JP4344993B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロセス装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レーザプリンタなどの画像形成装置には、感光ドラムを有するドラムカートリッジと、そのドラムカートリッジに収容され、現像ローラを有するトナーカートリッジとを備えるプロセス装置が装着されている。
【0003】
このようなプロセス装置においては、現像時には、現像ローラと感光ドラムとを接触させ、ウォーミングアップ時などには、現像ローラと感光ドラムとを離間させるための離間機構を備えるものが知られている。
【0004】
このような離間機構としては、たとえば、現像ユニットの左右両側に設けられた係合部に対して係脱するように、本体ケースの左右両側に設けられるものが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−84647号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかし、たとえば、用紙ジャムが発生した場合などには、現像ローラと感光ドラムとを接触させるために、離間機構が係合部に係合している状態のままとなっている。そのため、プロセス装置を本体ケースから脱離させようとしても、離間機構と係合部との係合により、プロセス装置を円滑に脱離させることができず、また、無理に脱離させると、離間機構や係合部に損傷を生ずるという不具合がある。
【0006】
そこで、本発明は、現像剤担持体と感光体とを接触または離間させることができながら、プロセス装置の収容部に対する円滑な着脱を確保することのできる、画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、プロセス装置を着脱自在に備える画像形成装置において、前記プロセス装置は、感光体と、現像剤担持体と、前記感光体を備える感光体カートリッジと、前記感光体カートリッジに着脱可能に装着され、前記現像剤担持体を備える現像カートリッジと、前記感光体カートリッジに設けられ、前記感光体と前記現像剤担持体とを接触させるための接触位置と、前記感光体と前記現像剤担持体とを離間させるための離間位置との間を移動可能なレバーと、前記感光体カートリッジに設けられ、前記レバーが接触位置に位置するように、前記レバーを付勢する付勢部材と、前記現像カートリッジに設けられ、前記レバーと係合する係合部とを備え、前記画像形成装置は、前記プロセス装置を収容する収容部および前記収容部へ通じる開口を有するフレームと、前記レバーと係脱自在に係合され、前記レバーを前記接触位置と前記離間位置とへ移動させる移動部材と、開口を覆う閉位置と、開口を開放する開位置との間を移動するカバーと、前記カバーの閉位置から開位置への移動に連動して、前記レバーと前記移動部材との係合を解除する係合解除部材とを備え、前記移動部材は、前記フレームにおいて、前記収容部と前記開口との間に形成された案内路に面して配置され、前記案内路から突出して前記レバーを押圧する押圧位置と、前記案内路内へ収納されて前記レバーを押圧しない非押圧位置とに移動可能であり、前記押圧位置にある状態で、前記レバーとが係合して前記レバーが離間位置に位置するように前記付勢部材の付勢力に抗して前記レバーを押圧し、前記カバーは、前記フレームに揺動可能に支持されるアーム部材を備え、前記係合解除部材は、前記移動部材と一体で移動し、突起部を備える当接部材と、前記アーム部材の上端部に設けられ、前記カバーの閉位置から開位置への移動に連動して、前記当接部材の前記突起部と当接する突起部を備え、前記移動部材を押圧位置から非押圧位置へ移動させる解除部材とを備えていることを特徴としている。
【0008】
このような構成によると、移動部材のレバーに対する係合によって、レバーを接触位置と離間位置とに移動させることにより、感光体と現像剤担持体とを接触または離間させることができる。また、プロセス装置を収容部から取り出すときに、カバーを、開口を覆う閉位置から開口を開放する開位置へ移動させると、そのカバーの閉位置から開位置への移動に連動して、係合解除部材が、レバーと移動部材との係合を解除する。そのため、感光体と現像剤担持体とを接触または離間させることができながら、プロセス装置を収容部から取り出すときに、たとえ、レバーと移動部材とが係合していても、カバーの閉位置から開位置への移動によってその係合を解除して、プロセス装置の収容部に対する円滑な着脱を確保することができる。
【0009】
また、付勢部材によって、現像カートリッジの係合部と係合するレバーが接触位置に位置するように付勢されるので、常態において、現像剤担持体と感光体とを接触させることができる。
【0010】
また、移動部材によって、レバーを、付勢部材の付勢力に抗して離間位置に位置させることができる。そのため、常態において接触させている現像剤担持体と感光体とを、必要なときに、この押圧部材によって離間させることができる。
【0011】
また、押圧部材が押圧位置に移動すると、レバーが押圧部材によって押圧され、付勢部材の付勢力に抗して離間位置に位置される。また、押圧部材が非押圧位置に移動すると、レバーに対する押圧部材の押圧が解除され、付勢部材の付勢力により接触位置に位置される。そのため、押圧部材の押圧位置と非押圧位置との間の移動によって、レバーを離間位置と接触位置との間で移動させることができる。
【0012】
また、カバーを閉位置から開位置へ移動させると、アーム部材が揺動して、そのアーム部材に設けられている解除部材が当接部材と当接する。そうすると、当接部材と一体で移動する移動部材が、押圧位置から非押圧位置へ移動する。そのため、簡易な構成により、カバーの閉位置から開位置への移動と、移動部材の押圧位置から非押圧位置への移動とを、確実に連動させることができる。
【0013】
また、当接部材に設けられる突起部を、解除部材に当接させることができる。そのため、当接部材と解除部材とを確実に当接させることができる。
【0014】
また、解除部材に設けられる突起部を、当接部材に当接させることができる。そのため、解除部材と当接部材とを確実に当接させることができる。
【0015】
また、移動部材が押圧位置に位置するときは、移動部材が案内路から突出して、プロセス装置を押圧するので、プロセス装置の開口の方向への移動が阻止される。また、移動部材が非押圧位置に位置するときには、移動部材が案内路内へ収納されるので、プロセス装置の開口の方向への移動が許容される。そのため、プロセス装置の開口の方向への移動が阻止または許容される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記移動部材が、駆動力で回転するカムであることを特徴としている。
このような構成によると、移動部材が、カムであるため、押圧位置と非押圧位置との間を一定周期で移動することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記カムを、互いに同じ位相で連結する連結部材を有することを特徴としている。
このような構成によると、カムが、連結部材によって同じ位相で連結されているの各々のカムを同じ位相で回転させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、前記移動部材と前記当接部材とは、共通の軸に回動可能に支持されていることを特徴としている。
このような構成によると、移動部材と当接部材とが共通の軸に回動可能に支持されているので、これら移動部材および当接部材を、確実に連動させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記移動部材と前記当接部材とは、前記軸に一体的に回転可能に支持されていることを特徴としている。
このような構成によると、移動部材と当接部材とが共通の軸に支持され、その軸と一体で回転可能に設けられているので、これらの移動部材および当接部材を、確実に連動させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記軸に前記移動部材を回動させるための動力を伝達させる駆動装置と、前記軸に対する動力の入力を遮断するためのクラッチとを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、プロセス装置を収容部から取り出すときに、クラッチにより、駆動装置から軸に対して伝達される動力を遮断すれば、係合解除部材と当接部材との当接により軸を回動させることができる。そのため、移動部材の押圧位置から非押圧位置への確実な移動を確保することができる。
【0016】
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の発明において、前記プロセス装置は、前記感光体の長手方向と直交する方向に沿って、前記開口から前記案内路を通じて、前記収容部へ装着され、前記移動部材が前記押圧位置に位置するときには、前記移動部材は前記レバーを前記プロセス装置の装着方向へ付勢することを特徴としている。
【0017】
このような構成によると、移動部材は、押圧位置に位置するときには、レバーをプロセス装置の装着方向へ付勢する。そのため、移動部材によるレバーの確実な離間位置への移動を確保することができる。
【0018】
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発明において、前記プロセス装置は、少なくとも感光体と、前記感光体を支持するプロセスフレームとからなり、前記感光体の長手方向と直交する方向に沿って、前記開口から前記案内部を通じて前記収容部に装着され、前記移動部材は、前記感光体の長手方向両側に設けられ、第1位置に位置するときは、前記プロセスフレームを下方から押圧するように、前記案内部から突出することを特徴としている。
【0019】
このような構成によると、移動部材が第1位置に位置するときは、プロセスフレームを下方から押圧するように案内部から突出するので、収容部にプロセス装置を装着した状態で、プロセス装置の開口の方向への移動が阻止される。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【0021】
図1において、このレーザプリンタ1は、非磁性1成分の現像方式によって画像を形成する電子写真方式のレーザプリンタである。このレーザプリンタ1は、本体フレーム2内において、用紙3を給紙するためのフィーダ部4、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5を備えている。
【0022】
フィーダ部4は、本体フレーム2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6の一端側端部(以下、この一端側を前側、その反対側を後側とする。)に設けられる給紙機構部7と、給紙機構部7に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる搬送ローラ8、9および10と、これら搬送ローラ搬送ローラ8、9および10に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ11とを備えている。
【0023】
給紙トレイ6は、用紙3を積層状に収容可能な上面が開放されたボックス形状をなし、本体フレーム2の底部に対して水平方向に着脱可能とされている。この給紙トレイ6内には、用紙押圧板12が設けられている。用紙押圧板12は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙機構部7に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、給紙機構部7に対して近い方の端部が上下方向に移動可能とされる。用紙押圧板12の下方には、図示しないばねが配置され、そのばねによって用紙押圧板12が上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板12は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙機構部7に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。
【0024】
給紙機構部7は、給紙ローラ13と、その給紙ローラ13に対向する分離パット14と、分離パット14の裏側に配置されるばね15とを備えている。給紙機構部7では、ばね15の付勢力によって、分離パット14が給紙ローラ13に向かって押圧されている。
【0025】
そして、用紙押圧板12がばねによって上方に付勢されると、用紙押圧板12上の最上位にある用紙3は、給紙ローラ13に向かって押圧される。給紙ローラ13の回転によって用紙3の先端は、給紙ローラ13と分離パット14とで挟まれ、給紙ローラ13と分離パット14との協動により、用紙3が1枚毎に分離される。分離された用紙3は、搬送ローラ8、9および10によってレジストローラ11に送られる。
【0026】
レジストローラ11は、1対のローラから構成されており、用紙3の斜行を矯正して、画像形成位置(後述する感光ドラム54と転写ローラ58との接触部分)に送るようにしている。
【0027】
なお、このレーザプリンタ1のフィーダ部4は、さらに、任意のサイズの用紙3を積層可能とするマルチパーパストレイ16と、マルチパーパストレイ16に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス給紙ローラ18と、そのマルチパーパス給紙ローラ18に対向するマルチパーパス分離パット19とを備えている。マルチパーパストレイ16は、後述する前カバー29内に折り畳まれた状態で収容されている。
【0028】
画像形成部5は、スキャナ部20、プロセス装置としてのプロセスユニット21および定着部22を備えている。
【0029】
スキャナ部20は、本体フレーム2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー23、レンズ24および25、反射鏡26、27および28を備えている。
【0030】
画像データに基づいて変調され、レーザ発光部から発光されるレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー23、レンズ24、反射鏡26および27、レンズ25、反射鏡28の順に通過あるいは反射して、後述するプロセスユニット21の感光ドラム54の表面に照射される。
【0031】
プロセスユニット21は、スキャナ部20の下方に設けられ、本体フレーム2に対して着脱自在に装着されている。
【0032】
すなわち、本体フレーム2は、プロセスユニット21を収容するためのプロセス収容部30と、プロセスユニット21を本体フレーム2に対して着脱させるためのプロセス収容部30へ通じる開口31(図7参照)と、開口31を被覆または開放するための前カバー29とを備えている。
【0033】
プロセス収容部30は、本体フレーム2におけるスキャナ部20の下方の空間として設けられている。
【0034】
開口31は、プロセス収容部30の前方に形成される(図7参照)。
【0035】
なお、この開口31とプロセス収容部30との間には、本体フレーム2の幅方向(前後方向に直交する方向、以下同じ。)両側に、図2の仮想線で示すように、後述する案内軸75を案内するための案内溝37aが前後方向に沿って形成されている案内路および案内部としての案内通路37が設けられている。
【0036】
また、前カバー29は、本体フレーム2の前側の前面および上面にわたって設けられている。この前カバー29は、図6に示すように、カバー本体33、ホルダ部材34およびアーム部材35を備えている。
【0037】
カバー本体33は、本体フレーム2の前面上部および上面前部を幅方向にわたって被覆する側面視略L字状をなし、樹脂などから形成されている。
【0038】
ホルダ部材34は、略湾曲形状の板体からなり、カバー本体33の下端部において、幅方向両側に設けられている。各ホルダ部材34の一端部は、カバー本体33の下端部に揺動可能に支持されており、他端部は、そのカバー本体33から略水平方向の後方に向かって延びている。
【0039】
アーム部材35は、細長い板体からなり、各ホルダ部材34に対応して、上下方向に設けられている。アーム部材35の下端部は、本体フレーム2に設けられる固定部36において、揺動可能に支持されている。アーム部材36の上端部は、ホルダ部材34の他端部に固定されている。
【0040】
また、このアーム部材35の上端部には、後述するリリース板82の突出板90と当接する解除部材としての爪板91が設けられている。この爪板91は、前カバー29が後述する閉位置にある状態において、リリース板82の突出板90の下方後側に配置されており、アーム部材35の上端部において固定軸94を介して固定される爪本体92と、その爪本体92から、上方に向かって先細となる略三角台形状に突出する突出部としての爪部93とが一体成形されている。
【0041】
この前カバー29は、アーム部材35の下端部を支点として、図6に示す閉位置と、図7に示す開位置との間を揺動して、閉位置において開口31を開放し、閉位置において開口31を被覆する。
【0042】
そして、プロセスユニット21は、前カバー29を図7に示す開位置に位置させた状態で、開口31を介して、プロセス収容部30に対して着脱される。
【0043】
プロセスユニット21は、図1および図2に示すように、本体フレーム2に対して着脱される感光体カートリッジ38と、感光体カートリッジ38に収容される現像カートリッジ39とを備えている。
【0044】
現像カートリッジ39は、現像フレーム40と、その現像フレーム40内に、トナーホッパ41と、そのトナーホッパ41の後方に設けられる供給ローラ42と、現像ローラ43と、層厚規制ブレード44とを備えている。
【0045】
なお、現像カートリッジ39には、現像フレーム40の前方下部において、現像ローラ43の軸方向両側から、その軸方向と平行な方向へ突出する、つまり、現像フレーム40における幅方向両側から外側に向かって突出する係合部としての係合軸51が設けられている。
【0046】
トナーホッパ41には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されている。このトナーとしては、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体に代表される重合性単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーが用いられている。重合トナーは、平均粒径は、約6〜10μm程度の略球形状をなし、流動性が極めて良好である。なお、重合トナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合される。さらに、トナーの流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加される。
【0047】
また、トナーホッパ41には、アジテータ45が設けられている。このアジテータ45は、現像フレーム40の幅方向に沿って設けられ、トナーホッパ41内の中心に回転可能に支持される回転軸46と、その回転軸46の周りに設けられる攪拌羽根47とを備えている。なお、回転軸46の一端部は、現像フレーム40の幅方向一端部において、挿通されるように支持されている。また、回転軸46の他端部は、現像フレーム40の幅方向他端部に設けられる軸収容部50(図4参照)に固定されている。攪拌羽根47の遊端部には、フィルムが貼着されている。回転軸46が回転すると、攪拌羽根47が周方向に移動して、フィルムがトナーホッパ41内のトナーを掻き上げて、そのトナーを供給ローラ42に向けて搬送する。
【0048】
また、トナーホッパ41の幅方向両側における現像フレーム40には、トナーの残量を検知するための窓50a(図4参照)が設けられている。
【0049】
供給ローラ42は、トナーホッパ41の後方において、現像フレーム40の幅方向に沿って設けられ、現像フレーム40の幅方向両端部において回転可能に支持されている。この供給ローラ42は、アジテータ45の回転方向と逆方向に回転可能に設けられている。供給ローラ42は、金属製のローラ軸に、導電性のウレタンスポンジが被覆されている。
【0050】
現像ローラ43は、供給ローラ42の後方において、現像フレーム40の幅方向に沿って設けられ、現像フレーム40の幅方向両端部において回転可能に支持されている。この現像ローラ43は、供給ローラ42の回転方向と同方向に回転可能に設けられている。
【0051】
現像ローラ43は、金属製のローラ軸の表面に、導電性の弾性材料、カーボン微粒子を含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムを被覆し、その弾性材料の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層を被覆して形成される。また、現像ローラ43のローラ軸には、図示しない電源が接続され、現像時には現像バイアスが印加される。
【0052】
そして、これら供給ローラ42と現像ローラ43とは、互いに対向配置され、現像ローラ43に対して供給ローラ42がある程度圧縮するような状態で接触されている。供給ローラ42と現像ローラ43とは、それらの対向接触部分において、互いに逆方向に回転する。
【0053】
層厚規制ブレード44は、供給ローラ42の上方であって、現像ローラ43の回転方向における供給ローラ42との対向位置と感光ドラム54との対向位置との間において、現像フレーム40の幅方向に沿って設けられ、現像ローラ43の軸方向に沿って現像ローラ43と対向配置されている。
【0054】
この層厚規制ブレード44は、板ばね部材48と、その板ばね部材48の先端部に設けられ、現像ローラ43と接触される絶縁性のシリコーンゴムからなる圧接部49とを備えている。層厚規制ブレード44は、板ばね部材48が現像フレーム40に支持された状態で、圧接部49が板ばね部材48の弾性力によって、現像ローラ43の表面に圧接されている。
【0055】
トナーホッパ41内のトナーは、アジテータ45の回転によって掻き上られ、供給ローラ42に向けて搬送される。
【0056】
供給ローラ42に搬送されてきたトナーは、その供給ローラ42の回転によって、現像ローラ43に供給される。この供給ローラ42から現像ローラ43へのトナーの供給時において、供給ローラ42と現像ローラ43との間においてトナーが摺擦され正極性に帯電される。
【0057】
そして、帯電されたトナーは、現像ローラ43の表面上に担持され、現像ローラ43の回転に伴って、現像ローラ43と層厚規制ブレード44の圧接部49との間に進入する。トナーは現像ローラ43と圧接部49との間を通過するときに、さらに摩擦によって帯電され、その層の厚さが規制されて、現像ローラ43の表面上に薄層として担持される。
【0058】
感光体カートリッジ38は、プロセスフレームとしての感光体フレーム52と、感光ドラム54と、スコロトロン型帯電器55と、転写ローラ58と、クリーニング部59と、カートリッジ側接離機構部60とを備えている。
【0059】
感光体フレーム52は、図2に示すように、後方が、感光ドラム54、スコロトロン型帯電器55、転写ローラ58およびクリーニング部59を収容するボックス状のドラム収容部57として形成され、前方が、現像カートリッジ39を収容し、上方が開放される略コ字状のカートリッジ収容部56として形成されている。
【0060】
カートリッジ収容部56の両側壁の前後方向中央の下端には、幅方向外側に向かって突出する案内部材としての案内軸75が設けられている。また、カートリッジ収容部56の両側壁の前側下端には、後述するレバー66の下端部を、下方に開放させるための切欠部76が開口されている。
【0061】
感光ドラム54は、図1に示すように、感光体カートリッジ38に現像カートリッジ39が装着された状態において、現像ローラ43の後方において、その現像ローラ43と対向配置されている。この感光ドラム54は、感光体フレーム52の幅方向に沿って設けられ、感光体フレーム52の幅方向両端部において回転可能に支持されている。この感光ドラム54は、円筒状のアルミニウムの表面にポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層を形成したものであり、円筒状アルミニウムは電気的に接地されている。
【0062】
スコロトロン型帯電器55は、感光ドラム54の上方において、感光ドラム54と接触しないように、所定間隔を隔てて対向配置され、感光体フレーム52の幅方向に沿って設けられている。このスコロトロン型帯電器55は、タングステン製の帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム54の表面を一様に正極性に帯電させる。
【0063】
感光ドラム54の回転に伴なって、感光ドラム54の表面は、スコロトロン型帯電器55により一様に正帯電され、画像データに基づいてスキャナ部20から発光されたレーザビームが照射されることにより露光され、静電潜像が形成される。
【0064】
次いで、現像ローラ43の回転により、現像ローラ43の表面上に担持されかつ正極性に帯電されているトナーが、感光ドラム54に対向して接触する時に、感光ドラム54の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム54の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化される。
【0065】
転写ローラ58は、感光ドラム54の下方において、この感光ドラム54に対向配置され、感光体フレーム52の幅方向に沿って設けられ、感光体フレーム52の幅方向両端部において回転可能に支持されている。この転写ローラ58は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて形成され、ローラ軸には図示しない電源が接続される。トナーを用紙3へ転写する時には、転写バイアスが印加される。
【0066】
そして、感光ドラム54の回転に伴い、レジストローラ11から搬送されてくる用紙3が感光ドラム54の表面と接触しながら、感光ドラム54と転写ローラ58との間を通る間に、感光ドラム54の表面に担持されたトナーが、用紙3に転写される。トナーが転写された用紙3は、定着部22に向けて搬送される。
【0067】
クリーニング部59は、ドラム収容部57内の後方において、感光ドラム54に対して現像ローラ43の反対側に設けられており、1次クリーニングローラ61と、2次クリーニングローラ62と、掻取スポンジ63と紙粉貯留部64とを備えている。
【0068】
1次クリーニングローラ61は、感光ドラム54と対向配置され、感光体フレーム52の幅方向に沿って設けられ、感光体フレーム52の幅方向両端部において回転可能に支持されている。この1次クリーニングローラ61には、クリーニング時に、クリーニングバイアスが印加されている。
【0069】
2次クリーニングローラ62は、1次クリーニングローラ61と対向配置され、感光体フレーム52の幅方向に沿って設けられ、感光体フレーム52の幅方向両端部において回転可能に支持されている。
【0070】
掻取スポンジ63は、2次クリーニングローラ62の上方において、2次クリーニングローラ62と接触するように対向配置され、感光体フレーム52の幅方向に沿って設けられ、感光体フレーム52の幅方向両端部において回転可能に支持されている。
【0071】
紙粉貯留部64は、1次クリーニングローラ61よりも後方のドラム収容部57内の空間として形成される。
【0072】
そして、このクリーニング部59では、トナーを用紙3へ転写する時には、1次クリーニングローラ61に低バイアスが印加され、感光ドラム54に残存するトナーが、1次クリーニングローラ61に一時的に捕捉される。
【0073】
一方、トナーが用紙3へ転写されない時、つまり、連続して送られる用紙3と用紙3との間隔に相当する間には、1次クリーニングローラ61に高バイアスが印加され、1次クリーニングローラ61に一時的に捕捉されているトナーが感光ドラム54に戻され、転写時に用紙3から感光ドラム54に付着した紙粉が、1次クリーニングローラ61に捕捉される。感光ドラム54に戻されたトナーは、現像ローラ43によって回収される。1次クリーニングローラ61に捕捉された紙粉は、2次クリーニングローラ62と対向した時に、その2次クリーニングローラ62に捕捉される。2次クリーニングローラ62に捕捉された紙粉は、掻取スポンジ63と対向した時に、その掻取スポンジ63によって掻き取られ、紙粉貯留部64に溜められる。
【0074】
カートリッジ側接離機構部60は、図2に示すように、支持部材としての支持軸65と、レバー66と、付勢部材としてのばね67とを備えている。
【0075】
支持軸65は、図2および図4に示すように、カートリッジ収容部56の前部の両側壁において、幅方向内側に向かって互いに対向するように突出状に設けられている。
【0076】
レバー66は、各支持軸65に対応して、感光ドラム54の軸方向両側、より具体的には、カートリッジ収容部56の前部の両側壁において、それぞれ配置されている。各レバー66は、板体からなるレバー本体68と、レバー本体68の前側上部に形成される摘み部69と、レバー本体68の上面中央から下方に向かって実質的にU字溝状に開口される第1受入部70と、レバー本体68の前端部下方において、下方に向かって実質的にU字溝状に開口される第2受入部71と、レバー本体68の前端部において、摘み部69と第2受入部71との間に形成され、後方斜め上方に向かって凹状に形成されるばね受け部72と、レバー本体68の下面前側において傾斜状に形成される当接面73とが一体に形成されている。
【0077】
また、このレバー66の第1受入部70の開口部分には、係合軸51を誘い込むための傾斜面74が設けられている。
【0078】
そして、このレバー66は、カートリッジ収容部56の支持軸65に、下方に向かって開口される第2受入部71を嵌合させることにより、支持軸64によって揺動可能に支持されている。この状態において、レバー66は、後述するように、現像ローラ43と感光ドラム54とを接触させる接触位置と、現像ローラ43と感光ドラム54とを離間させる離間位置との間で揺動可能となる。また、この状態において、レバー66の当接面73を含む下端部は、カートリッジ収容部56の切欠部76を介して下方と連通される。
【0079】
また、ばね67は、カートリッジ収容部56の前端部の幅方向両側において、その一端部がカートリッジ収容部56の前壁に係止され、その他端部がばね受け部72に受けられている。
【0080】
これによって、レバー66は、常には、ばね67の付勢力によって、支持軸64を支点として、上側が後方に下側が前方に傾倒するように付勢されている。そのため、レバー66は、後述するように、常には、ばね67の付勢力によって、接触位置に位置するように付勢される。
【0081】
また、本体フレーム2には、図3に示すように、各レバー66を揺動させるための本体側接離機構部77を備えている。この本体側接離機構部77は、連結部材としての駆動軸78と、押圧部材および移動部材としてのカム79と、クラッチ80と、検出器としてのセンサ部81と、当接部材としてのリリース板82とを備えている。
【0082】
駆動軸78は、図3および図4に示すように、本体フレーム2に対して装着状態にある感光体フレーム52の前部下方と対向するように、本体フレーム2の幅方向両側に設けられる軸支持部83において、回転可能に支持されている。
【0083】
カム79は、本体フレーム2に対して装着状態にある感光体フレーム52の各レバー66と対向するように、駆動軸78にそれぞれ設けられている。各カム79は、駆動軸78に対して偏心する厚板体からなり、図5に示すように、レバー66の当接面73と当接する第1カム面84と、図4に示すように、レバー66の当接面73と当接しない第2カム面85とを備えている。
【0084】
また、各カム79は、各レバー66に対して同じ位相、すなわち、側面視において、第1カム面84と第2カム面85とが同じ位置となるように、駆動軸78に対して相対回転不能に設けられている。これによって、各カム79は、駆動軸78と一体で回転され、第1カム面84と第2カム面85が、同じタイミングで、各レバー66の当接面73に対して交互に対向して、カム79の第1カム面84がレバー66の当接面73に当接する押圧位置(第1位置)と、カム79の第2カム面85がレバー66の当接面73と対向して当接しない非押圧位置(第2位置)との間を、交互に繰り返し、レバー66の当接面73と係脱するように回転される。
【0085】
クラッチ80は、図3に示すように、駆動軸78の軸方向一方側であって、軸支持部83よりも軸方向外側に設けられている。このクラッチ80には、駆動装置(駆動部)としてのメインモータ113(図11参照)からの動力が入力され、その動力を、駆動軸78に対して伝達または遮断する。このクラッチ80は、周知のばねクラッチからなり、オン状態において、メインモータ113(図11参照)からの動力を図示しないギヤトレインを介して駆動軸78へ伝達する。また、オフ状態において、メインモータ113(図11参照)からの動力の駆動軸78への伝達を遮断する。
【0086】
クラッチ80を、オン状態としたときは、メインモータ113(図11参照)からの動力が駆動軸78へ伝達されるので、カム79が回転する。一方、印刷終了時やエラー発生時など、クラッチ80を、オフ状態としたときは、メインモータ113(図11参照)からの動力の駆動軸78への伝達が遮断され、カム79がフリーに回転可能な状態となる。
【0087】
センサ部81は、遮光板としてのセンサディスク86、発光部87および受光部88を備えている。
【0088】
センサディスク86は、クラッチ80よりも軸方向外側の、駆動軸78の軸方向一方側端部に設けられている。このセンサディスク86は、図8に示すように、円板状をなし、径方向外方に膨出する略扇状の遮光部89が一体成形されている。
【0089】
発光部87および受光部88は、光センサとして構成され、センサディスク86の遮光部89を挟む位置において対向配置されている。これによって、センサディスク86の遮光部89は、発光部87と受光部88との間を、駆動軸78の回転により、通過する。
【0090】
このセンサ部81では、図8(a)に示すように、カム79の第1カム面84が、駆動軸78の回転駆動によってレバー66の当接面73への当接を開始するのに同期して、図8(b)に示すように、遮光部89が発光部87と受光部88との間への侵入を開始して、発光部87から受光部88へ向かう光を遮光する。また、図9(a)に示すように、カム79の第1カム面84が、駆動軸78の回転駆動によってレバー66の当接面73への当接を終了するのに同期して、図9(b)に示すように、遮光部89が発光部87と受光部88との間への侵入を終了して、発光部87から受光部88へ向かう光を通過させるようになる。つまり、このセンサ部81では、カム79がレバー66を押圧する間、発光部87から受光部88へ向かう光が遮断され、カム79がレバー66を押圧しない間、発光部87から受光部88へ向かう光が通過される。これによって、カム79がレバー66を押圧する押圧位置にある状態か、カム79がレバー66を押圧しない非押圧位置にある状態かを検知するので、現像ローラ43と感光ドラム54との間の接触または離間の状態を検知することができる。
【0091】
また、このセンサ部81では、発光部87から発光され受光部88において受光された光が、遮光部89により遮光されたか否かにより、カム79の押圧位置および非押圧位置を検知するので、確実な検知を達成することができる。
【0092】
リリース板82は、他方の軸支持部83よりも軸方向外側の、駆動軸78の軸方向他方側端部に設けられている。このリリース板82は、図6および図7に示すように、略円板状の板体からなり、径方向外方に略U字状に突出する突出部としての突出板90が一体成形されている。
【0093】
このリリース板82は、各カム79と共通の駆動軸78に支持されているので、駆動軸78の回転により各カム79と一体に回転され、突出板90は、カム79がレバー66の当接面73に当接している押圧位置にある状態では、図6の実線で示すように、斜め後側下方に突出するように配置されている。また、カム79がレバー66の当接面73に当接していない非押圧位置にある状態では、図6の点線で示すように、斜め前側側方に突出するように配置される。
【0094】
これによって、突出板90は、カム79が非押圧位置にある状態では、アーム部材35に設けられる爪板91の爪部93の揺動軌跡Sの範囲外に配置され、その爪部93と当接されず、カム79が押圧位置にある状態では、爪部93の揺動軌跡Sの範囲内に配置され、爪部93と当接される。
【0095】
そして、図2に示すように、現像カートリッジ39を、感光体カートリッジ38のカートリッジ収容部56に、各係合軸51を上方に向かって開口されている各レバー66の第1受入部70に上方から受け入れさせるようにして、収容する。
【0096】
このとき、各係合軸51は、各レバー66の傾斜面74によって、第1受入部70に誘い込まれるので、各係合軸51を、簡易に第1受入部70に係合させることができる。
【0097】
また、このとき、第1受入部70は、上方に向かって開口されているので、係合軸51を、第1受入部70に対して上下方向から係脱させることができる。そのため、係合軸51の第1受入部70に対する係脱作業の容易化を図ることができる。
【0098】
このように、現像カートリッジ39が感光体カートリッジ38のカートリッジ収容部56に収容された状態では、ばね67の付勢力によって、レバー66が支持軸64を支点として、その上側が後方に向かって押圧され、接触位置に位置されるので、そのレバー66に係合している係合軸51が後方に配置される。その結果、図4に示すように、現像カートリッジ39が感光体カートリッジ38に対して後方に配置され、現像ローラ43と感光ドラム54とが接触する。
【0099】
そして、現像カートリッジ39が収容された感光体カートリッジ38、つまり、プロセスユニット21を、上記したように、前カバー29を図7に示す開位置に位置させた状態で、開口31を介して、プロセス収容部30に対して装着する。
【0100】
この装着においては、プロセスユニット21を、開口31からプロセス収容部30に向けて挿入すると、図2に示すように、感光体カートリッジ38の案内軸75が案内溝37に嵌合され、その案内溝37に沿って案内された後、プロセスユニット21がプロセス収容部30に装着される。
【0101】
このようにして、プロセス収容部30に装着されたプロセスユニット21において、このレーザプリンタ1では、現像時、つまり、画像形成時には、図4に示すように、カム79は、案内通路37から退避して、カム79の第2カム面85がレバー66の当接面73に対向してこれらが互いに当接しない非押圧位置に位置されている。カム79が非押圧位置に位置されているときには、レバー66は、上記したように、ばね67の付勢力によって接触位置に位置されるので、現像ローラ43と感光ドラム54とが接触される。
【0102】
一方、ウォーミングアップ時など、現像ローラ43と感光ドラム54とを離間させる必要があるときには、このレーザプリンタ1では、メインモータ113(図11参照)からの動力を図示しないギヤトレインおよびクラッチ80を介して駆動軸78に入力し、駆動軸78を回転させることにより、カム79を、案内通路37に突出させて、カム79の第1カム面84がレバー66の当接面73に対向してこれらが互いに当接する押圧位置に、位置させる。すると、図5に示すように、カム79の第1カム面84がレバー66の当接面73を押圧するので、レバー66は、ばね67の付勢力に抗して、支持軸65を支点として、上側が前方に下側が後方に揺動されて、離間位置に位置される。レバー66が離間位置に位置されると、そのレバー66の第1受入部70に係合している係合軸51が、レバー66の揺動に伴なって前方に移動されるので、現像カートリッジ39が感光体カートリッジ38に対して前方に移動され、その結果、現像ローラ43が感光ドラム54から離間される。
【0103】
また、通常の印刷動作終了時やエラー発生時などには、カム79が、非押圧位置に位置して案内通路37から退避していることを確認してから、メインモータ113(図11参照)を停止することが望ましい。印刷動作終了時やエラー発生時などには、メインモータ(図11参照)を停止させるが、やみくもにメインモータ(図11参照)を停止すると、カム79がレバー66を押圧する押圧位置に位置している状態で停止することがあり、その状態では、案内通路37から突出するカム79によってプロセスユニット21のプロセス収容部30からの取り出しが阻止される。そのため、図10に示すような制御が実行される。
【0104】
図11は、図10に示す制御を実行するための構成を示すブロック図である。
【0105】
図11において、判断手段および停止手段としてのCPU110には、RAM111、ROM112、クラッチ80、メインモータ113、時計手段としてのタイマー114およびセンサ部81の各部が、バス115によって接続されている。
【0106】
CPU110は、このレーザプリンタ1の各部を制御している。また、RAM111には、各種の制御における一時的な数値などがメモリされる。また、ROM112には、以下に述べる制御を実行するためのプログラムや、その他、各種の制御を実行するためのプログラムが格納されている。メインモータ113は、このレーザプリンタ1の各部を駆動している。また、タイマー114は、各種の制御における時間をカウントする。
【0107】
そして、この制御は、図10に示すように、このレーザプリンタ1に設けられるCPU110により実行される。
【0108】
すなわち、この制御では、まず、印刷動作が終了すると(S1)、メインモータ113の停止動作が開始される(S2)。この停止動作の処理には、通常の印刷動作の終了時や、用紙ジャムなどのエラーの発生時など、各種のメインモータ113の停止動作の処理が含まれる。
【0109】
メインモータ113の停止動作が開始されると、続いて、タイマー114がスタートし(S3)、カム79が回転される(S4)。カム79は、メインモータ113からの動力をギヤトレインから、クラッチ80をオンして駆動軸78に伝達することによって、回転させる。次いで、この制御では、カム79がレバー66から離れる非押圧位置に位置しているか否かが判断される(S5)。この判断は、上記したように、センサ部81において、カム79がレバー66を押圧する間、発光部87から受光部88へ向かう光が、遮光部89により遮断される一方、カム79がレバー66を押圧しない間、発光部87から受光部88へ向かう光が通過されるので、この光の通過を検知することによって、非押圧位置に位置していると判断する。
【0110】
カム79がレバー66から離れる非押圧位置に位置していないと判断された場合(S5:NO)には、タイマー114のスタートからの経過時間が800m秒となるまで、カム79がレバー66から離れる非押圧位置に位置しているか否かの判断が継続される(S5:NO、S6:NO)。なお、800m秒は、センサディスク86が1周するのに要する時間である。
【0111】
そのため、800m秒になっても、カム79がレバー66から離れる非押圧位置に位置していることが判断されない場合(S6:YES)には、センサ部81の不良やカム79の回転不良などに起因するエラーと判断して、図示しない操作パネルに設けられる液晶表示部において、エラーを表示し(S7)、カム79の位相が不明のままではあるが、クラッチ80をオフにして、カム79の回転を止め(S8)、メインモータ113の駆動を停止し(S9)、処理を終了する。
【0112】
なお、このようにカム79の位相が不明のまま停止しても、クラッチ80がオフであるため、カム79はフリーで回転することができる。そのため、前カバー29を閉位置から開位置へ揺動させると、上記したように、カム79を押圧位置から非押圧位置へ回転させることができるので、プロセスユニット21のプロセス収容部30に対する着脱を確保することができる。
【0113】
一方、800m秒になるまでに、カム79がレバー66から離れる非押圧位置に位置していることが判断された場合(S5:YES)には、その時点で、クラッチ80をオフして、カム79の回転を止め(S10)、メインモータ113の駆動を停止して(S11)、処理を終了する。
【0114】
このような制御によって、カム79が非押圧位置に位置して案内通路37から退避している状態において、メインモータ113を確実に停止することができる。そのため、カム79の非押圧位置での確実な停止を達成することができる。
【0115】
また、この制御では、センサディスク86が1周するのに要する時間である800m秒を超えても、カム79がレバー66から離れる非押圧位置に位置していることが判断されない場合には、センサ部81の不良やカム79の回転不良などに起因するエラーと判断して、図示しない操作パネルに設けられる液晶表示部において、エラーを表示し、クラッチ80をオフにして、カム79の回転を止め、メインモータ113の駆動を停止する。そのため、装置の誤動作や損傷を防止することができる。
【0116】
さらに、この制御では、CPU110により、クラッチ80をオフしてカム79の回転を止め、メインモータ113の駆動を停止するので、簡易かつ確実に、カム79に対する駆動力の供給の停止を達成することができる。
【0117】
定着部22は、図1に示すように、プロセスユニット21の後方であって、用紙3の搬送方向下流側に設けられており、加熱ローラ95と、加圧ローラ96と、搬送ローラ97とを備えている。加熱ローラ95は、金属製の素管内にヒータとしてハロゲンランプを備えている。加圧ローラ96は、加熱ローラ95の下方に対向配置され、その加熱ローラ96を下方から押圧するように設けられている。また、搬送ローラ97は、加熱ローラ95および加圧ローラ96に対して、用紙3の搬送方向下流側に設けられている。
【0118】
用紙3に転写されたトナーは、加熱ローラ95と加圧ローラ96との間を通る間に、熱によって溶融し、用紙3に固着する。用紙3は、搬送ローラ97によって、搬送ローラ97の後方において上下方向に配置されるガイド板98に案内されて、排紙ローラ99に向けて搬送される。
【0119】
排紙ローラ99によって搬送されてきた用紙3は、その後、排紙ローラ99によって、排紙トレイ100上に排紙される。
【0120】
そして、このレーザプリンタ1では、上記したように、カートリッジ側接離機構部60と本体側接離機構部77との協働により、現像ローラ43を感光ドラム54に対して接触または離間させており、離間時には、図5に示すように、カム79が、押圧位置に位置されて、案内通路37から突出してレバー66の当接面73を下方から押圧するため、この離間時に、プロセスユニット21を、本体フレーム2から脱離させようとしても、レバー66の当接面73とカム79の第1カム面84との係合により、プロセスユニット21を円滑に脱離させることができず、また、無理に脱離させると、これらレバー66やカム79に損傷を生じる。
【0121】
そのため、このレーザプリンタ1では、前カバー29の閉位置から開位置への揺動に連動させて、レバー66の当接面73とカム79の第1カム面84との係合を解除するために、係合解除部材(アクチュエータ)として、上記したリリース板82と、爪板91とを備えている。
【0122】
すなわち、このレーザプリンタ1において、たとえば、ウォーミングアップ時など、現像ローラ43と感光ドラム54との離間時に、用紙3のジャムなどが生じて、プロセスユニット21を本体フレーム2から脱離させる必要がある場合には、まず、前カバー29を、閉位置から開位置への揺動させる。すると、図6の矢印に示すように、アーム部材35の上端部に設けられる爪板91の爪部93が、前カバー29の揺動に伴なって、前方に揺動するので、その爪部91がリリース板82の突出板90を前方に押圧する。すると、クラッチ80がオフ状態であるフリー状態の駆動軸78が回転するので、図7に示すように、カム79が駆動軸78の回転に伴なって、押圧位置から非押圧位置に回転され、レバー66の当接面73とカム79の第1カム面84との係合が解除され、これによって、カム79が案内通路37から退避し、プロセスユニット21の開口31の方向への移動が許容される。
【0123】
そして、このレーザプリンタ1では、感光体カートリッジ38の感光体フレーム52に支持軸65を介して支持されたレバー66が、現像カートリッジ39の係合軸51と係合する状態において、支持軸65を支点として接触位置と離間位置との間を揺動することにより、現像ローラ43と感光ドラム54とを接触させたり離間させたりする。そのため、感光体カートリッジ38と一体となって現像カートリッジ39が移動することを防止することができる。その結果、感光ドラム54に対して現像ローラ43を安定して離間させることができ、確実な離間動作を確保することができる。
【0124】
また、レバー66は、ばね67によって、レバー66が接触位置に位置するように付勢されるので、常態において、現像ローラ43と感光ドラム54とを、簡易な構成による確実な付勢によって、接触させることができる。
【0125】
また、現像カートリッジ39とレバー66とは、第1受入部70に、現像カートリッジ39の係合軸51が受け入れられることにより係合される。そのため、現像カートリッジ39に対するレバー66の確実な係合を達成することができ、レバー66の接触位置と離間位置との間の揺動に基づく、現像ローラ43と感光ドラム54との間の確実な接触または離間を達成することができる。
【0126】
また、各レバー66が、感光体フレーム52における幅方向両側において、係合軸51とそれぞれ係合するので、現像カートリッジ39に対するレバー66のより確実な係合を達成することができる。
【0127】
また、第1受入部70の開口部分には、係合軸51を誘い込むための傾斜面74が形成されているので、係合軸51を、傾斜面74によって第1受入部70に誘い込むことができる。そのため、係合軸51を、簡易に第1受入部70に係合させることができる。
【0128】
また、第1受入部70は、上方に向かって開口されているので、係合軸51を、第1受入部70に対して上下方向から係脱させることができる。そのため、係合軸51の第1受入部70に対する係脱作業の容易化を図ることができる。
【0129】
また、レバー66は、第2受入部71において感光体フレーム52の支持軸65を受け入れることにより、感光体フレーム52に揺動可能に支持されるので、簡易な構成により、レバー66を、接触位置と離間位置との間を揺動可能に設けることができる。
【0130】
また、レバー66の第2受入部71は、下方に向かって開口されているので、第2受入部71を、支持軸65に対して上下方向から係脱させることができる。そのため、レバー66の支持軸65に対する係脱作業の容易化を図ることができる。
【0131】
また、このレーザプリンタ1では、プロセスユニット21は、案内軸75が案内されることにより、本体フレーム2のプロセス収容部30へ装着される。そのため、プロセスユニット21の本体フレーム2に対する装着作業の容易化を図ることができる。
【0132】
また、このレーザプリンタ1では、カム79によって、レバー66を、ばね67の付勢力に抗して離間位置に位置させることができる。そのため、常態において接触している現像ローラ43と感光ドラム54とを、適宜のタイミングで、このカム79によって離間させることができる。
【0133】
すなわち、このレーザプリンタ1では、カム79が押圧位置に回転すると、レバー66の当接面73が、カム79の第1カム面84によって押圧され、レバー66は、ばね67の付勢力に抗して離間位置に揺動される。また、カム79が非押圧位置に回転すると、レバー66の当接面73が、カム79の第2カム面85に当接することなく対向するので、カム79の押圧が解除され、ばね67の付勢力により接触位置に揺動される。そのため、カム79の押圧位置と非押圧位置との間の回転によって、レバー66を、一定周期で離間位置と接触位置との間で揺動させることができる。
【0134】
また、カム79は、各レバー66に対応してそれぞれ設けられており、駆動軸78によって同じ位相で連結されているので、各々のカム79を同じ位相で回転させることができる。
【0135】
また、プロセスユニット21は、プロセス収容部30に対して前後方向に沿って装着され、レバー66の当接面73に対するカム79の第1カム面84の作用点(当接点)が、第1受入部70に受け入れられた係合軸51に対して、装着方向前側であるため、カム79がレバー66に作用すると、レバー66は装着方向後側に向かう押圧力によって支持軸65を支点として回動する。そのため、現像カートリッジ39を感光体カートリッジ38から確実に離間させることができる。
【0136】
また、レーザプリンタ1では、プロセスユニット21をプロセス収容部30から取り出すときに、カム79が押圧位置にある状態では、前カバー29を、閉位置から開位置へ揺動させると、その前カバー29の閉位置から開位置への揺動に連動して、アーム部材35が揺動して、そのアーム部材35の上端部に設けられる爪板91の爪部93が、リリース板82の突出板90と当接して、その突出板90を前方に押圧する。すると、カム79が押圧位置から非押圧位置に回転され、レバー66の当接面73とカム79の第1カム面84との係合が解除される。そのため、プロセスユニット21をプロセス収容部30から取り出すときに、たとえ、レバー66とカム79とが係合していても、前カバー29の開位置から閉位置への揺動に、カム79の押圧位置から非押圧位置へ回転を確実に連動させて、その係合を解除して、プロセスユニット21のプロセス収容部30に対する円滑な着脱を確保することができる。
【0137】
また、このレーザプリンタ1では、プロセスユニット21をプロセス収容部30から取り出すときに、クラッチ80により、メインモータ113から駆動軸78に対して伝達される動力を遮断するので、リリース板82の突出板90と、爪板91の爪部93との当接により、フリー状態とされる駆動軸78を回動させることができる。そのため、カム79の押圧位置から非押圧位置へ確実な回転を確保することができる。
【0138】
また、リリース板82には突出板90が、爪板91には爪部93が、それぞれ形成されているので、リリース板82の突出板90と、爪板91の爪部93との確実な当接を達成することができる。
【0139】
なお、上記の説明では、各レバー66に、下方に向かって開口する第2受入部71を形成し、カートリッジ収容部56の前部の両側壁において、幅方向内側に向かって互いに対向するように支持軸65を形成して、各支持軸65に対して、各レバー66の第2受入部71を、上下方向から係脱させたが、これとは逆に、各レバー66に幅方向外側に突出する支持軸を形成し、カートリッジ収容部56の前部の両側壁において、その支持軸を受ける上方に向かって開口する凹状の受入部を形成して、各受入部に対して、各レバー66の支持軸を、上下方向から係脱させるようにしてもよい。
【0140】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、感光体と現像剤担持体とを接触または離間させることができながら、プロセス装置を収容部から取り出すときに、たとえ、レバーと移動部材とが係合していても、カバーの閉位置から開位置への移動によってその係合を解除して、プロセス装置の収容部に対する円滑な着脱を確保することができる。
【0141】
また、常態において、現像剤担持体と感光体とを接触させることができる。
【0142】
また、常態において接触させている現像剤担持体と感光体とを、必要なときに、この押圧部材によって離間させることができる。
【0143】
また、押圧部材の押圧位置と非押圧位置との間の移動によって、レバーを離間位置と接触位置との間で移動させることができる。
【0144】
また、簡易な構成により、カバーの閉位置から開位置への移動と、移動部材の押圧位置から非押圧位置への移動とを、確実に連動させることができる。
【0145】
また、当接部材と解除部材とを確実に当接させることができる。
【0146】
また、解除部材と当接部材とを確実に当接させることができる。
【0147】
また、プロセス装置の開口の方向への移動が阻止または許容される。
請求項2に記載の発明によれば、移動部材が、押圧位置と非押圧位置との間を一定周期で移動することができる。
請求項3に記載の発明によれば、各々のカムを同じ位相で回転させることができる。
請求項4および5に記載の発明によれば、移動部材および当接部材を、確実に連動させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、移動部材の押圧位置から非押圧位置への確実な移動を確保することができる。
【0148】
請求項に記載の発明によれば、移動部材によるレバーの確実な離間位置への移動を確保することができる。
【0149】
請求項に記載の発明によれば、収容部にプロセス装置を装着した状態で、プロセス装置の開口の方向への移動が阻止される。
【0150】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置としての、レーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】 図1に示すレーザプリンタのプロセスユニットを示す側面図である。
【図3】 図2に示すプロセスユニットの要部平面図である。
【図4】 図2に示すプロセスユニットの現像カートリッジ(現像ローラと感光ドラムとが接触している状態)を示す側面図である。
【図5】 図2に示すプロセスユニットの現像カートリッジ(現像ローラと感光ドラムとが離間している状態)を示す側面図である。
【図6】 図1に示すレーザプリンタの前カバー近傍(前カバーの閉状態)の要部側面図である。
【図7】 図1に示すレーザプリンタの前カバー近傍(前カバーの開状態)の要部側面図である。
【図8】 図1に示すレーザプリンタのレバーおよびカムの状態と、センサ部との関係を示す要部側面図であって、(a)は、レバーおよびカムの状態(接触開始状態)を示し、(b)は、センサ部(遮光部による遮光開始状態)の状態を示す。
【図9】 図1に示すレーザプリンタのレバーおよびカムの状態と、センサ部との関係を示す要部側面図であって、(a)は、レバーおよびカムの状態(接触終了状態)を示し、(b)は、センサ部(遮光部による遮光終了状態)の状態を示す。
【図10】 カムが非押圧位置に位置した状態で、メインモータを停止させるための制御を示すフロー図である。
【図11】 図10に示す制御を実行するための構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ
2 本体フレーム
21 プロセスユニット
30 プロセス収容部
31 開口
32 前カバー
35 アーム部材
37 案内通路
38 感光体カートリッジ
39 現像カートリッジ
43 現像ローラ
52 感光体フレーム
54 感光ドラム
66 レバー
67 ばね
78 駆動軸
79 カム
82 リリース板
91 爪板
80 クラッチ
90 突出板
93 爪部
110 CPU
113 メインモータ
114 タイマー

Claims (8)

  1. プロセス装置を着脱自在に備える画像形成装置において、
    前記プロセス装置は、
    感光体と、
    現像剤担持体と、
    前記感光体を備える感光体カートリッジと、
    前記感光体カートリッジに着脱可能に装着され、前記現像剤担持体を備える現像カートリッジと、
    前記感光体カートリッジに設けられ、前記感光体と前記現像剤担持体とを接触させるための接触位置と、前記感光体と前記現像剤担持体とを離間させるための離間位置との間を移動可能なレバーと、
    前記感光体カートリッジに設けられ、前記レバーが接触位置に位置するように、前記レバーを付勢する付勢部材と、
    前記現像カートリッジに設けられ、前記レバーと係合する係合部とを備え、
    前記画像形成装置は、
    前記プロセス装置を収容する収容部および前記収容部へ通じる開口を有するフレームと、
    前記レバーと係脱自在に係合され、前記レバーを前記接触位置と前記離間位置とへ移動させる移動部材と、
    開口を覆う閉位置と、開口を開放する開位置との間を移動するカバーと、
    前記カバーの閉位置から開位置への移動に連動して、前記レバーと前記移動部材との係合を解除する係合解除部材とを備え
    前記移動部材は、前記フレームにおいて、前記収容部と前記開口との間に形成された案内路に面して配置され、前記案内路から突出して前記レバーを押圧する押圧位置と、前記案内路内へ収納されて前記レバーを押圧しない非押圧位置とに移動可能であり、前記押圧位置にある状態で、前記レバーと係合して前記レバーが離間位置に位置するように前記付勢部材の付勢力に抗して前記レバーを押圧し、
    前記カバーは、前記フレームに揺動可能に支持されるアーム部材を備え、
    前記係合解除部材は、
    前記移動部材と一体で移動し、突起部を備える当接部材と、
    前記アーム部材の上端部に設けられ、前記カバーの閉位置から開位置への移動に連動して、前記当接部材の前記突起部と当接する突起部を備え、前記移動部材を押圧位置から非押圧位置へ移動させる解除部材とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記移動部材が、駆動力で回転するカムであることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カムを、互いに同じ位相で連結する連結部材を有することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記移動部材と前記当接部材とは、共通の軸に回動可能に支持されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記移動部材と前記当接部材とは、前記軸に一体的に回転可能に支持されていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記軸に前記移動部材を回動させるための動力を伝達させる駆動装置と、
    前記軸に対する動力の入力を遮断するためのクラッチとを備えていることを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記プロセス装置は、前記感光体の長手方向と直交する方向に沿って、前記開口から前記案内路を通じて、前記収容部へ装着され、
    前記移動部材が前記押圧位置に位置するときには、
    前記移動部材は前記レバーを前記プロセス装置の装着方向へ付勢することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記プロセス装置は、少なくとも感光体と、前記感光体を支持するプロセスフレームとからなり、前記感光体の長手方向と直交する方向に沿って、前記開口から前記案内路を通じて前記収容部に装着され、
    前記移動部材は、前記感光体の長手方向両側に設けられ、第1位置に位置するときは、前記プロセスフレームを下方から押圧するように、前記案内路から突出することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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