JPH0647211U - 物品保管装置の移動体とチェーンの接続構造 - Google Patents

物品保管装置の移動体とチェーンの接続構造

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JPH0647211U
JPH0647211U JP9041992U JP9041992U JPH0647211U JP H0647211 U JPH0647211 U JP H0647211U JP 9041992 U JP9041992 U JP 9041992U JP 9041992 U JP9041992 U JP 9041992U JP H0647211 U JPH0647211 U JP H0647211U
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JP
Japan
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chain
moving body
sprocket
pins
article storage
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Application number
JP9041992U
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English (en)
Inventor
裕之 峯山
俊章 提嶋
俊久 鉄本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Publication of JPH0647211U publication Critical patent/JPH0647211U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェーン駆動の物品保管装置において、移動
体がスプロケット部分においても、円滑に移動すること
ができるようにすること。 【構成】 接続構造は、チェーン32と、間に少なくと
も1本のチェーンピン42を介在させた2本のチェーン
ピン33,34に接続された移動体35とを有する物品
保管装置30に組込まれている。一方のチェーンピン3
4は、移動体35に形成されたチェーン32の長手方向
に細長い長孔47に係合している。スプロケット31に
噛合しているときの2本のチェーンピン33,34の間
隔は、チェーン32の直線部分における間隔よりも狭ま
る。移動体35に対する2本のチェーンピンの間隔の変
化は、長孔47によって許容される。チェーン32はス
プロケット31に円弧状に噛合し、チェーン32の長手
方向と交差する方向へのチェーン32の変位量が少なく
なり、移動体35はスプロケット31に沿って円滑に移
動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、循環移動するチェーンに牽引されて移動し且つ物品を保管する移動 体を具えた物品保管装置において、移動体と、チェーンを接続するための構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品保管装置は、図8に示すように、一対のスプロケット(片方のスプ ロケットは図示省略)11に噛合するチェーン12と、2本のチェーンピン13 ,14に接続された移動体15とを有しており、チェーン12の循環移動によっ て移動体15が移動するようになっている。 移動体15には、物品を保管した台車(図示省略)が積載されるようになって いる。又、この移動体15は、物品を保管する棚であってもよい。
【0003】 移動体15の下面には、ガイドレール16に案内されて走行する一対のガイド ローラ17,17と、床F上を走行する8つの走行ローラ18が設けられている 。ガイドローラ17の回転軸19は上下方向に向いている。又、走行ローラ18 の回転軸(図示省略)は、左右方向に向いている。 2本のチェーンピン13,14の間隔は、チェーン12と移動体15との接続 点間距離である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような物品保管装置10は、次の様な、相反する問題点を有し ている。 チェーン12の直線部分において、チェーン12が移動体15を安定して牽引 することができるようにするためには、上記2本のチェーンピン13,14の間 隔を広げた方が好ましい。
【0005】 一般に、チェーン12は、スプロケット11に噛合したとき、図7に示すよう に、多角形の様な形状になる。このため、チェーンピン13,14の間隔が広い 程、チェーン12がスプロケット11に噛合するときの、チェーンの長手方向と 交差する方向への変位量Lが大きくなる。 従って、チェーン12は、図7において、実線と想像線との間を移動し、移動 体15の円滑な移動を損なうことがある。
【0006】 そこで、チェーンピン13,14のピッチをそのままにしておいて、スプロケ ット11の径を大きくし、チェーン12を円弧状に近付け、変位量Lを少なくす る方法が考えられる。 ところが、スプロケット11の径を大きくすると、デッドスペースを広く必要 とし、物品の収納効率が低下する。
【0007】 本考案の目的は、チェーンがスプロケットに噛合する部分においても、移動体 が円滑に移動することができるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、スプロケットによって循環移動するチェーンと、間に少なくとも1 本のチェーンピンを介在させた2本のチェーンピンに接続された移動体とを有す る物品保管装置であって、前記2本のチェーンピンの内、片方のチェーンピンは 、前記移動体に形成された前記チェーンの長手方向に細長い長孔に係合している 接続構造により、前記の課題を解決した。
【0009】
【作用】
2本のチェーンピンは、間に少なくとも1本のチェーンピンを介在させている ため、異なるリンクプレートに設けられている。従って、2本のチェーンピンの 間隔は、チェーンが屈曲すると変化する。 チェーンは、直線部分において一直線状になり、スプロケットに噛合している 部分においては屈曲しながら循環移動する。 2本のチェーンピンの間隔は、チェーンの真っすぐな部分における間隔より、 チェーンがスプロケットに噛合している部分における間隔の方が狭くなる。 移動体に対する2本のチェーンピンの間隔の変化は、長孔によって許容される ことになる。
【0010】 2本のチェーンピンの間隔が狭まった分だけ、チェーンは円弧に近い形状にな ってスプロケットに噛合する。 従って、チェーンがスプロケットに噛合するとき、チェーンの長手方向と交差 する方向へのチェーンの変位量が少なくなり、移動体は、スプロケットの部分を 円滑に移動する。 このことは、例えば、図7におけるチェーンの変位量Lと、図7よりチェーン ピンの間隔の狭い図8における変位量Lとを比較してみると、図8のチェーンの 方が変位量Lが少ないことから容易に理解できる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図6に基づいて説明する。 物品保管装置30は、図1に示すように、一対のスプロケット(片方のスプロ ケットは図示省略)31に噛合して循環移動するチェーン32と、2本のチェー ンピン33,34に接続された移動体35とを有しており、チェーン32の循環 移動によって移動体35が移動するようになっている。 チェーン32(図5参照)は、リンクプレート41とピン42とローラ43と で構成されている。 図1において、移動体35は1台しか示していないが、各チェーンピン33, 34に接続されているものとする。 移動体35には、物品を保管した台車(図示省略)が積載されるようになって いる。又、この移動体35は、物品を保管する棚であってもよい。
【0012】 移動体35の下面には、ガイドレール36を走行する一対のガイドローラ37 ,37と、床上を走行する走行ローラ38が設けられている。 ガイドレール36は断面コ字状に形成されている。 ガイドローラ37は、2本のチェーンピン33,34の略々真下に設けられて いる。 ガイドローラ37の回転軸39は上下方向に向いている。又、走行ローラ38 の回転軸45は、左右方向に向いている。
【0013】 2本のチェーンピン33,34の間隔は、チェーン32と移動体35との接続 点間距離になる。 2本のチェーンピン33,34の間には、1本のチェーンピン42が介在して いる。 2本のチェーンピン33,34の内、片方のチェーンピン34は、移動体35 のブラケット46に形成された長孔47に係合している。長孔47はチェーン3 2の長手方向に細長く形成されている。 チェーンピン33,34とブラケット46との間には、ブッシュ48が介在し ている。
【0014】 次に動作を説明する。 チェーン32は、スプロケット31に駆動されて循環移動する。移動体35は 、チェーン32に牽引されて移動する。 チェーン32のリンクプレート41は、直線部分において一直線状になり、ス プロケット31に噛合している部分において屈曲する。 2本のチェーンピン33,34は、間に少なくとも1本のチェーンピン42を 介在させているため、異なるリンクプレート41に設けられている。従って、2 本のチェーンピン33,34の間隔は、チェーン32が屈曲すると変化する。
【0015】 2本のチェーンピン33,34の間隔は、チェーン32の真っすぐな部分にお ける間隔より、チェーン32がスプロケット31に噛合している部分における間 隔の方が狭くなる。 移動体35に対する2本のチェーンピン33,34の間隔の変化は、長孔47 によって許容される。
【0016】 2本のチェーンピン33,34の間隔が狭まった分だけ、チェーン32は円弧 に近い形状になってスプロケット31に噛合する。 従って、チェーン32がスプロケット31に噛合するとき、チェーン32の長 手方向と交差する方向へのチェーン32の変位量が少なくなる。 このことは、例えば、図7におけるチェーン12の変位量Lと、図7よりチェ ーンピンの間隔の狭い図8におけるチェーン32の変位量Lとを比較してみると 、図8のチェーン32の方の変位量Lの方が少ないことから容易に理解できる。 このようにして、移動体35は、チェーン32の直線部分は勿論のこと、スプ ロケット31の部分も円滑に移動することができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案の接続構造は、次の効果を奏する。 (1) スプロケットに噛合するときのチェーンの変位量を少なくすることができ る。このため、移動体はスプロケットの周囲を円滑に移動することができる。 (2) 移動体は、長孔を介して一方のチェーンピンに接続されているため、同じ 物品保管装置に幅(チェーンの長手方向)の異なる移動体を組込むことができる 。 (3) 同じ物品保管装置に幅の異なる移動体を組込むことができることによって 、大きさの異なる物品保管装置を組立るとき、チェーンおよびチェーンの駆動部 等を共有化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の接続構造が組込まれた物品保
管装置の平面図である。
【図2】図1の物品保管装置において、チェーンの直線
部分における物品保管装置の平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図2中、5−5矢視断面図である。
【図6】動作説明図である。
【図7】本考案の実施例の接続構造が組込まれていない
従来の物品保管装置の動作説明図である。
【図8】従来の物品保管装置の平面図である。
【符号の説明】
30 物品保管装置 31 スプロケット 32 チェーン 33,34,42 チェーンピン 35 移動体 47 長孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプロケットによって循環移動するチェ
    ーンと、間に少なくとも1本のチェーンピンを介在させ
    た2本のチェーンピンに接続された移動体とを有する物
    品保管装置であって、前記2本のチェーンピンの内、片
    方のチェーンピンは、前記移動体に形成された前記チェ
    ーンの長手方向に細長い長孔に係合していることを特徴
    とする、物品保管装置の棚とチェーンの接続構造。
JP9041992U 1992-12-10 1992-12-10 物品保管装置の移動体とチェーンの接続構造 Pending JPH0647211U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9041992U JPH0647211U (ja) 1992-12-10 1992-12-10 物品保管装置の移動体とチェーンの接続構造

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JP9041992U JPH0647211U (ja) 1992-12-10 1992-12-10 物品保管装置の移動体とチェーンの接続構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0647211U true JPH0647211U (ja) 1994-06-28

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ID=13998083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9041992U Pending JPH0647211U (ja) 1992-12-10 1992-12-10 物品保管装置の移動体とチェーンの接続構造

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59194913A (ja) * 1983-04-19 1984-11-05 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd バケツトチエ−ンコンベヤ
JPS61113188A (ja) * 1984-07-26 1986-05-31 テキサス インスツルメンツ インコ−ポレイテツド 改良されたアドレス・カウンタを有する半導体メモリ装置
JPS6256866A (ja) * 1985-09-04 1987-03-12 バツカ−・エレクトロニクス・ドンゲン・ベスロテン・ベンノ−トシヤツプ 波形解析装置

Patent Citations (3)

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