JPH0649197Y2 - 鳥類飛来防止装置 - Google Patents

鳥類飛来防止装置

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JPH0649197Y2
JPH0649197Y2 JP1992030998U JP3099892U JPH0649197Y2 JP H0649197 Y2 JPH0649197 Y2 JP H0649197Y2 JP 1992030998 U JP1992030998 U JP 1992030998U JP 3099892 U JP3099892 U JP 3099892U JP H0649197 Y2 JPH0649197 Y2 JP H0649197Y2
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JP
Japan
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magnet
hole
attached
filament
prevention device
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JP1992030998U
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Inventor
祐一 藤岡
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祐一 藤岡
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鳩、ムク鳥等の鳥類
が民家やその他の建造物に飛来することを防止する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鳩の飛来を防止するため、多数の磁石を
所定間隔をおいて線条に取付け、その線条の両端を支持
金物に取付けたものが知られている(実公平4−107
89号公報参照)。
【0003】このような磁石を用いた鳥類飛来防止装置
においては、磁石を線条に対してどのように取付けるか
が一つの問題となるが、上掲の公報に開示されたものに
おいては、半球状の磁石の平坦面に蓋の取付け孔を設
け、該蓋の裏面に取付用の突起を設けると共に、その突
起を縦に二分して蓋裏面に達する案内溝を設け、線条を
該案内溝に通すと共に、その蓋の突起を磁石の上記取付
孔に嵌入することにより、磁石を線条に取付けるように
している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ごとき取付け構造によると、取付け用の蓋が必要になる
と共に、磁石に取付け孔を設ける必要があり、蓋にも案
内溝を設ける必要がある。更に、その蓋を磁石に対し固
定する必要があるため、構造的に複雑であり、製造コス
トが高くつくという問題がある。
【0005】そこで、この考案は磁石を簡単な構造によ
り線条に取付けた鳥類飛来防止装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの第1の手段は、磁石を所定間隔をおいて線条に取付
けてなる鳥類飛来防止装置において、上記磁石に貫通孔
を設け、その貫通孔に上記線条を通し、フランジの片面
にその中心孔と連通したパイプを有する一対のかしめ金
具を各磁石の両側においてそのフランジを磁石側に向け
て上記線条に挿通し、上記一対のかしめ金具のフランジ
を磁石の両端面に当てて上記パイプをかしめて線条と一
体化し、上記磁石をその貫通孔が線条の方向と一致する
ように取付けた構成としたものである。
【0007】また、第2の手段は磁石を所定間隔をおい
て線条に取付けてなる鳥類飛来防止装置において、上記
磁石に貫通孔を設け、その磁石の片面に上記貫通孔と一
致する小孔を設けた保持板を当て、上記磁石の他面側か
らその貫通孔及び保持板の小孔に上記線条を2本に束ね
て挿通し、その挿通端を上記保持板の外線で結束して抜
け止め用の結び目を作り、上記磁石をその貫通孔が上記
線条の延びる方向と直角に向くように取付けた構成とし
たものである。
【0008】
【作用】上記第1及び第2の手段に係る鳥類飛来防止装
置は、いずれもその線条の両端を所要間隔をおいて固定
した支柱に取付けて水平状態に張る。その線条に取付け
られた多数の磁石はそれぞれ所要強さの磁場をその周辺
に形成するため、鳩等の鳥類がその磁場を忌避し、接近
することがない。
【0009】
【実施例】図1及び図2は前記の第1の手段に係る鳥類
飛来防止装置の実施例であり、この装置は多数の磁石1
と、各磁石1ごとに2個づつのかしめ金具2及びナイロ
ンテグス等の線条3とにより構成される。
【0010】磁石1はフェライト磁石であり、円柱形を
なし、その両端面の中心間に貫通孔4が形成されてい
る。
【0011】かしめ金具2は円板を絞り加工して形成さ
れたものであり、フランジ5の片面にその中心孔6と連
通したパイプ7を有するものである。
【0012】線条3は各かしめ金具2のパイプ7及び磁
石1の貫通孔4に挿通され、各かしめ金具2のフランジ
5を磁石1の両端面に当てた状態でパイプ7をかしめて
線条3と一体化される。
【0013】このようにして所要数の磁石1をその貫通
孔4の方向と線条3が延びる方向と一致せしめ各磁石1
を所要間隔をおいて線条3に取付ける。
【0014】これらの線条3を固定するために図3及び
図4に示すごとき支柱8が用いられる。この支柱8は、
アルミ材をL形に屈曲し、その基板9に締付けバンド1
0を取付けたものである。また固定用のビス穴11もそ
の基板9に設けている。また、起立板12の上端に線条
3の取付孔13を設けている。
【0015】線条3を上記取付孔13に取付けるには、
前述の場合と同様のかしめ金具2’を使用し、線条3の
端部をパイプ7からフランジ5’の方向に挿通し、その
フランジ5’の外側で結び目14を作って抜け止めを図
ると共に、パイプ7’をかしめて線条3と一体化する。
【0016】上記のパイプ7を上記取付孔13の外側か
ら挿入し、フランジ5’を起立板12の外側面に当て
る。基板9は、締付けバンド10又はビス穴11を利用
して建物のベランダの手摺り等に固定される。
【0017】線条3が長くなる場合は、図4の一点鎖線
で示すように2本の支柱8を背中合せにし連結孔13’
をビスとナットで連結固定する場合がある。
【0018】なお、線条3の両端に、図5に示すごとき
フック金具16を取付け、これにより、支柱8の取付孔
13や建物の一部に係止するようにしてもよい。このフ
ック金具16を用いると、着脱が容易に行える。
【0019】次に、図6に示すものは、前記の第2の手
段に係る鳥類飛来防止装置の実施例であり、この場合は
前記の場合と同様の磁石1を用い、その貫通孔4の両面
に前記のかしめ金具2を当て、線条3を2つに折り曲げ
て各パイプ7に通し、一方のかしめ金具2側に引出した
線条3の2つ折り部分に結び目15を作り、抜け止めを
図る。この場合は、磁石1はその貫通孔4が線条3の延
びる方向と直角に向けて取付けられる。
【0020】なお、この場合のかしめ金具2は、結び目
15を作った側のものだけでもよく、その反対側のかし
め金具2は無くてもよい。また結び目15側のかしめ金
具2は線条3の結び目15の抜け止めを図るものである
から、パイプ7の部分必ずしも必要ではなく、フランジ
5だけのもの、即ち小孔を有する単なる保持板であって
もよい。
【0021】上述の第2の手段の実施例のものを設置す
る場合は、図3及び図4に示したものと同様の支柱8
や、図5に示したフック金具16を用いる。
【0022】なお、図7は磁石1の貫通孔4に線条3を
通し、その貫通孔4に接着剤17を充填して磁石1を線
条3と一体化したものである。
【0023】以上説明したいずれの実施例においても、
これを設置した付近には各磁石1による磁場が形成され
るので、鳩等の鳥類はその磁場を忌避して近付かない。
【0024】
【考案の効果】以上のように、この考案はきわめて簡単
な手段により磁石を線条に取付けることができるので、
装置の製造コストを低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の一部を示す分解斜視図
【図2】同上の組立状態の断面図
【図3】同上の支柱部分の分解斜視図
【図4】図3の場合の組立状態の断面図
【図5】線条にフック金具を取付けた場合の一部を示す
正面図
【図6】第2実施例の一部を示す断面図
【図7】他の実施例の一部を示す断面図
【符号の説明】
1 磁石 2、2’ かしめ金具 3 線条 4 貫通孔 5、5’ フランジ 6 中心孔 7、7’ パイプ 8 支柱 9 基板 10 締付けバンド 11 ビス穴 12 起立板 13 取付孔 13’ 連結孔 14 結び目 15 結び目 16 フック金具 17 接着剤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石を所定間隔をおいて線条に取付けて
    なる鳥類飛来防止装置において、上記磁石に貫通孔を設
    け、その貫通孔に上記線条を通し、フランジの片面にそ
    の中心孔と連通したパイプを有する一対のかしめ金具を
    各磁石の両側においてそのフランジを磁石側に向けて上
    記線条に挿通し、上記一対のかしめ金具のフランジを磁
    石の両端面に当てて上記パイプをかしめて線条と一体化
    し、上記磁石をその貫通孔が線条の方向と一致するよう
    に取付けたことを特徴とする鳥類飛来防止装置。
  2. 【請求項2】 磁石を所定間隔をおいて線条に取付けて
    なる鳥類飛来防止装置において、上記磁石に貫通孔を設
    け、その磁石の片面に上記貫通孔と一致する小孔を設け
    た保持板を当て、上記磁石の他面側からその貫通孔及び
    保持板の小孔に上記線条を2本に束ねて挿通し、その挿
    通端を上記保持板の外線で結束して抜け止め用の結び目
    を作り、上記磁石をその貫通孔が上記線条の延びる方向
    と直角に向くように取付けたことを特徴とする鳥類飛来
    防止装置。
JP1992030998U 1992-05-12 1992-05-12 鳥類飛来防止装置 Expired - Lifetime JPH0649197Y2 (ja)

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JPH0619484U JPH0619484U (ja) 1994-03-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2582550Y2 (ja) * 1993-11-05 1998-10-08 大庭ビルメインテナンス株式会社 鳥類忌避装置
JP3029485U (ja) * 1995-12-31 1996-10-01 大庭ビルメインテナンス株式会社 鳥類忌避装置

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