JPH0646830U - 歯車ホーニング盤における内歯車形砥石の機上ドレス装置 - Google Patents

歯車ホーニング盤における内歯車形砥石の機上ドレス装置

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JPH0646830U
JPH0646830U JP8754492U JP8754492U JPH0646830U JP H0646830 U JPH0646830 U JP H0646830U JP 8754492 U JP8754492 U JP 8754492U JP 8754492 U JP8754492 U JP 8754492U JP H0646830 U JPH0646830 U JP H0646830U
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dressing
grinding wheel
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gear type
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明 村岡
正治 井川
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Nachi Fujikoshi Corp
Toyota Motor Corp
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Nachi Fujikoshi Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯車ホーニング盤に取付けられている内歯車
形砥石の機上ドレッシングに際し、ワーク軸とドレス軸
との交換を不要にしてドレッシングに要する時間を節減
する。 【構成】 内歯車形砥石1を使用する歯車ホーニング盤
2において、ワーク4を支持する一組のヘッドストック
31とテールストック32に対して軸平行に他の一組の
ヘッドストック51とテールストック52が設けられて
おり、同一のドレス軸7に固着されたドレスリング5と
ドレスギヤ6とが内歯車形砥石1の内径内に位置するよ
うに、他の一組のヘッドストック51とテールストック
52に回転可能に支持されている内歯車形砥石1の機上
ドレス装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歯車ホーニング盤に取付けられ使用されている内歯車形のホーニン グ砥石を、取外すことなく機上でドレッシングを行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車用歯車の量産には、低騒音化、高効率化の要求から熱処理された 歯車の変形を高能率に矯正する事が出来るハードギヤホーニング加工が採用され る様になり、中でも生産性に優れた内歯車形砥石を使用する歯車ホーニング盤が 多く用いられる様になった。 これは、図3にその加工要領を示すように、軸中心をヘッドストック31とテ ールストック32の両センタ41,42間に回転可能に支持されたワーク4(被 加工歯車)を、その中心軸Oと平行なZ軸(ワークテーブル軸)と交差角θをな すY軸(ホーニング砥石回転軸)の周りに回転駆動される内歯車形のホーニング 砥石1と噛み合わせて回転させると共に、ワークテーブル3によってZ軸方向に も往復運動を行なわせ、噛み合わせ部に研削液を注ぎ掛けてホーニング加工を行 なう機械である。
【0003】 加工精度を維持するため、常時正確な砥石歯形を保つ必要があり、加工開始前 及び一定数加工する毎に、内歯車形のホーニング砥石1を機械に取付けたままド レッシングを行なうようになっている。このドレッシングの手順は、図4の(a ),(b)に示すように先ずワーク4に代えて、両センタ41,42間にドレス リング5を備えた内径用ドレス軸15を装着し、次いで図4(c),(d)のよ うにドレスリング5を内歯車形砥石1の内径面(砥石歯先)と接触回転させ、砥 石歯先面のドレッシングを行なう。
【0004】 次に、図4(e),(f)のように内径用ドレス軸15に代えて両センタ、4 1,42間にドレスギヤ6を備えた歯面用ドレス軸16を装着し、ドレスギヤ6 を内歯車形砥石1の内歯と噛合わせて回転させ、砥石歯面のドレッシングを行な う。 このようなドレッシングにより、内歯車形砥石1の歯丈と歯形との所要の精度 を確保した後、図4(g),(h)のように新しく装着したワーク4のホーニン グ加工が開始される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この内歯車形砥石1のドレッシングは、通常ワーク加工25個から50個程度 毎に周期的に行われる。そしてその都度、内径用ドレス軸15の取付けと取外し 、歯面用ドレス軸16の取付けと取外しの作業が、手作業により或いは自動ハン ドリング装置によってなされるが、取付けに精度を要するうえ、ドレスリング5 やドレスギヤ6は破損しやすく慎重な取扱いが必要であり、面倒で時間の掛る作 業であった。そのため、歯車ホーニング盤の実稼動時間の向上が妨げられる要因 の一つとなっていた。 本考案は、上記従来技術の問題点を解決するもので、内歯車形砥石のドレッシ ングを行なうときに、ワーク軸とドレス軸との交換を不要にして、ドレッシング に要する時間を節減し得る機上ドレス装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成を実施例に対応する図1を用いて説明する。 内歯車形砥石1を使用する歯車ホーニング盤2において、ワーク4を支持する 一組のヘッドストック31とテールストック32に対して軸平行に他の一組のヘ ッドストック51とテールストック52が設けられており、同一軸7に固着され たドレスリング5とドレスギヤ6とが内歯車形砥石1の内径内に位置するように 、他の一組のヘッドストック51とテールストック52に回転可能に支持されて いる内歯車砥石1の機上ドレス装置である。
【0007】
【作用】
上記構成の機上ドレス装置により内歯車形砥石1のドレッシングを行なうには 、図2の(a),(b)のようにまずホーニング加工を終了したワーク4と内歯 車形砥石1との噛合わせを外し、ワークテーブル3を移動させて基準位置とする 。次いで図2(c),(d)のようにワークテーブル3を移動させて、ワーク軸 14と平行に設けられたドレス軸7のドレスリング5を内歯車形砥石1の内径面 と接触回転させ、砥石歯先面のドレッシングを行なう。次には図2(e),(f )のようにさらにワークテーブル3を移動させて、ドレス軸7のドレスギヤ6を 内歯車形砥石1の内歯と噛合わせて回転させ、砥石歯面のドレッシングを行なう 。このようにあらかじめ設置されたドレスリング5及びドレスギヤ6により内歯 車形砥石1のドレッシングが終了した後、図2(g),(h)のように新しいワ ーク4のホーニング加工が開始される。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例を図1によって説明する。図1の(a)はこの実施例装置の ホーニング加工時の状態を示す正面図、(b)は平面図であり、(c)はそのC −C線断面を示している。歯車ホーニング盤2のワークテーブル3上には、セン タ11を装着したヘッドストック31並びにセンタ12を装着したテールストッ ク32が対向して固定されており、両センタ11,12間にはワーク軸14に取 付けられたワーク4が支持されている。この一組のヘッドストック31とテール ストック32に対して軸平行に、別の一組のヘッドストック51とテールストッ ク52がワークテーブル3上に対向して固定されており、このヘッドストック5 1側のセンタ61及びテールストック52側のセンタ62の間には、ドレス軸7 が回転可能に支持されている。
【0009】 ドレス軸7には、ダイヤモンド等の超砥粒が電着等によって外周面に固着され たドレスリング5と、同じくダイヤモンド等の超砥粒が電着等により歯面に固着 されたドレスギヤ6とが、内歯車形砥石1との交差角θによる干渉を避けるよう に間隔をあけて取付けられ固着されている。 これらドレスリング5、ドレスギヤ6及びワーク4の外側を取り囲むように、 内歯車形のホーニング砥石1が配置され、この内歯車形砥石1はホーニング盤2 の砥石頭(図示省略)に取付けられて回転するようになっている。砥石頭はワー クテーブル3に対して直角方向に前後進し、内歯車形砥石1とワーク軸中心O及 びドレス軸中心Pとの間隔を調節可能である。また、ワークテーブル3が内歯車 形砥石1の位置に対して移動可能な範囲は、ヘッドストック31,51とテール ストック32,52の間隔より十分に長くされている。
【0010】 この実施例の機上ドレス装置により、内歯車形砥石1のドレッシングを行なう 手順を図2により説明する。図2の(a),(c),(e),(g)は各段階に おける平面図であり、(b),(d),(f),(h)はそれぞれの横断側面図 である。いま、図2の(a)及び(b)に示すような基準位置にワークテーブル 3がある場合、加工済のワークを取外して新らしいワーク4の取付けがなされる 。次にワークテーブル3を右方に移動させてドレス軸7のドレスリング5を内歯 車形砥石1の位置に合わせ、次いで砥石頭を後退させて図2の(c)及び(d) に示すように、ドレスリング5の外周面と内歯車形砥石1の内周面とを回転させ ながら接触させ、さらにワークテーブル3をZ軸方向に小幅に往復動させること により、内歯車形砥石1の内周面のドレッシングが行われる。
【0011】 内周面のドレッシングが終ると、次にはワークテーブル3を左方に移動させて ドレス軸7のドレスギヤ6を内歯車形砥石1の位置に合わせ、次いで砥石頭を進 退させて図2の(e)及び(f)に示すように、ドレスギヤ6と内歯車形砥石1 とを噛合わせて回転させ、さらにワークテーブル3をZ軸方向に小幅に往復動さ せることにより、内歯車形砥石1の歯面のドレッシングが行われる。
【0012】 このようにして、内歯車形砥石1の内径面及び歯面のドレッシングが終了した 後、ワークテーブル3を中央に戻して内歯車形砥石1の位置にワーク軸14のワ ーク4を合わせ、砥石頭を前後に進退させて図2の(g)及び(h)に示すよう にワーク4と内歯車形砥石1とを噛合わせて回転させる。さらにワークテーブル 3をZ軸方向に往復動させることによって、ワーク4のホーニング加工が行われ る。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、内歯車形砥石を使用する歯車ホーニング盤において、ワーク軸と並 列にドレス軸を設け、ワークテーブル及び砥石頭の送りによって内歯車形砥石の ドレッシングが行なわれるようにしているので、ドレッシングに際しワークを取 外してドレス軸に取付け替えする工程が不要となり、ドレッシングに要する時間 を大幅に節減し、その分ホーニング盤の稼動能率を向上させることができる。 また、ドレスリングやドレスギヤの取付け替えをしないので、これらの破損な どの故障も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図であって、(a)は
ホーニング加工時における一部断面正面図、(b)は同
じく一部断面平面図、(c)は(a)のC−C線断面図
である。
【図2】図1の実施例のドレッシング手順を示す図であ
って、(a)は基準状態の一部断面平面図、(b)は
(a)のb−b線断面図、(c)は砥石内径面のドレッ
シング時の一部断面平面図、(d)は(c)のd−d線
断面図、(e)は砥石歯面のドレッシング時の一部断面
平面図、(f)は(e)のf−f線断面図、(g)はワ
ークのホーニング加工時の一部断面平面図、(h)は
(g)のh−h線断面図である。
【図3】内歯車形砥石を使用する歯車ホーニング盤の加
工要領を示す説明図である。
【図4】従来技術を示す図であって、(a)は基準状態
の一部断面正面図、(b)は(a)のb−b線断面図、
(c)は砥石内径面のドレッシング時の一部断面正面
図、(d)は(c)のd−d線断面図、(e)は砥石歯
面のドレッシング時の一部断面正面図、(f)は(e)
のf−f線断面図、(g)はワークのホーニング加工時
の一部断面正面図、(h)は(g)のh−h線断面図で
ある。
【符号の説明】
1 内歯車形砥石 2 歯車ホーニング盤 3 ワークテーブル 4 ワーク(被加工歯車) 5 ドレスリング 6 ドレスギヤ 7 ドレス軸 11,61 ヘッドストック側センタ 12,62 テールストック側センタ 14 ワーク軸 31 ヘッドストック(ワーク軸用) 32 テールストック(ワーク軸用) 51 ヘッドストック(ドレス軸用) 52 テールストック(ドレス軸用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 御手洗 雄一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内歯車形砥石を使用する歯車ホーニング
    盤において、ワークを支持する一組のヘッドストックと
    テールストックに対して軸平行に他の一組のヘッドスト
    ックとテールストックが設けられており、同一軸に固着
    されたドレスリングとドレスギヤとが内歯車形砥石の内
    径内に位置するように、前記他の一組のヘッドストック
    とテールストックに回転可能に支持されていることを特
    徴とする内歯車形砥石の機上ドレス装置。
JP8754492U 1992-11-30 1992-11-30 歯車ホーニング盤における内歯車形砥石の機上ドレス装置 Expired - Lifetime JP2566723Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079068A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Mitsubishi Materials Corp 内歯車型砥石用ドレッサーおよびドレッシング方法
CN110948350A (zh) * 2019-11-12 2020-04-03 上海航天控制技术研究所 砂轮修整及零件加工一体化装置及零件加工方法

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JP2011079068A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Mitsubishi Materials Corp 内歯車型砥石用ドレッサーおよびドレッシング方法
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