JP2017012962A - 軟水化システム - Google Patents

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【課題】陽イオン交換樹脂から溶出する有機物の含有量を低減するとともに雑菌の繁殖を抑制し、コストを抑えることができる軟水化システムを提供する。【解決手段】軟水化システムは、陽イオン交換樹脂、および活性炭を有する軟水器11と、銀又は銀化合物が担持された活性炭である銀添着活性炭層21および中空糸膜22を有し、軟水器11の下流側に設けられた浄水器12と、を備える。軟水器11において、陽イオン交換樹脂および活性炭は粒状であって、混合された状態で充填されている。【選択図】図1

Description

本発明は、原水中の硬度成分の含有量を低減することにより原水を軟水化する軟水化システムに関する。
水の味を左右する大きな要因に、水の硬度がある。水の硬度は、単位体積あたりのカルシウムおよびマグネシウムの含有量によって定められる。均一な水の味に対して需要があるが、水道水の硬度は地域によって異なることから、地域によらず所定範囲内の硬度の水を供給するシステムが求められている。
水の硬度成分の含有量を低減するために、軟水器が用いられている。軟水器は、陽イオンであるカルシウムおよびマグネシウムをイオン交換によって捕捉する陽イオン交換樹脂を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−100633号公報
ところで、軟水器内に水が長時間滞留したときには、陽イオン交換樹脂の組成物の溶出によって有機物の含有量が多くなる。単位体積あたりの全有機体炭素(TOC:Total Organic Carbon)の含有量は、一定の値以下に抑える必要がある。
TOC含有量を低減する方法として、陽イオン交換樹脂の下流側に活性炭を設けることが考えられる。活性炭は、微細な細孔を有し、細孔内に有機物を捕捉するとともに、水に含まれる塩素などの残留塩素を分解することが知られており、浄水器には広く用いられている。
一方、軟水器内に活性炭を収容すると、軟水器内に滞留した水の残留塩素の含有量が低減され、一般細菌や大腸菌などの雑菌が増殖するおそれがある。そのため、浄水器においては、雑菌の繁殖を抑制することができる銀又は銀化合物を活性炭に担持した銀添着活性炭を用いることがある。しかし、軟水器内で増加したTOCを除去するために銀添着活性炭を軟水器内又は軟水器の下流に設ける場合には、銀又は銀化合物が担持されていない活性炭を設ける場合に比べて、コストが増加してしまう。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、陽イオン交換樹脂から溶出する有機物の含有量を低減するとともに雑菌の繁殖を抑制し、コストを抑えることができる軟水化システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する軟水化システムは、陽イオン交換樹脂、および活性炭を有する第1濾過部と、銀又は銀化合物が担持された活性炭である銀添着活性炭を有し、前記第1濾過部の下流に設けられた第2濾過部と、を備える。
上記構成によれば、第1濾過部の陽イオン交換樹脂によって濾過前の水である原水の硬度成分の含有量を低減して原水を軟水化するとともに、第1濾過部の活性炭によって陽イオン活性樹脂から溶出した有機物を捕捉することができる。また、第2濾過部の銀添着活性炭により、第1濾過部で除去しきれない有機物を取り除くことができる。さらに第1濾過部を通過することによって水の残留塩素の含有量が低減されるが、第2濾過部の銀添着活性炭に担持された銀又は銀化合物により雑菌の繁殖を抑制することができる。このように第1濾過部の活性炭が、銀又は銀化合物が担持されていない活性炭であるため、第1濾過部の活性炭を銀添着活性炭から構成する場合に比べ、コストを低減することができる。また、銀添着活性炭と陽イオン交換樹脂とを接触させると銀イオンが陽イオン交換樹脂に捕捉されることによって陽イオン交換樹脂のイオン交換能力が低下するが、第1濾過部の活性炭を銀又は銀化合物が担持されていない活性炭にすることによって、陽イオン交換樹脂のイオン交換能力の低下も抑制することができる。
上記軟水化システムについて、前記第1濾過部の前記陽イオン交換樹脂は粒状の陽イオン交換樹脂を含むとともに前記活性炭は粒状の活性炭を含み、前記粒状のイオン交換樹脂と前記粒状の活性炭とは混合されていることが好ましい。
上記構成によれば、粒状の陽イオン交換樹脂および粒状の活性炭は混合された状態で第1濾過部に備えられる。このため、第1濾過部に水が滞留している間も、粒状の陽イオン交換樹脂から溶出する有機物を、その粒子の近傍にある活性炭によって捕捉しやすくなる。
上記軟水化システムについて、前記第1濾過部は、1乃至複数の前記陽イオン交換樹脂の層と1乃至複数の前記活性炭の層とが交互に積層されてなることが好ましい。
上記構成によれば、陽イオン交換樹脂の層と活性炭の層とが積層されているので、陽イオン交換樹脂から溶出する有機物を取り除きやすい構成とすることができる。
上記軟水化システムについて、前記第2濾過部には、中空糸膜が前記銀添着活性炭よりも下流に設けられることが好ましい。
上記構成によれば、中空糸膜には、銀イオンを含む水が供給されるので、第2濾過部に水が長時間滞留するときも中空糸膜内で雑菌が増殖することを防ぐことができる。また、中空糸膜よりも下流に雑菌が流出せず、安全な水を供給することができる。
上記軟水化システムについて、前記第1濾過部の活性炭の細孔径の平均は、前記第2濾過部の銀添着活性炭の基材である活性炭の細孔径の平均と異なることが好ましい。
上記構成では、第1濾過部の活性炭および第2濾過部の銀添着活性炭の細孔径の平均が異なるので、それぞれが捕捉しやすい有機物も異なる。このため、陽イオン交換樹脂から異なる分子量の有機物が溶出される場合でも、多くの有機物を捕捉することができる。なお、細孔径の平均とは、細孔径の中央値、最頻値などである。
軟水化システムの一形態について、その概略構成を示す模式図。 軟水化システムの他の実施形態について、その概略構成を示す模式図。 軟水化システムの他の実施形態について、その概略構成を示す模式図。 軟水化システムの他の実施形態について、その概略構成を示す模式図。 軟水化システムの他の実施形態について、その概略構成を示す模式図。
以下、図1を参照して、軟水化システムを、原水を軟水化した飲用水を供給するシステムとして具体化した一実施形態を説明する。
軟水化システムは、第1濾過部である軟水器11と、第2濾過部である浄水器12とを備える。軟水器11の第1ポート13には、原水が供給される第1管路14が接続されている。軟水器11の第2ポート15には、軟水器11を通過した水が供給される第2管路16の一方の端部が接続されている。なお、第1ポート13および第2ポート15は、軟水器11の同じ側面に設けられてもよく、それらの位置は特に限定されない。
浄水器12の第1ポート17には、第2管路16の他方の端部が接続されている。浄水器12の第2ポート18には、浄水器12を通過した水が供給される第3管路19の一方の端部が接続されている。第3管路19の他方の端部は、軟水化された水を供給する開口であるか、又は他の水処理システムに接続されている。なお、第1ポート17および第2ポート18は、浄水器12の同じ側面に設けられてもよく、それらの位置は特に限定されない。
軟水器11は、粒状の陽イオン交換樹脂および粒状の活性炭が充填された混合層20を備えている。陽イオン交換樹脂および活性炭は、混合された状態で充填されている。陽イオン交換樹脂は、その交換基と、硬質成分であるカルシウムイオン、およびマグネシウムイオンとをイオン交換する。活性炭は、その細孔径の平均が、陽イオン交換樹脂から溶出する有機物を捕捉しやすいように、有機物の分子量に合わせた細孔径のものが選択されている。なお、細孔径の平均は、たとえば、ガス吸着法、又は水銀圧入法などを用いて求められる細孔径の中央値、最頻値などである。
浄水器12は、粒状の活性炭に銀又は銀化合物を担持した銀添着活性炭が充填された銀添着活性炭層21と、中空糸膜22を備えている。銀添着活性炭は、基材である活性炭に銀又は銀化合物からなる被覆層を設けたものであり、水と接触することにより銀イオンを溶出して雑菌の繁殖を抑制する。
銀添着活性炭の基材である活性炭の細孔径の平均は、陽イオン交換樹脂から溶出する有機物を捕捉しやすいように、その有機物の分子量に合わせた径となっている。なお、浄水器12に備えられる銀添着活性炭の細孔径の平均と、軟水器11に備えられる活性炭の細孔径の平均とが同じ測定方法で測定されたとき、前者の細孔径の平均は、後者の細孔径の平均と同じであってもよいし、異なっていてもよい。細孔径の平均が互いに異なる場合、陽イオン交換樹脂から異なる分子量の有機物が溶出する場合でも、それらの有機物の多くを捕捉することができる。
中空糸膜22は、ストロー状の中空糸からなり、壁部に微小な細孔を有する。中空糸膜22を水が通過することにより、雑菌や、懸濁の要因となる微粒子を取り除くことができる。
次に、軟水化システムの作用について説明する。第1管路14から供給された原水が軟水器11および浄水器12を通過して第3管路19に流れるときを給水状態といい、水が軟水器11および浄水器12内に滞留して第3管路19から軟水化された水が供給されない状態を休止状態という。
給水状態において、第1管路14を通じて供給された原水は、混合層20に流入する。なお、混合層20を流れる水の方向は、混合層20の一方の端部から他方の端部へ向かって流れる方向でもよく、混合層20の周面からその中心軸へ向かって流れる方向でもよく、特に限定されない。混合層20に含まれる陽イオン交換樹脂によって、硬度成分が取り除かれる。また、混合層20に含まれる活性炭によって、水から残留塩素が除去されるとともに、陽イオン交換樹脂から溶出した有機物が除去される。軟水器11を通過した水は、第2管路16を通じて浄水器12に供給される。
浄水器12では、銀添着活性炭によって軟水器11では除去しきれなかった残留塩素および陽イオン交換樹脂から溶出した有機物が取り除かれる。また、銀添着活性炭と水との接触によって、浄水器12内の水に銀イオンが溶出する。この溶出した銀イオンによって水中の雑菌の繁殖が抑制される。また、中空糸膜22では、雑菌や微粒子が取り除かれる。このとき中空糸膜22には銀イオンが溶出した水が流れるので、中空糸膜22内においても雑菌の繁殖が抑制される。
一方、第3管路19の途中、又は第3管路19の端部に設けられた図示しない弁装置が閉弁したとき、或いは第3管路19に連結された水処理装置が軟水化システムからの水の供給を停止したとき、軟水化システムは、軟水器11や浄水器12などの中に水が滞留する休止状態となる。陽イオン交換樹脂からは常に有機物が溶出するが、水が軟水器11内に滞留すると、陽イオン交換樹脂から溶出する有機物の量(TOC含有量)が増加する。このとき、軟水器11に備えられる活性炭は陽イオン交換樹脂と混合されているので、陽イオン交換樹脂から溶出する有機物を捕捉しやすい。
その休止状態から給水状態に移った直後においては、給水状態が維持された場合と比べ、軟水器11から供給される水の有機物の含有量が多いが、浄水器12に設けられた銀添着活性炭により、軟水器11の活性炭では除去しきれなかった有機物を除去することができる。TOCの含有量は、水の味に影響を及ぼすことが知られているが、軟水化システムが休止状態直後であるか否かに関わらず、水の硬度およびTOC含有量をそれぞれ一定範囲内とすることで、均一な味の水であって、雑菌が除去された安全な水を供給することができる。
また、銀添着活性炭は、銀又は銀化合物の材料費用、および銀又は銀化合物を活性炭に被覆層として担持させるための加工費用のため、銀又は銀化合物が添着されていない活性炭よりもコストがかかる。軟水化システムの活性炭は、その一部が銀又は銀化合物が添着されていない活性炭であって残りは銀添着活性炭であるため、軟水化システムの活性炭を全て銀添着活性炭にする場合に比べ、雑菌の繁殖を抑制しつつコストの増大を抑えることができる。さらに、銀添着活性炭を陽イオン交換樹脂に混合した場合には、銀イオンは、陽イオン交換樹脂との間のイオン交換によって、陽イオン交換樹脂に捕捉されてしまうことがある。銀イオンが陽イオン交換樹脂に捕捉されると、陽イオン交換樹脂においては硬度成分を除去する能力が低下するとともに、陽イオン交換樹脂の寿命が短くなる。このため、陽イオン交換樹脂に銀又は銀化合物を添着していない活性炭を混合することによって、コストの増大を抑えるとともに、陽イオン交換樹脂の能力低下を抑制し、寿命を長くすることができる。
さらに、銀又は銀化合物を添着していない活性炭は、細孔が被覆されていないために多くの物質を捕捉でき、除去能力が高い。また、活性炭は、粒径が小さいほど除去能力が高くなる一方、粒径が小さくなると活性炭を通過する水の流量が少なくなる。すなわち、軟水器11の活性炭は、小径化しなくても十分な除去能力を有するため、銀添着活性炭を用いる場合と比べ、軟水器11における流量の増大を図ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)軟水器11の陽イオン交換樹脂によって原水に含まれる硬度成分の含有量を低減して原水を軟水化するとともに、軟水器11の活性炭によって陽イオン活性樹脂から溶出した有機物を捕捉することができる。さらに軟水器11を通過することによって水の残留塩素の含有量が低減されるが、浄水器12の銀添着活性炭に担持された銀又は銀化合物により雑菌の繁殖を抑制することができる。このように軟水器11の活性炭が、銀又は銀化合物が担持されていない活性炭であるため、軟水器11の活性炭を銀添着活性炭から構成する場合に比べ、コストを低減することができる。また、銀添着活性炭と陽イオン交換樹脂とを接触させると銀イオンが陽イオン交換樹脂に捕捉されることによって陽イオン交換樹脂のイオン交換能力が低下するが、軟水器11の活性炭を銀又は銀化合物が担持されていない活性炭にすることによって、軟水器11のイオン交換能力の低下も抑制することができる。
(2)軟水器11の陽イオン交換樹脂と活性炭とは混合された状態で軟水器11に充填されている。このため、軟水器11内に水が滞留している間も、陽イオン交換樹脂の粒子から溶出する有機物を、その粒子の近傍にある活性炭によって捕捉しやすくなる。
(3)浄水器12において、中空糸膜22は、銀添着活性炭よりも下流に設けられる。このため、中空糸膜22には、銀イオンを含む水が供給されるので、浄水器12に水が長時間滞留するときも中空糸膜22内で雑菌が増殖することを防ぐことができる。
(他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・図2に示すように、軟水器11は、陽イオン交換樹脂層30と、その陽イオン交換樹脂層30の下流に設けられた活性炭層31とを備えていてもよい。また、陽イオン交換樹脂を押さえるために陽イオン交換樹脂層30の上流側に繊維を炭化した繊維状活性炭層32又は不織布などのその他のフィルタを設けてもよい。さらに、陽イオン交換樹脂層30と活性炭層31との間にも、繊維状活性炭層32やその他のフィルタを設けてもよい。この態様においても、陽イオン交換樹脂層30から溶出した有機物をその下流の活性炭層31で除去することができる。また、活性炭層31で除去しきれなかった有機物を、浄水器12の銀添着活性炭層21で除去することができる。
・図3に示すように、軟水器11は、陽イオン交換樹脂層30と活性炭層31とが交互に積層された構成であってもよい。軟水器11に備えられる陽イオン交換樹脂層30は、1乃至複数であり、軟水器11に備えられる活性炭層31も1乃至複数である。この構成によれば、陽イオン交換樹脂の層と活性炭の層とが積層されているので、陽イオン交換樹脂から溶出する有機物を取り除きやすい構成とすることができる。なお、陽イオン交換樹脂層30と活性炭層31との間に、繊維状活性炭層又はその他のフィルタを設けてもよい。
・図4に示すように、一つの筐体40内に、陽イオン交換樹脂および活性炭を混合した混合層20と、銀添着活性炭からなる銀添着活性炭層21と、中空糸膜22とを設けてもよい。また、混合層20の上流側に、粒状の陽イオン交換樹脂および粒状の活性炭を押さえるための繊維状活性炭層32又はその他のフィルタを設けるようにしてもよい。さらに、陽イオン交換樹脂と銀添着活性炭との接触を避けるために、混合層20と銀添着活性炭層21との間に繊維状活性炭層32又はその他のフィルタを設けるようにしてもよい。また、銀添着活性炭層21と中空糸膜22との間に、繊維状活性炭層32を設けてもよい。
・図5に示すように、軟水器11において、活性炭層31の内側に陽イオン交換樹脂層30を設けるようにしてもよい。例えば活性炭層31は、底部を有する筒状であり、陽イオン交換樹脂層30は、円柱状である。この軟水器11においては、陽イオン交換樹脂層30から、その外側の活性炭層31に向かって水が流れる。或いは、軟水器11において、陽イオン交換樹脂層30の内側に活性炭層31を設ける構成として、外側の陽イオン交換樹脂層30から内側の活性炭層31に向かって水を流すようにしてもよい。
・軟水化システムは、陽イオン交換樹脂と活性炭とを混合した混合層20、陽イオン交換樹脂層、および活性炭層31を備えていてもよい。陽イオン交換樹脂と活性炭とを混合した層、陽イオン交換樹脂層30、および活性炭層31は、それぞれ1つであってもよいし、複数であってもよい。
・銀添着活性炭は、粒状の活性炭に銀又は銀化合物を担持させた構造以外の構造を有していてもよい。例えば、繊維状の活性炭に銀又は銀化合物を担持させた構造であってもよい。
・上記実施形態では、軟水化システムを、飲用水を軟水化するシステムに具体化したが、他の用途のシステムに具体化してもよい。例えば、低温且つ高湿度で食品などを解凍する瞬間解凍機、食器や機械部品の洗浄機、加湿システムなどの原水を軟水化するシステムとして適用してもよい。また、原水の硬度が高い場合、カルシウムイオン、マグネシウムイオンが、二酸化炭素、イオン化合物、リン酸などと結合して、スケールと呼ばれる析出物となることがある。管路にスケールが析出すると、流路を狭めることがある。そのため、スケールの析出が問題となりうるシステムに、本発明の軟水化システムを適用してもよく、用途は特に限定されない。
11…軟水器、12…浄水器、13…第1ポート、14…第1管路、15…第2ポート、16…第2管路、17…第1ポート、18…第2ポート、19…第3管路、20…混合層、21…銀添着活性炭層、22…中空糸膜、30…陽イオン交換樹脂層、31…活性炭層、32…繊維状活性炭、40…筐体。

Claims (5)

  1. 陽イオン交換樹脂、および活性炭を有する第1濾過部と、
    銀又は銀化合物が担持された活性炭である銀添着活性炭を有し、前記第1濾過部の下流に設けられた第2濾過部とを備える
    軟水化システム。
  2. 前記第1濾過部の前記陽イオン交換樹脂は粒状の陽イオン交換樹脂を含むとともに、前記活性炭は粒状の活性炭を含み、前記粒状のイオン交換樹脂と前記粒状の活性炭とは混合されている
    請求項1に記載の軟水化システム。
  3. 前記第1濾過部は、前記陽イオン交換樹脂の層と前記活性炭の層とが交互に積層されてなる
    請求項1に記載の軟水化システム。
  4. 前記第2濾過部には、中空糸膜が前記銀添着活性炭よりも下流に設けられる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の軟水化システム。
  5. 前記第1濾過部の活性炭の細孔径の平均は、前記第2濾過部の銀添着活性炭の基材である活性炭の細孔径の平均と異なる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の軟水化システム。
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