JPH0648178Y2 - 軸ロック装置 - Google Patents
軸ロック装置Info
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- JPH0648178Y2 JPH0648178Y2 JP1989151155U JP15115589U JPH0648178Y2 JP H0648178 Y2 JPH0648178 Y2 JP H0648178Y2 JP 1989151155 U JP1989151155 U JP 1989151155U JP 15115589 U JP15115589 U JP 15115589U JP H0648178 Y2 JPH0648178 Y2 JP H0648178Y2
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- JP
- Japan
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- rotary shaft
- shaft
- coil spring
- fixed
- torque
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 8
- 238000013213 extrapolation Methods 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F1/00—Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
- G06F1/16—Constructional details or arrangements
- G06F1/1613—Constructional details or arrangements for portable computers
- G06F1/1633—Constructional details or arrangements of portable computers not specific to the type of enclosures covered by groups G06F1/1615 - G06F1/1626
- G06F1/1675—Miscellaneous details related to the relative movement between the different enclosures or enclosure parts
- G06F1/1681—Details related solely to hinges
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16M—FRAMES, CASINGS OR BEDS OF ENGINES, MACHINES OR APPARATUS, NOT SPECIFIC TO ENGINES, MACHINES OR APPARATUS PROVIDED FOR ELSEWHERE; STANDS; SUPPORTS
- F16M11/00—Stands or trestles as supports for apparatus or articles placed thereon ; Stands for scientific apparatus such as gravitational force meters
- F16M11/02—Heads
- F16M11/04—Means for attachment of apparatus; Means allowing adjustment of the apparatus relatively to the stand
- F16M11/06—Means for attachment of apparatus; Means allowing adjustment of the apparatus relatively to the stand allowing pivoting
- F16M11/10—Means for attachment of apparatus; Means allowing adjustment of the apparatus relatively to the stand allowing pivoting around a horizontal axis
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F1/00—Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
- G06F1/16—Constructional details or arrangements
- G06F1/1613—Constructional details or arrangements for portable computers
- G06F1/1615—Constructional details or arrangements for portable computers with several enclosures having relative motions, each enclosure supporting at least one I/O or computing function
- G06F1/1616—Constructional details or arrangements for portable computers with several enclosures having relative motions, each enclosure supporting at least one I/O or computing function with folding flat displays, e.g. laptop computers or notebooks having a clamshell configuration, with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D11/00—Additional features or accessories of hinges
- E05D11/08—Friction devices between relatively-movable hinge parts
- E05D11/082—Friction devices between relatively-movable hinge parts with substantially radial friction, e.g. cylindrical friction surfaces
- E05D11/084—Friction devices between relatively-movable hinge parts with substantially radial friction, e.g. cylindrical friction surfaces the friction depending on direction of rotation or opening angle of the hinge
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2999/00—Subject-matter not otherwise provided for in this subclass
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16M—FRAMES, CASINGS OR BEDS OF ENGINES, MACHINES OR APPARATUS, NOT SPECIFIC TO ENGINES, MACHINES OR APPARATUS PROVIDED FOR ELSEWHERE; STANDS; SUPPORTS
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- F16M2200/04—Balancing means
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/32—Articulated members
- Y10T403/32606—Pivoted
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- Y10T403/32827—Interposed spring means coaxial with pivot
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は例えば、ラップトップタイプのワードプロセッ
サ，パーソナルコンピュータのパネルディスプレイ、各
種蓋類などのように、本体に対して傾角調整を行う必要
のある部材に適用される軸ロック装置に関する。
サ，パーソナルコンピュータのパネルディスプレイ、各
種蓋類などのように、本体に対して傾角調整を行う必要
のある部材に適用される軸ロック装置に関する。
［従来の技術］ パネルディスプレイなどの機器はオペレータに適合した
角度に調整する必要があるところから、従来より軸ロッ
ク装置が使用されて傾角の無段階調整が行われるように
なっている。従来の軸ロック装置は、例えば特公昭63−
23407号あるいは実開平１−135397号に示されるよう
に、傾角調整を必要とする機器に直接又は間接的に取り
付けられる回転軸と、機器を支持する本体などの支持部
材に直接又は間接的に取り付けられる固定軸と、これら
回転軸および固定軸に密接状態で外挿されて回転軸の回
転をロックするコイルばねとを備えて構成されている。
機器は回転軸に作用するコイルばねの摩擦トルクによっ
て角度は保持される一方、この摩擦トルク以上の操作力
の作用により回動して傾角調整が行われるようになって
いる。
角度に調整する必要があるところから、従来より軸ロッ
ク装置が使用されて傾角の無段階調整が行われるように
なっている。従来の軸ロック装置は、例えば特公昭63−
23407号あるいは実開平１−135397号に示されるよう
に、傾角調整を必要とする機器に直接又は間接的に取り
付けられる回転軸と、機器を支持する本体などの支持部
材に直接又は間接的に取り付けられる固定軸と、これら
回転軸および固定軸に密接状態で外挿されて回転軸の回
転をロックするコイルばねとを備えて構成されている。
機器は回転軸に作用するコイルばねの摩擦トルクによっ
て角度は保持される一方、この摩擦トルク以上の操作力
の作用により回動して傾角調整が行われるようになって
いる。
［考案が解決しようとする課題］ ところが従来の軸ロック装置は単一のコイルばねによ
り、回転軸の正逆方向回転のロックを行う構造であり、
上記両方向の回転に対して画一的なロック力しか得られ
ない。すなわちロック力が単一のコイルばねによっての
み決定されるため、ロック力の変更ができなく汎用性の
小さなものとなっている。
り、回転軸の正逆方向回転のロックを行う構造であり、
上記両方向の回転に対して画一的なロック力しか得られ
ない。すなわちロック力が単一のコイルばねによっての
み決定されるため、ロック力の変更ができなく汎用性の
小さなものとなっている。
本考案はこのように事情を考慮してなされたものであ
り、ロック力の任意の選定ができる軸ロック装置を提供
することを目的としている。
り、ロック力の任意の選定ができる軸ロック装置を提供
することを目的としている。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため本考案は回転軸と、回転軸と同
一径を有して回転軸の両側に設けられた固定軸と、一方
の固定軸と回転軸および他方の固定軸と回転軸にそれぞ
れ密接状態で外挿された２個のコイルばねとを備え、か
つ各コイルばねの少なくとも一端が自由端を構成すると
ともに、前記回転軸に対するコイルばねのロックトルク
とスリップトルクの総和を越えた負荷により前記回転軸
とコイルばねとの間でスリップすることを特徴としてい
る。
一径を有して回転軸の両側に設けられた固定軸と、一方
の固定軸と回転軸および他方の固定軸と回転軸にそれぞ
れ密接状態で外挿された２個のコイルばねとを備え、か
つ各コイルばねの少なくとも一端が自由端を構成すると
ともに、前記回転軸に対するコイルばねのロックトルク
とスリップトルクの総和を越えた負荷により前記回転軸
とコイルばねとの間でスリップすることを特徴としてい
る。
［作用］ 上記構成では、２個のコイルばねが回転軸と固定軸に対
して個々に作用し、回転軸の回転ロックは２個のコイル
ばねのロックトルクとスリップトルクの総和によって行
われる。従って、ロックトルクとスリップトルクの総和
を越えた負荷を作用させることにより、回転軸とコイル
ばねとの間でスリップし回転軸を回転させて機器の傾角
変更を行う。このため２個のコイルばねに対して、線
径，コイル径，コイル巻数，コイル巻方向を種々設定す
ることができ回転方向によりにより任意のトルク特性を
得ることができる。
して個々に作用し、回転軸の回転ロックは２個のコイル
ばねのロックトルクとスリップトルクの総和によって行
われる。従って、ロックトルクとスリップトルクの総和
を越えた負荷を作用させることにより、回転軸とコイル
ばねとの間でスリップし回転軸を回転させて機器の傾角
変更を行う。このため２個のコイルばねに対して、線
径，コイル径，コイル巻数，コイル巻方向を種々設定す
ることができ回転方向によりにより任意のトルク特性を
得ることができる。
［実施例］ 以下、添付図面により本考案の実施例を説明するが、各
実施例において同一要素には同一符号を付して対応させ
ることにより重複する説明を省略する。
実施例において同一要素には同一符号を付して対応させ
ることにより重複する説明を省略する。
第１図ないし第４図は本考案の第１実施例を示す。軸ロ
ック装置は傾角調整を必要とする機器（図示せず）を支
持部材である本体（図示せず）に回動可能に支持する枢
支部位に設けられるものであり、固定側の本体に直接又
は間接的に取り付けられる固定ブラケット1,2と、固定
ブラケット1,2にそれぞれ取り付けられた固定軸3,4と、
これら固定軸3,4内に回転可能に挿通された回転軸５
と、固定軸3,4および回転軸５に外挿されたコイルばね
6,7とを備えている。固定ブラケット1,2は側面「Ｌ」字
形に折曲されており、相互に向き合うように配置された
状態で本体に固着される。
ック装置は傾角調整を必要とする機器（図示せず）を支
持部材である本体（図示せず）に回動可能に支持する枢
支部位に設けられるものであり、固定側の本体に直接又
は間接的に取り付けられる固定ブラケット1,2と、固定
ブラケット1,2にそれぞれ取り付けられた固定軸3,4と、
これら固定軸3,4内に回転可能に挿通された回転軸５
と、固定軸3,4および回転軸５に外挿されたコイルばね
6,7とを備えている。固定ブラケット1,2は側面「Ｌ」字
形に折曲されており、相互に向き合うように配置された
状態で本体に固着される。
固定軸3,4はいずれも中空軸が使用されており、同一軸
線上に位置するように固定ブラケット1,2にそれぞれ嵌
め合わされることにより回転しないように固定されてい
る。なお、回転軸５は平座金８およびＥリング９によっ
て抜け止めが行われている。
線上に位置するように固定ブラケット1,2にそれぞれ嵌
め合わされることにより回転しないように固定されてい
る。なお、回転軸５は平座金８およびＥリング９によっ
て抜け止めが行われている。
回転軸５は中央の大径部5cの両側に小径部5a,5bが形成
された段付き軸が使用され、両側の小径部5a,5bが固定
軸3,4にそれぞれ回転可能に挿入されている。この回転
軸５の右端部は矩形などの非円形に形成されると共に外
側に抜き出されることにより連結部5dとなっている。こ
の連結部5dを傾角調整用の機器内に嵌入することで機器
と回転軸５との結合が行われて、機器の回動と共に回転
軸５が正逆方向に回転する。又、回転軸５の中央の大径
部5cは固定軸3,4の間に挟まれており、これにより固定
軸3,4は回転軸５の両側に位置するように配設されてい
る。この回転軸５の大径部5cの外径は固定軸3,4の外径
と同一寸法となっており、この大径部5cと両側の固定軸
3,4とにコイルばね6,7が密接している。
された段付き軸が使用され、両側の小径部5a,5bが固定
軸3,4にそれぞれ回転可能に挿入されている。この回転
軸５の右端部は矩形などの非円形に形成されると共に外
側に抜き出されることにより連結部5dとなっている。こ
の連結部5dを傾角調整用の機器内に嵌入することで機器
と回転軸５との結合が行われて、機器の回動と共に回転
軸５が正逆方向に回転する。又、回転軸５の中央の大径
部5cは固定軸3,4の間に挟まれており、これにより固定
軸3,4は回転軸５の両側に位置するように配設されてい
る。この回転軸５の大径部5cの外径は固定軸3,4の外径
と同一寸法となっており、この大径部5cと両側の固定軸
3,4とにコイルばね6,7が密接している。
コイルばね６および７は巻方向が同一となっており、コ
イルばね６が右側の固定軸３と回転軸５の大径部5cとに
かけて外挿される一方、コイルばね７が左側の固定軸４
と回転軸５の大径部5cとにかけて外挿されている。これ
らコイルばね6,7は自由状態でそのコイル内径が回転軸
５の大径部5cの外径および固定軸3,4の外径よりも小径
となっており、これらへの外挿にあっては拡径状態で行
われ、この外挿後にはコイルばね６が右側の固定軸３と
回転軸５の台径部5cに密接すると共に、コイルばね７が
左側の固定軸４と回転軸５の大径部5cに密接して、これ
らとの間に摩擦力が作用するようになっている。なお、
いずれのコイルばね6,7も両端は自由端となっている。
さらに、これらのコイルばね6,7においては、各固定軸
3,4に対する有効巻き数が回転軸５に対する有効巻き数
よりも多くなっており、各コイルばね6,7は固定軸3,4と
一体化されて固定状態となっている。従って回転軸５は
その正逆回転においては、コイルばね6,7と滑りを生じ
て回転する。
イルばね６が右側の固定軸３と回転軸５の大径部5cとに
かけて外挿される一方、コイルばね７が左側の固定軸４
と回転軸５の大径部5cとにかけて外挿されている。これ
らコイルばね6,7は自由状態でそのコイル内径が回転軸
５の大径部5cの外径および固定軸3,4の外径よりも小径
となっており、これらへの外挿にあっては拡径状態で行
われ、この外挿後にはコイルばね６が右側の固定軸３と
回転軸５の台径部5cに密接すると共に、コイルばね７が
左側の固定軸４と回転軸５の大径部5cに密接して、これ
らとの間に摩擦力が作用するようになっている。なお、
いずれのコイルばね6,7も両端は自由端となっている。
さらに、これらのコイルばね6,7においては、各固定軸
3,4に対する有効巻き数が回転軸５に対する有効巻き数
よりも多くなっており、各コイルばね6,7は固定軸3,4と
一体化されて固定状態となっている。従って回転軸５は
その正逆回転においては、コイルばね6,7と滑りを生じ
て回転する。
以上の構成において、回転軸５に第４図に示すT1方向の
回転力が作用した場合、このT1方向はコイルばね６のコ
イル径が縮径する方向のためコイルばね６から回転軸５
にはロックトルクが作用すると共に、コイルばね７のコ
イル径が拡径する方向のためコイルばね７から回転軸５
にはスリップトルクが作用する。このため回転軸５はコ
イルばね６のロックトルクとコイルばね７のスリップト
ルクの総和によりT1方向の回転が制御され、機器はその
傾角で保持される。一方、回転軸５にT2方向の回転力が
作用した場合、このT2方向はコイルばね６が拡径する方
向のためコイルばね６からスリップトルクが回転軸５に
作用すると共に、コイルばね７が縮径する方向のためコ
イルばね７からロックトルクが回転軸５に作用し、これ
らの総和により回転軸５はT2方向の回転が制御され、機
器はその角度で保持される。従って、回転軸５はその正
逆いずれの方向もロックトルクとスリップトルクの総和
により回転ロックされる。
回転力が作用した場合、このT1方向はコイルばね６のコ
イル径が縮径する方向のためコイルばね６から回転軸５
にはロックトルクが作用すると共に、コイルばね７のコ
イル径が拡径する方向のためコイルばね７から回転軸５
にはスリップトルクが作用する。このため回転軸５はコ
イルばね６のロックトルクとコイルばね７のスリップト
ルクの総和によりT1方向の回転が制御され、機器はその
傾角で保持される。一方、回転軸５にT2方向の回転力が
作用した場合、このT2方向はコイルばね６が拡径する方
向のためコイルばね６からスリップトルクが回転軸５に
作用すると共に、コイルばね７が縮径する方向のためコ
イルばね７からロックトルクが回転軸５に作用し、これ
らの総和により回転軸５はT2方向の回転が制御され、機
器はその角度で保持される。従って、回転軸５はその正
逆いずれの方向もロックトルクとスリップトルクの総和
により回転ロックされる。
従って、コイルばね6,7の線径，コイル径，あるいはコ
イル巻数等の要素を同一にした場合は回転軸５の正逆回
転で同一トルク特性を得ることができ、又上記要素を異
なるものに設定した場合は回転軸５の正逆回転で異なる
トルク特性を得ることができる。また、機器の傾角変更
はロックトルクとスリップトルクの総和以上の回転トル
クを作用させることにより、回転軸５を回転させて行う
ことができる。
イル巻数等の要素を同一にした場合は回転軸５の正逆回
転で同一トルク特性を得ることができ、又上記要素を異
なるものに設定した場合は回転軸５の正逆回転で異なる
トルク特性を得ることができる。また、機器の傾角変更
はロックトルクとスリップトルクの総和以上の回転トル
クを作用させることにより、回転軸５を回転させて行う
ことができる。
なお本実施例においては、コイルばね6,7の巻き方向を
逆にして外挿することもできる。この場合には回転軸５
の一の方向への回転に対して、２つのコイルばね6,7の
ロックトルクの総和が作用する一方、逆の方向への回転
に対して、２つのコイルばね6,7のスリップトルクの総
和が作用する。従って、特定方向の回転に対して大きな
トルクでロックを行うことができる。
逆にして外挿することもできる。この場合には回転軸５
の一の方向への回転に対して、２つのコイルばね6,7の
ロックトルクの総和が作用する一方、逆の方向への回転
に対して、２つのコイルばね6,7のスリップトルクの総
和が作用する。従って、特定方向の回転に対して大きな
トルクでロックを行うことができる。
第５図ないし第７図は本考案の第２実施例を示す。この
実施例では回転軸５の大径部5cが長尺となっており、こ
の大径部5cに対する各コイルばね6,7の有効巻き数が増
大して、固定軸3,4に対する有効巻き数よりも多くなっ
ている。従って、いずれのコイルばね6,7も回転軸５と
一体化されており、コイルばね6,7は固定軸3,4との間に
滑りを生じながら回転軸５と共に回転する。かかる第２
実施例においても前記第１実施例と同様に、コイルばね
6,7のロックトルクおよびスリップトルクの総和によっ
て回転軸５の正逆方向の回転がロックされて機器の傾角
保持を行うことができるが、この実施例では、これらロ
ックトルクおよびスリップトルクはコイルばね6,7と固
定軸3,4との間で生じるようになっている。
実施例では回転軸５の大径部5cが長尺となっており、こ
の大径部5cに対する各コイルばね6,7の有効巻き数が増
大して、固定軸3,4に対する有効巻き数よりも多くなっ
ている。従って、いずれのコイルばね6,7も回転軸５と
一体化されており、コイルばね6,7は固定軸3,4との間に
滑りを生じながら回転軸５と共に回転する。かかる第２
実施例においても前記第１実施例と同様に、コイルばね
6,7のロックトルクおよびスリップトルクの総和によっ
て回転軸５の正逆方向の回転がロックされて機器の傾角
保持を行うことができるが、この実施例では、これらロ
ックトルクおよびスリップトルクはコイルばね6,7と固
定軸3,4との間で生じるようになっている。
第８図ないし第10図は本考案の第３実施例を示す。この
実施例は一端側は自由状態となっているが、他端側は固
定ブラケット1,2側に延びて、それぞれフック部6a,7aと
なったコイルばね6,7が使用されている。また、フック
部6a,7aに対応する各固定ブラケット1,2にはスリット1
a,2aが形成されており、このスリット1a,2a内に各コイ
ルばね6,7のフック部6a,7aが掛止されている。このフッ
ク部6a,7aの掛止により各コイルばね6,7は固定状態とな
るため、回転軸５の正逆方向の回転に対して、前記第１
実施例と同様にロックトルクとスリップトルクとが作用
し、機器の傾角保持を行うことができる。
実施例は一端側は自由状態となっているが、他端側は固
定ブラケット1,2側に延びて、それぞれフック部6a,7aと
なったコイルばね6,7が使用されている。また、フック
部6a,7aに対応する各固定ブラケット1,2にはスリット1
a,2aが形成されており、このスリット1a,2a内に各コイ
ルばね6,7のフック部6a,7aが掛止されている。このフッ
ク部6a,7aの掛止により各コイルばね6,7は固定状態とな
るため、回転軸５の正逆方向の回転に対して、前記第１
実施例と同様にロックトルクとスリップトルクとが作用
し、機器の傾角保持を行うことができる。
［考案の効果］ 以上の通り本考案は、回転軸の両側に固定軸を設け、各
固定軸と回転軸との間に２個のコイルばねを密接すると
共に、各コイルばねの少なくとも一端が自由端を構成す
るようにしたために、別に開放機構などの手段を設けな
い簡単な構造でありながら２個のコイルばねのロックト
ルクとスリップトルクの総和を越えた負荷により回転軸
とコイルばねとの間でスリップし、無段階の傾角調整が
可能になるとともに、上記両トルクの総和により機器の
傾角を確実に保持することができる。しかもコイルばね
の線径、コイル径、コイル巻き数等の要素を適宜選択す
れば任意のトルク特性を得ることができる。
固定軸と回転軸との間に２個のコイルばねを密接すると
共に、各コイルばねの少なくとも一端が自由端を構成す
るようにしたために、別に開放機構などの手段を設けな
い簡単な構造でありながら２個のコイルばねのロックト
ルクとスリップトルクの総和を越えた負荷により回転軸
とコイルばねとの間でスリップし、無段階の傾角調整が
可能になるとともに、上記両トルクの総和により機器の
傾角を確実に保持することができる。しかもコイルばね
の線径、コイル径、コイル巻き数等の要素を適宜選択す
れば任意のトルク特性を得ることができる。
第１図ないし第４図は本考案の第１実施例を示す断面
図、正面図、底面図および右側面図、第５図ないし第７
図は第２実施例を示す断面図、正面図および底面図、第
８図ないし第10図は第３実施例を示す断面図、正面図お
よび底面図である。 1,2……固定ブラケット、3,4……固定軸、５……回転
軸、6,7……コイルばね。
図、正面図、底面図および右側面図、第５図ないし第７
図は第２実施例を示す断面図、正面図および底面図、第
８図ないし第10図は第３実施例を示す断面図、正面図お
よび底面図である。 1,2……固定ブラケット、3,4……固定軸、５……回転
軸、6,7……コイルばね。
Claims (1)
- 【請求項１】回転軸と、回転軸と同一径を有して回転軸
の両側に設けられた固定軸と、一方の固定軸と回転軸お
よび他方の固定軸と回転軸にそれぞれ密接状態で外挿さ
れた２個のコイルばねとを備え、かつ各コイルばねの少
なくとも一端が自由端を構成するとともに、前記回転軸
に対するコイルばねのロックトルクとスリップトルクの
総和を越えた負荷により前記回転軸とコイルばねとの間
でスリップすることを特徴とする軸ロック装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989151155U JPH0648178Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 軸ロック装置 |
| US07/634,233 US5197704A (en) | 1989-12-28 | 1990-12-27 | Angle adjusting device for a display device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989151155U JPH0648178Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 軸ロック装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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