JPH0646202A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0646202A
JPH0646202A JP4218168A JP21816892A JPH0646202A JP H0646202 A JPH0646202 A JP H0646202A JP 4218168 A JP4218168 A JP 4218168A JP 21816892 A JP21816892 A JP 21816892A JP H0646202 A JPH0646202 A JP H0646202A
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JP
Japan
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image
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magnification
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index
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JP4218168A
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English (en)
Inventor
Makoto Fujimoto
誠 藤本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH0646202A publication Critical patent/JPH0646202A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿台面上の画像情報をCCD面上に結像さ
せて画像情報を読取る際の各要素を調整する調整機構の
簡略化及び調整時間の短縮化を図ることができる画像読
取装置を得ること。 【構成】 走査手段によりライン走査された画像21を
結像光学系4により主走査方向に複数の画素を配列した
ラインセンサーを有する受光手段面7上に結像させて該
画像を読取る画像読取装置において、主走査方向の基準
倍率値からのズレ量を予め求めて記憶する記憶手段と、
該画像の読取り時に該記憶手段からの信号を利用して該
主走査方向の倍率を電気的に補正する補正手段とを有し
ていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読取装置に関し、特
に画像読取り用の結像光学系や受光手段等の各要素の位
置調整機構の簡略化及び調整時間の短縮化を図り原稿面
上の画像情報をCCD(固体撮像素子)等から成る受光
手段を用いてデジタル的に高精度に読取るようにした画
像読取装置に関するものでる。
【0002】
【従来の技術】従来より画像読取装置においては原稿面
の画像情報を光源やミラー等より成る走査手段によりラ
イン走査し、該画像からの光束を結像光学系を介してC
CD等より成る受光手段面上に結像させ、該受光手段か
らの出力信号を利用してデジタル的に読取っている。
【0003】図8は従来の画像読取装置の要部概略図で
ある。同図においては照明手段82で照明された原稿台
81面上の画像情報91をミラー83(83a,83
b,83c)を介して結像レンズ84によりCCDユニ
ット85のCCD87面上に結像している。そして照明
手段82とミラー83より成る走査手段90を原稿台8
1面上に沿って移動させて画像情報91を走査して画像
情報91全面をCCD87により読取っている。
【0004】同図において結像レンズ(結像光学系)8
4とラインセンサー等のCCDユニット85とを有する
リーダーユニット80は装置本体の光学台86上に固定
されており、例えば装置の光学調整時には結像レンズ8
4とCCDユニット85とを一体としてx方向(光軸方
向)に移動させて行なっている。
【0005】又、CCDユニット85の一部を構成する
受光手段であるCCD(ラインセンサー)87は該結像
レンズ84とは別にx方向(光軸方向)、y方向(主走
査方向)、z方向(副走査方向)、z軸を回転軸とした
回転方向、そしてx軸(光軸)を回転軸とした回転方向
へ移動可能及び回転可能となるように構成されている。
【0006】ここで図8に示す装置の組立の際の調整方
法について図9に示すフローチャートを用いて説明す
る。
【0007】装置の調整時にはまず原稿台81面上に例
えば図4に示す正投影チャートを載置し、走査手段90
により走査し、該チャートに基づく光束を結像光学系8
4を介してCCD87面上に導光させて、該チャートを
その面上に結像させている。そして該CCD87からの
出力信号(出力波形)を確認しながら調整していく。
【0008】図9のフローチャートにおいて、まずステ
ップは粗ピント出し調整であり、CCD87をx方向
(光軸方向)に移動させて粗ピント出し調整を行なう。
【0009】ステップは片倍率調整であり、CCD8
7をz軸を回転軸として回転させて片倍率調整を行な
う。
【0010】ステップはCCDの副走査方向のセンタ
ー位置調整及び直角調整であり、CCD87をz方向
(副走査方向)に移動させて副走査方向のセンター位置
の調整を行なう。又CCD87をx軸(光軸)を回転軸
として回転させることによって直角調整を行なう。
【0011】ステップは倍率調整であり、結像レンズ
84とCCD87を一体にしてx方向(光軸方向)に移
動させて倍率調整を行なう。調整した場合、ステップ
へ戻る。
【0012】ステップはピント調整であり、CCD8
7をx方向(光軸方向)に移動させてピント調整を行な
う。調整した場合、ステップへ戻る。
【0013】ステップはCCDの主走査方向のセンタ
ー位置調整であり、CCD87をy方向(主走査方向)
に移動させて主走査方向のセンター位置調整を行なう。
【0014】ステップは各ステップで調整された各調
整値が、この装置の規格値内であることを確認した後、
結像レンズ84とCCDユニット85とを固定する。固
定後、各調整値が、この装置の規格値であることを再度
確認し調整が完了する。
【0015】図8の結像レンズ84は固定焦点レンズ
(単焦点レンズ)より成っており、例えばこのような装
置において変倍処理を行なう場合には以下に示す如く行
なっている。
【0016】例えば主走査方向(横倍率)の拡大時では
ビット情報を補間し、縮小時ではビット情報を間引いて
いる。即ち画像データをメモリに書き込んだりメモリか
ら読み出したりする際、拡大時では同じデータを2度読
み出したりして行ない、又縮小時ではデータを飛ばして
書き込んだりして行なっている。
【0017】又、副走査方向(縦倍率)においては変倍
率に応じて走査手段(又は原稿台)の走査速度(スキャ
ンスピード)を可変にして行なっている。即ち光学系
(又は原稿台)の移動速度を変化させ、一画素に対応す
る原稿面上の走査線幅を変えている。
【0018】又、このような画像読取装置においては光
源の配光特性やレンズを透過する際に生じる周辺光量の
低下(コサイン4乗則)等の影響によりCCD87面上
の主走査方向で光量ムラやCCD87の感度ムラ等が発
生する。
【0019】その為、これらを補正する為に、まず原稿
を読取る前にシェーディング補正用のシェーディング白
板を読取っている。このシェーディング白板を正確に読
取る為には走査手段90がシェーディング白板の読取り
位置に正確に停止(静止)させる必要がある。
【0020】そこで従来の画像読取装置においては走査
手段90の走査速度(移動速度)を正確に可変とする
為、又該走査手段90をシェーディング白板の読取り位
置で正確に停止させる為にホームポジション位置を検出
するポジションセンサーを利用し、又走査手段90を駆
動させる為のスキャンモータとしてステッピングモータ
を用いている。
【0021】そしてホームポジション位置から例えば何
パルスがシェーディング白板の位置であると設定し、こ
れにより走査手段90をシェーディング白板の読取り位
置で正確に停止させてシェーディング白板の読取りを行
なっている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像読取装置の
調整機構には以下に示す種々の問題点があった。
【0023】(1−イ)結像レンズ84とCCDユニッ
ト85とを有するリーダーユニット80は装置本体の光
学台86上に固定して構成している為、それらを保持す
る装置の部品点数が多くなり装置全体が複雑になる。
【0024】(1−ロ)結像レンズ84は調整の際、C
CD87と一体となってx方向(光軸方向)に移動可能
となるように構成しており、又CCD87は該結像レン
ズ84とは別にx方向(光軸方向)、y方向(主走査方
向)、z方向(副走査方向)、z軸を回転軸とした回転
方向、x軸(光軸)を回転軸とした回転方向に移動可能
及び回転可能となるように構成している為、調整機構が
複雑になる。
【0025】(1−ハ)倍率調整とピント調整は何度か
繰り返して調整し収束させる必要があり、例えばピント
調整を行なえば倍率調整の確認が必ず必要となる為、調
整に時間がかかる。(尚、CCD副走査センター位置調
整及び直角調整は殆ど再調整する必要がない。)このよ
うに従来の画像読取装置では各要素の組立調整が難し
く、その為調整機構が複雑化になり、かつ組立調整が大
変面倒となる等の問題点があった。又部品コスト及び調
整費用がかさみ、装置の低コスト化を図るのが難しかっ
た。
【0026】この他、従来の画像読取装置は、 (1−ニ)主走査方向の変倍精度は装置の光学調整精度
によって決定される。即ち倍率調整をしたとき基準値
(基準倍率)からの調整誤差が、そのまま変倍誤差とな
ってくる。従って光学調整では高い倍率調整精度が要求
される。
【0027】(1−ホ)スキャンモータとして高価なス
テッピングモータを用いているので高コスト化になる。
【0028】(1−ヘ)ホームポジション位置を検出す
るポジションセンサーを用いているので調整機構が複雑
化になる。 等の問題点があった。
【0029】このように従来の装置では光学調整に高い
精度が要求され、しかも調整機構が複雑化してくる等の
種々の問題点があり、低コスト化を図るのが大変難しか
った。
【0030】本発明の第1の目的は主走査方向の倍率調
整の基準値からのズレ量を記憶する記憶手段と、該記憶
手段からの信号を利用して該ズレ量を電気的に補正する
補正手段とを用いることにより、装置の部品点数を減少
させ装置全体の簡略化を図り、又調整時間の短縮化を図
ることができる画像読取装置の提供にある。
【0031】又本発明の第2の目的は原稿台面上にそれ
ぞれ調整用の指標を設け、該指標を受光手段で読取るこ
とによって光学調整の倍率調整精度を緩和させ、又スキ
ャンモータに一般の安価なモータを使用することがで
き、又従来の画像読取装置に用いていたポジションセン
サーを用いることなく各要素を高精度に構成することが
でき、これにより装置全体の簡略化及び組立調整の容易
化を図ることができる画像読取装置の提供にある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取装置は (2−イ)走査手段によりライン走査された画像を結像
光学系により主走査方向に複数の画素を配列したライン
センサーを有する受光手段面上に結像させて該画像を読
取る画像読取装置において、主走査方向の基準倍率値か
らのズレ量を予め求めて記憶する記憶手段と、該画像の
読取り時に該記憶手段からの信号を利用して該主走査方
向の倍率を電気的に補正する補正手段とを有しているこ
とを特徴としている。
【0033】特に前記結像光学系は基盤上に固定されて
おり、前記受光手段は調整手段により該基盤に対して位
置調整可能となるように構成していることを特徴として
いる。
【0034】(2−ロ)走査手段によりライン走査され
た画像を結像光学系により主走査方向に複数の画素を配
列したラインセンサーを有する受光手段面上に結像させ
て該画像を読取る画像読取装置において、主走査方向の
センター位置の基準値からのズレ量を予め求めて記憶す
る記憶手段と、該画像の読取り時に該記憶手段からの信
号を利用して該主走査方向のセンター位置を電気的に補
正する補正手段とを有していることを特徴としている。
【0035】(2−ハ)原稿台面上に載置した画像情報
を走査手段によりライン走査して該画像情報を結像光学
系を介して主走査方向に複数の画素を配列したラインセ
ンサーを有する受光手段面上に結像させて読取る画像読
取装置において、該原稿台面の所定領域に主走査方向の
倍率調整用の指標を設け、該指標を該結像光学系を介し
て該受光手段面上に結像させたときに得られる該受光手
段からの信号を利用して該画像情報を読取る際の主走査
方向の倍率の調整を補正手段により行ったことを特徴と
している。
【0036】特に (2−ハ−1)前記原稿台面の所定領域に副走査方向の
走査速度調整用の指標を設け、該指標を前記走査手段で
走査したときに該受光手段で得られる信号を利用して該
画像情報を読取る際の副走査方向の走査速度の調整を補
正手段により行うようにしたことや、(2−ハ−2)前
記原稿台面の所定領域に副走査方向のシェーディングを
検出するシェーディング調整用の指標を設け、該指標を
前記走査手段で走査したときに該受光手段で得られる信
号を利用して補正手段により該シェーディングを補正す
るようにしたことや、(2−ハ−3)前記倍率調整用の
指標と前記走査速度調整用の指標そして前記シェーディ
ング調整用の指標は前記原稿台面上に設けられているこ
とや、(2−ハ−4)前記結像光学系の使用倍率を変化
させることにより前記画像の主走査方向の読取倍率を変
化させたことや、(2−ハ−5)前記結像光学系の焦点
距離を変化させることにより主走査方向の読取倍率を変
化させたこと、等を特徴としている。
【0037】(2−ニ)原稿台面上の画像情報を基盤上
に固定した結像光学系により主走査方向に画素を配列し
た該基盤に対して位置調整可能なラインセンサー面上に
結像させると共に走査手段により、該画像情報を副走査
方向に走査して該ラインセンサーにより該画像情報の読
取りを行う際、該結像光学系による主走査方向の結像倍
率誤差を予め求めて記憶手段に記憶し、該ラインセンサ
ーで得られる信号を該記憶手段からのデータで補正した
ことを特徴としている。
【0038】特に前記原稿台面上の画像情報を前記結像
光学系とラインセンサーで読取る際の主走査方向の中心
位置誤差を予め求め前記記憶手段に記憶し、該ラインセ
ンサーで得られる信号を該記憶手段からのデータで主走
査方向の中心位置の補正を行ったことを特徴としてい
る。
【0039】
【実施例】図1は本発明の実施例1の画像読取装置の要
部概略図である。
【0040】同図において1は原稿台であり、原稿(画
像情報)21が載置されている。20は走査手段であ
り、原稿21、照明用の照明部2と走査用のミラー3
a,3b,3cとを有している。本実施例において原稿
21を読取る際、駆動手段(不図示)としてのスキャン
モータにより照明部2と走査用ミラー3aを速度Vで、
又走査用ミラー3bと走査用ミラー3cとを速度1/2
・Vで同期をとって同図に示す矢印a方向に移動させ
て、光路長を一定に保ちつつ原稿21面上を走査してい
る。
【0041】4は結像レンズ(結像光学系)であり、原
稿21面上の画像情報に基づく光束を走査用ミラー3
a,3b,3cを介してCCD(ラインセンサー)等か
ら成る受光手段7面上に結像させている。該結像レンズ
4は調整機構を持たず光学台6に固定されている。
【0042】5はCCDユニットであり、後述するよう
にCCD7等を有しており、光学台6に固定されてい
る。本実施例においては結像レンズ4とCCDユニット
5とをそれぞれ直接光学台6に固定配置しており、前述
した従来の画像読取装置とは異なり、リーダーユニット
といった構成を持たずに装置全体を構成している。
【0043】図2は図1に示したCCDユニット5の拡
大説明図である。同図において図1に示した要素と同一
要素には同符番を付している。
【0044】同図において8はCCD基板であり、CC
D7を固設している。9はCCD板金であり、CCD7
を固定している。10はユニット板金であり、光学台6
上に固定している。本実施例においては光学調整後にC
CD板金9をユニット板金10に、それらの隙間にガラ
ス半田11を流し込んで固定している。
【0045】図3は光学調整時に用いる5軸調整治具近
傍の要部概略図である。同図において図2に示した要素
と同一要素には同符番を付している。
【0046】同図において12は5軸調整治具であり、
光学調整時にCCD板金9とマグネットで固定されてお
り、CCD7をx方向(光軸方向)、y方向(主走査方
向)、z方向(副走査方向)、z軸を回転軸とした回転
方向、x軸(x軸)を回転軸とした回転方向に移動可能
及び回転可能となるように構成している。
【0047】ここで5軸調整治具12を用いて工場で組
立するときの各要素の光学調整を行なう際には、まず原
稿台1面上に図4に示す正投影チャート41を載置す
る。図4は正投影チャート41の形状と、そのチャート
によるCCD7からの出力信号(出力波形)を示してい
る。本実施例においては走査手段20により走査された
正投影チャートに基づく光束を結像光学系4を介してC
CD7面上に結像させ、該CCD7からの出力信号を利
用しながら調整している。
【0048】同図においてセンサー領域A1,A2,A
3,A4は万線部によるCCD出力であり、ピント調整
で用いている。センサー領域BからのCCD出力は主走
査センター位置調整で用いており、又センサー領域C
1,C2からのCCD出力は倍率調整で用いており、又
センサー領域D1,D2からのCCD出力は副走査セン
ター位置調整及び直角調整で用いている。
【0049】次に図5に示す調整手順(フローチャー
ト)に従い本装置の調整方法について説明する。
【0050】まずステップは粗ピント出し調整であ
り、CCD7をx方向(光軸方向)に移動させて粗ピン
ト出し調整を行なう。このとき図4に示すセンサー領域
A1〜A4である程度、CCD出力のピークがでている
ことを確認する。
【0051】ステップは片倍率調整であり、CCD7
をz軸を回転軸として回転させて片倍率調整を行なう。
このとき図4に示すセンサー領域C1からCCD出力と
センサー領域BからのCCD出力との間の間隔値と、セ
ンサー領域BからのCCD出力とセンサー領域C2から
のCCD出力との間の間隔値との差が、この装置の規格
値以下であることを確認する。
【0052】ステップはCCDの副走査方向のセンタ
ー位置調整及び直角調整であり、CCD7をz方向(副
走査方向)に移動させて副走査方向のセンター位置の調
整を行なう。又CCD7をx軸(光軸)を回転軸として
回転させることによって直角調整を行なう。このとき図
4に示すセンサー領域D1からのCCD出力とセンサー
領域D2からのCCD出力とに、それぞれ出力信号(出
力波形)が3本づつ出力されていることを確認する。
【0053】ステップはピント調整であり、CCD7
をx方向(光軸方向)に移動させてピント調整を行な
う。このとき図4に示すセンサー領域A1〜A4内でC
CD出力のピークがでていることを確認する。尚、ピン
ト調整を行なった場合はステップへ戻る。
【0054】ステップはCCDの主走査方向のセンタ
ー位置調整であり、CCD7をy方向(主走査方向)に
移動させて主走査センター位置調整を行なう。このとき
図4に示すセンサー領域BからのCCD出力位置が、こ
の装置の規格内の位置にあることを確認する。尚、CC
Dの主走査方向のセンター位置調整を行なった場合はス
テップへ戻る。
【0055】ステップは各ステップで調整された各調
整値が、この装置の規格値内であることを確認した後、
CCD板金9とユニット板金10の隙間にガラス半田1
1を流し込みCCD7をユニット板金10に固定する。
固定後、各調整値が、この装置の規格値内であることを
再度確認して調整が完了する。
【0056】又、本実施例においては調整時にセンサー
領域C1及びセンサー領域C2からのCCD出力間の間
隔値を測定することによって使用倍率を換算し、主走査
方向の倍率調整の基準値(基準倍率)からのズレ量を求
めて記憶手段にそのデータを記憶している。
【0057】そして原稿(画像)21の読取り時に記憶
手段からのデータ(信号)を利用して以下に示す方法に
より主走査方向の倍率を補正手段により電気的に補正し
ている。
【0058】即ち、記憶手段に記憶された基準倍率から
のズレ量をx(%)としたとき入力画像データの主走査
方向の位置情報のみを1/(1+0.01*x)倍とす
ることにより該主走査方向の倍率を補正している。
【0059】このように本実施例においては光学調整時
における主走査方向の基準倍率からのズレ量を予め求め
ておいて記憶手段に記憶しておき画像の読取り時に記憶
手段からのデータに基づいて補正手段により主走査方向
の倍率を電気的に補正している。これにより調整時間の
短縮化を図り、又CCDユニットの調整機構の簡略化及
び組立調整の容易化を図っている。
【0060】次に本発明の実施例2の画像読取装置につ
いて説明する。
【0061】本実施例において前述の実施例1と異なる
点はCCDユニットのx方向(光軸方向)の調整機構
(ピント調整)を省き、その代わりに結像レンズ4にx
方向の調整機構を取り入れたことである。他の構成は実
施例1と略同様である。
【0062】即ち、結像レンズ4がx方向(光軸方向)
に移動可能となるように構成し、又CCD7は結像レン
ズ4とは別にy方向(主走査方向)、z方向(副走査方
向)、z軸を回転軸とした回転方向、x軸(光軸)を回
転軸とした回転方向に移動可能及び回転可能となるよう
に構成している。
【0063】これにより前述の実施例1と同様な効果を
得ると共に更にCCDユニット5の調整機構の簡略化及
び組立調整の容易化を図っている。
【0064】このように実施例1、2においてはx方向
(光軸方向)のピント調整手段として結像レンズ(結像
光学系)又はCCD(受光手段)のいずれか一方を光軸
上移動させることによりピント調整を行なっている。
尚、本実施例においては双方を光軸上移動させてピント
調整を行なっても良い。
【0065】次に本発明の実施例3の画像読取装置につ
いて説明する。
【0066】本実施例では工場における各要素の組立の
ときの光学調整において結像レンズがX方向(光軸方
向)に移動可能となるように構成し、又CCDが該結像
レンズとは別にz方向(副走査方向)、z軸を回転軸と
した回転方向、x軸(光軸)を回転軸とした回転方向に
移動可能及び回転可能となるように構成している。
(尚、ここまでの構成は前述の実施例2と同様であ
る。)そして主走査方向の倍率調整の基準値(基準倍
率)からのズレ量とy方向(主走査方向)のセンター位
置調整の基準値(基準位置)からのズレ量とを予め求め
て記憶手段に記憶している。そして原稿(画像)の読取
り時に該記憶手段からのデータを利用して主走査方向の
倍率調整と主走査方向のセンター位置の調整を補正手段
により電気的に補正している。
【0067】このように本実施例においてはx方向(光
軸方向)とy方向(主走査方向)の双方の調整機構をC
CDユニットの調整機構から省き、x方向の調整機構を
結像レンズに取り入れ、又y方向の調整を補正手段によ
り電気的に行なうことによってCCDユニットの調整機
構の簡略化を図っている。
【0068】図6は本発明の実施例4の画像読取装置の
要部概略図である。同図において図1に示した要素と同
一要素には同符番を付している。
【0069】本実施例における装置の光学調整において
は前述の実施例と同様に倍率調整は行なわず、ピント調
整を優先して行なっている。これにより調整時間の短縮
化を図っている。
【0070】図7は図6に示した原稿台1面を装置の上
方から見たときの説明図である。同図においては原稿載
置領域外に設けた主走査方向の倍率調整用の指標72と
副走査方向の走査速度(スキャンスピード)調整用の指
標73と副走査方向のシェーディング白板の位置を示す
指標74等に関して示している。
【0071】同図に示すように原稿台1面上のホームポ
ジション側(図面左側)にシェーディング補正用のシェ
ーディング白板71、主走査方向の倍率調整用の指標7
2、シェーディング位置を示す指標74等が設けられて
いる。又原稿21面の長手方向(副走査方向)に沿って
基準側に走査速度調整用の指標73が1(mm)間隔で
設けられている。
【0072】本実施例においては、まず読取りボタンを
押下すると走査手段20が原稿21面を照明しながらシ
ェーディング白板71の位置を示す指標74を捜して走
査し、その指標74を捜した位置(シェーディング位
置)で停止(静止)する。
【0073】即ち、シェーディング白板71の位置を示
す指標74を走査手段20で走査して、該指標74に基
づく光束を結像レンズ4を介して受光手段(CCD)7
面上に結像させ、該受光手段7からの信号を利用して補
正手段により該走査手段20がシェーディング白板71
の走査位置で(読取位置)静止するようにしている。
【0074】そしてシェーディング白板71を照明し、
該白板71からの反射光量を結像光学系4を介して受光
手段7で読取るのと同時に、倍率調整用の指標72の位
置を走査手段20で走査し結像光学系4を介して受光手
段7で読取り光学系の使用倍率を換算している。
【0075】尚、倍率調整用の指標72は原稿21面の
有効画像領域外に設けており、シェーディングデータの
読取りには影響を与えることはないようにしている。
【0076】そして受光手段7からの信号(倍率調整に
関するデータ)を利用して補正手段により以下に示す方
法により倍率調整を行なっている。即ち、倍率調整用の
指標72の間隔をL´、基準倍率の間隔をLとしたと
き、この装置の倍率ズレ量δは δ=(1−L´/L)*100 (%) で求めることができる。
【0077】そこで本実施例においては原稿21面の画
像情報を読み込んだ時に主走査方向の倍率を、そのズレ
量δ分だけ補正手段により電気的に補正している。
【0078】本実施例において走査速度調整用の指標7
3は同図に示すように1(mm)間隔毎に副走査方向へ
複数設けており、原稿21面の画像情報を受光手段7で
読取りながら該指標73の任意の位置に走査手段20が
到達するまでの間隔を演算回路でカウントして走査速度
を換算している。
【0079】即ち、該指標73を走査手段20で走査し
て該指標73に基づく光束を結像光学系4を介して受光
手段7面上に結像させ、該受光手段7からの信号を利用
して該走査手段20の走査速度を求めている。そして基
準の走査速度となるように補正手段により不図示の走査
用モータ(スキャンモータ)の回転数を制御している。
【0080】即ち、基準走査速度をx(mm/sec)
とし、走査速度調整用の指標73の任意の位置に走査手
段20が到達するまでの間隔をP(sec)、基準の間
隔をP´(sec)としたとき、装置の実際の走査速度
x´(mm/sec)は X´=X*P/P´ となる。上式より走査手段20の走査速度を(1−P/
P´)*100(%)だけ補正手段により補正するよう
にしている。
【0081】尚、本実施例における走査手段20の走査
速度とは照明部2と走査用ミラー3aのことであり、当
然補正された走査速度(V)の1/2が走査用ミラー3
b,3cの走査速度となっている。
【0082】次に本発明の実施例5の画像読取装置につ
いて説明する。
【0083】本実施例においては読取画像(原稿)の主
走査方向の読取倍率を変化させる場合について示してい
る。
【0084】即ち、読取倍率を変化させる際には結像光
学系の使用倍率を変化させることにより行なっている。
例えば読取倍率に応じて結像光学系を光軸上所定量移動
させることにより、原稿台面から結像光学系までの距離
(光路長)と、該結像光学系から受光手段面までの距離
(光路長)とを等倍時における距離(光路長)より変化
させ、これにより所望の読取倍率を得ている。
【0085】本実施例においては上記に示した如く光学
的な手段を用いて光学系の読取倍率を変化させている。
この他本実施例では例えば所定の読取倍率から多少ズレ
ていても前述の実施例4の如く倍率調整用の指標の位置
を予め受光手段で読取ることによって電気的に光学系の
読取倍率を補正するようにしても良い。これによれば倍
率可変機構にそれほどの高い精度を要求せずに、例えば
拡大時においても画像の画質を低下させることなく良好
なる出力画像を得ることができる。
【0086】次に本発明の実施例6の画像読取装置につ
いて説明する。
【0087】本実施例においては読取画像の読取倍率を
種々と変化させている。即ち読取倍率を種々と変化させ
る際には結像光学系を変倍光学系より構成し、その焦点
距離を連続的に変化させることにより主走査方向の変倍
を行なっている。
【0088】例えば原稿台面から受光手段面までの距離
(光路長)を固定(ピント位置を固定)にしたまま読取
倍率に応じて結像光学系を構成する一部のレンズを光軸
上所定量移動させることにより変倍を行なっている。
【0089】本実施例においても前述の実施例5と同様
に電気的に光学系の読取倍率を補正することができるの
で変倍機構にそれほどの高い精度を要求せずに構成する
ことができる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く調整機構の一
要素として記憶手段と補正手段等を利用して主走査方向
の倍率調整の基準値からのズレ量を電気的に補正するこ
とにより、装置の部品点数を減少させることができ、又
調整時間も短縮化させることができ更には調整機構の簡
略化を図ることができる画像読取装置を達成することが
できる。
【0091】又本発明によれば前述の如く原稿面の載置
領域外(有効画面領域外)に倍率調整用の指標や走査速
度調整用の指標、そしてシェーディング白板位置を示す
指標等を設け、各々の指標を受光手段で読取り該受光手
段からの信号を利用して主走査方向の倍率の調整や副走
査方向の走査速度の調整を行ない、又シェーディング白
板の所定の位置に走査手段を正確に静止させることによ
り、光学調整の倍率調整精度を緩和させることができ、
又スキャンモータに一般の安価なモータを使用でき、更
にはポジションセンサーを用いることなく調整機構を構
成することができる画像読取装置を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の画像読取装置の要部概略
【図2】 図1に示したCCDユニットの要部説明図
【図3】 5軸調整治具の要部説明図
【図4】 正投影チャートの説明図
【図5】 本発明の実施例1の調整手順を示すフローチ
ャート
【図6】 本発明の実施例4の画像読取装置の要部概略
【図7】 図6に示した原稿台を上方から見たときの要
部説明図
【図8】 従来の画像読取装置の要部概略図
【図9】 従来の調整手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1 原稿台 2 照明部 3a,3b,3c 走査用ミラー 4 結像光学系 5 CCDユニット 6 光学台 7 受光手段 8 CCD基板 9 CCD板金 10 ユニット板金 11 ガラス半田 12 5軸調整治具 21 原稿

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査手段によりライン走査された画像を
    結像光学系により主走査方向に複数の画素を配列したラ
    インセンサーを有する受光手段面上に結像させて該画像
    を読取る画像読取装置において、主走査方向の基準倍率
    値からのズレ量を予め求めて記憶する記憶手段と、該画
    像の読取り時に該記憶手段からの信号を利用して該主走
    査方向の倍率を電気的に補正する補正手段とを有してい
    ることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記結像光学系は基盤上に固定されてお
    り、前記受光手段は調整手段により該基盤に対して位置
    調整可能となるように構成していることを特徴とする請
    求項1の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 走査手段によりライン走査された画像を
    結像光学系により主走査方向に複数の画素を配列したラ
    インセンサーを有する受光手段面上に結像させて該画像
    を読取る画像読取装置において、主走査方向のセンター
    位置の基準値からのズレ量を予め求めて記憶する記憶手
    段と、該画像の読取り時に該記憶手段からの信号を利用
    して該主走査方向のセンター位置を電気的に補正する補
    正手段とを有していることを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿台面上に載置した画像情報を走査手
    段によりライン走査して該画像情報を結像光学系を介し
    て主走査方向に複数の画素を配列したラインセンサーを
    有する受光手段面上に結像させて読取る画像読取装置に
    おいて、該原稿台面の所定領域に主走査方向の倍率調整
    用の指標を設け、該指標を該結像光学系を介して該受光
    手段面上に結像させたときに得られる該受光手段からの
    信号を利用して該画像情報を読取る際の主走査方向の倍
    率の調整を補正手段により行ったことを特徴とする画像
    読取装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿台面の所定領域に副走査方向の
    走査速度調整用の指標を設け、該指標を前記走査手段で
    走査したときに該受光手段で得られる信号を利用して該
    画像情報を読取る際の副走査方向の走査速度の調整を補
    正手段により行うようにしたことを特徴とする請求項4
    の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記原稿台面の所定領域に副走査方向の
    シェーディングを検出するシェーディング調整用の指標
    を設け、該指標を前記走査手段で走査したときに該受光
    手段で得られる信号を利用して補正手段により該シェー
    ディングを補正するようにしたことを特徴とする請求項
    4の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記倍率調整用の指標と前記走査速度調
    整用の指標そして前記シェーディング調整用の指標は前
    記原稿台面上に設けられていることを特徴とする請求項
    4、5又は6の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記結像光学系の使用倍率を変化させる
    ことにより前記画像の主走査方向の読取倍率を変化させ
    たことを特徴とする請求項4の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記結像光学系の焦点距離を変化させる
    ことにより主走査方向の読取倍率を変化させたことを特
    徴とする請求項4の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 原稿台面上の画像情報を基盤上に固定
    した結像光学系により主走査方向に画素を配列した該基
    盤に対して位置調整可能なラインセンサー面上に結像さ
    せると共に走査手段により、該画像情報を副走査方向に
    走査して該ラインセンサーにより該画像情報の読取りを
    行う際、該結像光学系による主走査方向の結像倍率誤差
    を予め求めて記憶手段に記憶し、該ラインセンサーで得
    られる信号を該記憶手段からのデータで補正したことを
    特徴とする画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記原稿台面上の画像情報を前記結像
    光学系とラインセンサーで読取る際の主走査方向の中心
    位置誤差を予め求め前記記憶手段に記憶し、該ラインセ
    ンサーで得られる信号を該記憶手段からのデータで主走
    査方向の中心位置の補正を行ったことを特徴とする請求
    項10の画像読取装置。
JP4218168A 1992-07-24 1992-07-24 画像読取装置 Pending JPH0646202A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008124840A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および読取画像補正方法

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JP2008124840A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および読取画像補正方法

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