JPH064736U - 眼鏡枠 - Google Patents

眼鏡枠

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JPH064736U
JPH064736U JP5045692U JP5045692U JPH064736U JP H064736 U JPH064736 U JP H064736U JP 5045692 U JP5045692 U JP 5045692U JP 5045692 U JP5045692 U JP 5045692U JP H064736 U JPH064736 U JP H064736U
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JP
Japan
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metal foil
primer
temple
plating
frame
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Pending
Application number
JP5045692U
Other languages
English (en)
Inventor
井 辰 男 酒
Original Assignee
三井プレイティング株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三井プレイティング株式会社 filed Critical 三井プレイティング株式会社
Priority to JP5045692U priority Critical patent/JPH064736U/ja
Publication of JPH064736U publication Critical patent/JPH064736U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枠構成部品のどこにでも装飾を施すことがで
き、成型用の金型が汎用ですみ、変化に富み、しかも工
程の容易な装飾を有する眼鏡枠を提供する。 【構成】 金属製のテンプル2の表面にメッキ2を施し
た後、メッキ2の表面にプライマー5を塗布し、プライ
マー5に金属箔3を張り付け、プライマー5と金属箔3
とを樹脂の膜6でコーティングした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、装飾性を付与した眼鏡枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来例には次の如きものがある。 (第一従来例) 実開昭59−77123号公報,実開昭60−193520号公報。
【0003】 枠構成部品の一部に凹部を設け、該凹部内に着色料を添加した樹脂や金属粉を 混入した樹脂を注入し、該樹脂を硬化させる。 (第二従来例) 実開平4−31118号公報。
【0004】 枠構成部品の表面に、透明塗料を用いて金属粉を付着した。 (第三従来例) 実開平3−13911号公報。
【0005】 枠構成部品の表面に蒸着膜を形成し、蒸着膜の表面に所定のマスキングを施す 。その後、蒸着膜にコーティングを施し、マスキングを除去した部位にメッキを 施す。蒸着膜とメッキとにより多色パターンが形成される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例には次の問題があった。 (第一従来例) 装飾が凹部だけに限定されるため、単調なデザインになり易い。枠構成部品を 成型する金型は、凹部に対応して複雑な形状を備えていなければならないため、 製造コストの上昇を招く。 (第二従来例) 金属粉は微細であるため視認されにくく、装飾性に乏しい。 (第三従来例) マスキングを施さなければならないため、細かい模様や微妙な風合い等が表出 しにくいし、製造コストの上昇を招く。
【0007】 本考案は上記課題を解決するためのもので、枠構成部品のどこにでも装飾を施 すことができ、成型用の金型が汎用ですみ、変化に富み、しかも工程の容易な装 飾を有する眼鏡枠を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、枠構成部品に金属箔を付着し、該枠構成部 品及び金属箔を透明または半透明な膜で被覆したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
そして、枠構成部品と金属箔とが相俟って装飾となる。金属箔は枠構成部品の どこにでも付着できる。また、枠構成部品は装飾のための格別の成形はなく、成 型用金型の構造は簡易でよい。
【0010】 更に、金属箔は表面積が広く視認し易く、工程中にマスキングはいらない。
【0011】
【実施例】
図1は本考案を適用した眼鏡枠の側面図である。図において、リム1の側端部 には図示しない丁番を介して枠構成部品としてのテンプル2を接続してある。テ ンプル2の表面には金属箔3を付着し、更にテンプル2及び金属箔3の表面に亘 って透明または半透明な樹脂の膜(図示せず)をコーティングしてある。
【0012】 図2は上記眼鏡枠の製造工程を示す模式的断面図である。以下、枠構成部品が チタン,ニッケル等の金属の場合を例にして説明する。
【0013】 まず、テンプル2をメッキ浴中に浸漬し、(A)のように表面にメッキ4を施 す。メッキ4としてはクロム,金,バナジウム,ニッケル等のうちから、テンプ ル2の材質に対応して選択すればよい。そして、メッキ4の表面を洗浄して油膜 等の汚れを除去する。
【0014】 次に、メッキ4の表面に(B)のように軟化したプライマー(樹脂塗膜)5を 塗布する。プライマー5は塗布してからすぐに乾燥しないものか、人為的に硬化 させられるものがよい。プライマー5としては例えばカシュー(人工漆)、漆、 熱硬化タイプ,UV硬化タイプ,二液混合タイプの樹脂等が挙げられる。
【0015】 その後、プライマー5を薄く均一厚となるように拭きとる。これは、後述する 金属箔上にプライマー5がにじまないようにするためである。
【0016】 プライマー5の拭き取りは毛羽等の異物が付着せず、拭き取りすぎることのな いもの、例えば真綿や、紙に柿渋を塗り、これをもんで柔らかくしたものを用い る。
【0017】 そして、プライマー5を指でさわってくっつかない程度に乾燥させた後、(C )のように数μmの厚さを有する金属箔3をプライマー5の表面に張る。金属箔 3の材質としては金,チタン,カラーアルミ,ステンレス等が挙げられる。
【0018】 次に、金属箔3を押えてプライマー5に接着し、プライマー5及び金属箔3の 表面に亘って透明または半透明な樹脂(アクリル,エポキシ系等)製の膜6をコ ーティングして完成する。
【0019】 上記のようにして製造した眼鏡枠は、メッキ4から金属箔3が浮き上って見え るため装飾性が高い。また、表面積が広いためデザインに変化をもたせられる。 更に各種色の金属箔を組み合せることにより、模様,色もバラエティに富んだも のとなる。
【0020】 また、金属箔3はテンプル2のどこにでも張り付けられるため、幅広い装飾が できる。更に、テンプル2の成型用金型も簡易でよく、マスキングも要らず製造 コストを抑制できる。
【0021】 上記実施例ではメッキ4をメッキ浴に浸漬して形成しているが、ブラシメッキ で行なってもよい。
【0022】 また、テンプル2がセルロース等のプラスチック製である場合には、メッキ4 を施さず、直接プライマーを塗布し、その表面に金属箔を張ればよい。
【0023】 更にまた、テンプル2がプラスチックの場合、メッキ4を無電解メッキにより 形成すれば、テンプル2が金属の場合と同様でよい。
【0024】 また、本実施例では枠構成部品としてテンプルを挙げているが、リム,智,ブ リッジ,モダン等に金属箔を付着してもよい。
【0025】
【考案の効果】
以上のように、本考案の眼鏡枠は枠構成部品から金属箔が浮き上って見えるた め装飾性が高い。また、表面積が広いためデザインに変化をもたせられる。更に 各種色の金属箔を組み合せることにより、模様,色もバラエティに富んだものと なる。
【0026】 また、金属箔はテンプルのどこにでも張り付けられるため、幅広い装飾ができ る。更に、テンプルの成型用金型も簡易でよく、マスキングも要らず製造コスト を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の金属箔をテンプルに付着した眼鏡枠の
側面図。
【図2】(A)〜(D)は本考案の眼鏡枠の製造工程を
示す模式的断面図。
【符号の説明】
2 テンプル(枠構成部品) 3 金属箔 6 膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠構成部品に金属箔を付着し、該枠構成
    部品及び金属箔を透明または半透明な膜で被覆したこと
    を特徴とする眼鏡枠。
JP5045692U 1992-06-25 1992-06-25 眼鏡枠 Pending JPH064736U (ja)

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JP5045692U JPH064736U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 眼鏡枠

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JP5045692U JPH064736U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 眼鏡枠

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JPH064736U true JPH064736U (ja) 1994-01-21

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ID=12859375

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JP5045692U Pending JPH064736U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 眼鏡枠

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9127494B2 (en) 2011-08-31 2015-09-08 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. Hinge device
US9371675B2 (en) 2011-08-31 2016-06-21 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. Rotary damper and hinge device with damper

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56153318A (en) * 1980-04-28 1981-11-27 Nippon Kogaku Kk <Nikon> Spectacle frame
JPH0344617A (ja) * 1989-07-12 1991-02-26 Takeda Color Fureemu:Kk 虹彩模様を有する眼鏡枠及びその製造方法

Patent Citations (2)

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US9371675B2 (en) 2011-08-31 2016-06-21 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. Rotary damper and hinge device with damper

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980908