JPH0648814Y2 - ノーマルモードチョークコイル - Google Patents

ノーマルモードチョークコイル

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JPH0648814Y2
JPH0648814Y2 JP1988092772U JP9277288U JPH0648814Y2 JP H0648814 Y2 JPH0648814 Y2 JP H0648814Y2 JP 1988092772 U JP1988092772 U JP 1988092772U JP 9277288 U JP9277288 U JP 9277288U JP H0648814 Y2 JPH0648814 Y2 JP H0648814Y2
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JP
Japan
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coil
pin terminals
winding
normal mode
mode choke
Prior art date
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JP1988092772U
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JPH0215708U (ja
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進 小野
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子機器から生ずる、又は輻射される電磁雑音
を防止するための雑音防止用のノーマルモードチョーク
コイルに関する。
〔従来の技術〕
従来のノーマルモードチョークコイルは、トロイダル磁
性コアのほぼ全周に、その中央孔に線を通して巻線を巻
き回した構造であり、ピン端子付きの固定台に固着され
ていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のコイルでは、磁性コアの中央孔に巻線が密集した
状態となり、巻線の巻回作業が厄介であるという問題
と、平らな固定台にコイルを強固に固着するためにはコ
イルを縦置き(コアの軸方向を水平に置く)する場合コ
イルの外周面がふくらみのある円弧状であり、横置きの
(コアの軸方向を垂直に置く)場合もコイルの底面には
コイルの巻線がまかれているためトロイダルコアの中央
孔付近に巻線が多く集まり、平坦でないので、多量の接
着剤を必要とするという問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の目的は、トロイダルに替えて枠形の磁性コアを
用いることにより中央孔部分における巻線の密集状態を
なくし、従来より良好な周波数特性を持つコイルを提供
することにある。
即ち本考案は、1個の巻線をほぼ等分に分割して枠形コ
アの対向辺に夫々整列密着巻きに巻き回すと共に、分割
巻線間の渡りをコアの中央孔内壁に沿って引き回し、更
に分割巻線同志に隔たりを持たせ、巻線を施さない枠形
コア辺を枠形のピン端子付き巻枠に装着する様構成した
ことを特徴とするノーマルモードチョークコイルであ
る。
〔作用〕
コアの中央孔における巻線の密集部分を限定し、且つ互
いに隔離することにより線間容量が低減され、コイルの
インダクタンスの値が同一の時は従来のトロイダル磁性
コアを使用したコイルに比べてコイルの周波数特性が従
来より高周波側に延びる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例の外観図である。ノーマルモ
ードチョークコイルをピン端子付き端子台に収納固
着した構造である。第2図は第1図の分解図である。
ノーマルモードチョークコイルは(以下コイルと称
す)は、第2図(a)に示すように断面矩形の枠形磁性
コア3の対向長辺に、1個の巻線をほぼ等分した分割巻
線4,5を整列密着巻きに巻き回したものである。
枠形磁性コア3は、例えば外径6.2mm、内径2.9mm、高さ
3.4mmのトロイダルコアの替わりとして、外寸長辺6.2m
m、外寸短辺4.8mm、中央孔辺長4.0mm×2.6mm、高さ3.3m
mのものであり、分割巻線4,5が枠形磁性コア(以下コア
と称す)の中央孔において互いに隔たりを持ちうる用選
定される。
分割巻線4から分割巻線5への渡り6は、コア3の中央
孔の内壁(図では短辺内壁)に沿って引き回されてい
る。コア3の中央孔の分割巻巻線4,5の間を横断するよ
うに渡り6を引き回すことは、線間容量の低減を妨げる
ので望ましくない。
ピン端子付き端子台(以下端子台と称す)は、第2図
(b)に示すように方形の絶縁性台板の上面に横置きに
コイルを収納できる(ここで高さのほぼ半分)凹部21
が形成され、凹部21の四隅に互いに平行な引き出し線溝
22(以下溝と称す)が台板の上面から側面にかけて形成
されており、台板の底面には四隅近傍にスタンドオフ用
突起23(図では2個を図示)が設けられ、溝22の近傍に
ピン端子7(図には1個を図示しない)が垂設されてい
る。図では溝22の台板上面から深さが凹部21内の両側の
段部24(図では一方を図示しない)までと同じである。
巻線のないコア3の辺部が凹部21の段部24に載設される
ようにしてコイルをピン端子付き端子台に収納し、
同じ側面側の溝22を通して巻線の端部をピン端子7にか
らげ半田付けにより接続して基板装着型のノーマルモー
ドチョークコイルとなる。コア3の辺部と端子台の段
部24は平坦であるから僅かな量の接着剤、または両面接
着テープで簡単にしかもしっかり固着できる。
コイルは第3図に示すように縦置きにする場合もピン
端子付き端子台(図示しない)に容易に堅牢に固着でき
ることは明らかである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、従来のトロイダルコアと同程度の外形
寸法を持つ枠形コアを用い、その対向辺に巻線を分割し
隔たりを持たせて巻線を施すので、巻回作業が容易であ
るだけでなく、対向辺に同時に巻回でき、周波数特性が
従来より良く、端子台に簡単に固着出来るなどの利点を
持つ優れたノーマルモードチョークコイルを提供出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図。 第2図は第1図の分解図で、(a)はコイルを示す斜視
図、(b)はピン端子付き端子台の斜視図。 第3図は第1図におけるコイル単体のみの縦置きを示す
斜視図である。 ……ノーマルモードチョークコイル。 ……ピン端子付き端子台。 3……枠形磁性コア。 4,5……分割巻線。 6……渡り。 7……ピン端子。 21……凹部。 22……引き出し線溝。 23……スタンドオフ用突起。 24……段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1個の巻線をほぼ等分に分割して磁性コア
    の対向辺に巻線同志に隔たりを持たせて夫々整列密着巻
    きに分割巻線して巻回したコイルと、内側の対向両側に
    段部を設けた凹部と該凹部の4隅に前記段部に達し上面
    より切り通した引き出し線溝とを形成した枠形で方形の
    絶縁性台板の底面の4隅にピン端子を垂設したピン端子
    付き端子台とよりなり、前記コイルの巻線を施さない枠
    形コア辺を前記ピン端子付き端子台の段部に載設し巻線
    の端部を引き出し線溝を通し引き出してピン端子にから
    げ接続してなることを特徴とするノーマルモードチョー
    クコイル。
JP1988092772U 1988-07-13 1988-07-13 ノーマルモードチョークコイル Expired - Lifetime JPH0648814Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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Publication Number Publication Date
JPH0215708U JPH0215708U (ja) 1990-01-31
JPH0648814Y2 true JPH0648814Y2 (ja) 1994-12-12

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ID=31317212

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6333609U (ja) * 1986-08-20 1988-03-04

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Publication number Publication date
JPH0215708U (ja) 1990-01-31

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