JP2619662B2 - インデックスパルス発生装置 - Google Patents

インデックスパルス発生装置

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JP2619662B2
JP2619662B2 JP62288519A JP28851987A JP2619662B2 JP 2619662 B2 JP2619662 B2 JP 2619662B2 JP 62288519 A JP62288519 A JP 62288519A JP 28851987 A JP28851987 A JP 28851987A JP 2619662 B2 JP2619662 B2 JP 2619662B2
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JP
Japan
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gauss
magnetic flux
hall sensor
magnetized
pulse generator
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JPH01133547A (ja
Inventor
昭二 大岩
知良 丸山
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日本サーボ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はインデックスパルス発生装置、特にフロッピ
ーデスク駆動用モータに設けたインデックスパルス発生
装置に関するものである。
(従来技術) 電子計算機等の記憶装置として使用されるフロッピー
デスク駆動用モータに設けたモータの特定位置検出用の
従来のインデックスパルス発生装置は第4図に示すよう
にモータの円環状マグネット1を固定したロータ2の外
周に半径方向にN,Sに着磁した小マグネット3を取り付
け、この小マグネット3の外周に対向するよう固定子4
にホールセンサ5を設け、ロータ2が回転する毎にホー
ルセンサ5にインデックスパルスが発生されるようにし
ている。
尚6はモータの固定子コイル、7は回転軸を示す。
然しながらこのような従来の装置では理論的には第5
図に示すようにロータ2が回転してホールセンサ5部分
に小マグネット3が到達した場合のみホールセンサ5に
N又はS方向、例えばN方向に小マグネット3による大
きな磁束(例えば500ガウス)が作用しその他の部分の
磁束は零の筈であるが実際にはモータの円環状マグネッ
ト1からの漏れ磁束によって小マグネット3がホールセ
ンサ5の位置に到達しない状態でも約±30ガウス程度の
磁束がホールセンサ5に作用している。
即ち、第5図に示すように、小マグネット3がホール
センサ5と対向したときの磁束は500ガウスのピーク値
となりその他の部分の磁束は零を中心として±30ガウス
程度の漏れ磁束が存在し波形に表示されている。
また、第4図に示す従来より実施されている装置のホ
ールセンサ5は一般にN又はS極方向に100ガウス前後
の磁束が作用すれば動作するものであり、これは第5図
に破線で示した、例えばN方向のレベルである。
ところがマグネット1からの漏れ磁束が±30ガウス程
度あるので、小マグネット3が対向していない位置での
漏れ磁束がN方向で30ガウスあり、ホールセンサ5の動
作感度は100ガウスであるからこの動作感度100ガウスと
漏れ磁束による30ガウスの差である70ガウスが動作余裕
(マージン)ということになる。
この70ガウスの動作余裕(マージン)は何等かの原因
で漏れ磁束が少し増加すれば簡単に越えられる程度の値
であるから誤動作を起こし易く、S/N比が低いので信頼
度が低いという問題があった。
又、磁束変化が0ガウスから立ち上がるものであるか
らゼロクロスデテクタの使用は不可能であった。
(発明の目的) 本発明の目的は上記のような欠点を除去したインデッ
クスパルス発生装置を得るにある。
(発明の構成) 本発明のインデックスパルス発生装置は、円環状永久
磁石で形成されたロータの内周側に円環状の着磁帯を設
け、この円環状着磁帯に対応する位置でモータの固定子
にホールセンサを設け、上記円環状着磁帯の円周方向の
小部分をNあるいはSいずれか一方に着磁し他の部分を
いずれか他方に着磁して構成したことを特徴とする。
(発明の実施例) 以下図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明においては第1図,第2図に示すようにモータ
の円環状マグネット1の内周面に環状の着磁帯8を設
け、この着磁帯8の円周方向の一個所の小部分9のみを
N,S何れかの一方の極性に着磁し、他の部分10を何れか
他方の極性に着磁せしめると共に、ホールセンサ5をこ
の着磁帯8に対応する位置で固定子4側に固定せしめ
る。
本発明装置は上記のような構成であるから第3図に示
すようにロータ2が回転してホールセンサ5の部分に上
記着磁帯8の小部分9が到達した場合にはホールセンサ
5に例えばN方向に500ガウスの大きな磁束が作用し、
その他の場合には上記着磁帯8の部分10によってS方向
に500ガウスの大きな磁束が作用し、モータの円環状マ
グネット1の漏れ磁束が作用してもこの漏れ磁束のうち
上記ホールセンサ5を作動せしめる向きのものは上記着
磁帯8の部分10によって生ずる磁束と向きが反対である
ため消去されてホールセンサ5には作用せずそのマージ
ンは約500ガウス以上となり、即ちS/N比が高く、信頼性
が極めて大きなものとなる。
即ち、第3図はホールセンサ5に入る磁束の大きさを
示すもので、着磁帯8の小部分9にはN極が、他の部分
10にはS極が着磁されている。従って、ホールセンサ5
に他の部分10が対向している場合はS方向に500ガウス
が作用しており、そのS方向の500ガウスを中心として
モータのマグネット1からの漏れ磁束である約±30ガウ
スが作用している。
次にロータ2が回転してホールセンサ5の位置に着磁
帯8の小部分9が到達するとこの小部分9はN極に着磁
されているからホールセンサ5にはN方向500ガウスの
磁束が作用する。
更にロータが回転して小部分9がホールセンサ5の位
置から去り他の部分10がホールセンサ5と対向するよう
になるとホールセンサ5には他の部分10に着磁されてい
るS極によりS極方向の500ガウスの磁束が作用するよ
うになる。
ここで他の部分10がホールセンサ5に対向している場
合のモータ用マグネット1の漏れ磁束はS方向の500ガ
ウスを中心として±30ガウス程度が作用するものである
から、ホールセンサ5の動作レベルであるN方向100ガ
ウスに対し500ガウス以上の動作余裕(マージン)があ
り、従来技術の(マージン)70ガウスに対し大きな(マ
ージン)があるから、何等かの原因で漏れ磁束が少し増
加しても充分な余裕かあり誤動作を起こすことは無く、
S/N比が高く、信頼性が極めて大きなものとなる。
なお、上記他の部分は全てS極に着磁する必要があ
り、その一部に無着磁の部分があれば、この部分では磁
束が零となり、上記漏れ磁束によってホールセンサ5が
誤動作するおそれがある。
又ホールセンサ5に作用する着磁帯8の小部分9の磁
束は0ガウスを中心に上下に発生するのでゼロクロスデ
ィテクタを使用でき温度変化によって小部分の磁束が変
化してもパルス発生の位置変化を減少させることができ
る。
更に上記着磁帯8の小部分9の幅を変えることによっ
て発生するパルス幅を任意に変えることができる。
尚本発明装置においては着磁帯8を円環状マグネット
1の内周面ではなく外周面に設けても良いが、内周面に
設けた場合には固定子コイル6をロータ2の外周を越え
る大きさとしてトルクを大きくし且つ効率を高めること
ができる。
(発明の効果) 上記のように本発明装置によればS/N比の高いインデ
ックスパルス発生装置を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の縦断面図、第2図はその円環状マ
グネット部分の平面図、第3図はそのホールセンサに作
用する磁束の説明図、第4図は従来装置の縦断面図、第
5図はそのホールセンサに作用する磁束の説明図であ
る。 1……円環状マグネット、2……ロータ、3……小マグ
ネット、4……固定子、5……ホールセンサ、6……固
定子コイル、7……回転軸、8……着磁帯、9……着磁
帯8の小部分、10……着磁帯8の大部分。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円環状永久磁石で形成されたロータの内周
    側に円環状の着磁帯を設け、この円環状着磁帯に対応す
    る位置でモータの固定子にホールセンサを設け、上記円
    環状着磁帯の円周方向の小部分をNあるいはSいずれか
    一方に着磁し他の部分をいずれか他方に着磁して構成し
    たことを特徴とするインデックスパルス発生装置。
JP62288519A 1987-11-17 1987-11-17 インデックスパルス発生装置 Expired - Lifetime JP2619662B2 (ja)

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JP62288519A JP2619662B2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17 インデックスパルス発生装置

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JPH01133547A JPH01133547A (ja) 1989-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10530209B2 (en) * 2016-10-28 2020-01-07 Waymo Llc Devices and methods for driving a rotary platform

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6024659B2 (ja) * 1977-06-02 1985-06-14 ソニー株式会社 モ−タ
JPS61108087U (ja) * 1984-11-16 1986-07-09
JPS62124413A (ja) * 1985-11-25 1987-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気式エンコ−ダ

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JPH01133547A (ja) 1989-05-25

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