JPH064645U - 圧力センサ装置 - Google Patents
圧力センサ装置Info
- Publication number
- JPH064645U JPH064645U JP5054892U JP5054892U JPH064645U JP H064645 U JPH064645 U JP H064645U JP 5054892 U JP5054892 U JP 5054892U JP 5054892 U JP5054892 U JP 5054892U JP H064645 U JPH064645 U JP H064645U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring board
- pressure sensor
- pipe member
- housing
- sensor unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 封止材が剥離してもセンサ部への水侵入を生
じることがない。 【構成】 ハウジング1内に圧力センサユニット2を収
納する。配線基板3に内設したリードフレーム14が圧
力センサユニット2の出力端子21とコネクタピン12
の端部とに接触導通してこれらを接続している。圧力導
入管22に気密的に連結される圧力導入路41を有する
パイプ部材4が設けられ、その挿入端部44の端面4a
は配線基板3と間隔をおいて位置している。圧力センサ
ユニット2、配線基板3、およびパイプ部材4の挿入端
部44はハウジング1内に充填された封止材5で覆われ
ている。パイプ部材4との接触面で封止材5が剥離する
と、これより水分が侵入し、パイプ部材4の挿入端面4
aに至るが、これと配線基板3とは離してあるから、侵
入した水分が配線基板3に向かうことはなく、リードフ
レーム31に水分が付着してマイグレーション等を生じ
ることはない。
じることがない。 【構成】 ハウジング1内に圧力センサユニット2を収
納する。配線基板3に内設したリードフレーム14が圧
力センサユニット2の出力端子21とコネクタピン12
の端部とに接触導通してこれらを接続している。圧力導
入管22に気密的に連結される圧力導入路41を有する
パイプ部材4が設けられ、その挿入端部44の端面4a
は配線基板3と間隔をおいて位置している。圧力センサ
ユニット2、配線基板3、およびパイプ部材4の挿入端
部44はハウジング1内に充填された封止材5で覆われ
ている。パイプ部材4との接触面で封止材5が剥離する
と、これより水分が侵入し、パイプ部材4の挿入端面4
aに至るが、これと配線基板3とは離してあるから、侵
入した水分が配線基板3に向かうことはなく、リードフ
レーム31に水分が付着してマイグレーション等を生じ
ることはない。
Description
【0001】
本考案は圧力センサ装置に関し、特に水分の侵入を効果的に防止する圧力セン サ装置の構造改良に関する。
【0002】
図2に従来装置の一例を示す。ハウジング1は樹脂製で、下方へ開放する容器 状をなし、側方へ突出する厚肉壁には複数のコネクタピン12(うち1つを図示 )が貫通埋設されてコネクタ11となっている。ハウジング1内には公知の半導 体センサを内蔵した圧力センサユニット2が配設してあり、その下端部を構成す る金属ケース23の外周フランジ部が、ハウジング1内壁の段付部に当接して位 置決めされ、その周囲に一定の空間が形成されている。
【0003】 上記ハウジング1の開口13には下方より、内部を圧力導入路41としたパイ プ部材4が挿入され、圧力導入路41の上端開口はOリング43を介して、上記 金属ケース23の下面中心より延びる圧力導入管22に気密的に連結されている 。パイプ部材4の上端基部42は一定厚の板状に形成されて上記開口13を覆っ ており、この基部42には内部に金属リードフレーム14が埋設固定されている 。
【0004】 基部42には所定位置に切欠きないし抜き孔が形成され、この部分で露出する リードフレーム14が、所定のコネクタピン12の内端部および、金属ケース2 3の下面より突出する圧力センサの所定の出力端子21に接触導通して、これら の間を接続している。リードフレーム14には途中の適宜位置にイグニションノ イズ吸収用のチップコンデンサ24が接触導通している。また、各出力端子21 には金属ケース23貫通部の外周に電磁ノイズ吸収用の貫通コンデンサ25が設 けてある。そして、圧力センサユニット2およびパイプ部材4の基部42を覆っ てハウジング1内の間隙空間に封止材5が注入されて、機能部品や接合部を保護 している。
【0005】
ところで、封止材5には通常樹脂材が使用されるが、その熱膨張率等がハウジ ング1やパイプ部材4を構成する樹脂材のものとは異なるため、例えば雰囲気温 度が大きく変化するエンジンルーム内等で長期に使用すると、特にパイプ部材4 との接触部(図のA部)で剥離を生じることがあり、この剥離部より水分が侵入 してリードフレーム14とチップコンデンサ24の接合部に至ると、接合剤とし て使用されているAgペーストがマイグレーションを生じて出力端子21間が短 絡し、センサ出力が低下する等の問題があった。
【0006】 本考案はかかる課題を解決するもので、封止材が剥離してもセンサ部への水侵 入を生じることがない圧力センサ装置を提供することを目的とする。
【0007】
本考案の構成を説明すると、圧力センサ装置は、側壁11を貫通して延びるコ ネクタピン12を備え、一方へ開口するハウジング1と、該ハウジング1内に収 納した圧力センサユニット2と、ハウジング開口13より挿入位置せしめられ、 挿入位置にて圧力センサユニット2の所定の出力端子21と所定の上記コネクタ ピン12の端部とに接触導通してこれらを接続するリードフレーム14を有する 配線基板3と、上記ハウジング開口13より挿入位置せしめられ、上記配線基板 3を貫通して圧力センサユニット2より延びる圧力導入管22に気密的に連結さ れる圧力導入路41を有するとともに、その挿入端部の端面4aが上記配線基板 3と所定の空間をおいて離間するパイプ部材4と、上記圧力センサユニット2、 配線基板3、およびパイプ部材4の挿入端部周りの各空間を満たしてハウジング 1内に充填された封止材5とを具備している。
【0008】
上記構成において、パイプ部材4との接触面で封止材5が剥離すると、外気に 接する剥離部分より水分が侵入する。この水分は毛細管現象によりパイプ部材4 の表面に沿って内部へ侵入し、その挿入端面4aに至るが、挿入端面4aと配線 基板3とは所定の空間をおいて離間しているから、侵入した水分が配線基板3に 向かうことはない。しかして、配線基板3内のリードフレーム31に水分が付着 してマイグレーシヨン等の不具合を生じることはない。
【0009】
本考案になる圧力センサ装置の一例を図1に示す。基本構造は既に説明した従 来例と同一であり、以下、相違点を中心に説明する。
【0010】 圧力センサユニット2を収納したハウジング1の開口13内には一定厚の樹脂 板よりなる配線基板3が配設してあり、該配線基板3は開口径よりやや小さい径 に成形されるとともに、板内には所定形状のリードフレーム14が埋設固定して ある。配線基板3には適当位置に切欠きと抜き孔が形成されてこの部分でリード フレーム14が露出し、両端の露出部が、金属ケース23より下方へ突出する出 力端子21、およびコネクタピン12の内端にそれぞれ接触導通するとともに、 途中の露出部にAgペーストによりチップコンデンサ24が接合されている。
【0011】 上記配線基板3より下方のハウジング開口13内にはパイプ部材4が挿入して あり、その挿入端部44は大径の板状となって、外周面が開口13の内壁近くに 位置するとともに、端面4aは配線基板3に接することなく空間をおいて下方へ 離れている。
【0012】 パイプ部材4の筒内は圧力導入路41となっており、その上端開口にはシール リング43を介して、金属ケース23より下方へ延び配線基板3を貫通した圧力 導入管22が気密的に接続されている。そして、ハウジング1内の圧力センサユ ニット2、配線基板3、およびパイプ部材4の挿入端部44の周囲の各空間には 樹脂の封止材5が注入充填されて、機能部品等の保護が図られている。
【0013】 かかる構造において、雰囲気温度の変化等による熱ストレスで熱膨張率の異な るパイプ部材4との接触面で封止材5が剥離すると、外気に接する剥離部分(図 のA部)より毛細管現象で水分がパイプ部材4表面に沿って侵入する。剥離が内 部まで進行していると侵入した水分はパイプ部材4の挿入端面4aに至るが、こ の端面4aと配線基板3の下面とは所定厚の封止材5を介して離れているから、 挿入端面4aより配線基板3へ向けて水分が侵入することはなく、チップコンデ ンサ24の接合部でマイグレーションを生じる不具合は防止される。
【0014】 封止材5の剥離はハウジング1内壁との接触面(図のB部)でも生じることが あるが、この部分よりハウジング1内壁に沿って侵入した水分は、これに近接す るパイプ部材4の挿入端部44外周面より挿入端面4aに導びかれ、配線基板3 方向への侵入は防止される。
【0015】 なお、図1において、パイプ部材4には段部4bが形成されており圧力導入路 外壁のつけ根部分を取付ホ−ス6の外径より太くするようにしている。これによ り仮にパイプ部材4と封止材5との界面部分(図1のA部)に剥離が生じても、 取付ホ−ス6と圧力センサとの間の隙間に付着した雨水等の水滴は、段部4bに より形成されたコ−ナ部(図1のC部)に溜まることとなり、水分がA部から簡 単に侵入することはなく、より信頼性の高いセンサを得ることができる。
【0016】 なお、ハウジング1内壁面での封止材5の剥離がそれ程問題とならない場合に は、パイプ部材4の挿入端部44をハウジング1内壁に近接する板状に成形する 必要はない。
【0017】
以上の如く、本考案の圧力センサ装置によれば、リードフレームを保持する配 線基板とパイプ部材とを分離する簡単な構造により、封止材の剥離による侵入水 が配線部に至ってマイグレーション等を生じる不具合を効果的に防止することが できる。
【図1】本考案の一実施例を示す圧力センサ装置の全体
断面図である。
断面図である。
【図2】従来例を示す圧力センサ装置の全体断面図であ
る。
る。
1 ハウジング 11 コネクタ(側壁) 12 コネクタピン 13 ハウジング開口 2 圧力センサユニット 21 出力端子 22 圧力導入管 3 配線基板 14 リードフレーム 4 パイプ部材 4a 挿入端面 41 圧力導入路 5 封止材
Claims (1)
- 【請求項1】 側壁を貫通して延びるコネクタピンを備
え、一方へ開口するハウジングと、該ハウジング内に収
納した圧力センサユニットと、ハウジング開口より挿入
位置せしめられ、挿入位置にて圧力センサユニットの所
定の出力端子と所定の上記コネクタピンの端部とに接触
導通してこれらを接続するリードフレームを有する配線
基板と、上記ハウジング開口より挿入位置せしめられ、
上記配線基板を貫通して圧力センサユニットより延びる
圧力導入管に気密的に連結される圧力導入路を有すると
ともに、その挿入端部の端面が上記配線基板と所定の空
間をおいて離間しているパイプ部材と、上記圧力センサ
ユニット、配線基板、およびパイプ部材の挿入端部周り
の各空間を満たしてハウジング内に充填された封止材と
を具備する圧力センサ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5054892U JPH064645U (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 圧力センサ装置 |
US08/080,216 US5386730A (en) | 1992-06-25 | 1993-06-23 | Pressure sensor having a sealed water-resistant construction |
DE4321068A DE4321068B4 (de) | 1992-06-25 | 1993-06-24 | Drucksensor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5054892U JPH064645U (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 圧力センサ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064645U true JPH064645U (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=12862073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5054892U Pending JPH064645U (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 圧力センサ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064645U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100880246B1 (ko) * | 2007-04-11 | 2009-01-28 | 희성정밀 주식회사 | 에어컨 장치용 압력센싱모듈 |
KR100897337B1 (ko) * | 2007-05-17 | 2009-05-15 | 희성정밀 주식회사 | 노이즈에 영향을 받지 않는 에어컨 장치용 압력센싱모듈 및그 제조 방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02248830A (ja) * | 1989-03-23 | 1990-10-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体圧力センサ |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP5054892U patent/JPH064645U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02248830A (ja) * | 1989-03-23 | 1990-10-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体圧力センサ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100880246B1 (ko) * | 2007-04-11 | 2009-01-28 | 희성정밀 주식회사 | 에어컨 장치용 압력센싱모듈 |
KR100897337B1 (ko) * | 2007-05-17 | 2009-05-15 | 희성정밀 주식회사 | 노이즈에 영향을 받지 않는 에어컨 장치용 압력센싱모듈 및그 제조 방법 |
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