JPH04112097U - 飲料デイスペンサー - Google Patents

飲料デイスペンサー

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JPH04112097U
JPH04112097U JP2189891U JP2189891U JPH04112097U JP H04112097 U JPH04112097 U JP H04112097U JP 2189891 U JP2189891 U JP 2189891U JP 2189891 U JP2189891 U JP 2189891U JP H04112097 U JPH04112097 U JP H04112097U
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ice
water
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hole
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Inventor
智之 西尾
Original Assignee
ホシザキ電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 散水ノズルから滴下する不要の水を集めて機
外に排出する。 【構成】 固定板29の開口29a上方に、散水ノズル
34が配設される。固定板29の開口29aに計量器1
8の計量部19を一致することにより、散水ノズル34
から放出される水は、開口29aの下方に位置決めした
コップ12に供給される。計量器18には、計量部19
を貯蔵庫17の放出口17aと一致した際に、前記散水
ノズル34の直下に臨む位置に有底穴35が穿設され
る。この有底穴35は、計量器18の後端部で開口する
排水路に連通する。 【効果】 散水ノズルから滴下する水を、有底穴および
排水路を介して機外に排出し得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、コップ等の容器に所定量の氷片と飲料とを供給する飲料ディスペ ンサーにおいて、飲料供給手段から所定量の飲料を供給した後に、該供給手段内 に残留する飲料が滴下して周辺部を汚すのを防止し得る飲料ディスペンサーに関 するものである。
【0002】
【従来技術】
喫茶店やレストランその他の飲食施設では、接客サービスとしてコップに氷片 と水とを入れた「お冷」を提供することが行なわれている。この種の装置として、 氷片と水とを供給するお冷ディスペンサーが好適に使用されている。このお冷デ ィスペンサーの基本構造を一例として述べれば、所定寸法の氷片を連続的に製造 する製氷機と、該製氷機で製造された氷片を貯留する貯氷庫と、氷片の放出指令 により貯氷庫から放出される氷片を計量する計量器と、コップに水を供給する水 供給手段とからなり、供給口の下方に位置決めしたコップに、計量器で計量され た氷片および水とを充填供給するよう構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記お冷ディスペンサーでは、供給口の上方に水供給源に連通する散水ノズル が配設され、供給口の下方に位置決めされたコップに、該散水ノズルを介して所 定量の水を供給するよう構成している。この場合において、ノズルから所定量の 水を供給した後、該散水ノズルに配設した弁を閉成しても、水の供給経路内には 必然的に水が残留することとなる。この残留水は、経時的にノズルから滴下し( 後ダレ水)、これがコップの受皿等に飛散して周辺部を汚し、不衛生となる難点 があった。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、従来技術に係る飲料ディスペンサーに内在している前記課題に鑑 み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、飲料供給手段に残留し て滴下する飲料を集水して機外に排水し得る飲料ディスペンサーを提供すること を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本考案は、コップ等 の容器に、計量された氷片と飲料とを供給する飲料ディスペンサーであって、 所要量の氷片が貯留され、底部に氷片の放出口を形成した貯氷庫と、 前記貯氷庫の下方に配設され、前記氷片放出口の真下から偏位した位置に開口 を穿設した固定板と、 前記貯氷庫と固定板との間に摺動自在に配設され、適宜位置に形成した計量部 を、前記氷片放出口と連通する計量位置と、前記開口と連通する放出位置との間 を往復移動させることにより、放出位置において計量部に充填された氷片を、開 口の下方に位置決めした容器に放出する計量器と、 前記固定板に穿設した開口の上方に配設され、該開口を介して前記容器に飲料 を供給する飲料供給手段と、 前記計量器の上面に穿設され、該計量器が計量位置に位置した際に前記飲料供 給手段の下方に臨む有底穴と、 前記計量器の内部における計量部と干渉しない位置に穿設され、前記有底穴と 外部とを連通する排水路とから構成したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
次に、本考案に係る飲料ディスペンサーにつき、好適な実施例を挙げて、添付 図面を参照しながら説明する。
【0007】 実施例に係る飲料ディスペンサー10は、厨房内で食器を洗浄する際に使用さ れる汎用のラック11に収納したコップ12に、氷片13と水とを充填するもの であって、該ラック11を所定ピッチづつ間欠的に移動させる毎に、該ラック1 1に整列的に収納されている所定数のコップ12に計量した氷片13および水を 供給するよう構成されている。このラック11は、図1に示す如く、内部底面に 縦横に配設した複数の仕切板14により多数(実施例では6×6個所)の収納部1 5が画成され、各収納部15にコップ12を収納するよう構成されている。そし て、該ラック11の横方向(ラック搬送方向と交差する方向)に整列する6個所の 収納部15に収納した6個のコップ12に、一回の動作で氷片13および水が夫 々供給される。なお、説明の便宜上、ラック11に収納されたコップ群に関して 、ラック11の搬送方向に沿う列を「縦列」と称し、また搬送方向と交差する方向 に沿う列を「横列」と称するものとする。
【0008】 (貯氷庫について) 図1および図2に示すように、飲料ディスペンサー10の本体をなす機枠16 の内部には、大量の氷片13を所定レベルまで貯留し得る貯氷庫17が配設され 、該貯氷庫17の底面には氷片13の放出口17aが形成されている。この氷片 放出口17aは、前記ラック11の横幅方向に延在すると共に、横列に整列する 6個のコップ12の上方に共通的に臨み得る寸法に設定されている。また、図2 に示す如く、貯氷庫17の内部に複数のアジテータ20が回転自在に配設され、 このアジテータ20は、貯氷庫内に堆積された氷片群を撹拌して相互に固結する のを防止すると共に、氷片放出口17aからの氷片13の円滑な放出を達成させ るべく機能する。なお、貯氷庫17の上部開口17bは蓋体21により開閉自在 に閉塞されると共に、該蓋体21の下面には氷片13の満杯状態を検出する検知 手段22が配設されている。
【0009】 前記貯氷庫17の背面側(ラック搬送方向下流側)には、図2に示す如く、オー ガ式製氷機23が配設され、該製氷機23の氷放出口24は貯氷庫17の内部上 方に連通し、製氷機23で製造した氷片13を貯氷庫17に放出貯留するよう構 成されている。この製氷機23は、該製氷機23の運転により貯氷庫内での氷片 13の貯留レベルが上昇して、前記蓋体21の検知手段22が氷片13を検出し た際に運転が停止され、また氷片13の消費により貯留レベルが低下して、検知 手段22が氷片13を検知しなくなると運転を再開するよう制御されるようにな っている。
【0010】 なお、飲料ディスペンサー10に製氷機23を配設することは本願の必須の要 件でなく、例えば別体として構成した製氷機で製造した氷片を、人手により貯氷 庫17に供給するようにしてもよい。
【0011】 前記貯氷庫17の内部側壁には、図3に示す如く、内方に向かって上方傾斜す るシュート25が配設され、また対応する側壁外部に、上端がシュート25に連 通し、下端が水タンク26(後述)に連通する放出管27が配設されている。すな わち、貯氷庫17に所定レベルまで氷片13が貯留されると、一部の氷片13が シュート25および放出管27を介して水タンク26に放出され、これにより水 タンク26に貯留されている水を予冷し得るよう構成されている。
【0012】 (固定板について) 前記機枠16のラック搬送方向と交差する両側には、一対のステー28,28 が配設され、該ステー28,28間には、図3に示す如く、貯氷庫17の底面か ら下方に所定間隔離間する固定板29が架設されている。この固定板29は、図 2に示す如く、ラック搬送方向下流側に向かうにつれて下方傾斜するよう配設さ れる。また固定板29には、貯氷庫17の氷片放出口17aの真下から前方(ラ ック搬送方向上流側)に所定距離だけ偏位した位置に、複数(実施例では6個)の 開口29aが前記ラック11に収納した横列の各コップ12に対応するよう一列 に整列した状態で開設されている。なお、固定板29の各開口29aと対応する 下面には、後述する氷片放出に際し、開口29aを介して放出される氷片13を 案内するシュート30が垂設される。
【0013】 前記固定板29の下方に臨む機枠16には、図2に示す如く、機枠内部の全面 を上下に遮蔽する遮蔽板31が配設され、該遮蔽板31には、上方に向けて開拡 する複数の供給口32が、固定板29の各開口29aと対応するよう整列して配 設されている。そして、各供給口32の内部に対応するシュート30の下端が臨 み、開口29aおよびシュート30を介して放出される氷片13は、遮蔽板31 の下方に搬入されるコップ12に供給口32を介して充填されるようになってい る(図8参照)。また遮蔽板31は、該遮蔽板31の上方に配設される機構、例え ば計量器18の駆動機構(後述)等から油分や汚れた水等が、後述する搬送コンベ ヤ51により遮蔽板31の下方に搬入されるラック11やコップ12に滴下する のを防止する機能も兼ねる。
【0014】 (氷片の計量器について) 前記貯氷庫17と固定板29との間には、矩形状の板体として構成した計量器 18が摺動自在に配設され、該計量器18のラック搬入方向と交差する両端部は 、図3に示す如く、前記ステー28,28に立設した案内板33,33に当接して 案内されるよう構成されている。この計量器18には、氷片13が充填されるこ とにより計量を行なう複数の計量部19が、前記固定板29の各開口29aと対 応するよう整列的に形成されている。そして、計量器18は後述する駆動機構を 介し移動され、前記計量部19を貯氷庫17における氷片放出口17aの真下に 臨む計量位置(図7)と、固定板29における開口29aの真上に臨む放出位置( 図8)との間を往復するようになっている。
【0015】 前記計量器18は、図4〜図6に示す如く、上下に分割可能な2枚の板体70 ,71からなり、両板体70,71は適宜の手段を介して着脱自在に構成されてい る。上部板体70には、計量器18を計量位置に位置させた際に、前記氷片放出 口17aの真下に臨んで連通する四角形状の通孔70aが複数整列的に穿設され ている。この通孔70aは、氷片放出口17aの縦方向(計量器18の移動方向) の幅寸法よりも大きく設定され、氷片放出口17aの後方に所定長さだけ延在す るよう設定されている(図7参照)。また、下部板体71における上部板体70に 穿設した通孔70aと対応する位置には、図5に示す如く、通孔70aよりも小 さな内径の通孔71aが穿設され、両通孔70a,71aにより画成される内部 空間が計量部19として機能する。なお、計量位置に臨む計量部19の下面は、 前記固定板29により閉塞されるよう設定されている。従って、計量器18を計 量位置に位置させれば、計量部19には貯氷庫17に貯留された氷片13が氷片 放出口17aを介して充填され、これにより氷片13の計量(容量の計量)がなさ れる。
【0016】 そして、前記氷片13が充填された計量器18を放出位置まで移動させれば、 図8に示す如く、計量部19内の氷片13は自重により落下して、前記開口29 a,シュート30および供給口32を介して待機中のコップ12に放出される。 なお、計量器18が放出位置に移動した際には、貯氷庫17における氷片放出口 17aの後端部は計量器18により閉塞されて、貯氷庫17内の氷片13が外部 に放出されないよう構成されている。
【0017】 前記上部板体70に穿設された通孔70aの氷片放出口17aから後方に延在 する部分70bは、計量部19を計量位置から放出位置へ移動させる際に、氷片 放出口17aと通孔70aとの境界に臨む氷片13を噛み込むのを防止するべく 機能する。これにより、計量器18は常に円滑に移動し、定量供給を達成し得る 。なお、前記両板体70,71における通孔70a,71aの形状としては、四角 形に限らず、多角形や円形等の各種形状が採用可能である。
【0018】 (後ダレ水の排水構造について) 前記上部板体70には、図2に示す如く、計量器18が計量位置に位置した状 態において、後述する各散水ノズル34の下方に臨む位置(固定板29の各開口 29aの上方に臨む位置)に、散水ノズル34からの後ダレ水を受ける有底穴と して機能する排水穴35が対応的に穿設されている。また、上部板体70の底面 側には、図4および図6に示す如く、複数の排水穴35に共通的に連通する横溝 36aが形成されると共に、一端が横溝36aに連通すると共に、他端が板体7 0の後端部側で開放する複数の縦溝36bが形成されている。なお、該縦溝36 bは、前記隣設する各通孔70a,70aの間に形成される。そして、上部板体 70の底面に下部板体71を取付けることにより、横溝36aおよび各縦溝36 bは下部板体71の上面により閉塞され、各排水穴35を板体後端部において外 部と連通する排水路36が画成されるようになっている。
【0019】 すなわち、散水ノズル34から滴下する後ダレ水は、図10に示す如く、前記 排水穴35および排水路36を介して計量器外部に排水される。なお、計量器1 8は排水路36が外部と連通する後端部に向かうにつれて下方傾斜するよう配設 されているので、排水穴35に滴下した後ダレ水は排水路36を円滑に流下する 。また、前記機枠16には、計量器18が計量位置に臨んでいる状態において、 該計量器18の後端下方に臨む位置に、前記排水路36から滴下する後ダレ水を 機外に排出する排水樋37が配設されている(図2参照)。
【0020】 前記計量器18を分割可能な2枚の板体70,71から構成したことにより、 前記排水路36を容易に形成することができる。また、後ダレ水が流下する排水 路36は経時的に水アカ等が付着するが、両板体70,71を分離するだけで排 水路36を極めて簡単に清掃することができる利点がある。なお、実施例では計 量器18自体を傾斜配置することにより排水路36を傾斜するよう構成したが、 例えば上部板体70の板厚を、後部に向かうにつれて厚くなるよう設定すると共 に、下部板体71の板厚を上部板体70とは逆となるよう設定することにより、 上部板体70の底面に形成した縦溝36bを傾斜させることができる。
【0021】 (計量器の駆動機構について) 前記計量器18を挟んで移動方向に所定間隔離間する位置には、図1に示す如 く、前記ステー28,28に配設した軸受38,38を介して駆動軸39と従動軸 40とが回転自在に枢支されている。駆動軸39と従動軸40との軸端部近傍に は、スプロケット41,41が夫々配設され、対応のスプロケット41,41間に 無端チェン42が巻掛けられている。そして、対をなす無端チェン42,42の 適宜位置が、前記計量器18の両端部近傍の上面に連結されている。また、駆動 軸39に別のスプロケット43が配設され、該スプロケット43に巻掛けられた チェン44は、機枠16に配設したモータ45のスプロケット46に巻掛けられ ている。すなわち、モータ45を正逆方向に駆動することにより、前記無端チェ ン42,42の走行に伴って計量器18は固定板29上を前後方向に摺動する。
【0022】 なお、前記一方の案内板33には、図1に示す如く、計量器18の移動方向に 所定間隔離間して一対の検知手段47,48が配設され、該検知手段47,48は 、計量器18に配設した検知片49を検出してモータ45の駆動を制御するよう になっている。すなわち、後方に位置する検知手段48は、計量器18が計量位 置に到来したことを検出し、また前方に位置する検知手段47は、計量器18が 放出位置に到来したことを検出するよう設定されている。
【0023】 (水の供給手段について) 前記計量器18の上方には、図1に示す如く、前記計量部19の整列方向と平 行な分配管50が配設され、該分配管50には前記固定板29の各開口29aの 上方に対応的に位置する複数の散水ノズル34が配設されている。この分配管5 0には、後述する搬送コンベヤ51の下方に配設した水タンク26にポンプ(図 示せず)を介して連通する供給管52が連通接続され、水タンク26に貯留され ている水は、ポンプの付勢により分配管50に供給され、更に各散水ノズル34 を介して散水されるよう構成されている。そして、各散水ノズル34から散水さ れる水は、図8に示す如く、前記計量器18を放出位置に臨ませた際に、通孔7 0a,71aおよび開口29aを介してコップ12に供給される。
【0024】 なお、供給管52に弁53が配設され、水の供給を停止した際に、該弁53を 開放することにより供給管52を大気と連通して、分配管50や散水ノズル34 内に残留する水(後ダレ水)を短時間でノズル34から外部に放出し得るようにな っている。そして、この後ダレ水は、計量位置に臨む計量器18に形成した排水 穴35,排水路36および排水樋37を介して機外に排出される。
【0025】 (搬送コンベヤについて) 前記遮蔽板31の下方には、図2に示す如く、ラック11の搬入を許容する高 さだけ離間して搬送コンベヤ51が配設されている。この搬送コンベヤ51は、 水平に配設した支持板54と、該支持板54のラック搬送方向と交差する両端縁 部に立設した案内部55,55とを備え、両案内部55,55の離間寸法は、ラッ ク11を搬入可能な寸法に設定されている。また支持板54の上面には、ラック 搬送方向と交差する方向に所定間隔離間して一対の搬送ベルト56,56が走行 自在に臨み、これら搬送ベルト56,56は、支持板54の下部に配設したモー タ57により走行駆動されるよう構成されている。
【0026】 前記各搬送ベルト56には、上方に突出する複数の突起56aが長手方向に所 定間隔で突設され、この突起56aはラック11の凹凸底部に係合して、該ラッ ク11を搬送するべく機能する。また、前記一方の案内部55におけるラック搬 入側の端部近傍には、図3に示す如く、検知手段58が配設されており、この検 知手段58は、ラック11に収納した第1番目の横列のコップ群が、前記遮蔽板 31における供給口32の真下に到来したのを検出して、前記モータ57を停止 させるべく機能する。
【0027】 なお、搬送コンベヤ51は、前記計量器18の移動と連動して間欠的に駆動さ れ、ラック11を、各横列間のピッチ寸法づつ移動させるよう設定されている。 すなわち、ラック11を所定ピッチづつ間欠移動させると共に、その停止時に前 記計量器18を移動して氷片13の放出および水の散水を行なう動作を6回繰返 すことにより、ラック11に収納されている全てのコップ12に氷片13および 水を自動的に供給することができる。
【0028】 前記機枠16の前側には、図1に示す如く、ラック11の載置台59が配設さ れ、該載置台59の上面レベルは、前記搬送コンベヤ51のラック受入れレベル と一致するよう設定される。これにより、該載置台59に載置したラック11は 、下流側に位置する搬送コンベヤ51に円滑に搬入し得る。なお、載置台59の 上面適宜位置には、ラック搬送方向に沿って位置決め板60が立設され、該位置 決め板60にラック11の一側部を当接することにより、ラック11を搬送コン ベヤ51へ搬入するための位置決めをなし得るようになっている。
【0029】 (実施例の作用について) 次に、実施例に係る飲料ディスペンサーの作用につき以下説明する。先ず、前 記載置台59に、図1に示す如く、全ての収納部15にコップ12を上向きに収 納したラック11を位置決め載置する。このとき、前記計量器18は、図7に示 す如く、各計量部19が貯氷庫17における氷片放出口17aの真下に臨む計量 位置に位置決めされ、各計量部19内には氷片13が夫々充填されているものと する。
【0030】 前記ラック11を、前記搬送コンベヤ51の所定位置まで押し込んだ状態で、 始動ボタン(図示せず)を押すと、搬送コンベヤ51が駆動され、搬送ベルト56 の突起56aがラック11の凹凸底部に係合し、ラック11は遮蔽板31の下方 に引込まれる。該ラック11の先端を、前記案内部55に配設した検知手段58 が検知すると、搬送コンベヤ51が停止する。このとき、ラック11における第 1横列に位置する6個のコップ12は、遮蔽板31における対応の供給口32の 真下に位置決めされる。
【0031】 次に、前記計量器18の駆動機構のモータ45が正転方向に始動して、前記無 端チェン42,42を介して計量器18は固定板上を前進移動する。計量器18 の検知片49を、前記前方に位置する検知手段47が検知する位置、すなわち計 量器18の計量部19が、固定板29における開口29aの真上に臨む放出位置 に到来すると、前記モータ45が停止制御される。放出位置に到来した計量部1 9からは、図8に示す如く、充填されていた氷片13が自重により落下し、該氷 片13は開口29a,シュート30および供給口32を介して待機中のコップ1 2に供給される。
【0032】 また、計量器18が放出位置に到来した所要のタイミングで、前記ポンプ(図 示せず)が駆動され、前記水タンク26に貯留されている水が供給管52を介し て分配管50に圧送され、更に分配管50から各散水ノズル34を介して計量部 19に向けて散水される。すなわち、散水ノズル34から散水される水は、氷片 13を放出した計量部19,開口29a,シュート30および供給口32を介して 待機中のコップ12に供給される。これにより、ラック11の第1横列に位置す る6個のコップ12には、夫々計量された氷片13と水とが供給される。
【0033】 前記コップ12への氷片13および水の供給が完了すると、前記モータ45が 逆転方向に駆動され、計量器18は後退移動する。計量器18の計量部19が、 貯氷庫17における氷片放出口17aの真下の計量位置に到来すると、前記後方 に位置する検知手段48が検知片49を検出し、モータ45を停止させる。この とき、貯氷庫17に貯留されている氷片13は、図9に示す如く、氷片放出口1 7aを介して計量部19内が満杯になるまで充填される。これにより、氷片13 の計量がなされる。
【0034】 なお、前記散水ノズル34から所定量の水が供給されて前記ポンプが停止され た際には、供給管52の一部や分配管50および散水ノズル34内には必然的に 水が残留する。この残留水は、経時的に垂れて周辺部を汚したり、雑菌が繁殖す る原因となるため、前記計量器18が計量位置に戻ったタイミングで、前記供給 管52に配設した弁53を開放して管内に残留する水を散水ノズル34から一気 に排出させる。このとき散水ノズル34の下方には、図10に示す如く、計量器 18に形成した排水穴35が臨んでいるので、ノズル34から排出される後ダレ 水は排水穴35に集水される。更に、後ダレ水は排水路36を流下して前記排水 樋37に放出され、機外に排出される。
【0035】 すなわち、水の供給停止後に、供給管路内に残留する水を排水穴35,排水路 36および排水樋37を介して機外に排出し得るので、計量器18の上面やその 周辺部を後ダレ水により汚すことがなく、極めて衛生的である。また、計量器1 8は分割可能な2枚の板体70,71から構成されているので、上部板体70か ら下部板体71を取外すだけで、上部板体70の底面に形成される横溝36aや 縦溝36bを極めて簡単に清掃することができる。
【0036】 前記ラック11における第1横列のコップ群への氷片13および水の供給が完 了すると、前記搬送コンベヤ51が再び駆動し、ラック11を所定ピッチだけ搬 送して、該ラック11の第2横列に位置する6個のコップ12を、遮蔽板31の 対応の供給口32の真下に臨む位置に位置決めする。そして、再び計量器18が 計量位置から放出位置まで移動することにより、第2横列に位置する6個のコッ プ12に、夫々計量された氷片13と水とが供給される。以上のような動作を6 回繰返すことにより、ラック11に収納された全てのコップ12に氷片13およ び水が供給される。
【0037】 なお、実施例では、全てのコップ12に氷片13および水が供給されると、前 記搬送コンベヤ51が逆転駆動され、ラック11を前記載置台59に搬出するよ う設定されている。しかし、厨房内に設置スペースの余裕がある場合は、前記機 枠16の後方側に別の載置台を設け、ラック11を後方側に搬出するようにして もよい。
【0038】
【考案の効果】
以上に述べた如く、本考案に係る飲料ディスペンサーによれば、飲料を定量供 給した後に、飲料の供給管路内に残留して経時的に滴下する後ダレ水を、計量器 に形成した有底穴および排水路を介して外部に排出することができる。これによ り、飲料供給手段の下方周辺部が後ダレ水により汚損されることがなく、極めて 衛生的である。従って、常に衛生的な状態の下で、氷片と飲料との供給を実施し 得るものである。
【0039】 また、計量器を分割可能な2枚の板体から構成することにより、排水路を容易 に形成することができると共に、両板体を分離するだけで排水路を極めて簡単に 清掃し得る。更に、排水路を傾斜させることにより、後ダレ水を迅速かつ円滑に 機外に排出し得る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る飲料ディスペンサーの全体構成を
示す概略斜視図である。
【図2】図1に示す飲料ディスペンサーの縦断側面図で
ある。
【図3】図1に示す飲料ディスペンサーの縦断正面図で
ある。
【図4】図1に示す飲料ディスペンサーにおける計量器
の概略斜視図である。
【図5】計量器を、計量部が形成される位置で縦断した
側面図である。
【図6】計量器を、縦溝が形成される位置で縦断した側
面図である。
【図7】飲料ディスペンサーの計量器が、計量位置に臨
んでいる状態で示す説明図である。
【図8】飲料ディスペンサーの計量器が、計量位置から
放出位置に移動した状態で示す説明図である。
【図9】飲料ディスペンサーの計量器が、放出位置から
計量位置に移動した状態で示す説明図である。
【図10】飲料ディスペンサーの計量器が計量位置に臨
んでいる状態において、散水ノズルから滴下する後ダレ
水を排出する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 飲料ディスペンサー 12 コップ 13 氷片 17 貯氷庫 17a 氷片放出口 18 計量器 19 計量部 29 固定板 29a 開口 34 散水ノズル 35 排水穴 36 排水路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コップ等の容器(12)に、計量された氷片
    (13)と飲料とを供給する飲料ディスペンサー(10)であっ
    て、所要量の氷片(13)が貯留され、底部に氷片(13)の放
    出口(17a)を形成した貯氷庫(17)と、前記貯氷庫(17)の
    下方に配設され、前記氷片放出口(17a)の真下から偏位
    した位置に開口(29a)を穿設した固定板(29)と、前記貯
    氷庫(17)と固定板(29)との間に摺動自在に配設され、適
    宜位置に形成した計量部(19)を、前記氷片放出口(17a)
    と連通する計量位置と、前記開口(29a)と連通する放出
    位置との間を往復移動させることにより、放出位置にお
    いて計量部(19)に充填された氷片(13)を、開口(29a)の
    下方に位置決めした容器(12)に放出する計量器(18)と、
    前記固定板(29)に穿設した開口(29a)の上方に配設さ
    れ、該開口(29a)を介して前記容器(12)に飲料を供給す
    る飲料供給手段(34)と、前記計量器(18)の上面に穿設さ
    れ、該計量器(18)が計量位置に位置した際に前記飲料供
    給手段(34)の下方に臨む有底穴(35)と、前記計量器(18)
    の内部における計量部(19)と干渉しない位置に穿設さ
    れ、前記有底穴(35)と外部とを連通する排水路(36)とか
    ら構成したことを特徴とする飲料ディスペンサー。
  2. 【請求項2】 前記計量器(18)は、上下に分割可能な2
    枚の板体(70,71)から構成され、前記上部板体(70)に
    は、計量器(18)を計量位置に臨ませた状態において、前
    記貯氷庫(17)における氷片放出口(17a)の真下に臨む位
    置に通孔(70)が穿設されると共に、前記飲料供給手段(3
    4)の下方に臨む位置に、下部板体(71)により下面が閉塞
    される穴(35)が穿設され、また上部板体(70)の底面に、
    前記穴(35)に連通すると共に板体(70)の端部において開
    放し、下部板体(71)により下面が閉塞される排水路(36)
    が形成され、前記下部板体(71)には、上部板体(70)の通
    孔(70a)に連通する通孔(71a)が穿設される請求項1記載
    の飲料ディスペンサー。
  3. 【請求項3】 前記排水路(36)は、有底穴(35)に連通す
    る部位から計量器外部に連通する開放端部に向かうにつ
    れて下方傾斜する請求項1または2記載の飲料ディスペ
    ンサー。
JP2189891U 1991-03-11 1991-03-11 飲料デイスペンサー Pending JPH04112097U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019171534A1 (ja) * 2018-03-08 2021-01-07 三菱電機株式会社 冷蔵庫

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