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D417/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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    • C09B26/06Triazene dyes
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    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B41/00Special methods of performing the coupling reaction
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 D−NH2 を有する芳香族もしくは複素環式ジアゾ成分と、 H−Z1 〔式中、Z1は、アリールアミノまたはヘタリールアミ
ノを表す〕を有する化合物とを、水系媒体中、亜硝酸を
与える物質の存在下およびCO2の存在下、5から10
0バールの圧力および0から125℃の温度で反応させ
る操作による、経済的および生態学的に特に好ましい方
法を用いて、 D−N=N−Z 〔式中、Dは、芳香族もしくは複素環式ジアゾ成分の基
を表し、そしてZは、アリールアミノ基の基か、或は −N=Het (ここで、Hetは、複素環式二価基を表す)を有する
ヘテロシクリルイミノ基の基を表す〕を有する染料を製
造する。 【効果】 高価な工程、例えば圧力透過または逆浸透を
用いないで安定な染料溶液を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、式(III)
【0002】
【化5】 D−NH2 (III) を有する芳香族もしくは複素環式ジアゾ成分と、式(I
V)
【0003】
【化6】 H−Z1 (IV) 〔式中、Z1は、アリールアミノまたはヘタリールアミ
ノを表す〕を有する化合物とを、水系媒体中、亜硝酸を
与える物質の存在下およびCO2の存在下、5から10
0バールの圧力および0から125℃の温度で反応させ
ることを特徴とする、一般式(I)
【0004】
【化7】 D−N=N−Z (I) 〔式中、Dは、芳香族もしくは複素環式ジアゾ成分の基
を表し、そしてZは、アリールアミノ基の基か、或は式
(II)
【0005】
【化8】 −N=Het (II) (ここで、Hetは、複素環式二価基を表す)を有する
ヘテロシクリルイミノ基の基を表す〕を有する染料の製
造方法に関する。
【0006】本発明に従う方法を実施する場合、好適に
は、更に一層の助剤、例えば乳化剤、酸類、例えば塩
酸、硫酸、硝酸、燐酸、蟻酸、酢酸またはプロピオン酸
など、或は塩基、例えばアルカリ金属の水酸化物または
アルコラートなどを用いない。この反応媒体としては、
適宜、水と完全もしくは部分的に混和し得る有機溶媒と
の混合物として、水が適切である。可能な適切な溶媒
は、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、イソアミルアルコール、エチレングリコー
ル、メチレングリコール、エチルグリコール、ブチルグ
リコール、エチレングリコールジメチルエーテル、エチ
レングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジメチルエーテル、二酢酸グリコール、酢酸メチルグ
リコール、酢酸エチルグリコール、酢酸ブチルグリコー
ル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエー
テル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピ
レングリコールジエチルエーテル、酢酸プロピレングリ
コール、トリアセチン、アセトニトリル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミドおよびN−
メチルピロリドンである。水、または水とメタノールの
比率が好適には1:0.2から1:10、特に好適には
1:1から1:5、特に1:2の水とメタノールの混合
物が好適に用いられる。
【0007】この反応は一般に0から125℃で行われ
る。この反応は、好適には0から100℃、特に0から
70℃、特に好適には30から40℃の温度で行われ
る。
【0008】常圧下ではCO2との反応は生じない。
【0009】驚くべきことに、CO2の圧力を5バール
以上に上昇させると、ジアゾ化と同時に、トリアゼンお
よびトリアザトリメチン染料を与えるカップリング反応
が生じる、ことを見い出した。好適な圧力範囲は25か
ら65バールである。
【0010】無機および有機の亜硝酸塩が、特に適切
な、亜硝酸を与える物質である。
【0011】好適な無機亜硝酸塩は、周期律システムの
第一、第二および第三主要族の元素、および遷移金属の
亜硝酸塩、例えば亜硝酸リチウム、亜硝酸ナトリウム、
亜硝酸カリウム、亜硝酸マグネシウム、亜硝酸カルシウ
ム、亜硝酸アルミニウム、亜硝酸鉄または亜硝酸銅など
である。
【0012】好適な有機亜硝酸塩は、式
【0013】
【化9】E−O−N=O 〔式中、Eは、任意にOH、O−アルキル、O−アセチ
ルまたはONOで置換されていてもよいC1−C10−ア
ルキル基を表す〕を有する亜硝酸エステルである。
【0014】下記の有機亜硝酸塩が例として挙げられ
る:亜硝酸メチル、亜硝酸エチル、亜硝酸n−プロピ
ル、亜硝酸i−プロピル、亜硝酸n−ブチル、亜硝酸i
−ブチル、亜硝酸s−ブチル、亜硝酸n−ペンチル、亜
硝酸i−ペンチル、亜硝酸ヘキシル、ヘプチルおよびオ
クチルの異性体の全て、亜硝酸2−メトキシエチル、亜
硝酸2−エトキシエチル、亜硝酸2−プロポキシエチ
ル、亜硝酸2−ブトキシエチルおよび亜硝酸1−メトキ
シプロピ−2−イル、並びに1,2−エタンジオール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,3−
プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパ
ンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオ
ール、1−プロピル−2−エチル−1,3−プロパンジ
オール、1−プロピル−2,2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プ
ロパンジオール、ジエチレングリコール、ジ−1,2−
プロピレングリコールおよびトリエチレングリコールの
亜硝酸モノおよびジエステル、そして更に、ジエチレン
グリコール、ジ−1,2−プロピレングリコールおよび
トリエチレングリコールのメチル、エチル、プロピルお
よびブチルの半エーテルの亜硝酸モノおよびジエステ
ル、並びにペンタエリスリトールおよびそれから誘導さ
れるアルキルエーテル類の亜硝酸エステルなど。
【0015】この反応は好適には10分から24時間か
けて行われる。
【0016】トリアゼンおよびトリアザトリメチン染料
の製造は、今日まで、鉱酸溶液中の芳香族もしくは複素
環式アミン類のジアゾ化、カップリング成分溶液へのジ
アゾニウム塩溶液の添加、そして酸結合剤の添加による
カップリングによって行われてきた(DE-A 30 45 912お
よびDE-A 10 69 563参照)。これらの全てにおいて、こ
のジアゾ化では、次のカップリング中に中和を行う必要
のある無機または有機酸が今日まで用いられてきた。こ
の反応で無機塩類が生じる。この染料を単離する時、こ
れらの無機塩類が排水の中に入り、汚染をもたらす。無
機塩は、製造した染料と混ざっているとしばしば、悪影
響を与える様式で溶解度に影響を与える。安定な染料溶
液を製造するためには、高価な工程、例えば圧力透過ま
たは逆浸透を用いて、これらの塩を除去する必要があ
る。本発明に従う新規な製造方法を用いることで、上記
欠点の全てを回避することができる。
【0017】本発明に従う方法は、好適には、式(II
I)〔式中、Dは、下記の意味を有する〕を有する芳香
族もしくは複素環式ジアゾ成分と、式(IV)〔式中、
1が、置換もしくは未置換のC6−C10−アリールアミ
ノ基を表すか、或はヘタリール部分中に酸素、硫黄およ
び窒素から成る群から選択される1から3個のヘテロ原
子を含んでおりそして任意に1または2個の置換もしく
は未置換の5員および/または6員炭素環状環上に縮合
していてもよい置換もしくは未置換の5員もしくは6員
のヘタリールアミノ基の基を表す〕を有する化合物と
を、水系媒体中、亜硝酸を与える物質の存在下およびC
2の存在下、5から100バールの圧力および0から
125℃の温度で反応させる方法を用いて、式(I)
【0018】
【化10】 D−N=N−Z (I) 〔式中、Dが、6から10個の炭素原子を有する置換も
しくは未置換の芳香族ジアゾ成分の基を表すか、或は酸
素、硫黄および窒素から成る群から選択される1から3
個のヘテロ原子を含んでおりそして任意に1または2個
の、置換もしくは未置換の、その上に縮合している5員
および/または6員炭素環状環を含んでいてもよい置換
もしくは未置換の5員もしくは6員複素環式ジアゾ成分
の基を表し、そしてZが、置換もしくは未置換のC6
10−アリールアミノ基を表すか、或は式(II)
【0019】
【化11】 −N=Het (II) (式中、Hetは、酸素、硫黄および窒素から成る群か
ら選択される1から3個のヘテロ原子を含んでおりそし
て任意に1または2個の置換もしくは未置換の5員およ
び/または6員炭素環状環上に縮合していてもよい置換
もしくは未置換の飽和もしくは部分不飽和5員もしくは
6員複素環式環の二価基を表す)を有する置換もしくは
未置換のヘテロシクリルイミノ基の基を表し、そしてこ
こで、該置換芳香族ジアゾ成分、該置換5員もしくは6
員複素環式ジアゾ成分、ZおよびZ1の定義における該
置換C6−C10−アリールアミノ基のアリール部分、式
(II)を有する置換ヘテロシクリルイミノ基のヘテロ
シクリル部分、該置換ヘタリールアミノ基のヘタリール
部分、並びにD、HetおよびZ1の定義における置換
炭素環状環、のための可能な置換基が、C1−C8−アル
キル、C6−C10−アリール、C6−C10−アリールオキ
シ、C6−C10−アリール−C1−C4−アルキル、C6
10−アリール−C1−C4−アルキルオキシ、C2−C4
−アルケニル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アル
コキシカルボニル、C1−C4−アルキルカルボニルオキ
シ、シアノ、C1−C4−(ジ)アルキルアミノ、C1
4−(ジ)アルキルアミノカルボニル、C1−C4−ア
ルキルカルボニルアミノ、ヒドロキシル、ハロゲン、C
1−C4−アルキルカルボニル、C1−C4−アルキルスル
ホニル、C1−C4−(ジ)アルキルアミノスルホニル、
1−C4−アルキルスルホニルアミノ、C1−C4−アル
コキシスルホニル、C1−C4−アルキルスルホニルオキ
シ、ニトロ、C6−C10−(ジ)アリールアミノ、C1
4−アルキル−C6−C10−アリールアミノ、フェニル
スルホニル、フェニルアゾ、ベンゾチアゾリル、1,
2,4−オキサジアゾリル、モルホリノ、ピペリジノ、
ピペラジノ、ピロリジノ、C1−C4−アルキルメルカプ
トおよびC6−C10−アリールメルカプトであり、そし
てZおよびZ1の定義における置換C6−C10−アリール
アミノ基のアミノ部分に可能な置換基が、任意に置換さ
れていてもよいC1−C8−アルキル、C2−C4−アルケ
ニル、および置換もしくは未置換のC1−C4−アルキル
−C6−C10−アリールである〕を有する染料の製造で
用いられる。
【0020】本発明の方法は、特に好適には、式(II
I)〔式中、Dは、下記の意味を有する〕を有する芳香
族もしくは複素環式ジアゾ成分と、式(IV)〔式中、
1が、式
【0021】
【化12】
【0022】(式中、ArおよびR17は、下記の意味を
有し、そしてBは、酸素、硫黄および窒素から成る群か
ら選択される1から3個のヘテロ原子を含んでおりそし
て任意に置換もしくは未置換のベンゼン環上に縮合して
いてもよい不飽和5員複素環式環の基を表し、ここで、
該複素環式環は、任意に、ヒドロキシル、ハロゲン、シ
アノ、C1−C4−アルコキシ、カルボキシル、C1−C4
−(ジ)アルキルアミノカルボニル、C1−C4−アルコ
キシカルボニルまたはC1−C4−アルキルスルホニルで
任意に置換されていてもよいC1−C8−アルキルそして
更にC2−C4−アルケニル、フェニルメチルおよびフェ
ニルエチルから成る群から選択される1から3個の同一
もしくは異なる置換基で置換されていてもよく、そして
上記フェニルメチルおよびフェニルエチルは、各場合共
任意に、ハロゲン、シアノ、C1−C4−アルキル、C1
−C4−アルコキシ、C1−C4−(ジ)アルキルアミ
ノ、C6−C10−(ジ)アリールアミノ、C1−C4−ア
ルキル−C6−C10−アリールアミノ、モルホリノ、ピ
ペリジノ、ピペラジノ、ピロリジノ、C1−C4−アルキ
ルメルカプトまたはC6−C10−アリールメルカプトで
置換されていてもよい)を有する基を表す〕を有する化
合物とを、水系媒体中、亜硝酸を与える物質の存在下お
よびCO2の存在下、5から100バールの圧力および
0から125℃の温度で反応させる操作を用いて、式
(I)〔式中、Dが、6から10個の炭素原子を有する
置換もしくは未置換の芳香族ジアゾ成分の基を表すか、
或は各場合共任意に置換されていてもよくそして各場合
共任意にベンゾ縮合していてもよいチアゾール類、イソ
チアゾール類、チアジアゾール類、オキサゾール類、イ
ミダゾール類およびトリアゾール類から成る群から選択
される複素環式ジアゾ成分の基を表し、そしてZが、式
【0023】
【化13】
【0024】 または−N=Het (II) (式中、Arは、各場合共任意に置換されていてもよい
フェニルまたはナフチルを表し、R17は、水素を表す
か、或はヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C1−C4
アルコキシ、カルボキシル、C1−C4−(ジ)アルキル
アミノカルボニル、C1−C4−アルコキシカルボニルま
たはC1−C4−アルキルスルホニルで任意に置換されて
いてもよいC1−C8−アルキルを表すか、或は各場合共
ハロゲン、シアノ、C1−C4−アルキルまたはC1−C4
−アルコキシで任意に置換されていてもよいフェニルメ
チルまたはフェニルエチルを表し、そしてHetは、酸
素、硫黄および窒素から成る群から選択される1から3
個のヘテロ原子を含んでおりそして任意に置換もしくは
未置換のベンゼン環上に縮合していていてもよい部分不
飽和5員複素環式環の二価基を表し、ここで、該複素環
式環は、任意に、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C
1−C4−アルコキシ、カルボキシル、C1−C4−(ジ)
アルキルアミノカルボニル、C1−C4−アルコキシカル
ボニルまたはC1−C4−アルキルスルホニルで任意に置
換されていてもよいC1−C8−アルキルそして更にC2
−C4−アルケニル、フェニルメチルおよびフェニルエ
チルから成る群から選択される1から3個の同一もしく
は異なる置換基で置換されていてもよく、そして上記フ
ェニルメチルおよびフェニルエチルは、各場合共任意
に、ハロゲン、シアノ、C1−C4−アルキル、C1−C4
−アルコキシ、C1−C4−(ジ)アルキルアミノ、C6
−C10−(ジ)−アリールアミノ、C1−C4−アルキル
−C6−C10−アリールアミノ、モルホリノ、ピペリジ
ノ、ピペラジノ、ピロリジノ、C1−C4−アルキルメル
カプトまたはC6−C10−アリールメルカプトで置換さ
れていてもよい)を有する基を表し、そしてここで、該
置換芳香族ジアゾ成分、およびZおよびZ1の定義にお
ける該置換フェニルおよびナフチル基、並びにHetお
よびBの定義における、その上に縮合しているベンゼン
環、のための可能な置換基が、C1−C8−アルキル、C
6−C10−アリール、C6−C10−アリールオキシ、C6
−C10−アリール−C1−C4−アルキル、C6−C10
アリール−C1−C4−アルキルオキシ、C2−C4−アル
ケニル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ
カルボニル、C1−C4−アルキルカルボニルオキシ、シ
アノ、C1−C4−(ジ)アルキルアミノ、C1−C4
(ジ)アルキルアミノカルボニル、C1−C4−アルキル
カルボニルアミノ、ヒドロキシル、ハロゲン、C1−C4
−アルキルカルボニル、C1−C4−アルキルスルホニ
ル、C1−C4−(ジ)アルキルアミノスルホニル、C1
−C4−アルキルスルホニルアミノ、C1−C4−アルコ
キシスルホニル、C1−C4−アルキルスルホニルオキ
シ、ニトロ、C6−C10−(ジ)アリールアミノ、C1
4−アルキル−C6−C10−アリールアミノ、フェニル
スルホニル、フェニルアゾ、ベンゾチアゾリル、1,
2,4−オキサジアゾリル、モルホリノ、ピペリジノ、
ピペラジノ、ピロリジノ、C1−C4−アルキルメルカプ
トおよびC6−C10−アリールメルカプトであり、そし
てZおよびZ1の定義における置換C6−C10−アリール
アミノ基のアミノ部分に可能な置換基が、任意に置換さ
れていてもよいC1−C8−アルキル、C2−C4−アルケ
ニル、および置換もしくは未置換のC1−C4−アルキル
−C6−C10−アリールである〕を有する染料の製造で
用いられる。
【0025】本発明に従う方法は、特に、式(III)
〔式中、Dは、下記の意味を有する〕を有する芳香族も
しくは複素環式ジアゾ成分と、式(IV)〔式中、Z1
が、式
【0026】
【化14】
【0027】(式中、Y、R17、R17’、R18、R19
20、R21およびaは、下記の意味を有し、そしてAn
-は、Cl-、CH3OSO2-、I-、Br-およびCH3
COO-から成る群からのアニオンを表す)を有する基
を表す〕を有する化合物とを、水系媒体中、亜硝酸を与
える物質の存在下およびCO2の存在下、5から100
バールの圧力および0から125℃の温度で反応させる
操作を用いて、式(I)〔式中、Dが、式
【0028】
【化15】
【0029】(式中、R5は、水素、ハロゲン、C1−C
4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ベンジルまたは
ベンジルオキシを表すか、或は各場合共任意にハロゲ
ン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、アセ
チル、ベンゾイルまたはC1−C4−アルコキシカルボニ
ルで置換されていてもよいフェニルまたはフェニルオキ
シを表すか、或はフェニルアゾを表すか、或はR5は、
それが結合しているベンゼン環と一緒になって、テトラ
リン、ナフタレンまたはベンゾジオキサン系を表し、n
は、1または2を表し、R8は、水素、ハロゲン、C1
4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4
(ジ)アルキルアミノ、C1−C4−(トリ)アルキルア
ンモニウム、ベンジル、ベンジルオキシ、フェニルオキ
シ、アセチル、ベンゾイル、C1−C4−アルコキシカル
ボニル、カルボキサミド、カルボキシル、ニトロ、スル
ホンアミドまたはスルホを表し、oは、1または2を表
し、Xは、チアゾール、イソチアゾール、ベンゾチアゾ
ール、1,2,4−トリアゾールまたは1,3,4−チ
アジアゾール環の残員を表し、R10およびR11は、互い
に独立して、水素を表すか、或は任意にハロゲン、O
H、シアノ、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−カルボ
ニルオキシ、フェノキシまたはフェニルで置換されてい
てもよいC1−C4−アルキルを表すか、或はR10および
11は、それらが結合している窒素原子と一緒になっ
て、酸素、硫黄および窒素から成る群から選択される更
に一層のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6
員の複素環式環の残員を表すか、或はR10は、ハロゲ
ン、C1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシで
任意に置換されていてもよいフェニルを表すか、或はR
11は、チアジアゾール環で環化させることによって部分
不飽和5もしくは6員複素環式環を生じる二価のアルキ
レン基を表す)を有する基を表し、そしてZが、式
【0030】
【化16】
【0031】(式中、Yは、−S−、−O−または
【0032】
【化17】
【0033】を表す)を有する基を表し、ここで、R17
およびR17’は、互いに独立して、水素を表すか、或は
ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C1−C4−アルコキ
シ、カルボキシル、C1−C4−(ジ)アルキルアミノカ
ルボニル、C1−C4−アルコキシカルボニルまたはC1
−C4−アルキルスルホニルで任意に置換されていても
よいC1−C8−アルキルを表すか、或はC2−C4−アル
ケニルを表すか、或は各場合共任意にハロゲン、シア
ノ、C1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシで
置換されていてもよいフェニルメチルまたはフェニルエ
チルを表し、R18は、C1−C4−アルキル、C1−C4
アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−C4−ア
ルキルスルホニル、フェニルスルホニル、C1−C4−ア
ルキルカルボニルアミノ、フェニルアゾ、ベンゾチアゾ
リルまたは1,2,4−オキサジアゾリルを表し、a
は、0、1、2または3を表し、R19およびR20は、水
素を表すか、或は一緒になって、その上に縮合している
ベンゼン環の残員を表し、そしてR21は、C1−C4
(ジ)アルキルアミノ、C6−C10−(ジ)アリールア
ミノ、C1−C4−アルキル−C6−C10−アリールアミ
ノ、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ、ピロリジ
ノ、C1−C4−アルキルメルカプトまたはC6−C10
アリールメルカプトを表す〕を有する染料の製造で用い
られる。
【0034】複合の言葉、例えばアルキルカルボニルま
たはアリールオキシなどで存在しているものを含む、上
の定義で置換基として挙げた全てアルキル、アルケニ
ル、アルコキシおよびアリール基は、一般に、通常の置
換基、例えばハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1
4−アルコキシ、カルボキシル、アミノカルボニル、
1−C4−(ジ)アルキルアミノ、C1−C4−(ジ)ア
ルキルアミノカルボニル、C1−C4−アルコキシカルボ
ニル、C1−C4−アルキルスルホニルおよびニトロなど
で更に置換されていてもよい。
【0035】上述した、その上に縮合しているベンゼン
環のための可能な置換基は、一般にC1−C4−アルキ
ル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、塩素、臭素、シア
ノ、C 1−C4−アルコキシカルボニルおよびC1−C4
アルコキシスルホニルである。式
【0036】
【化18】
【0037】〔式中、Xは、下記の意味を有する〕を有
する複素環式アミンと、式
【0038】
【化19】
【0039】〔式中、X1およびR17は、下記の意味を
有し、そしてAn-は、Cl-、CH3OSO2-、I-
Br-およびCH3COO-から成る群からのアニオンを
表す〕を有する複素環式アンモニウム化合物とを、水系
媒体中、亜硝酸を与える物質の存在下およびCO2の存
在下、5から100バールの圧力および0から125℃
の温度で反応させる操作によって、特に、式
【0040】
【化20】
【0041】〔式中、Xは、チアゾール、イソチアゾー
ル、ベンゾチアゾール、1,2,4−トリアゾールまた
は1,3,4−チアジアゾール環の残員を表し、X
1は、チアゾリン、イソチアゾリン、ベンゾチアゾリ
ン、1,2,4−トリアゾリンまたは1,3,4−チア
ジアゾリン環の残員を表し、そしてR17は、任意にシア
ノ、C1−C4−(ジ)アルキルアミノカルボニル、ヒド
ロキシル、C1−C4−アルコキシ、カルボキシル、C1
−C4−アルコキシカルボニルまたはC1−C4−アルキ
ルスルホニルで置換されていてもよいC1−C4−アルキ
ルを表す〕を有する染料を製造することができる。
【0042】Z1が式(V)の基を表す式(IV)を有
する化合物の例は下記のものである:アニリン、p−ト
ルイジン、p−アニシジン、N−メチルアニリン、N−
エチルアニリン、N−プロピルアニリン、N−ブチルア
ニリン、N−シアノエチルアニリン、N−ヒドロキシエ
チルアニリン、N−ヒドロキシプロピルアニリン、N−
アミドエチルアニリン、N−メチル−2−トルイジン、
N−メチル−3−トルイジン、N−メチル−4−トルイ
ジン、N−シアノエチル−4−トルイジン、N−メチル
−2−アニシジン、N−メチル−3−アニシジン、N−
メチル−2−アニシジン、N−アリルアニリン、N−ベ
ンジルアニリンおよびN−フェネチル−p−トルイジ
ン。
【0043】上で与えた定義において、C1−C4
(ジ)アルキルアミノカルボニルは、C 1−C4−アルキ
ルアミノカルボニルおよびC1−C4−ジアルキルアミノ
カルボニルを意味しており、C1−C4−(ジ)アルキル
アミノは、C1−C4−アルキルアミノおよびC1−C4
ジアルキルアミノを意味しており、C6−C10−(ジ)
−アリールアミノは、C6−C10−アリールアミノおよ
びC6−C10−ジアリールアミノを意味しており、C1
4−(トリ)アルキルアンモニウムは、C1−C4−ア
ルキルアンモニウム、C1−C4−ジアルキルアンモニウ
ムおよびC1−C4−トリアルキルアンモニウムを意味し
ており、C1−C4−(ジ)アルキルアミノスルホニル
は、C1−C4−アルキルアミノスルホニルおよびC1
4−ジアルキルアミノスルホニルを意味している。
【0044】式(XX)を有する化合物の例は下記のも
のである:2−アミノ−3−メチルベンゾチアゾール、
2−アミノ−3−エチルベンゾチアゾール、3−アミノ
−3−メチル−6−メチルベンゾチアゾール、2−アミ
ノ−3−メチル−6−メトキシベンゾチアゾール、2−
アミノ−3−メチル−6−ニトロベンゾチアゾール、2
−アミノ−3−メチル−6−エトキシベンゾチアゾー
ル、2−アミノ−3−メチル−1,3−チアゾール、2
−アミノ−3−メチル−5−メチル−1,3−チアゾー
ル、2−アミノ−3−メチル−5−エチル−1,3−チ
アゾール、2−アミノ−3−メチル−5−t−ブチル−
1,3−チアゾール、2−アミノ−3−メチル−5−フ
ェニル−1,3−チアゾール、2−アミノ−3−メチル
−4,5−ジメチル−1,3−チアゾール、2−アミノ
−3−メチル−4,5−ジフェニル−1,3−チアゾー
ル、3−アミノイソチアゾール、3−アミノ−1,4−
ジメチル−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−
1,4−ジエチル−1,2,4−トリアゾール、3−ア
ミノ−1,4−ジメチル−5−エチル−1,2,4−ト
リアゾール、3−アミノ−1,4−ジメチル−5−シア
ノエチル−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−
1,4−ジメチル−5−ブチル−1,2,4−トリアゾ
ール、3−アミノ−1,4−ジメチル−5−フェニル−
1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1,4−ジメ
チル−5−p−トリル−1,2,4−トリアゾール、3
−アミノ−1,2,4−トリアゾール−5−カルボン
酸、2−アミノ−1,3,4−チアジアゾール、2−ア
ミノ−5−メチル−1,3,4−チアジアゾール、2−
アミノ−5−n−プロピル−1,3,4−チアジアゾー
ル、2−アミノ−5−i−プロピル−1,3,4−チア
ジアゾール、2−アミノ−5−(ジ)メチルアミノ−
1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5−(ジ)
エチルアミノ−1,3,4−チアジアゾール、2−アミ
ノ−5−(ジ)−n−プロピルアミノ−1,3,4−チ
アジアゾール、2−アミノ−5−(ジ)−i−プロピル
アミノ−1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5
−(ジ)−n−ブチルアミノ−1,3,4−チアジアゾ
ール、2−アミノ−5−(ジ)−フェニルアミノ−1,
3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5−フェニルメ
チルアミノ−1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ
−5−ベンジルメチルアミノ−1,3,4−チアジアゾ
ール、2−アミノ−5−フェネチルメチルアミノ−1,
3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5−モルホリノ
−1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5−ピペ
リジノ−1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5
−ピロリジノ−1,3,4−チアジアゾール、2−アミ
ノ−5−(ジ)シクロヘキシルアミノ−1,3,4−チ
アジアゾール、2−アミノ−5−シクロヘキシルメチル
アミノ−1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5
−(ジ)ヒドロキシエチルメチルアミノ−1,3,4−
チアジアゾールおよび2−アミノ−5−シアノエチルメ
チルアミノ−1,3,4−チアジアゾール。
【0045】式(XXI)を有する化合物の例は下記の
ものである:2−アミノ−3−メチルベンゾチアゾリウ
ム、2−アミノ−3−エチルベンゾチアリウム、2−ア
ミノ−3−メチル−6−メチルベンゾチアゾリウム、2
−アミノ−3−メチル−6−メトキシベンゾチアゾリウ
ム、2−アミノ−3−メチル−6−ニトロベンゾチアゾ
リウム、2−アミノ−3−メチル−6−エトキシベンゾ
チアゾリウム、2−アミノ−3−メチル−1,3−チア
ゾリウム、2−アミノ−3−メチル−5−メチル−1,
3−チアゾリウム、2−アミノ−3−メチル−5−エチ
ル−1,3−チアゾリウム、2−アミノ−3−メチル−
5−t−ブチル−1,3−チアゾリウム、2−アミノ−
3−メチル−5−フェニル−1,3−チアゾリウム、2
−アミノ−3−メチル−4,5−ジメチル−1,3−チ
アゾリウム、2−アミノ−3−メチル−4,5−ジフェ
ニル−1,3−チアゾール、3−アミノ−1,4−ジメ
チル−1,2,4−トリアゾリウム、3−アミノ−1,
4−ジエチル−1,2,4−トリアゾリウム、3−アミ
ノ−1,4−ジメチル−5−エチル−1,2,4−トリ
アゾリウム、3−アミノ−1,4−ジメチル−5−シア
ノエチル−1,2,4−トリアゾリウム、3−アミノ−
1,4−ジメチル−5−ブチル−1,2,4−トリアゾ
リウム、3−アミノ−1,4−ジメチル−5−フェニル
−1,2,4−トリアゾリウム、3−アミノ−1,4−
ジメチル−5−p−トリル−1,2,4−トリアゾリウ
ム、3−アミノ−1,3,4−チアジアゾリウム、2−
アミノ−5−メチル−1,3,4−チアジアゾリウム、
2−アミノ−5−(ジ)メチルアミノ−1,3,4−チ
アジアゾリウム、2−アミノ−5−(ジ)エチルアミノ
−1,3,4−チアジアゾリウム、2−アミノ−5−
(ジ)−n−プロピルアミノ−1,3,4−チアジアゾ
リウム、2−アミノ−5−(ジ)−i−プロピルアミノ
−1,3,4−チアジアゾリウム、2−アミノ−5−
(ジ)−n−ブチルアミノ−1,3,4−チアジアゾリ
ウム、2−アミノ−5−(ジ)−フェニルアミノ−1,
3,4−チアジアゾリウム、2−アミノ−5−フェニル
メチルアミノ−1,3,4−チアジアゾリウム、2−ア
ミノ−5−ベンジルメチルアミノ−1,3,4−チアジ
アゾリウム、2−アミノ−5−フェネチルメチルアミノ
−1,3,4−チアジアゾリウム、2−アミノ−5−モ
ルホリノ−1,3,4−チアジアゾリウム、2−アミノ
−5−ピペリジノ−1,3,4−チアジアゾリウム、2
−アミノ−5−ピロリジノ−1,3,4−チアジアゾリ
ウム、2−アミノ−5−(ジ)シクロヘキシルアミノ−
1,3,4−チアジアゾリウム、2−アミノ−5−シク
ロヘキシルメチルアミノ−1,3,4−チアジアゾリウ
ム、2−アミノ−5−(ジ)ヒドロキシエチルメチルア
ミノ−1,3,4−チアジアゾリウムおよび2−アミノ
−5−シアノエチルメチルアミノ−1,3,4−チアジ
アゾリウム塩類。
【0046】式(XXI)を有する化合物の更に一層の
例は、以下に挙げるアルキル化剤:ヨウ化メチル、ヨウ
化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化ブチル、ジメチルス
ルフェート、酸化エチレン、酸化プロピレン、アクリロ
ニトリル、アクリルアミド、アクリル酸およびそれのエ
ステル、α−ハロゲノカルボン酸およびそれらのエステ
ル並びにエピクロロヒドリン、を用い、例として上に挙
げた式(XX)を有する化合物を四級化することで得る
ことも可能である。
【0047】
【実施例】実施例1 20gの2−アミノ−5−ジイソプロピルアミノ−1,
3,4−チアジアゾール、27.6gのメト(metho)
硫酸2−アミノ−3−メチル−1,3−ベンゾチアゾリ
ウム、12gの亜硝酸イソアミル、40mLの水および
80mLのメタノールをオートクレーブ中で一緒にした
後、この混合物を50バールのCO2圧力下に置き、4
0℃に加熱する。これを、この温度で一定圧力下3時間
撹拌する。次に、このオートクレーブを下ろし、メタノ
ールを留出させた後、式
【0048】
【化21】
【0049】を有するカラーベースを、水の上に排出さ
せ、そして吸引濾別する。乾燥後の収量は、28.5g
であり、融点は195−198℃である。
【0050】ジメチルスルフェートを用いたメチル化に
より、光堅牢度を示す赤色色合いにポリアクリロニトリ
ルを染色し、そして式
【0051】
【化22】
【0052】に相当しているカチオン系染料が得られ
る。
【0053】この反応は、恐らくは下記の方程式に従っ
て進行する。
【0054】
【化23】
【0055】カラーベースの合成で、メト硫酸2−アミ
ノ−3−メチル−1,3−ベンゾチアゾリウムの代わり
に、3−アミノトリゾール、2−アミノチアゾールまた
は2−アミノ−ジイソプロピルアミノ−1,3,4−チ
アジアゾールの、メチル化した第四級塩類を用いる場
合、同様に有効な染料が得られる。
【0056】2−アミノ−5−ジイソプロピルアミノ−
1,3,4−チアジアゾールの代わりに、3−アミノト
リアゾール、2−アミノチアゾールまたは2−アミノ−
1,3−ベンゾチアゾールを用いる場合、四級化後に好
ましい染色特性を示す生成物が同様に得られる。
【0057】Qを用いた四級化後、示した吸収波長を有
する、表1に挙げる式D−N=N−Zを有する染料を、
実施例1と同様にして製造することができる。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】
【表4】
【0062】実施例22 40gの2−アミノ−5−ジイソプロピルアミノ−1,
3,4−チアジアゾール、32gのN−シアノエチル−
4−トルイジン、14.6gの亜硝酸ナトリウムおよび
120mLの水をオートクレーブ中で一緒にした後、こ
の混合物を50バールの二酸化炭素圧力下に置く。この
混合物をこの圧力下40℃で3時間撹拌する。このオー
トクレーブを下ろし、そして式
【0063】
【化24】
【0064】を有するカラーベースを濾別する。乾燥後
の収量は、69.8gであり、理論値の94%に相当し
ており、そして融点は123から127℃である。
【0065】この方法に通常の試薬を用いて四級化する
ことにより、光堅牢度を示す黄色色合いにポリアクリロ
ニトリルを染色するカチオン系染料が得られる。
【0066】Qを用いた四級化後、表2に示すλmax
を表す式D−N=N−Zを有する下記の染料が、実施例
21と同様にして得られた。
【0067】
【表5】
【0068】
【表6】
【0069】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0070】1. 式(III)
【0071】
【化25】 D−NH2 (III) を有する芳香族もしくは複素環式ジアゾ成分と、式(I
V)
【0072】
【化26】 H−Z1 (IV) 〔式中、Z1は、アリールアミノまたはヘタリールアミ
ノを表す〕を有する化合物とを、水系媒体中、亜硝酸を
与える物質の存在下およびCO2の存在下、5から10
0バールの圧力および0から125℃の温度で反応させ
ることを特徴とする、一般式(I)
【0073】
【化27】 D−N=N−Z (I) 〔式中、Dは、芳香族もしくは複素環式ジアゾ成分の基
を表し、そしてZは、アリールアミノ基の基か、或は式
(II)
【0074】
【化28】 −N=Het (II) (ここで、Hetは、複素環式二価基を表す)を有する
ヘテロシクリルイミノ基の基を表す〕を有する染料の製
造方法。
【0075】2. Dが、6から10個の炭素原子を有
する置換もしくは未置換の芳香族ジアゾ成分の基を表す
か、或は酸素、硫黄および窒素から成る群から選択され
る1から3個のヘテロ原子を含んでおりそして任意に1
または2個の、置換もしくは未置換の、その上に縮合し
ている5員および/または6員炭素環状環を含んでいて
もよい置換もしくは未置換の5員もしくは6員複素環式
ジアゾ成分の基を表し、そしてZが、置換もしくは未置
換のC6−C10−アリールアミノ基を表すか、或は式
(II)
【0076】
【化29】 −N=Het (II) 〔式中、Hetは、酸素、硫黄および窒素から成る群か
ら選択される1から3個のヘテロ原子を含んでおりそし
て任意に1または2個の置換もしくは未置換の5員およ
び/または6員炭素環状環上に縮合していてもよい置換
もしくは未置換の飽和もしくは部分不飽和5員もしくは
6員複素環式環の二価基を表す〕を有する置換もしくは
未置換のヘテロシクリルイミノ基の基を表し、そしてZ
1が、置換もしくは未置換のC6−C10−アリールアミノ
基を表すか、或はヘタリール部分中に酸素、硫黄および
窒素から成る群から選択される1から3個のヘテロ原子
を含んでおりそして任意に1または2個の置換もしくは
未置換の5員および/または6員炭素環状環上に縮合し
ていてもよい置換もしくは未置換の5員もしくは6員の
ヘタリールアミノ基の基を表し、そしてここで、該置換
芳香族ジアゾ成分、該置換5員もしくは6員複素環式ジ
アゾ成分、ZおよびZ1の定義における該置換C6−C10
−アリールアミノ基のアリール部分、式(II)を有す
る置換ヘテロシクリルイミノ基のヘテロシクリル部分、
該置換ヘタリールアミノ基のヘタリール部分、並びに
D、HetおよびZ1の定義における置換炭素環状環、
のための可能な置換基が、C1−C8−アルキル、C6
10−アリール、C6−C10−アリールオキシ、C6−C
10−アリール−C1−C4−アルキル、C6−C10−アリ
ール−C1−C4−アルキルオキシ、C2−C4−アルケニ
ル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルコキシカル
ボニル、C1−C4−アルキルカルボニルオキシ、シア
ノ、C1−C4−(ジ)アルキルアミノ、C1−C4
(ジ)アルキルアミノカルボニル、C1−C4−アルキル
カルボニルアミノ、ヒドロキシル、ハロゲン、C1−C4
−アルキルカルボニル、C1−C4−アルキルスルホニ
ル、C1−C4−(ジ)アルキルアミノスルホニル、C1
−C4−アルキルスルホニルアミノ、C1−C4−アルコ
キシスルホニル、C1−C4−アルキルスルホニルオキ
シ、ニトロ、C6−C10−(ジ)アリールアミノ、C1
4−アルキル−C6−C10−アリールアミノ、フェニル
スルホニル、フェニルアゾ、ベンゾチアゾリル、1,
2,4−オキサジアゾリル、モルホリノ、ピペリジノ、
ピペラジノ、ピロリジノ、C1−C4−アルキルメルカプ
トおよびC6−C10−アリールメルカプトであり、そし
てZおよびZ1の定義における置換C6−C10−アリール
アミノ基のアミノ部分に可能な置換基が、任意に置換さ
れていてもよいC1−C8−アルキル、C2−C4−アルケ
ニル、および置換もしくは未置換のC1−C4−アルキル
−C6−C10−アリールである、第1項記載の方法。
【0077】3. Dが、6から10個の炭素原子を有
する置換もしくは未置換の芳香族ジアゾ成分の基を表す
か、或は各場合共任意に置換されていてもよくそして各
場合共任意にベンゾ縮合していてもよいチアゾール類、
イソチアゾール類、チアジアゾール類、オキサゾール
類、イミダゾール類およびトリアゾール類から成る群か
ら選択される複素環式ジアゾ成分の基を表し、そしてZ
が、式
【0078】
【化30】
【0079】または−N=Het (II) 〔式中、Arは、各場合共任意に置換されていてもよい
フェニルまたはナフチルを表し、R17は、水素を表す
か、或はヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C1−C4
アルコキシ、カルボキシル、C1−C4−(ジ)アルキル
アミノカルボニル、C1−C4−アルコキシカルボニルま
たはC1−C4−アルキルスルホニルで任意に置換されて
いてもよいC1−C8−アルキルを表すか、或は各場合共
ハロゲン、シアノ、C1−C4−アルキルまたはC1−C4
−アルコキシで任意に置換されていてもよいフェニルメ
チルまたはフェニルエチルを表し、そしてHetは、酸
素、硫黄および窒素から成る群から選択される1から3
個のヘテロ原子を含んでおりそして任意に置換もしくは
未置換のベンゼン環上に縮合していてもよい部分不飽和
5員複素環式環の二価基を表し、ここで、該複素環式環
は、任意に、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C1
4−アルコキシ、カルボキシル、C1−C4−(ジ)ア
ルキルアミノカルボニル、C1−C4−アルコキシカルボ
ニルまたはC1−C4−アルキルスルホニルで任意に置換
されていてもよいC1−C8−アルキルそして更にC2
4−アルケニル、フェニルメチルおよびフェニルエチ
ルから成る群から選択される1から3個の同一もしくは
異なる置換基で置換されていてもよく、そしてここで、
上記フェニルメチルおよびフェニルエチルは、各場合共
任意に、ハロゲン、シアノ、C1−C4−アルキル、C1
−C4−アルコキシ、C1−C4−(ジ)アルキルアミ
ノ、C6−C10−(ジ)−アリールアミノ、C1−C4
アルキル−C6−C10−アリールアミノ、モルホリノ、
ピペリジノ、ピペラジノ、ピロリジノ、C1−C4−アル
キルメルカプトまたはC6−C10−アリールメルカプト
で置換されていてもよい〕を有する基を表し、そしてZ
1が、式
【0080】
【化31】
【0081】〔式中、ArおよびR17は、上述した意味
を有し、そしてBは、酸素、硫黄および窒素から成る群
から選択される1から3個のヘテロ原子を含んでおりそ
して任意に置換もしくは未置換のベンゼン環上に縮合し
ていてもよい不飽和5員複素環式環の基を表し、ここ
で、該複素環式環は、任意に、ヒドロキシル、ハロゲ
ン、シアノ、C1−C4−アルコキシ、カルボキシル、C
1−C4−(ジ)アルキルアミノカルボニル、C1−C4
アルコキシカルボニルまたはC1−C4−アルキルスルホ
ニルで任意に置換されていてもよいC1−C8−アルキル
そして更にC2−C4−アルケニル、フェニルメチルおよ
びフェニルエチルから成る群から選択される1から3個
の同一もしくは異なる置換基で置換されていてもよく、
そして上記フェニルメチルおよびフェニルエチルは、各
場合共任意に、ハロゲン、シアノ、C1−C4−アルキ
ル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−(ジ)アルキル
アミノ、C6−C10−(ジ)アリールアミノ、C1−C4
−アルキル−C6−C10−アリールアミノ、モルホリ
ノ、ピペリジノ、ピペラジノ、ピロリジノ、C1−C4
アルキルメルカプトまたはC6−C10−アリールメルカ
プトで置換されていてもよい〕を有する基を表し、そし
てここで、該置換芳香族ジアゾ成分、およびZおよびZ
1の定義における該置換フェニルおよびナフチル基、並
びにHetおよびBの定義における、その上に縮合して
いるベンゼン環、のための可能な置換基が、C1−C8
アルキル、C6−C10−アリール、C6−C10−アリール
オキシ、C6−C10−アリール−C1−C4−アルキル、
6−C10−アリール−C1−C4−アルキルオキシ、C2
−C4−アルケニル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4
−アルコキシカルボニル、C1−C4−アルキルカルボニ
ルオキシ、シアノ、C1−C4−(ジ)アルキルアミノ、
1−C4−(ジ)アルキルアミノカルボニル、C1−C4
−アルキルカルボニルアミノ、ヒドロキシル、ハロゲ
ン、C1−C4−アルキルカルボニル、C1−C4−アルキ
ルスルホニル、C1−C4−(ジ)アルキルアミノスルホ
ニル、C1−C4−アルキルスルホニルアミノ、C1−C4
−アルコキシスルホニル、C1−C4−アルキルスルホニ
ルオキシ、ニトロ、C6−C10−(ジ)アリールアミ
ノ、C1−C4−アルキル−C6−C10−アリールアミ
ノ、フェニルスルホニル、フェニルアゾ、ベンゾチアゾ
リル、1,2,4−オキサジアゾリル、モルホリノ、ピ
ペリジノ、ピペラジノ、ピロリジノ、C1−C4−アルキ
ルメルカプトおよびC6−C10−アリールメルカプトで
あり、そしてZおよびZ1の定義における置換C6−C10
−アリールアミノ基のアミノ部分に可能な置換基が、任
意に置換されていてもよいC1−C8−アルキル、C2
4−アルケニル、および置換もしくは未置換のC1−C
4−アルキル−C6−C10−アリールである、第1項およ
び2項記載の方法。
【0082】4. Dが、式
【0083】
【化32】
【0084】〔式中、R5は、水素、ハロゲン、C1−C
4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ベンジルまたは
ベンジルオキシを表すか、或は各場合共任意にハロゲ
ン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、アセ
チル、ベンゾイルまたはC1−C4−アルコキシカルボニ
ルで置換されていてもよいフェニルまたはフェニルオキ
シを表すか、或はフェニルアゾを表すか、或はR5は、
それが結合しているベンゼン環と一緒になって、テトラ
リン、ナフタレンまたはベンゾジオキサン系を表し、n
は、1または2を表し、R8は、水素、ハロゲン、C1
4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4
(ジ)アルキルアミノ、C1−C4−(トリ)アルキルア
ンモニウム、ベンジル、ベンジルオキシ、フェニルオキ
シ、アセチル、ベンゾイル、C1−C4−アルコキシカル
ボニル、カルボキサミド、カルボキシル、ニトロ、スル
ホンアミドまたはスルホを表し、oは、1または2を表
し、Xは、チアゾール、イソチアゾール、ベンゾチアゾ
ール、1,2,4−トリアゾールまたは1,3,4−チ
アジアゾール環の残員を表し、R10およびR11は、互い
に独立して、水素を表すか、或は任意にハロゲン、O
H、シアノ、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−カルボ
ニルオキシ、フェノキシまたはフェニルで置換されてい
てもよいC1−C4−アルキルを表すか、或はR10および
11は、それらが結合している窒素原子と一緒になっ
て、酸素、硫黄および窒素から成る群から選択される更
に一層のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6
員の複素環式環の残員を表すか、或はR10は、ハロゲ
ン、C1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシで
任意に置換されていてもよいフェニルを表すか、或はR
11は、チアジアゾール環で環化させることによって部分
不飽和5もしくは6員複素環式環を生じる二価のアルキ
レン基を表す〕を有する基を表し、そしてZが、式
【0085】
【化33】
【0086】〔式中、Yは、−S−、−O−または
【0087】
【化34】
【0088】を表し、ここで、R17およびR17’は、互
いに独立して、水素を表すか、或はヒドロキシル、ハロ
ゲン、シアノ、C1−C4−アルコキシ、カルボキシル、
1−C4−(ジ)アルキルアミノカルボニル、C1−C4
−アルコキシカルボニルまたはC1−C4−アルキルスル
ホニルで任意に置換されていてもよいC1−C8−アルキ
ルを表すか、或はC2−C4−アルケニルを表すか、或は
各場合共任意にハロゲン、シアノ、C1−C4−アルキル
またはC1−C4−アルコキシで置換されていてもよいフ
ェニルメチルまたはフェニルエチルを表し、R18は、C
1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ハロゲン、
ニトロ、シアノ、C1−C4−アルキルスルホニル、フェ
ニルスルホニル、C1−C4−アルキルカルボニルアミ
ノ、フェニルアゾ、ベンゾチアゾリルまたは1,2,4
−オキサジアゾリルを表し、aは、0、1、2または3
を表し、R19およびR20は、水素を表すか、或は一緒に
なって、その上に縮合しているベンゼン環の残員を表
し、そしてR21は、C1−C4−(ジ)アルキルアミノ、
6−C10−(ジ)アリールアミノ、C1−C4−アルキ
ル−C6−C10−アリールアミノ、モルホリノ、ピペリ
ジノ、ピペラジノ、ピロリジノ、C1−C4−アルキルメ
ルカプトまたはC6−C10−アリールメルカプトを表
す〕を有する基を表し、そしてZ1が、式
【0089】
【化35】
【0090】〔式中、Y、R17、R17’、R18、R19
20、R21およびaは、上述した意味を有し、そしてA
-は、Cl-、CH3OSO2-、I-、Br-およびC
3COO-から成る群からのアニオンを表す〕を有する
基を表す、第1から3項記載の方法。
【0091】5. 式
【0092】
【化36】
【0093】〔式中、Xは、下記の意味を有する〕を有
する複素環式アミンと、式
【0094】
【化37】
【0095】〔式中、X1およびR17は、下記の意味を
有し、そしてAn-は、Cl-、CH3OSO2-、I-
Br-およびCH3COO-から成る群からのアニオンを
表す〕を有する複素環式アンモニウム化合物とを、水系
媒体中、亜硝酸を与える物質の存在下およびCO2の存
在下、5から100バールの圧力および0から125℃
の温度で反応させる操作によって、式
【0096】
【化38】
【0097】〔式中、Xは、チアゾール、イソチアゾー
ル、ベンゾチアゾール、1,2,4−トリアゾールまた
は1,3,4−チアジアゾール環の残員を表し、X
1は、チアゾリン、イソチアゾリン、ベンゾチアゾリ
ン、1,2,4−トリアゾリンまたは1,3,4−チア
ジアゾリン環の残員を表し、そしてR17は、任意にシア
ノ、C1−C4−(ジ)アルキルアミノカルボニル、ヒド
ロキシル、C1−C4−アルコキシ、カルボキシル、C1
−C4−アルコキシカルボニルまたはC1−C4−アルキ
ルスルホニルで置換されていてもよいC1−C4−アルキ
ルを表す〕を有する染料を製造するための、第1から4
項記載の方法。
【0098】6. 該反応を30から40℃の温度で行
うことを特徴とする、第1から5項記載の方法。
【0099】7. 該亜硝酸を与える物質が有機もしく
は無機亜硝酸塩であることを特徴とする、第1から6項
記載の方法。
【0100】8. 該反応を10分から24時間かけて
実施することを特徴とする、第1から7項記載の方法。
【0101】9. 該反応を、適宜水と完全もしくは部
分的に混和する有機溶媒との混合物として、水中で実施
することを特徴とする、第1から8項記載の方法。
【0102】10. 該反応を比率が1:2の水とメタ
ノールとの混合物の中で実施することを特徴とする、第
1から9項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール−ハインリヒ・ランゲ ドイツ連邦共和国デー5093ブルシヤイト 2・カスタニエンアレー18アー (72)発明者 アルフレート・ブラク ドイツ連邦共和国デー5068オーデンター ル・アウフデムクラービンケル7

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(III) 【化1】 D−NH2 (III) を有する芳香族もしくは複素環式ジアゾ成分と、式(I
    V) 【化2】 H−Z1 (IV) 〔式中、Z1は、アリールアミノまたはヘタリールアミ
    ノを表す〕を有する化合物とを、水系媒体中、亜硝酸を
    与える物質の存在下およびCO2の存在下、5から10
    0バールの圧力および0から125℃の温度で反応させ
    ることを特徴とする、一般式(I) 【化3】 D−N=N−Z (I) 〔式中、Dは、芳香族もしくは複素環式ジアゾ成分の基
    を表し、そしてZは、アリールアミノ基の基か、或は式
    (II) 【化4】 −N=Het (II) (ここで、Hetは、複素環式二価基を表す)を有する
    ヘテロシクリルイミノ基の基を表す〕を有する染料の製
    造方法。
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