JPH0648942Y2 - アルミニウム製放熱体 - Google Patents

アルミニウム製放熱体

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JPH0648942Y2
JPH0648942Y2 JP1988152167U JP15216788U JPH0648942Y2 JP H0648942 Y2 JPH0648942 Y2 JP H0648942Y2 JP 1988152167 U JP1988152167 U JP 1988152167U JP 15216788 U JP15216788 U JP 15216788U JP H0648942 Y2 JPH0648942 Y2 JP H0648942Y2
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JP1988152167U
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研 勝田
東洋司 金子
修 圷
祐三 田子
幸市 岩岡
常雄 塚原
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば正特性サーミスタ発熱体用の放熱体
として使用されるようなアルミニウム製放熱体、特にア
ルミニウム薄板からなる帯状の2枚の平板間にコルゲー
トフィンが介在されてろう付け一体化された型式の放熱
体に関する。
なお、この明細書においてアルミニウムの語はその合金
を含む意味において用いられる。
従来の技術 正特性サーミスタ発熱体用の放熱体は、アルミニウム薄
板からなるスペーサとしての帯状の第1平板と、これに
所定間隔を隔てて平行状に配置された電極板としての同
じく帯状の第2平板と、こららの第1および第2平板間
に介在状態に配置されてろう付け一体化されたコルゲー
トフィンとを備えて構成され、電極板としての第2平板
に正特性サーミスタ素子を接触状態に固着して使用され
る(例えば特開昭61-17351号公報参照)。かかる従来の
放熱体は、上記第1平板と第2平板とが別部材として製
作され、これらにコルゲートフィンを別途組合わせてろ
う付けを行うことにより製作されたものであったため、
1つの放熱体単位の製作に少なくとも上記3つの部品を
必要とし、組立製作に際してそれらを組合わせる作業が
厄介であると共に、部品管理も面倒であり、生産能力が
悪いためにコスト高につくというような問題点があっ
た。かかる問題点を解消するものとして、本願出願人の
先の提案にかかる特開昭63-140293号公報に示されるよ
うに、第1平板と第2平板とを中間連接板を介して長手
方向に一連の長い帯状に製作し、これを側面視横長略コ
字状に曲げ加工を施して枠体を形成した後、該枠体内に
コルゲートフィンを装填せしめ、然る後これらをろう付
け接合したものが知られている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述のように、帯状のアルミニウム薄板
に曲げ加工を施して枠体を形成し、該枠体内にコルゲー
トフィンを装填したものにあっては、上記枠体の折曲げ
部の近傍が若干膨んだ状態となり、フィンの端部の数個
の山形部分において第1および第2平板部とのろう付接
合が不完全なものとなる。従って、フィン装填後に、フ
ィンと平板とをその全長に亘って密接せしめると共に所
定の厚さ寸法に設定すべく上下方向から押圧して若干圧
潰せしめる必要があるが、前記中間連設部が第1および
第2平板部と同一厚さを有するため、上記圧潰作業が厄
介であるという問題点を有するものであった。
而して、この考案は、上記のような技術的背景から、互
いに平行状に配置された第1及び第2平板部とその一端
部に連接された中間連接板部とが一枚のアルミニウム薄
板を曲げ加工して製造されたものでありながら、製造が
容易でしかも全長に亘って平板部とフィンとが密接状態
となされた放熱板を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 上記の目的において、この考案は、一枚の帯状アルミニ
ウム薄板が折曲げられて互いに平行状に配置された第1
および第2平板部とこれらの一端間に連接された中間連
接板部とを有する枠体が形成され、該枠体内にコルゲー
トフィンが装填され、かつろう付一体化されてなるアル
ミニウム製放熱体において、 前記枠体は、折溝も折目も形成されていない帯状アルミ
ニウム薄板を折曲げて形成されたものであり、 前記中間連接板部は、切欠ないしはスリット等が形成さ
れて前記平板部より強度的に弱いものとなされ、かつ該
連接板部が座屈されることにより前記両平板部と前記コ
ルゲートフィンとが全長に亘って密接状態となされてい
ることを特徴とするアルミニウム製放熱体を要旨とする
ものである。
実施例 以下、この考案を図示実施例に基づいて説明する。
第1図に示す実施例の放熱体(A)は、互いに平行状に
配された第1および第2平板部(1)(2)と、それら
の一端部どおしを連接した所定長さの中間連接板部
(3)とを有する枠体(4)と、該枠体(4)内に装填
されたコルゲートフィン(5)とよりなる。
前記第1平板部(1)、第2平板部(2)および中間連
接板部(3)は、一枚の細長い帯状アルミニウム薄板を
側面視横長略コ字状に折曲げて製作されたものである。
上記中間連接板部(3)は、その両側部が切り欠かれて
細幅状に形成され、前記両平板部(1)(2)より相対
的に強度が弱いものとなされている。このアルミニウム
薄板の折曲げは、上記両平板部(1)(2)と上記中間
連接部(3)との境界部において行われている。この境
界部には予め折溝も折目も形成されていない。具体的に
は、第2図(イ)〜(ハ)に示す工程に従ってなされ
る。
先ず、アルミニウム薄板を、第2図(イ)に示すよう
に、一端に電極取付部(1a)を有する細長い帯状に打ち
抜き、同図(ロ)に示すように、前記取付部(1a)に電
極取付用孔部(1b)を穿設すると共に、中間連接板部を
構成することとなる部位の両側部分に切欠き部(3a)を
形成し、然る後、同図(ハ)に示すように第1および第
2平板部(1)(2)と中間連接板部(3)との境界部
において直角に折曲げ加工を施すことにより第1及び第
2平板部(1)(2)を平行状に位置せしめると共に、
第2平板部(2)の端部(2a)を折り曲げて枠体(4)
を形成した後、該枠体(4)内にコルゲートフィン
(5)を装填させ、次いで、上記第1および第2平板部
(1)(2)の上下方向から押圧することにより前記中
間連接板部(3)を若干座屈させて前記コルゲートフィ
ン(5)と第1および第2平板部(1)(2)とを全長
に亘って完全密接状態とする。ここに、前記中間連接板
部(3)が細幅状に形成され、該連接板部(3)が前記
両平板部(1)(2)より相対的に強度が弱いものとな
されているため、上記密接作業時に中間連接板部(3)
が座屈され易く該作業を容易に行うことができる。
ついで、上記の組立状態を保持しつつ、これにフラック
ス、好ましくはフッ化物系フラックスと塗布したのち、
N2ガス等の不活性ガス雰囲気または真空雰囲気等の非酸
化性雰囲気に調整した炉中において加熱し、第1及び第
2平板部(1)(2)とコルゲートフィン(5)との一
括一挙ろう付けを行い、所期する放熱体(A)を得る。
上記ろう付けは、コルゲートフィン(5)または第1及
び第2平板部(1)(2)にアルミニウム・ブレージン
グシートを用いることにより、それにクラッドされてい
るろう材を溶融して行うのが有利である。また、ろう付
けに用いるフラックスは、ろう付け後において腐蝕性の
残さを残さないフッ化物系のフラックス、即ちKFとAlF3
の共晶組成からなる錯体物、例えばKAlF4とK3AlF6の共
晶混合物、あるいはKFとKAlF4の共晶混合物を用いるこ
とが望ましい。即ち、このようなフラックスを用いるこ
とにより、ろう付け後においてフラックス残渣の除去の
ための洗浄を行う必要性を排除し得る。
また、中間連接板部の強度を低下させる目的で、第3図
に示すように、中間連接板部(13)に縦方向のスリット
(13a)を多数形成しても良く、更に、第4図に示すよ
うに、中間連接板部(23)の中央部にガイド孔(23a)
を穿設しても良い。ガイド孔(23a)を穿設した場合、
これを加工時のガイドとして使用することができる。
この考案によって製造される上記のような放熱体(A)
は、例えば第1平板部(1)(11)(21)を電極板と
し、第2平板部(2)(12)(22)をスペーサーとし、
上記電極板に正特性サーミスタ素子を接触状態に設ける
ことにより、正特性サーミスタ発熱体用の放熱部材とし
て使用されるものである。
考案の効果 この考案は上述のように、一枚の帯状アルミニウム薄板
が折曲げられて互いに平行状に配置された第1および第
2平板部とこれらの一端間に連接された中間連接板部と
を有する枠体が形成され、該枠体内にコルゲートフィン
が装填され、かつろう付一体化されてなるものであるか
ら、放熱体単位の製作に要する部品点数を減少し、それ
らの組立作業、部品管理を行い易いものとなし得て、生
産性を向上し、コストダウンをはかることができるのは
もとより、前記枠体は、折溝も折目も形成されていない
帯状アルミニウム薄板を折曲げて形成されたものである
にもかかわらず、前記中間連接板部が、切欠ないしはス
リット等が形成されて前記平板部より強度的に弱いもの
となされ、かつ該連接板部が座屈されることにより前記
両平板部と前記コルゲートフィンとが全長に亘って密接
状態となされているから、第1および第2平板部とフィ
ンとのろう付け接合が全長に亘って確実に行われ、接合
不良による歩留りの低下のおそれがなく、益々生産性の
向上によるコストダウンの実現を図ることができる。か
つまた前記中間連接板部は、切欠ないしはスリット等が
形成されて前記平板部より強度的に弱いものとなされて
いることより、上記座屈作業を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は全体斜
視図、第2図(イ)〜(ハ)は製造工程を示す斜視図、
第3図は他の実施例を示す全体斜視図、第4図は更に他
の実施例を示す全体斜視図である。 (A)……放熱体、(1)(11)(21)……第1平板
部、(2)(12)(22)……第2平板部、(4)……枠
体、(5)……コルゲートフィン、(3)(13)(23)
……中間連接板部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 圷 修 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内 (72)考案者 田子 祐三 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内 (72)考案者 岩岡 幸市 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内 (72)考案者 塚原 常雄 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−140293(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚の帯状アルミニウム薄板が折曲げられ
    て互いに平行状に配置された第1および第2平板部とこ
    れらの一端間に連接された中間連接板部とを有する枠体
    が形成され、該枠体内にコルゲートフィンが装填され、
    かつろう付一体化されてなるアルミニウム製放熱体にお
    いて、 前記枠体は、折溝も折目も形成されていない帯状アルミ
    ニウム薄板を折曲げて形成されたものであり、 前記中間連接板部は、切欠ないしはスリット等が形成さ
    れて前記平板部より強度的に弱いものとなされ、かつ該
    連接板部が座屈されることにより前記両平板部と前記コ
    ルゲートフィンとが全長に亘って密接状態となされてい
    ることを特徴とするアルミニウム製放熱体。
JP1988152167U 1988-11-22 1988-11-22 アルミニウム製放熱体 Expired - Lifetime JPH0648942Y2 (ja)

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JPH0272597U JPH0272597U (ja) 1990-06-01
JPH0648942Y2 true JPH0648942Y2 (ja) 1994-12-12

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