JPH0647383A - 水処理装置 - Google Patents
水処理装置Info
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- JPH0647383A JPH0647383A JP18795791A JP18795791A JPH0647383A JP H0647383 A JPH0647383 A JP H0647383A JP 18795791 A JP18795791 A JP 18795791A JP 18795791 A JP18795791 A JP 18795791A JP H0647383 A JPH0647383 A JP H0647383A
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Abstract
効果をもった水処理装置を提供する。 【構成】 水処理装置内には、粒状活性炭22とゼオラ
イト23および抗菌ゼオライト24が混入されており、
原水の浄化を行うようになっている。ゼオライト23
は、カルシウムイオンでイオン交換したCa型ゼオライ
トと、銀イオンでイオン交換したAg型ゼオライトの少
なくとも2種類を使用している。Ca型ゼオライトはイ
オンのバランスをとるために用いられ、Ag型ゼオライ
トはこの他に静菌作用ももっている。
Description
化するための水処理装置、例えば家庭用、集合住宅用あ
るいはホテル、レストラン等の産業用に用いられる水処
理装置に関する。
々の物質が含まれており、これらのうちの幾つかが飲料
水としての美味しさを損なう原因となっている。そこ
で、このように水の美味しさを損なう成分を除去あるい
は濾過するために各種の浄水器が登場している。浄水器
にこれら成分の濾過のために用いられるものの代表的な
ものが、活性炭と中空糸膜である。活性炭は炭を水蒸気
等によって活性化したものであり、無数の孔が空いてい
る。水に溶解している塩素や有機物はこの活性炭の表面
に吸着して除去される。中空糸膜は中空の糸の表面に
0.01〜0.1ミクロン程度の微細な孔がある膜であ
る。この中空糸膜は、細菌や赤サビ等の不純物を取り除
く作用がある。そこで、水処理装置のうち市販されてい
る家庭用の浄水器の多くは、活性炭と中空糸膜を組み合
わせた構造となっている。
水処理装置の主な目的は、塩素殺菌された水道水から塩
素を除去することである。ところが、水道水から残留塩
素を除去すると、水処理装置内に雑菌が繁殖することに
なる。そこで、雑菌の繁殖を抑えるために、銀イオンを
コーティングした活性炭を使用する水処理装置も登場し
ている。
コーティングした活性炭は、銀イオンが比較的容易に溶
け出すので、長期間の使用によりその静菌(抗菌)効果
が無くなってしまうという問題があった。例えば銀イオ
ンをコーティングした活性炭に2000リットルの水を
通すと、この水に含まれていた細菌が大量に繁殖するこ
とが確認されている。
は不純物によって目詰まりを起こし、浄化する水量が低
下するだけでなく、そのポッティング剤が熱に弱く、誤
って熱水を通じてしまうと水処理装置そのものを破壊し
てしまうという問題があった。そこで、このような装置
では通水できる水の温度が40°C程度が限界であると
されていた。このため、例えば家庭用の浄水器を湯水混
合型の水道の蛇口に取りつけて使用した場合、誤って湯
沸かし器で加熱した熱水を蛇口から浄水器に通してしま
うと、中空糸膜等を配置したカセット内部が損傷し、カ
セットの部分を交換しなければならなくなるといった問
題もあった。
水中から不純物を取り除くことに主目的が置かれてお
り、美味しい水を作るためのもう一つの要素としての各
種イオンのバライスを保つという点では不備であった。
このため、このような水処理装置を経た水は、市販のミ
ネラル水に到底対抗することができないものと思われて
いた。
ンスをとるとともに、静菌効果をもった水処理装置を提
供することにある。
きできる水処理装置を提供することにある。
は、カルシウムイオンでイオン交換したCa型ゼオライ
トと、銀イオンでイオン交換したAg型ゼオライトとの
少なくとも2種類のゼオライトを浄化用水中に配置する
ことにしている。
ウムイオンを溶出させる一方、Ag型ゼオライトによっ
て静菌効果をもたせる。Ca型ゼオライトによるカルシ
ウムイオンの溶出によってその不足を補い美味しい水を
実現することができる。また、Ag型ゼオライトは銀を
イオン交換するので、長期間の静菌効果を実現させるこ
とができる。
とも2種類のゼオライトと活性炭を混合し、熱水の通過
に耐えるカートリッジ中に収容して水処理装置を構成し
ている。すなわち、この請求項2記載の水処理装置では
ゼオライトと活性炭をカートリッジに収容したので、中
空糸膜と異なり、熱水に耐える構造とすることが可能で
ある。
オン交換したH型ゼオライトを前記したゼオライトの一
部として使用し、金属イオンやカルシウムイオンを除去
し、これらが多量に含まれた水としての硬水をミネラル
水に変えることができる。なお、水処理装置の使用され
る国または地域がどのような水質であるかを考慮して、
H型ゼオライトおよびCa型ゼオライトの割合を変える
ようにすれば、水中における各種イオンの割合を理想的
な状態に設定することができる。一般に、いわゆるミネ
ラル飲料水には、鉄、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウ
ム等の各種金属イオンやカルシウムイオン等が含まれて
いる。これら水中の各種イオンの量をコントロールこと
で、硬水や軟水をより美味しくし、ミネラル飲料水と同
等の水を作ることができる。
の浄水器の構造の要部を表わしたものである。水道の蛇
口11に取りつける取り付け具12には、切り替えレバ
ー13が配置されており、これを図のように下向きに設
定すると、水道水(原水)がそのまま第1の出口14か
ら流出されるようになっている。また、切り替えレバー
13を右横向きに設定すると、この方向に配置されたシ
リンダ状容器15内に装填されたカートリッジ16に原
水が流入し、この内部を通過した後、第2の出口17か
ら流出されるようになっている。
に充分耐えることのできるプラスチックで作られてい
る。その内部の原水流入側および浄化後の水の流出側に
は不織布からなるフィルタ21が配置されており、残り
の部分には粒状活性炭22とゼオライト23および抗菌
ゼオライト24の混合物が充填されている。これら粒状
活性炭22、ゼオライト23および抗菌ゼオライト24
は、それぞれ粒径が1〜2mmの大きさに調整されてい
る。
微細なゴミを除去する役割をもっている。不織布は40
度〜90度Cの熱水に十分耐えられる材質となってい
る。粒状活性炭22は、塩素や有機化合物の除去を行う
ようになっている。ゼオライト22は、カルシウムイオ
ンでイオン交換したCa型ゼオライトと、水素イオンで
イオン交換したH型ゼオライトが前者の割合が多い状態
で混合使用されている。これらのゼオライトは、天然ゼ
オライトであってもよいし、合成ゼオライトであっても
よい。また、これら天然および合成ゼオライトが適宜混
合されたものであってもよい。抗菌ゼオライト23は、
銀イオンでイオン交換したAg型ゼオライトであり、天
然ゼオライトあるいは合成ゼオライトを用いてイオン交
換したものである。ここで、合成ゼオライトは乾式法で
作成されたものでも、湿式法で作成されたものでも構わ
ない。
a2 + イオンと、ゼオライトのMg 2 + 、Na+ 、K+
イオンがイオン交換して得られたものである。Ca2 +
イオンが水中の金属イオンとイオン交換すると、水中に
Ca2 + イオンの添加が行われる。この反応を次に示
す。ただし、ここでMe2+は金属イオンを表わしてい
る。
を表わしたものである。原水に対して通水後の水にはC
a2 + イオンが添加され、また、金属イオンの除去が行
われている。
ゼオライト中のCa2 + 、Mg2 +、Na+ 、K+ イオ
ンがイオン交換して得られたものであり、このH+ イオ
ンが水中、特に硬水中のCa2 + 、Mg2 + イオンとイ
オン交換し、各種イオンをH型ゼオライトが除去する。
この反応を次に示す。ただし、ここでMe2+は金属イオ
ンを表わしている。
表わしたものである。原水に対して通水後の水からCa
2 + イオンや金属イオンの除去が行われている。
イトの他の金属型ゼオライトも使用することができる。
金属型ゼオライトは、各種金属イオンとゼオライト中の
Ca 2 + 、Mg2 + 、Na+ 、K+ イオンがイオン交換
して得られたものである。この金属イオンが水中の例え
ばNa+ イオンとイオン交換すると、水中に対する金属
イオンの添加が行われる。この反応を次に示す。ただ
し、ここでMe2+は金属イオンを表わしている。
を表わしたものである。原水に対して通水後の水には金
属イオンが添加されている。
を表わしたものである。原水に対して通水後の水には金
属イオンが添加されている。この例では、Ag型ゼオラ
イトによって金属イオンやCa2 + イオンの除去が行わ
れている。
て、水処理装置中の細菌を繁殖させない働きとしての静
菌作用も有している。このAg型ゼオライトを使用した
水処理装置で前記したと同様に2000リットル通水し
た後に細菌の数を検査したところ細菌の増加は認められ
ず、Ag型ゼオライトの静菌作用が有効に持続している
ことが確認された。
わしたものである。この図で示したようにゼオライトの
イオン交換能力は、水中のイオン濃度が高いときには大
きく、イオン濃度が低いときには小さくなる。この図で
は、濃度を理論交換量の倍率として表わしており、イオ
ン交換量はゼオライト10g当たりのものを示してい
る。
域に出荷する水処理装置には前記したゼオライトのうち
のH型ゼオライトを単独で、あるいはこれを主体として
使用することで、各種のイオンのバランスをとることが
できる。また、水質が軟水である国または地域に出荷す
る水処理装置には、Ca型ゼオライトやその他の金属型
ゼオライトのみを、あるいはこれらを主体として使用す
ることで、各種金属イオンの除去や添加を行って同様に
各種のイオンのバランスをとることができる。このよう
にして、ゼオライトの種類と配分を考慮することによっ
て、ミネラル分を適量含んだミネラル水を得ることがで
きる。なお、原水に対する浄化後の水のイオンの変化量
は、ゼオライトの分量や通水時間によっても変えること
ができる。
によれば、Ca型ゼオライトとAg型ゼオライトとの少
なくとも2種類のゼオライトを浄化用水中に配置したの
で、カルシウムイオンの多く含まれた美味しい水を、し
かも細菌によって汚染されるおそれなく得ることができ
る。
トリッジ中に熱水を通過させてその熱水の浄化を行うこ
とができるので、例えば湯沸器から得られた熱水を浄化
しながらお茶やコーヒーを入れることができるという効
果がある。
ゼオライトの他にH型ゼオライトを使用することで、我
が国における通常の水道水の各種イオンのバランスを良
好にし、ミネラル水のような美味しい水を得ることがで
きる。
図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 カルシウムイオンでイオン交換したCa
型ゼオライトと、銀イオンでイオン交換したAg型ゼオ
ライトとの少なくとも2種類のゼオライトを浄化用水中
に配置したことを特徴とする水処理装置。 - 【請求項2】 前記少なくとも2種類のゼオライトと活
性炭を混合し、熱水の通過に耐えるカートリッジ中に収
容したことを特徴とする請求項1記載の水処理装置。 - 【請求項3】 水素イオンでイオン交換したH型ゼオラ
イトが前記ゼオライトの一部として使用されていること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の水処理装
置。
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1991
- 1991-07-26 JP JP18795791A patent/JP3184253B2/ja not_active Expired - Fee Related
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