JPH0649130Y2 - 乗用田植機 - Google Patents

乗用田植機

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JPH0649130Y2
JPH0649130Y2 JP1988111430U JP11143088U JPH0649130Y2 JP H0649130 Y2 JPH0649130 Y2 JP H0649130Y2 JP 1988111430 U JP1988111430 U JP 1988111430U JP 11143088 U JP11143088 U JP 11143088U JP H0649130 Y2 JPH0649130 Y2 JP H0649130Y2
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rice transplanter
transmission shaft
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frame
frames
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茂光 松浦
明彦 清水
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、乗用田植機に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、乗用田植機としては、特公昭57−41885号公報等
に記載のものが開発されている。
すなわち、かかる乗用田植機は、第11図に示すように、
田植機本体(90)の後方に、植付装置(93)を昇降リン
ク機構(92)を介して昇降自在に連結してなり、田植機
本体(90)のミッションケース(94)の左右側壁に、左
右一対の伝動ケース(96)(96)の前端部を連結し、同
伝動ケース(96)(96)の後端部に後車輪(95)(95)
を取付け、同伝動ケース(96)(96)の中途部間に横機
枠(97)を横架し、同横機枠(97)に支柱(98)を立設
して、同支柱(98)に昇降リンク機構(92)を取付けて
構成している。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 ところが、上記乗用田植機の場合、ミッションケース
(94)の左右両側から後方へ伸延させた一対の伝動ケー
ス(96)に、昇降リンク機構(92)の基部等を取付ける
ための支柱(98)を、継ぎ部材(97)を介して支持させ
るようにしているために、伝動ケース(96)の剛性を確
保するための構造が複雑になると共に、同伝動ケース
(96)の重量及び機体全体の重量が増大するという問題
があった。
しかも、伝動ケース(96)の取付け、取外しが困難で、
同伝動ケース(96)の整備に手間がかかるという問題も
あった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案では、自走可能な田植機本体の後方に、植付装置
を昇降リンク機構を介して昇降自在に連結した乗用田植
機において、田植機本体のミッションケースより、左右
一対の下部連結フレームを後方へ伸延すると共に、各フ
レームの後端にリヤアクスルケースを取付け、ミッショ
ンケースと各リヤアクスルケースとの間で、前記下部連
結フレームの外側方に、筒状のカバーで周囲を覆った伝
動軸を介設し、同カバーは、伝動軸よりも少し短く形成
したカバー本体と、同カバー本体)の前後端部の外周面
に、それぞれ基端部を重合させ、かつ、軸方向にスライ
ド自在に嵌着した前後ジョイント部とから構成したこと
を特徴とする乗用田植機提供せんとするものである。
(ホ)作用・効果 本考案によれば、以下のような作用効果が生起される。
後車輪への動力伝達機構として従来のような伝達ケー
スを設けることなく、ミッションケースより後方へ伸延
した左右一対の下部連結フレームの後端にリヤアクスル
ケースを取け、同リヤアクスルケースに取付けた後車輪
を、同リヤアクスルケースとミッションケースとの間に
介設した伝動軸により駆動させるようにしているため
に、上記下部連結フレームにより曲げ剛性や捩り剛性等
を容易に確保することができ、構造簡易にして機体の軽
量化が図れる。
かかる連結フレームの後端にリヤアクスルケースを取
付けているために、同ケースの取付け、取外しが簡単に
行なえ、同ケースの整備等が楽に行なえる。
伝動軸を、下部連結フレームの外側方でリヤアクスル
ケースとミッションケースとの間に介設しているため
に、同伝動軸の取付け、取外し作業が楽に行なえる。
伝動軸の周囲を筒状のカバーにより覆っているため
に、伝動軸に直接泥土等が付着するのを防止することが
でき、伝動軸の伝動機構を良好に保つことができる。
カバーを、伝動軸よりも少し短く形成したカバー本体
と、同カバー本体)の前後端部の外周面に、それぞれ基
端部を重合させ、かつ、軸方向にスライド自在に嵌着し
た前後ジョイント部とから構成したことにより、前後ジ
ョイント部を軸方向にスライドさせれば伝動軸の連結部
を容易に露出でき、伝動軸の着脱作業を簡単に行うこと
ができる。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図及
び第2図に示す(A)は乗用田植機であり、自走可能な
田植機本体(1)の後方に、植付装置(2)を昇降リン
ク機構(3)を介して昇降自在に連結してなる。
そして、田植機本体(1)は、機体フレーム(a)上に
原動機部(4′)を載設し、同機体フレーム(a)の後
端にミッションケース(4)の前端部を連結し、同ミッ
ションケース(4)の前部左右側に左右フロントアクス
ルケース(5)(5)を突設し、各ケース(5)(5)
に前車輪(6)(6)を取付け、また、ミッションケー
ス(4)の後端部に連結機枠(7)を連結し、同連結機
枠(7)の後端左右側に左右リヤアクスルケース(8)
(8)を取付け、各ケース(8)(8)に後車輪(9)
(9)を取付け、ミッションケース(4)及び連結機枠
(7)の上方に運転部(10)を設けている。
運転部(10)は、前部に原動機部(4′)のボンネット
とハンドルコラムを兼用する前部ケーシング(11)を設
けて、同ケーシング(11)の上面にハンドル(12)を取
付けると共に、上部左側面に副変速レバー(13)を上方
へ向けて突設し、また、同ケーシング(11)の後方で前
記連結機枠(7)上に座席(14)を設け、同座席(14)
の左側方に主変速レバー(15)を配設し、同座席(14)
の右側方に植付昇降レバー(15′)を配設している。
また、(16)は、床面、変速ガイド板、フェンダー、座
席取付板等を兼用すべく、FRP等の高剛性を有する合成
樹脂により一体成形した座席下部ケーシングであり、座
席(14)は同ケーシング(16)に直接取付けている。
(17)は原動機部(4′)に設けた駆動軸、(18)はミ
ッションケース(4)の後上部に設けた受動軸、(19)
は駆動軸(17)と受動軸(18)との間に巻回した伝動ベ
ルトである。
(20)(20)はミッションケース(4)の中央部左右側
に突設し出力軸(21)(21)と、左右リヤアクスルケー
ス(8)(8)の入力軸(22)(22)との間に介設した
伝動軸である。
また、原動機部(4′)は、第10図に示すように、機体
フレーム(a)上に設けたエンジンマウント(70)上に
搭載しており、同マウント(70)の下面には、同マウン
ト(70)の固有振動数と一致した固有振動数を有する動
吸振器(71)を垂設して、同動吸振器(71)にエンジン
マウント(70)の共振時の振動を吸収させて、ハンドル
(12)、座席(14)、及び座席下部ケーシング(16)等
への振動伝達を防止して、オペレーターの乗り心地を良
好にし、操作性の向上を図っている。
そして、かかる動吸振器(71)は、エンジンマウント
(70)の下面に垂下したゴムやバネ等の吸振部(70a)
と、同吸振器(70a)の下端に取付けたウエイト部(70
b)とから構成しており、同ウエスト部(70b)をフロン
トウエイトと兼用させている。
また、連結機枠(7)は、第3図〜第5図に示すよう
に、ミッションケース(4)の後部左右側壁より後下方
へ傾斜状に左右一対の下部連結フレーム(30)(30)を
伸延し、同連結フレーム(30)(30)の後端部間に下部
連結横枠(31)を横架連結して、平面視矩形状の機枠を
形成し、かつ下部連結横枠(31)に左右一対の縦フレー
ム(32)(32)を立設し、同縦フレーム(32)(32)の
上端間に上部連結横枠(33)を横架連結して、背面視矩
形状の機枠を形成し、かつ縦フレーム(32)(32)の上
部とミッションケース(4)の後上部左右側壁との間
に、左右一対の上部連結フレーム(34)(34)を前低後
高の傾斜状に架設して、平面視矩形状の機枠を形成する
と共に、側面視台形状の機枠を形成することにより、箱
型フレーム構成としている。(30a)は下部連結フレー
ムの前端連結部、(34a)は上部連結フレーム(34)の
前端連結部である。
そして、左右に対向する上下部連結フレーム(34)(3
4)(30)(30)の各中途部間に補強横軸(35)(36)
を横架連結し、かつ左右側の上下部連結フレーム(34)
(34)(30)(30)の前部間に補強板(37)(37)を張
設している。(S)は連結機枠(7)により形成される
内部空間である。
このように、連結機枠(7)は、箱型フレーム構成とし
ているために、軽量にして曲げ、捩り等に対する剛性を
大きくすることができ、しかも連結機枠(7)により形
成される内部空間(S)を、後述するように昇降シリン
ダ(47)等の配設空間とすることができる。
しかも、上記した下部連結フレーム(30)(30)は、直
状の断面矩形パイプからなり、後下方へ下り傾斜状とし
て、各後端にリヤアクスルケース(8)(8)を取付け
ている。
従って、かかる下部連結フレーム(30)(30)の後端に
取付けたリヤアクスルケース(8)(8)の地上高を低
くして、同フレーム(30)(30)の後端間に横架した下
部連結横枠(31)に立設した縦フレーム(32)(32)へ
の昇降リンク機構(3)の取付高さを低くすることがで
きるために、同昇降リンク機構(3)に取付けた植付装
置(2)の昇降作動制御を安定状態で行なうことができ
る。
また、左右下部連結フレーム(30)(30)の前端部を連
結支持するミッションケース(4)の後端部の左右横幅
(W)は、第4図に示すように、平面視で同ミッション
ケース(4)の前部横幅(W)よりも細幅に形成し、か
つ同フレーム(30)(30)の外側面間幅(W′)をミッ
ションケース(4)の前部横幅(W)よりも幅狭となる
ようにしている。
そして、左右上部連結フレーム(34)(34)の外側面間
幅も、上記左右下部連結フレーム(30)(30)の外側面
間幅(W′)と略同一としている。
また、前記した主変速レバー(15)は、基端を左右の上
部連結フレーム(34)(34)の中途部間に横架した補強
横軸(35)の左側端に取付けており、また、植付昇降レ
バー(15′)は、基端を右側の上部連結フレーム(34)
より横外側方へ突設したレバー支軸(38)に取付けてい
る。
この他にも、連結機枠(7)には、主変速レバー(1
5)、や植付昇降レバー(15′)以外の操作系やこれら
のレバーに連動連結した連動リンク系の支点を他部材と
干渉させることなく自由に設けることができる。
また、上部連結フレーム(34)(34)の後端は、各々縦
フレーム(32)(32)の上部内壁に固設しており、両固
設部を横断するように、後述する昇降リンク機構(3)
の上部リンク(43)の前端を枢支する支軸(41)を、縦
フレーム(32)(32)の上部間に軸架している。
従って、かかる上部連結フレーム(34)(34)により、
上部リンク(43)を介して引張力が作用する縦フレーム
(32)(32)の補強が図れる。
また、前記伝動軸(20)(20)は、第6図及び第7図に
示すように、上記下部連結フレーム(30)(30)の外側
方に、側面視で同フレーム(30)(30)と略同一線上に
位置し、かつミッションケース(4)の出力軸(21)と
後車軸(9a)(9a)とを結ぶ線上に位置させて設けてい
る。(5b)は前車軸である。
しかも、かかる伝動軸(20)(20)の周囲は、第9図に
示すように、それぞれ塩化ビニール等の合成樹脂により
形成した筒状のカバー(60)(60)により覆っている。
すなわち、カバー(60)は、伝動軸(20)よりも少し短
く形成したカバー本体(60a)と、同カバー本体(60a)
の前後端部の外周面に、それぞれ基端部を重合状態で軸
方向にスライド自在に嵌合装着した前後ジョイント部
(60b)(60c)とから構成している。
そして、前後ジョイント部(60b)(60c)を、それぞれ
前後方向へスライド移動させて、前ジョイント部(60
b)によりミッションケース(4)の出力軸(21)の突
出部分(21a)を覆い、又後ジョイント部(60c)により
リヤアクスルケース(8)の入力軸(22)の突出部分
(22a)を覆うことができるようにしている。第9図
中、(61)はOリング、(62)(62′)は、出力軸(2
1)の突出部分(21a)と伝動軸(20)の前端部(20
a)、及び伝動軸(20)の後端部(20b)と入力軸(22)
の突出部分(22a)にそれぞれ跨がるようにスプライン
嵌合して、同軸(20)(21)(22)を連動連結するジョ
イント筒体、(63)(63′)はジョイント筒体(62)
(62′)を固定する固定ピンである。
上記のように、カバー(60)は、伝動軸(20)、同伝動
軸(20)の前後端に連動連結した出力軸(21)の突出部
分(21a)と入力軸(22)の突出部分(22a)、ジョイン
ト筒体(62)(62′)、及び固定ピン(63)(63′)の
全てを覆うことができるために、これらに泥土等が直接
付着したり、藁や夾雑物等が巻付くのを防止することが
でき、伝動軸の伝動機能を良好に保つことができる。
この際、伝動軸(20)の着脱作業は、前後ジョイント部
(60b)(60c)をスライド操作して、固定ピン(63)
(63′)及びジョイント筒体(62)(62′)を着脱する
ことにより、簡単に行なうことができる。
また、前記昇降リンク機構(3)は、連結機枠(7)の
縦フレーム(32)(32)と植付装置(2)との間に介設
しているものである。
すなわち、昇降リンク機構(3)は、前端を左右一対の
縦フレーム(32)(32)の上部間に軸架した支軸(41)
に枢支し、後端を植付装置(2)の植付フレーム(42)
の上部に枢支(43a)連結した上部リンク(43)と、前
端を左右の縦フレーム(32)(32)の下部に枢支(44
a)(44a)連結し、後端を上記植付フレーム(42)の下
端間に軸架した連結支軸(45)に枢支した左右一対の下
部リンク(44)(44)とにより平行リンクを形成し、各
下部リンク(44)(44)の前端に基端を一体的に取付け
た左右一対のリフトアーム(46)(46)の先端間と、ミ
ッションケース(4)の後端下部との間に昇降シリンダ
(47)を、前記連結機枠(7)の内部空間(S)内で介
設し、同リフトアーム(46)(46)の後端と連結支軸
(45)との間に引張補強リンク(48)(48)を介設して
構成している。
そして、(54)は、左右下部リンク(44)(44)の前部
間に横架連結した補強横枠、(55)は引張補強リンク
(48)(48)の中途部間に横架連結した補強横枠であ
る。
また、上記昇降シリンダ(47)は、シリンダロッド(47
a)を短縮作動させることにより、リフトアーム(46)
(46)を前下方へ回動させて、上下部リンク(43)(4
4)(44)を介して植付装置(2)を上昇作動させ、又
反対に同シリンダロッド(47a)を伸長作動させること
により植付装置(2)を下降作動させることができるよ
うにしている。(47b)はシリンダロッド(47a)の後端
連結部である。
従って、かかる昇降シリンダ(47)は、シリンダロッド
(47a)の伸長作動に連動して植付装置(2)を上昇作
動させる場合に較べて、油量が小さくてすむために、小
型化することができ、さらに同昇降シリンダ(47)を囲
む上記連結機枠(7)等も小型化して、機体全体をコン
パクトにすることができる。
しかも、昇降シリンダ(47)の基端は、下部連結フレー
ム(30)よりも下方に位置する後端下部に連結(47c)
し、後述する昇降リンク機構(3)の地上高を低くした
ことと相俟って、昇降シリンダ(47)の地上高を低くし
ている。
従って、昇降シリンダ(47)を前後車輪(6)(9)の
略中央部で、しかも低位置に配設しているために、機体
バランスが良好となって走行安定性及び作業安定性に優
れたものとなる。
また、前記したリヤアクスルケース(8)(8)は、第
2図及び第3図に示すように、下部連結横枠(31)の両
端に設けた連結板(31a)(31a)に連結しており、各ケ
ース(8)(8)の内側壁(8a)(8a)を下部連結横枠
(31)との連結部近傍から後端まで切欠状にへこませ
て、同ケース(8)(8)の内側方に昇降リンク機構
(3)の下部リンク(44)(44)との不干渉空間
(S′)(S′)を形成している。
そして、かかる不干渉空間(S′)(S′)内を、昇降
リンク機構(3)の下部リンク(44)(44)が上下昇降
作動ができるようにして、左右の下部リンク(44)(4
4)の間隔を幅広にすると共に、回動支点となる同下部
リンク(44)(44)の前端取付位置を可及的に低くして
いる(第3図参照)。
従って、リヤアクスルケース(8)(8)の内側方に不
干渉空間(S′)(S′)を形成しているために、左右
の下部リンク(44)(44)に直状の角パイプを使用して
も、リヤアクスルケース(8)(8)と干渉させること
なく、同下部リンク(44)(44)の間隔を幅広とするこ
とができ、植付装置(2)のローリング等による捩り作
用に対する剛性を高めることができる。
しかも、下部リンク(44)(44)の回動支点位置を可及
的に低位置としているために、田植機本体(1)の安定
性が向上すると共に、下部リンク(44)の全長を短くし
て、植付装置(2)を田植機本体(1)に近接させた状
態で円滑に昇降作動させることができ、乗用田植機
(A)全体をコンパクトにすることができる。
また、第1図及び第2図に示す植付装置(2)におい
て、(51)は植付ミッションケース、(52)は苗載台、
(53)はフロートである。
また、(50)は田植機本体(1)のミッションケース
(4)と植付装置(2)の植付ミッションケース(51)
とを連動連結する植付伝動軸である。
そして、かかる伝動軸(50)は、前部伝動軸(50a)と
後部伝動軸(50b)とを自在継手(50c)を介して連動連
結してなる。
前部伝動軸(50a)は、連結機枠(7)の内部空間
(S)において、前端をミッションケース(4)に連動
連結し、後端部を第8図に示すようにリンク支持ブラケ
ット(44b)に固設した軸支部(56)に軸支している。
後部伝動軸(50b)は、外管軸と内管軸をスプライン嵌
合して伸縮自在に構成してなり、前端を上記軸支部(5
6)の直後で前部伝動軸(50a)の後端に自在継手(50
c)を介して連動連結し、後端を植付ミッションケース
(51)に連動連結している。
従って、上記植付伝動軸(50)は、植付装置(2)が上
下昇降した際にも、後部伝動軸(50b)が自在継手(50
c)を中心に上下回動すると共に伸縮作動して、田植機
本体(1)のミッションケース(4)から植付装置
(2)の植付ミッションケース(5)への動力伝動機能
を確保することができるものである。
本考案の実施例は上記のように構成しているものであ
り、本実施例によれば、以下のような作用効果が生起さ
れる。
ミッションケース(4)とリヤアクスルケース(8)
(8)を、箱型フレーム構成とした連結機枠(7)の下
部を構成する左右一対の直状の下部連結フレーム(30)
(30)により連結しているために、同フレーム(30)
(30)により曲げ剛性や捩り剛性等を容易に確保するこ
とができ、構造簡易にして機体の軽量化が図れる。
下部連結フレーム(30)(30)の後端にリヤアクスル
ケース(8)(8)を取付けているために、同ケース
(8)(8)の取付け、取外しが簡単に行なえ、同ケー
ス(8)(8)の整備等が楽に行なえる。
伝動軸(20)(20)を、下部連結フレーム(30)(3
0)の外側方でリヤアクスルケース(8)(8)とミッ
ションケース(4)との間に介設しているために、同伝
動軸(20)(20)の取付け、取外し作業が楽に行なえ
る。
同伝動軸(20)(20)を下部連結フレーム(30)(3
0)と側面視で略同一軸上に位置させているために、構
成がコンパクトになる。
カバー(60)により、伝動軸(20)、同伝動軸(20)
の前後端に連動連結した出力軸(21)の突出部分(21
a)と入力軸(22)の突出部分(22a)、ジョイント筒体
(62)(62′)、及び固定ピン(63)(63′)の全てを
覆うことができるために、これらに泥土等が直接付着し
たり、藁や夾雑物等が巻付くのを防止することができ、
伝動軸の伝動機能を良好に保つことができる。
カバー(60)を、伝動軸(20)を覆うカバー本体(60
a)と、同伝動軸(20)の前後端部(20a)(20b)及び
入出力軸(21)(22)の各突出部分(21a)(22a)を覆
う前後ジョイント部(60b)(60c)とより構成し、前後
ジョイント部(60b)(60c)を軸方向にスライド自在と
しているために、同前後ジョイント部(60b)(60c)を
スライド操作することにより、同固定ピン(63)(6
3′)及びジョイント筒体(62)(62′)を着脱して、
伝動軸(20)の着脱作業を簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る乗用田植機の側面図。 第2図は、同平面図。 第3図は、連結機枠及び昇降リンク機構の側面図。 第4図は、連結機枠及び昇降リンク機構の平面図。 第5図は、連結機枠の斜視図。 第6図は、要部側面図。 第7図は、要部平面図。 第8図は、植付伝動軸の中途部支持構造の斜視図。 第9図は、要部の側面断面図。 第10図は、エンジンマウントに取付けた動吸振器の取付
状態説明図。 第11図は、従来の乗用田植機の側面図。 (A):乗用田植機 (1):田植機本体 (2):植付装置 (3):昇降リンク機構 (4):ミッションケース (8):リヤアクスルケース (20):伝動軸 (30):下部連結フレーム (60):カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走可能な田植機本体(1)の後方に、植
    付装置(2)を昇降リンク機構(3)を介して昇降自在
    に連結した乗用田植機において、 田植機本体(1)のミッションケース(4)より、左右
    一対の下部連結フレーム(30)(30)を後方へ伸延する
    と共に、各フレーム(30)(30)の後端にリヤアクスル
    ケース(8)(8)を取付け、ミッションケース(4)
    と各リヤアクスルケース(8)(8)との間で、前記下
    部連結フレーム(30)(30)の外側方に、筒状のカバー
    (60)(60)で周囲を覆った伝動軸(20)(20)を介設
    し、 同カバー(60)は、伝動軸(20)よりも少し短く形成し
    たカバー本体(60a)と、同カバー本体(60a)の前後端
    部の外周面に、それぞれ基端部を重合させ、かつ、軸方
    向にスライド自在に嵌着した前後ジョイント部(60b)
    (60c)とから構成したことを特徴とする乗用田植機。
JP1988111430U 1988-08-25 1988-08-25 乗用田植機 Expired - Lifetime JPH0649130Y2 (ja)

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JP1988111430U JPH0649130Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 乗用田植機

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