JPH0647811U - スプロケットティースの摩耗量の測定治具 - Google Patents
スプロケットティースの摩耗量の測定治具Info
- Publication number
- JPH0647811U JPH0647811U JP8854192U JP8854192U JPH0647811U JP H0647811 U JPH0647811 U JP H0647811U JP 8854192 U JP8854192 U JP 8854192U JP 8854192 U JP8854192 U JP 8854192U JP H0647811 U JPH0647811 U JP H0647811U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wear
- jig
- reference line
- measurement reference
- sprocket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定者が治具の測定基準線を測定されるスプ
ロケットの測定基準線に誤りなく合わせることにより、
様々の摩耗パタ−ンの測定に対応してティ−スの摩耗量
を正確に把握することができるようにするもの。 【構成】 ウエアゲ−ジ1の測定基準線2の下側に該測
定基準線2に接する穴3を穿設し、この穴3に垂直な位
置決めピン治具4を取付けたもの。 【効果】 様々な摩耗パタ−ンの測定にも対応できる。
ロケットの測定基準線に誤りなく合わせることにより、
様々の摩耗パタ−ンの測定に対応してティ−スの摩耗量
を正確に把握することができるようにするもの。 【構成】 ウエアゲ−ジ1の測定基準線2の下側に該測
定基準線2に接する穴3を穿設し、この穴3に垂直な位
置決めピン治具4を取付けたもの。 【効果】 様々な摩耗パタ−ンの測定にも対応できる。
Description
【0001】
本考案は装軌式車両の足回り装置におけるスプロケットの摩耗測定に係り、特 にスプロケットティ−スの摩耗量の測定治具に関する。
【0002】
従来、スプロケットティ−スの摩耗量を測定するツ−ルの1つとして例えば、 図7に示すようにウエアゲ−ジ21があり、これは透明のアクリル板に測定基準 線E、歯形線a、および摩耗限界線bを書き込んでいるものである。このウエア ゲ−ジ21を用いて摩耗量を測定する場合は、測定されるスプロケットの歯形の 正面を、測定者の目の位置がウエアゲ−ジ21を介してスプロケット歯形面に対 して常に垂直となるように目視によりスプロケットティ−スの測定基準位置に合 わせて行うようにしている。
【0003】
しかしながら、上記のやり方では図8および図9に示すようにウエアゲ−ジ2 1の測定基準線Eを測定されるティ−ス22のA部に合わせるべきものであるが 、図8のようにB位置はR部と加工面の相関線部であり、また、図9のC部は角 でA部より手前にあるため、測定者は誤って測定基準線EをB部やC部に合わせ て測定することがあり、測定結果に誤差を生ずると云う問題があった。一方、他 の摩耗量の測定法の1例として図10に示すように尺度23を用いてティ−ス2 2の3枚の歯先ピッチを計るものがあるが、これは尺度23を当てる位置が少し ずれてもピッチの読み取り値が大きく異なり、歯先付近の摩耗しか測定できない と云う問題がある。このほか図11に示すように対角の異なる六角形のゲ−ジ2 4をスプロケットの相隣れるティ−ス22,22間に位置させ、(a)のように ゲ−ジ22の2つの角がそれぞれのティ−ス22に接触しているとき(P部参照 )は継続使用が可能であるが、(b)のように2つの角の内、1つがティ−ス2 2から離れているとき(P部参照)は使用不可と判断するものであり、現在の摩 耗量がいくらであるかは判断できない。さらに上述した何れの測定においても例 えば、図12に示すようなスプロケットにおける 前進駆動側の摩耗、 後進駆 動側の摩耗、 前進駆動側の歯先端の摩耗、 ル−ト(歯底)の摩耗、 後進駆 動側の歯先端の摩耗のような様々の摩耗パタ−ンには対応できない。
【0004】 本考案はこれに鑑み、測定者が治具の測定基準線を測定されるスプロケットの 測定基準線に誤りなく合わせることにより、上述のような様々の摩耗パタ−ンの 測定に対応してティ−スの摩耗量を正確に把握することができるようにしたスプ ロケッティ−スの摩耗量測定治具を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図るこ とを目的としてなされたものである。
【0005】
上記目的を達成するため本考案はウエアゲ−ジの測定基準線の下側に該測定基 準線に接する穴を穿設し、この穴に垂直な位置決めピン治具を取付けたことを特 徴とする。
【0006】
上記構成によれば、位置決めピンによりウエアゲ−ジの測定基準線に、測定す るスプロケットティ−スの測定基準線を確実に合わせることができることになり 測定が容易となる。
【0007】
図1は本考案にかかるスプロケットティ−スの摩耗量測定治具の一実施例のウ エアゲ−ジ部分を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、図2は本考案にかか るスプロケットティ−スの摩耗量測定治具の位置決めピン治具部分の一実施例を 示し、(a)は側面図、(b)は背面図、図3は図1と図2を組み合わせたスプ ロケットティ−スの摩耗量測定時の状態図、図4乃至図6は本考案の位置決めピ ン治具部分の他の実施例を示し、図4は正面図、図5は図4の拡大した側面図、 図6は図4の位置決めピン治具を直角に回転した場合の状態図である。
【0008】 以下、本考案を図1乃至図6に示す実施例を参照して説明する。本考案はウエ アゲ−ジ1の測定基準線2の下側に該測定基準線2に接する穴3を穿設し、この 穴3に垂直な位置決めピン治具4を取付けたものである。
【0009】 図1はウエアゲ−ジ1を示し、図7と同じように透明のアクリル板に使用前( 未摩耗)のスプロケットの歯形線a,摩耗限界線b,測定基準線2を書き込んだ ものである。そして歯形線aと摩耗限界線bの間には摩耗量が目視できる目盛り 5が設けてあり、また、このウエアゲ−ジ1には穴3が穿設してある。図2は位 置決めピン治具4を示すもので、穴3とほぼ同じ大きさのピン4aの長手方向の 一端に垂直に固着するプレ−ト4bを設けたものである。
【0010】 つぎに作用を説明する。使用中のスプロケット6のティ−ス6aの摩耗量を測 定するには図3に示すようにティ−ス6aの一側にウエアゲ−ジ1を接触させて 、その外側から、穴3に位置決めピン治具4を挿入する。これによりピン4aの 先端は測定されるスプロケット6の測定基準線Aに接触するので、ウエアゲ−ジ 1の測定基準線2と一致し、これを基準としてウエアゲ−ジ1に対するティ−ス 6aの歯先等の摩耗量を透明なウエアゲ−ジ1の目盛り5を通して知ることがで きる。図中、7はファイナルドライブ側を示す。
【0011】 図4乃至図6は本考案の他の実施例を示すもので、ウエアゲ−ジ1は図1と共 通である。前記実施例と同様にウエアゲ−ジ1の穴3に取付ける位置決めピン治 具8を該ウエアゲ−ジ1に接するプレ−ト9と、位置決めピン10、位置決めピ ン10をスライドさせるための該プレ−ト9に固着された筒状のガイド11、お よびガイド11と位置決めピン10を連結する脱落防止用のワイヤ12とで構成 して、前記プレ−ト9を前記ウエアゲ−ジ1にクリップ13により保持させるよ うにしたものである。したがってスプロケットティ−ス6aの摩耗量の測定は図 5に示すように位置決めピン10をガイド11の穴に沿ってスライドさせ、ピン 10の先端をスプロケット6の測定基準線Aに接触させる。なお、機種によりウ エアゲ−ジ1の寸法が異なるため、プレ−ト9が図示しないカバ−と干渉する場 合にはプレ−ト9を図4の位置から0°〜90°間で回転させる。図6は90° 回転させた状態を示している。
【0012】
以上説明したように本考案は、ウエアゲ−ジの測定基準線の下側に該測定基準 線に接する穴を穿設し、この穴に垂直な位置決めピン治具を取付けたから、ウエ アゲ−ジの測定基準線を測定されるティ−スの測定基準位置に精度良く合わせる ことができ、例え測定基準位置が奥にあっても測定が容易に行える。また、上述 した様々な摩耗パタ−ンの測定にも対応できる。
【図1】本考案にかかるスプロケットティ−スの摩耗量
測定治具のウエアゲ−ジ部分の一実施例を示し、(a)
は正面、(b)は側面の説明図である。
測定治具のウエアゲ−ジ部分の一実施例を示し、(a)
は正面、(b)は側面の説明図である。
【図2】本考案にかかるスプロケットティ−スの摩耗量
測定治具の取付けピン治具部分の一実施例を示し、
(a)は側面、(b)は背面の説明図である。
測定治具の取付けピン治具部分の一実施例を示し、
(a)は側面、(b)は背面の説明図である。
【図3】図1と図2を組み合わせたスプロケットティ−
スの摩耗量測定時の状態を示す説明図である。
スの摩耗量測定時の状態を示す説明図である。
【図4】本考案にかかるスプロケットティ−スの摩耗量
測定治具の取付けピン治具部分の他の実施例を示す正面
の説明図である。
測定治具の取付けピン治具部分の他の実施例を示す正面
の説明図である。
【図5】図4の拡大した側面を示す説明図である。
【図6】図4の位置決めピン治具を直角に回転した場合
の状態を示す説明図である。
の状態を示す説明図である。
【図7】従来のウエアゲ−ジの正面を示す説明図であ
る。
る。
【図8】測定されるスプロケットティ−スの一部断面の
1例の拡大詳細を示す説明図である。
1例の拡大詳細を示す説明図である。
【図9】測定されるスプロケットティ−スの一部断面の
他の例の拡大詳細を示す説明図である。
他の例の拡大詳細を示す説明図である。
【図10】従来のスプロケットティ−スの摩耗量測定の
尺度による場合の例を示す説明図である。
尺度による場合の例を示す説明図である。
【図11】従来のスプロケットティ−スの摩耗量測定の
六角形のゲ−ジによる例を示し、(a)は継続使用可の
場合、(b)は継続使用不可の場合の説明図である。
六角形のゲ−ジによる例を示し、(a)は継続使用可の
場合、(b)は継続使用不可の場合の説明図である。
【図12】スプロケットの摩耗のパタ−ンを示す説明図
である。
である。
1 ウエアゲ−ジ 2 測定基準線 3 穴 4 位置決めピン治具 8 位置決めピン治具
Claims (1)
- 【請求項1】 ウエアゲ−ジの測定基準線の下側に該測
定基準線に接する穴を穿設し、この穴に垂直な位置決め
ピン治具を取付けたことを特徴とするスプロケットティ
−スの摩耗量の測定治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992088541U JP2592231Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | スプロケットティースの摩耗量の測定治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992088541U JP2592231Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | スプロケットティースの摩耗量の測定治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647811U true JPH0647811U (ja) | 1994-06-28 |
JP2592231Y2 JP2592231Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=13945714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992088541U Expired - Lifetime JP2592231Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | スプロケットティースの摩耗量の測定治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592231Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013156128A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Sugatec Corp | スプロケットの摩耗計測治具 |
JP2016161470A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 駆動伝達装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5923453B2 (ja) * | 2013-03-05 | 2016-05-24 | 株式会社日立ビルシステム | スプロケット磨耗痕測定治具及びそれを用いたスプロケット平行度判定方法 |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP1992088541U patent/JP2592231Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013156128A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Sugatec Corp | スプロケットの摩耗計測治具 |
JP2016161470A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 駆動伝達装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2592231Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2484180A1 (en) | Magnetic indexer for high accuracy hole drilling | |
US4373267A (en) | Gauge calibration block | |
JPS60108701A (ja) | ノギス | |
US6079286A (en) | Universal transducer | |
US5276971A (en) | Thread gauge for tapered threads | |
JPH0647811U (ja) | スプロケットティースの摩耗量の測定治具 | |
EP0831294A1 (en) | Measuring device for accurately measuring internal or external diameters or distances | |
US4571838A (en) | Direct readout centerline measuring device and process | |
WO1996012158A1 (en) | Thread inspection tool for measurement of pitch diameter, visual check of pitch and thread profile | |
CN114812327A (zh) | 一种测量混凝土构件表面不规则破坏面最深度的量尺 | |
JP3776526B2 (ja) | 測定方法 | |
JPH0419441Y2 (ja) | ||
JP3045593U (ja) | 内側マイクロメータ | |
JPH0734325Y2 (ja) | 直角測定器 | |
JP2512790B2 (ja) | 送り指示精度検査方法及びそのゲ―ジ | |
JP3101207B2 (ja) | パンチ摩耗検出装置 | |
JP2513563Y2 (ja) | 位置測定装置 | |
KR200182756Y1 (ko) | 홀 위치 측정용 클립 | |
JPS62297701A (ja) | 歯車の歯厚測定具 | |
JPH09257678A (ja) | 材料試験機への試験片の取付方法 | |
KR200265134Y1 (ko) | 선박의 블록의 취부각도 측정장치 | |
JPH0674904U (ja) | 溝の測定装置 | |
JPH04106702U (ja) | 歯車摩耗寸法測定器 | |
JP3505217B2 (ja) | 枠体の対角測定器 | |
JP3089649U (ja) | 溶接用ゲージ |