JPH0647639U - エンジンブレーキ装置 - Google Patents

エンジンブレーキ装置

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Publication number
JPH0647639U
JPH0647639U JP8411292U JP8411292U JPH0647639U JP H0647639 U JPH0647639 U JP H0647639U JP 8411292 U JP8411292 U JP 8411292U JP 8411292 U JP8411292 U JP 8411292U JP H0647639 U JPH0647639 U JP H0647639U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
supercharger
engine braking
throttle valve
crankshaft
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Pending
Application number
JP8411292U
Other languages
English (en)
Inventor
秀一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
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Publication of JPH0647639U publication Critical patent/JPH0647639U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成によりエンジンブレーキ力を効果
的に高めるようにする。 【構成】 クランクシャフト6の回転力でメカニカルに
駆動される機械式過給機5を備えるエンジン1におい
て、吸気通路2の過給機5下流にエンジン制動時に作動
する絞り弁12を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両などの制動力を補助するエンシンブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、エンジンの過給化などに伴う出力増大により、相対的にブレーキ力の不 足傾向が問題になるが、ブレーキ力の有効な補助手段として周知の排気ブレーキ やリターダのほか、例えばピストン上死点近くで排気バルブを所定量だけ開いて シリンダ内の圧縮空気を放出する圧縮ブレーキの開発も見られる(実開平3ー1 06107号公報,実開平4ー40135号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、圧縮ブレーキでは構造の複雑化に加えて、ブレーキ作動時にシ リンダ内の圧縮空気に対抗して排気バルブを開くのにかなりの駆動力が要求され るため、アクチュエータなどの強度アップから重量やコストの面で不利となる。 また、リターダについては流体圧式と電磁式のいずれでも装置自体がかなり高価 で、しかも電磁式では電力消費が大きいという問題があった。
【0004】 そこで、この考案は簡単な構成によりエンジンブレーキ力を効果的に高めるた め、クランクシャフトの回転力でメカニカルに駆動する機械式過給機を積極的に 利用することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため、クランクシャフトの回転力でメカニカルに駆動される機械式過給機 を備えるエンジンにおいて、吸気通路の過給機下流にエンジン制動時に作動する 絞り弁を設ける。
【0006】
【作用】 機械式過給機はクランクシャフトからの回転力でエアコンプレッサを回してエ ンジンの吸入空気を過給するのであり、エンジン制動時に絞り弁が作動してその 絞り抵抗により弁上流の過給圧を積極的に上昇させるため、これに伴ってエアコ ンプレッサのポンプ仕事が大きく増加する。その仕事量はクランクシャフトにブ レーキトルクとして伝達されるので、エンジンブレーキ力の大幅なアップが実現 できることになる。
【0007】
【実施例】
図1において、1はディーゼルエンジン、2はその吸気通路、3は同じく排気 通路で、吸気通路2にはエアクリーナ4下流に機械式過給機としてのスーパチャ ージャ5が設けられる。スーパチャージャ5はクランクシャフト6から回転がプ ーリ6a,5aおよびベルト7を経て駆動軸8に伝達されると、その回転力でエ アコンプレッサを回してエンジンの吸入空気を過給するもので、駆動軸8に回転 力の伝達を断続する電磁クラッチ9が介装される。
【0008】 スーパチャージャ5にはエアコンプレッサを迂回するバイパス通路11が形成 され、バイパス通路11を開閉するアンロード弁10が設けられる。スーパチャ ージャ5の吸込側と吐出側にはそれぞれエンジンブレーキ作動時に必要に応じて 吸気通路2を所定の半開状態に閉じる絞り弁12,13(通常時は全開)が配設 される。14は排気ブレーキ作動時に排気通路3を所定の半開状態に閉じる排気 シャッタ、16〜19は各種弁10,12,13および排気シャッタ14をそれ ぞれ駆動するアクチュエータ、15は排気通路3のマフラを示す。
【0009】 スーパチャージャ5の電磁クラッチ9と各種弁10,12,13および排気シ ャッタ14のアクチュエータ16〜19を制御するのがコントローラ20で、コ ントローラ20には絞り弁12の作動を指令する操作sw21と、アクセルペダ ル(図示せず)の解放位置でオンするアクセルsw22と、クラッチ25の接続 位置でオンするクラッチsw23と、トランスミッション26のギヤ入り状態を オンとして検出するシフト位置センサ24とからの信号に加えて、エンジンの回 転速度Nおよび負荷状態Lの検出信号が入力される。
【0010】 そして、コントローラ20は図2のように操作sw21がオンの状態で、エン ジンブレーキの作動条件(アクセルsw22とクラッチsw23およびシフト位 置センサ24がすべてオン)が成立すると、スーパチャージャ5の電磁クラッチ 9を後述する通常制御に優先して接続すると共に、同じくアンロード弁10を閉 じて少なくとも吸気通路2の絞り弁12を、または排気シャッタ14および絞り 弁13に対しても同時に半開状態に閉じ作動させる(1.01〜1.07)。一 方、各種sw21〜23およびシフト位置センサ24が1つでもオフのときは、 sw21〜23とセンサ24がオンするまで絞り弁12を排気シャッタ14およ び絞り弁13と同じく全開状態に保持すると共に、スーパチャージャ5の電磁ク ラッチ9およびアンロード弁10をエンジン回転速度Nと負荷状態Lに基づいて 過給圧をコントロールする通常制御を行うことになる(1.08,1.09)。
【0011】 このような構成により、スーパチャージャ5は通常制御時(吸気通路2の絞り 弁12,13および排気通路3のシャッタ14は非作動状態)に電磁クラッチ9 がオンすると、クランクシャフト6の回転力でエアコンプレッサを回してエンジ ンの吸入空気を過給するのであり、アンロード弁10の開閉により適切な過給圧 にコントロールする。
【0012】 エンジンブレーキ作動時には操作sw21がオンであれば、エンジン運転状態 に関係なく、スーパチャージャ5の電磁クラッチ9およびアンロード弁10と共 に、少なくとも吸気通路2の絞り弁12が作動して、その絞り抵抗により弁12 上流の過給圧を積極的に上昇させるため、これに伴ってエアコンプレッサのポン プ仕事が大きく増加する。この仕事量はクランクシャフト6にブレーキトルクと して伝達されるので、エンジンブレーキ力が大幅にアップすることになる。なお 、エンジンブレーキ作動時に絞り弁12と同時に排気シャッタ14および絞り弁 13を作動させると、さらに高いエンジンブレーキ力が得られる。
【0013】 ところで、この場合には絞り弁12などの付設によりスーパチャージャ5のポ ンプ仕事をブレーキ力として効果的に利用でき、構造的にも複雑な機構部品を必 要とせず、しかもアクチュエータ17などの駆動力も小さくて済むので、従来の 圧縮ブレーキやリターダに較べてコストや重量の面などで有利となる。
【0014】
【考案の効果】
以上要するにこの考案によれば、クランクシャフトの回転力でメカニカルに駆 動される機械式過給機を備えるエンジンにおいて、吸気通路の過給機下流にエン ジン制動時に作動する絞り弁を設けたので、簡単な構成によりエンジンブレーキ 力を効果的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す全体構成図である。
【図2】同じくコントローラの制御内容を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
2 吸気通路 5 スーパチャージャ 6 クラクシャフト 9 電磁クラッチ 10 アンロード弁 12 絞り弁 16,17 アクチュエータ 20 コントローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトの回転力でメカニカル
    に駆動される機械式過給機を備えるエンジンにおいて、
    吸気通路の過給機下流にエンジン制動時に作動する絞り
    弁を設けたことを特徴とするエンジンブレーキ装置。
JP8411292U 1992-12-07 1992-12-07 エンジンブレーキ装置 Pending JPH0647639U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8411292U JPH0647639U (ja) 1992-12-07 1992-12-07 エンジンブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8411292U JPH0647639U (ja) 1992-12-07 1992-12-07 エンジンブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0647639U true JPH0647639U (ja) 1994-06-28

Family

ID=13821446

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JP8411292U Pending JPH0647639U (ja) 1992-12-07 1992-12-07 エンジンブレーキ装置

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JP (1) JPH0647639U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097631A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Isuzu Motors Ltd 内燃機関のエンジンブレーキシステム及びその制御方法
JP2012097629A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Isuzu Motors Ltd 内燃機関のエンジンブレーキシステム及びその制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097631A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Isuzu Motors Ltd 内燃機関のエンジンブレーキシステム及びその制御方法
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