JPH0646754Y2 - 車両用灰皿 - Google Patents

車両用灰皿

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JPH0646754Y2
JPH0646754Y2 JP1989099421U JP9942189U JPH0646754Y2 JP H0646754 Y2 JPH0646754 Y2 JP H0646754Y2 JP 1989099421 U JP1989099421 U JP 1989099421U JP 9942189 U JP9942189 U JP 9942189U JP H0646754 Y2 JPH0646754 Y2 JP H0646754Y2
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JP
Japan
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rotating body
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ash
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JP1989099421U
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JPH0337030U (ja
Inventor
邦昭 福山
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株式会社イリエ
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、車両用灰皿に関し、灰受容器の清掃を行なう
際に、その開口部を大きく開口させて掃除機の吸引ノズ
ルを差し込み、タバコの吸い殻や灰の除去作業を迅速に
行なうことができるようにしたものである。
〈従来の技術〉 従来、列車の座席付近等に付設されている灰皿は、周知
のように、底部と対向する面側が開口部となっている灰
受容器を、外部取付部となる支持体の一面側に、天地逆
転できるように回転可能に取付けると共に、灰受容器の
開口部に、反転開閉動作の可能な蓋体を設けた構造とな
っている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上述した従来の車両用灰皿は、灰受容器の開口部に反転
開閉動作をする蓋体を設けた構造となっているから、灰
受容器内に蓄積したタバコの吸い殻や灰等を除去するた
めには、灰受容器の天地を逆転させてタバコの吸い殻、
灰等を自然落下させて除去した後、灰受容器を元の位置
に戻して強制的に押し込む手順を経なければならない。
このため、灰受容器の清掃作業に手間をとり、折返し運
転の列車等において、到着から発車迄の時間が短い場合
には、清掃作業員に過度の負担を負わせ、最悪の場合に
は、時間内に清掃作業を終ることが困難になることもあ
った。
そこで、本考案の課題は、上述する従来の問題点を解決
し、灰受容器の清掃を行なう際に、その開口部を大きく
開口させて掃除機の吸引ノズルを差し込み、タバコの吸
い殻や灰の除去作業を迅速に行なうことの可能な車両用
灰皿を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上述する課題解決のため、本考案は、支持体と、灰受容
器と、蓋体とを有する車両用灰皿であって、 前記支持体は、背板部と、一対の腕片とを有し、前記一
対の腕片が前記背板部の一面側に間隔を隔てて起立して
設けられており、 前記灰受容器は、底部と対向する面側に開口部を有し、
前記背板部の前記一面側において前記腕片間の前記間隔
内に配置され、前記支持体に取付けられており、 前記蓋体は、第1回転体と、第2回転体とを含んでお
り、 前記第1回転体は、枠部を有しており、前記枠部は、前
記腕片の先端部側で両端部が生じるように前記開口部の
開口端縁に沿って設けられ、内側に前記開口部に連なる
空間部を形成し、前記両端部が前記腕片の先端部に回転
可能に軸止めされており、 前記第2回転体は、前記第1回転体の前記空間部を実質
的に閉塞し得る形状を有して前記空間部の内部に配置さ
れ、前記背板部の前記一面と前記腕片の前記先端部との
間において、前記第1回転体の前記枠部に回転可能に軸
止めされている。
〈作用〉 蓋体を構成する第1回転体は枠部を有しており、枠部
は、腕片の先端部側で両端部が生じるように開口部の開
口端縁に沿って設けられ、両端部が腕片の先端部に回転
可能に軸支めされており、第2回転体は第1回転体の枠
部に軸止めされているから、灰受容器の清掃を行なう
際、第1回転体を回転させるだけで、第2の回転体も同
時に回転し、灰受容器の開口部を大きく開口させて掃除
機の吸引ノズルを差し込み、タバコの吸い殻や灰の除去
作業を迅速に行なうことができる。清掃作業が終了した
後は、第1回転体を開口部の上まで戻すだけで、第2回
転体も一緒に回転して元の位置に戻る。このため、清掃
作業が終了した後は、第1回転体を開口部の上まで戻す
だけでよい。
しかも、枠部は、両端部が腕片の先端部に回転可能に軸
止めされているから、灰受容器の清掃を行なうため、第
1回転体を回転させた場合、第1回転体及びこれに取付
けられた第2回転体が灰受容器の外側において、重力の
作用により垂れ下がる。このため、第1回転体が清掃作
業の間、作業の邪魔にならない位置に自然に保たれるか
ら、清掃作業がし易くなる。
第2回転体は、第1回転体の空間部を実質的に閉塞し得
る形状を有して空間部の内部に配置され、背板部の一面
と腕片の先端部との間において、第1回転体の枠部に回
転可能に軸止めされているから、第2回転体は、喫煙時
には開口位置に回転させてタバコ受として使用し、喫煙
が終った後は閉塞位置に戻して蓋として使用することが
できる。
支持体は、一対の腕片が背板部の一面側に間隔を隔てて
起立して設けられており、灰受容器は底部と対向する面
側に開口部を有し背板部の一面側において腕片間の間隔
内に配置され支持体に取付けられているから、支持体を
車両に取付け、灰受容器を灰皿として利用することがで
きる。灰受容器は底部と対向する面側に開口部を有し背
板部の一面側において腕片間の間隔内に配置され支持体
に取付けられているから、支持体の腕片に対して灰受容
器を回転可能に取付ける等の構造をとることもできる。
〈実施例〉 第1図は本考案に係る車両用灰皿の正面図、第2図は同
じくその平面図、第3図は同じくその側面図、第4図は
第1図A1−A1線上における断面図、第5図は要部の平面
拡大断面図である。これらの図は蓋体が閉じた状態を示
している。1は灰受容器、2は蓋体、3は支持体をそれ
ぞれ示している。灰受容器1は底部と対向する面側が開
口部101となっている。蓋体2は灰受容器1の開口部101
を開閉するように配置されている。支持体3は、灰受容
器1及び蓋体2を支持すると共に外部取付部となる部分
であって、取付部分となる背板部31を有すると共に、背
板部31の一面側に間隔を隔てて起立する一対の腕片32、
33を設け、腕片32−33間で灰受容器1及び蓋体2を回転
可能に支持している。
蓋体2は、本考案の重要な特徴部分であって、第1回転
体21と第2回転体22とを含んでいる。第1回転体21は、
灰受容器1の開口部101の形状に対応する枠部211と、枠
部211によって形作られた空間部212とを有している。第
1回転体21は、第6図及び第7図に示すように、開口部
101の上方と開口部101から外れた位置との間で、矢印a1
またはa2の方向に回転し得るように、枠部211の両端が
開口部101の一辺側の両端に回転可能に軸止めされてい
る。軸止めの構造は、第5図に拡大して示すように、枠
部211の端部を通って貫通させた軸23を、支持体3に設
けられた腕辺32、33に設けられた軸穴321,331を緩く貫
通させ、更にその先端を灰受容器1の肉厚部内に軸支め
した構造となっている。
第2回転体22は、第1回転体21の空間部212に対応する
形状を有してその内部に配置されている。そして、第1
図〜第5図に示した如く、空間部212を実質的に閉塞す
る閉塞位置と、第8図に示す如く、矢印b1の方向に回転
して空間部212を実質的に開口させる開口位置とを取り
得るように、第1回転体21の枠部211に回転可能に軸止
めされている。軸止め構造の詳細は、第5図に示すとこ
ろであり、第1回転体21を構成する枠部211を貫通して
導かれた軸24の先端部を、第2回転体22に設けられた軸
穴221に嵌め込む構造となっている。
灰受容器1は、従来と同様に、支持体3の腕片32、33に
回転可能に軸止めされている。その軸止め構造も、第5
図に明示されており、第1回転体21を軸止めしている軸
23の先端部を、灰受容器1に設けられた軸穴に挿入する
ことによって得られる。従って、灰受容器1は、第9図
に示すように、矢印c1の方向に持ち上げて、天地を逆転
させることができる。4は支持板の一面上に取付けられ
たバネ片であり、灰受容器1の背面に設けられた凹部10
2に入り込み、突片103に弾性的に欠け止められる。これ
により、灰受容器1が支持体3の一面上に保持される。
本考案に係る車両用灰皿は、上述の構造であるので、灰
受容器1の清掃を行なう際、第6図及び第7図に示す如
く、第1回転体21を第2回転体22と一緒に、矢印a1の方
向に回転させることができる。これにより、灰受容器1
の開口部101を大きく開口させて掃除機の吸引ノズルを
差し込み、タバコの吸い殻や灰の除去作業を迅速に行な
うことが可能になる。清掃作業が終了した後は、第1回
転体21を第6図及び第7図の矢印a2の方向に回転させ
て、開口部101の上まで戻すだけでよい。
枠部211は、両端部が腕片32、33の先端部1に回転可能
に軸止めされているから、灰受容器1の清掃を行なうた
め、第1回転体21を回転させた場合、第1回転体21が灰
受容器1の外側において、重力の作用により垂れ下がる
(第6図及び第7図参照)。このため、第1回転体21及
びこれに取付けられた第2回転体22が清掃作業の間、作
業の邪魔にならない位置に自然に保たれるから、清掃作
業がし易くなる。
また、喫煙時には、第8図に示すように、第2回転体22
を矢印b1の方向に回転させて、開口位置にセットしてタ
バコ受として使用し、喫煙が終った後は、矢印b2の方向
に回転させて閉塞位置に戻し、蓋として使用することが
できる。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案によれば、次のような効果が
得られる。
(a)蓋体を構成する第1回転体は枠部を有しており、
枠部は背板側で連続し、腕片の先端部側で両端部が生じ
るように開口部の開口端縁に沿って設けられ、両端部が
腕片の先端部に回転可能に軸止めされており、第2回転
体は背板部の一面と腕片の先端部との間において、第1
回転体の枠部に軸止めされているから、灰受容器の清掃
を行なう際に、第1回転体を回転させるだけで、第2の
回転体も同時に回転し、灰受容器の開口部を大きく開口
させて掃除機の吸引ノズルを差し込み、タバコの吸い殻
や灰の除去作業を迅速に行なうことの可能な車両用灰皿
を提供できる。
(b)枠部は、両端部が腕片の先端部に回転可能に軸止
めされているから、第1回転体及び第2回転体が清掃作
業の間、作業の邪魔にならない位置に自然に保たれ、清
掃作業がし易くなる。
(c)第2回転体は、第1回転体の空間部を実質的に閉
塞し得る形状を有して空間部の内部に配置され、背板部
の一面と腕片の先端部との間において、第1回転体の枠
部に回転可能に軸止めされているから、第2回転体を、
喫煙時に開口位置に回転させてタバコ受として使用し、
喫煙が終った後は閉塞位置に戻して蓋として使用するこ
との可能な車両用灰皿を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用灰皿の正面図、第2図は同
じくその平面図、第3図は同じくその側面図、第4図は
第1図A1−A1線上における断面図、第5図は要部の平面
拡大断面図、第6図は第1回転体を回転させた状態での
側面図、第7図は同じくその側面断面図、第8図は第2
回転体を開口位置に回転させた状態での側面断面図、第
9図は灰受容器を逆転させた状態での側面断面図であ
る。 1……灰受容器、2……蓋体 21……第1回転体、22……第2回転体 211……枠部、212……空間部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体と、灰受容器と、蓋体とを有する車
    両用灰皿であって、 前記支持体は、背板部と、一対の腕片とを有し、前記一
    対の腕片が前記背板部の一面側に間隔を隔てて起立して
    設けられており、 前記灰受容器は、底部と対向する面側に開口部を有し、
    前記背板部の前記一面側において前記腕片間の前記間隔
    内に配置され、前記支持体に取付けられており、 前記蓋体は、第1回転体と、第2回転体とを含んでお
    り、 前記第1回転体は枠部を有しており、前記枠部は、前記
    腕片の先端部側で両端部が生じるように前記開口部の開
    口端縁に沿って設けられ、内側に前記開口部に連なる空
    間部を形成し、前記両端部が前記腕片の先端部に回転可
    能に軸止めされており、 前記第2回転体は、前記第1回転体の前記空間部を実質
    的に閉塞し得る形状を有して前記空間部の内部に配置さ
    れ、前記背板部の前記一面と前記腕片の前記先端部との
    間において、前記第1回転体の前記枠部に回転可能に軸
    止めされている 車両用灰皿。
JP1989099421U 1989-08-24 1989-08-24 車両用灰皿 Expired - Lifetime JPH0646754Y2 (ja)

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JP1989099421U JPH0646754Y2 (ja) 1989-08-24 1989-08-24 車両用灰皿

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JP1989099421U JPH0646754Y2 (ja) 1989-08-24 1989-08-24 車両用灰皿

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Publication Number Publication Date
JPH0337030U JPH0337030U (ja) 1991-04-10
JPH0646754Y2 true JPH0646754Y2 (ja) 1994-11-30

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ID=31648476

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989099421U Expired - Lifetime JPH0646754Y2 (ja) 1989-08-24 1989-08-24 車両用灰皿

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5998796U (ja) * 1982-12-22 1984-07-04 小糸工業株式会社 ア−ムレスト用灰皿

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0337030U (ja) 1991-04-10

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