JPH0646275U - ディスペンサー - Google Patents

ディスペンサー

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JPH0646275U
JPH0646275U JP8758592U JP8758592U JPH0646275U JP H0646275 U JPH0646275 U JP H0646275U JP 8758592 U JP8758592 U JP 8758592U JP 8758592 U JP8758592 U JP 8758592U JP H0646275 U JPH0646275 U JP H0646275U
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JP
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ice
opening
storage
supply
weighing
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JP8758592U
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Inventor
優 広沢
政治 忠末
重彰 玉木
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラックに収納された径の小さな容器にも、氷
片を確実に充填供給する。 【構成】 貯氷庫18と固定板24との間に、計量器2
0が摺動自在に配設される。計量器20に形成した計量
部21は、該計量器20を移動することにより、貯氷庫
18の氷片放出口18aまたは固定板24の開口24a
と連通する。固定板24の各開口24aと対応する下面
に、シュート26が夫々垂設される。固定板24の下方
に、各シュート26の下端に対応する位置に漏斗状の供
給口28aを形成した供給部材28が配設される。供給
口28aにおける下端開口29の内径寸法は、ラック1
2の収納部13を供給口28aの真下に位置決めした際
に、該下端開口29が収納部13に収納されている容器
11の開口部11aの内側上方に常に臨むよう設定して
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ラックに収納した複数のコップ等の容器に一度に所定量の氷片と 飲料とを供給するディスペンサーにおいて、開口寸法の小さな容器をラックに収 納した際にも、該容器に氷片および飲料を確実に供給し得るディスペンサーに関 するものである。
【0002】
【従来技術】
喫茶店やレストランその他の飲食施設では、接客サービスとしてコップに氷片 と水とを入れた「お冷」を提供することが行なわれている。この種の装置として、 氷片と水とを供給するお冷ディスペンサーが好適に使用されている。このお冷デ ィスペンサーの基本構造を一例として述べれば、所定寸法の氷片を連続的に製造 する製氷機と、該製氷機で製造された氷片を貯留する貯氷庫と、氷片の放出指令 により貯氷庫から放出される氷片を計量する計量器と、コップに水を供給する水 供給手段とからなり、供給口の下方に位置決めしたコップに、計量器で計量され た氷片および水を充填供給するよう構成されている。
【0003】 前記お冷ディスペンサーでは、一回に1個のコップに計量して氷片および水を 供給するよう構成されている。この場合において、前記喫茶店やレストラン等で は、時間帯により来客の数が大きく異なり、来客の少ないときには、前記お冷デ ィスペンサーによりその都度「お冷」を作って提供する分には差支えないが、昼食 時や夕食時のように一度に大量の来客があると、お冷ディスペンサーにより来客 分の「お冷」を作るのに時間が掛かり、これが無視し得ない問題となっている。
【0004】 このため、大量の来客が予想される時間帯の前に、予め多数のコップに「お冷」 を作っておくことにより対処していた。しかるに、予めコップに氷片と水とを入 れておくと、氷片が融けてしまってムダとなったり、水が温くなってしまう難点 があった。
【0005】 そこで、前述した問題に対処する1つの提案が、本件出願人により、発明「氷 ディスペンサー」として出願されている。先の出願に係るディスペンサーは、所 要量の氷片が貯留される貯氷庫と該貯氷庫の下方に所定間隔離間して配設した固 定板との間に、複数の計量部を形成した計量器が移動自在に配設されている。ま た、貯氷庫の底部には計量器に氷片を充填するための氷片放出口が形成されると 共に、固定板には氷片放出口の真下から前方に所定距離だけ離間した位置に、計 量部と同一配列で複数の開口が形成されている。そして計量器は、駆動機構によ り計量部が氷片放出口と連通する計量位置と、計量部が開口と連通する放出位置 との間を往復移動されるよう構成してある。従って、固定板の各開口の下方にコ ップを位置決めした後、前記計量器を計量位置から放出位置に移動することによ り、計量部で計量された所定量の氷片が各コップに供給される。またディスペン サーには、計量部と対応する数の散水ノズルが、放出位置の下方に位置決めされ る各コップの上方に臨むよう配設されており、該散水ノズルにより各コップに所 定量の水を供給することにより、一度に複数のコップに「お冷」を作り得るように なっている。従って、大量の来客があった場合に、迅速に対応することができる ものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記氷ディスペンサーでは、固定板の下方にコップを整列状態で位置決めする 手段として、厨房内で食器を洗浄する際に使用される汎用のラックを使用してい る。すなわち、ラックの内部に縦横に形成した収納部にコップを収納することに より整列し、このラックを、各収納部が固定板の対応する開口の真下に臨む位置 まで搬入するよう構成している。また固定板の各開口と対応する下面にシュート が配設され、前記計量器を計量位置から放出位置に移動した際に放出される氷片 を、開口およびシュートを介して各コップに確実に供給するようになっている。
【0007】 ここで、前記お冷用に使用されるコップとしては、その開口部の外径寸法が例 えば約67mm程度で、ラックにおける収納部の内部寸法に比べて僅かに小径の ものが用いられている。そして、前記シュートにおける下端開口の内径寸法は、 お冷用コップを収納した収納部をシュートの真下に位置決めした際に、該コップ が収納部内で偏位していても常にその開口部の内側上方に、シュートの下端開口 が臨むよう設定してある。
【0008】 この場合において、ユーザーによっては汎用のお冷用コップに代えて、該お冷 用コップより開口部の外径寸法が7mm程度小さなビール用コップを使用するこ とがある。このビール用コップは、お冷用コップよりも径が小さいため、前記ラ ックの収納部に収納した際に、該ビール用コップが収納部の隅部に位置すると、 その開口部は収納部の中心から大きく偏位することとなる。従って、ビール用コ ップを収納した収納部を前記シュートの真下に位置決めした際に、シュートにお ける下端開口の一部がコップにおける開口部の外側にはみだしてしまうおそれが あった。このため、シュートから放出される氷片の一部がコップに充填されるこ となく周囲に飛散してしまい、氷片の定量供給ができなくなると共に、氷片をム ダに消費してしまう問題を招いていた。
【0009】
【考案の目的】
この考案は、前述した従来技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に 解決するべく提案されたものであって、ラックに収納された径の小さな容器にも 氷片を確実に充填供給し得るディスペンサーを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本考案は、所要量の 氷片が貯留され、底部に氷片の放出口を形成した貯氷庫と、この貯氷庫の下方に 所定間隔離間して配設され、前記氷片放出口の真下から偏位した位置に複数の開 口を氷片放出口の延在方向に所定間隔で穿設した固定板と、前記貯氷庫と固定板 との間に摺動自在に配設され、固定板における開口と対応する複数の計量部を形 成した計量器とを備え、前記固定板における開口の配列パターンと一致するよう 画成した収納部に容器を夫々収納したラックを、固定板の下方に搬入して各収納 部を対応の開口の真下に位置決めした際に、前記計量器の計量部を、前記氷片放 出口と連通する計量位置から前記開口と連通する放出位置に移動させることによ り、計量部に充填されている氷片を各容器に放出するようにしたディスペンサー において、 前記固定板の各開口と対応する下面に垂設した複数のシュートと、 前記固定板の下方に配設され、各シュートの下端に対応する位置に漏斗状の供 給口を形成した供給部材とを備え、 前記ラックの各収納部を対応の供給口の真下に位置決めした際に、該収納部に 収納されている容器がその中心から偏位していても、前記供給口の下端開口が、 該容器における開口部の内側上方に臨み得るように該下端開口の内径寸法を設定 したことを特徴とする。
【0011】
【実施例】
次に、本考案に係るディスペンサーにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面 を参照しながら説明する。
【0012】 図3は、実施例に係るお冷ディスペンサー10の概略側面図であって、該ディ スペンサー10は、厨房内で食器を洗浄する際に使用される汎用のラック12に 整列的に収納した所定数のコップ11に、計量した氷片および水を供給するよう 構成されている。このラック12は、所定間隔で縦横に配設した仕切板12aに よりラック搬送方向(縦方向)に6列で、これと交差する方向(横方向)に6列の合 計36個所の収納部13が形成され、該収納部13にコップ11を収納するよう 構成されている。そして、実施例のお冷ディスペンサー10では、該ディスペン サー10に配設した搬送コンベヤ14によりラック12を所定位置に搬送した後 、後述する計量器20を計量位置から放出位置に移動させることにより(ディス ペンサーの一回の動作)、ラック12に収納された18個のコップ11に氷片お よび水が夫々供給されるようになっている。
【0013】 前記お冷ディスペンサー10の本体をなす機枠16には、大量の氷片を所定レ ベルまで貯留し得る貯氷庫18が配設され、該貯氷庫18の底面に、図1に示す 如く、ラック搬送方向に所定間隔離間して3つの氷片放出口18aが形成されて いる。各氷片放出口18aは、後述する計量器20に形成した横方向に整列する 6個所の計量部21に沿って開口し、該列の全ての計量部21に氷片を充填し得 るよう設定されている(図2参照)。また、貯氷庫18の背面側(ラック搬送方向 下流側)には、図3に示す如く、オーガ式製氷機22が配設され、該製氷機22 で製造した氷片を貯氷庫18に放出貯留するよう構成されている。なお貯氷庫1 8の内部には、図1に示す如く、各氷片放出口18aの真上に臨む位置にアジテ ータ38が回転自在に配設され、該アジテータ38により放出口18aから計量 部21に氷片を確実に供給するようになっている。
【0014】 前記機枠16には、貯氷庫18の底面から下方に所定間隔離間して固定板24 が配設され、該固定板24は、図1に示す如く、ラック搬送方向下流側に向かう につれて下方傾斜するよう設定されている。この固定板24には、貯氷庫18の 各氷片放出口18aの真下から前方(ラック搬送方向上流側)に所定距離だけ偏位 した位置に、横方向に整列する6個所の開口24aが形成されている。すなわち 固定板24には、縦方向に6列で、横方向に3列の合計18個所の開口24aが 形成されている。なお、固定板24の各開口24aと対応する下面には、氷片放 出に際して開口24aを介して放出される氷片を、対応する供給口28a(後述) に案内するシュート26が夫々垂設される。
【0015】 前記貯氷庫18と固定板24との間には、矩形状の板体として構成した計量器 20が、図2に示す如く、そのラック搬送方向に沿う両端部を介して固定板24 に配設したガイド30,30に摺動自在に支持されている。また計量器20には 、氷片が充填されることにより計量を行なう複数の計量部21が、固定板24の 各開口24aと対応する6×3列のパターンで形成される。そしてこの計量器2 0は、後述する駆動機構32を介してラック搬送方向に沿って移動され、前記各 計量部21が貯氷庫18における対応の氷片放出口18aの真下に臨む計量位置 と、各計量部21が固定板24における対応の開口24aの真上に臨む放出位置 との間を往復するようになっている。
【0016】 前記計量部21は、図2に示す如く、上下に連通する四角形状の通孔として形 成され、横方向に整列する6個所の計量部21は、貯氷庫18の氷片放出口18 aに共通的に連通し得るよう設定されている。これにより、計量器20を計量位 置に位置させれば、計量部21には貯氷庫18に貯留された氷片が氷片放出口1 8aを介して充填され、これにより氷片の計量(容量の計量)がなされる(図5参 照)。なお、計量位置に臨む計量部21の下面は、前記固定板24の開口24a が形成されていない部位で閉塞され、氷片が落下しないよう構成される。そして 、前記氷片が充填された計量器20を放出位置まで移動させれば、計量部21内 の氷片は自重により落下して、前記開口24a,シュート26および供給口28 aを介して待機中のコップ11に放出される(図8参照)。なお、計量器20が放 出位置に移動した際には、貯氷庫18における各氷片放出口18aは、計量器2 0における計量部21が形成されていない部位で閉塞され、貯氷庫18内の氷片 が外部に放出しないよう構成されている。
【0017】 前記計量部21の上部側には、図1に示す如く、計量器20を計量位置に臨ま せた状態において、氷片放出口18aから後方に延在する切欠部21aが形成さ れている。この切欠部21aは、計量部21を計量位置から放出位置へ移動させ る際に、氷片放出口18aと計量部21との境界に臨む氷片が噛み込まれるのを 防止するべく機能する。これにより、計量器20は常に円滑に移動し、定量供給 を達成し得る。
【0018】 図3に示す如く、前記計量器20を挟むラック搬送方向と交差する方向におけ る両側の機枠16,16(一方のみ図示)に、計量器20を計量位置と放出位置と の間を往復移動させる駆動機構32が配設されている。すなわち、機枠16には 搬送方向に所定間隔離間して対をなすスプロケット34,34が夫々回転自在に 配設され、対応のスプロケット34,34間に無端チェン36が巻掛けられてい る。そして両無端チェン36,36の適宜位置が、計量器20のラック搬送方向 と交差する両側に夫々固定されるようになっている。従って、図示しないモータ を介して無端チェン36,36を正逆方向に走行させることにより、該チェン3 6,36の走行に伴って計量器20は前記ガイド30,30に沿ってラック搬送方 向に往復摺動する。
【0019】 なお実施例では、駆動機構32のモータは、計量器20を計量位置から放出位 置に移動させる際には所定ピッチで間欠的に駆動され、計量器20の各計量部2 1に充填されている氷片を、徐々に開口24aおよびシュート26に向けて放出 するよう設定される(図5〜図8参照)。また計量器20を放出位置から計量位置 に戻す際には、モータは連続駆動されて計量器20を一気に計量位置に移動する よう設定される。更に、モータは、計量器20が前記計量位置または放出位置に 到来したことを適宜の検知手段(図示せず)が検出したタイミングで逆転または停 止制御される。
【0020】 前記固定板24の下方に供給部材28が機枠16に配設され、該供給部材28 には、図2に示す如く、上方に向けて開拡する複数の供給口28aが、固定板2 4に垂設した各シュート26と対応して形成されている。すなわち、各開口24 aおよびシュート26を介して放出される氷片は、図6および図7に示す如く、 供給部材28の下方に位置決めされるコップ11に供給口28aを介して充填さ れる。前記供給口28aにおける上端開口寸法は、シュート26の下端開口寸法 よりも充分大きく設定される。また供給口28aの下端開口29は、図4に示す 如く、前述したビール用コップ11を収納したラック12の収納部13を供給口 28aの真下に位置決めした際に、該コップ11が収納部13内において偏位し ていても、常にその開口部11aの内側上方に臨む寸法に設定される。なお図4 において符号11bは、汎用のお冷用コップの開口部を示す。
【0021】 図1に示す如く、前記固定板24と供給部材28との間には、供給部材28に おける横方向に整列する6個所の供給口28aに沿って水供給源に連通接続する 水供給管40が、各横列と対応して3本配設されている。水供給管40には、横 方向に整列する6個所の供給口28aと夫々対応する位置に散水ノズル42が夫 々配設され、水供給管40に供給された水は、各散水ノズル42を介して対応の 供給口28aに向けて散水される。そしてこの水は、供給口28aの下方に位置 決めされたコップ11に供給される。なお実施例においては、前記計量器20に よる放出動作と同時に前記散水ノズル42から散水するよう設定されており、供 給口28aに放出された氷片を該水により円滑にコップ11に放出供給するよう になっている。
【0022】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るお冷ディスペンサーの作用につき説明する。なお、コップ として、汎用のお冷用コップより小径のビール用コップを使用するものとする。
【0023】 前記ラック12の各収納部13にコップ11を上向きに収納した状態で、該ラ ック12をお冷ディスペンサー10に送り込むと、前記搬送コンベヤ14により 該ラック12は供給部材28の下方に引込まれ、前半部の18個所の収納部13 が対応の供給口28aの真下に臨む位置に位置決めされる(図5参照)。なお、前 記計量器20は、計量部21が貯氷庫18における氷片放出口18aの真下に臨 む計量位置に位置決めされ、各計量部21内には氷片が夫々充填されているもの とする。
【0024】 次に、前記駆動機構32が作動し、計量器20は前記ガイド30,30に沿っ て所定ピッチで間欠的に前進移動(ラック搬送方向上流側に向けて移動)する。す なわち、計量器20が計量位置から図6に示す位置まで間欠移動すると、各計量 部21の前部側が固定板24における対応の開口24aの上方に臨み、これによ り計量部21の前部側に充填されている氷片が自重により開口24aに向けて落 下する。そしてこの氷片は、開口24a,シュート26および供給口28aを介 して待機中のコップ11に放出供給される。
【0025】 ここで、前記ラック12の収納部13に収納されているコップ11の外径は、 該収納部13の内部寸法に比べて小さいため、該ラック12を供給部材28の下 方に搬入した際にコップ11が収納部13内で移動し、該収納部13の中心に対 してコップ11の開口部11aが偏位している場合が殆どである。しかるに、供 給口28aの下端開口29は、図4に示す如く、コップ11が収納部13内で偏 位していても常にその開口部11aの内側上方に臨むよう設定されている。従っ て、前記供給口28aを介して放出される氷片は、収納部13に収納されている コップ11に確実に供給される。
【0026】 前記計量器20が駆動機構32により図6および図7に示す如く所定ピッチで 間欠移動されて、最終的に図8に示すように各計量部21が放出位置に到来する ことにより、該計量部21に充填されている氷片が全てコップ11に放出供給さ れる。また、前記計量器20が計量位置から放出位置に移動する間に、前記各散 水ノズル42から対応の供給口28aに所定量の水が供給され、該水により氷片 の円滑な放出が達成される。この結果、ラック12の前半部に収納されている1 8個のコップ11に夫々計量された氷片と水とが供給される。
【0027】 前記コップ11への氷片および水の供給が完了すると、前記駆動機構32が逆 転駆動され、計量器20は放出位置から計量位置に一気に移動する。このとき、 前記アジテータ38が回転され、貯氷庫18に貯留されている氷片は、各氷片放 出口18aを介して計量部21内が満杯になるまで充填され、氷片の計量がなさ れる。
【0028】 また前記搬送コンベヤ14が始動し、ラック12を搬送して後半部に収納した 18個のコップ11を供給部材28における対応の供給口28aの真下に臨む放 出位置に位置決めする。そして、再び計量器20を計量位置から放出位置まで所 定ピッチで間欠移動させると共に、散水ノズル42を介して散水することにより 、18個のコップ11に計量された氷片と水とが夫々供給される。これにより、 ラック12に収納されている全てのコップ11に「お冷」が作られる。
【0029】 このように、供給部材28における供給口28aの下端開口29を、ビール用 コップ11に対応するよう設定したことにより、該コップ11にも氷片を確実に 定量供給することができる。また、ラック12にお冷用コップとビール用コップ とをランダムに収納した場合であっても、全てのコップに氷片と水とを定量供給 することが可能となる。更に、供給部材28の下端開口29を小さく設定するこ とにより、シュート26から放出された氷片が該下端開口29で詰るおそれを生 ずる点に対しては、前記計量器20を計量位置から放出位置に所定ピッチで間欠 的に移動させることにより、計量部20からシュート26および供給口28aに 少しづつ氷片を放出し、供給口28aでの氷片の詰まりを防止している。また、 計量器20による氷片の放出動作と同時に前記散水ノズル42から水を供給口2 8aに供給することにより、該水により氷片の放出を円滑に行なうことによって も、氷片の詰まりを防止することができる。
【0030】 なお実施例では、計量器を計量位置から放出位置に所定ピッチで間欠的に移動 する際に、散水ノズルから供給口に散水を行なう場合につき説明したが、本願は これに限定されるものでない。例えば、計量器を計量位置から放出位置に一気 に移動させると同時に、散水ノズルによる散水を行なう、計量器を計量位置か ら放出位置に一気に移動させた後に、散水ノズルによる散水を行なう、散水ノ ズルによる散水を行なった後に、計量器を計量位置から放出位置に一気に移動さ せる、計量器を計量位置から放出位置に所定ピッチで間欠的に移動させた後に 、散水ノズルによる散水を行なう、散水ノズルによる散水を行なった後に、計 量器を計量位置から放出位置に所定ピッチで間欠的に移動させる等の各種のパタ ーンが採用可能である。
【0031】
【考案の効果】
以上に述べた如く、本考案に係るディスペンサーによれば、ラックの収納部に 収納した各種開口寸法の容器に、氷片を確実に定量供給することができ、氷片を 周囲に飛散させて周囲を濡らしたり氷片をムダに消費するのを有効に防止し得る 。また、計量器による氷片の放出動作と同時にノズルを介して供給口に飲料を供 給することにより、該飲料により氷片の放出を円滑に行なうことができ、供給口 での氷片の詰まりを有効に防止することができる。更に、計量器を計量位置から 放出位置に所定ピッチで間欠的に移動することにより、計量部からシュートおよ び供給口に少しづつ氷片を放出し、これにより供給口での氷片の詰まりを未然に 防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るお冷ディスペンサーの要部縦断
側面図である。
【図2】 実施例に係るお冷ディスペンサーの要部縦断
正面図である。
【図3】 実施例に係るお冷ディスペンサーの全体構成
を示す概略側面図である。
【図4】 供給部材における供給口の下端開口とラック
の収納部に収納されるコップの開口部との関係を示す説
明図である。
【図5】 計量器を計量位置に位置決めした状態で示す
お冷ディスペンサーの要部概略縦断側面図である。
【図6】 計量器を計量位置から所定ピッチだけ前進さ
せた状態で示すお冷ディスペンサーの要部概略縦断側面
図である。
【図7】 計量器を図6に示す位置から更に所定ピッチ
だけ前進させた状態で示すお冷ディスペンサーの要部概
略縦断側面図である。
【図8】 計量器を放出位置に位置決めした状態で示す
お冷ディスペンサーの要部概略縦断側面図である。
【符号の説明】
11 コップ,11a 開口部,12 ラック,13
収納部 18 貯氷庫,18a 氷片放出口,20 計量器,2
1 計量部 24 固定板,24a 開口,26 シュート,28
供給部材 28a 供給口,29 下端開口,42 散水ノズル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要量の氷片が貯留され、底部に氷片の
    放出口(18a)を形成した貯氷庫(18)と、この貯氷庫(18)
    の下方に所定間隔離間して配設され、前記氷片放出口(1
    8a)の真下から偏位した位置に複数の開口(24a)を氷片放
    出口(18a)の延在方向に所定間隔で穿設した固定板(24)
    と、前記貯氷庫(18)と固定板(24)との間に摺動自在に配
    設され、固定板(24)における開口(24a)と対応する複数
    の計量部(21)を形成した計量器(20)とを備え、前記固定
    板(24)における開口(24a)の配列パターンと一致するよ
    う画成した収納部(13)に容器(11)を夫々収納したラック
    (12)を、固定板(24)の下方に搬入して各収納部(13)を対
    応の開口(24a)の真下に位置決めした際に、前記計量器
    (20)の計量部(21)を、前記氷片放出口(18a)と連通する
    計量位置から前記開口(24a)と連通する放出位置に移動
    させることにより、計量部(21)に充填されている氷片を
    各容器(11)に放出するようにしたディスペンサーにおい
    て、 前記固定板(24)の各開口(24a)と対応する下面に垂設し
    た複数のシュート(26)と、 前記固定板(24)の下方に配設され、各シュート(26)の下
    端に対応する位置に漏斗状の供給口(28a)を形成した供
    給部材(28)とを備え、 前記ラック(12)の各収納部(13)を対応の供給口(28a)の
    真下に位置決めした際に、該収納部(13)に収納されてい
    る容器(11)がその中心から偏位していても、前記供給口
    (28a)の下端開口(29)が、該容器(11)における開口部(11
    a)の内側上方に臨み得るように該下端開口(29)の内径寸
    法を設定したことを特徴とするディスペンサー。
  2. 【請求項2】 前記供給部材(28)における各供給口(28
    a)の上方に、飲料供給源に連通接続されるノズル(42)を
    対応的に臨ませ、前記計量器(20)を計量位置から放出位
    置に移動させると同時に、前記ノズル(42)により飲料を
    供給口(28a)に供給するようにした請求項1記載のディ
    スペンサー。
  3. 【請求項3】 前記計量器(20)は、計量位置から放出位
    置に所定ピッチで間欠的に移動するよう制御される請求
    項1または2記載のディスペンサー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04336677A (ja) * 1991-05-14 1992-11-24 Canon Inc 画像処理方法及びこれを用いたシステム

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JPH04336677A (ja) * 1991-05-14 1992-11-24 Canon Inc 画像処理方法及びこれを用いたシステム

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