JPH0649094Y2 - ベアリングモニタの指示計 - Google Patents

ベアリングモニタの指示計

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JPH0649094Y2
JPH0649094Y2 JP1989045581U JP4558189U JPH0649094Y2 JP H0649094 Y2 JPH0649094 Y2 JP H0649094Y2 JP 1989045581 U JP1989045581 U JP 1989045581U JP 4558189 U JP4558189 U JP 4558189U JP H0649094 Y2 JPH0649094 Y2 JP H0649094Y2
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JP
Japan
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indicator
bearing
series
diode
rectifier circuit
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JP1989045581U
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JPH02136467U (ja
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義昭 小西
重之 本田
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Nikkiso Co Ltd
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Nikkiso Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ベアリングの摩耗度を電気的に検出するモ
ニタの指示計に係り、特にキャンドモータポンプにおけ
るベアリングモニタの指示計の改良に関する。
[従来の技術] 一般に、キャンドモータポンプは、回転部分が完全に取
扱液中に置かれ、接液部と外部とを貫通する可動部分が
なく、従って軸封部をもっていないので完全無漏洩が実
現でき、取扱液の漏洩や外気の吸込みという問題点が完
全に解決され、プロセス用ポンプとして優れた利点を有
している。
しかしながら、キャンドモータポンプは、回転運動によ
り生ずるラジアル荷重およびスラスト荷重の全てをベア
リングで受けるのに対し、このベアリングは取扱液によ
って潤滑され、しかも取扱液その他の使用条件が様々で
あることから、ベアリングの摩耗状態は多様である。従
って予めベアリングの使用期限を決定しておくことはで
きないので、一度プラントに組込まれると、定期点検の
時か故障の時でない限りベアリング摩耗度を知ることは
できない。
従って、ポンプ運転を長期間継続すると、ベアリングの
摩耗が進行し、このベアリングの摩耗がラジアル方向の
許容摩耗限界を越えるとステータとロータキャンが接触
してキャンが破損し、あるいは、ベアリングのスラスト
方向についても同様にベアリングの摩耗が進行して、こ
れがスラスト方向の許容摩耗限界を越えるとインペラと
ハウジングが接触して破損に至らしめることとなる。
従来、このような問題点を解決するため、ベアリングの
摩耗状態を電気的に検出してこれを指示計に出力し常時
監視するベアリングモニタが種々提案されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この種の電気式ベアリングモニタの指示
計は、ベアリングの摩耗時および非摩耗時にはそれに対
応する摩耗量および零点を正確に表示することが望まし
いが、実際には非摩耗時にも出力が有るため零表示しな
い場合があり、非摩耗時の指示値が大きい場合にゲイン
を下げると限界摩耗時にも適正な値を示せないという難
点を有していた。
また、モニタ指示計の設置場所はモータ内部であり、ノ
イズや高温の影響を受け易い環境にあるため、複雑な電
子回路を構成することは信頼性に欠け、使用することが
できない難点を有していた。
そこで、本考案の目的は、交流回転電機の鉄心にそれぞ
れ巻装した検出コイルを直列に接続し、この検出回路に
可変抵抗器を備えた整流回路を接続し、さらにこの整流
回路にダイオードを指示計と共に直列に接続構成するこ
とにより、零点を調整して検出感度を向上することので
きるベアリングモニタの指示計を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 前記の目的を達成するため、本考案においては、軸受の
ラジアル方向の摩耗量を電気的に取出してこれを表示す
るベアリングモニタの指示計において、 交流回転電機の鉄心にそれぞれ検出コイルを巻装してこ
れらを直列に接続し、さらにこの検出コイルに可変抵抗
器を備えた整流回路を接続し、この整流回路にダイオー
ドを指示計と共に直列に接続してなり、ゲインを上げて
感度をよくした後ダイオードにより全体出力を下げて零
点を設定するよう構成することを特徴とする。
この場合、前記整流回路に定電圧ダイオードを指示計と
共に直列に接続することもできる。
また、前記整流回路にトランジスタを指示計と共に直列
に接続しても良い。
[作用] 本考案に係るベアリングモニタの指示計によれば、交流
回転電機の鉄心にそれぞれ巻装した検出コイルを直列に
接続し、この検出回路に可変抵抗器を備えた整流回路を
接続し、さらにこの整流回路にダイオードを指示計と共
に直列に接続構成することにより、ゲインを上げて感度
をよくした後ダイオードにより全体出力を下げて零点を
調整し、検出感度を向上することができる。
[実施例] 次に、本考案に係るベアリングモニタの指示計の実施例
につき添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図は本考案の第1の実施例を示し、検出コイルに接
続された整流器に指示計と共にダイオードを直列接続し
たベアリング摩耗量検出回路図である。
第1図において、参照符号10は交流回転電機の鉄心にそ
れぞれ検出コイルを示し、12はこの検出コイル10に接続
される整流器で、この整流器12には可変抵抗器14が備え
られている。
そして、前記整流器12にはベアリングの摩耗量を電流値
として出力表示する指示計16がダイオード18と共に接続
されている。
この場合、ゲインを変えた場合の検出コイル(以下サー
チコイル10と称する)の出力と指示計(以下モニタ表示
計16と称する)の出力との関係およびダイオードを用い
た場合の関係は第2図に示す通りであり、また、ベアリ
ングが摩耗した場合の摩耗量とモニタ表示計16との関係
は第3図に示すとおりとなる。
従って、モニタ表示計16の零点を設定する場合は、第4
図(a)に示すように、ゲインを上げて感度を良くし、
次いで第4図(b)に示すようにダイオード18を用いて
全体の値を下げ、最低値が高くならないようにする。
この場合、整流回路12においてゲインを設定するには可
変抵抗14を用いることにより容易に出力電流を上げられ
るが、大幅な零点調整を行うには回路が複雑になる。
そこで、出力回路上に単にダイオード等を追加するのみ
で零点調整を行うようにしたものである。
すなわち、第5図は本考案の第1の実施例のベアリング
摩耗量検出回路の概略図であり、第6図は本考案の第2
の実施例を示し、整流回路12に定電圧ダイオード20をモ
ニタ表示計16と共に直列に接続したベアリング摩耗量検
出回路の概略図である。
また、第7図は本考案の第3の実施例を示し、整流回路
12にトランジスタ22をモニタ表示計16と共に直列に接続
したベアリング摩耗量検出回路の概略図である。
なお、この場合の整流回路12はゲインを含み半波でも、
全波でも可能なものとする。
前述したように、ダイオード18を用いる場合は簡単に処
置できるが、第2図、第3図に示すように出力が小さい
部分では直線性を有さない。しかしながら、これはモニ
タ機能上はあまり問題とならない。
また、第3の実施例に示されるようにトランジスタを用
いた場合は直線性を得ることができる。
[考案の効果] 前述した実施例から明らかなように、本考案のベアリン
グモニタの指示計によれば、交流回転電機の鉄心にそれ
ぞれ巻装した検出コイルを直列に接続し、この検出回路
に可変抵抗器を備えた整流回路を接続し、さらにこの整
流回路にダイオードを指示計と共に直列に接続構成する
ことにより、単にダイオード等の簡単な部品を出力回路
上に追加するのみで高感度の零点の調整を行うことがで
き、追加部品点数が少ないので、キャンドポンプ部内や
計器の内部で処置することができ、外形寸法等に影響を
与えることなく簡単な作業で改良を行うことができる。
また特別な調整器も必要とせずに検出感度の向上したベ
アリングモニタ指示計の改良を低廉にしかも短時間で達
成できる効果を奏する。
以上、本考案の好適な実施例について説明したが、前述
の実施例に限定されることなく、本考案の精神を逸脱し
ない範囲内において種々の設計変更をなし得ることは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示し、検出コイルに接
続された整流器に指示計と共にダイオードを直列接続し
たベアリング摩耗量検出回路図、第2図はサーチコイル
出力を表示する特性線図、第3図はベアリング摩耗量を
表示する特性線図、第4図(a)はゲインを上げて感度
を良くした状態を示す説明図、第4図(b)はダイオー
ドを用いて出力を下げた状態を示す説明図、第5図は本
考案の第1の実施例のベアリング摩耗量検出回路の概略
図、第6図は本考案の第2の実施例を示し、整流回路に
定電圧ダイオードをモニタ表示計と共に直列に接続した
ベアリング摩耗量検出回路の概略図であり、第7図は本
考案の第3の実施例を示し、整流回路にトランジスタを
モニタ表示計と共に直列に接続したベアリング摩耗量検
出回路の概略図である。 10……検出コイル、12……整流器 14……可変抵抗器、16……指示計 18……ダイオード、20……定電圧ダイオード 22……トランジスタ
フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭60−52654(JP,B2) 特公 昭58−54580(JP,B2) 特公 昭57−21924(JP,B2) 「トランジスタ活用事典」〔ラジオ技術 全書第4巻〕、第14版、ラジオ技術社、昭 和41年、P.276〜277 「パルス回路の考え方」第2版、日刊工 業新聞社、昭和46年、P.13〜21

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受のラジアル方向の摩耗量を電気的に取
    出してこれを表示するベアリングモニタの指示計におい
    て、 交流回転電機の鉄心にそれぞれ検出コイルを巻装してこ
    れらを直列に接続し、さらにこの検出コイルに可変抵抗
    器を備えた整流回路を接続し、この整流回路にダイオー
    ドを指示計と共に直列に接続してなり、ゲインを上げて
    感度をよくした後ダイオードにより全体出力を下げて零
    点を設定するよう構成することを特徴とするベアリング
    モニタの指示計。
  2. 【請求項2】前記整流回路に定電圧ダイオードを指示計
    と共に直列に接続してなる請求項1記載のベアリングの
    指示計。
  3. 【請求項3】前記整流回路にトランジスタを指示計と共
    に直列に接続してなる請求項1記載のベアリングモニタ
    の指示計。
JP1989045581U 1989-04-20 1989-04-20 ベアリングモニタの指示計 Expired - Lifetime JPH0649094Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989045581U JPH0649094Y2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 ベアリングモニタの指示計

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JP1989045581U JPH0649094Y2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 ベアリングモニタの指示計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02136467U JPH02136467U (ja) 1990-11-14
JPH0649094Y2 true JPH0649094Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=31559890

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854580A (ja) * 1981-09-29 1983-03-31 株式会社日立ホームテック 高周波加熱装置
JPS6052654A (ja) * 1983-08-26 1985-03-25 日産自動車株式会社 無杼織機の緯糸貯留装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「トランジスタ活用事典」〔ラジオ技術全書第4巻〕、第14版、ラジオ技術社、昭和41年、P.276〜277
「パルス回路の考え方」第2版、日刊工業新聞社、昭和46年、P.13〜21

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JPH02136467U (ja) 1990-11-14

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