JPH0648863A - ガラス繊維補強セメント軽量硬化体 - Google Patents

ガラス繊維補強セメント軽量硬化体

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JPH0648863A
JPH0648863A JP23878392A JP23878392A JPH0648863A JP H0648863 A JPH0648863 A JP H0648863A JP 23878392 A JP23878392 A JP 23878392A JP 23878392 A JP23878392 A JP 23878392A JP H0648863 A JPH0648863 A JP H0648863A
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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    • C04B28/18Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度、耐凍害性等の性能、強度の均一性、外
観品質および生産性に極めて優れるガラス繊維補強セメ
ント軽量硬化体を提供する。 【構成】 5〜20体積%の球形気泡、高性能減水剤、
超軽量骨材及び珪砂を含有する水酸化カルシウムを生成
しないけい酸カルシウム−アウイン−スラグ系水硬性セ
メントのガラス繊維補強セメント軽量硬化体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス繊維補強セメン
ト軽量硬化体に関するもので、特に強度、耐凍害性等の
性能、強度の均一性、外観品質および生産性に極めて優
れるガラス繊維補強セメント軽量硬化体に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維補強コンクリート(以下、G
RCと略記する。)は、薄肉、高強度、不燃性であり、
意匠性に優れるため、建築の内外壁、天井、床等に広く
使用されている。特に、本発明者等により開示された特
公昭60−58183号公報の水酸化カルシウムを生成
しないけい酸カルシウム−アウイン−スラグ系水硬性セ
メントが、数年前に実用化されたことにより、GRCの
強度や靱性の経時的変化が少ないため、耐久性および寸
法安定性が格段に向上し、GRCの信頼性が高まり、用
途が拡大してきた。このような情勢の中で、近年GRC
に対して一層の軽量化および耐火性、断熱性の向上が強
く求められてきているため、けい酸カルシウム−アウイ
ン−スラグ系水硬性セメントのGRCに軽量骨材、超軽
量骨材を使用し、これ等の性能を改善することが試みら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のガラス繊維補強セメント軽量硬化体は、 (1).強度、耐凍害性が充分でない。 (2).強度のばらつきがあり、均一性に欠ける。 (3).空隙ピンホール等が多く、補修を必要とする。 (4).生産性が悪い。 等の問題点がある。すなわち、けい酸カルシウム−アウ
イン−スラグ系水硬性セメントは、普通セメントに比べ
て比表面積を50%大きく調整してあり、また水和物と
して普通セメントでは存在しない結晶性のエトリンガイ
トを生成するため、硬化組織が水を取り込み易い特性を
有している。また、軽量骨材、超軽量骨材は多孔質で空
隙を有しているため、吸水率が大きい性質を有する。こ
のように、けい酸カルシウム−アウイン−スラグ系水硬
性セメント、軽量骨材、超軽量骨材いずれも水を保持な
いし吸収し易い傾向を有するので、強度、耐凍害性の良
い組成にする場合は混練物が硬くなり、型に流し込んで
形成するには極めて不向きとなる。さらに、混練物を型
に詰めるときにガラス繊維がからみ合うため、一層充填
しにくくなる。したがって、型をはずした後の硬化体の
内部や表面に空隙が多く発生し、硬化体の強度や耐凍害
性が不充分となり、硬化体が不均質化して強度にばらつ
きが生じたり、硬化体の外観が著しく損なわれるため補
修が必要となったりする。また、型の充填性がきわめて
悪いため、振動がけコテ押え、コテ仕上げ等の手間がか
かり、生産性が著しく低い。なお、硬化体に空隙ができ
るのを避けるための手段として、混練物を軟かくする目
的で安易に水セメント比を大きくして水量を増すこと
は、けい酸カルシウム−アウイン−スラグ系水硬性セメ
ントがエトリンガイトを生成して水を分離しにくくする
ため、硬化体が多孔質化する。したがって、混練物の水
セメント比を大きくすることは、硬化体の強度および耐
凍害性を著しく低下させる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の従来品の
問題点を解決し、強度、耐凍害性等の性能、強度の均一
性、外観および生産性に優れるガラス繊維補強セメント
軽量硬化体を提供するものであり、5〜20体積%の球
形気泡、高性能減水剤、超軽量骨材および珪砂を含有す
る水酸化カルシウムを生成しないけい酸カルシウム−ア
ウイン−スラグ系水硬性セメントのガラス繊維補強セメ
ント軽量硬化体である。
【0005】以下に本発明に至った経緯および本発明の
詳細について説明する。超軽量骨材を使用する主な目的
は、硬化体の比重を小さくして軽量化することである。
そこで、超軽量骨材を使用しないで軽量化する方法とし
て球形気泡の含有を検討した。気泡の含有については、
本発明者等は概に特開昭62−100490号公報、同
昭62−100491号公報、同昭62−105980
号公報に示す発明を開示したが、これらの方法は起泡剤
および水から気泡を作り、セメント混練物に混合するも
のである。しかし、今回の発明で対象とする比重1.7
〜1.1の硬化体を得るためには、20〜50体積%の
気泡を混合することになり、この場合には、その後の研
究結果から、 比重がばらつき易く、比重調整に手間どる。 超軽量骨材を使用する方法に比べ、気泡の混合や繊
維の均一分散に時間がかかる。 仕上材であるタイルの付着強度がやや低い。 炭酸化による中性化がやや早い。 等の問題があることが判明した。そこで、気泡の混合方
法を鋭意検討してきた結果、あらかじめ、起泡剤と水か
ら気泡を作り混練物に混合する方法ではなく、水硬性セ
メント、気泡を導入するためのAE助剤、超軽量骨材お
よび珪砂を混練するだけで球形気泡を混合できることが
見出された。ただし、この場合混合できる球形気泡の量
に限界があり、最大25体積%、気泡量のばらつきを防
ぐためには20体積%が上限であることがわかった。ま
た、タイルの付着強度を低下させず、炭酸化による中性
化を遅らせるためには、やはり20体積%以下が適当で
あることが明らかになった。ここで球形気泡20体積%
では、硬化体の比重1.7となる。なお、球形気泡によ
る軽量化は5体積%以上で効果が認められる。
【0006】次に球形気泡だけでは目的の比重1.7〜
1.1を達成できないので、不足分は超軽量骨材と珪砂
の併用によることにした。しかし、既に述べたとおり超
軽量骨材は吸水が大きく、このために混練物に空隙が残
るので、その改良について検討した。その結果、強度、
耐凍害性が良好となる水セメント比38%以下の混練物
に高性能減水剤を水硬性セメントに対し2.5〜5重量
%添加することが、5〜20体積%の球形気泡共存下に
おいて、硬化体の空隙発生の防止に極めて有効であっ
た。すなわち、水セメント比を38%より大きくしない
でも、球形気泡と高性能減水剤の併用によって、混練物
を軟かくすることおよび混練物に粘性を付与することが
できるので、高流動性コンクリートで一般に粘性増加の
ために使用されているフライアッシュやメチルセルロー
ズ等をあえて使用しなくてもガラス繊維の分離を防止す
ることが可能となり、型への充填性を向上できた。混練
物の粘性が高い理由として、けい酸カルシウム−アウイ
ン−スラグ系水硬性セメントが接水直後からエトリンガ
イトを生成し始めるため混練物が軽い凝結性状を呈する
からと考えられる。この場合、5〜20体積%の球形気
泡が共存しない状態では、球形気泡のボールベアリング
に似た滑り効果による充填性の向上がないため、硬化体
に空隙を発生させないために、高性能減水剤の添加量を
4〜8重量%に増加することが必要となったが、高性能
減水剤は有機化合物であるため、5重量%以上にて硬化
体の不燃性、耐火性が不合格となった。従って高性能減
水剤の添加量は、不燃、耐火を満足するため5重量%以
下とし、良好な充填性を得るため2.5重量%以上とす
ればよい。なお、高性能減水剤とAE助剤を併用するの
に代えて、高性能AE減水剤を使用するのでも良い。
【0007】高性能減水剤の種類としては、市販のもの
を使用できるが、けい酸カルシウム−アウイン−スラグ
系水硬性セメントには凝結速度調整および初期膨張抑制
のためのクエン酸を0.2〜0.6重量%使用している
ので、メラミン系、ポリオール系の高性能減水剤はクエ
ン酸と反応し効果が弱まるため、高性能減水材としては
反応性の無いアルキル系、ナフタリン系が良好である。
硬化体の比重は、超軽量骨材と珪砂の比率を変えること
によって、1.1〜1.7の範囲で調整することができ
る。ガラス繊維のチョップドストランドは、成形におい
てからみ合い易く、このため混練物の自重による広がり
だけで型へ充填する場合は、混練物から繊維だけが分離
して集まったり硬化体中の繊維の分布が不均一となって
強度むらを生じたり、硬化体の表面にて繊維が集合した
粗な部分ができたりする。実験の結果、ガラス繊維のチ
ョップドストランドの長さが25mm以下であれば、混
練物の自重による広がりだけで型に充填する場合でもか
らみ合いは発生せず、硬化体中の繊維の分散は均一であ
ることがわかった。したがって、ガラス繊維のチョップ
ドストランドの長さは25mm以下が適当である。
【0008】
【実施例】
実施例(1) 水酸化カルシウムを生成しないけい酸カルシウム−アウ
イン−スラグ系水硬性セメントとして秩父セメント
(株)製のチチブGRCセメント(商品名)、セッター
として無水クエン酸、気泡を混合するために市販の界面
活性剤系AE助剤、超軽量骨材として市販のシラス発泡
骨材、珪砂として8号珪砂、高性能減水剤としてアルキ
ルアリルスルホン酸系のポゾリスレオビルトSP−9N
(商品名)、それに耐アルカリ性ガラス繊維のチョップ
ドストランド長さ13mmを使用した。混練容量50リ
ットルの強制練り2軸ミキサーを使用して、高性能減水
剤とガラス繊維を除く全材料をミキサーに投入して2分
間混練し、その後高性能減水剤を投入して1分間混練
し、最後にガラス繊維を投入してさらに30秒間混練し
た。混練物の組成を表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】得られた混練物の空気量およびフロー値を
測定した。フロー値は、平板上の内径55mm×高さ5
0mmのパイプに混練物を満たし、パイプを垂直に持ち
上げ混練物が広がった後の直径で表わす。次に、混練物
をホッパーへ移し、ホッパーから混練物20リットルを
内寸法1m×1m深さ20mmの型枠の中央部へ一度に
投入して、混練物自身の重量による広がりで型枠中へ充
填する状況を観察した。結果を表2に示す。
【0011】
【表2】
【0012】実施例はいずれも充填性が良く、混練物を
型の中央へ投入するだけで隅々まで広がった。中央部の
表面が数mm盛り上がっていたが、コテで表面を全面に
わたって10回軽くたたいたところ、中央部と端部の厚
さが同じになり、また表面が平滑になった。一方、比較
例はいずれも混練物がやや硬く充填性が悪いので、人手
によるコテ均し、振動締め固めにてやっと成形が可能と
なった。また、表面を平滑に仕上げるためにコテでてい
ねいに押える必要があった。硬化、脱型後、平板を観察
したところ、実施例ではいずれも型に接触した表面に空
隙、ピンホール等の欠陥がほとんど観察されなかった。
実施例で表面の欠陥が無かったのは、混練物が型の中央
付近から端部へと一定方向に充填していくため空気を取
り込まなかったからと推定される。一方、比較例では型
に接触した表面に多くの空隙、ピンホール等の欠陥が観
察されたが、この原因は混練物をコテで広げたため空気
を取り込んだことによる。
【0013】実施例(2) 超軽量骨材として市販のシラス発泡材、珪砂として8号
珪砂、高性能減水剤としてアルキルアリルスルホン酸系
のポゾリスレオビルトSP−9N(商品名)を使用し、
セメント、セッター、AE剤、ガラス繊維は実施例
(1)と同じものを使用した。ただし、ガラス繊維の長
さは19mmであった。混練容量30リットルのオムニ
ミキサーを使用して、実施例1の場合と同様にして混練
物を得た。混練物の組成を表3に示す。
【0014】
【表3】
【0015】得られた混練物の空気量およびフロー値を
図1および図2に示す。図1から実施例における球形気
泡の量は、約6〜11体積%である。実施例では水セメ
ント比38〜34%においてフロー値が150〜160
mmであった。比較例では水セメント38〜34%にお
いてフロー値が50mmでパイプを抜いたときに混練物
が全く広がらなかった。水セメント比50%で少し広が
り、水セメント比60%で良好な流動性となった。実施
例(1)および比較例(1)の混練物について、実施例
(1)の場合と同様にしてホッパーから内寸法1m×1
m、深さ20mmの型枠の中央部へ一度に投入して、混
練物自身の重量による広がりで型枠中へ充填した。充填
後、型枠の中央部および端部からまだ固まらない充填物
を採取し、2.5mmのふるい上にて水洗してガラス繊
維以外を洗い流しふるい上に残ったガラス繊維を105
℃で乾燥して、充填物中のガラス繊維量を測定した。結
果を表4に示す。
【0016】
【表4】
【0017】実施例(1)では、中央部で1.91重量
%、端部で1.86重量%であったが、これは元の水硬
性セメントに対し両方とも3.0重量%に相当し、混練
物が型枠中を横に流れてもガラス繊維の分散性が良いこ
とが確認された。一方、比較例(1)では、混練物の粘
性が小さいためガラス繊維が分離し易く、型枠の中央部
にガラス繊維を残してセメント部分が広がる傾向が認め
られ、端部におけるガラス繊維は中央部のそれの約半分
であった。混練物を40×40×160mm型枠へ詰
め、40℃×12時間の上記蒸気養生の後に脱型し、2
0℃湿潤状態で材令28日まで養生した硬化体の曲げ、
圧縮強度を図3に示す。実施例は低水セメント比であ
り、高い曲げ、圧縮強度が得られた。一方、比較例は、
低水セメント比で充填性が悪いため空隙の影響により強
度が低く、逆に高水セメント比50%、60%で充填性
は良好となったが、水セメント比の影響により低い強度
であった。
【0018】
【発明の効果】本発明による5〜20体積%の球形気
泡、セメントに対して2.5〜5重量%の高性能減水
剤、超軽量骨材および珪砂を含有する水セメント比38
%以下の水酸化カルシウムを生成しないけい酸カルシウ
ム−アウイン−スラグ系水硬性セメントのガラス繊維補
強セメント硬化体は、生産性が極めて高く、すなわち型
への成形では混練物を型の中へ投入すれば、混練物は自
重により広がるので、振動締め固め、人手によるコテ等
による均し作業を全く行わなくても、型の隅々まで密実
に充填できることが特徴である。また、得られる硬化体
は空隙を含まず緻密である。硬化体の特徴を列挙すれば
次のとおりである。 ガラス繊維で補強されているため、高強度である。 強度や靱性の経時変化が少なく、また水セメント比
が小さく、硬化体が緻密であるため、耐凍害性に優れ
る。 比重が1.1〜1.7あり、従来のガラス繊維補強
コンクリートの比重の50〜70%で軽量である。 水硬性セメント、超軽量骨材ともに無機化合物であ
り、火に弱い高性能減水剤の量がセメントに対し5重量
%以下であるため、耐火性に優れ、不燃性である。 微細な球形気泡および超軽量骨材の存在により熱伝
導率が小さいため断熱性に優れる。 寸法安定性が良い。 硬化体が均質で、強度のばらつきが少ない。 表面に空隙、ピンホール、繊維集合物等がないため
外観が良い。また、補修が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例(2)における混練物の水セメント比に
対する空気量を示す図である。
【図2】実施例(2)における混練物の水セメント比に
対するフロー値を示す図である。
【図3】実施例と比較例の水セメント比に対する強度を
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 28/02 38/08 B E04C 2/04 F 7904−2E //(C04B 28/02 24:00 2102−4G 14:42 2102−4G 14:06) Z 2102−4G (72)発明者 鈴木 忠彦 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 小野 正 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 高田 博尾 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 内田 郁夫 埼玉県熊谷市月見町二丁目1番1号 秩父 セメント株式会社中央研究所内 (72)発明者 横田 博 埼玉県熊谷市月見町二丁目1番1号 秩父 セメント株式会社中央研究所内 (72)発明者 堀口 邦広 埼玉県熊谷市月見町二丁目1番1号 秩父 セメント株式会社中央研究所内 (72)発明者 古瀬 洋一 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 朝日 清公 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 若宮 隆 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5〜20体積%の球形気泡、セメントに
    対して2.5〜5重量%の高性能減水剤、超軽量骨材お
    よび珪砂を含有するけい酸カルシウム−アウイン−スラ
    グ系水硬化性セメントのガラス繊維補強セメント軽量硬
    化体。
  2. 【請求項2】 混練、成形における水セメント比が38
    %以下であることを特徴とする請求項1に記載のガラス
    繊維補強セメント軽量硬化体。
  3. 【請求項3】 比重が1.1〜1.7であることを特徴
    とする請求項1または2に記載のガラス繊維補強セメン
    ト軽量硬化体。
  4. 【請求項4】 ガラス繊維の長さが25mm以下である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    ガラス繊維補強セメント軽量硬化体。
  5. 【請求項5】高性能減水剤の種類がアルキル系、ナフタ
    リン系、またはその両者の混合物であることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載のガラス繊維補強
    セメント軽量硬化体。
JP23878392A 1992-07-24 1992-07-24 ガラス繊維補強セメント軽量硬化体 Expired - Lifetime JPH0696473B2 (ja)

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