JPH0648844U - 噴霧器のノズル装置 - Google Patents

噴霧器のノズル装置

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JPH0648844U
JPH0648844U JP8508092U JP8508092U JPH0648844U JP H0648844 U JPH0648844 U JP H0648844U JP 8508092 U JP8508092 U JP 8508092U JP 8508092 U JP8508092 U JP 8508092U JP H0648844 U JPH0648844 U JP H0648844U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ノズル装置の合成樹脂製の弁機構21の弁体収
容部内35に弁体38を摺動自在に収容し、この弁体の
端部に形成した外部シール40がこの弁体収容部35の
内面に摺接し、シールを維持する。この弁体収容部35
の外部シール部40が摺動する部分を弁箱31の他の部
分から切り離し、完全な円筒形とした。 【効果】射出成形の際に収縮が生じても、この弁体収容
部35の一部は完全な円筒形で他の部分から独立してい
るので、この部分の精度が正確になり、外部シール部4
0との間のシールが完全になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、噴霧器のノズル装置に関する。さらに特定すれば、本考案は噴霧器 の合成樹脂製のノズル装置において、弁機構の部分の精度を向上させ、弁機構の 部分からの漏洩を防止した噴霧ノズル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、園芸用噴霧器等には各種の形式があるが、その中で加圧形の噴霧器 が普及している。この加圧形の噴霧器は、圧力に耐える圧力容器を備えており、 この圧力容器に中に殺虫剤等の噴霧液が収容される。そして、この圧力容器には 加圧ポンプが備えられており、この加圧ポンプによってこの圧力容器内に所定の 圧力で空気を圧入する。また、この圧力容器にはホースを介して噴霧ノズル装置 が接続されており、この圧力容器内の噴霧液は上記の空気の圧力によってホース を介してノズル装置に送られ、噴霧される。
【0003】 ところで、このような噴霧器は、各種の殺虫剤や農薬を使用するので、圧力容 器や噴霧ノズル装置が腐食しやすい。このため、圧力容器やノズル装置を合成樹 脂材料で形成することが好ましい。ところで、このような噴霧器では、上記のノ ズル装置に噴霧の開始、停止を制御する弁機構を必要とする。しかし、弁機構は その構造が複雑であるとともに、精度を必要とする。しかしながら、一般に合成 樹脂材料は、これを射出成形する際、固化、冷却時に収縮を生じ、精度が低下す る。このため、上記のような弁機構を合成樹脂材料で形成すると、部品の精度が 十分ではなく、シール部から漏洩が発生する等の不具合がある。このため、従来 ではこのような合成樹脂製の弁機構では完全なシールが困難であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上の事情に基づいてなされたもので、合成樹脂材料形成されるとと もに、弁機構からの漏洩を確実に防止することができる噴霧器のノズル装置を提 供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
合成樹脂材料で形成された噴霧器のノズル装置において、弁箱部内に円筒状の 弁体収容部を形成し、この弁体収容部の一端部に弁口を形成し、また中間部には 噴霧液の流通口を開口する。そして、この弁体収容部内に軸方向に摺動自在に挿 入された弁体を設け、この弁体の一端部には上記の弁口を開閉する弁口シール部 を形成し、またこの弁体の他端部には上記の弁体収容部の内周面に摺接してこの 弁体収容部内と外部とのシールを維持する外部シール部と形成する。そして、上 記の弁体収容部のうち少なくとも上記の弁体の外部シール部が摺動する部分は上 記の弁箱部とは連続していない完全な円筒状に形成したものである。
【0006】
【作用】
弁機構では、弁体の摺動部分が外部への漏洩の可能性のある部分であるが、本 考案ではこの部分は弁体収容部と弁体の外部シール部で摺動可能にシールされて いる。そして、弁体収容部の外部シール部が摺動する部分は弁箱部の他の部分と 連続されておらず、完全な円筒形をなしている。したがって、この弁箱の部分を 合成樹脂材料で射出成形する際、材料の固化、冷却時に各部が収縮するが、この 部分の弁体収容部は弁箱部の他の部分とは連続されておらず、完全な円筒状をな しているので、この部分が収縮しても径がわずかに変化するだけで、その真円度 等の形状は変化しない。よって、この部分は正確な形状に成形され、この部分を 摺動する外部シール部の部分でのシール性は確実となり、外部への漏洩等を確実 に防止することができる。
【0007】
【実施例】
以下、図を参照して本考案の実施例を説明する。この実施例のものは、園芸用 の噴霧器である。すなわち、図中の1は圧力容器であって、この圧力容器1は合 成樹脂材料をブロー成形によって成形したものである。
【0008】 この圧力容器の首部には、蓋部材2が取り付けられている。そして、この蓋部 材2にはポンプ機構(図示せず)が取り付けられ、このポンプ機構のピストンに はハンドル3が取り付けられている。そして、このハンドル3を操作してポンプ 機構を作動させると、このポンプ機構によってこの圧力容器1内に空気が圧入さ れる。
【0009】 また、圧力容器の肩部には、噴霧液出口ポート4および安全弁取り付けポート 5が形成されている。これらのポート4,5は、この圧力容器1をブロー成形す る金型の肩部の合わせ面に凹部を形成しておき、この金型を閉じる際にパリソン の一部をこの金型間で挟み、このパリソンの一部を凹部内に圧着して形成したも のである。
【0010】 そして、上記の噴霧液出口ポート4にはキヤップ6が螺装され、このキヤップ 6にはホース7の一端部が接続されている。また、このホース7の他端部には、 には噴霧ノズル装置8が接続されている。そして、上記の圧力容器1内には殺虫 剤等の噴霧液が収容されており、上記のポンプ機構によって圧入された空気の圧 力によって、この噴霧液が上記のホース7を介してノズル装置8に供給され、こ のノズル装置の先端部から噴霧されるように構成されている。
【0011】 また、上記の安全弁取り付けポート5には安全弁9が取り付けられている。こ の安全弁9は、この圧力容器1内の圧力が所定の設定圧以上になると開弁し、こ の圧力容器1内の空気を大気中に放出し、この圧力容器1内の圧力が所定の圧力 以上に上昇するのを防止する。
【0012】 また、上記の圧力容器1の外周面の肩部にはホルダ部材11が取り付けられて いる。このホルダ部材11は上記の圧力容器1とは別体の合成樹脂製の部材であ る。そして、この噴霧器を使用しない場合には、図1に示すように、このホルダ 部材11に上記のノズル装置8を弾性的に保持させ、また上記のホース7をこの ホルダ部材11に引っ掛けで保持させ、これらを邪魔にならないように保持する ように構成されている。
【0013】 次に、上記の噴霧ノズル装置8の構成を図2ないし図5を参照して説明する。 このノズル装置8は、図2に示すように合成樹脂製の弁機構21とグリップ22 とを備え、この弁機構21はレバー23によって開閉操作され、噴霧液の噴霧の 開始、停止をなすように構成されている。また、この弁機構21の部分には金属 製のノズル管24が突設され、このノズル管24の先端部にはノズルチップ25 が取り付けられている。
【0014】 上記の弁機構21の部分は、合成樹脂材料で形成され、図3に示すような構造 をなしている。すなわち、この弁機構は合成樹脂材料を射出成形によって一体的 に成形した弁箱部31を備えている。そして、この便箱部31には流入側口32 と流出側口33が形成され、前記のホース7は上記の流入側口32に接続され、 また上記のノズル管24は上記の流出側口33に接続されている。
【0015】 また、この弁箱31の中央部には、略円筒状のレバー取付部34が形成されて いる。そして、このレバー取付部34内には、円筒状の弁体収容部35がこれと 同心状に一体に突設されている。そして、この弁体収容部35の下端部は弁口3 6として上記の流入側口32に連通し、またこの弁体収容部35の中間部には流 通口37が開口し、この流通口27は上記の出口側口33に連通している。
【0016】 そして、この弁体収容部35内には弁体38が軸方向に摺動自在に収容されて いる。そして、この弁体38の下端部には、弁口シール部のOリング39が設け られ、この弁体38が摺動するとこの弁口シール部のOリング39が弁口36に 接離し、この弁機構の開閉作動をなす。また、この弁体38の上端部には外部シ ール部のOリング40が設けられ、このOリング40はこの弁体収容部35の上 端部の内周面に摺動自在に接触し、この弁体38と弁体収容部35との間のシー ルをなし、この弁箱31内の流路と外部との間のシールを確保する。そして、こ の弁体38の下端部と、弁箱31の底部の蓋42との間には圧縮コイルばね41 が介装され、このコイルばね41によって上記の弁体38は上方、すなわち閉弁 方向に付勢されている。
【0017】 そして、上記の弁体収容部35のうちの上部、すなわち上記の弁体38の外部 シール部のOリング40が摺動する部分は、その外周部と弁箱31の他の部分と が連続しておらず、この部分は弁箱31の他の部分から完全に独立した完全な円 筒状をなしている。したがって、この部分を摺動する外部シール部のOリング4 0の接触状態は正確に維持され、この部分のシールが確実となる。
【0018】 また、上記のレバー23の基端部の両側には軸部44が突設され、これらの軸 部44は上記のレバー取付部34に形成された孔53内に回転自在に嵌合してい る。また、このレバー23の基端部の中心部にはカム部45が形成されている。 そして、このカム部45の周面には、扇形の切欠部46、浅い凹部状の連続噴射 用切欠部47が形成されている。そして、上記の弁体38の上端部には当接部4 3が形成され、この当接部43はこのレバー23のカム部45に当接している。 したがって、この弁体38の当接部43がこのカム部45の切欠部46に嵌合し ている場合には、上記のコイルばね41によって弁体38が押上られ、閉弁状態 となる。また、このレバー23を操作して回動させると、上記の当接部43が上 記の切欠部46から外れ、この弁体38が押し下げられて開弁する。また、この レバー23を反対方向に回動させ、上記の当接部43をカム部の連続噴射用切欠 部47に嵌合させると、レバー23から手を離してもその状態が維持され、連続 して開弁し、連続噴霧がなされる。
【0019】 また、上記のレバー23の基端部には、上記のカム部45の両側に深い溝状の 空隙部52が形成され、この基端部の両側は比較的薄い壁部51に形成され、こ の壁部51の外側面に前記の軸部44が突設されている。また、これらの軸部4 4は円形をなしているが、その下半分の部分にのみ面取り、またはテーパが付さ れている。
【0020】 このようなレバー23は、上記の空隙部52によってカム部45が他の部分か ら切り離されており、よって合成樹脂材料でこのレバー23を射出成形する際に 、各部が収縮してもこのカム部45の引けが発生せず、このカム部45を正確に 形成することができる。また、これらの空隙部52によって、この基端部の両側 に薄い壁部51が形成されるので、組み立ての際にこのレバー23の基端部をこ のレバー取付部34内に強く押圧することにより、この壁部51が弾性変形して 軸部44が後退し、この軸部44が孔53に対向するとこれら壁部51の弾性力 によってこれらの軸部44が孔53内に嵌合し、簡単に組み立てることができる 。なお、これらの軸部44の下半分の部分には面取りがなされているので、組み 立てが容易であるとともに、一度これら軸部44が孔53に嵌合した後はこの軸 部44が抜けることはない。
【0021】
【考案の効果】
本考案の弁機構は、弁体収容部のうち少なくとも弁体の外部シール部が摺動す る部分が弁箱の他の部分から切り離されて完全な円筒状に形成されているので、 射出成形の際等に収縮が生じても、この弁体収容部のこの部分は正確な円筒状と なり、この部分のシールが確実に保持され、外部への漏洩が完全に防止できる等 の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の噴霧器の全体の側面図。
【図2】本考案の一実施例のノズル装置の側面図。
【図3】ノズル装置の弁機構の部分の縦断面図。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図。
【図5】図3の5−5線に沿う断面図。
【符号の説明】
8…ノズル装置 21…弁機構 23…レバー 31…弁箱 35…弁体収容部 38…弁体 37…流通口 39…弁口シール部 40…外部シール部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材料で形成されたノズル装置の
    本体部と、この本体部の先端部に設けられたノズルチッ
    プと、この本体部に設けられ上記のノズルチップへの噴
    霧液の供給の開閉をなす弁機構とを備え、この弁機構は
    弁箱部を備え、この弁箱部内には円筒状の弁体収容部が
    形成され、この弁体収容部の一端部には弁口が形成さ
    れ、また中間部には噴霧液の流通口が開口されており、
    またこの弁体収容部内に軸方向に摺動自在に挿入された
    弁体を備えており、この弁体の一端部には上記の弁口を
    開閉する弁口シール部が形成され、またこの弁体の他端
    部には上記の弁体収容部の内周面に摺接してこの弁体収
    容部内と外部とのシールを維持する外部シール部とを備
    えており、また上記の弁体収容部のうち少なくとも上記
    の弁体の外部シール部が摺動する部分は上記の弁箱部と
    は連続していない円筒状に形成されていることを特徴と
    する噴霧器のノズル装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005131557A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Kvk Corp 吐水具のワンストップ機構
JP2018135905A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 ヤマホ工業株式会社 レバー式開閉弁とそれを用いた散布杆

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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