JPH0647036Y2 - 刺繍用ミシンの針板 - Google Patents

刺繍用ミシンの針板

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JPH0647036Y2
JPH0647036Y2 JP9901291U JP9901291U JPH0647036Y2 JP H0647036 Y2 JPH0647036 Y2 JP H0647036Y2 JP 9901291 U JP9901291 U JP 9901291U JP 9901291 U JP9901291 U JP 9901291U JP H0647036 Y2 JPH0647036 Y2 JP H0647036Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
needle
embroidery
plate
needle plate
presser foot
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9901291U
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English (en)
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JPH0546991U (ja
Inventor
明男 柴田
Original Assignee
株式会社バルダンソーイングマシン
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、刺繍用ミシンの針板に
係わり、特には下降する押え金が接触するときの騒音を
減少させた刺繍用ミシンの針板に関する。
【0002】
【従来の技術】刺繍用ミシンにおいては、回転可能なヘ
ッドの同一円周上に、適宜選択される複数個の針と、こ
れらの針に連動して生地を押えるための押え金とを取付
け、各針に異なる色の刺繍糸を挿入している。一方、ヘ
ッドの下方には針孔を有する針板が配置されていて、こ
の針板に対しては前記針及び生地を押さえるための押え
金が上下に移動するようにしてある。そして、刺繍をす
る場合には、前後左右に移動可能に構成された天板に生
地を張り、この生地を針板の上に配置する。ヘッドを回
転させて、適宜な刺繍糸の針を針板の針孔の上に移動さ
せ、この針を針孔内に上下させるとともに生地(天板)
を模様に合わせて移動している。また、針が上昇する時
期に連動して押え金を下降させて生地を圧接し、生地の
つれ込み或いは目とびを防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した針の上下運動
は、1分間に700〜800回に及ぶので、押え金も7
00〜800回上下する。従って、下降の終点において
は、押え金は、高速度で生地を介して針板に接触するこ
とになり、そのときの騒音が大きいという問題がある。
特に、押え金と針板が相対的に傾斜している場合(殆ど
の場合多少の傾斜が存在する)には、押え金の周縁部が
針のストロークよりも下方へ突出する(図4に示す寸法
A)ので、騒音が一層大きくなる。本考案は、上記の事
情に鑑みてなされたもので、その目的は、騒音の小さい
刺繍用ミシンの針板を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の刺繍用ミシンの
針板4は、実施例において使用する符号を付して説明す
ると、針孔3を有する針板4の上面に生地5を配置し、
刺繍糸を通した針2を針孔3内に上下動させるとともに
針2の上昇運動に連動して押え金6により生地5を針板
4に圧接するようにした刺繍用ミシンにおいて、針板4
の上面であって針孔3の周囲に、押え金6の周縁部7
a,7bに対応してその内外にわたる溝部9を形成した
ところに特徴を有する。
【0005】
【作用】本考案の刺繍用ミシンの針板4は、押え金6が
下降したとき、押え金6の中心部が生地5を針孔3の周
囲に圧接し、押え金6の周縁部7a,7bは溝部9内に
進入して針板4に当接しないので、騒音が減少する。
【0006】すなわち、当該刺繍用ミシンにおいて、図
1に示すように、生地5に刺繍糸を縫い付けた針2が図
1の点線に示した状態から実線にて示した状態へと上動
する際に、図2及び図3に示すようにして、押え金6と
一体的な押圧板7が生地5を針板4上に押圧するのであ
る。このとき、押圧板7の周縁部7a,7bは、図3に
も示すように、針板4側に形成してある溝部9内に生地
5を押しながら入ることになり、音の発生源となってい
た押圧板7或いはその周縁部7a,7bは直接針板4に
当たることはないのである。従って、異音の発生は激減
するのである。
【0007】特に、従来の刺繍用ミシンにあっては、生
地5を介してではあるが、押圧板7の周縁部7a,7b
のいずれかが針板4に当接することにより異音を発生さ
せていたのであるが、本考案においては、押圧板7の早
く下降したいずれかの周縁部7a,7bが針板4の溝部
9内に生地5を介して入るので、異音の発生が極力抑え
られるのである。なお、生地5は、製品によってその厚
さが異なることになるが、この厚さの変化は、刺繍時に
おいて生地5の一部が溝部9内に入ることによって吸収
調整されるから、生地5の厚さの変化に応じた押え金6
の押圧力調整は全く行わなくてよいものとなっている。
つまり、生地5の一部が、押圧板7の周縁部7aまたは
7bとともに溝部9の内にはいることから、本考案の針
板4を使用した刺繍用ミシンにおいては、生地5の厚さ
の変化による目とびが防止されることは勿論、異音発生
の防止もなされるものである。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例につき図面を参照し
て説明する。刺繍用ミシンのヘッド1は、回転可能に構
成されており、同一円周上に複数個の針2(1個のみ図
示)を取付け、各針2には異なる色の刺繍糸(図示せ
ず)が挿入されている。一方、ヘッド1の下方には針孔
3を有する針板4が配置されており、針2が針孔3内を
1分間に700〜800回上下運動する。このヘッド1
は、図示しない制御装置により回転され、刺繍する色に
合わせて指定の針2を針孔3の上方に移動するようにな
っている。
【0009】生地5は、図示しない天板の上面部に緊張
状態に取付けられて針板4の上面部に配置され、刺繍す
る模様に合わせて前後左右に移動される。押え金6はL
字状をなして昇降可能に構成され、下端の円形の押圧板
7には針2が挿通する挿通孔8が形成されている。溝部
9は、針板3の上面であって針孔2の周囲に押圧板7の
周縁部7a,7bの内外にわたり形成され、押え金6が
針板3に当接したとき、押え金6の押圧板7の周縁部7
a,7bが溝部9の中央部に対応している。
【0010】つぎに、刺繍をする行程について説明す
る。 (1)まず、図示しない天板に生地5を緊張状態に取付
け、生地5を針板4の上に配置させる。つぎに、ヘッド
1を回転させて、所望の色の刺繍糸のついた針2を針板
4の針孔3の上に移動させる。この場合、押え金6の押
圧板7は生地5から離れた状態にある(図2参照)。天
板を移動して生地5の位置を合わせる。 (2)そこで、ヘッド1を作動させて、針2を針孔3内
に下降させる。針2が下死点に達すると、図示しない制
御装置により押え金6が下降して、押圧板7が生地5を
針板3に圧接する(図3参照)。そこで、針2が上昇し
て最初の状態に復帰する。 (3)以後、この(1),(2)の行程が繰り返えされ
る。
【0011】本考案によれば、つぎの効果を奏する。即
ち、a,押え金6は、押圧板7の中央部分が針板4に当
接するので、騒音を減少させることができる。例えば、
図4に示すように押え金6の押圧板7が傾斜していたと
しても、押圧板7の中心部が針板4に当接したとき、そ
の周縁部7aあるいは7bは溝部9内に進入して針板4
に当接せず、傾きによる突出量Aが騒音発生の原因とな
らない。b,針2が上昇するとき、生地5は針孔3の周
囲で押さえられるので、固定が確実で、刺繍糸の目とび
の発生を確実に防止できる。c,針孔3の両側に位置す
る生地5が溝部9内に収容されるので、生地5の水平度
が確実に保たれ、厚い生地でも薄い生地でも刺繍がで
き、且つ仕上がりが美しい。
【0012】
【考案の効果】本考案の刺繍用ミシンの針板は、針孔を
有する針板の上面に生地を配置し、刺繍糸を通した針を
前記針孔内に上下動させるとともに前記針の上昇運動に
連動して押え金により前記生地を前記針板に圧接するよ
うにした刺繍用ミシンにおいて、前記針板の上面であっ
て前記針孔の周囲に、前記押え金の周縁部に対応してそ
の内外にわたる溝部を形成したので、押え金が下降した
とき、押え金の中心部が生地を針孔の周囲に圧接し、押
え金の周縁部は溝部内に進入して針板に当接しないの
で、騒音を減少させ得て刺繍糸の目とびの発生も防止で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺繍用ミシンの要部の正面図である。
【図2】刺繍時における押え金、生地及び針板の関係を
示す断面図である。
【図3】針が上昇する場合の図2に相当する断面図であ
る。
【図4】押え金が傾斜したときの状態を説明するための
拡大断面図である。
【符号の説明】
2 針 3 針孔 4 針板 5 生地 6 押え金 7 押圧板 7a,7b周縁部 9 溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針孔を有する針板の上面に生地を配置
    し、刺繍糸を通した針を前記針孔内に上下動させるとと
    もに前記針の上昇運動に連動して押え金により前記生地
    を前記針板に圧接するようにした刺繍用ミシンにおい
    て、 前記針板の上面であって前記針孔の周囲に、前記押え金
    の周縁部に対応してその内外にわたる溝部を形成したこ
    とを特徴とする刺繍用ミシンの針板。
JP9901291U 1991-11-30 1991-11-30 刺繍用ミシンの針板 Expired - Lifetime JPH0647036Y2 (ja)

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JP9901291U JPH0647036Y2 (ja) 1991-11-30 1991-11-30 刺繍用ミシンの針板

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0546991U JPH0546991U (ja) 1993-06-22
JPH0647036Y2 true JPH0647036Y2 (ja) 1994-11-30

Family

ID=14235196

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JP9901291U Expired - Lifetime JPH0647036Y2 (ja) 1991-11-30 1991-11-30 刺繍用ミシンの針板

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