JPH0646334B2 - 現像剤交換機能を備えた画像形成装置 - Google Patents

現像剤交換機能を備えた画像形成装置

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JPH0646334B2
JPH0646334B2 JP62185772A JP18577287A JPH0646334B2 JP H0646334 B2 JPH0646334 B2 JP H0646334B2 JP 62185772 A JP62185772 A JP 62185772A JP 18577287 A JP18577287 A JP 18577287A JP H0646334 B2 JPH0646334 B2 JP H0646334B2
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晋輔 斎田
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、電子写真法を用いた画像形成装置に関し、
特にトナーとキャリアとからなる2成分の現像剤を用い
る画像形成装置に関する。
(b)発明の概要 この発明に係る現像剤交換機能を備えた画像形成装置は
要約すれば、現像装置に着脱自在にされ、この現像装置
に対して現像剤を供給する供給カートリッジと、現像装
置内の現像剤を供給カートリッジに回収する回収手段と
を備えることにより、現像剤中のキャリアが劣化した際
にこの現像剤を供給カートリッジに回収し、供給カート
リッジの交換により現像剤を破棄できるようにし、現像
剤交換作業を簡略化するようにしたものである。
(c)従来の技術 複写機やレーザープリンタなどの画像形成装置では、静
電潜像を担持した感光体表面に現像装置から現像剤を供
給し、静電潜像を顕像化する。この現像装置から供給さ
れる現像剤には、熱可塑性樹脂粉末のトナーと磁性体の
キャリアとから構成される2成分の現像剤がある。この
2成分現像剤は現像装置内で攪拌され、トナーがキャリ
アの表面に静電吸着する。現像装置は、円筒形のスリー
ブとこのスリーブの内部に位置決めされた磁石とからな
るマグネットローラを感光体に対向するように備えてい
る。このスリーブの回転により生じる回転磁界にトナー
を静電吸着したキャリアが磁気吸着し、感光体の表面に
供給される。
感光体表面に担持されている静電潜像の電位は、トナー
が帯電している電位と逆極性であり、トナーはキャリア
の表面から感光体表面の静電潜像に移動する。一方、ト
ナーを失ったキャリアはスリーブに磁気吸着されたまま
現像装置内に戻る。このように画像形成プロセスの現像
工程においてはトナーのみが消費される。一方、繰り返
し使用されるキャリアは数千回〜数十万回の画像形成プ
ロセスの実行により帯電特性の劣化をきたし、トナーと
の間で十分な摩擦帯電が行われなくなる。これを放電す
るとトナーが十分な電位を帯電しなくなり、感光体表面
において静電潜像以外の部分にも付着して画質の劣化を
生じる場合があり、また静電吸着力の低下により現像装
置や感光体表面から容易に落下し、飛散により装置内部
を汚損する。これを防止するため、キャリアの帯電特性
が劣化した場合には現像剤を交換する必要がある。この
現像剤の交換作業時には磁性体であるキャリアがマグネ
ットローラのスリーブ表面から剥離しにくく、また攪拌
装置が複雑な形状を呈しているため現像装置内部の現像
剤を容易に取り除くことが困難で、さらに現像剤の飛散
を防ぐには熟練した技術を必要とし、現像剤の交換作業
はサービスマンの作業によっていた。
そこで従来の2成分現像剤を用いる画像形成装置では特
開昭60−107057号および特開昭60−1530
66号公報に開示されているように、現像装置の底部に
専用の回収容器を装着し、この回収容器内に現像装置内
の現像剤を落下させて破棄するようにしたものがあっ
た。また、現像装置を使い捨て可能に構成し、疲労した
現像剤を収納している現像装置を新しい現像剤を収納し
た現像装置と交換する方法を採用しているものもある。
(d)発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記従来の画像形成装置のうち、現像装置
の下方に回収容器を装着するようにしたものでは、画像
形成装置の内部に現像剤を回収するための容器を収納す
るスペースが必要になり、また現像装置と容器との隙間
から現像剤が装置内に飛散する場合があり作業が煩雑で
あった。一方、現像剤を現像装置の一体的に交換する方
法では、現像装置が備えているマグネットローラ、濃度
センサおよび駆動装置などの耐久性の高い部品まで破棄
してしまうことになり、ランニングコストが上昇する欠
点があった。
この発明の目的は、装置の大型化、ランニングコストの
上昇および装置内の汚損を招くことなく現像剤の交換作
業を簡略化できる現像剤交換機能を備えた画像形成装置
を提供することにある。
(e)問題点を解決するための手段 この発明の現像材交換機能を備えた画像形成装置は、ト
ナーとキャリアとからなる現像剤を用いる現像装置から
現像工程を終了した現像剤を回収手段により回収し、回
収した現像剤を再び現像装置に供給する現像剤の循環経
路中であって、原稿台が退避位置に移動した際に露出す
る装着部に、開閉自在の回収口を前記回収手段に対向し
て備え、開閉自在の供給口を前記現像装置に対向して備
えた供給カートリッジを着脱自在に設け、 前記回収口を開閉する第1の開閉部材を閉鎖方向に付勢
する弾性材と、装着部に装着された供給カートリッジの
第1の開閉部材を前記弾性材の弾性力に抗して開放方向
に移動する移動部材と、からなる回収口の開閉機構と、 前記供給口を開閉する第2の開閉部材の開閉動作に連動
するとともに、原稿台の退避位置からイニシャル位置へ
の移動に伴って第2の開閉部材が開放する方向に移動す
るレバーと、このレバーを第2の開閉部材が閉鎖する方
向に移動させるソレノイドと、供給カートリッジの交換
動作が設定された際に原稿台を退避位置に移動させると
ともに、前記ソレノイドを駆動する供給口閉鎖手段と、
前記供給カートリッジが装着部に装着されたことを検出
する装着状態検出手段と、装着状態検出手段が装着部に
供給カートリッジが装着されたことを検出した際に原稿
台をイニシャル位置に移動する供給口開放手段と、から
なる供給口の開閉機構と、 を設けたことを特徴とする。
(f)作用 この発明においては、現像装置に供給する現像剤は供給
カートリッジ内に収納されている。この供給カートリッ
ジは現像装置に着脱自在にされ、開閉自在の開口部から
現像装置に対して現像剤を供給する。また、現像装置内
に供給された現像剤のうち、画像形成プロセスにおいて
消費されなかった現像剤は回収手段を介して供給カート
リッジに回収される。したがって、供給カートリッジか
ら現像装置および回収手段を経て供給カートリッジに戻
る現像剤の循環経路が形成される。今、開口部を閉鎖し
た状態で回収手段を有効にすると、供給カートリッジか
ら現像装置に現像剤が供給されないまま、現像装置内の
現像剤が供給カートリッジに回収され、この状態を継続
すると現像剤の全てが供給カートリッジに回収される。
現像剤を構成するキャリアの帯電特性が劣化した際に供
給カートリッジの開口部を閉鎖し、回収手段を有効にす
れば、劣化したキャリアを含む現像剤の全ては供給カー
トリッジ内に回収されるから、開口部を閉鎖した状態の
ままその供給カートリッジを装置から取り出し、新しい
現像剤を収納した供給カートリッジを装着することによ
って現像剤の交換作業が完了する。
また、供給カートリッジの交換動作を設定すると、原稿
台が退避位置に移動して供給カートリッジが装着されて
いる装着部が露出する。これとともに、ソレノイドの駆
動によりレバーが動作し、第2の開閉部材により供給口
が閉鎖される。
この状態で供給カートリッジを装着部から離脱させる
と、移動部材は第1の開閉部材に係合しなくなり、第1
の開閉部材は第1の弾性材により閉鎖方向に移動する。
したがって、供給口は、供給カートリッジの離脱にとも
なって閉鎖される。
装着部に新たな供給カートリッジを装着すると、回収口
を閉鎖していた第1の開閉部材は、移動部材との係合に
より開放方向に移動して回収口を開放する。また、新た
な供給カートリッジが装着されたことを装着状態検出手
段が検出すると、原稿台がイニシャル位置に移動し、こ
の原稿台の移動に伴うレバーの動作によって第2の開閉
部材が供給口を開放する。
したがって、供給カートリッジの交換に際して、作業者
は、その旨を設定入力するとともに、装置の装着部に対
して供給カートリッジを着脱するだけで、古い現像剤を
収納した供給カートリッジおよび新しい現像剤を収納し
た供給カートリッジの両方において回収口および供給口
が自動的に開閉するため、供給カートリッジの交換作業
が極めて容易になる。
(g)実施例 以下にこの発明の現像剤交換機能を備えた画像形成装置
として複写機を例にあげて説明する。
第2図は、この発明の実施例である現像剤交換機能を備
えた複写機の構成を示す正面断面の略図である。
複写機21の内部中央部には感光体ドラム22が回転自
在に設けられ、その外周部の帯電チャージャ23、転写
チャージャ24、クリーナ25などとともに複写プロセ
ス部28を構成している。複写機21の上面には原稿台
33が矢印AおよびB方向に往復移動可能にして備えら
れている。感光体ドラム22の上面にはレンズ26およ
びランプ27が位置しており、ランプ27は原稿台33
上に載置された原稿の画像に対して光を照射し、その反
射光はレンズ26を経て感光体ドラム22の表面に配光
される。感光体ドラム22は画像形成プロセス中におい
て矢印方向に回転し、帯電チャージャ23により表面に
単一極性の電位を帯電する。この単一極性の電位を帯電
した感光体ドラム22の表面に対してレンズ26から原
稿画像の反射光が配光され、静電潜像が形成される。こ
の静電潜像に対して現像装置34から現像剤が供給さ
れ、静電潜像が顕像化される。現像装置34の内部には
マグネットローラ35が矢印方向に回転自在に設けられ
ている。このマグネットローラ35のスリーブの表面に
現像剤が磁気吸着し、回転により感光体ドラム22の表
面に導かれる。
複写機21の一方の側面の給紙部29には図外の用紙カ
セットが装着され、複写プロセス部28に対して一枚づ
つ用紙が給紙される。この用紙に対して転写チャージャ
24からコロナ放電が行われ、感光体ドラム22上の画
像が用紙に転写される。画像を転写された用紙は搬送ベ
ルト30により定着ローラ31に導かれ、加熱および加
圧を受けて画像を定着する。こののち用紙は複写機21
の他方の側面に設けられた排紙部32から外部に排出さ
れる。なお、現像装置34は、供給カートリッジ2およ
び回収ベルト3とともに現像ユニット1を構成してい
る。この供給ユニット1にはトナーとキャリアとからな
る2成分現像剤が収納されており、現像装置34に対し
てこの2成分現像剤を供給する。
2成分現像剤を構成するトナーとキャリアとは供給カー
トリッジ2内において攪拌により摩擦帯電し、キャリア
の表面にトナーが静電吸着した状態で現像装置34に供
給される。磁性体であるキャリアは現像装置34の内部
においてマグネットローラ35のスリーブの表面に磁気
吸着する。この状態でマグネットローラ35が回転する
と、感光体ドラム22の表面に対向する位置でキャリア
に静電吸着していたトナーが帯電電位に引かれ、感光体
ドラム22の表面に移動する。こののちキャリアおよび
感光体ドラム22に移動しなかったトナーはドクタ36
によりマグネットローラ35の表面から掻き落とされ
る。
ローラ41,42に張架された回収ベルト3は、キャリ
アを磁気吸着し、これをローラ41側に導く。回収ベル
ト3は第3図に示すように、弾性ゴムに磁性体を分散し
て混合し成形した磁気ベルトであり同図に示す状態に着
磁されている。磁性体であるキャリアは回収ベルト3の
表面に磁気吸着する。この回収ベルト3がローラ41,
42とともにこの発明の回収手段を構成している。
第1図は、上記複写機の供給カートリッジとその近傍を
示す正面図である。
供給カートリッジ2は現像装置34の上面に着脱自在に
されている。供給カートリッジ2を現像装置34に対し
て着脱する際には原稿台33を矢印B方向に移動し、複
写機上面21aから複写機21の内部に出し入れする。
供給カートリッジ2の正面にはギア9とともに回転する
レバー8が軸支されている。また、ギア9にはギア10
が噛み合い、このギア10にはギア11が噛み合ってい
る。ギア11にはギア12が同軸に固定されており、こ
のギア12は扇型のビニオンギア6aに噛み合ってい
る。このピニオンギア6aはこの発明の第2の開閉部材
であるカバー6とともに支点6bに軸支されている。カ
バー6は現像装置34の内部に連通する開口部(供給
口)7を閉鎖する。ギア9には一端を供給カートリッジ
2の正面に係止したスプリング13の他端が係止されて
いる。このスプリング13の矢印N方向の張力によりギ
ア9およびレバー8はそれぞれ矢印FおよびD方向に付
勢されており、図中実線で示す状態にある。
また、供給カートリッジ2の側面上方には、回収口5が
設けられている。この回収口5はこの発明の第1の開閉
部材であるスクレーパ4により開閉可能にされている。
スクレーパ4は支点4aにより軸支されている。この支
点4aには供給カートリッジ2の正面において扇型の当
接部材4bが軸支されている。この当接部材4bには一
端を供給カートリッジ2の正面に係止したスプリング1
4の他端が係止されている。このスプリング14がこの
発明の弾性材である。スプリング14の矢印M方向への
張力により当接部材4bおよびスクレーパ4は矢印L方
向に付勢され、スクレーパ4は回収口5を閉鎖する。供
給カートリッジ2の内部には攪拌板15が備えられてお
り、供給カートリッジ2の内部に収納された現像剤を攪
拌する。
以上のように構成された供給カートリッジ2を複写機上
面21aから複写機21の内部に挿入すると、複写機2
1の内部に設けられたこの発明の移動部材である突起3
7に当接部材4bが当接する。これによって当接部材4
bおよびスクレーパ4は支点4aを中心にスプリング1
4の弾性力に抗して矢印K方向に回転し、第1図中二点
鎖線で示す状態になる。これによって回収口5が開放さ
れる。これとともにスクレーパ4の先端部は回収ベルト
3の表面に接触する。
また、供給カートリッジ2の側面は複写機21の内部に
設けられたこの発明の装着状態検出手段であるスイッチ
SW1に接触し、このスイッチSW1がオンする。さら
に、原稿台33が矢印A方向に移動されると原稿台33
の端部33aがレバー8の先端に接触し、レバー8は矢
印C方向に回転する。これによってギア9も矢印E方向
に回転する。
供給カートリッジ2が複写機21の内部に装着された際
に、レバー8は複写機21に設けられたソレノイドSO
L1のアクチュエータ38と係合する。このソレノイド
SOL1は復帰スプリングを持たず、レバー8が矢印C
方向に回転するとソレノイドSOL1のアクチュエータ
38も矢印O方向に移動する。レバー8が第1図中二点
鎖線で示す位置まで回転するとレバー8の下端部に設け
られた切欠8aが複写機21の内部のストッパ40に係
合する。これによってレバー8はスプリング13の矢印
N方向の張力にも関わらず矢印D方向に回転せず、図中
二点鎖線で示す状態に停止する。このストッパ40は若
干の弾力性を備えており、レバー8の回転時には弾性変
形して切欠8aに係合または離脱する。
レバー8の矢印C方向の回転はギア9〜ギア12を介し
てピニオンギア6aに伝達される。これによってピニオ
ンギア6aおよびカバー6が矢印J方向に回転し、カバ
ー6は図中二点鎖線で示す位置6′まで移動する。この
とき、開口部7が開放され、供給カートリッジ2の内部
と現像装着34の内部とが連通する。
なお、複写機上面21aにおける原稿台33の位置はリ
ミットスイッチSW2,SW3により検出される。すな
わち、リミットスイッチSW2が原稿台33の端部33
aを検出すると、原稿台33が供給カートリッジ2を着
脱可能な位置まで移動されたと判断し、リミットイッチ
SW3が端部33aと接触してオンすると原稿台33が
イニシャル位置に復帰したことを知る。複写機21の内
部に供給カートリッジ2が装着され、原稿台33がイニ
シャル位置に復帰すると、スクレーパ4、カバー6、レ
バー8は第1図中二点鎖線で示す状態に維持される。
複写機21の内部に装着された供給カートリッジ2を抜
き取る場合には原稿台33を矢印B方向に移動し、ソレ
ノイドSOL1を駆動する。これによってソレノイドS
OL1のアクチュエータ38は矢印P方向に移動し、レ
バー8は矢印D方向に移動する。このとき、切欠8aに
係合していたストッパ40はその弾力性により変形し、
切欠8aとの係合を解除する。このレバー8の矢印D方
向の回転はギア9〜12を介してピニオンギア6aに伝
達され、カバー6は矢印I方向に回転する。この回転に
よりカバー6は開口部7を閉鎖する。この状態において
ギア9は、スプリング13の弾性力により矢印F方向に
付勢される。この付勢力はギア10〜12およびピニオ
ンギア6aを介してカバー6に矢印I方向に作用する。
このため、開口部7の閉鎖状態は確実に維持される。
一方、供給カートリッジ2を複写機21の内部から引き
抜くにつれ、当接部材4bに対する突起37の位置が相
対的に下方に移動する。このため、当接部材4bにはス
プリング14の矢印M方向の弾性力が作用し、当接部材
4bはスクレーパ4とともに矢印L方向に回転してい
く。供給カートリッジ2が十分に上方に引き抜かれると
当接部材4bは突起37と当接しなくなり、スクレーパ
4は回収口5を完全に閉鎖する。このスクレーパ4は回
収口5を閉鎖した状態でもスプリング14の弾性力によ
り矢印L方向に付勢されており、回収口5の閉鎖状態は
確実に維持される。
第4図は、上記複写機の制御部のブロック図である。
CPU41にはI/Oインターフェイス44を介してパ
ネルコントローラ45から操作パネルに設けられた現像
剤交換キー49のオンデータが入力される。この現像剤
交換キー49はオペレータが現像剤の交換作業の実行を
指示するキーである。また、CPU41にはスイッチS
W1、リミットスイッチSW2,SW3のオンデータお
よび濃度S1の検出データが入力される。この濃度セン
サS1は現像装置34において現像剤の透磁率を検出す
る。すなわち、画像形成プロセスの実行によりトナーが
消費され、現像剤中においてトナーの濃度が減少すると
相対的にキャリアの濃度が増加するので、濃度センサS
1の近傍の空間において透磁率が増加する。この原理を
利用してトナー濃度を測定している。よってトナー濃度
センサの出力は透磁率とは反比例の関係にある。すなわ
ち、トナー濃度が大のときはセンサ出力も大きくなるよ
うにしている。この濃度センサの検出値が所定値を下回
ったとき、トナーが著しく減少したとしてCPU41は
供給カートリッジ2内へのトナーの補給を促す。なお、
このトナーの補給はオペレータの手動によるか、または
自動供給装置を設けることとしてもよい。
CPU41はROM42に予め書き込まれた処理プログ
ラムにしたがってパネルコントローラ45、クラッチド
ライバ46、モータドライバ47およびソレノイドドラ
イバ48に制御データを出力する。パネルコントローラ
45は制御データにしたがって表示器50を駆動する。
この表示器50はオペレータ2に現像剤の交換タイミン
グを表示する。また、クラッチドライバ46はテーブル
フィードクラッチ51またはテーブルリターンクラッチ
52の何れかを駆動する。テーブルフィードクラッチ5
1が駆動されると原稿台33は矢印B方向に移動し、テ
ーブルリターンクラッチ52が駆動されると原稿台33
は矢印A方向に移動する。モードドライバ47は現像モ
ータM1を駆動する。この現像モータM1は現像装置3
4内においてマグネットローラ35のスリーブに回転力
を供給するとともに回収ベルト3を張架したローラ4
1,42にも駆動力を供給する。したがって、マグネッ
トローラ35のスリーブが回転する画像形成プロセス中
において回収ベルト3も常に回転している。さらにソレ
ノイドドライバ48はソレノイドSOL1を駆動する。
CPU41に接続されたRAM43のメモリエリアMA
1〜MA6は第5図に示すように、それぞれカウンタ
C、フラグF1,F2およびタイマT1〜T4に割り当
てられている。
第6図は、上記複写機の制御部の処理手順を示すフロー
チャートである。
CPU41は画像形成プロセスが一度行われる毎にRA
M43のメモリエリアMA1に割り当てられたカウンタ
Cの内容をインクリメントする。RAM43はバッテリ
バックアップされており、電源がオフされてもカンウタ
Cの内容は維持される。電源がオンされたときCPU4
1は現像剤交換キー49が操作されているか否か、およ
びカウンタCの内容が所定値Ca以上であるか否かのチ
ェックを行う(n1,n2)。この所定値Caは現像剤
を構成するキャリアの帯電特性が劣化するに至る平均的
な画像形成プロセスの回数である。現像剤交換キー49
が操作されておらず、カウンタCの内容が所定値Caを
下回る場合には通常の画像形成プロセスの実行にかかる
処理が行われる。
n2においてカウンタCの内容が所定値Caを上回る場
合には表示器50をオンし、オペレータに現像剤の交換
作業の実行を促す。オペレータが現像剤交換キー49を
操作するとRAM43のメモリエリアMA2に割り当て
られているフラグF1をセットし(n4)、表示器50
を点滅する(n5)。このフラグF1は現像剤の回収作
業の実行状態を記憶し、フラグF1がセットされている
場合には現像剤の回収作業中である。
現像剤の回収作業時には先ずテーブルフィードクラッチ
51がオンされ(n6)、原稿台33が矢印B方向に移
動する。テーブルフィードクラッチ51の駆動はリミッ
トスイッチSW2がオンするまで行われる(n7,n
8)。以上の処理によって供給カートリッジ2が複写機
21の内部から引出可能な状態になる。
こののちソレノイドSOL1を駆動するとともに現像モ
ータM1を駆動する(n9,n10)。この現像モータ
M1の駆動は、濃度センサS1の出力が所定値Ga以上
になったのちタイマT1がタイムアップするまでの間継
続して行われる(n11〜n14)。n9においてソレ
ノイドSOL1が駆動されることによりレバー8が矢印
D方向に回転し、カバー6が矢印I方向に回転する。こ
れによって開口部7が閉鎖され、供給カートリッジ2の
内部は現像装置34の内部に連通しなくなる。したがっ
て、ソレノイドSOL1が駆動されたのちは供給カート
リッジ2からは現像剤が供給されない。上記n6〜n9
がこの発明の供給口閉鎖手段に相当する。
この状態で現像モータM1が駆動されると、マグネット
ローラ35のスリーブと回収ベルト3とが回転し、現像
装置34内の現像剤はマグネットローラ35のスリーブ
を介して回収ベルト3の表面に磁気吸着する。回収ベル
ト3に磁気吸着した現像剤はスクレーパ4により掻き落
とされ、回収口5から供給カートリッジ2の内部に回収
される。したがって、現像装置34の内部においては現
像剤が供給カートリッジ2から供給されることがなく、
残留した現像剤が回収ベルト3により供給カートリッジ
2の内部に回収される。これによって現像装置34の内
部においてキャリアの量が徐々に減少していき、濃度セ
ンサS1が検出する透磁率は徐々に減少するため、その
結果として濃度センサS1の出力は高くなる。n11に
おける所定値Gaは、濃度センサS1の出力がその所定
値GaとなったのちタイマT1が計時する時間が経過す
ると現像装置34の内部に現像剤がなくなる値である。
尚、現像剤交換サイクル中はトナー濃度信号が適正出力
から変化してもトナーの補給を行わない。
タイマT1がタイムアップすると現像装置34の内部に
現像剤が全くなくなったとして現像モータM1をオフし
(n14)、表示器50を常時点灯する(n15)。こ
れによってオペレータに現像剤の回収作業が終了したこ
とを表示し、供給カートリッジ2の取り出しを促す。
供給カートリッジ2が複写機21から取り出されるとス
イッチSW1がオフする。スイッチSW1がオフすると
(n16)、フラグF1をリセットするとともにフラグ
F2をセットする。このフラグF2はRAM43のメモ
リエリアMA3に割り当てられており、新しい供給カー
トリッジの挿入状態を記憶する。複写機21の内部に新
しい現像剤を収納した供給カートリッジ2が挿入される
と、スイッチSW1がオンする。スイッチSW1がオン
すると(n19)、タイマT2がタイムアップするまで
待機する。このタイマT2が計時する時間は供給カート
リッジ2が複写機21内に挿入されたのちオペレータが
供給カートリッジ2から手を離すに十分な時間である。
このタイマT2がタイムアップする間に複写機21の各
装置の動作を停止しておくことにより、オペレータの安
全性を確保する。
タイマT2がタイムアップするとリミットスイッチSW
3がオンするまでテーブルリターンクラッチ52を駆動
する(n22,n23)。これによって原稿台33はイ
ニシャル位置に復帰するまで矢印A方向に移動する。原
稿台33が矢印A方向に移動することによりレバー8が
矢印C方向に回転し、カバー6が矢印J方向に回転す
る。したがって、供給カートリッジ2が収納する新しい
現像剤は開口部7を経由して現像装置34の内部に落下
する。このn22,n23がこの発明の供給口開放手段
に相当する。
リミットスイッチSW3がオンし、原稿台33がイニシ
ャル位置に復帰するとテーブルリターンクラッチ22を
オフするとともに(n24)、フラグF2をリセットし
て新しい供給カートリッジの挿入作業を終了する(n2
5)。
さらに、濃度センサS1の出力が所定値Gb以下になっ
た後、タイマT3がタイムアップするまで現像モータM
1を駆動する(n26〜n30)。この所定値Gaは、
濃度センサS1の出力がこの値をとった後にタイマT3
が計時する時間が経過した際、現像剤中のトナー濃度が
適正になるように決定されている。タイマT3のタイム
アップにより現像モータM1が停止されると、表示器5
0をオフするとともに(n31)、カウンタCをクリア
して(n32)、現像剤の交換作業を終了する。
以上のようにこの実施例によれば、オペレータが現像剤
交換キー49を操作するとテーブルフィードクラッチ5
1を駆動し、原稿台33を供給カートリッジの取り出し
が可能な位置まで移動する。さらにソレノイドSOL1
を駆動してカバー6により開口部7を閉鎖し、この状態
で現像モータM1を駆動して回収ベルト3を動作させ
る。これによって現像装置34の内部には現像剤が供給
されず、現像装置34の内部に残留している現像剤が供
給カートリッジ2に回収される。この回収作業により現
像装置34の内部に現像剤がなくなるとオペレータに供
給カートリッジ2の取り出しを促し、新たな現像剤を収
納した供給カートリッジ2の装着を待機する。供給カー
トリッジ2を複写機21の内部から取り出す際には、開
口部7および回収口5はカバー6およびスクレーパ4に
より閉鎖されており、さらにカバー6およびスクレーパ
4はスプリング13およびスプリング14の弾性力によ
って閉鎖状態を確実に維持されている。したがって、供
給カートリッジ2を取り出す際に現像剤が外部に漏洩
し、複写機21の近傍やオペレータの手を汚損すること
がない。
また、新たな現像剤を収納した供給カートリッジ2を複
写機21の内部に挿入すると、原稿台33の移動により
開口部7が開放される。このように、供給カートリッジ
2は複写機21の内部に挿入されたのち、現像装置34
の内部と連通されるため、供給カートリッジ2の内部は
その挿入前において外部と連通せず、内部の現像剤が漏
洩することがない。
さらに本実施例によれば、オペレータが現像剤交換キー
49を操作したのちは自動的に現像剤の回収作業が行わ
れる。回収作業終了後にオペレータが供給カートリッジ
2を交換すると所定のタイミングで現像装置34内に現
像剤が満たされる。このためオペレータはキー操作およ
び供給カートリッジ2の挿脱のみを行えばよく、現像剤
の交換作業は極めて容易である。また、供給カートリッ
ジ2の内部には攪拌板15が備えられているため、現像
装置34内に複雑な攪拌装置を備える必要がない。
なお、電源がオンされた時、フラグF1〜F2の状態を
チェックし、フラグF1がセットされていればn5から
処理を開始し、フラグF2がセットされている場合には
n26から処理を開始するようにしてもよい。このよう
にすれば、新しい供給カートリッジの調達のために作業
の途中で電源が落とされても、次に電源がオンされたと
きに中断中の作業から実行することができる。
また、本実施例では複写機を例に挙げて説明したが、レ
ーザプリンタ等の他の画像形成装置にもこの発明を同様
に実施できる。
(h)発明の効果 この発明によれば、供給カートリッジ、現像装置および
回収手段により現像剤の循環経路が構成され、現像剤の
交換作業時にはこの循環経路中において供給カートリッ
ジと現像装置との間を閉鎖して回収手段を有効にすれ
ば、現像装置内の現像剤は全て供給カートリッジ内に回
収される。また、極一部の現像剤が残っても画質にはほ
とんど影響しない。このように、画像形成装置内におい
て現像装置に常時装着されている供給カートリッジ内に
劣化した現像剤を回収し、この供給カートリッジの交換
によって現像剤の交換作業を行う事ができるため、その
作業が極めて簡略になる。また、現像剤は常に供給カー
トリッジから現像装置に供給される状態にあるため現像
装置の現像剤の収納力はさほど大きくする必要はなく、
装置の大型化を招くことがない。しかも現像剤の交換に
際して供給カートリッジのみを取り換えればよく、マグ
ネットローラなど高価な装置を内臓する現像装置を破棄
する必要がないためランニングコストを低く抑えること
ができる。加えて、供給カートリッジに現像装置内の現
像剤を回収する作業は回収手段によって行われるため、
オペレータの手を煩わすことがなく、現像剤交換作業を
簡略化できる。
また、装置の装着部に対して供給カートリッジを着脱す
るだけで、古い現像剤を収納した供給カートリッジおよ
び新しい現像剤を収納した供給カートリッジの両方にお
いて回収口および供給口が自動的に開閉するため、供給
カートリッジの交換作業を極めて容易に行うことができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例である現像剤交換機能を備え
た画像形成装置の供給カートリッジおよびその近傍を示
す正面図、第2図は同画像形成装置である複写機の構成
を示す正面断面の略図、第3図は同複写機の回収手段で
ある回収ベルトの構成を示す模式図、第4図は同複写機
の制御部のブロック図、第5図は同複写機の制御部の一
部を構成するRAMの要部のメモリマップ、第6図は同
複写機の制御部の処理手順の一部を示すフローチャート
である。 1……現像ユニット、 2……供給カートリッジ、 3……回収ベルト、 34……現像装置、 41,42……ローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーとキャリアとからなる現像剤を用い
    る現像装置から現像工程を終了した現像剤を回収手段に
    より回収し、回収した現像剤を再び現像装置に供給する
    現像剤の循環経路中であって、原稿台が退避位置に移動
    した際に露出する装着部に、開閉自在の回収口を前記回
    収手段に対向して備え、開閉自在の供給口を前記現像装
    置に対向して備えた供給カートリッジを着脱自在に設
    け、 前記回収口を開閉する第1の開閉部材を閉鎖方向に付勢
    する弾性材と、装着部に装着された供給カートリッジの
    第1の開閉部材を前記弾性材の弾性力に抗して開放方向
    に移動する移動部材と、からなる回収口の開閉機構と、 前記供給口を開閉する第2の開閉部材の開閉動作に連動
    するとともに、原稿台の退避位置からイニシャル位置へ
    の移動に伴って第2の開閉部材が開放する方向に移動す
    るレバーと、このレバーを第2の開閉部材が閉鎖する方
    向に移動させるソレノイドと、供給カートリッジの交換
    動作が設定された際に原稿台を退避位置に移動させると
    ともに、前記ソレノイドを駆動する供給口閉鎖手段と、
    前記供給カートリッジが装着部に装着されたことを検出
    する装着状態検出手段と、装着状態検出手段が装着部に
    供給カートリッジが装着されたことを検出した際に原稿
    台をイニシャル位置に移動する供給口開放手段と、から
    なる供給口の開閉機構と、 を設けたことを特徴とする現像剤交換機能を備えた画像
    形成装置。
JP62185772A 1987-07-16 1987-07-25 現像剤交換機能を備えた画像形成装置 Expired - Fee Related JPH0646334B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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