JPH0647700Y2 - 射出成形機のノズルタッチ機構 - Google Patents

射出成形機のノズルタッチ機構

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JPH0647700Y2
JPH0647700Y2 JP7080689U JP7080689U JPH0647700Y2 JP H0647700 Y2 JPH0647700 Y2 JP H0647700Y2 JP 7080689 U JP7080689 U JP 7080689U JP 7080689 U JP7080689 U JP 7080689U JP H0647700 Y2 JPH0647700 Y2 JP H0647700Y2
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nozzle
injection molding
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良平 稲葉
光夫 新井
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、小型の電動式射出成形機に最適する射出成形
機のノズルタッチ機構に関する。
〔従来の技術〕
射出成形機、特にホットランナーを有する射出成形機に
おいて、加熱シリンダー内の成形材料をシリンダー先端
のノズルから金型内に注入する際、溶融状態の成形材料
がノズルから漏れないようにノズルを金型のランナー部
入口に圧接して注入することが行なわれている。
第3図に、従来の射出成形機が示してある。この図に示
す射出成形機は横型に構成されたもので、主としてベッ
ド51の上に射出ユニット52と、型締機構53と、射出ユニ
ット52をスライドベース54で保持してこれを射出ユニッ
ト52と平行に移動する駆動用油圧シリンダ62からなるも
のである。射出ユニット52は、スクリュー(不図示)を
収納した加熱シリンダ55とこの後方に連結された計量・
混練のための駆動源63と射出のための駆動源56とを備
え、ホッパー57から投入されて加熱シリンダ55内に入っ
た樹脂材料はスクリューの回転により混練されて次第に
スクリューの前方に蓄積されノズル58から射出される。
型締機構53は、ベッド51の立ち上がり部に固定された固
定側型59と、駆動源64により型59に対して型の開閉移動
を行なう可動側型60とを備えている。
この装置において、ノズルタッチするには、油圧シリン
ダ62より射出ユニット52全体を移動して型59のランナー
入口凹部61にノズル58を圧接することにより行なう。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記のような従来の射出成形機のノズルタッ
チ機構は、射出ユニット52全体を固定側型59に対して移
動する構成とされているため、駆動用の油圧シリンダ62
が大型になるという問題点があった。
一方、本考案者等は、従来の射出成形機に比べ小型かつ
スリムで縦状にも設置することができる電動式射出成形
機を案出してある。
しかしながら、この電動式射出成形機に従来のようなノ
ズルタッチ機構を取り付けると装置が大型化するという
不都合が生じるため、小型でスリムに構成した射出成形
機に適する新規なノズルタッチ機構が希求されていた。
本考案は、このような事情に基づいて成されたもので、
簡単な機構により構成され、又小型でスリムな縦形の射
出成形機にも適するノズルタッチ機構を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記した課題を解決するために、本考案の射出成形機の
ノズルタッチ機構は、射出シリンダユニットを保持した
支持部材と、前記射出ユニットのノズル先端に当接され
るとともに前記支持部材に対して案内するガイド部材が
固設された上型部材とを有し、前記ガイド部材には前記
型部材を前記支持部材の方向に付勢する手段が設けら
れ、この付勢力により前記上型部材に対する前記ノズル
のタッチ力を発生するようにしたことを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成において、射出ユニットは支持部材に固定さ
れ、上型部材はこの支持部材に対してガイド部材を介し
て案内される。又、射出ユニットのノズルは上型部材に
当接されるように設けられているから、この上型部材に
対するノズルのタッチ力は上型部材を支持部材に対して
付勢することにより発生し、この付勢力はガイド部材に
設けられた付勢手段により付与することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図(a)は本実施例に係る電動式射出成形機の一部
断面全体構成図であり、第1図(b)は第1図(a)に
おけるノズルタッチ機構の取り付け部の要部断面図であ
り、第1図(c)は第1図(a)のA−A線に沿う断面
図であり、第2図は第1図に示す装置において型締を行
なった状態を示す要部構成図である。
第1図(a)に示す射出成形機の射出ユニット部は、過
熱シリンダー1内に収容されたスクリュー2と、このス
クリュー2にピン4により固定されたスプライン軸3
と、スプライン軸3の上方に不図示のボルト等により連
結され上端にストッパ板7が固着された中空ボールネジ
ガイド軸5と、中空ボールネジガイド軸5に摺動可能に
嵌装された中空ボールネジ6と、ガイド軸5の上方に設
けられガイド軸5のストッパ板7とはスラストベアリン
グ35を介して当接するシリンダーロッド33とを縦方向に
同一直線状に配して構成したものである。
過熱シリンダー1にはパイプ28を介して成形材料を過熱
シリンダー1内に供給するホッパ29が連結されている。
19は、これらの構成要素と平行に配置られ、制御装置30
により制御される電動モータであり、過熱シリンダー1
を固定保持したユニットベース21に固設されている。こ
の電動モータ19にはジョイントスリーブ20を介して入力
軸18が連結れている。入力軸18には上下に2つのクラッ
チ16、17(クラッチ16は計量・混練クラッチと称し、ク
ラッチ17を射出クラッチと称する)が固着されている。
計量・混練クラッチ16は入力タイミングプーリ14に接続
可能とされ、このプーリはタイミングベルト12を介して
回転伝達機構23の下側プーリ23aに連結され、さらに回
転伝達機構23の上側の平歯車23bとスプライン軸3に嵌
合されたスプラインナット8外周に固設された出力側平
歯車10とが連結されている。従って、クラッチ16をプー
リ14に接続すると、電動モータ19の回転駆動によりプー
リ14、タイミングベルト12、回転伝達機構23、平歯車1
0、スプラインナット8を介してスプライン軸3が回転
し、これによりスクリュー2が回転する。
クラッチ17は入力側タイミングプーリ15に接続可能とさ
れ、プーリ15はタイミングベルト13を介してボールナッ
ト9に固着された出力側タイミングプーリ11に連結され
ている。従って、クラッチ17をプーリ15に接続すると、
電動モータ19の回転駆動によりプーリ15、タイミングベ
ルト13、タイミングプーリ11を介してボールナット9が
回転し、これに伴って中空ボールネジ6が上下動する。
なお、中空ボールネジ6には突起片31が付設され、この
突起片31の二又状先端部に上記ユニットベース21に固着
された(不図示)案内棒32を摺動可能に嵌装させること
により、ボールナット9の回転に伴い中空ボールネジ6
が回転せずに、ガイド軸5に対して直進動のみすること
ができる。
中空ボールネジ6は、上記のようにガイド軸5に摺動可
能に嵌装され、ボールナット9の回転に伴い上下動する
ように構成されているが、ガイド軸5の上端は中空ボー
ルネジ6より大径のストッパ板7が固着され、ガイド軸
5の下端は同じく中空ボールネジ6より大径のスプライ
ン軸3に固設されているから、中空ボールネジ6が上下
動すると、上方においてはストッパ板7に当接し、下方
においてはスプライン軸3に当接する。従って、ストッ
パ板7、ガイド軸5、スプライン軸3およびスクリュー
2は、上記したように互いに一体的に固定されているか
ら、電動モータ19の回転駆動に連動するボールナット9
の回転に伴い中空ボールネジ6が上下動して上方のスト
ッパ板7或はスプライン軸3を押し出すことにより、ス
クリュー2を上下動することができる。
背圧シリンダー22は、ユニットベース21に取り付けられ
(不図示)、上記のようにストッパ板7、ガイド軸5、
スプライン軸3およびスクリュー2と同一直線上に配置
され、上記シリンダーロッド33を上下動する。これによ
り、シリンダーロッド33を降下させてストッパ板7を押
圧し、スクリュー2に対して背圧をかけることができ
る。
次に、本実施例装置におけるノズルタッチ機構は、ユニ
ットベース21から張り出した下側支持部材21aに取り付
けられており、第1図(c)に示すように下側支持部材
21aをA−A線に沿って下方に見ると、中央に加熱シリ
ンダ1を挿通する大孔21cとその周りの四方にガイド部
材34を挿通する小孔21dとが設けられている。
加熱シリンダ1の上端部はユニットベース21から張り出
した上側支持部材21bに固定支持され、この加熱シリン
ダ1の先端部が上記のように下側支持部材21aの大孔21c
に挿通されている。下側支持部材21aの小孔21dの各々に
ブッシュ21eを介して挿通された4個のガイド部材34の
下端部は夫々上型取付板36に固着されると共にガイド部
材34の上端部のボルト部34aについて2個のナット35を
螺合し、ナット35と下側支持部材21a間にはコイルバネ3
0が介装されている(大1図(b)参照)。上型部材37
はホットライナーを形成するためのホットチップ25を有
し、この中にヒータ39が設けられ、そのホットチップ25
の上端部はノズル24のほぼ反対形状に形成されている。
このような構成によりナット35をコイルバネ30に付いて
締め付けることにより、上型部材37は上方に付勢され、
従ってノズル24が上型部材37のホットチップ25の上端部
に圧接せしめられる。この際発揮されるノズルタッチ力
を調整するには、ナット35の締め付けストロークを調整
することでコイルバネ30に生じる付勢力を変えればよ
い。
一方、上型部材37の下方には、下型部材38が固設された
下型取付板46がガイドポスト45により上下方向に案内さ
れるように設けられ、下型取付板46を上下動する不図示
のシリンダにより下型部材38を上下動することができ
る。
これら上下型の型締はクランプアーム40により行なうこ
とができる。このクランプアームは、第2図に示すよう
に、上部は上型取付板36の側部にヒンジ41により接合さ
れ、下部はユニットベース21に固設されたクランプアー
ム駆動用のシリンダ43のロッド先端にヒンジ42により接
合され、シリンダ43の水平駆動により矢印方向に回転す
ることができる。又、クランプアーム40の下端部はくさ
び状に形成されたくさび部40aが設けられ、第2図に示
すように、不図示のシリンダにより下型取付板46が上昇
して上型部材37と下型部材38とが合わさったとき、クラ
ンプアーム40をシリンダ43により駆動してくさび部40a
を下型取付板46の側部に付設されたカムフォロア44に係
合し、くさび部40aのくさび作用で下型部材38を上型部
材37に対して付勢し、上下型の型締力を得ることができ
る。成形時においては、シリンダ43を押し出したままに
することによりクランプアーム40を第2図に示す状態に
ロックして型締力を維持するようにする。
なお、上記のクランプアーム40、カムフォロア44等は図
示の反対側の側部にも同様に設けられ、このような一対
の型締機構が上記と同様の動作をするように構成されて
いる。また、この機構において、クランプアーム駆動用
のシリンダ43を1個だけ設け、一対のクランプアーム40
を同時に作動させると容易に型締力を均一に働かせるこ
とができる。
本実施例のノズルタッチ機構は、上記のように簡単な構
成で取付スペースが少なくてすみ、しかも十分なノズル
タッチ力を発揮することができるから、本実施例例で用
いた小型でスリムに構成された電動式射出成形機に最適
する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の射出成形機のノズルタッ
チ機構は、従来のような射出ユニット全体を駆動する大
がかりなものと異なり、上型部材をノズルに圧接するこ
とにより非常に簡単かつ安価な構成で効果的なノズルタ
ッチ力が得られるものである。
従って、本考案のノズルタッチ機構は小型でスリムな縦
形の電動式射出成形機にも好適し、ノズルタッチ力は、
例えばナットの締付ストロークを調整することでコイル
バネの発生出力を変えるか、又はバネの交換によりガイ
ド部材の付勢力を適当に変えることで簡単に調整するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の実施例に係る電動式射出成形機
の一部断面全体構成図であり、 第1図(b)は第1図(a)におけるノズルタッチ機構
の取り付け部の要部断面図であり、 第1図(c)は第1図(a)のA−A線に沿う断面図で
あり、 第2図は第1図に示す装置において型締を行なった状態
を示す要部構成図であり、第3図は従来の横形油圧式射
出成形機の概略構成図である。 1……加熱シリンダ 2……スクリュー 19……電動モータ 21……ユニットベース 21a……下側支持部材 21c……加熱シリンダ挿通用の大孔 21d……ガイド部材挿通用の小孔 24……ノズル 25……ホットチップ 34……ガイド部材 34a……ボルト部 35……ナット 36……上型取付板 37……上型部材 38……下型部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出シリンダユニットを保持した支持部材
    と、前記射出ユニットのノズル先端に当接されるととも
    に前記支持部材に対して案内するガイド部材が固設され
    た上型部材とを有し、前記ガイド部材には前記型部材を
    前記支持部材の方向に付勢する手段が設けられ、この付
    勢力により前記上型部材に対する前記ノズルのタッチ力
    を発生するようにしたことを特徴とする射出成形機のノ
    ズルタッチ機構。
JP7080689U 1989-06-02 1989-06-19 射出成形機のノズルタッチ機構 Expired - Lifetime JPH0647700Y2 (ja)

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US07/531,639 US5143736A (en) 1989-06-02 1990-06-01 Nozzle touch device in an injection molding apparatus

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JPH039818U JPH039818U (ja) 1991-01-30
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