JPH0649092B2 - スキー板 - Google Patents
スキー板Info
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- JPH0649092B2 JPH0649092B2 JP1079198A JP7919889A JPH0649092B2 JP H0649092 B2 JPH0649092 B2 JP H0649092B2 JP 1079198 A JP1079198 A JP 1079198A JP 7919889 A JP7919889 A JP 7919889A JP H0649092 B2 JPH0649092 B2 JP H0649092B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ski
- core material
- decorative layer
- core
- resin
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Description
板およびその製造方法に関する。
表面に化粧板となる上面板および側面板さらにはエッジ
金具を含むスキー下面構成部材を接着剤で貼り合わせて
形成されている。
に、スキー製造後、スキーの両側面上部に両者間の接合
線が生じ、外観上好ましくないばかりか、この接合部に
おいて側面板の一部が欠けやすく、そのために芯材内部
に水分が浸透するという問題点がある。
されるように、上面板と側面板とをU状に一体に形成さ
れたスキー板が知られている。
スキー下面構成部材との間から水分が内部に浸透するお
それがあり、水分浸透の問題を根本的に解決するには至
っていない。
目的とするところは、水分の内部への浸透を完全に防止
すると共に、設計の自由度を向上させうるスキー板およ
びその製造方法を提供するにある。
キー下面構成部材とが所定の間隙をおいて配置され、該
間隙内に充填されて前記芯材とスキー下面構成部材を結
着する接合層、およびスキー上面化粧層、側面化粧層と
が、前記芯材を囲むボックス形状に、インジェクション
により樹脂で一体に形成されていることを特徴としてい
る。
材を配置し、さらに成形金型内に、スキー下面構成部材
上面と支持部材を介して所定の間隙を有するように、か
つ成形金型内壁面との間にも所定の間隙が生じるように
芯材を配置し、該間隙内に樹脂を注入して、芯材とスキ
ー下面構成部材とを一体的に結着すると共に、該芯材と
スキー下面構成部材とを結着する接合層とスキーの上面
化粧層および側面化粧層とをボックス形状に一体に形成
することを特徴としている。
粧層および側面化粧層とが樹脂によりボックス形状に形
成されているため、外観上も優れるばかりか内部への水
分の浸透を完全に防止できる。また接合層、上面化粧
層、側面化粧層がインジェクションにより一体的に形成
されているため、厚みの選定が自由に行え、特に粘弾性
特性の設計の自由度が増す。
とを支持部材を介して両者間に所定の間隙があくよう
に、かつ芯材と金型内壁面との間にも所定の間隙があく
ように芯材を成形金型内に配置して、該間隙内に樹脂を
充填するようにしたので、芯材とスキー下面構成部材と
を一体に容易に形成できる。
説明する。
14、15を貼設した木芯を使用している。
金具11、滑走面材12を含む。
成部材13を下型21の凹部内に配置する。
ッジ金具11を吸着するためのマグネットであり、下型
21内に所定間隔をおいて適宜数配置されている。
押圧するように側型22、22を下型21上に配置す
る。
前に、スキー下面構成部材13上に上記の芯材17を配
置する。
料と好ましくは同一の素材からなる支持ピン(支持部
材)31が多数その外周上に植立されていて、下型21
上に配置した際にスキー下面構成部材13と所定の間隙
が生じるようになされている。また芯材17の側壁面に
植立された支持ピン31は側型22、22内壁面に当接
し、これにより芯材17の横方向の動きが規制され、側
他22、22内壁面と所定の間隙があくようになされて
いる。
23内壁面に芯材12上面に植立した支持ピン23が当
接するようにその長さが設定されている。これにより芯
材17は上型23に押圧されて浮き上がりが防止される
と共に、その上面と上型23内壁面との間に所定の間隙
が確保される。
脂または2液反応型樹脂を注入し、固化することにより
スキー板27に形成する(第2図)。
び芯材17とスキー下面構成部材13との間の接合層3
2が注入樹脂で一体に形成される。したがって本実施例
では上記3層が注入樹脂で完全にボックス形状に形成さ
れ、注入樹脂量を多く設定できるから、粘性をさらに高
く設定できるなど設計の自由度を増大させることができ
る。
キー板の上面中央部に隆起部を形成した例を示す。なお
隆起部を設けず、平坦な上表面のスキー板にしてもよい
ことはもちろんである。
25、側面化粧層26の厚さを任意に変えることができ
る。
(特に芯材17に木材などを用いた場合)、上面化粧層
25、側面化粧層26、接合層32の厚さを、スキー板
の各部位との関係で種々に設定することで、種々の粘弾
性特性を有するスキー板の設計が可能となる。
あって、かつはがねのような弾性がほしいとよく要求さ
れる。すなわち雪面からの小さな衝撃はよく吸収してス
キーヤーに直に衝撃を伝えないだけの振動吸収性を有す
ること、つまり高い粘性が要求される一方で、深いター
ンを行っている時、スキーが大きく撓んだ状態から次の
ターンに移る際には素早いスキーの返り、つまり高い弾
性が要求されるのである。
層、側面化粧層の樹脂部の特性に負うところが大きい。
また高負荷時に要求される高い弾性は芯材の特性に負う
ところが大きい。
層32の厚さを任意に設定できるので、粘弾性の設計が
自由に行える。また弾性については、芯材の弾性を調整
することで行えるので、粘性と弾性との調和のとれた粘
弾性特性を有するスキー板の設計が可能となるのであ
る。
発泡性樹脂その他の材料の芯材であってもよい。
もよい。
要はない。すなわち、第1図に示すように、側型22、
22内壁面をテーパー面に形成することによって、該内
壁面により、芯材17側壁面から突出するピン31を下
方に押圧する分力も生じるから芯材17を所定位置に配
置させることが可能となる。
れば、芯材17側壁面の支持ピン31も不要となる。例
えば、エッジ金具11の抜け止め片33を第3図に示す
ように上方に折り曲げて、この抜け止め片33先端で芯
材127側壁面を固定することができる。
3とを一定の間隙を有するように配置すればよいから、
芯材17下面に設けた支持ピン(支持部材)31をスキ
ー下面構成部材13側に設けてもよい。
もので例示したが、補強材の位置は特に限定されるもの
ではなく、側面に設けてもよく、また上下面のどちらか
一方、あるいは内部に設けてもよい。さらには、弾性の
高い材料を用いれば、いわゆる補強材と呼ばれるものを
使用しない、単体あるいは複合材料の芯材を用いること
ができる。本発明において芯材とは、補強材を含むも
の、含まないもの双方を含む概念である。
ッジ金具と滑走面材12とで例示したが、第4図に示す
ように、補強材34を含むものであってもよい。
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るの
はもちろんである。
キー下面構成部材とを結着する接合層、上面化粧層およ
び側面化粧層とが樹脂によりボックス形状に形成されて
いるため、外観上も優れるばかりか、内部への水分の浸
透、これによるスキーの諸特性劣化を完全に防止でき
る。また接合層、上面化粧層、側面化粧層がインジェク
ションにより一体的に形成されているため、厚みの選定
が自由に行え、特に粘弾性特性の設計の自由度が増す。
とを支持部材を介して両者間に所定の間隙があくよう
に、かつ芯材と金型内壁面との間にも所定の間隙があく
ように芯材を成形金型内に配置して、該間隙内に樹脂を
充填するようにしたので、ボックス構造を有するスキー
板を容易に形成できる。
図、第2図は得られたスキー板の断面図、第3図は芯材
の固定例を示す部分断面図、第4図はスキー下面構成部
材の他の実施例を示す断面図である。 11……エッジ金具、12……滑走面材、13……スキ
ー下面構成部材、17……芯材、20……成形金型、2
5……上面化粧層、26……側面化粧層、27……スキ
ー板、32……接合層。
Claims (2)
- 【請求項1】芯材とエッジ金具を含むスキー下面構成部
材とが所定の間隙をおいて配置され、該間隙内に充填さ
れて前記芯材とスキー下面構成部材を結着する接合層、
およびスキー上面化粧層、側面化粧層とが、前記芯材を
囲むボックス形状に、インジェクションにより樹脂で一
体に形成されていることを特徴とするスキー板。 - 【請求項2】成形金型内にエッジ金具を含むスキー下面
構成部材を配置し、さらに成形金型内に、スキー下面構
成部材上面と支持部材を介して所定の間隙を有するよう
に、かつ成形金型内壁面との間にも所定の間隙が生じる
ように芯材を配置し、該間隙内に樹脂を注入して、芯材
とスキー下面構成部材とを一体的に結着すると共に、該
芯材とスキー下面構成部材とを結着する接合層とスキー
の上面化粧層および側面化粧層とをボックス形状に一体
に形成することを特徴とするスキー板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1079198A JPH0649092B2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | スキー板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1079198A JPH0649092B2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | スキー板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02255169A JPH02255169A (ja) | 1990-10-15 |
JPH0649092B2 true JPH0649092B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=13683270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1079198A Expired - Fee Related JPH0649092B2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | スキー板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649092B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5760027A (en) * | 1980-09-26 | 1982-04-10 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Method for controlling heating of compound annealing furnace |
JPS60215382A (ja) * | 1984-04-11 | 1985-10-28 | 株式会社 スワロ−スキ− | スキ−製造方法 |
AT390196B (de) * | 1985-10-28 | 1990-03-26 | Fischer Gmbh | Verfahren zur herstellung eines ski nach und vorrichtung zur durchfuehrung dieses verfahrens |
FR2620628B2 (fr) * | 1987-02-27 | 1994-08-19 | Salomon Sa | Procede pour realiser un ski et ski fait selon ce procede |
-
1989
- 1989-03-29 JP JP1079198A patent/JPH0649092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02255169A (ja) | 1990-10-15 |
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