JPH04283375A - 氷ディスペンサー - Google Patents

氷ディスペンサー

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Publication number
JPH04283375A
JPH04283375A JP7255591A JP7255591A JPH04283375A JP H04283375 A JPH04283375 A JP H04283375A JP 7255591 A JP7255591 A JP 7255591A JP 7255591 A JP7255591 A JP 7255591A JP H04283375 A JPH04283375 A JP H04283375A
Authority
JP
Japan
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ice
measuring
fixed plate
rack
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP7255591A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Nishio
智之 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばラックに収納
した複数のコップ等の容器に、一回の動作により計量さ
れた氷片を夫々充填供給し得る氷ディスペンサーに関す
るものである。
【0002】
【従来技術】喫茶店やレストランその他の飲食施設では
、接客サービスとしてコップに氷片と水とを入れた「お
冷」を提供することが行なわれている。この種の装置と
して、氷片のみを供給する氷ディスペンサーや、氷片と
水とを供給するお冷ディスペンサーが適宜選択して使用
されている。例えば、お冷ディスペンサーの基本構造を
一例として述べれば、所定寸法の氷片を連続的に製造す
る製氷機と、該製氷機で製造された氷片を貯留する貯氷
庫と、氷片の放出指令により貯氷庫から放出される氷片
を計量する計量器と、コップに水を供給する水供給手段
とからなり、供給口の下方に位置決めしたコップに、計
量器で計量された氷片と水とを充填供給するよう構成さ
れている。
【0003】なお、氷片の計量器としては、貯氷庫から
放出される氷片を装置内部に配設した計量容器に供給し
、該計量容器の重量が所定値に達したときに、該容器中
の氷片をコップに放出する重量式の計量器が一般に採用
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記氷片と水または氷
片のみを供給するディスペンサーは、一回に1個のコッ
プに計量した氷片と水または氷片を供給するよう構成さ
れている。この場合において、前記喫茶店やレストラン
等では、時間帯により来客の数が大きく異なり、来客の
少ないときには、前記お冷ディスペンサーによりその都
度「お冷」を作って提供する分には差支えないが、昼食
時や夕食時のように一度に大量の来客があると、お冷デ
ィスペンサーにより来客分の「お冷」を作るのに時間が
掛かり、これが無視し得ない問題となっている。
【0005】このため、大量の来客が予想される時間帯
の前に、予め多数のコップに「お冷」を作っておくこと
により対処しているのが現状である。しかるに、予めコ
ップに氷片と水とを入れておくと、氷片が融けてしまっ
てムダとなったり、水が温くなってしまう難点があった
【0006】そこで、前記氷片の計量器や水の供給手段
を複数配設し、一度に複数のコップに「お冷」を作り得
るようにすることが考えられる。しかし、前述した重量
式の計量器を採用している従来のディスペンサーでは、
複数の計量器を配置するのに大きなスペースを必要とし
、ディスペンサー自体が極めて大型化してしまうと共に
、コストが高騰して実用化し得ないのが現状であった。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述したディスペンサーに
内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべ
く提案されたものであって、一度に複数の容器に、計量
された氷片を夫々供給し得る簡単な構成に係る氷ディス
ペンサーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、整列された
複数の容器に、計量された氷片を供給する氷ディスペン
サーであって、所要量の氷片が貯留され、底部に氷片の
放出口を形成した貯氷庫と、前記貯氷庫の下方に配設さ
れ、前記氷片放出口の真下から偏位した位置において、
複数の開口を少なくとも一列に整列するよう形成した固
定板と、前記貯氷庫と固定板との間に摺動自在に配設さ
れ、前記固定板に形成した開口と対応する複数の計量部
が、開口の整列方向と平行に整列するよう形成されると
共に、各計量部を貯氷庫の氷片放出口と連通する計量位
置と、固定板における対応の開口と連通する放出位置と
に位置決めし得る計量器とからなり、前記固定板の各開
口の下方に容器を位置決めした状態で、前記計量器を計
量位置に臨ませることにより、前記氷片放出口を介して
計量部に氷片を充填し、次いで計量器を移動して前記放
出位置に臨ませることにより、各計量部に充填されてい
る氷片を対応の開口を介して容器に放出するよう構成し
たことを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る氷ディスペンサーにつき
、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら説明
する。
【0010】(第1実施例について)第1実施例に係る
氷ディスペンサー10は、厨房内で食器を洗浄する際に
使用される汎用のラック11に収納したコップ12に氷
片13と水とを充填するものであって、該ラック11を
所定ピッチづつ間欠的に移動させる毎に、該ラック11
に整列的に収納されている所定数のコップ12に計量し
た氷片13および水を供給するよう構成されている。こ
のラック11は、図1に示す如く、内部底面に縦横に配
設した複数の仕切板14により多数(実施例では6×6
個所)の収納部15が画成され、各収納部15にコップ
12を収納するよう構成されている。そして、該ラック
11の横方向(ラック搬送方向と交差する方向)に整列
する6個所の収納部15に収納した6個のコップ12に
、一回の動作で氷片13および水が夫々供給される。な
お、説明の便宜上、ラック11に収納されたコップ群に
関して、ラック11の搬送方向に沿う列を「縦列」と称
し、また搬送方向と交差する方向に沿う列を「横列」と
称するものとする。
【0011】(貯氷庫について)図1および図2に示す
ように、氷ディスペンサー10の本体をなす機枠16の
内部には、大量の氷片13を所定レベルまで貯留し得る
貯氷庫17が配設され、該貯氷庫17の底面には氷片1
3の放出口17aが形成されている。この氷片放出口1
7aは、前記ラック11の横幅方向に延在すると共に、
横列に整列する6個のコップ12の上方に共通的に臨み
得る寸法に設定されている。また、図2に示す如く、貯
氷庫17の内部に複数のアジテータ20が回転自在に配
設され、このアジテータ20は、貯氷庫内に堆積された
氷片群を撹拌して相互に固結するのを防止すると共に、
氷片放出口17aからの氷片13の円滑な放出を達成さ
せるべく機能する。なお、貯氷庫17の上部開口17b
は蓋体21により開閉自在に閉塞されると共に、該蓋体
21の下面には氷片13の満杯状態を検出する検知手段
22が配設されている。
【0012】前記貯氷庫17の背面側(ラック搬送方向
下流側)には、図2に示す如く、オーガ式製氷機23が
配設され、該製氷機23の氷放出口24は貯氷庫17の
内部上方に連通し、製氷機23で製造した氷片13を貯
氷庫17に放出貯留するよう構成されている。この製氷
機23は、該製氷機23の運転により貯氷庫内での氷片
13の貯留レベルが上昇して、前記蓋体21の検知手段
22が氷片13を検出した際に運転が停止され、氷片1
3の消費により貯留レベルが低下して検知手段22が氷
片13を検知しなくなると運転を再開するよう制御され
るようになっている。
【0013】なお、氷ディスペンサー10に製氷機23
を配設することは本願の必須の要件でなく、例えば別体
として構成した製氷機で製造した氷片を、人手により貯
氷庫17に供給するようにしてもよい。
【0014】前記貯氷庫17の内部側壁には、図3に示
す如く、内方に向かって上方傾斜するシュート25が配
設され、また対応する側壁外部に、上端がシュート25
に連通し、下端が水タンク26(後述)に連通する放出
管27が配設されている。すなわち、貯氷庫17に所定
レベルまで氷片13が貯留されると、一部の氷片13が
シュート25および放出管27を介して水タンク26に
放出され、これにより水タンク26に貯留されている水
を予冷し得るよう構成されている。
【0015】(固定板について)前記機枠16のラック
搬送方向と交差する両側には、一対のステー28,28
が配設され、該ステー28,28間には、図3に示す如
く、貯氷庫17の底面から下方に所定間隔離間する固定
板29が架設されている。この固定板29は、図2に示
す如く、ラック搬送方向下流側に向かうにつれて下方傾
斜するよう配設される。また固定板29には、貯氷庫1
7の氷片放出口17aの真下から前方(ラック搬送方向
上流側)に所定距離だけ偏位した位置に、複数(実施例
では6個)の開口29aが前記ラック11に収納した横
列の各コップ12に対応するよう一列に整列した状態で
開設されている。なお、固定板29の各開口29aと対
応する下面には、後述する氷片放出に際し、開口29a
を介して放出される氷片13を案内するシュート30が
垂設されている。
【0016】前記固定板29の下方に臨む機枠16には
、図2に示す如く、機枠内部の全面を上下に遮蔽する遮
蔽板31が配設され、該遮蔽板31には、上方に向けて
開拡する複数の供給口32が、固定板29の各開口29
aと対応するよう整列して配設されている。そして、各
供給口32の内部に対応するシュート30の下端が臨み
、開口29aおよびシュート30を介して放出される氷
片13は、遮蔽板31の下方に搬入されるコップ12に
供給口32を介して充填されるようになっている(図6
参照)。また遮蔽板31は、該遮蔽板31の上方に配設
される機構、例えば計量器18の駆動機構等から油分や
汚れた水等が、後述する搬送コンベヤ51により遮蔽板
31の下方に搬入されるラック11やコップ12に滴下
するのを防止する機能も兼ねる。
【0017】(氷片の計量器について)前記貯氷庫17
と固定板29との間には、矩形状の板体として構成した
計量器18が摺動自在に配設され、該計量器18のラッ
ク搬入方向と交差する両端部は、図3に示す如く、前記
ステー28,28に立設した案内板33,33に当接し
て案内されるよう構成されている。この計量器18には
、前記固定板29に開設した開口29aと同数の計量部
19が、開口29aの整列方向と平行に整列するよう形
成されている。そして、計量器18は、後述する駆動機
構を介して計量部19を、貯氷庫17における氷片放出
口17aの真下に臨む計量位置(図5)と、固定板29
における開口29aの真上に臨む放出位置(図6)との
間を位置決め移動されるようになっている。
【0018】前記計量部19は、図4および図5に示す
如く、上下方向に連通する四角形状の通孔19aと、こ
の通孔19aの上縁部において後方側に穿設された切欠
部19bとから構成される。そして、計量器18が計量
位置に臨んだ際に、計量部19の通孔19aが貯氷庫1
7の氷片放出口17aと連通し、このとき放出口17a
から通孔19a内に氷片13が充填されることにより計
量(容量の計量)されるよう構成されている。なお、こ
のとき通孔19aの下面は、固定板29により閉塞され
ている。
【0019】また、氷片13が充填された計量器18を
移動して放出位置に臨ませると(図6)、通孔19a内
の氷片13は自重により落下して、前記開口29a,シ
ュート30および供給口32を介して待機中のコップ1
2に放出される。なお、計量器18が放出位置に移動し
た際には、貯氷庫17の氷片放出口17aは計量器18
により閉塞されて、貯氷庫17内の氷片13が外部に放
出されないよう構成されている。
【0020】前記計量部19の切欠部19aは、計量部
19を計量位置から放出位置へ移動させる際に、氷片放
出口17aと通孔19aとの境界に臨む氷片13を噛み
込むのを防止するべく機能する。これにより、計量器1
8は常に円滑に移動し、定量供給を達成し得る。なお、
前記通孔19aの形状としては、四角形に限らず、多角
形や円形等の各種形状が採用可能である。
【0021】前記計量器18には、図2に示す如く、該
計量器18が前記計量位置に臨んだ状態で後述する散水
ノズル34の下方に臨む位置(固定板29の各開口29
aの上方に臨む位置)に、上方に開放する有底穴35が
穿設されている。この有底穴35は、図4に示す如く、
前記計量部19と干渉しない位置に穿設されて後端部側
に開口する排水路36に連通している。また、計量器1
8は後方に向けて下方傾斜しているので、後述する散水
ノズル34からの後ダレ水は、計量器18の上面に滴下
することなく、有底穴35および排水路36を介して計
量器外部に排出し得る。なお、計量器18が計量位置に
臨んでいる状態において、該計量器18の後端下方に臨
む位置に、前記排水路36から滴下する後ダレ水を機外
に排出する排水樋37が配設されている(図2参照)。
【0022】(計量器の駆動機構について)前記計量器
18を挟んで移動方向に所定間隔離間する位置には、図
1に示す如く、前記ステー28,28に配設した軸受3
8,38を介して駆動軸39と従動軸40とが回転自在
に枢支されている。駆動軸39と従動軸40との軸端部
近傍には、スプロケット41,41が夫々配設され、対
応のスプロケット41,41間に無端チェン42が巻掛
けられている。そして、対をなす無端チェン42,42
の適宜位置が、前記計量器18の両端部近傍の上面に連
結されている。また、駆動軸39に別のスプロケット4
3が配設され、該スプロケット43に巻掛けられたチェ
ン44は、機枠16に配設したモータ45のスプロケッ
ト46に巻掛けられている。すなわち、モータ45を正
逆方向に駆動することにより、前記無端チェン42,4
2の走行に伴って計量器18は固定板29上を前後方向
に摺動する。
【0023】なお、前記一方の案内板33には、図1に
示す如く、計量器18の移動方向に所定間隔離間して一
対の検知手段47,48が配設され、該検知手段47,
48は、計量器18に配設した検知片49を検出してモ
ータ45の駆動を制御するようになっている。すなわち
、後方に位置する検知手段48は、計量器18が計量位
置に到来したことを検出し、また前方に位置する検知手
段47は、計量器18が放出位置に到来したことを検出
するよう設定されている。
【0024】(水の供給手段について)前記計量器18
の上方には、図1に示す如く、前記計量部19の整列方
向と平行な分配管50が配設され、該分配管50には前
記固定板29の各開口29aの上方に対応的に位置する
複数の散水ノズル34が配設されている。この分配管5
0には、後述する搬送コンベヤ51の下方に配設した水
タンク26にポンプ(図示せず)を介して連通する供給
管52が連通接続され、水タンク26に貯留されている
水は、ポンプの付勢により分配管50に供給され、更に
各散水ノズル34を介して散水されるよう構成されてい
る。そして、各散水ノズル34から散水される水は、前
記計量器18を放出位置に臨ませた際に、通孔19aお
よび開口29aを介してコップ12に供給される。
【0025】なお、供給管52に弁53が配設され、水
の供給を停止した際に、該弁53の切換えにより分配管
50に残留する水(後ダレ水)を短時間で散水ノズル3
4から外部に放出し得るようになっている。そして、こ
の後ダレ水は、計量位置に臨む計量器18に形成した有
底穴35,排水路36および排水樋37を介して機外に
排出される。
【0026】(搬送コンベヤについて)前記遮蔽板31
の下方には、図2に示す如く、ラック11の搬入を許容
する高さだけ離間して搬送コンベヤ51が配設されてい
る。この搬送コンベヤ51は、水平に配設した支持板5
4と、該支持板54のラック搬送方向と交差する両端縁
部に立設した案内部55,55とを備え、両案内部55
,55の離間寸法は、ラック11を搬入可能な寸法に設
定されている。また支持板54の上面には、ラック搬送
方向と交差する方向に所定間隔離間して一対の搬送ベル
ト56,56が走行自在に臨み、これら搬送ベルト56
,56は、支持板54の下部に配設したモータ57によ
り走行駆動されるよう構成されている。
【0027】前記各搬送ベルト56には、上方に突出す
る複数の突起56aが長手方向に所定間隔で突設され、
この突起56aはラック11の凹凸底部に係合して、該
ラック11を搬送するべく機能する。また、前記一方の
案内部55におけるラック搬入側の端部近傍には、図3
に示す如く、検知手段58が配設されており、この検知
手段58は、ラック11に収納した第1番目の横列のコ
ップ群が、前記遮蔽板31における供給口32の真下に
到来したのを検出して、前記モータ57を停止させるべ
く機能する。
【0028】なお、搬送コンベヤ51は、前記計量器1
8の移動と連動して間欠的に駆動され、ラック11を、
各横列間のピッチ寸法づつ移動させるよう設定されてい
る。すなわち、ラック11を所定ピッチづつ間欠移動さ
せると共に、その停止時に前記計量器18を移動して氷
片13の放出および水の散水を行なう動作を6回行なう
ことにより、ラック11に収納されている全てのコップ
12に氷片13および水を自動的に供給することができ
る。
【0029】前記機枠16の前側には、図1に示す如く
、ラック11の載置台59が配設され、該載置台59の
上面レベルは、前記搬送コンベヤ51のラック受入れレ
ベルと一致するよう設定される。これにより、該載置台
59に載置したラック11は、下流側に位置する搬送コ
ンベヤ51に円滑に搬入し得る。なお、載置台59の上
面適宜位置には、ラック搬送方向に沿って位置決め板6
0が立設され、該位置決め板60にラック11の一側部
を当接することにより、ラック11を搬送コンベヤ51
へ搬入するための位置決めをなし得るようになっている
【0030】(第1実施例の作用について)次に、第1
実施例に係る氷ディスペンサーの作用につき以下説明す
る。先ず、前記載置台59に、図1に示す如く、全ての
収納部15にコップ12を上向きに収納したラック11
を位置決め載置する。このとき、前記計量器18は、図
5に示す如く、各計量部19が貯氷庫17における氷片
放出口17aの真下に臨む計量位置に位置決めされ、各
計量部19の通孔19a内には氷片13が夫々充填され
ているものとする。
【0031】前記ラック11を、前記搬送コンベヤ51
の所定位置まで押し込んだ状態で、始動ボタン(図示せ
ず)を押すと、搬送コンベヤ51が駆動され、搬送ベル
ト56の突起56aがラック11の凹凸底部に係合し、
ラック11は遮蔽板31の下方に引込まれる。該ラック
11の先端を、前記案内部55に配設した検知手段58
が検知すると、搬送コンベヤ51が停止する。このとき
、ラック11における第1横列に位置する6個のコップ
12は、遮蔽板31における対応の供給口32の真下に
位置決めされる。
【0032】次に、前記計量器18の駆動機構のモータ
45が正転方向に始動して、前記無端チェン42,42
を介して計量器18は固定板上を前進移動する。計量器
18の検知片49を、前記前方に位置する検知手段47
が検知する位置、すなわち計量器18の計量部19が、
固定板29における開口29aの真上に臨む放出位置に
到来すると、前記モータ45が停止制御される。放出位
置に到来した計量部19からは、図6に示す如く、該計
量部19の通孔19aに充填されている氷片13が自重
により落下し、該氷片13は開口29a,シュート30
および供給口32を介して待機中のコップ12に供給さ
れる。
【0033】また、計量器18が放出位置に到来した所
要のタイミングで、前記ポンプ(図示せず)が駆動され
、前記水タンク26に貯留されている水が供給管52を
介して分配管50に圧送され、更に分配管50から各散
水ノズル34を介して通孔19aに向けて散水される。 すなわち、散水ノズル34から散水される水は、氷片1
3を放出した通孔19a,開口29a,シュート30お
よび供給口32を介して待機中のコップ12に供給され
る。 これにより、ラック11の第1横列に位置する6個のコ
ップ12には、夫々計量された氷片13と水とが供給さ
れる。
【0034】前記コップ12への氷片13および水の供
給が完了すると、前記モータ45が逆転方向に駆動され
、計量器18は後退移動する。計量器18の計量部19
が、貯氷庫17における氷片放出口17aの真下の計量
位置に到来すると、前記後方に位置する検知手段48が
検知片49を検出し、モータ45を停止させる。このと
き、貯氷庫17に貯留されている氷片13は、図7に示
す如く、氷片放出口17aを介して計量部19の通孔1
9a内が満杯になるまで充填される。なお、前記散水ノ
ズル34から滴下する後ダレ水は、計量器18に穿設し
た有底穴35,排水路36を流下し、前記排水樋37を
介して機外に排出される。
【0035】また、前記搬送コンベヤ51が駆動し、ラ
ック11を所定ピッチだけ搬送し、該ラック11の第2
横列に位置する6個のコップ12を、遮蔽板31の対応
の供給口32の真下に臨む位置に位置決めする。そして
、再び計量器18が計量位置から放出位置まで移動する
ことにより、第2横列に位置する6個のコップ12に、
夫々計量された氷片13と水とが供給される。以上のよ
うな動作を6回繰返すことにより、ラック11に収納さ
れた全てのコップ12に氷片13および水が供給される
。なお、実施例では、全てのコップ12に氷片13およ
び水が供給されると、前記搬送コンベヤ51が逆転駆動
され、ラック11を前記載置台59に搬出するよう設定
されている。しかし、厨房内に設置スペースの余裕があ
る場合は、機枠16の後方側に載置台を設け、ラック1
1を後方側に搬出するようにしてもよい。
【0036】(第2実施例について)第2実施例に係る
氷ディスペンサーでは、ラックを定位置に位置決めした
状態において、該ラック内に縦横に複数列で収納した全
てのコップに、一度に氷片および水を供給するよう構成
されている。なお、実施例のラック11は、縦方向に6
列、横方向に3列の合計18個のコップ12を収納し得
るようになっている。また、第1実施例に既出の部材と
同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し
て示し、その詳細説明は省略する。
【0037】(貯氷庫について)図8に示すように、氷
ディスペンサー10の機枠16内に配設された貯氷庫1
7の底部には、ラック搬入方向に所定間隔離間して複数
(実施例では3つ)の放出口17aが並列的に形成され
ている。各氷片放出口17aの上方には、アジテータ2
0が回転自在に配設され、内部に貯留される氷片群の固
結を防止すると共に、氷片13の円滑な放出を行ない得
るよう構成されている。なお、第2実施例に係る氷ディ
スペンサー10では、別場所で製造した氷片13を人手
により貯氷庫17に供給するようになっている。
【0038】(固定板について)前記機枠16の貯氷庫
17を挟む両側には、一対のステー28,28(一方の
み図示)が傾斜配置され、該ステー28,28間に、貯
氷庫17の底面から下方に所定間隔離間する固定板29
が架設されている。この固定板29には、貯氷庫17の
各氷片放出口17aの真下から前方(ラック搬入方向上
流側)に所定距離だけ偏位した位置に、複数(実施例で
は6個)の開口29aを、前記ラック11に収納した横
列の各コップ12に対応するよう一列に整列した状態で
開設されている。すなわち、固定板29には、縦方向に
6列で、横方向に3列の合計18個の開口29aが形成
されている。なお、固定板29の各開口29aと対応す
る下面には、シュート30が夫々垂設されている。
【0039】前記固定板29の下方に遮蔽板31が配設
され、該遮蔽板31には、上方に向けて開拡する複数の
供給口32が、固定板29の各開口29aと対応するよ
う整列して配設されている。そして、該遮蔽板31の下
方に、18個のコップ12を収納したラック11を、各
コップ12が対応の供給口32の下方に臨むよう位置決
めされるようになっている。また、固定板29と遮蔽板
31との間には、ラック搬入方向と交差する横方向に整
列する3列の供給口列の上方に分配管50が夫々平行に
配設され、該分配管50には各供給口32に対応する散
水孔50aが穿設されている。
【0040】(氷片の計量器について)前記貯氷庫17
と固定板29との間には、計量器18が摺動自在に配設
され、この計量器18には、上下に連通する複数の計量
部19が、縦方向に6列、横方向に3列に整列した状態
で形成されている。そして、横方向に整列する3列の各
計量部列は、計量器18を計量位置に位置決めした状態
において、図8に示す如く、貯氷庫17の対応の氷片放
出口17aの真下に位置するよう設定されている。また
、このとき前記固定板29の各開口29aは、計量部1
9に連通することなく計量器18の下面により閉塞され
るようになっている。
【0041】更に、計量器18が後述する駆動機構によ
り移動されて、各計量部19が固定板29の対応の開口
29aの真上の放出位置に臨んだ際には、貯氷庫17の
各氷片放出口17aは、図9に示す如く、計量器18の
隣設する横列の計量部列の間に位置する上面により部分
的に閉塞され、貯氷庫17内の氷片13が外部に放出さ
れないよう設定されている。
【0042】(計量器の駆動機構について)前記計量器
18のラック搬入方向と交差する両縁部には、ブラケッ
ト61,61(一方のみ図示)が対向的に配設され、該
ブラケット61の後端部は、計量器18の後端から所定
長さだけ延出している。このブラケット61の延出部6
1aには、図8に示す如く、その下面に沿って所定長さ
のチェン62が固定されている。また、延出部61a,
61aの下方に臨む位置には、計量器18の移動方向と
交差する回転軸63が回転自在に配設され、該回転軸6
3に、延出部61aに固定したチェン62に噛合するス
プロケット64が配設されている。更に、回転軸63に
別のスプロケット(図示せず)が配設され、該スプロケ
ットに巻掛けられたチェン65は、機枠16に配設した
モータ66のスプロケット67に巻掛けられている。従
って、モータ66を正逆方向に駆動すれば、スプロケッ
ト64と固定チェン62との噛合作用下に、計量器18
は固定板上を前後移動する。
【0043】前記機枠16における計量器18の移動方
向前後には、図8に示す如く、計量器18の前端または
後端に当接可能な検知手段68,69が配設され、該検
知手段68,69の検知信号によりモータ66が駆動制
御されるよう構成されている。すなわち、後方に配設さ
れた検知手段69は、計量器18が計量位置に到来した
ことを検出し、また前方に配設された検知手段68は、
計量器18が放出位置に到来したことを検出するよう設
定されている。
【0044】(第2実施例の作用について)次に、第2
実施例に係る氷ディスペンサーの作用につき説明する。 先ず、6×3列で合計18個のコップ12を上向きに収
納したラック11を、図8に示す如く、前記遮蔽板31
の下方に搬入し、各供給口32の下方に対応的にコップ
12が臨むように位置決めする。このとき、計量器18
は計量位置に臨んで、各計量部19には所定量の氷片1
3が充填されているものとする。
【0045】この状態で当該氷ディスペンサー10の始
動ボタン(図示せず)を押すと、前記モータ66が正転
方向に駆動され、固定チェン62,62に噛合するスプ
ロケット64,64の回転により、計量器18は固定板
上を前進移動する。計量器18における横方向に整列す
る3列の各計量部列が、図9に示す如く、固定板29の
対応の開口列の真上に臨む位置まで移動すると、前記検
知手段68が計量器18の先端を検出し、モータ66を
停止制御する。
【0046】前記計量器18が放出位置に到来すると、
各計量部19に充填されている氷片13は自重により落
下し、対応の開口29a,ホッパー30および供給口3
2を介して待機中のコップ12に供給される。また、前
記3本の分配管50に水が圧送され、該水は各散水孔5
0aを介して対応の供給口32を介してコップ12に供
給される。これにより、ラック11に収納された18個
のコップ12に、計量された氷片13および水が供給さ
れる。
【0047】次いで、所要のタイミングで前記モータ6
6が逆転方向に駆動され、計量器18を放出位置から後
退移動させる。そして、計量器18の各横列の計量部列
が対応の氷片放出口17aの真下に到来すると、前記検
知手段69が計量器18の後端を検出してモータ66を
停止させる。そして、このとき各計量部19に氷片放出
口17aを介して氷片13が充填される(図8参照)。
【0048】すなわち、第2実施例に係る氷ディスペン
サー10では、計量器18を計量位置から放出位置まで
移動させるだけで、ラック11に収納されている18個
のコップ12の全てに、計量した氷片13および水を供
給することができる。
【0049】
【発明の効果】以上に述べた如く、本発明に係る氷ディ
スペンサーによれば、一度に複数の容器に、計量された
氷片を夫々供給することができる。しかも計量器は極め
て簡単な構造であるので、機械装置をコンパクトに纏め
ることができると共に、コストを低廉に抑えることがで
きる。
【0050】また、給水手段を設けることにより、容器
に氷片および水を入れることができ、喫茶店やレストラ
ン等で一度に大量の来客があった場合に、迅速に対応す
ることができる、等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る氷ディスペンサーの全体構成
を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示す氷ディスペンサーの縦断側面図であ
る。
【図3】図1に示す氷ディスペンサーの縦断正面図であ
る。
【図4】図1に示す氷ディスペンサーに採用される計量
器の概略斜視図である。
【図5】第1実施例に係る氷ディスペンサーにおいて、
計量器が計量位置に臨んでいる状態で示す説明図である
【図6】第1実施例に係る氷ディスペンサーにおいて、
計量器が計量位置から放出位置に移動した状態で示す説
明図である。
【図7】第1実施例に係る氷ディスペンサーにおいて、
計量器が放出位置から計量位置に移動した状態で示す説
明図である。
【図8】第2実施例に係る氷ディスペンサーの概略構成
を示す縦断側面図である。
【図9】第2実施例に係る氷ディスペンサーにおいて、
計量器が計量位置から放出位置に移動した状態で示す縦
断側面図である。
【符号の説明】
10  氷ディスペンサー 12  コップ 13  氷片 17  貯氷庫 17a  氷片放出口 18  計量器 19  計量部 29  固定板 29a  開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  整列された複数の容器(12)に、計
    量された氷片(13)を供給する氷ディスペンサー(1
    0)であって、所要量の氷片(13)が貯留され、底部
    に氷片(13)の放出口(17a)を形成した貯氷庫(
    17)と、前記貯氷庫(17)の下方に配設され、前記
    氷片放出口(17a)の真下から偏位した位置において
    、複数の開口(29a)を少なくとも一列に整列するよ
    う形成した固定板(29)と、前記貯氷庫(17)と固
    定板(29)との間に摺動自在に配設され、前記固定板
    (29)に形成した開口(29a)と対応する複数の計
    量部(19)が、開口(29a)の整列方向と平行に整
    列するよう形成されると共に、各計量部(19)を貯氷
    庫(17)の氷片放出口(17a)と連通する計量位置
    と、固定板(29)における対応の開口(29a)と連
    通する放出位置とに位置決めし得る計量器(18)とか
    らなり、前記固定板(29)の各開口(29a)の下方
    に容器(12)を位置決めした状態で、前記計量器(1
    8)を計量位置に臨ませることにより、前記氷片放出口
    (17a)を介して計量部(19)に氷片(13)を充
    填し、次いで計量器(18)を移動して前記放出位置に
    臨ませることにより、各計量部(19)に充填されてい
    る氷片(13)を対応の開口(29a)を介して容器(
    12)に放出するよう構成したことを特徴とする氷ディ
    スペンサー。
  2. 【請求項2】  前記氷ディスペンサー(10)は、固
    定板(29)における各開口(29a)の下方に位置決
    めした各容器(12)に液体を供給する供給手段(34
    ,50,52)を備える請求項1記載の氷ディスペンサ
    ー。
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