JPH0649352B2 - 車輌等のモールデイングの光輝テープの製造方法 - Google Patents

車輌等のモールデイングの光輝テープの製造方法

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JPH0649352B2
JPH0649352B2 JP2209690A JP2209690A JPH0649352B2 JP H0649352 B2 JPH0649352 B2 JP H0649352B2 JP 2209690 A JP2209690 A JP 2209690A JP 2209690 A JP2209690 A JP 2209690A JP H0649352 B2 JPH0649352 B2 JP H0649352B2
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metal vapor
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勝久 加藤
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トキワケミカル工業株式会社
株式会社システムテクニカル
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各種車輌の車体パネルまたは硝子パネルとの
接合部分に嵌装するウインド等のモールデイングの表面
側に装着する光輝テープの製造方法であつて、その主た
る目的とする所は、モールデイングの上部表面に表現す
る光輝テープの装飾価値を著しく高めるようにした車輌
等のモールデイングの光輝テープの製造方法に関するも
のである。
(従来の技術) 一般に、この種の車輌等のモールデイングに使用されて
いる光輝テープにおいて、おの光輝テープの内部に被着
埋設する金属蒸着層を施すのには、各種の方法が散見さ
れている。(1)として、長手方向の塩化ビニールシート
に直接アルミニウム等の金属を以て金属蒸着層を構成し
たもの、(2)として、ポリエステルのテープの表面又は
裏面に各種の金属よりなる金属蒸着層を被着したもの、
(3)として、前記ポリエステルに替えて金属箔のテープ
を介在して構成するもの等が知られている現状である。
(発明が解決しようとする課題) 従来のモールデイングに使用する光輝テープに述べたも
のゝうち、(1)においては、塩化ビニールは、その性質
自体から表面に平滑性が無いために、直接に金属蒸着層
を構成しても光輝が著しく悪化し装飾価値が少ない問題
点がある。また、前記(2)における、ポリエステープに
金属蒸着層を施こしたものは、耐熱性には問題点は無い
が、熱を加えてコーナー等における屈曲に際して、ポリ
エステルテープに皺が容易に生ずるという問題点と、巾
広の光輝テープの場合には、皺が多く発生して光輝と装
飾価値を著しくそぐなうという問題点を有していた。更
に、前記(3)において、金属箔を使用する光輝テープ
は、金属箔自体が大変に薄いために、各種の樹脂層に積
層すると、金属箔に多くの皺及び斑が発生しやすく、ま
た、この金属箔のテープは、コーナー等における屈曲部
分に対しては大小の皺が発生し、光輝の表面を損ねると
いう問題点を有していた。
本発明は、従来のこのような技術の有する問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とする所は、光輝テー
プの内部に位置する金属蒸着層を簡単な工程で接着性の
良好な材料に薄く転写することによつて、従来の欠点を
悉く解決して光輝と装飾価値の優れたモールデイングの
光輝テープを提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明のモールデイングの
光輝テープの製造方法としては、光輝に優れ、汚染及び
皺等と発生を防止するためのもので、先ず、光輝テープ
をポリエステルフイルム又はポリプロピレン等の平滑性
の有する合成樹脂フイルムに対してアルミニウム等の金
属よりなる金属蒸着層を施す。この金属蒸着層の表面に
アイオノマー樹脂層を溶融ラミネートする。そして、次
に、平滑性の該合成樹脂フイルム(2)を剥離して金属蒸
着膜を該アイオノマー樹脂層に転写し、その露出した金
属蒸着膜の表面に接着剤を介して塩化ビニールシートを
重合圧着して長手方向の光輝テープを製造する方法であ
る。
また、前記金属蒸着膜と前記アイノオマー樹脂層との間
にも最も接着性の優れたエチレン・コ・ポリマー樹脂層
を積層圧着して長手方向の光輝テープを製造する方法が
ある。
更に、前記合成樹脂フイルムと該金属蒸着膜との間に合
成樹脂フイルムの剥離を容易とすると剥離しやすい樹脂
層を重合介装して長手方向の光輝テープを製造する方法
がある。
(作 用) 本発明は上記の如くする製造方法からなる光輝テープで
あつて、第1図に示す如くモールデイング(A)のモール
頭部(10)に一体的に埋設成形され、このモールデイング
(A)を使用するには、第6図に示す車輌(16)の車体パネ
ル(15)のウインド枠の開口部におけるフランヂ等に対す
る硝子パネル(14)の外周に接着剤等を介在してモールデ
イング(A)の挿入脚部(11)を挿入固定するか、帯状のモ
ールデイングに光輝テープ(1)を埋設したものでは、車
輌の外周面に接着することによつて、モールデイング
(A)の表面に光輝テープ(1)を浮上することによつて大小
巾の金属光沢を長期的に表現するようにしたものであ
る。
(実施例) 本発明の実施例を図面について説明すると、前記の如
く、各種の車輌(16)の車体パネル(15)又は車体パネル(1
5)と硝子パネル(14)との間に装着されるモールデイング
(A)は、硬質合成樹脂等を以て長手帯状に成形され、上
部にはモール頭部(10)と、隙間に挿着される挿入脚部(1
1)とを押し出し成型によつて一体的に構成されている。
そして、このモール頭部(10)の長手方向に本発明で製造
された光輝テープ(1)を一体成形してある。
次に、この光輝テープ(1)の製造方法における製造工程
を第3図によつて説明すると、 第3図(a)工程は、長手方向のポリエステルフイルム又
はポリプロピレン等の平滑性のある合成樹脂フイルム
(2)の表裏いづれかの片側にアルミニウム、クロー又は
ニツケル等の金属蒸着層(3)を全面に被着する。この工
程の次に、該金属蒸着層(3)の表面に対して直接に透明
なアイオノマー樹脂層(4)を溶融ラミネートして被着重
合する。
次に、第3図(b)の工程では、上記工程の該合成樹脂フ
イルム(2)を剥離することによつて、該金属蒸着膜(3)を
該アイオノマー樹脂層(4)に転写させたものである。
また、第3図(c)の工程では、上記表面に露出した該金
属蒸着膜(3)の表面に接着剤(5)を塗着して塩化ビニール
シート(6)を重合圧着して光輝テープを製造するもので
ある。
第4図に示される光輝テープ(1)の製造工程は、第3図
(c)工程に示す、金属蒸着膜(3)とアイオノマー樹脂層
(4)の間に金属蒸着膜(3)の酸化等を極力防止するために
エチレン・コ・ポリマー樹脂層(7)を溶融ラミネートし
た工程の実施例を示したものである。
次に、第5図に示す工程の実施例は、前記第3図に示す
工程中の該金属蒸着膜(3)と合成樹脂フイルム(2)との間
に剥離しやすい樹脂層よりなり保護被膜(8)を重合介在
させ、該合成樹脂フイルム(2)の剥離を良好とすると共
に、金属蒸着膜(3)の表面に美麗に仕上げ、その保護被
膜(8)の表面に接着剤(5)を介在して塩化ビニールシート
(6)を重合して光輝テープを製造したものである。
なお、上記実施例に示す、符号(12)は、第1図に示すモ
ールデイング(A)の該挿入脚部(11)の下端に設けた屈曲
した屈曲支持片を示し、(13)は、該挿入脚部(11)の側面
に設けた固定時に支持の役目をする技条片を示したもの
である。
(発明の効果) 本発明は、以上説明した如く構成されているので、下記
に記載されるような効果を有するものである。
すなわち、このモールデイングの光輝テープの製造方法
によれば、非常に平滑性の良好なポリエステル等の合成
樹脂フイルムの転写のため金属蒸着層が肉薄に鏡面状に
残置して被着され、大変に光輝性に優れ、金属蒸着層の
切裂や斑等を防止すると共に、成形時に生ずる伸長防止
ができる。また、従来のコーナー部分の屈曲成形時に生
じやすかつた皺やクラツク等を確実に防止できると共
に、巾広の光輝テープによるコーナー部分でも充分に対
応して屈曲による皺や斑等を防止できる優れた特性があ
る。
そして、本発明の光輝テープによれば、従来の金属蒸着
等に代えた金属箔を使用したもののように金属箔自体が
樹脂層に対して容易に縮んだり、コーナーの屈曲部分に
生ずる皺や斑等を充分に解決する。
また、ポリエステル等の合成樹脂フイルムの片側面に金
属蒸着膜を被着し、この金属蒸着膜の表面にアイオノマ
ー樹脂層を重合した後に該ポリエステルフイルムを剥離
して取り除いたので、金属蒸着膜は平滑性のポリエステ
ル等の合成樹脂フイルムによつて鏡面状に美しく蒸着さ
れ、その平滑性のある金属蒸着膜を接着性の良好な、且
つ透明性の優れたアイオノマー樹脂層に対して平面状に
接着せしめる特性がある。また、ポリエステル等の合成
樹脂フイルムを剥離転写することによって、光輝テープ
は全体に薄肉となると共に、屈曲性の悪いポリエステル
フイルムがないため巾広の金属蒸着膜であつてもコーナ
ー部分に皺が生ずることなくコーナーが美しく仕上がる
ものである。
更に、金属蒸着膜の表面に接着剤を介在して塩化ビニー
ルシートを重合しているので、モールデイングの構成材
料である塩化ビニールと同効質となりモールデイングと
の一体的な結合を著しく強固とする。
また、金属蒸着層とアイオノマー樹脂層との間にエチレ
ン・コ・ポリマー樹脂層を重合介装して一体化したの
で、金属蒸着層と接着性が大変に弱いアイオノマー樹脂
層との間にも最も接着性の良好なエチレン・コ・ポリマ
ー樹脂層によつて全体を強固に一体化でき、金属蒸着層
の剥れや斑等の生ずるのを防止できる光輝テープを製造
することができる。
更に、合成樹脂フイルムと金属蒸着膜との間の合成樹脂
フイルムに対して剥離しやすい樹脂層よりなる保護被膜
を重合介装し製造したので、合成樹脂フイルムの剥離を
容易とすると共に、薄い金属蒸着層を安定的に保護する
効果と、押出成形時の高温と押圧力によつて金属蒸着層
が動いて不安定となるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は製造された光輝テープをモールデイングに装着
された状態を示す斜面図、第2図は同じく光輝テープの
斜面図、第3図(a)乃至(c)は第2図の光輝テープの製造
工程を示す図、第4図は第3図の工程にエチレン・コ・
ポリマー樹脂層を介在した光輝テープを示す断面図、第
5図は第4図の工程に保護被膜を介在した光輝テープを
示す断面図、第6図は車輌に装着した状態の全体斜面図
である。符号(A)はモールデイング、(1)は光輝テープ、
(2)は合成樹脂フイルム、(3)は金属蒸着膜、(4)はアイ
オノマー樹脂層、(5)は接着剤、(6)は塩化ビニールシー
ト、(7)はエチレン・コ・ポリマー樹脂層、(8)は保護被
膜である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種車輌等の車体パネル及び硝子パネルと
    の間に介在するモールデイングに埋設する光輝テープの
    製造方法において、前記光輝テープ(1)は、長手方向の
    平滑性のあるポリエステル等の合成樹脂フイルム(2)の
    片側面にアルミニウム等の金属よりなる金属蒸着膜(3)
    を施し、この金属蒸着膜(3)の表面にアイオノマー樹脂
    層(4)を溶融ラミネートし、該合成樹脂フイルム(2)を剥
    離して金属蒸着膜(3)を該アイオノマー樹脂層(4)に転写
    露出させた後、該金属蒸着膜(3)の表面に接着剤(5)を塗
    着して塩化ビニールシート(6)を重合圧着したことを特
    徴とする車輌等のモールデイングの光輝テープの製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記金属蒸着膜(3)と前記アイオノマー樹
    脂層(4)との間だにエチレン・コ・ポリマー樹脂層(7)を
    重合介装させた請求項1記載の車輌等のモールデイング
    の光輝テープの製造方法。
  3. 【請求項3】前記合成樹脂フイルム(2)と該金属蒸着膜
    (3)との間の該合成樹脂フイルム(2)に剥離しやすい樹脂
    層よりなる保護被膜(8)を重合介装させた請求項1又は
    2記載の車輌等のモールデイングの光輝テープの製造方
    法。
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