JPH0648660B2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

Info

Publication number
JPH0648660B2
JPH0648660B2 JP60251558A JP25155885A JPH0648660B2 JP H0648660 B2 JPH0648660 B2 JP H0648660B2 JP 60251558 A JP60251558 A JP 60251558A JP 25155885 A JP25155885 A JP 25155885A JP H0648660 B2 JPH0648660 B2 JP H0648660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
outer peripheral
end plate
peripheral core
magnetic circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60251558A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62111409A (ja
Inventor
一雄 梶本
Original Assignee
日本電装株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電装株式会社 filed Critical 日本電装株式会社
Priority to JP60251558A priority Critical patent/JPH0648660B2/ja
Publication of JPS62111409A publication Critical patent/JPS62111409A/ja
Publication of JPH0648660B2 publication Critical patent/JPH0648660B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は閉磁路型の内燃機関用点火コイルに関する。
〔従来の技術〕
従来この種のものとしては、1次,2次コイルが装着さ
れたIの字状の中心コアを、ロの字状の外周コアの対向
する一対の側面間に同一平面上で組込んで、日の字状の
閉磁路コアを形成するのが一般的であるが、このような
構造のものであると閉磁路コアの側面より巻線部分が突
出することになるため、この巻線部分を避けるべく閉磁
路コアと並列的にブラケットを取付け、閉磁路コア部分
を浮かせてブラケットにより点火コイルを被取付け部に
取付けていた。
また、従来、I字状の中心コアの両端に、巻線部分を外
周方向に迂回して の外周コアを固定し、この外周コアの外周方向に突出す
る中間部分の外側面を被取付け部への取付け面となした
ものも考えられている(例えば、実公昭48−2486
号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上述した従来の前者のものでは、ブラケット
を介して閉磁路コア部分を浮かせて取付ける必要がある
ので、本来不必要なブラケットとの組み合わせが必要で
あるのみならず、重心が高い位置に設定されるので、耐
振性も大幅に低下するという問題がある。
また、後者のものでは、外周コアを に折り曲げる必要があるので、曲げ加工後コア端面にず
れが生じ、加工性が大幅に低下するのみならず、外周コ
アが巻線部分を外周方向に迂回して折り曲げられるの
で、この迂回して折り曲げた分だけ重心が高い位置に設
定されることになって、耐振性の低下を十分にカバーす
ることができないという問題がある。
そこで本発明は、ブラケットが不要で、加工性がよく、
かつ耐振性を大幅に向上するようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため本発明は、一面に被取付部に対する取付面を持
ち、積層方向と直角方向にわん曲した形状を有して中心
に内部空間部分を成す隙間を有する外周コアと、一方の
面を前記外周コアの他面に面接触させており、中心に内
部空間部分を有するエンドプレートと、 I字状の形状であって、長手方向に伸長する第1の面を
前記エンドプレートの他方の面に対面させており外周に
1次・2次巻線が巻回された中心コアとを備え、 前記外周コアは前記中心コアの長手方向の一端と他端と
を磁気的に橋絡しており、 前記エンドプレートと前記外周コアが形づくる前記内部
空間部分に前記1次・2次巻線の前記被取付部側部分を
収容しており、 前記中心コアは前記エンドプレートに対して第1の結合
手段にて結合されており、 前記エンドプレートと前記外周コアとは第2の結合手段
により前記被取付部と結合されていることを特徴とする
内燃機関用点火コイルを提供するものである。
〔作用〕
これにより、外周コアの積層分,中心コアおよびこの中
心コアに装着された巻線部分の配置位置が積層方向にず
れて、外周コアの対向する部分の間の隙間内に巻線部分
の一側面が配置されて、外周コアの中心コアと反対側の
面から巻線部分が外部に突出するのを防止することがで
きて、この巻線部分に妨げられることなく、外周コアを
直接被取付部に取付けることが可能となる。また、外周
コアは積層方向と直角方向にわん曲して隙間を介して対
向する形状のため、プレス打抜き加工にて容易に形成で
き、かつ巻線部分と被取付部との間の距離も近くでき
る。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例について説明する。ロの字
状の外周コア11の中央部側面に、開磁路モールドコイ
ル12のI字状の中心コア1の両端が積み重ねられ、ボ
ルト18等により直接固定することで、磁気回路構成上
は閉ループとなる構造となっている。外周コア11は積
層されたロの字状のケイ素鋼板15とめねじ部17が設
けられたロの字状の磁性体製エンドプレート16とから
なり、めねじ部17を用いて非磁性体のボルト18によ
り開磁路コイル12が固定されるしくみとなっている。
開磁路コイル12の中心コア1は、積層されたIの字状
のケイ素鋼板2の最外層に非磁性体であるIの字状のエ
ンドプレート20が構成されており、外周コア11を組
み合せた時に片側0.1〜2mm程度の磁気キャップを磁
気回路内に設定する構成となっている。
外周コア11及び開磁路コイル12の中心コア1の積層
方向は同一方向をとっているため、取付穴及びねじ等の
寸法精度は、プレスブランク抜き時に決めることができ
るしくみとなっている。
また、外周コア11の四隅には各取付けボルト13を通
すための取付け穴3が形成され、外周コア11の中心コ
ア1と反対側の面Aが被取付部14への取付け面となし
てある。また、外周コア11のケイ素鋼板15の外周部
におけるめねじ部17と対向する部分には凹部4が形成
されていて、めねじ部17およびボルト18の逃げとな
してある。
また、開磁路モールドコイル12において、中心コア1
の外周には図示はしないが1次,2次巻線が装着され、
これらの巻線部分をエポキシ樹脂等で絶縁することによ
り構成されている。
上記構成とすることで、平面の被取付部14に直接点火
コイルを取付けることが可能となる。また、構成部品上
最も重い外周コア11が下に配置されるため、重心が低
くなり、コイル全体の耐振性が向上する。
一方、磁気回路中に設けられた磁気ギャップは、エンド
プレート20の板厚で決められるため、寸法のバラツキ
はほとんどなく、閉磁路点火コイル性能のバラツキ(主
として大半は磁気ギャップのバラツキに起因する)も大
幅に改善されるという利点がある。
また、外周コア15及び開磁路モールドコイル12の中
心コア1の積層方向を同一としているため、両者の固定
も容易にできる。
なお、上述した実施例においては、磁気回路中に設ける
磁気ギャップを開磁路コイル12の中心コア1の最外層
に設けた非磁性体のエンドプレート20で構成している
が、外周コア15上のエンドプレート16を非磁性体で
構成しても同等の効果が得られる。
また、取付ボルト18としては、多少の性能低下がゆる
される場合においては、通常の鉄製ボルト(磁性体)を
用いても良い。
また、上述した実施例においては、コイル1ヶの場合の
例であるが、外周コア15を共通使用し、複数のコイル
を一体化する場合にも適用可能である。
また、外周コアはロの字状をしているが、O字状,U字
状,C字状等開磁路コイルと組合せたとき閉ループとな
る組合せであれば、どのような形状であっても適用可能
である。
また、開磁路コイル12の固定はねじ締めで行なってい
るが、リベットかしめ,溶接等他の結合手段でも同様な
結果が得られる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明においては、外周コアの対向す
る部分の隙間内に巻線部分の一側面側が配置されて、外
周コアの中心コアと反対側の面から巻線部分が外部に突
出するのを防止することができて、この巻線部分に妨げ
られることなく外周コアを直接被付付部に取付けること
ができるから、ブラケットが不要で、重心を低くするこ
とができると共に耐振性を大幅に向上することができる
という優れた効果がある。
さらに、外周コアは積層方向と直角方向にわん曲して隙
間を介して対向する形状であるため、プレス打抜き加工
にて容易に形成でき、加工性がよいのみならず、巻線部
と被取付部との間の距離も近くすることができて、より
耐振性を向上することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明コイルの一実施例を示す平
面図および一部断面正面図である。 1……中心コア,3……取付け穴,11……外周コア,
12……1次,2次巻線を含む開磁路モールドコイル,
13……ボルト,14……被取付部,16……エンドプ
レート,18……結合手段をなすボルト,20……エン
ドプレート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面に被取付部に対する取付面を持ち、積
    層方向と直角方向にわん曲した形状を有して中心に内部
    空間部分を成す隙間を有する外周コアと、 一方の面を前記外周コアの他面に面接触させており、中
    心に内部空間部分を有するエンドプレートと、 I字状の形状であって、長手方向に伸長する第1の面を
    前記エンドプレートの他方の面に対面させており、外周
    に1次・2次巻線が巻回された中心コアとを備え、 前記外周コアは前記中心コアの長手方向の一端と他端と
    を磁気的に橋絡しており、 前記エンドプレートと前記外周コアが形づくる前記内部
    空間部分に前記1次・2次巻線の前記被取付部側部分を
    収容しており、 前記中心コアは前記エンドプレートに対して第1の結合
    手段にて結合されており、 前記エンドプレートと前記外周コアとは第2の結合手段
    により前記被取付部と結合されていることを特徴とする
    内燃機関用点火コイル。
JP60251558A 1985-11-08 1985-11-08 内燃機関用点火コイル Expired - Lifetime JPH0648660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60251558A JPH0648660B2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08 内燃機関用点火コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60251558A JPH0648660B2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08 内燃機関用点火コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62111409A JPS62111409A (ja) 1987-05-22
JPH0648660B2 true JPH0648660B2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=17224602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60251558A Expired - Lifetime JPH0648660B2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08 内燃機関用点火コイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0648660B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1197099C (zh) 1997-05-23 2005-04-13 株式会社日立制作所 用于发动机上的单点火型点火线圈

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62111409A (ja) 1987-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0462359U (ja)
JPS60134754A (ja) 小型内燃機関用フライホイールアセンブリ
JPH0648660B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2001210534A (ja) 内燃機関の点火コイル用閉磁路鉄心
JP3534011B2 (ja) チョークコイル
JPH0723010Y2 (ja) 磁石発電機の励磁コイル
JPH0945550A (ja) 高周波トランス
JP3796242B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JPS6037007Y2 (ja) 磁石発電機の固定子
JPH038047Y2 (ja)
JP4329556B2 (ja) 点火コイル
JP2007234699A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2952701B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP3518360B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JPS6342498Y2 (ja)
JP2542207Y2 (ja) 発電機の発電子
JPS5953688B2 (ja) 耐震変圧器
JPS6125223Y2 (ja)
JPS6025880Y2 (ja) 閉磁路型イグニツシヨンコイル
JPH0132644B2 (ja)
JPH06283340A (ja) プリントコイル形トランス
JPS6015308Y2 (ja) モ−ルド型内燃機関点火装置
JP3784367B2 (ja) 内燃機関用点火コイルの鉄心−コイル組立体
JPH0128646Y2 (ja)
JPH0512995Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term