JPH0646763A - 魚介類用の餌料 - Google Patents
魚介類用の餌料Info
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- JPH0646763A JPH0646763A JP4218521A JP21852192A JPH0646763A JP H0646763 A JPH0646763 A JP H0646763A JP 4218521 A JP4218521 A JP 4218521A JP 21852192 A JP21852192 A JP 21852192A JP H0646763 A JPH0646763 A JP H0646763A
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- Japan
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- bait
- shellfish
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は生きた乳酸菌を配合したことを特徴
とする魚介類用の餌料である。 【効果】 本発明の餌料は安全性が高く、かつ養殖魚介
類の病害を防ぎ、魚介類の成育を促進する。
とする魚介類用の餌料である。 【効果】 本発明の餌料は安全性が高く、かつ養殖魚介
類の病害を防ぎ、魚介類の成育を促進する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエビ、ヒラメ、フグ、ウ
ナギなど各種魚介類の養殖に用いられる餌料に関する。
本発明の餌料は養殖魚介類の病害の発生を防止すると共
に魚介類の生育を促進する。
ナギなど各種魚介類の養殖に用いられる餌料に関する。
本発明の餌料は養殖魚介類の病害の発生を防止すると共
に魚介類の生育を促進する。
【0002】
【従来の技術および課題】近年、水産資源保護の観点、
あるいは国際政治の面から養殖を含む栽培漁業の必要性
がますます高くなっている。養殖漁業は筏、棚、延縄、
生簀、池などの施設を用いて魚介類などの水産物を管理
し人為的に成長をはかるものである。
あるいは国際政治の面から養殖を含む栽培漁業の必要性
がますます高くなっている。養殖漁業は筏、棚、延縄、
生簀、池などの施設を用いて魚介類などの水産物を管理
し人為的に成長をはかるものである。
【0003】このような魚介類の養殖には、経済性の面
から高密度養殖が好ましいとされ、餌料として生餌にか
わり高タンパクの配合餌料が広く用いられている。この
ため多量の残餌やフンが海底にヘドロ状に堆積して海
洋、海底を汚染し、これに細菌が繁殖して季節により養
殖魚介類の病害多発の原因となっている。
から高密度養殖が好ましいとされ、餌料として生餌にか
わり高タンパクの配合餌料が広く用いられている。この
ため多量の残餌やフンが海底にヘドロ状に堆積して海
洋、海底を汚染し、これに細菌が繁殖して季節により養
殖魚介類の病害多発の原因となっている。
【0004】通常、動物薬としては抗生物質、生菌剤な
どの薬剤があるが、抗生物質の使用にあたっては、耐性
菌の出現や出荷前の使用制限など多くの問題がある。こ
のため、養殖魚介類の生産歩留まりは例えば車海老の場
合、40〜60%程度でありあまり高くない。
どの薬剤があるが、抗生物質の使用にあたっては、耐性
菌の出現や出荷前の使用制限など多くの問題がある。こ
のため、養殖魚介類の生産歩留まりは例えば車海老の場
合、40〜60%程度でありあまり高くない。
【0005】また、畜産分野では動物薬として生菌剤が
広く使用されているが、水産分野での実績はない。従
来、生菌剤としては、光合成細菌(PSB)、混合微生物
(トーアラーゼ:東亜薬品工業(株)製)、トヨイ菌(ト
ヨセリン:東洋醸造(株)製)などがあるが、環境の悪い
養殖現場では生存が不可能であったり、また適正な条件
での使用が困難であったり、あるいはコストアップにな
るなどの理由により未だ実用化はされていない。
広く使用されているが、水産分野での実績はない。従
来、生菌剤としては、光合成細菌(PSB)、混合微生物
(トーアラーゼ:東亜薬品工業(株)製)、トヨイ菌(ト
ヨセリン:東洋醸造(株)製)などがあるが、環境の悪い
養殖現場では生存が不可能であったり、また適正な条件
での使用が困難であったり、あるいはコストアップにな
るなどの理由により未だ実用化はされていない。
【0006】本発明の目的は、養殖魚介類の病害を防止
でき、かつ安全性に優れた餌料を提供することにある。
でき、かつ安全性に優れた餌料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の事
情に基づき種々検討を重ねた結果、餌料に対して生きた
乳酸菌を添加することにより、魚介類の病害発生を抑制
することができるとの知見を得て本発明を完成するに至
った。
情に基づき種々検討を重ねた結果、餌料に対して生きた
乳酸菌を添加することにより、魚介類の病害発生を抑制
することができるとの知見を得て本発明を完成するに至
った。
【0008】すなわち、本発明は生きた乳酸菌を配合し
たことを特徴とする魚介類用の餌料を提供するものであ
る。
たことを特徴とする魚介類用の餌料を提供するものであ
る。
【0009】本発明において乳酸菌が添加される原料と
なる餌料としては、従来、魚介類の餌料として用いられ
る市販の配合餌料や自家調製餌料がいずれも用いられ
る。
なる餌料としては、従来、魚介類の餌料として用いられ
る市販の配合餌料や自家調製餌料がいずれも用いられ
る。
【0010】本発明方法にて用いられる生きた乳酸菌と
しては、公知の乳酸菌がいずれも用いられるが、特にエ
ンテロコッカス・フェシウム(Enterococuss faecium)
が好ましく、とりわけEnterococuss faeciumSHO−3
1(微工研菌寄第12253号)が好ましい。この菌は
海水、ヘドロ中でも生存し、魚介類の腸内に定着して生
存する。また、餌、フン中の細菌の繁殖を抑制し、魚介
類、人体に対する安全性も高い。
しては、公知の乳酸菌がいずれも用いられるが、特にエ
ンテロコッカス・フェシウム(Enterococuss faecium)
が好ましく、とりわけEnterococuss faeciumSHO−3
1(微工研菌寄第12253号)が好ましい。この菌は
海水、ヘドロ中でも生存し、魚介類の腸内に定着して生
存する。また、餌、フン中の細菌の繁殖を抑制し、魚介
類、人体に対する安全性も高い。
【0011】これら乳酸菌は餌料に添加されるが、餌料
に対する乳酸菌の添加量は、特に制限はなく餌料1gに
つき乳酸菌106個以上とするのが好ましい。乳酸菌量
がこれより少ないと充分な病害防止の効果が得られな
い。
に対する乳酸菌の添加量は、特に制限はなく餌料1gに
つき乳酸菌106個以上とするのが好ましい。乳酸菌量
がこれより少ないと充分な病害防止の効果が得られな
い。
【0012】前記の餌料に乳酸菌を添加するには、乾燥
餌料の重量の0.1〜2%に相当する凍結乳酸菌を乾燥
餌料の重量の10〜59%程度の適当量の水に懸濁し、
得られた懸濁液を餌料に均一に散布すればよい。
餌料の重量の0.1〜2%に相当する凍結乳酸菌を乾燥
餌料の重量の10〜59%程度の適当量の水に懸濁し、
得られた懸濁液を餌料に均一に散布すればよい。
【0013】配合餌料(ドライペレット)に乳酸菌を添
加するにはつぎのように行う。微粒子餌料への添加の場
合は、餌料の50%量の水に、所定量の解凍乳酸菌を溶
かして、希釈乳酸菌を調製する。この希釈された乳酸菌
を、微粒子餌料に散布して、よく混合する。また、成海
老人餌料への添加の場合は、餌料の10%量の水に、所
定量の解凍乳酸菌を溶かして希釈乳酸菌を調製する。こ
の希釈された乳酸菌を、餌料に均一に散布してよく混合
する。
加するにはつぎのように行う。微粒子餌料への添加の場
合は、餌料の50%量の水に、所定量の解凍乳酸菌を溶
かして、希釈乳酸菌を調製する。この希釈された乳酸菌
を、微粒子餌料に散布して、よく混合する。また、成海
老人餌料への添加の場合は、餌料の10%量の水に、所
定量の解凍乳酸菌を溶かして希釈乳酸菌を調製する。こ
の希釈された乳酸菌を、餌料に均一に散布してよく混合
する。
【0014】このような餌料は従来と同様、通常1日に
約1〜3回与え魚介類の養殖を行う。
約1〜3回与え魚介類の養殖を行う。
【0015】本発明の餌料を魚介類に用いることにより
疾病の予防、治療の効果と共に成長促進、餌料効率の向
上などの効果が得られる。
疾病の予防、治療の効果と共に成長促進、餌料効率の向
上などの効果が得られる。
【0016】なお、本発明の餌料において用いられる乳
酸菌は純粋培養され、濃縮した生きた乳酸菌が1010個/
mL以上含まれるものを用いるのが好ましい。このよう
な乳酸菌を用いることにより魚介類の体内で活性な乳酸
菌が有効に作用する。
酸菌は純粋培養され、濃縮した生きた乳酸菌が1010個/
mL以上含まれるものを用いるのが好ましい。このよう
な乳酸菌を用いることにより魚介類の体内で活性な乳酸
菌が有効に作用する。
【0017】また、乳酸菌にはビブリオ菌増殖の抑制機
能があり、残餌、フン中の細菌の増殖を抑制するものと
考えられる。すなわち、乳酸菌(SHO−31)とビブ
リオ菌(vibrio PJ株)とをシャーレ内にて対峠培養
(BHI−HNG培地)したところ、ビブリオ菌が増殖
していないことがわかった。このように、乳酸菌はビブ
リオ菌の増殖抑止機能を有する。
能があり、残餌、フン中の細菌の増殖を抑制するものと
考えられる。すなわち、乳酸菌(SHO−31)とビブ
リオ菌(vibrio PJ株)とをシャーレ内にて対峠培養
(BHI−HNG培地)したところ、ビブリオ菌が増殖
していないことがわかった。このように、乳酸菌はビブ
リオ菌の増殖抑止機能を有する。
【0018】また、乳酸菌には魚介類の生育に有効な多
くの成分、代謝産物が含まれている。特に蛋白質、アミノ
酸を豊富に含有し、核酸、酵素などの生理活性物質も含
まれている。これらの含有量を他の代表的餌料と比較し
て表1に示す。
くの成分、代謝産物が含まれている。特に蛋白質、アミノ
酸を豊富に含有し、核酸、酵素などの生理活性物質も含
まれている。これらの含有量を他の代表的餌料と比較し
て表1に示す。
【0019】 表1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 試 料 粗蛋白質 粗脂肪 粗繊維 灰分 可溶性糖類 ──────────────────────────────────── 乳酸菌SHO-31 62.00 ND 1.17 10.51 26.32 光合成細菌* 57.95 7.91 2.92 4.40 20.83 クロレラ* 53.76 6.31 10.33 1.52 19.28 大豆* 38.99 19.33 5.11 5.68 30.93 米* 7.48 0.94 0.35 0.72 90.60 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 数値は%/乾燥重量g *印は process biochemistry 13, 9, 27■30
【0020】[試験1]下記の条件にて車海老の養殖を
行ったところ、表2に示すように餌料効率が向上し車海
老の成育促進が顕著であることが分かった。車海老は底
地に潜る性質を有し、かつ共食いするため、ヘドロ中の
病原菌に感染する機会が多く、従来、養殖車海老のへい
死原因は細菌性のものがほとんどである。
行ったところ、表2に示すように餌料効率が向上し車海
老の成育促進が顕著であることが分かった。車海老は底
地に潜る性質を有し、かつ共食いするため、ヘドロ中の
病原菌に感染する機会が多く、従来、養殖車海老のへい
死原因は細菌性のものがほとんどである。
【0021】 表 2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 試験区種類 試験区A 試験区B 対照区 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 総投餌量(g) 28.4 28.7 28.7 ───────────────────────────────── 初期平均体重(g) 0.90 0.90 0.93 最終平均体重(g) 1.30 1.24 1.22 平均体増重率(%) 44.44 37.78 31.18 ───────────────────────────────── 初期総体重(g) 18.86 18.66 19.53 最終総体重(g) 26.02 25.90 24.37 総体増重率(%) 37.96 37.33 24.78 ───────────────────────────────── 餌料効率(%) 42.02 40.88 28.11 脱皮率(%) 185.0 145.0 165.0 生残率(%) 95 100 95 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ただし、試験区A:乳酸菌と他の菌体の混合物を餌料に
添加 試験区B:乳酸菌のみ餌料に添加
添加 試験区B:乳酸菌のみ餌料に添加
【0022】試験条件 餌 料:乳酸菌を餌料調整時に添加し、餌原料ととも
に成型した モイストペレットを使用 試験水槽:30L、 水温:23℃、 車海老:各区と
も21尾 試験期間:18日間
に成型した モイストペレットを使用 試験水槽:30L、 水温:23℃、 車海老:各区と
も21尾 試験期間:18日間
【0023】[試験2]特にEnterococuss faeciumは、
海水中での生存性が高い耐塩性の乳酸菌であり、環境の
悪化した海水やヘドロ中でもある生存率が高い。車海老
養殖場のヘドロ中上の海水に乳酸菌を添加して、ヘドロ
中に生存する乳酸菌数および総菌数の経時的変化を調べ
た結果を表3に示す。
海水中での生存性が高い耐塩性の乳酸菌であり、環境の
悪化した海水やヘドロ中でもある生存率が高い。車海老
養殖場のヘドロ中上の海水に乳酸菌を添加して、ヘドロ
中に生存する乳酸菌数および総菌数の経時的変化を調べ
た結果を表3に示す。
【0024】 表 3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 菌数(cfu/mL) 乳酸菌数 ──────────────────────── 試験時間 乳酸菌数 総菌数 総菌数 ───────────────────────────────── 試験開始 3.2×107 6.1×106 5.2 24日目 1.6×107 3.5×106 4.6 70日目 1.7×105 4.2×104 4.0 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 試験条件 試験水槽:自然海水…30L、 車海老養殖場ヘドロ…
30L 水温…約23℃ 添加乳酸菌:試験の開始時に海水中濃度を3.2×107cfu/
mLに調整した。 試験試料:主にヘドロ上に生えたケイ藻を採取して菌数
測定に供した。
30L 水温…約23℃ 添加乳酸菌:試験の開始時に海水中濃度を3.2×107cfu/
mLに調整した。 試験試料:主にヘドロ上に生えたケイ藻を採取して菌数
測定に供した。
【0025】[試験3]本発明で用いられる乳酸菌は、
生体由来の乳酸菌であり、同類の乳酸菌は自然界にも多
数存在しているので、魚介類の飼料添加物として安全性
が高く、また人体に対しても安全である。
生体由来の乳酸菌であり、同類の乳酸菌は自然界にも多
数存在しているので、魚介類の飼料添加物として安全性
が高く、また人体に対しても安全である。
【0026】海水中に乳酸菌を高濃度添加し、周囲の環
境に影響されやすいノープリウス・ゾエア期の車海老各
100尾を絶食状態にして入れ、生育状態を観察した。
この結果、表4に示すように対照区に比べて乳酸菌添加
区の生存率は高く、稚海老にとっても乳酸菌の存在は安
全性が高い。
境に影響されやすいノープリウス・ゾエア期の車海老各
100尾を絶食状態にして入れ、生育状態を観察した。
この結果、表4に示すように対照区に比べて乳酸菌添加
区の生存率は高く、稚海老にとっても乳酸菌の存在は安
全性が高い。
【0027】 表 4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日 令 ───────────────────── 試験区 1日 2日 3日 4日 ─────────────────────────────── 乳酸菌添加区 100 85 82 250 対照区 100 100 100 100 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 対照区を基準(100%)とした試験区の生存率(%)を示
す。 (試験条件) 試験区:乳酸菌を1×108個/mL添加 対照区:乳酸菌の添加なし。
す。 (試験条件) 試験区:乳酸菌を1×108個/mL添加 対照区:乳酸菌の添加なし。
【0028】[試験例4]本発明の方法により養殖を行
うと、表5に示すように歩留りが高く、餌料効率も優れ
ている。 評価条件 飼育場所 ハウス内コンクリート水槽:ハウス…4棟、
水槽面積…600m2/槽、底地…コンクリート上に砂
地 飼育水 水温:20.2〜27.1℃、水深:約1m、水
量:水車で流水、換水はほとんどなし 投餌方法 回数:1日2回(午前9時、午後3時) 使用餌料 餌料:協和醗酵のドライペレット稚エビ2号 添加菌:表5に示す。 水槽1、水槽2の餌料は、餌料重量の0.1%の添加菌
を餌料重量の10%の水に溶解して、餌料に均一に噴霧
して調製する。
うと、表5に示すように歩留りが高く、餌料効率も優れ
ている。 評価条件 飼育場所 ハウス内コンクリート水槽:ハウス…4棟、
水槽面積…600m2/槽、底地…コンクリート上に砂
地 飼育水 水温:20.2〜27.1℃、水深:約1m、水
量:水車で流水、換水はほとんどなし 投餌方法 回数:1日2回(午前9時、午後3時) 使用餌料 餌料:協和醗酵のドライペレット稚エビ2号 添加菌:表5に示す。 水槽1、水槽2の餌料は、餌料重量の0.1%の添加菌
を餌料重量の10%の水に溶解して、餌料に均一に噴霧
して調製する。
【0029】 表 5 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 水槽1 水槽2 水槽3 水槽4 ──────────────────────────────────── 乳酸菌SHO-31 4×1010 4×1010 − − 納豆菌 − 2×1010 − − 酵母 − 1×1010 − − ──────────────────────────────────── 初期の総海老数 390,000 390,000 390,000 390,000 38日後の総海老数 260,042 256,016 214,528 224,319 〃 生産量(kg) 121.7 123.4 113.7 115.3 ──────────────────────────────────── 歩留り(%) 66.7 65.64 55.00 57.51 ──────────────────────────────────── 総投餌量(kg) 153 153 153 153 総増重量(kg) 118.5 120.1 110.5 112.1 餌料効率(%) 77.5 78.5 72.2 73.3 増肉係数 1.29 1.27 1.38 1.36 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0030】
【発明の効果】本発明の餌料は安全性が高く、かつ養殖
魚介類の病害を防ぎ、魚介類の成育を促進する。
魚介類の病害を防ぎ、魚介類の成育を促進する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田原 修 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所三条工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 生きた乳酸菌を配合したことを特徴とす
る魚介類用の餌料。 - 【請求項2】 乳酸菌の添加量が餌料1gにつき106
個以上である前記請求項1に記載の魚介類用の餌料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4218521A JP2727517B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 魚介類用の餌料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4218521A JP2727517B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 魚介類用の餌料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0646763A true JPH0646763A (ja) | 1994-02-22 |
JP2727517B2 JP2727517B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=16721240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4218521A Expired - Fee Related JP2727517B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 魚介類用の餌料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2727517B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100371503B1 (ko) * | 2000-08-14 | 2003-02-06 | 주식회사 메디오젠 | 양식어류의 사료첨가제용 미생물 제제 및 그 제조방법 |
JP2010246477A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Ban Kk | 養魚飼料用混合物及びその製造方法並びに海水魚飼料 |
WO2014021205A1 (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-06 | 株式会社カネカ | 新規乳酸菌 |
CN106719166A (zh) * | 2017-01-26 | 2017-05-31 | 中国水产科学研究院黑龙江水产研究所 | 一种鱼类肠道菌群移植再利用的方法 |
CN108094283A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-01 | 海南中正水产科技有限公司 | 一种室内工厂化生态培育南美白对虾虾苗的方法 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4218521A patent/JP2727517B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
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EP2881459A4 (en) * | 2012-07-31 | 2016-04-27 | Kaneka Corp | NEW LACTIC BACTERIA |
JPWO2014021205A1 (ja) * | 2012-07-31 | 2016-07-21 | 株式会社カネカ | 新規乳酸菌 |
US10675311B2 (en) | 2012-07-31 | 2020-06-09 | Kaneka Corporation | Lactic acid bacterium |
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CN108094283A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-01 | 海南中正水产科技有限公司 | 一种室内工厂化生态培育南美白对虾虾苗的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2727517B2 (ja) | 1998-03-11 |
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