JPH064764U - 熱定着装置 - Google Patents

熱定着装置

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JPH064764U
JPH064764U JP4453992U JP4453992U JPH064764U JP H064764 U JPH064764 U JP H064764U JP 4453992 U JP4453992 U JP 4453992U JP 4453992 U JP4453992 U JP 4453992U JP H064764 U JPH064764 U JP H064764U
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JP
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pressure
roller
sensitive conductive
conductive rubber
rubber layer
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JP4453992U
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Inventor
幸男 津田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少ない消費電力で定着を行うことができる経済
性に優れた熱定着装置を提供する。 【構成】発熱ローラ1にプレッシャーローラ2を当接す
る。発熱ローラ1は、圧力が増加することに応じて体積
抵抗率が低下する感圧導電ゴムにより形成された感圧導
電ゴム層14を有する。またプレッシャーローラ2は、
発熱ローラ1を所定の力で押圧する。さらに電源4によ
り、発熱ローラの軸方向についての感圧導電ゴム層14
の両側端間に、発熱ローラ1の両端に感圧導電ゴム層1
4に接触した状態で設けられた電極12,13を介して
電圧を印加する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば電子写真記録装置などに適用され、記録媒体に付着した現像 剤を加熱溶融して前記記録媒体に定着させる熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真記録装置においては、記録紙に静電的に付着した現像剤を加熱溶融す ることにより定着させる。
【0003】 図6はこのような定着を行う熱定着装置の従来の構成を一部破断して示す図で ある。この熱定着装置は、中空ローラ51と、中空ローラ51の内部空間に配置 されたハロゲンランプ52と、中空ローラ51に当接配置され、記録紙Pを挟持 するプレッシャーローラ53とからなり、ハロゲンランプ52の発熱を利用する ものとなっている。
【0004】 ここで定着を行うのに必要な温度を得るためには、ハロゲンランプ52に例え ば500 〜1000Wの電力を供給する必要がある。そして一般的には、装置の電源が ON状態であれば記録動作を行っているか否かに拘らずに、ハロゲンランプ52 に上記電力を供給し続けている。従って、常時500 〜1000Wもの電力を消費して いる。この電力消費量は、電子写真記録装置全体での電力消費量の大半(例えば 90%以上)に相当する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように従来の熱定着装置は、ハロゲンランプ等の発熱体の発熱を利用し てローラを加熱するものとなっているため、発熱体の駆動に非常に大きな電力を 必要とし、不経済であるという不具合があった。
【0006】 本考案はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするとこ ろは、少ない消費電力で定着を行うことができる経済性に優れた熱定着装置を提 供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、圧力が増加することに応じて電気抵抗(体積抵抗率)が低下する例 えば感圧導電ゴムなどの感圧導電部材により形成された例えば感圧導電ゴム層な どの感圧導電層を有する例えば発熱ローラなどの第1ローラと、この第1ローラ に当接配置された例えばプレッシャーローラなどの第2ローラと、前記第1ロー ラの軸方向についての前記感圧導電層の両側端間に、例えば前記第1ローラの一 端に前記感圧導電層に接触した状態で設けられた第1電極と他端に前記感圧導電 層に接触した状態で設けられた第2電極とを介して、電圧を印加する例えば電源 などの電源手段とを具備した。
【0008】
【作用】
このような手段を講じたことにより、圧力が増加することに応じて電気抵抗( 体積抵抗率)が低下する感圧導電部材により形成された感圧導電ゴム層の両側端 間(第1ローラの軸方向についての前記感圧導電層の両側端間)に電源により電 圧印加がなされるとともに、例えば第1ローラに当接された第2ローラにより感 圧導電ゴム層に圧力が加えられる。 従って、第2ローラが当接している位置において感圧導電ゴム層の電気抵抗が 低下し、当該部分に集中的に電流が流れる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例につき説明する。 図1は本実施例に係る熱定着装置の構成を示す図であり、図1(a)は一部破 断して示す正面図、図1(b)は図1(a)中のA−A矢視断面図である。 図中、1は発熱ローラ、2はプレッシャーローラである。
【0010】 発熱ローラ1は、絶縁ローラ11、電極12,13および感圧導電ゴム層14 より構成されている。絶縁ローラ11は、例えば樹脂などの絶縁材料を円筒状に 形成してなる。電極12,13は、絶縁ローラ11の両側端にて、導電材料を外 周面が円筒形をなすように絶縁ローラ11の外周表面に固着して形成されている 。感圧導電ゴム層14は、感圧導電ゴムを外周面が円筒形をなすように絶縁ロー ラ11の外周表面に固着して形成されている。感圧導電ゴム層14はその両側端 が、電極12,13上に位置している。ただし感圧導電ゴム層14は絶縁ローラ 11よりも幅(軸心に沿う方向の長さ)を小さくしてあり、電極12,13の一 部は感圧導電ゴム層14に覆われずに露出している。なお必要に応じて、感圧導 電ゴム層14の表面に、トナーの離形性の高い材料よりなる層を形成し、感圧導 電ゴム層14へのトナー付着を防止するようにしても良い。
【0011】 感圧導電ゴム層14を形成する感圧導電ゴムは、シリコンなどの樹脂中に金属 粉やカーボンなどを含有してなるものである。この感圧導電ゴムは、大きく分け て2種類ある。すなわち、その圧力−体積抵抗率特性が、図2に示すようにある 圧力において体積抵抗率が急峻に変化する特性を示すものと、図3に示すように 圧力の変化に伴って体積抵抗率が緩やかに変化する特性を示すものとである。前 者は樹脂中に金属粉を含有したもの、後者は樹脂中にカーボンを含有したものが 代表的である。そして本実施例では、シリコンに金属粉を含有してなり、図2に 示す圧力−体積抵抗率特性を有する感圧導電ゴムを用いる。
【0012】 発熱ローラ1は、本熱定着装置が適用される例えば電子写真記録装置の筐体な どに固定された軸受け3a,3bによって枢支されている。軸受け3a,3bは 導電材料より形成されている。また軸受け3a,3bは、電極3a,3bが露出 している部分にて発熱ローラ1を枢支する。
【0013】 プレッシャーローラ2は、耐熱性および断熱性を有した、例えばシリコンゴム などの材料を円筒状に形成してなる耐熱ローラ21に、回転軸22を挿嵌して形 成されている。回転軸22は図示しない軸受けによって枢支されている。プレッ シャーローラ2は発熱ローラ1に当接するとともに、発熱ローラ1側に押圧され ており、発熱ローラ1との間に、挿通された記録紙Pを挟持する。 4は電源であり、軸受け3aと軸受け3bとの間に所定の電圧を印加する。
【0014】 かくして以上のように構成された熱定着装置では、次のようにして発熱が行わ れ、定着動作が行われる。すなわち、発熱ローラ1のうち、プレッシャーローラ 2が当接している部分はプレッシャーローラ2によって押圧されている。従って 、当該部分では、発熱ローラ1の感圧導電ゴム層14に圧力がかかっており、感 圧導電ゴム層14が圧縮される。
【0015】 このようにプレッシャーローラ2によって感圧導電ゴム層14が圧縮されると 、圧縮された領域(以下、圧縮領域と称する)において感圧導電ゴム層14の体 積抵抗率が低下する。ここで感圧導電ゴム層14は、前述の如く図2に示す圧力 −体積抵抗率特性を有しているので、プレッシャーローラ2が当接していないと きに感圧導電ゴム層14に加わる圧力を体積抵抗率が低下しない程度の圧力とな るように、またプレッシャーローラ2が当接しているときに感圧導電ゴム層14 に加わる圧力を体積抵抗率が低下する程度の圧力となるように設定しておく。こ れにより、圧縮領域のみで感圧導電ゴムの体積抵抗率が大幅に低下する。
【0016】 ところで、軸受け3aと軸受け3bとには電源4が接続されている。ここで軸 受け3a,3bは導電性であるとともに、電極12,13と接触しているので、 電源4で発生された電圧は電極12と電極13との間、すなわち感圧導電ゴム層 14の両側端間に印加されている。従って、前述のように感圧導電ゴムの体積抵 抗率が低下した圧縮領域を電流が流れる。 図4は電流の流れを模式的に示す部分拡大図であり、図4(a)は一部破断し て示す正面図、図4(b)は図4(a)中のB−B矢視断面図である。
【0017】 この図に示すように、電源4から流れ出た電流は、軸受け3bおよび電極13 を介して、感圧導電ゴム層14のうちの圧縮領域に流れ込む。感圧導電ゴム層1 4の圧縮領域は、プレッシャーローラ2に沿って感圧導電ゴム層14の全幅にわ たって形成されているので、感圧導電ゴム層14に流れ込んだ電流は、感圧導電 ゴム層14の圧縮領域を電極13が設けられた側から電極12が設けられた側へ 向けて流れる。そして、電極12および軸受け3aを介して電源4へと還流する 。
【0018】 一方、感圧導電ゴム層14のうちの圧縮領域以外の領域では、感圧導電ゴムの 体積抵抗率が高い(図5中のイで示す領域に比べて5〜6桁高い)ままであり、 電流はほとんど流れない。従って圧縮領域に集中的に電流が流れ、この圧縮領域 で大きなジュール熱が発生する。このジュール熱により、記録紙Pに付着した現 像剤が溶融定着される。
【0019】 このように本実施例によれば、発熱ローラ1のうちのプレッシャーローラ2に 当接する領域のみ、すなわち記録紙Pに接触する領域のみで発熱を行わせるべく 当該領域の感圧導電ゴム層14にのみ通電を行うので、ハロゲンランプ等の熱源 を駆動するのに比較してごく少ない電力消費となる。 図5は変形実施例を示す図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付し 、その詳細な説明は省略する。
【0020】 図中、5は発熱ローラである。この発熱ローラ5が前記実施例での発熱ローラ 1と異なるのは、感圧導電ゴム層14に隣接した状態で、感圧導電ゴム層14と 同じ層厚を有する電極51,52を設けてなる点である。そしてこの電極51, 52には、軸受け3a,3bに固定された接触子54,55が当接されている。 接触子54,55は、導電部材より構成されており、電源4が接続されている。
【0021】 この構成では、電源4で発生された電圧は、接触子54,55および電極51 ,52を介して感圧導電ゴム層14の両側端間に印加される。 このような構成とすると、製造が簡単であり、コストの低下を図り得る。
【0022】 なお、本考案は上記各実施例に限定されるものではない。例えば上記各実施例 では、感圧導電層を形成する感圧導電部材として図2に示す圧力−体積抵抗率特 性を有した感圧導電ゴムを用いているが、記録紙Pの挿通時に感圧導電ゴム層1 4に実際に加わる圧力に応じて、体積抵抗率が大きく変化する圧力が図2示とは 異なる特性の感圧導電ゴムを適宜適用可能である。また感圧導電部材は、図2に 示す圧力−体積抵抗率特性と同様な特性を有する感圧導電ゴムには限定されず、 例えば図3に示すような全く異なる圧力−体積抵抗率特性を有する感圧導電ゴム を適用することも可能である。さらには、感圧導電部材は感圧導電ゴムには限定 されず、他の材質であっても良い。
【0023】 また上記各実施例では、プレッシャーローラ2の圧力により感圧導電ゴム層1 4での通電(発熱)が生じるようにしているが、感圧導電ゴム層14およびプレ ッシャーローラ2の押圧力を、記録紙Pが挿通された際の圧力により感圧導電ゴ ム層14が導通状態となるように設定しておけば、記録紙Pの挿通時にのみ感圧 導電ゴム層14での通電(発熱)が生じるので、待機状態における電力消費を大 幅に低減でき、さらに消費電力を低減することができる。 このほか、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0024】
【考案の効果】
本考案によれば、圧力が増加することに応じて電気抵抗(体積抵抗率)が低下 する例えば感圧導電ゴムなどの感圧導電部材により形成された例えば感圧導電ゴ ム層などの感圧導電層を有する例えば発熱ローラなどの第1ローラと、この第1 ローラに当接配置された例えばプレッシャーローラなどの第2ローラと、前記第 1ローラの軸方向についての前記感圧導電層の両側端間に、例えば前記第1ロー ラの一端に前記感圧導電層に接触した状態で設けられた第1電極と他端に前記感 圧導電層に接触した状態で設けられた第2電極とを介して、電圧を印加する例え ば電源などの電源手段とを具備したので、少ない消費電力で定着を行うことがで きる経済性に優れた熱定着装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る熱定着装置の構成を
示す図であり、図1(a)は一部破断して示す正面図、
図1(b)は図1(a)中のA−A矢視断面図。
【図2】 図1中の感圧導電ゴム層14を形成する感圧
導電ゴムの圧力−体積抵抗率特性を示す図。
【図3】 図1中の感圧導電ゴム層14に適用された感
圧導電ゴムとは別種の感圧導電ゴムの圧力−体積抵抗率
特性例を示す図。
【図4】 図1中における電流の流れを模式的に示す部
分拡大図であり、図4(a)は一部破断して示す正面
図、図4(b)は図4(a)中のB−B矢視断面図。
【図5】本考案の変形実施例に係る熱定着装置の構成を
示す図であり、図5(a)は一部破断して示す正面図、
図5(b)は側面図。
【図6】 従来技術を説明する図。
【符号の説明】
1,5…発熱ローラ、11…絶縁ローラ、12,13,
51,52…電極、14…感圧導電ゴム層、54,55
…接触子、2…プレッシャーローラ、21…耐熱ロー
ラ、22…回転軸、3a,3b…軸受け、4…電源。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に付着した現像剤を加熱溶融し
    て前記記録媒体に定着させる熱定着装置において、 圧力が増加することに応じて電気抵抗が低下する感圧導
    電部材により形成された感圧導電層を有する第1ローラ
    と、 この第1ローラに当接配置された第2ローラと、 前記第1ローラの軸方向についての前記感圧導電層の両
    側端間に電圧を印加する電源手段とを具備したことを特
    徴とする熱定着装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に付着した現像剤を加熱溶融し
    て前記記録媒体に定着させる熱定着装置において、 圧力が増加することに応じて電気抵抗が低下する感圧導
    電部材により形成された感圧導電層と、軸方向について
    一端に前記感圧導電層に接触した状態で設けられた第1
    電極と、軸方向について他端に前記感圧導電層に接触し
    た状態で設けられた第2電極とを有する第1ローラと、 この第1ローラに当接配置された第2ローラと、 前記第1ローラの軸方向についての前記感圧導電層の両
    側端間に、前記第1電極および前記第2電極を介して電
    圧を印加する電源手段とを具備したことを特徴とする熱
    定着装置。
JP4453992U 1992-06-26 1992-06-26 熱定着装置 Pending JPH064764U (ja)

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