JPH0647643U - 電子制御エンジン搭載車両の加速制限装置 - Google Patents

電子制御エンジン搭載車両の加速制限装置

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JPH0647643U
JPH0647643U JP8243292U JP8243292U JPH0647643U JP H0647643 U JPH0647643 U JP H0647643U JP 8243292 U JP8243292 U JP 8243292U JP 8243292 U JP8243292 U JP 8243292U JP H0647643 U JPH0647643 U JP H0647643U
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JP
Japan
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vehicle
engine
acceleration
warning sound
electronically controlled
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JP8243292U
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Inventor
陽介 長尾
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子制御エンジンを搭載した車両において、
特定周波数の緊急車両のサイレン音の接近時には、その
車両の加速を制限して緊急車両の進行を阻害しないよう
にできる電子制御エンジン搭載車両の加速制限装置の提
供を目的とする。 【構成】 マイクロホンMによって集音した車外の音の
中から、緊急車両の発生する特定の警告音の存在を検出
する警告音検出手段Aと、検出した警告音と自車両Vと
の相対位置関係を検出する警告音の相対位置検出手段B
と、警告音が自車両Vに接近する場合、電子制御エンジ
ンEの加速をアクセルペダルの踏み込み状態に係わらず
制限するエンジン加速制限手段Cとから加速制限装置を
構成し、消防車や救急車等の緊急車両の接近時に電子制
御エンジンEを搭載した車両Vの加速を制限するように
構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電子制御エンジン搭載車両の加速制限装置に関し、特に、緊急車両の 接近時に電子制御エンジン搭載車両の加速を制限して緊急車両の妨げにならない ようにすることができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般の自動車が道路を走行中に、サイレン音を鳴らして救急車、消防車 、あるいはパトカー等の緊急車両が接近してきた場合、一般の自動車は緊急車両 に道を譲る必要がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、自動車の車内で運転者がカーオーディオを聞いているような場 合は、車内の音が大きくてサイレン音が聞き取れず、緊急車両に対して邪魔にな ったり、また、加速が行われると緊急車両の対処が遅れて事故につながるという 問題がある。
【0004】 また、たとえ緊急車両から発せられるサイレン音が聞こえた場合であっても、 そのサイレン音が自車両に対して近づいてくるのか、遠ざかって行くのかが分か らず、緊急車両の対処が遅れて事故につながるという問題もある。 そこで、本考案は、コンピュータの指令によってエンジンの運転状態を制御可 能な電子制御エンジンを搭載した車両において、特定周波数の緊急車両のサイレ ン音が近づいてきた場合には、エンジンの出力を制限することによって車両の加 速を制限し、緊急車両の進行の妨げにならないようにすることができる電子制御 エンジン搭載車両の加速制限装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本考案の電子制御エンジン搭載車両の加速制限装置の構成 が図1に示される。図1に示すように、本考案は、消防車や救急車等の緊急車両 の接近時に電子制御エンジンEを搭載した車両Vの加速を制限することができる 装置であって、マイクロホンMによって集音した車外の音の中から、緊急車両の 発生する特定の警告音の存在を検出する警告音検出手段Aと、検出した警告音と 自車両Vとの相対位置関係を検出する警告音の相対位置検出手段Bと、警告音が 自車両Vに接近する場合、電子制御エンジンEの加速をアクセルペダルの踏み込 み状態に係わらず制限するエンジン加速制限手段Cと、を備えることを特徴とす る電子制御エンジン搭載車両の加速制限装置である。
【0006】 そして、エンジン加速制限手段CはエンジンEの加速の制限を、一時的にエン ジンEへの燃料噴射を間引くことによって行い、車両速度を現行速度以上には上 げないように制御するようにすることができる。 また、相対位置検出手段Bは、警告音と自車両Vとの相対位置関係を、警告音 検出手段Aが検出した警告音のレベル変化によって、あるいは、警告音検出手段 Aが検出した警告音の周波数変化によってドップラー効果を用いて検出すること ができる。
【0007】
【作用】
本考案の電子制御エンジン搭載車両の加速制限装置によれば、緊急車両の接近 が検出されると、電子制御エンジンの出力の制御によってこの電子制御エンジン を搭載する車両の加速が制限される。この結果、運転者はアクセルを踏み込んで も加速が行われないので緊急車両の接近を知ることができ、緊急車両の進行の妨 げにならないようにすることができる。
【0008】
【実施例】
以下添付図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。 図2は本考案の電子制御エンジン搭載車両の加速制限装置の一実施例の構成を 示すものである。図示しない車両の所定箇所、例えば、四隅には車外の音を集音 するマイクロホン1が設けられており、このマイクロホン1の出力はバンドパス フィルタ2を通して制御装置20に入力されるようになっている。バンドパスフ ィルタ2はマイクロホン1が集音した音の内、緊急車両のサイレン音の付近の周 波数帯域のみを通過させるものである。
【0009】 制御装置20には入力回路21の他に、A/D変換器22、中央処理回路(C PU)23、読み出し専用メモリ(ROM)24、読み書きメモリ(RAM)2 5、および出力回路26があり、それぞれバス27で相互に接続されている。そ して、出力回路26はエンジン4に燃料を供給する燃料供給装置3に接続してお り、燃料供給装置3のエンジン4への燃料供給量を制御できるようになっている 。
【0010】 以上のような構成の制御装置20の入力回路21にバンドパスフィルタ2を通 過したサイレン音近傍の周波数を持つ信号が入力されると、その周波数とレベル がA/D変換器22によってディジタル信号に変換され、一旦RAM25に記憶 される。CPU23はROM24に記憶されたサイレン音の周波数と入力された 周波数とを比較する。そして、入力された周波数がサイレン音に一致する時はそ のレベルの変化、あるいは周波数の変化を検出し、サイレン音が所定レベル以上 で接近してくる状態にある時は、CPU23は出力回路26を介して燃料供給装 置3に燃料供給制御信号を出力し、エンジン4に供給される燃料量を制限してエ ンジン4の出力を制御する。
【0011】 図3はこの制御装置20の動作手順を詳細に説明するフローチャートであり、 所定時間おきに実行されるものとする。 ステップ301ではマイクロホン1による車外音の収拾をバンドパスフィルタ 2を通して行う。次いで、ステップ302において、CPU23は収拾した車外 音の中にサイレン音Sがあるか否かを判定する。
【0012】 ステップ302における判定において、収拾した車外音の中にサイレン音Sが 無い場合はステップ306において現在のエンジン4のアクセル開度θnを検出 し、これをRAM25に記憶してこのルーチンを終了する。一方、ステップ30 2における判定において、収拾した車外音の中にサイレン音Sが有る場合はステ ップ303に進み、サイレン音Sを一旦RAM25に記憶してステップ304に 進む。
【0013】 ステップ304ではサイレン音Sのレベルが所定レベル以上か否かを判定し、 所定レベル未満の時はステップ306において現在のエンジン4のアクセル開度 θnを検出し、これをRAM25に記憶してこのルーチンを終了する。一方、ス テップ304における判定においてサイレン音Sのレベルが所定レベル以上の時 はステップ305に進む。
【0014】 ステップ305では所定レベル以上あるサイレン音Sが自車両に対して接近し ている状態か否かを判定する。この判定はサイレン音Sのレベルが以前の検出値 よりも次第に大きくなっている状態、あるいはサイレン音Sの周波数がROM2 4に記憶されたサイレン音の周波数よりも所定周波数高い状態(ドップラー効果 により接近していることを示す)を検出することによって行うことができる。
【0015】 ステップ305でサイレン音が接近していないと判定された時はステップ30 6において現在のエンジン4のアクセル開度θnを検出し、これをRAM25に 記憶してこのルーチンを終了する。一方、ステップ305における判定において サイレン音Sが接近してくると判定された時は、ステップ307に進んでエンジ ン4の出力を制御する。
【0016】 ステップ307におけるエンジン4の制御は、この実施例に示すように、ステ ップ306で記憶したサイレン音Sの接近前のアクセル開度θnをアクセル開度 の上限値としてエンジンを制御するものであり、燃料供給装置3からの燃料供給 量を演算する時の燃料供給量の最大値をアクセル開度θnで演算された燃料供給 量に制限する。この結果、アクセルペダルの踏込量に係わらず、エンジン4は現 状から加速しないようになる。
【0017】 なお、エンジン4の現状からの加速を制限する手法としては、サイレン音の接 近前のアクセル開度θnに応じた燃料供給量を実際に演算する以外に、アクセル 開度θnに応じて燃料噴射装置3からエンジンへの燃料噴射を間引くことによっ て行うこともできる。 以上のような制御により、運転者は緊急車両が自車両に接近した場合に、アク セルを踏み込んでも加速が行われないので緊急車両の接近を知ることができ、自 車両を退避させる処置をとることによって緊急車両の進行の妨げにならないよう にすることができる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、コンピュータの指令によってエンジン の運転状態を制御可能な電子制御エンジンを搭載した車両において、特定周波数 の緊急車両のサイレン音が近づいてきた場合には、エンジンの出力を制限するこ とによって車両の加速が制限されるので、緊急車両の進行の妨げにならないよう にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電子制御エンジン搭載車両の加速制限
装置の構成を示す原理構成図である。
【図2】本考案の電子制御エンジン搭載車両の加速制限
装置の一実施例の構成を示すブロック構成図である。
【図3】図2の制御装置の制御手順の一例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…バンドパスフィルタ 3…燃料供給装置 4…エンジン 20…制御装置

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消防車や救急車等の緊急車両の接近時に
    電子制御エンジンを搭載した車両の加速を制限すること
    ができる装置であって、 マイクロホンによって集音した車外の音の中から、緊急
    車両の発生する特定の警告音の存在を検出する警告音検
    出手段と、 検出した警告音と自車両との相対位置関係を検出する警
    告音の相対位置検出手段と、 警告音が自車両に接近する場合、前記電子制御エンジン
    の加速をアクセルペダルの踏み込み状態に係わらず制限
    するエンジン加速制限手段と、 を備えることを特徴とする電子制御エンジン搭載車両の
    加速制限装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジン加速制限手段が、エンジン
    の加速の制限を一時的にエンジンへの燃料噴射を間引く
    ことによって行い、車両速度を現行速度以上には上げな
    いように制御することを特徴とする請求項1に記載の電
    子制御エンジン搭載車両の加速制限装置。
  3. 【請求項3】 前記相対位置検出手段が、警告音と自車
    両との相対位置関係を、前記警告音検出手段が検出した
    警告音のレベル変化によって検出することを特徴とする
    請求項1または2に記載の電子制御エンジン搭載車両の
    加速制限装置。
  4. 【請求項4】 前記相対位置検出手段が、警告音と自車
    両との相対位置関係を、前記警告音検出手段が検出した
    警告音の周波数変化によってドップラー効果を用いて検
    出することを特徴とする請求項1または2に記載の電子
    制御エンジン搭載車両の加速制限装置。
JP8243292U 1992-11-30 1992-11-30 電子制御エンジン搭載車両の加速制限装置 Withdrawn JPH0647643U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017002471A1 (ja) * 2015-07-02 2017-01-05 ソニー株式会社 車両制御装置と車両制御方法およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017002471A1 (ja) * 2015-07-02 2017-01-05 ソニー株式会社 車両制御装置と車両制御方法およびプログラム
US10994712B2 (en) 2015-07-02 2021-05-04 Sony Corporation Vehicle control device and vehicle control method

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