JPH0646156Y2 - 拡声電話機 - Google Patents

拡声電話機

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Publication number
JPH0646156Y2
JPH0646156Y2 JP1984032454U JP3245484U JPH0646156Y2 JP H0646156 Y2 JPH0646156 Y2 JP H0646156Y2 JP 1984032454 U JP1984032454 U JP 1984032454U JP 3245484 U JP3245484 U JP 3245484U JP H0646156 Y2 JPH0646156 Y2 JP H0646156Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
speaker
loudspeaker telephone
loudspeaker
microphone
box body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1984032454U
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English (en)
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JPS60145780U (ja
Inventor
弘行 松井
隆二 郷野
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Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は集音のためのマイクロホン及び拡声のためのス
ピーカが拡声電話機筐体内に収納された拡声電話機に関
し、特に上記マイクロホンと上記スピーカとの間の内部
音響結合を抑止した拡声電話機に関するものである。
〔考案の技術的背景〕
第1図は従来の拡声電話機におけるスピーカユニットの
構造を示している。スピーカユニット1におけるスピー
カボックス2は、側板3aおよび上板3bを一体成形したボ
ックス本体3と、該ボックス本体3の開口面を閉塞する
底板4とによって形成されていた。そしてスピーカユニ
ット1は、まずボックス本体3の開口側を弾性シート5
を介在させて底板4で覆い、その底板をネジ6によって
ボックス本体3に締結し、一方ボックス本体3の上板3b
には、該上板に形成したスピーカ挿入孔3cにスピーカ7
の主要部7aを嵌入し、そのスピーカ7のフランジ部7b
を、弾性シート8を介在させて上板3bに載置し、スピー
カ7をネジ9によって上板3bに締結している。このスピ
ーカユニット1はスピーカボックス2を拡声電話機筐体
内に収容し、スピーカ7の背面音が拡声電話機筐体内に
設けられたマイクロホンに筐体内を通して伝わるのを防
止するのに供している。
〔背景技術の問題点〕
前述したように従来の拡声電話機のスピーカユニット1
においては、スピーカボックス2の上板3bとスピーカフ
ランジ部7bとの間に弾性シート8を介してネジ9で締結
し、加えてボックス本体3と底板4の間に弾性シート5
を介してネジ6で締結していたため、ネジ等の部品点数
が多く組立作業が煩雑となっていた。
また、底板4がボックス本体3とは別部材であるため
に、その境界面でスピーカ7の駆動時に不要共振を助長
する。
この不要共振は、拡声電話機のマイクロホンに伝播し
て、上記マイクロホンとスピーカボックス2とが不要に
音響結合し、これによりハウリング現象を発生すること
がある。
このハウリング現象を避けるため、スピーカボックス2
とマイクロホンとの間隔を大きく離さざるを得ず、これ
が拡声電話機を小形化する上での問題となっていた。
拡声電話機では、受話信号をスピーカで拡声し、送話信
号をマイクロホンで集音するモードを取り得るが、かか
るモードにおいてはスピーカ及びマイクロホンが共に活
性状態となり、特に上記ハウリンウ現象が誘発されやす
い。従って、拡声電話機にあってはスピーカとマイクロ
ホンと間の内部音響結合をいかに阻止するかが問題とな
っていた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上記問題点に鑑み、マイクロホンとス
ピーカとの内部音響結合を抑止し、ハウリング現象を防
止するに適した拡声電話機を提供することを目的とす
る。
〔考案の概要〕
本考案では、集音のためのマイクロホン及び拡声のため
のスピーカが拡声電話機筐体内に収納された拡声電話機
において、有底のボックス本体の開口部に、この開口部
に嵌合する突出部が下部周縁部に形成された面板を取着
し、この面板に穿設されたスピーカ嵌入孔に前記スピー
カの主要部を嵌入させて、このスピーカのフランジ部を
弾性シートを介して前記面板に取着したスピーカユニッ
トと、前記拡声電話機筐体の上カバーと前記スピーカユ
ニットとの間に介在された第1の弾性材と、前記拡声電
話機筐体の底面板と前記スピーカユニットとの間に介在
された第2の弾性材とを備え、前記スピーカと前記マイ
クロホンとの間の内部音響結合を抑止したことを特徴と
する。
〔考案の実施例〕
第2図、第3図は本考案に係る拡声電話機で採用するス
ピーカユニットの一実施例を示したものである。このス
ピーカユニット11におけるスピーカボックス12は、側板
13aおよび底板13bを一体成形したボックス本体13と、該
ボックス本体の開口面を閉塞する上板14によって形成さ
れている。
スピーカボックスの底板13bの四隅には該底板より一体
成形されたボス13cが設置され、その上方にはネジ孔13d
が設けられている。上板14にはその中央にスピーカ嵌入
用孔14aが形成され、該孔の周囲にネジ挿通孔14bが設け
られ、また下面周縁部に突出部14cが形成されている。
弾性シート15には、上板14と同様にスピーカ嵌入用孔15
aとネジ挿通孔15bが形成されており、スピーカ16のフラ
ンジ部16aにはネジ挿通孔16cが設置されている。
そしてスピーカユニット11は、ボックス本体13の内壁に
上板14の突出部14cを嵌合させて上板14をボックス本体1
3の上端面17に設置させ、次いで、上板14の上面に弾性
シート15を載置し、さらにスピーカ16の主要部16bを弾
性シート15と上板14の孔15a,14aに嵌入させてスピーカ
のフランジ部16aを上記弾性シート15に載置し、このス
ピーカ16をフランジ部16a,弾性シート15,上板14に挿通
させたネジ18によってボックス本体に共締により組付け
ている。
第4図はこのスピーカユニット11を拡声電話機筐体に実
装した状態を示したもので、スピーカユニット11は拡声
電話機筐体の上カバー19と底面板20の間にそれぞれ弾性
シート21、弾性ブロック22を介して挟持される。なお、
第4図において、符号23はマイクロホン、24はマイクロ
ホン収納室である。
拡声電話機では、マイクロホン23とスピーカ16との音響
結合があると、内部音響結合によりハウリング現象が置
き、このハウリング現象をいかに抑止するかが問題とな
る。
スピーカユニット11自体、スピーカ16で発生する音響波
に対する共鳴により拡声作用を呈する。このため、スピ
ーカユニット11の振動がマイクロホン23に伝播するとハ
ウリング現象の一因となる。
このため、拡声電話機ではスピーカユニット11とマイク
ロホン23との距離を隔てざるを得ず、これにより拡声電
話機本体を小形化しにくい。
第3図に示したように、スピーカ16を収納するボックス
本体13に対する上板14には突出部14cを設け、ボックス
本体13の気密性に供するので、スピーカ背面音に対する
不要共鳴周波数の発生を防止できる。このことはスピー
カユニット11自体が不要共鳴をしないのでスピーカ音の
周波数特性を害さないでスピーカ音の劣化や歪音の発生
を防止し得る。
更に、この実施例では、上記スピーカユニット11を拡声
電話機筐体に収納するに際し、上面カバー19、底面板20
とスピーカボックス12との間に、それぞれ弾性シート2
1、22を介在せしめるので、スピーカ16による共鳴振動
がマイクロホン23に伝播して内部共振によりハウリング
現象が起きるのを防止できる。
なお上記実施例では、底板13bよりボス13cを突出形成さ
せて該ボスへネジ18を締結させたが、本考案はこれに限
定されることなく、例えば側板の板厚を大きくし、そこ
にネジ止してもよいことは言うまでもない。また、ボッ
クス本体13の側板13aの端面と上板14との接合部に弾性
シート15と同様のものを介在させれば密閉をより確実に
することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、上記したようにスピーカボックスの側板と底
板を一体成形することによりスピーカボックスの側板と
底板との間の接合部をなくしているので、この部分にお
いて従来発生していた不要共振が生ぜず、また、ボック
ス本体に対する上板の下面周縁部には突出部が形成され
ているのでスピーカボックスの気密性が保たれ、更にス
ピーカボックスは弾性材を介在させて上記拡声電話機本
体内に収納されるので、マイクロホンとスピーカとの内
部音響結合が有効に阻止され、これによりハウリング現
象を防止することができ、拡声電話機本体の小形化が可
能になる。また従来必要であったボックス本体の底板と
の取付ネジを不要にしているので、部品点数が少なく、
しかもスピーカ、弾性シート、上板をボックス本体に共
締させているので組立作業を容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の拡声電話機のスピーカユニットの構造を
示す要部断面図、第2図は本考案に係る拡声電話機で採
用するスピーカユニットの一実施例の要部断面図、第3
図はその分解斜視図、第4図は本考案の拡声電話機の一
実施例を概念的に示す縦断面図である。 1…スピーカユニット、2…スピーカボックス、3a…側
板、3b…上板、3…ボックス本体、4…底板、5…弾性
シート、6…ネジ、7…スピーカ、7b…フランジ部、8
…弾性シート、9…ネジ、11…スピーカユニット、12…
スピーカボックス、13…ボックス本体、13a…側板、13b
…底板、14…上板、14a…嵌入孔、14c…突出部、15…弾
性シート、15a…嵌入孔、16…スピーカ、16a…フランジ
部、18…ネジ。
フロントページの続き (72)考案者 郷野 隆二 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 京芝浦電気株式会社日野工場内 (56)参考文献 実開 昭57−134707(JP,U) 実開 昭57−166457(JP,U) 特公 昭35−18302(JP,B1) 実公 昭50−5405(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】集音のためのマイクロホン及び拡声のため
    のスピーカが拡声電話機筐体内に収納され、前記拡声電
    話機筐体は上カバーと底面板とを接合することにより構
    成される拡声電話機において、 一体成形された有底のボックス本体の開口部に、この開
    口部に嵌合する突出部が下部周縁部に形成された面板を
    取着し、この面板に穿設されたスピーカ嵌入孔に前記ス
    ピーカの主要部を嵌入させて、このスピーカのフランジ
    部を弾性シートを介して前記面板に共締めしてスピーカ
    ユニットを形成し、 該スピーカユニットを、前記拡声電話機筐体の上カバー
    および底面板との間にそれぞれ弾性体を介在させて挟持
    したことを特徴とする拡声電話機。
JP1984032454U 1984-03-07 1984-03-07 拡声電話機 Expired - Lifetime JPH0646156Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984032454U JPH0646156Y2 (ja) 1984-03-07 1984-03-07 拡声電話機

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JP1984032454U JPH0646156Y2 (ja) 1984-03-07 1984-03-07 拡声電話機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60145780U JPS60145780U (ja) 1985-09-27
JPH0646156Y2 true JPH0646156Y2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=30533981

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0787627B2 (ja) * 1987-05-20 1995-09-20 本田技研工業株式会社 スピ−カボツクス
JPH0787629B2 (ja) * 1990-10-29 1995-09-20 松下電器産業株式会社 スピーカ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6228146Y2 (ja) * 1981-02-16 1987-07-18

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