JPH0691261A - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
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- JPH0691261A JPH0691261A JP18638693A JP18638693A JPH0691261A JP H0691261 A JPH0691261 A JP H0691261A JP 18638693 A JP18638693 A JP 18638693A JP 18638693 A JP18638693 A JP 18638693A JP H0691261 A JPH0691261 A JP H0691261A
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- Japan
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- water
- purified water
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- cartridge
- water purifier
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 浄化水中での雑菌の繁殖を防止する。
【構成】 濾過膜１１を具備した濾過モジュールを内蔵
する浄水器において、濾過膜から浄化水出口へ至る流路
上に抗菌性プラスチック焼結フィルター１５を配設す
る。
する浄水器において、濾過膜から浄化水出口へ至る流路
上に抗菌性プラスチック焼結フィルター１５を配設す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、中空糸膜等の濾過膜を
具備した濾過モジュールを内蔵した浄水器に関し、より
詳しくは、残留塩素等が除去された浄化水中で雑菌が繁
殖する事を防止出来るようにした抗菌対策浄水器に関す
る。
具備した濾過モジュールを内蔵した浄水器に関し、より
詳しくは、残留塩素等が除去された浄化水中で雑菌が繁
殖する事を防止出来るようにした抗菌対策浄水器に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、中空糸膜等の濾過膜と活性炭等の
粒状吸着剤とを基本構成要素とする濾過モジュールを内
蔵する浄水器が、飲料水に対する消費者の質的向上の要
求を満たすものとして、急速にその需要を拡大しつつあ
る。
粒状吸着剤とを基本構成要素とする濾過モジュールを内
蔵する浄水器が、飲料水に対する消費者の質的向上の要
求を満たすものとして、急速にその需要を拡大しつつあ
る。
【０００３】これら浄水器では、水道の蛇口から供給さ
れた水は、先ず活性炭層を通過し、ここで水の臭いや味
を悪くしている塩素系イオン等が、分解されたり吸着さ
れたりして除去される。次いで、中空糸膜等の濾過膜を
通過し、ここで活性炭層では除去されなかった鉄錆、懸
濁物、細菌類等の透過が阻止され、衛生的な浄化水が得
られる。
れた水は、先ず活性炭層を通過し、ここで水の臭いや味
を悪くしている塩素系イオン等が、分解されたり吸着さ
れたりして除去される。次いで、中空糸膜等の濾過膜を
通過し、ここで活性炭層では除去されなかった鉄錆、懸
濁物、細菌類等の透過が阻止され、衛生的な浄化水が得
られる。
【０００４】しかし、非衛生的な手で浄水器の浄化水出
口に接触した場合、又、浄水器設置場所で未使用時、使
用後、食器或いは汚物等の洗浄時の水ハネが浄化水出口
に浸入した場合、数日間浄水器を未使用の状態で放置し
ておくと、浄化水出口内で雑菌が繁殖し、汚染された出
口となる。
口に接触した場合、又、浄水器設置場所で未使用時、使
用後、食器或いは汚物等の洗浄時の水ハネが浄化水出口
に浸入した場合、数日間浄水器を未使用の状態で放置し
ておくと、浄化水出口内で雑菌が繁殖し、汚染された出
口となる。
【０００５】そのため、従来の浄水器では、長時間使用
しなかった場合に再び使用する時は、しばらく水を流し
てから使用するようにしている。浄化水出口内で繁殖し
た雑菌を殺菌する浄水器としては、例えば短い金属棒を
束ねて溶接し、その後銀メッキを施したものを殺菌フィ
ルターとして浄水器出口に取付けたもの（実開昭６０−
４６１９６号公報）、浄化水出口に殺菌性物質を内面に
含有する蓋を着脱するように取付けたもの（特開昭６１
−１７１５９３号公報）、流出側に殺菌剤を装置して不
使用時外部から雑菌が侵入するのを防止する（実開平２
−１１７０９０号公報）、単に不溶性で接触殺菌作用を
有する抗菌剤を浄水器通水路の下流側部分の内表面に固
着するもの（特開平３−２６２５９３号公報）或いは活
性炭、中空糸膜等を内装した浄水器の容器自体を銀イオ
ンを放出する合成樹脂、例えば酸化銀を含有するアクリ
ルブタジエンスチロールで構成する（特開平４−１２２
４９３号公報）等が提案されている。
しなかった場合に再び使用する時は、しばらく水を流し
てから使用するようにしている。浄化水出口内で繁殖し
た雑菌を殺菌する浄水器としては、例えば短い金属棒を
束ねて溶接し、その後銀メッキを施したものを殺菌フィ
ルターとして浄水器出口に取付けたもの（実開昭６０−
４６１９６号公報）、浄化水出口に殺菌性物質を内面に
含有する蓋を着脱するように取付けたもの（特開昭６１
−１７１５９３号公報）、流出側に殺菌剤を装置して不
使用時外部から雑菌が侵入するのを防止する（実開平２
−１１７０９０号公報）、単に不溶性で接触殺菌作用を
有する抗菌剤を浄水器通水路の下流側部分の内表面に固
着するもの（特開平３−２６２５９３号公報）或いは活
性炭、中空糸膜等を内装した浄水器の容器自体を銀イオ
ンを放出する合成樹脂、例えば酸化銀を含有するアクリ
ルブタジエンスチロールで構成する（特開平４−１２２
４９３号公報）等が提案されている。
【０００６】しかし抗菌剤を通水路の内表面に固着する
だけの場合は、浄水滞留水の通水路内表面接触部分だけ
が抗菌効果を有し、通水路内表面非接触部分の通水路内
の中央部に関しては効果が非常に小さく、有効とはいい
がたかった。また効果を有する場合でも滞留時間が非常
に長い場合に徐々にあらわれ、短時間では何の効果をも
得られなかった。
だけの場合は、浄水滞留水の通水路内表面接触部分だけ
が抗菌効果を有し、通水路内表面非接触部分の通水路内
の中央部に関しては効果が非常に小さく、有効とはいい
がたかった。また効果を有する場合でも滞留時間が非常
に長い場合に徐々にあらわれ、短時間では何の効果をも
得られなかった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、浄水
器が汚染飲料水から人体を守り、健康を保持する上で重
要な役割を果す装置であることに鑑み、濾過膜通過後の
浄化水中で雑菌が繁殖する事を防止した浄水器を提供す
ることにある。
器が汚染飲料水から人体を守り、健康を保持する上で重
要な役割を果す装置であることに鑑み、濾過膜通過後の
浄化水中で雑菌が繁殖する事を防止した浄水器を提供す
ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、濾過膜
を具備した濾過モジュールを内蔵する浄水器において、
濾過膜から浄化水出口へ至る流路上に抗菌性プラスチッ
ク焼結フィルターが配設された事を特徴とする浄水器に
ある。
を具備した濾過モジュールを内蔵する浄水器において、
濾過膜から浄化水出口へ至る流路上に抗菌性プラスチッ
ク焼結フィルターが配設された事を特徴とする浄水器に
ある。
【０００９】
【作用】本発明の浄水器においては、濾過膜から浄化水
出口へ至る流路上に配設された抗菌性プラスチック焼結
フィルターの作用により、浄水器出口側からの逆汚染及
び長時間使用しなかった場合の滞留水の雑菌の繁殖を防
止する事が出来る。
出口へ至る流路上に配設された抗菌性プラスチック焼結
フィルターの作用により、浄水器出口側からの逆汚染及
び長時間使用しなかった場合の滞留水の雑菌の繁殖を防
止する事が出来る。
【００１０】以下、本発明の浄水器につき図面を参照し
つつより詳細に説明する。図１は本発明の浄水器を水栓
に取り付けた状態の一例を示す模式図である。
つつより詳細に説明する。図１は本発明の浄水器を水栓
に取り付けた状態の一例を示す模式図である。
【００１１】水栓１は種々の形状があるが、それぞれの
水栓形状に応じた取付けアダプター１７を取り付け、回
転リング２で浄水器１８本体を水栓に取り付ける。水栓
１からの水はレバー３の切替えによってローター４に配
設されている流路穴の位置が変化し、ストレート水出口
２０、シャワー出口１９、浄水出口１６へと送られる。
水栓形状に応じた取付けアダプター１７を取り付け、回
転リング２で浄水器１８本体を水栓に取り付ける。水栓
１からの水はレバー３の切替えによってローター４に配
設されている流路穴の位置が変化し、ストレート水出口
２０、シャワー出口１９、浄水出口１６へと送られる。
【００１２】浄化水出口１６へ送られる水は、まずロー
ター４から接続管５及びカートリッジ室入口６を通って
カートリッジ室内２１へ入る。カートリッジ室内に入っ
た水はカートリッジ７の周囲を通り、不織布８の部分か
らカートリッジ７内に水が送られる。
ター４から接続管５及びカートリッジ室入口６を通って
カートリッジ室内２１へ入る。カートリッジ室内に入っ
た水はカートリッジ７の周囲を通り、不織布８の部分か
らカートリッジ７内に水が送られる。
【００１３】この不織布８では水道水中の粗いゴミや鉄
錆を除去する。次に吸着剤層９を通りここで水道水中の
カルキ臭やカビ臭を除去する。この吸着剤層９を通過し
た後、中空糸膜層１１で細菌類等の通過を阻止し、カー
トリッジ出口１３を通り、浄水集水室１４に浄水が集ま
る。ここで抗菌性プラスチック焼結フィルターを通過し
て浄化水出口１６へ送られる。
錆を除去する。次に吸着剤層９を通りここで水道水中の
カルキ臭やカビ臭を除去する。この吸着剤層９を通過し
た後、中空糸膜層１１で細菌類等の通過を阻止し、カー
トリッジ出口１３を通り、浄水集水室１４に浄水が集ま
る。ここで抗菌性プラスチック焼結フィルターを通過し
て浄化水出口１６へ送られる。
【００１４】抗菌性プラスチック焼結フィルターの素材
としては、例えばポリプロピレン系、ポリエチレン系、
ポリスチレン系、ＰＭＭＡ系等各種材料を挙げることが
出来、また各種樹脂を２種類以上混合して使用すること
も出来る。このような焼結フィルターのうち特に好まし
いものとして、ポリプロピレンと硬質又は軟質のポリエ
チレンを配合させ、焼結成形したポリオレフィン系焼結
フィルターが挙げられる。この焼結フィルターを焼結成
形する時に、抗菌剤を添加し抗菌性を持たせる。
としては、例えばポリプロピレン系、ポリエチレン系、
ポリスチレン系、ＰＭＭＡ系等各種材料を挙げることが
出来、また各種樹脂を２種類以上混合して使用すること
も出来る。このような焼結フィルターのうち特に好まし
いものとして、ポリプロピレンと硬質又は軟質のポリエ
チレンを配合させ、焼結成形したポリオレフィン系焼結
フィルターが挙げられる。この焼結フィルターを焼結成
形する時に、抗菌剤を添加し抗菌性を持たせる。
【００１５】使用する抗菌剤としては銀、銅、亜鉛など
の抗菌性金属を含有している無機系抗菌剤、有機系抗菌
剤を挙げることが出来る。特に好ましいものとして、銀
を含有している無機系抗菌剤でゼオライト（多くは結晶
性アルミノケイ酸塩）に銀イオンを結合させたゼオミッ
ク（（株）シナネンゼオミック製、登録商標）が挙げら
れる。
の抗菌性金属を含有している無機系抗菌剤、有機系抗菌
剤を挙げることが出来る。特に好ましいものとして、銀
を含有している無機系抗菌剤でゼオライト（多くは結晶
性アルミノケイ酸塩）に銀イオンを結合させたゼオミッ
ク（（株）シナネンゼオミック製、登録商標）が挙げら
れる。
【００１６】ゼオミックの添加量としては銀を０．５〜
５０重量％含むゼオミックを０．５〜５０重量％添加す
るが、抗菌性の度合い及び焼結フィルターの厚さ、面
積、気孔率、形状、設置場所、銀の溶出量により添加量
を決定することが望ましい。
５０重量％含むゼオミックを０．５〜５０重量％添加す
るが、抗菌性の度合い及び焼結フィルターの厚さ、面
積、気孔率、形状、設置場所、銀の溶出量により添加量
を決定することが望ましい。
【００１７】又抗菌性プラスチックフィルターの表面空
孔径、気孔率は使用場所、厚さ、面積により、使用目的
とする流量、圧損を考慮して決定することが望ましい
が、好ましい気孔率は３０〜７０％である。
孔径、気孔率は使用場所、厚さ、面積により、使用目的
とする流量、圧損を考慮して決定することが望ましい
が、好ましい気孔率は３０〜７０％である。
【００１８】図３は本発明の浄水器の浄化水出口近傍の
流路の一例を示す模式断面図である。不織布８、吸着剤
９、中空糸膜１１で濾過された浄水は浄水集水室１４に
集められ抗菌性プラスチック焼結フィルター１５を通過
し浄化水出口１６より放出される。
流路の一例を示す模式断面図である。不織布８、吸着剤
９、中空糸膜１１で濾過された浄水は浄水集水室１４に
集められ抗菌性プラスチック焼結フィルター１５を通過
し浄化水出口１６より放出される。
【００１９】図４は本発明の抗菌性焼結フィルターを浄
水器のカートリッジ浄化水出口近傍に設けた一例を示す
模式断面図である。
水器のカートリッジ浄化水出口近傍に設けた一例を示す
模式断面図である。
【００２０】図５は本発明の抗菌性プラスチック焼結フ
ィルターの好ましい態様を示す斜視図である。このよう
に接触面接を増加させると効果も倍加する。抗菌性プラ
スチック焼結フィルターに併用される抗菌剤練込樹脂
は、例えば抗菌剤をポリプロピレン、ポリエチレン、Ａ
ＢＳ等に混ぜて成型した配管、焼結フィルターのケース
等が挙げられる。
ィルターの好ましい態様を示す斜視図である。このよう
に接触面接を増加させると効果も倍加する。抗菌性プラ
スチック焼結フィルターに併用される抗菌剤練込樹脂
は、例えば抗菌剤をポリプロピレン、ポリエチレン、Ａ
ＢＳ等に混ぜて成型した配管、焼結フィルターのケース
等が挙げられる。
【００２１】本発明の浄水器に用いられるカートリッジ
は、活性炭、銀添着活性炭、蛇紋石等の吸着剤と、平
膜、中空糸膜等の濾過膜とを有するものであれば、従来
公知の各種の構造のものが使用出来る。濾過膜としては
細菌類等の通過を阻止することができ、１ｋｇ／ｃｍ2
の水圧で１リットル／ｍ2 ・ｍｉｎ以上の透過率を有す
る濾過膜が好ましい。
は、活性炭、銀添着活性炭、蛇紋石等の吸着剤と、平
膜、中空糸膜等の濾過膜とを有するものであれば、従来
公知の各種の構造のものが使用出来る。濾過膜としては
細菌類等の通過を阻止することができ、１ｋｇ／ｃｍ2
の水圧で１リットル／ｍ2 ・ｍｉｎ以上の透過率を有す
る濾過膜が好ましい。
【００２２】濾過膜の素材としては、例えばセルロース
系、ポリオレフィン系、ポリスルホン系、ポリビニルア
ルコール系、ＰＭＭＡ系等の各種材料を挙げることが出
来る。
系、ポリオレフィン系、ポリスルホン系、ポリビニルア
ルコール系、ＰＭＭＡ系等の各種材料を挙げることが出
来る。
【００２３】このような濾過膜のうち特に好ましいもの
としてエチレン・酢酸ビニル共重合体の鹸化物（エチレ
ン・ビニルアルコール共重合体）等の親水化剤で、親水
化処理されたポリオレフィン系多孔質中空糸膜が挙げら
れる。
としてエチレン・酢酸ビニル共重合体の鹸化物（エチレ
ン・ビニルアルコール共重合体）等の親水化剤で、親水
化処理されたポリオレフィン系多孔質中空糸膜が挙げら
れる。
【００２４】本発明の浄水器は家庭で使用される家庭用
浄水器に特に適する。又本発明の浄水器は冷蔵庫、冷水
器、温水器若しくは湯沸器と併用して使用することによ
り、要求に合った浄水を手軽に得ることができる。
浄水器に特に適する。又本発明の浄水器は冷蔵庫、冷水
器、温水器若しくは湯沸器と併用して使用することによ
り、要求に合った浄水を手軽に得ることができる。
【００２５】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。「部」は重量部を表す。 実施例１ 図１に示すような浄水器を４台用意し、２台は図３に示
すように抗菌性プラスチック焼結フィルター１５を設置
した浄水器、残りの２台は抗菌性プラスチック焼結フィ
ルターを設置しない浄水器を準備した。準備した抗菌性
プラスチック焼結フィルターは材料としてポリプロピレ
ン１００部、ポリエチレン８５．７部の配合組成で、こ
れに銀を１０重量％含むゼオミック（（株）シナネンゼ
オミック製、登録商標）を２０重量％添加して焼結成形
したもので、寸法φ７．２ｍｍ×厚さ５ｍｍ、気孔率約
５０％の円柱体を準備した。
る。「部」は重量部を表す。 実施例１ 図１に示すような浄水器を４台用意し、２台は図３に示
すように抗菌性プラスチック焼結フィルター１５を設置
した浄水器、残りの２台は抗菌性プラスチック焼結フィ
ルターを設置しない浄水器を準備した。準備した抗菌性
プラスチック焼結フィルターは材料としてポリプロピレ
ン１００部、ポリエチレン８５．７部の配合組成で、こ
れに銀を１０重量％含むゼオミック（（株）シナネンゼ
オミック製、登録商標）を２０重量％添加して焼結成形
したもので、寸法φ７．２ｍｍ×厚さ５ｍｍ、気孔率約
５０％の円柱体を準備した。
【００２６】一般細菌数が１０3 個／ｍｌ以上の菌液を
準備し、上記４台の浄化水出口の内部迄充分に浸透する
ように浸漬させ、２４時間放置した。２４時間、４８時
間、７２時間放置しそれぞれの時間での初流水を採水
し、一般細菌数を調べた。この結果を表１に示す。
準備し、上記４台の浄化水出口の内部迄充分に浸透する
ように浸漬させ、２４時間放置した。２４時間、４８時
間、７２時間放置しそれぞれの時間での初流水を採水
し、一般細菌数を調べた。この結果を表１に示す。
【００２７】
【表１】
【００２８】このように逆側から積極的に汚染させた場
合でも、抗菌性プラスチック焼結フィルターを用いた方
は抗菌効果が非常に高い事がわかる。 実施例２〜３、比較例１ 実施例１と同様にして、但し抗菌性プラスチック焼結フ
ィルターの樹脂組成及び抗菌剤量を表２に示す条件に変
更して実験した。得られた結果を実施例１と同様に表２
に示した。
合でも、抗菌性プラスチック焼結フィルターを用いた方
は抗菌効果が非常に高い事がわかる。 実施例２〜３、比較例１ 実施例１と同様にして、但し抗菌性プラスチック焼結フ
ィルターの樹脂組成及び抗菌剤量を表２に示す条件に変
更して実験した。得られた結果を実施例１と同様に表２
に示した。
【００２９】
【表２】
【００３０】実施例４ 図１に示すような浄水器を８台用意し、２台は通常品
で、残り４台は浄水集水室１４の部分を抗菌剤練込樹脂
を使用して成形した浄水器を準備した。この時、準備し
た抗菌剤練込樹脂は銀を３．０重量％含むゼオミックを
１．５％練込んだＡＢＳ樹脂を使用した。抗菌剤練込樹
脂を使用した浄水器４台の内２台にはさらに組成ポリプ
ロピレン１００部、ポリエチレン８５．７部、銀を３．
０重量％含むゼオミックを１．５重量％添加した寸法φ
７．２ｍｍ×厚さ５ｍｍ、気孔率５０％の円柱状抗菌性
焼結フィルターを図３に示すように設置した。また、抗
菌性焼結フィルターを使用し、抗菌剤練込樹脂を使用し
ていない浄水器を２台設置した。
で、残り４台は浄水集水室１４の部分を抗菌剤練込樹脂
を使用して成形した浄水器を準備した。この時、準備し
た抗菌剤練込樹脂は銀を３．０重量％含むゼオミックを
１．５％練込んだＡＢＳ樹脂を使用した。抗菌剤練込樹
脂を使用した浄水器４台の内２台にはさらに組成ポリプ
ロピレン１００部、ポリエチレン８５．７部、銀を３．
０重量％含むゼオミックを１．５重量％添加した寸法φ
７．２ｍｍ×厚さ５ｍｍ、気孔率５０％の円柱状抗菌性
焼結フィルターを図３に示すように設置した。また、抗
菌性焼結フィルターを使用し、抗菌剤練込樹脂を使用し
ていない浄水器を２台設置した。
【００３１】一般細菌数が１０5 個／ｍｌの菌液を準備
し、上記６台の浄水出口の内部迄充分浸透するように浸
漬させ、２４時間放置した。放置後の初流水を採取し、
一般細菌数を調べた。この結果を表３に示す。このよう
に併用する事により、抗菌効果がより高い事がわかる。
し、上記６台の浄水出口の内部迄充分浸透するように浸
漬させ、２４時間放置した。放置後の初流水を採取し、
一般細菌数を調べた。この結果を表３に示す。このよう
に併用する事により、抗菌効果がより高い事がわかる。
【００３２】
【表３】
【００３３】
【発明の効果】本発明の浄水器によれば、 ・焼結フィルターの連続空孔構造により抗菌剤粒子が表
面に現れる総表面積が大きくなるため、抗菌効果が著し
い ・抗菌性プラスチック焼結フィルターの厚さを増加させ
る事により、より高い殺菌効果を示し、単時間において
も効果を表わす ・焼結成形の工程で、抗菌効果を低下させずに、気孔率
を大きく取る事により圧損を低下させる事が可能である ・プラスチックフィルターなので種々の形状に成形し易
く取扱いが容易である等の効果を有する。
面に現れる総表面積が大きくなるため、抗菌効果が著し
い ・抗菌性プラスチック焼結フィルターの厚さを増加させ
る事により、より高い殺菌効果を示し、単時間において
も効果を表わす ・焼結成形の工程で、抗菌効果を低下させずに、気孔率
を大きく取る事により圧損を低下させる事が可能である ・プラスチックフィルターなので種々の形状に成形し易
く取扱いが容易である等の効果を有する。
【図１】本発明の浄水器の一例を示す外観図である。
【図２】本発明の浄水器の流路の一例を示す模式断面図
である。
である。
【図３】本発明の浄水器の流路の一例を示す模式断面図
である。
である。
【図４】本発明の浄水器に用いられたカートリッジの一
例を示す模式断面図である。
例を示す模式断面図である。
【図５】本発明の浄水器に用いられた抗菌性プラスチッ
ク焼結フィルターの形状を変えた一例を示す斜視図であ
る。
ク焼結フィルターの形状を変えた一例を示す斜視図であ
る。
１ 水栓 ２ 回転リング ３ レバー ４ ローター ５ 接続管 ６ カートリッジ室入口 ７ カートリッジ ８ 不織布 ９ 吸着剤層 １０ 仕切板 １１ 中空糸膜層 １２ 中空糸固定樹脂 １３ カートリッジ出口 １４ 浄水集水室 １５ 抗菌性プラスチック焼結フィルター １６ 浄化水出口 １７ 取付けアダプター １８ 浄水器 １９ シャワー出口 ２０ ストレート出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０２Ｆ 1/50 １０１
Claims (3)
- 【請求項１】 濾過膜を具備した濾過モジュールを内蔵
する浄水器において、濾過膜から浄化水出口へ至る流路
上に抗菌性プラスチック焼結フィルターが配設された事
を特徴とする浄水器。 - 【請求項２】 濾過膜から浄化水出口へ至る流路上に抗
菌剤練込樹脂成形物が配設されてなる請求項１記載の浄
水器。 - 【請求項３】 抗菌性プラスチック焼結フィルターがポ
リエチレン、ポリプロピレン及び銀イオンを結合したゼ
オライトを配合して焼結成形されたものである請求項１
記載の浄水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18638693A JPH0691261A (ja) | 1992-07-31 | 1993-07-28 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-205391 | 1992-07-31 | ||
| JP20539192 | 1992-07-31 | ||
| JP18638693A JPH0691261A (ja) | 1992-07-31 | 1993-07-28 | 浄水器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0691261A true JPH0691261A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=26503733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18638693A Pending JPH0691261A (ja) | 1992-07-31 | 1993-07-28 | 浄水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0691261A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007237164A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-09-20 | Toray Ind Inc | 浄水器用カートリッジおよび浄水器 |
| JP2013056833A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Toagosei Co Ltd | 水処理用抗菌処理材および水処理方法 |
| CN108827704A (zh) * | 2018-09-04 | 2018-11-16 | 西交利物浦大学 | 一种原位土壤孔隙水取样器及取样方法和应用 |
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| CN112007428A (zh) * | 2020-09-07 | 2020-12-01 | 洛阳理工学院 | 一种复合塑烧板及其制备方法和塑烧板式除尘器 |
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1993
- 1993-07-28 JP JP18638693A patent/JPH0691261A/ja active Pending
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