JPH064756Y2 - アームレストの取付構造 - Google Patents

アームレストの取付構造

Info

Publication number
JPH064756Y2
JPH064756Y2 JP3862489U JP3862489U JPH064756Y2 JP H064756 Y2 JPH064756 Y2 JP H064756Y2 JP 3862489 U JP3862489 U JP 3862489U JP 3862489 U JP3862489 U JP 3862489U JP H064756 Y2 JPH064756 Y2 JP H064756Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pivot
armrest
use area
groove
pin member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3862489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02130255U (ja
Inventor
秀樹 入江
真治 仁平
Original Assignee
池田物産株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 池田物産株式会社 filed Critical 池田物産株式会社
Priority to JP3862489U priority Critical patent/JPH064756Y2/ja
Publication of JPH02130255U publication Critical patent/JPH02130255U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH064756Y2 publication Critical patent/JPH064756Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、シートバックに、アームレスト本体をシート
バックに沿わせた収納位置と略水平な前倒位置とに枢軸
を中心にして揺動可能に枢支して成るアームレストの取
付構造に関する。
「従来の技術」 従来のアームレストの取付構造としては、例えば、第4
図に示すようなものがある。
すなわち、シートバック1の両側フレーム2に支持ブラ
ケット3がそれぞれ固設され、支持ブラケット3に枢支
用の孔4と枢支用の孔4を中心とする円弧形の長孔5と
が穿設され、側部フレーム2に沿ってアームレスト本体
6が配され、アームレスト本体6の基端部に枢支用の孔
4に回動可能に嵌合する枢軸7と、円弧形の長孔5に移
動可能に挿通して円弧形の長孔5の両端縁5a,5bに
それぞれ当接する揺動角度規制用のピン8とが植設さ
れ、枢軸7の先端部に溝7aが刻設され、溝7aにEリ
ング9が嵌着され、枢支用の孔4から枢軸7が抜けない
ようになっているものである。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来のアームレストの取付構
造では、シートバック1側の枢支用の孔4および円弧形
の長孔5に、枢軸7および揺動角度規制用のピン8をそ
れぞれ挿通し、挿通した後枢軸7の溝7aにEリング9
を嵌着するため、組付工数が多く、コストが嵩む要因に
なるという問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、組付工数を減らしてコストを低減することがで
きるアームレストの取付構造を提供することを目的とし
ている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 シートバックに、アームレスト本体をシートバックに沿
わせた収納位置と略水平な前倒位置とに枢軸を中心にし
て揺動可能に枢支して成るアームレストの取付構造にお
いて、 前記シートバックと前記アームレスト本体との互いに対
向する部位の一方に、前記枢軸を固設するとともに、該
枢軸が揺動可能に挿通する枢支孔を他方の部位に穿設
し、 前記一方の部位に、首部の先に拡頭部が形成された揺動
角度規制用のピン部材を植設する一方、前記他方の部位
に、前記枢支孔を中心とする円弧形状であって、アーム
レスト本体が前記収納位置と前記前倒位置との間の使用
領域を揺動する際に前記ピン部材の首部が挿通して移動
可能な、かつ、前記拡頭部が抜けないようその周縁部に
摺接可能な案内用溝を穿設し、 該他方の部位に、前記使用領域の一端側に対応して配さ
れ、前記案内用溝の周縁部の面より一段高く、前記拡頭
部が当接してアームレスト本体の揺動を阻止可能な段差
部を形成するとともに、前記枢軸に、前記他方の部位と
弾撥的に当接して前記拡頭部を前記案内用溝の周縁部の
面から浮き上がらないよう付勢する弾性部材を装着し、 ヘッドレスト本体が使用領域から外れた取付位置にある
ときに、前記ピン部材の拡頭部が挿通する取付用溝を前
記案内用溝に連続して前記他方の部位に穿設し、 アームレスト本体が前記取付位置から前記使用領域内に
揺動した際に、前記弾性部材の付勢力により、前記拡頭
部を前記段差部に相対的に落ち込ませ、アームレスト本
体を前記使用領域内で揺動可能かつ該使用領域内から前
記取付位置に揺動不能に装着したことを特徴とするアー
ムレストの取付構造に存する。
「作用」 アームレスト本体をシートバック側の支持部材に沿わ
せ、その枢支孔に枢軸を対応させるとともに、着脱用溝
に揺動角度規制用のピン部材の拡頭部を対応させるよう
にする。枢軸には事前に弾性部材が装着されている。
次に、枢支孔に枢軸を挿通するとともに、着脱用溝に揺
動角度規制用のピン部材の拡頭部を挿通する。それぞれ
挿通した後、アームレスト本体を枢軸を中心にして取付
位置から使用領域側に揺動すると、弾性部材の付勢力に
より、拡頭部が段差部に落ち込む。前後して、ピン部材
の首部が案内用溝に挿通する。
弾性部材が拡頭部を案内用溝の周縁部の面から浮上がら
ない方向へ付勢しているため、この状態では、拡頭部が
段差部を乗り越えられない。すなわち、アームレスト本
体は使用領域内で揺動し、取付位置には揺動しないもの
である。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図から第3図は本考案の一実施例を示している。
第1図に示すように、シートバック10aのフレーム部
材10は逆U字形に曲げて成る。フレーム部材10の両
側部11には上位置および下位置に補強部材12,12
aがそれぞれ架設されるとともに、Sばね部材13が張
設されている。
フレーム部材10の両側部11にはサイドブラケット1
4の基端部がそれぞれ溶着され、各サイドブラケット1
4の先端部が前方へ延ばされている。
両方のサイドブラケット14は互いに対称的に構成され
ており、以下、一方のサイドブラケット14を代表して
説明し、他方のサイドブラケット14の説明に代える。
サイドブラケット14には、前後方向の中間部で上下に
延びる段差部15が形成され、それによりサイドブラケ
ット14は基端部14a側より先端部14b側が外側方
向に出っ張っている。
第1図および第2図に示すように、サイドブラケット1
4の基端部14a側には、枢支孔16と、枢支孔16の
上方位置に大径の取付用溝17がそれぞれ穿設されてい
る。取付用溝17に連なって枢支孔16を中心とする円
弧形状の案内用溝18が穿設されている。案内用溝18
はサイドブラケット14の基端部14a側から先端部1
4b側に延ばされている。
サイドブラケット14に図略したパッド部材を当てが
い、さらにそのパッド部材に図略した表皮部材を被覆し
てシートバック10aの側面部が形成されている。シー
トバック10aの側面部を臨んでアームレスト本体20
が配されている。
アームレスト本体20の基端部には枢軸21が植設され
ているとともに、枢軸21より先端側に揺動角度規制用
のピン部材22が植設されている。揺動角度規制用のピ
ン部材22の先端部には拡頭部23が形成されている。
拡頭部23は取付用溝17に挿通可能、かつ、案内用溝
18に挿通不能な外径を有している。揺動角度規制用の
ピン部材22の首部24は拡頭部23より小径で、円弧
形状の溝に挿通不能である。
枢軸21には弾性部材であるウェーブワッシャ25が嵌
着している。枢軸21を枢支孔16に挿着した状態では
ウェーブワッシャ25がサイドブラケット14に押付け
られて撓むことにより、枢軸21を介してアームレスト
本体20の基端部が外側方向へ付勢され、揺動角度規制
用のピン部材22の拡頭部23がサイドブラケット14
の先端部14b側の内面から浮上がらないように構成さ
れている。
次に作用を説明する。
アームレスト本体20をシートバック10aの側面部に
沿わせる。このとき、枢軸21の先を枢支孔16に対応
させるとともに、揺動角度規制用のピン部材22の拡頭
部23を取付用溝17に対応させるようにする。枢軸2
1の先端には予めウェーブワッシャ25を装着してお
く。
次に、アームレスト本体20をシートバック10aの側
面部に押し当てるようにすると、ウェーブワッシャ25
が枢支孔16の周縁部に当たって撓み、ウェーブワッシ
ャ25が復元しようとして、枢軸21を介してアームレ
スト本体20の基端部を外側方向へ押し返す。
ウェーブワッシャ25の復元力に抗して枢支孔16に枢
軸21を挿通するとともに、取付用溝17に揺動角度規
制用のピン部材22の拡頭部23を挿通する。
それぞれが挿通した状態では、アームレスト本体20は
第3図において想像線で示す略垂直な収納位置より、さ
らに後方へ揺動した取付位置にある。
アームレスト本体20を枢軸21を中心にして取付位置
から収納位置の方向へ揺動すると、揺動角度規制用のピ
ン部材22の拡頭部23が案内用溝18の周縁の内面側
を擦すりながら、その首部24が案内用溝18内を移動
する。
アームレスト本体20が取付位置から収納位置に揺動す
ると、ウェーブワッシャ25の復元力により、揺動角度
規制用のピン部材22の拡頭部23が外側方向へ移動し
て段差部15に落ち込む。
ウェーブワッシャ25が揺動角度規制用のピン部材22
の拡頭部23を外側方向へ付勢しているため、このまま
では、拡頭部23が段差部15を乗り越えられず、案内
用溝18の周縁の内面側に当たり、それにより、揺動角
度規制用のピン部材22は案内用溝18から抜けない。
この状態では、アームレスト本体は、揺動角度規制用の
ピン部材22が段差部15に当接する収納位置と、案内
用溝18の前端縁に当接する第3図に想像線で示す前倒
位置との使用領域内を揺動し、取付位置には揺動しな
い。
前記実施例においては、アームレスト本体の取付位置を
収納位置から外れた位置に設定したが、前倒位置から外
れた位置に設定してもよい。
「考案の効果」 本考案に係るアームレストの取付構造によれば、アーム
レスト本体をシートバックに装着する際には、シートバ
ック側の枢支孔および取付用溝に、アームレスト本体側
の枢軸および揺動角度規制用のピンをそれぞれ挿通し、
挿通した後アームレスト本体を枢軸を中心にして取付位
置から使用領域位置に揺動するだけでよく、簡単な操作
でアームレスト本体をシートバックに装着することがで
き、組付工数が減ってコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の一実施例を示しており、第
1図はアームレスト本体の取付構造を示す全体斜視図、
第2図は同じく要部斜視図、第3図は同じく側面図、第
4図は従来例を示しており、アームレストの取付構造を
示す全体斜視図である。 10a……シートバック 10……フレーム 14……サイドブラケット 16……枢支孔 17……取付用溝 18……案内用溝 20……アームレスト本体 21……枢軸 22……揺動角度規制用のピン部材 23……拡頭部 24……首部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートバックに、アームレスト本体をシー
    トバックに沿わせた収納位置と略水平な前倒位置とに枢
    軸を中心にして揺動可能に枢支して成るアームレストの
    取付構造において、 前記シートバックと前記アームレスト本体との互いに対
    向する部位の一方に、前記枢軸を固設するとともに、該
    枢軸が揺動可能に挿通する枢支孔を他方の部位に穿設
    し、 前記一方の部位に、首部の先に拡頭部が形成された揺動
    角度規制用のピン部材を植設する一方、前記他方の部位
    に、前記枢支孔を中心とする円弧形状であって、アーム
    レスト本体が前記収納位置と前記前倒位置との間の使用
    領域を揺動する際に前記ピン部材の首部が挿通して移動
    可能な、かつ、前記拡頭部が抜けないようその周縁部に
    摺接可能な案内用溝を穿設し、 該他方の部位に、前記使用領域の一端側に対応して配さ
    れ、前記案内用溝の周縁部の面より一段高く、前記拡頭
    部が当接してアームレスト本体の揺動を阻止可能な段差
    部を形成するとともに、前記枢軸に、前記他方の部位と
    弾撥的に当接して前記拡頭部を前記案内用溝の周縁部の
    面から浮き上がらないよう付勢する弾性部材を装着し、 アームレスト本体が使用領域から外れた取付位置にある
    ときに、前記ピン部材の拡頭部が挿通する取付用溝を前
    記案内用溝に連続して前記他方の部位に穿設し、 アームレスト本体が前記取付位置から前記使用領域内に
    揺動した際に、前記弾性部材の付勢力により、前記拡頭
    部を前記段差部に相対的に落ち込ませ、アームレスト本
    体を前記使用領域内で揺動可能かつ該使用領域内から前
    記取付位置に揺動不能に装着したことを特徴とするアー
    ムレストの取付構造。
JP3862489U 1989-03-31 1989-03-31 アームレストの取付構造 Expired - Lifetime JPH064756Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3862489U JPH064756Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 アームレストの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3862489U JPH064756Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 アームレストの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02130255U JPH02130255U (ja) 1990-10-26
JPH064756Y2 true JPH064756Y2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=31546795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3862489U Expired - Lifetime JPH064756Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 アームレストの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH064756Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11221132A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Ikeda Bussan Co Ltd アームレストの脱着構造
JPH11221133A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Ikeda Bussan Co Ltd アームレストの脱着構造
DE10340797B4 (de) * 2003-09-02 2009-08-20 Johnson Controls Gmbh Armlehne, insbesondere für ein Kraftfahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02130255U (ja) 1990-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4435011A (en) Seat with a dual-adjustable armrest
JPH04746Y2 (ja)
JPH064756Y2 (ja) アームレストの取付構造
JPH0671871B2 (ja) 車両用シートのエアサスペンション装置
JPH039648U (ja)
JPH0613595U (ja) パチンコ店等店用の自動復帰椅子
JP3776685B2 (ja) 椅子
JP2786778B2 (ja) 椅 子
JPH058193Y2 (ja)
JP2603575Y2 (ja) レッグレスト付シート構造
JPS6057328B2 (ja) 座席
JPH068754Y2 (ja) アームレストの取付構造
JPH0439718Y2 (ja)
JPH0368684B2 (ja)
JP2576573Y2 (ja) 回転椅子の自動復帰装置
JP3416983B2 (ja) リクライニングシート
JPS5920128Y2 (ja) 自動車用シ−トの腰椎部支持装置
JP2527416Y2 (ja) 車両用シートのアームレスト取付構造
JPH0520205Y2 (ja)
JP3354835B2 (ja) 車両用フットレスト装置
JPH0719927Y2 (ja) 車両用シートにおけるバックル装置
JPH0225333Y2 (ja)
JPH0545546Y2 (ja)
JPH0434748Y2 (ja)
JPH0623466Y2 (ja) 車両用シート