JPH0647816Y2 - 燃料タンクのキャップ - Google Patents

燃料タンクのキャップ

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JPH0647816Y2
JPH0647816Y2 JP8380087U JP8380087U JPH0647816Y2 JP H0647816 Y2 JPH0647816 Y2 JP H0647816Y2 JP 8380087 U JP8380087 U JP 8380087U JP 8380087 U JP8380087 U JP 8380087U JP H0647816 Y2 JPH0647816 Y2 JP H0647816Y2
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JP
Japan
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handle
fuel tank
cap
casing
plate
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JP8380087U
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JPS63192272U (ja
Inventor
尊 冨原
Original Assignee
辰栄工業株式会社
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、燃料タンクのキャップの改良に関する。
[従来の技術] 周知のように、燃料タンクに貯えられた燃料が外部に漏
洩することを防止するとともに、塵埃などの外部の異物
が燃料タンク内に混入することを防止するために、燃料
タンクの注油口には、一般にキャップが取り付けられて
いる。そして、燃料の外部への漏洩と外部からの燃料タ
ンク内への異物の侵入を防止するために、上記キャップ
と燃料タンクの取付部との間にはパッキンを装着し、こ
のパッキンに一定以上の面圧を加えてシール部の気密を
保つようにしている。
上記キャップを燃料タンクに取り付けるには、一般的に
は、キャップと燃料タンクの取付部にそれぞれねじ部を
設け、これらのねじを互いに締結することにより、パッ
キンに所定の面圧を加えるとともに、キャップを燃料タ
ンクに取り付けるようにすることが考えられるが、この
場合にはキャップを着脱する際に該キャップを何回も回
転させる必要があるので操作に手間がかかり、また、振
動が加わるときにはねじに緩みが生じる危険性があると
いう問題がある。
このため、従来より、上記問題を解消するために種々の
取付方法が考案され、例えば、キャップの下部外周部に
取り付け用の爪部を設け、この爪部を燃料タンクの取付
部に設けた爪係止部で係止することによって燃料タンク
に取り付けるようにしたキャップが用いられている。
以下、上記従来例について説明する。
第2図及び第3図に示すように、上記従来例に係る燃料
タンク40のキャップ31の本体32は、下方に開口するとと
もに、上部には平板状のハンドル33が固着されている。
上記本体32の下方には、上から順に、板ばね34、スペー
サ35、及びケーシング36が重ねて取り付けられ、これら
の部品34,35,36はリベット37によって本体32に固定され
ている。
上記板ばね32は中央部に比較的広い凸部を有する円盤状
に形成され、上記凸部よりも外側の平坦部34aは、本体3
2の内部でケーシング36の外径よりも外側に位置してい
る。上記板ばね34の平坦部34aの下方には、その内周部
がケーシング36の外周部に嵌合するゴム製のパッキン38
が装着されている。上記平坦部34aはパッキン38との間
で摺動できるようになっている。
また、上記ケーシング36の内部には、凹状に形成された
カバー39が嵌合固定され、ケーシング36の一部を内側に
折り曲げて脱落を防止するようになっている。上記ケー
シング36と上記カバー39とで画成される空間部41には、
燃料タンク40の内部の圧力が所定値を越えると該タンク
40内の圧力をリリーフするとともに、燃料タンク40の内
部が負圧化して一定以下にまで圧力が低下すると外部の
大気圧を導入してタンク40内が真空状態になることを防
止するための弁装置が収納されている。
そして、キャップ31のケーシング36には、上記キャップ
31を燃料タンク40の取付部51に取り付けるために、ケー
シング36の外周部の一部を外側に折り曲げて形成した半
径方向の複数の爪部36aが設けられている。該爪部36a
は、取付部51の爪係止部52の上記爪部36aに対応する部
位に設けられた溝部(不図示)に上方から挿入した後、
ハンドル33に回転力を加え、例えば右廻りにキャップ31
を回転させることによって、上記爪係止部52に係止され
る。
上記爪係止部52の爪部36aとの当接面は、キャップ31を
締め付ける方向(例えば右廻り)に沿って下方に傾斜し
ており、キャップ3を廻すに従ってキャップ31全体が下
方に移動する。このため、パッキン38が、板ばね34の付
勢力によって取付部51のシール部53に押圧されるので、
取付部51のシール部53とパッキン38との間、及び板ばね
34の平坦部34aとパッキン38との間の気密が、それぞれ
保たれるようになっている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来例では、キャップ31側の爪部36
aを燃料タンク40の取付部51に設けた爪係止部52で係止
することにより、確かに、ハンドル33を若干回転させる
だけの簡単な操作でキャップ31の着脱を行なうととも
に、板ばね34の付勢力によりパッキン38に一定以上の面
圧を加えることができるものの、爪部36aを有するケー
シング36とハンドル33とが一体に固着されているため
に、キャップ31を着脱する際に大きな操作力を要し、ま
た、燃料タンク40の取付部41に設けた爪係止部52の当接
面に、円周方向に沿った傾斜を設ける必要があるため上
記爪係止部52の加工が困難であるという問題があった。
[考案の目的] この考案は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、燃料タンクのキャップにおいて、ハンドルとケーシ
ングの取付方向を工夫するとともにカム機構を利用する
ことにより、着脱に要する操作力を低減し、かつ、燃料
タンク側の取付部の爪係止部の加工を容易にすることを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] このため、この考案は、底面部にキャップの反締付方向
に沿ってその深さが浅くなるカム溝を有するハンドル
と、上記カム溝と組み合わされるカム部を備えて上記ハ
ンドルの底面に摺接するプレートと、該プレートの下方
に装着されるパッキンと、上記ハンドルの下方に位置す
るとともに半径方向に突出した複数の爪部を下部外周部
に形成したケーシングと、該ケーシングをハンドルの底
面側に付勢する付勢手段とを備え、上記ハンドルをまわ
すことにより上記カム部を押し下げ、プレートを介して
燃料タンクの取付部のシール部にパッキンを押圧するよ
うにしたものである。
[考案の効果] この考案によれば、スプリングの付勢力によりケーシン
グをハンドルの底部に押圧するようにしたので、ケーシ
ングに形成された爪部が爪係止部に係止されると、ケー
シングも同時に係止される関係上、ハンドルは比較的小
さい操作力でまわすことができる。
また、上記ハンドルの底面部に、キャップの反締付方向
に沿ってその深さが浅くなるカム溝を設けるとともに、
ハンドルの底面に摺接するプレートの摺接面に上記カム
溝と組み合わされるカム部を形成したので、ハンドルを
回すことによりカム部を押し下げ、プレートを介してパ
ッキンを燃料タンクの取付部のシール部に押圧してシー
ルをすることができる、その結果、上記取付部の爪係止
部の当接面の傾斜が不要となり、上記爪係止部の加工を
容易にすることができる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を、添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図に示すように、本実施例に係る燃料タンク10のキ
ャップ1は、ハンドル3の下方に、該ハンドル3の底面
と摺接するプレート4を備えている。上記ハンドル3の
底面には、その外周部が上記プレート4の内周面と嵌合
するとともに、連結部材7によりハンドル3に連結され
るケーシング6が配置され、該ケーシング6の下部には
カバー9が固着されている。また、上記ケーシング6の
下部外周部には、半径方向に突出した複数の爪部6aが形
成されている。
上記ケーシング6と上記カバー9とで画成される空間部
11には、シール部材13を介してケーシング6とカバー9
との間で外周部を固定されたシート部材14と、該シート
部材14に固定されてその弁座部14aと組み合わされる弁
体15が収納されている。
また、上記シート部材14の上方の空間部11には、連結部
材7が伸長し、該連結部材7の下端部には平板12を介し
てスプリング受け16が取り付けられ、該スプリング受け
16とケーシング6の上面との間にはスプリング17が縮装
されている。ケーシング6は上記スプリング17により上
方に付勢され、常態ではハンドル3の底面に押圧される
ようになっている。
上記弁体15は、例えばゴムのような弾性に富む材料で作
られており、燃料タンク10の正圧が使用する常態では弁
座部14aに押圧され、燃料タンク10と外部との間を遮断
している。
そして、燃料タンク10の内部が負圧化すると、外部の大
気圧との圧力差により弁体15が弾性的に下方にたわんで
弁座部14aから離座するようになっている。このとき、
外部の大気圧は、ハンドル3の底面に設けられ、後で詳
しく説明するカム溝3aからハンドル3の内周部に至る小
溝3bを通り、ハンドル3及びケーシング6の内周部と連
結部材7の外周部との間に形成された間隙を経て空間部
11内に導入され、更に、シート部材14に設けられたシー
ト孔14bから、弁体15がたわむことにより弁座部14aと弁
体15との間に生じた間隙を介し、カバー9に設けられた
穴部9aを通って燃料タンク10内に導入される。
ところで、本実施例に係るキャップ1は、プレート4と
摺接するハンドル3の底面に円周方向に沿ったカム溝3a
が設けられる一方、プレート4のハンドル3との摺接面
には上記カム溝3aと組み合わされるカム部4aが設けられ
ている。上記カム溝3aの深さは、キャップ1の反締付方
向に沿ってしだいに浅くなるように設定されており、キ
ャップ1を締付方向に回転させるにつれてカム部4aが下
方に押し下げられ、従ってプレート4及び該プレート4
の下方に装着されたパッキン8が下方に押し下げられる
ことになる。上記キャップ1を燃料タンク10に取り付け
る際には、まず、ケーシング6に形成した爪部6aを、燃
料タンク10の取付部21に設けた爪係止部22の上記爪部6a
に対応する部位に設けられた溝部(不図示)に上方から
挿入した後、ハンドル3を締付方向にまわす。このと
き、ケーシング6は、スプリング17の付勢力によりハン
ドル3の底面に押圧されているのでハンドル3とともに
回転する。
そして、爪部6aが爪係止部22に係止されると、ケーシン
グ6が同時に係止されるので、ハンドル3は比較的小さ
い操作力で回転させることができるようになる。このと
き、カム部4aは、ハンドル3の回転に伴ってカム溝3aに
より押し下げられ、その結果、パッキン8が取付部21の
シール部23に押圧される。
また、このとき、ケーシング6の爪部6aと上面との中間
に設けられた肩部6bがパッキン8の内周部を押圧するよ
うに上下方向の寸法を設定することにより、パッキン8
の外周部と取付部21のシール部23との間だけでなく、パ
ッキン8の内周部とケーシング6bの肩部との間でもシー
ルをすることができるので、さらにシール性を向上させ
ることができる。
以上、説明したように、本実施例によれば、スプリング
17の付勢力によりケーシング6をハンドル3の底部に押
圧するようにしたので、ケーシング6に形成された爪部
6aが爪係止部22に係止されると、ケーシング6も同時に
係止される関係上、ハンドル3は比較的小さい操作力で
まわすことができる。
また、上記ハンドル3の底面部に、キャップ1の反締付
方向に沿ってその深さが浅くなるカム溝3aを設けるとと
もに、ハンドル3の底面に摺接するプレート4の摺接面
に上記カム溝3aと組み合わされるカム部4aを形成したの
で、ハンドル3を回すことによりカム部4aを押し下げ、
プレート4を介してパッキン8を燃料タンク10の取付部
21のシール部23に押圧してシールをすることができる、
その結果、上記取付部21の爪係止部22の当接面の傾斜が
不要となり、上記爪係止部22の加工を容易にすることが
できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る燃料タンクのキャップの
縦断面図、第2図は従来例に係る燃料タンクのキャップ
を第3図のA−A線で切断して示した縦断面図、第3図
は従来例に係る燃料タンクのキャップを下方から見て示
した正面図である。 1……キャップ、3……ハンドル、3a……カム溝、4…
…プレート、4a……カム部、6……ケーシング、6a……
爪部、8……パッキン、10……燃料タンク、17……スプ
リング、21……取付部、23……シール部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面部にキャップの反締付方向に沿ってそ
    の深さが浅くなるカム溝を有するハンドルと、上記カム
    溝と組み合わされるカム部を備えて上記ハンドルの底面
    に摺接するプレートと、該プレートの下方に装着される
    パッキンと、上記ハンドルの下方に位置するとともに半
    径方向に突出した複数の爪部を下部外周部に形成したケ
    ーシングと、該ケーシングをハンドルの底面側に付勢す
    る付勢手段とを備え、 上記ハンドルをまわすことにより上記カム部を押し下
    げ、プレートを介して燃料タンクの取付部のシール部に
    パッキンを押圧するようにしたことを特徴とする燃料タ
    ンクのキャップ。
JP8380087U 1987-05-29 1987-05-29 燃料タンクのキャップ Expired - Lifetime JPH0647816Y2 (ja)

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JPS63192272U JPS63192272U (ja) 1988-12-12
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