JPH0646324A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH0646324A
JPH0646324A JP4216614A JP21661492A JPH0646324A JP H0646324 A JPH0646324 A JP H0646324A JP 4216614 A JP4216614 A JP 4216614A JP 21661492 A JP21661492 A JP 21661492A JP H0646324 A JPH0646324 A JP H0646324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical system
image pickup
physical property
camera
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Application number
JP4216614A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Nagano
雅敏 永野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0646324A publication Critical patent/JPH0646324A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 偏光板と液晶からなる物性素子により撮像面
への入射光量調整を行う。 【構成】 5は偏光板と液晶からなる物性素子、6はレ
ンズ接点、7は1/4波長板で円偏光変換手段を構成
し、8はレンズマウント、9は光軸、11はクイックリ
ターンミラーでハーフミラー部を有する。19はAFセ
ンサユニットで光電変換素子19aを有する。20は光
電変換素子を有するAEセンサユニット,21はクイッ
クリターンミラー11駆動用のモータ、レンズユニット
Aはフォーカス用モータ4,物性素子,レンズ接点と電
気的に接続するレンズ制御回路106を有し、カメラユ
ニットBはカメラ制御回路100と電源111を有し、
カメラ制御回路はシャッタユニット13,カメラ接点1
7,AFセンサユニット,AEセンサユニット,モータ
21と電気的に接続し、レンズ制御回路とカメラ制御回
路はレンズ接点,カメラ接点を介し電気的に接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影光学系の結像面も
しくは、それと光学的に等価な面に光電変換手段を有す
る静止画像及び動画像を撮影するカメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影光学系内の一部の光束を取り
出し、その取り出された光束をCCD等の光電変換素子
上に導き、オートフォーカス(AF)や自動露出(A
E)等を行うカメラが普及している。
【0003】このようなカメラにおいては、使い易さの
面からカメラの小型化が要求され、電気回路を実装する
場合の高密度化や、撮影光学系の小型化等により小型の
カメラが開発されている。そして、撮影光学系の小型化
等の一手段として、物性素子により撮像面への入射光量
を調整するカメラが提案されている。
【0004】また同様に、CCD等の光電変換素子を用
いて、撮影光学系により結像した物体像を電気信号に変
換し、磁気テープ等の記録媒体に記録を行うビデオカメ
ラにおいても、小型化等のために、物性素子により撮像
面への入射光量を調整することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、偏光板
と液晶により構成される物性素子により、撮像面に入射
する光量の調整を行おうとすると、この物性素子を通り
過ぎた光は直線偏光となってしまう。そして、この光が
クイックリターンミラーやペンタプリズム等の反射面に
入射すると偏光の方向により光の反射率が異なる。その
ため、AEやオートフォーカス等のための撮像素子に入
射する光量と、撮像面に入射する光量とが異なり正確な
AEやオートフォーカス等が行えなくなるという問題点
があった。
【0006】また、上記物性素子により、CCD等の撮
像素子からなるビデオカメラの撮像面に入射する光量の
調整を行おうとすると、上記物性素子を通り過ぎた光は
直線偏光となってしまうため、この光が水晶等の光学的
ローパスフィルタに入射しても光学的ローパス効果が得
られないという欠点がある。
【0007】本発明の目的は上記の問題点を解決し、撮
像面への入射光量調整を偏光板を有する物性素子により
行うことによって、撮影光学系鏡筒を小型化することの
可能なカメラ及びビデオカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のカメラは、請求項1において、撮影光学系
と、偏光手段を有し前記撮影光学系における光透過率ま
たは光透過量の制御を行う物性素子と、光反射手段と、
前記撮影光学系の撮像面または前記撮像面と光学的に等
価な面に設けられた光電変換手段とを有するカメラにお
いて、前記物性素子の前記撮像面側またはこの撮像面と
光学的に等価な面側に円偏光変換手段を有し、かつ前記
光反射手段は前記光電変換手段と前記円偏光変換手段と
の間に設けられるものであり、また、請求項2において
は、物性素子と、前記円偏光変換手段とは一体的に構成
されているものであり、請求項3においては、撮影光学
系と、偏光手段を有し前記撮影光学系における光透過率
または光透過量の制御を行う物性素子と、光反射手段
と、前記撮影光学系の撮像面またはこの撮像面と光学的
に等価な面に光電変換手段を有するカメラにおいて、前
記物性素子は前記撮像面と前記光反射手段の間に設けら
れるものである。
【0009】また、本発明のビデオカメラは請求項4に
おいて、偏光手段を有し光透過率または光透過量の制御
を行う物性素子と、光学的ローパスフィルタを撮影光学
系に有し、さらに、前記撮影光学系の撮像面、或いはこ
の撮像面と光学的に等価な面に光電変換手段を有するビ
デオカメラにおいて、前記物性素子の前記撮像面側、或
いはこの撮像面と光学的に等価な面側に円偏光変換手段
を有し、かつ前記光電変換手段と前記円偏光変換手段の
間に、前記光学的ローパスフィルタを設けるものであ
り、請求項5においては、物性素子と前記円偏光変換手
段とは一体的に構成されているものであり、請求項6に
おいては、偏光手段を有し光透過率または光透過量の制
御を行う物性素子と、光学的ローパスフィルタを撮影光
学系に有し、さらに、前記撮影光学系の撮像面、或いは
この撮像面と光学的に等価な面に光電変換手段を有する
ビデオカメラにおいて、前記光電変換手段と前記光学的
ローパスフィルタとの間に、前記物性素子を設けるもの
である。
【0010】
【作用】上記の構成を有することにより、本発明は撮影
光学系鏡筒を小型化でき、このことにより、小型のカメ
ラ及びビデオカメラを提供することができる。
【0011】
【実施例】本発明の第1の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の第1の実施例であるカメラの概
要を示す構成図であり、図2は、この実施例の回路構成
を示すブロック図であり、図3は、この実施例の動作を
制御するフローチャートである。
【0012】図1乃至図3において、符号Aはレンズユ
ニット,Bはカメラボディユニットである。また、1は
撮影光学系であり、1aはフォーカス用レンズ,1b,
1cはズーム用レンズ,1dは固定レンズである。2は
フォーカス用レンズ1aを保持するフォーカスレンズ保
持枠であり、歯車部2aを有する。3は固定部であり、
フォーカスレンズ保持枠2と螺合している。4はフォー
カスレンズ保持枠2を回動させるためのフォーカス用モ
ータである。4aはモータ出力軸の歯車であり、フォー
カスレンズ保持枠2の歯車部2aと係合している。5は
偏光板と液晶により構成される物性素子である。6はレ
ンズ接点であり、7は物性素子5に貼り付けられた1/
4波長板であり、円偏光変換手段を構成している。8は
レンズマウントであり、9は撮影光学系の光軸である。
11はクイックリターンミラーであり、ハーフミラー部
を有する。12はクイックリターンミラー11に取り付
けられたサブミラー,13はシャッタユニット,14は
ペンタプリズム,15はファインダのレンズであり、1
6はフィルム面等の撮像面,17はカメラ接点,18は
レンズマウント8と結合できるカメラマウント,19は
AFセンサユニットであり、CCD等の光電変換素子1
9aを有する。20は光電変換素子を有するAEセンサ
ユニット,21はクイックリターンミラー11駆動用の
モータである。また、レンズユニットAはフォーカス用
モータ4,物性素子5,レンズ接点6と電気的に接続す
るレンズ制御回路106を有する。カメラユニットBは
カメラ制御回路100と、このカメラ制御回路100と
電気的に接続する電源111を有し、また、カメラ制御
回路100は、シャッタユニット13,カメラ接点1
7,AFセンサユニット19,AEセンサユニット2
0,モータ21と電気的に接続している。また、レンズ
制御回路106とカメラ制御回路100は、レンズ接点
6,カメラ接点17を介し電気的に接続されている。
【0013】次に図1の実施例の動作について図2,図
3を用いて説明する。不図示のカメラの電源スイッチが
操作され、電源111が投入されると(S1)、物性素
子5の光透過率を最大にする(S2)。次に、撮影者が
構図決めを行い、不図示のレリーズボタンがそのストロ
ークの半分押し込まれると、図2のスイッチ1がONと
なり(S3)、このことがカメラ制御回路100により
検出されると、光電変換素子を有するAEセンサユニッ
ト20により被写体輝度が測定され、クイックリターン
ミラー11のハーフミラー部を通過し、サブミラー12
により反射した光により光電変換素子を有するAFセン
サユニット19で測光回路101,測距回路102を介
して、合焦のためのフォーカス用レンズ1aの移動量が
測定され、また、電源電圧のチェックが行われる(S
4)。そして、シャッタスピード,物性素子5の光透過
率,フォーカス用レンズ1aの移動量が決定される(S
5)。ここでフォーカスレンズ保持枠2と固定部3は螺
合しており、歯車4a,歯車部2aを介し、フォーカス
用モータ4の回転はフォーカスレンズ保持枠2に伝達さ
れるため、フォーカス用モータ制御回路107によって
フォーカス用モータ4が回転すると、フォーカス用レン
ズ1aは回転しながら光軸方向へ移動する。そして、決
定されたフォーカス用レンズ1aの移動量により、フォ
ーカス用モータ4を回転させ、合焦位置までフォーカス
用レンズ1aを移動して、オートフォーカスを行うので
ある(S6)。この状態からさらにレリーズボタンが押
し込まれると、図2のスイッチ2がONとなり(S
7)、このことがカメラ制御回路100により検出され
ると、物性素子制御回路108により物性素子5の光透
過率をその決定値まで変化させ(S9)、図1に破線で
示されるように、クイックリターンミラー制御回路10
4によって、クイックリターンミラー11を光束外に退
避させる(S10)。そして、シャッタ制御回路103
によるシャッタスピードの決定値に従いシャッタユニッ
ト13を開閉させ、撮像面(フィルム面)16に露光を
行う(S11)。そして、クイックリターンミラー11
を元の位置に戻し(S12)、物性素子5の光透過率を
最大(元の状態)にし(S13)、フィルムを1コマ分
給送し、撮影動作が終了する(S14)。
【0014】ここで、円偏光変換手段を構成する1/4
波長板7の機能について説明する。被写体側(図1中の
左側)から撮影光学系内に入ってきた光は、偏光板を有
する物性素子5を通過すると、直線偏向した光となる。
この直線偏向した光がクイックリターンミラー11,サ
ブミラー12及びペンタプリズム14の反射面に入射す
ると、直線偏向の方向により、反射率が異なるため、同
じ光量の光が入射しても直線偏向の方向により、AEセ
ンサユニット20や、AFセンサユニット19に入射す
る光量が異なり、正確な測光や測距が行えない。つまり
正確なAEやオートフォーカスが行えない。正確な測光
や測距を行うためには、この直線偏光を無偏光または円
偏光に変換する必要がある。そして、1/4波長板7に
は直線偏光を円偏光に変換する機能があるので、1/4
波長板7を物性素子5と、上記各光学素子の反射面の中
間に置くことにより、上記反射面に入射する光を円偏光
とすることができるのである。
【0015】また、本実施例のように、1/4波長板7
と物性素子5を一体的に構成すれば、1/4波長板7と
物性素子5をユニット化でき、その保持も行い易くな
る。ただし、1/4波長板7と物性素子5は必ずしも一
体的に構成しなくても良い。
【0016】次に、本発明の第2の実施例を図面に基づ
いて説明する。図4は、本発明の第2の実施例であるカ
メラの概要を示す構成図である。また、図5は、この第
2の実施例の回路構成を示すブロック図である。
【0017】尚、図4及び図5において、図1及び図2
と同一符号は同一または同一の機能を有するので、その
説明は省略する。また、第2の実施例におけるカメラの
動作も本発明の第1の実施例と同じであるので、本実施
例の動作を制御するフローチャートは省略する。
【0018】第2の実施例の構成において、偏光板と液
晶により構成される物性素子5は、クイックリターンミ
ラー11と撮像面(フィルム面)16の間に置かれてお
り、従って1/4波長板は用いられていない。このこと
以外は、本発明の第1実施例の構成と同じである。本実
施例においては、被写体側(図4中の左側)から撮影光
学系に入ってきた光は、クイックリターンミラー11が
光束外(図4の破線で示される位置)に退避している
時、つまり撮影動作時以外は、クイックリターンミラー
11やサブミラー12やペンタプリズム14の反射面を
通過した後、AEセンサユニット20やAFセンサユニ
ット19に入射し、測光や測距が行われる。そして、撮
影動作時にクイックリターンミラー11が光束外に退避
して、撮影光学系を通ってきた光が、物性素子5に入射
し、物性素子制御回路110により光量調整が行われ、
直線偏光となり、撮像面(フィルム面)16に達する。
つまり、このような構成にすれば、正確な測光や測距が
行えるのである。
【0019】この他、本発明の第1及び第2の実施例の
カメラは交換レンズ式であったが、これはレンズ一体型
のカメラであっても良い。
【0020】また、図6は、本発明の第3の実施例であ
るビデオカメラの概要構成図であり、図7はこの実施例
の回路構成を示すブロック図、図8はこの実施例である
ビデオカメラの動作を制御するフローチャートである。
【0021】図6において、図1,図4と同一符号は同
一または同一の機能を有するのでその説明は省略する。
そして、34は、ズーム用レンズ1b,1cの位置を決
定するカム溝を有するカム筒であり、固定部3に回転自
在に保持されている。35及び36は、ズーム用レンズ
1b,1cを保持するレンズ枠である。37はフォーカ
スレンズ保持枠2を回動させるためのフォーカス用モー
タである。37aはモータ出力軸の歯車であり、フォー
カスレンズ保持枠2の歯車部2aと係合している。38
はカム筒34を回動させるためのズーム用モータであ
る。38aはモータ出力軸の歯車であり、カム筒34の
歯車部34aと係合している。39は偏光板と液晶によ
り構成される物性素子である。40はCCD等の撮像素
子である。41は、撮影光学系の光軸である。42は電
子ビューファインダであり、43は電子ビューファイン
ダ42のレンズである。44はカメラの電源スイッチ、
45はカメラのズーム操作部である。46は物性素子3
9に貼り付けられた1/4波長板であり、円偏光変換手
段を構成している。47は複屈折を利用した光学的ロー
パスフィルタである。また、カメラはカメラ制御回路
と、このカメラ制御回路と電気的に接続する記録部と電
源を有する。また、フォーカス用モータ37,ズーム用
モータ38,物性素子39,撮像素子40,電子ビュー
ファインダ42,電源スイッチ44,ズーム操作部45
と電気的に接続されている。
【0022】次に図6の動作について、図7,図8を用
いて説明する。カメラの電源スイッチ44が操作され、
電源111が投入されている(S21)ときには、撮像
素子40の映像信号の高周波成分が最高となるように、
フォーカス制御回路114によりフォーカス用レンズ1
aを光軸方向に動かしている(S22)。フォーカス用
レンズ1aを動かすためには、フォーカス用モータ37
を回転させる。そうすると、モータ出力軸の歯車37a
は、フォーカスレンズ保持枠2の歯車部2aと係合して
おり、またフォーカスレンズ保持枠2は、固定部3と螺
合しているため、フォーカスレンズ1aは光軸方向へ移
動する。このことにより合焦動作が行われる(S2
3)。露光量の制御は、撮像素子40に入射する光量が
一定となるように物性素子39の光透過量を露光量制御
回路113により制御する。撮像素子40による映像は
電子ビューファインダ42に表示され、撮影者が観察で
きる(S24,25;この状態をスタンバイ状態とす
る)。次に、ズーム操作部45が操作されると、ズーム
用モータ38が回転する。そして、歯車38aとカム筒
34の歯車部34aは係合しているため、カム筒34が
回転し、このため、ズーム用レンズ1b,1cはカム筒
34のカムにより光軸方向に移動し、ズーム動作が行わ
れる。ズーム操作部45には、図7に示すように、ズー
ムスイッチ11とズームスイッチ12が設けられてお
り、ズームスイッチ11がONとなると(S27)、ズ
ーム制御回路115によりズーム用モータ38は正転し
(S30)、ズーム用レンズ1b,1cは広角側へ動
き、ズームスイッチ12がONとなると(S28)、ズ
ーム用モータ38は逆転し(S31)、ズーム用レンズ
1b,1cは望遠側へ動く。また、ズームスイッチ11
と、ズームスイッチ12は同時にONできないようにな
っている。撮影者が不図示の撮影ボタンを押すと撮影ス
イッチがONとなり(S26)、カメラ制御回路100
が撮影スイッチがONになったのを確認すると、撮影が
開始され、撮像素子40による映像信号をカメラ制御回
路100により記録部120に転送し記録媒体に、記録
部記録部制御回路121により記録する(S29)。こ
のとき、前に述べた合焦動作と露光量の調整はおこなわ
れており、映像は電子ビューファインダ制御回路116
により電子ビューファインダ42に表示されている。撮
影者が不図示の撮影ボタンを離すと撮影スイッチがOF
Fとなり(S37)、カメラ制御回路が、撮影スイッチ
がOFFになったのを確認すると撮影動作が中止され、
カメラはスタンバイ状態へ戻る(S38)。
【0023】ここで、円偏光変換手段を構成する1/4
波長板46の機能について説明する。撮影時、被写体側
(図6の左側)から、撮影光学系内に入ってきた光は、
偏光板を有する物性素子39を通過すると、直線偏光し
た光となる。この直線偏光した光が複屈折を利用した光
学的ローパスフィルタ47に入射しても、光学的ローパ
ス効果は得られない。光学的ローパスフィルタ47がそ
の機能を果たすためには、この直線偏光した光を無偏光
または円偏光に変換する必要がある。そして、1/4波
長板46には直線偏光を円偏光に変換する機能があるの
で、1/4波長板46を物性素子39と光学的ローパス
フィルタ47の中間に置くことにより、光学的ローパス
フィルタ47に入射する光を円偏光とすることができる
のである。また、本実施例のように1/4波長板46
と、物性素子39を一体的に構成すれば、1/4波長板
46と、物性素子39をユニット化でき、その保持も行
い易くなる。ただし、1/4波長板46と物性素子39
は一体的に構成しなくても良い。
【0024】また、図9は、本発明の第4の実施例であ
るビデオカメラの概要構成図である。図9において、図
6の第3の実施例と符号は共通であるので説明は省略す
る。また、回路構成及び動作も本発明の第3の実施例と
同じであるので、本実施例の回路構成を示すブロック
と、動作を制御するフローチャートは省略する。
【0025】本実施例の構成において、偏光板と液晶に
より構成される物性素子39は、複屈折を利用した光学
的ローパスフィルタ47と、CCD等の撮像素子40の
間に置かれて折り、1/4波長板は用いられていない。
このこと以外は、本発明の第3の実施例の構成と同じで
ある。本実施例においては、撮影時、被写体側(図6の
左側)から撮影光学系に入ってきた光は、光学的ローパ
スフィルタ47を通過し、光学的ローパス効果を得た後
に、物性素子39に入射し、光量調整が行われ、直線偏
光となって撮像素子40に達する。つまり、このような
構成にすれば、光学的ローパス効果が得られるのであ
る。
【0026】この他、本発明第3及び第4の実施例のビ
デオカメラは、レンズ一体型であったが、これは交換レ
ンズ式のビデオカメラであっても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
においては、偏光手段により、光透過率または、光透過
量の制御を行うことのできる物性素子を撮影光学系に有
するカメラにおいて、物性素子の予定結像面側に円偏光
変換手段を設け、この円偏光変換手段と予定結像面の間
に光反射手段を設ける構成とし、請求項3においては、
予定結像面と光反射手段の間に上記の物性素子を設けた
ため、円偏光変換手段を設けることなく、正確なAEや
オートフォーカスが行える小型のカメラを提供出来る効
果がある。
【0028】また、請求項4においては、偏光手段によ
り光透過率または光透過量の制御を行うことのできる物
性素子を撮影光学系に有するビデオカメラにおいて、物
性素子の撮像素子側に円偏光変換手段を設け、この円偏
光変換手段と撮像素子の間に光学的ローパスフィルタを
設け、さらに、請求項6においては、撮像素子と光学的
ローパスフィルタの間に上記の物性素子を設けたため、
確実に光学的ローパス効果の得られる小型のビデオカメ
ラを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるカメラの概要を示
す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の第1の実施例の動作を制御するフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施例であるカメラの概要を示
す構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第3の実施例であるビデオカメラの概
要構成図である。
【図7】図6の実施例の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図8】図7の実施例の動作を制御するフローチャート
である。
【図9】本発明の第4の実施例であるビデオカメラの概
要構成図である。
【符号の説明】
A レンズユニット B カメラボディユニット 1 撮影光学系 1a フォーカス用レンズ 1b,1c ズーム用レンズ 1d 固定レンズ 2 フォーカスレンズ保持枠 2a 歯車部 3 固定部 4 フォーカス用モータ 4a 歯車 5 物性素子 6 レンズ接点 7 1/4波長板 8 レンズマウント 9 光軸 11 クイックリターンミラー 12 サブミラー 13 シャッタユニット 14 ペンタプリズム 15 レンズ 16 撮像面 17 カメラ接点 18 カメラマウント 19 AFセンサユニット 19a 光電変換素子 20 AEセンサユニット 21 モータ 24 カム筒 24a 歯車部 25 レンズ枠 26 レンズ枠 27 フォーカス用モータ 27a 歯車 28 ズーム用モータ 28a 歯車 29 物性素子 30 撮像素子 31 光軸 32 電子ビューファインダ 33 レンズ 34 電源スイッチ 35 ズーム操作部 36 1/4波長板 37 光学的ローパスフィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系と、偏光手段を有し前記撮影
    光学系における光透過率または光透過量の制御を行う物
    性素子と、光反射手段と、前記撮影光学系の撮像面また
    は前記撮像面と光学的に等価な面に設けられた光電変換
    手段とを有するカメラにおいて、前記物性素子の前記撮
    像面側またはこの撮像面と光学的に等価な面側に円偏光
    変換手段を有し、かつ前記光反射手段は前記光電変換手
    段と前記円偏光変換手段との間に設けられることを特徴
    とするカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1のカメラにおいて、前記物性素
    子と、前記円偏光変換手段とは一体的に構成されている
    ことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影光学系と、偏光手段を有し前記撮影
    光学系における光透過率または光透過量の制御を行う物
    性素子と、光反射手段と、前記撮影光学系の撮像面また
    はこの撮像面と光学的に等価な面に光電変換手段を有す
    るカメラにおいて、前記物性素子は前記撮像面と前記光
    反射手段の間に設けられることを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 偏光手段を有し光透過率または光透過量
    の制御を行う物性素子と、光学的ローパスフィルタを撮
    影光学系に有し、さらに、前記撮影光学系の撮像面、或
    いはこの撮像面と光学的に等価な面に光電変換手段を有
    するビデオカメラにおいて、前記物性素子の前記撮像面
    側、或いはこの撮像面と光学的に等価な面側に円偏光変
    換手段を有し、かつ前記光電変換手段と前記円偏光変換
    手段の間に、前記光学的ローパスフィルタを設けること
    を特徴とするビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のビデオカメラにおいて、
    前記物性素子と前記円偏光変換手段とは一体的に構成さ
    れていることを特徴とするビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 偏光手段を有し光透過率または光透過量
    の制御を行う物性素子と、光学的ローパスフィルタを撮
    影光学系に有し、さらに、前記撮影光学系の撮像面、或
    いはこの撮像面と光学的に等価な面に光電変換手段を有
    するビデオカメラにおいて、前記光電変換手段と前記光
    学的ローパスフィルタとの間に、前記物性素子を設ける
    ことを特徴とするビデオカメラ。
JP4216614A 1992-07-23 1992-07-23 カメラ Pending JPH0646324A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7186039B2 (en) 2002-05-30 2007-03-06 Olympus Optical Co., Ltd. Imaging optical system
US7570299B2 (en) 2004-08-26 2009-08-04 Fujinon Corporation Automatic focusing system

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