JPH0648072B2 - 高温配管・ダクトの支持方法 - Google Patents
高温配管・ダクトの支持方法Info
- Publication number
- JPH0648072B2 JPH0648072B2 JP1268772A JP26877289A JPH0648072B2 JP H0648072 B2 JPH0648072 B2 JP H0648072B2 JP 1268772 A JP1268772 A JP 1268772A JP 26877289 A JP26877289 A JP 26877289A JP H0648072 B2 JPH0648072 B2 JP H0648072B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ducts
- support
- high temperature
- heat transfer
- duct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、原子力発電プラントの配管，化学プラントの
配管，ガスタービンの排気ダクト等の高温配管・ダクト
の支持方法に関するものである。
配管，ガスタービンの排気ダクト等の高温配管・ダクト
の支持方法に関するものである。
［従来の技術］ 従来、高温配管を支持するには、自重を支持する為の第
５図に示すコンスタントハンガー１や第６図に示すスプ
リングハンガー２と、地震力等の衝撃力を受ける第５図
に示すオイルスナッパー３や第７図に示すメカニカルス
ナッパー４と組合わせて、熱移動を自由に逃がすと共に
衝撃力や死荷重を支えていた。
５図に示すコンスタントハンガー１や第６図に示すスプ
リングハンガー２と、地震力等の衝撃力を受ける第５図
に示すオイルスナッパー３や第７図に示すメカニカルス
ナッパー４と組合わせて、熱移動を自由に逃がすと共に
衝撃力や死荷重を支えていた。
また高温ダクト、例えば第８図に示すガスタービン５の
消音器６に連なる排気ダクト７は、水平部７ａがタービ
ン室８の壁９を貫通し、それに連なる垂直部７ｂが壁９
の外面に固設された支持具１０，１０′に摺動可能に支
持されている。また、上説の排気口１１が外側方に開口
していて、水平部７ａには熱移動を逃がす為にベローズ
１２が設けられている。そして水平部７ａの衝撃力や死
荷重は消音器６と壁９で支え、垂直部７ｂの衝撃力や死
荷重は支持具１０，１０′で支えていた。尚、水平部７
ａが長い場合は支持具にて支持することが必要であっ
た。
消音器６に連なる排気ダクト７は、水平部７ａがタービ
ン室８の壁９を貫通し、それに連なる垂直部７ｂが壁９
の外面に固設された支持具１０，１０′に摺動可能に支
持されている。また、上説の排気口１１が外側方に開口
していて、水平部７ａには熱移動を逃がす為にベローズ
１２が設けられている。そして水平部７ａの衝撃力や死
荷重は消音器６と壁９で支え、垂直部７ｂの衝撃力や死
荷重は支持具１０，１０′で支えていた。尚、水平部７
ａが長い場合は支持具にて支持することが必要であっ
た。
［発明が解決しようとする課題］ ところで、上記の高温配管の支持方法では、各器具のメ
ンテナンスが必要であり、またオイルの耐放射線特性や
メカニカルな部分の耐熱性が問題となり、さらに各器具
が高価で配管コストが高いという問題が生じていた。
ンテナンスが必要であり、またオイルの耐放射線特性や
メカニカルな部分の耐熱性が問題となり、さらに各器具
が高価で配管コストが高いという問題が生じていた。
また上記の高温ダクトの支持方法では、熱移動を自由に
逃がす為にベローズを設けているが、ベローズは地震力
等の衝撃力や死荷重を支えることができず、また耐久性
に問題がある。
逃がす為にベローズを設けているが、ベローズは地震力
等の衝撃力や死荷重を支えることができず、また耐久性
に問題がある。
そこで本発明は、メンテナンスが殆んど不要で、オイル
の耐放射線特性やメカニカルな部分の耐熱性等の問題が
無く、ベローズも不要で、構造簡単にして安価な高温配
管・ダクトの支持方法を提供しようとするものである。
の耐放射線特性やメカニカルな部分の耐熱性等の問題が
無く、ベローズも不要で、構造簡単にして安価な高温配
管・ダクトの支持方法を提供しようとするものである。
［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するための本発明の高温配管・ダクトの
支持方法は、高温配管・ダクトの熱移動する方向と直交
する平面内で、この直交する平面内での動きを拘束し得
る角度に傾け且つ熱移動方向に揺動し得るようになした
１対のロッド式サポートにて高温配管・ダクトの適所を
支持することを特徴とするものである。
支持方法は、高温配管・ダクトの熱移動する方向と直交
する平面内で、この直交する平面内での動きを拘束し得
る角度に傾け且つ熱移動方向に揺動し得るようになした
１対のロッド式サポートにて高温配管・ダクトの適所を
支持することを特徴とするものである。
［作 用］ 上記の如き本発明の高温配管・ダクトの支持方法によれ
ば、高温配管・ダクトの熱移動する方向と直交する平面
内での動きが拘束された１対のロッド式サポートにて高
温配管・ダクトの適所が支持されているので、地震等の
衝撃力や高温配管・ダクトの死荷重が支持される。また
高温配管・ダクトの適所を支持した各１対のロッド式サ
ポートは高温配管・ダクトの熱移動方向に揺動し得るの
で、高温配管・ダクトの熱移動を各１対のロッド式サポ
ートで逃がすことができ、従って高温配管・ダクトの全
系統が自由に熱膨張できる。
ば、高温配管・ダクトの熱移動する方向と直交する平面
内での動きが拘束された１対のロッド式サポートにて高
温配管・ダクトの適所が支持されているので、地震等の
衝撃力や高温配管・ダクトの死荷重が支持される。また
高温配管・ダクトの適所を支持した各１対のロッド式サ
ポートは高温配管・ダクトの熱移動方向に揺動し得るの
で、高温配管・ダクトの熱移動を各１対のロッド式サポ
ートで逃がすことができ、従って高温配管・ダクトの全
系統が自由に熱膨張できる。
［実施例］ 本発明の高温配管・ダクトの支持方法の実施例を説明す
る。先ず本発明の支持方法に用いるロッド式サポートを
第１図によって説明すると、１５はロッドで、両端部に
ピン受１６を有するねじ軸１７が長さ調整可能に螺合さ
れ、ナット１８にて締付け固定されている。両端のピン
受１６にはサポート支持金具１９がピン２０にて結合さ
れている。
る。先ず本発明の支持方法に用いるロッド式サポートを
第１図によって説明すると、１５はロッドで、両端部に
ピン受１６を有するねじ軸１７が長さ調整可能に螺合さ
れ、ナット１８にて締付け固定されている。両端のピン
受１６にはサポート支持金具１９がピン２０にて結合さ
れている。
斯かる構造のロッド式サポート２１は、高温配管・ダク
トを支持する際、１対１組として第２図に示す如く高温
配管２２の熱移動する矢印の前後方向と直交する平面Ｆ
内で、この平面Ｆ内での動きを拘束し得る角度に傾け且
つ熱移動する前後方向に揺動し得るように夫々上端のサ
ポート支持金具１９を固定部２３にピン支持にて取付
け、夫々下端のサポート支持金具１９を高温配管２２の
上部外周にピン支持にて取付ける。この上部外周の取付
け位置は、１対のロッド式サポート２１の軸中心線が高
温配管２２の軸中心線と交わる位置関係となるようにす
る。
トを支持する際、１対１組として第２図に示す如く高温
配管２２の熱移動する矢印の前後方向と直交する平面Ｆ
内で、この平面Ｆ内での動きを拘束し得る角度に傾け且
つ熱移動する前後方向に揺動し得るように夫々上端のサ
ポート支持金具１９を固定部２３にピン支持にて取付
け、夫々下端のサポート支持金具１９を高温配管２２の
上部外周にピン支持にて取付ける。この上部外周の取付
け位置は、１対のロッド式サポート２１の軸中心線が高
温配管２２の軸中心線と交わる位置関係となるようにす
る。
このようにして高温配管２２を支持するロッド式サポー
ト２１は、実際の高温配管、例えば第３図に示す原子力
発電プラントの冷却系ホットレグ２４に於いて、ＳＧ入
口２５からＩＨＸ出口２６までの間のＨ−１〜Ｈ−６の
６個所に設けて、垂直配管，水平配管を支持する。
ト２１は、実際の高温配管、例えば第３図に示す原子力
発電プラントの冷却系ホットレグ２４に於いて、ＳＧ入
口２５からＩＨＸ出口２６までの間のＨ−１〜Ｈ−６の
６個所に設けて、垂直配管，水平配管を支持する。
こうして支持された冷却系ホットレグ２４は、地震等の
衝撃力や配管の死荷重が、熱移動する方向と直交する平
面Ｆ内での動きが拘束された各１対のロッド式サポート
２１にて支持される。また冷却系ホットレグ２４の熱移
動に対してＨ−１〜Ｈ−６の６個所に設けた夫々１対の
ロッド式サポート２１は熱移動方向に矢印の如く揺動し
得るので、垂直配管，水平配管の熱移動を各々の位置の
各１対のロッド式サポート２１にて逃がすことができ、
従って冷却系ホットレグ２４は、第３図の点線の如く自
由に熱膨張できる。
衝撃力や配管の死荷重が、熱移動する方向と直交する平
面Ｆ内での動きが拘束された各１対のロッド式サポート
２１にて支持される。また冷却系ホットレグ２４の熱移
動に対してＨ−１〜Ｈ−６の６個所に設けた夫々１対の
ロッド式サポート２１は熱移動方向に矢印の如く揺動し
得るので、垂直配管，水平配管の熱移動を各々の位置の
各１対のロッド式サポート２１にて逃がすことができ、
従って冷却系ホットレグ２４は、第３図の点線の如く自
由に熱膨張できる。
次に高温ダクトを支持する実施例を第４図によって説明
する。図中５はガスタービン、６は消音器、７は排気ダ
クトで、その排気ダクト７の水平部７ａがタービン室８
の壁９を貫通し、それに連なる垂直部７ｂの上端に排気
口１１が外側方に開口している。排気ダクト７は、水平
部７ａに於いて両端付近を夫々１対のロッド式サポート
２１にて前記同様に支持する。即ち、排気ダクト７の熱
移動する矢印方向と直交する平面内で、この平面内の動
きを拘束し得る角度に傾け且つ熱移動する前後方向に揺
動し得るように夫々上端のサポート支持金具１９をター
ビン室８の天井２７に固定し、夫々下端のサポート支持
金具１９を排気ダクト７の水平部７ａの左右両側面に固
定する。また排気ダクト７の垂直部７ｂに於いて中間を
１対のロッド式サポート２１にて前記と同様に支持す
る。この時上端のサポート支持金具１９は外壁２８に固
定される。
する。図中５はガスタービン、６は消音器、７は排気ダ
クトで、その排気ダクト７の水平部７ａがタービン室８
の壁９を貫通し、それに連なる垂直部７ｂの上端に排気
口１１が外側方に開口している。排気ダクト７は、水平
部７ａに於いて両端付近を夫々１対のロッド式サポート
２１にて前記同様に支持する。即ち、排気ダクト７の熱
移動する矢印方向と直交する平面内で、この平面内の動
きを拘束し得る角度に傾け且つ熱移動する前後方向に揺
動し得るように夫々上端のサポート支持金具１９をター
ビン室８の天井２７に固定し、夫々下端のサポート支持
金具１９を排気ダクト７の水平部７ａの左右両側面に固
定する。また排気ダクト７の垂直部７ｂに於いて中間を
１対のロッド式サポート２１にて前記と同様に支持す
る。この時上端のサポート支持金具１９は外壁２８に固
定される。
こうして支持されたガスタービン５の排気ダクト７は、
地震等の衝撃力やダクトの死荷重が、熱移動する方向と
直交する平面内での動きが拘束された各１対のロッド式
サポート２１にて支持される。また排気ダクト７の熱移
動に対して水平部７ａの両端付近，垂直部７ｂの中間に
設けた夫々１対のロッド式サポート２１は熱移動方向に
点線の如く揺動し得るので、水平部７ａ，垂直部７ｂの
熱移動を夫々の位置のロッド式サポート２１にて逃がす
ことができ、従って排気ダクト７は、第４図の点線の如
く自由に熱膨張できる。
地震等の衝撃力やダクトの死荷重が、熱移動する方向と
直交する平面内での動きが拘束された各１対のロッド式
サポート２１にて支持される。また排気ダクト７の熱移
動に対して水平部７ａの両端付近，垂直部７ｂの中間に
設けた夫々１対のロッド式サポート２１は熱移動方向に
点線の如く揺動し得るので、水平部７ａ，垂直部７ｂの
熱移動を夫々の位置のロッド式サポート２１にて逃がす
ことができ、従って排気ダクト７は、第４図の点線の如
く自由に熱膨張できる。
［発明の効果］ 以上の説明で判るように本発明の高温配管・ダクトの支
持方法は、高温配管・ダクトの熱移動する方向と直交す
る平面内での動きが拘束され且つ熱移動する方向に揺動
し得る１対のロッド式サポートにて高温配管・ダクトの
適所を支持するので、地震等の衝撃力や高温配管・ダク
トの死荷重を確実に支持できる。また高温配管・ダクト
の熱移動を１対のロッド式サポートにて逃がすことがで
き、従って高温配管・ダクトの全系統が自由に熱膨張で
き、ベローズは不要で、メンテナンスも殆んど不要であ
る。さらに本発明の支持方法に用いる１対のロッド式サ
ポートは構造簡単取付容易で安価であるので、経済的な
支持方法と言える。
持方法は、高温配管・ダクトの熱移動する方向と直交す
る平面内での動きが拘束され且つ熱移動する方向に揺動
し得る１対のロッド式サポートにて高温配管・ダクトの
適所を支持するので、地震等の衝撃力や高温配管・ダク
トの死荷重を確実に支持できる。また高温配管・ダクト
の熱移動を１対のロッド式サポートにて逃がすことがで
き、従って高温配管・ダクトの全系統が自由に熱膨張で
き、ベローズは不要で、メンテナンスも殆んど不要であ
る。さらに本発明の支持方法に用いる１対のロッド式サ
ポートは構造簡単取付容易で安価であるので、経済的な
支持方法と言える。
第１図は本発明の高温配管・ダクトの支持方法で用いる
ロッド式サポートを示す図、第２図は本発明の支持方法
の概念図、第３図は本発明の支持方法の一実施例を示す
概略図、第４図は他の実施例を示す図、第５図乃至第７
図は夫々従来の高温配管の支持方法を示す図、第８図は
従来の高温ダクトの支持方法の例を示す図である。 ７……排気ダクト（高温ダクト） ２１……ロッド式サポート ２２……高温配管 ２４……冷却系ホットレグ（高温配管）
ロッド式サポートを示す図、第２図は本発明の支持方法
の概念図、第３図は本発明の支持方法の一実施例を示す
概略図、第４図は他の実施例を示す図、第５図乃至第７
図は夫々従来の高温配管の支持方法を示す図、第８図は
従来の高温ダクトの支持方法の例を示す図である。 ７……排気ダクト（高温ダクト） ２１……ロッド式サポート ２２……高温配管 ２４……冷却系ホットレグ（高温配管）
Claims (1)
- 【請求項１】高温配管・ダクトの熱移動する方向と直交
する平面内で、この直交する平面内での動きを拘束し得
る角度に傾け且つ熱移動方向に揺動し得るようになした
１対のロッド式サポートにて高温配管・ダクトの適所を
支持することを特徴とする高温配管・ダクトの支持方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1268772A JPH0648072B2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 高温配管・ダクトの支持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1268772A JPH0648072B2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 高温配管・ダクトの支持方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03129191A JPH03129191A (ja) | 1991-06-03 |
| JPH0648072B2 true JPH0648072B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=17463087
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1268772A Expired - Lifetime JPH0648072B2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 高温配管・ダクトの支持方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0648072B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5976289B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2016-08-23 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | 液体金属ループ及び中性子発生装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5733285A (en) * | 1980-08-08 | 1982-02-23 | Hitachi Ltd | Heat insulating structure of pipings support part |
-
1989
- 1989-10-16 JP JP1268772A patent/JPH0648072B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03129191A (ja) | 1991-06-03 |
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