JPH0646355Y2 - 入隅用釣戸棚 - Google Patents

入隅用釣戸棚

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Publication number
JPH0646355Y2
JPH0646355Y2 JP9178188U JP9178188U JPH0646355Y2 JP H0646355 Y2 JPH0646355 Y2 JP H0646355Y2 JP 9178188 U JP9178188 U JP 9178188U JP 9178188 U JP9178188 U JP 9178188U JP H0646355 Y2 JPH0646355 Y2 JP H0646355Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
space
corner
cabinet
small
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9178188U
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English (en)
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JPH0213424U (ja
Inventor
祐子 江藤
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
Priority to JP9178188U priority Critical patent/JPH0646355Y2/ja
Publication of JPH0213424U publication Critical patent/JPH0213424U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は厨房等に設備される入隅用釣戸棚に関する。
(従来の技術) 例えば、キッチンシステムのコーナー用壁釣止め型カッ
プボードユニットその他に見る如く、所謂入隅用の釣戸
棚は、設備位置の絡み等もあって、一般に、中の方まで
手を延ばし難く、棚空間の全体的な有効利用を妨げられ
勝ちである。
然るに、その対策として、従来は、釣戸棚の中に更に回
転棚を設け、これにより、手前側での出し入れだけで奥
の方を利用できるような構成を得るに留めていた。
(考案が解決しようとする課題) この為、回転棚の傍ら(つまり、回転棚を収設した棚空
間を画成している被覆材例えば側板と、回転棚自身との
間に残されたスペース)に多少余裕があっても、こゝに
直接何か物を置いたり、こゝから取出そうとするような
時に、回転棚が邪魔になって、出し入れに不自由を来た
し、その結果、この部分が実質的なデッドスペースにな
る場合があることを甘受せざるを得なかった。
本考案は斯かる従来の入隅用釣戸棚における問題点を有
効に解決すべく為されたもので、その目的とする処は、
回転棚の傍にそれなりのスペースが残されている場合
に、この部分をも含めた棚空間の有効利用が可能な入隅
用釣戸棚を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、隣接する壁面の入隅部
に回転棚を設け、この回転棚の前面に扉を備えて成る入
隅用釣戸棚において、扉の左右の側部から前記壁面に対
して夫々垂直を成す側板を設け、この両側板と回転棚と
の間に形成されるデッドスペースの一方に上下方向に摺
動自在の小棚を設けると共に、他方のデッドスペースに
側板に沿って水平方向に摺動自在の掛止具を設けた。
(作用) 上記手段によれば、小棚と掛止具の双方共、一方の側板
側に寄せて引出し、収納物の出し入れを行う。
(実施例) 以下、本考案をシステムキッチンの入隅用釣戸棚に適用
した実施例に付き、添付図面に基づいて詳細な説明を行
なう。
第1図は釣戸棚を含むシステムキッチン要部の横断面
図、第2図はその使用状態を示す斜視図である。
図中、Lは本実施例に係るシステムキッチン要部として
の壁釣止め式L形カップボードの全体を表し、カップボ
ードLは、第2図に示すように、厨房Kの入隅Cnを画成
する左右の壁面W1,Wr沿いに連設されたキャビネット群C
i(i=1,2,3,…)から成り、クッキングテーブルT上
所定レベル、本実施例の場合、成人日本女子の平均的な
目の高さにキャビネット下端を合せ、不図示の釣金具で
掛止固定されている。
そして、入隅Cnに位置するキャビネットC1内の棚空間
S、つまり、第1図に示すように、同キャビネットC1の
平面視略五角形状に製作された底板10と、その左右の側
縁上に起立する両側板11,12と、底板後縁10a,10bの直角
交差角10cに設けた縦桟13,14と側板後縁11a,12aとの間
に張られた後板15,16と、側板前縁11b,12b間を開閉自在
に被覆する前扉17と、前記底板10と同形状の天板Bとに
より画成された空間Sに、丸型回転棚Rが収設されてい
る。
回転棚Rは、キャビネットC1の底板10と天板Bとの間に
心軸20を立設し、これで上下一対のターンテーブル21,2
2の中心を枢支した構造のもので、テーブル21,22の周縁
21a,22aを立上げて小物の転落を防ぐようにしており、
その傍ら、特に左右の側方、即ち、テーブル周縁21a,22
aとキャビネット側板11,12との間に、放置しておくには
忍び難い空きスペースSl、Srが取り残された格好になっ
ている。
そこで、本実施例では、上記スペースSl,srの内、前扉1
7の吊元つまりヒンジ17a側の方Slに平面視略長方形状の
囲い1を付け、この1と左側板11及び後板15により画成
される領域を隔板16で大小のスペースS1,S2に仕切り、
手前の大きい方のスペースS1に、軽量フレーム2aと上下
二段の敷板2b,2cから成る小棚2を収設して、その下端
に取手2dを付ける一方、小棚2上端に設けた釣ワイヤ2e
と、奥の小スペースS2に収容したガイドレール2f付カウ
ンターバランス2gの釣ワイヤ2hとを、異径プーリ2i,2j
付シャフト2kを介して、逆回転に取合い、更に、底板10
の対応部位に開口を形成し、以って、小棚2を昇降動自
在、つまり、棚空間Sの上下方向外方へ摺動自在な構成
を得るようにしている。
尚、プーリシャフト2kをモータによる電気駆動若しくは
補助駆動式とし、そのコントローラを、カップボードL
又はクッキングテーブルTの適所に配備しておくことは
差支えない。
また、本実施例では、右側に位置する空きスペースSrに
臨む側板12の上部寄り側面に、水平なガイドレール3を
止着し、これにローラ3a…を介し前後摺動自在なスライ
ダー4を係着せしめ、その長手方向適所にフック5…を
垂設して、小物を掛止め可能な構成を得るようにしてい
る。
本実施例によれば、回転棚Rが収設された棚空間Sを備
えて成る入隅用釣戸棚、つまり、キャビネットC1におい
て、回転棚Rの傍に、棚空間Sの外方へ摺動自在な物受
部材、即ち、小棚2及びフック付スライダー4を配設し
ているので、空きスペースSl,Srを調理用器具や調味料
容器等の小物収納場所として利用する上で、棚空間S中
に直接手を入れずとも、外方で、小物の出し入れ或いは
掛け止め作業を行なうことができ、従って、回転棚Rの
干渉を受けることなく、スペースSl,Srの活用を図り得
る。
尚、入隅用釣戸棚を複数の棚空間に仕切り、その内のい
ずれかに回転棚を収設するような場合、対象となる棚空
間の外方として、残る任意の棚空間を利用することは差
支えない。
(考案の効果) 以上の説明により明らかな如く、本考案によれば、隣接
する壁面の入隅部に回転棚を設け、この回転棚の前面に
扉を備えて成る入隅用釣戸棚において、扉の左右の側部
から前記壁面に対して夫々垂直を成す側板を設け、この
両側板と回転棚との間に形成されるデッドスペースの一
方に上下方向に摺動自在の小棚を設けると共に、他方の
デッドスペースに側板に沿って水平方向に摺動自在の掛
止具を設けたので、入隅部に設けた釣戸棚において従来
デッドスペースであった部分も収納部分として有効に利
用することが出来る。又、上下摺動自在の小棚を調理ス
ペースに近い側に設けるならば、小棚も掛止具も調理ス
ペースの近くに引出すことが可能となって、料理人の作
業動線を短くすることが出来、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をシステムキッチンのコーナー用釣戸棚に
適用した実施例に付き示したもので、第1図はシステム
キッチン要部の横断面図、第2図はその使用状態を示す
斜視図である。 尚、図中、1は囲い、2は小棚、2dは取手、2gはカウン
ターバランス、3はガイドレール、4はスライダー、5
はフック、C1は入隅用キャビネット、Rは回転棚、Sは
棚空間、Sl,Srは空きスペースを表している。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する壁面の入隅部に回転棚を設け、こ
    の回転棚の前面に扉を備えて成る入隅用釣戸棚におい
    て、 前記扉の左右の側部から前記壁面に対して夫々垂直を成
    す側板を設け、この両側板と前記回転棚との間に形成さ
    れるデッドスペースの一方に上下方向に摺動自在の小棚
    を設けると共に、他方のデッドスペースに前記側板に沿
    って水平方向に摺動自在の掛止具を設けたことを特徴と
    する入隅用釣戸棚。
JP9178188U 1988-07-11 1988-07-11 入隅用釣戸棚 Expired - Lifetime JPH0646355Y2 (ja)

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JP9178188U JPH0646355Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 入隅用釣戸棚

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JP9178188U JPH0646355Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 入隅用釣戸棚

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Publication Number Publication Date
JPH0213424U JPH0213424U (ja) 1990-01-26
JPH0646355Y2 true JPH0646355Y2 (ja) 1994-11-30

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ID=31316244

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JP9178188U Expired - Lifetime JPH0646355Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 入隅用釣戸棚

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