JPH0646049Y2 - 放圧装置 - Google Patents

放圧装置

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JPH0646049Y2
JPH0646049Y2 JP11699888U JP11699888U JPH0646049Y2 JP H0646049 Y2 JPH0646049 Y2 JP H0646049Y2 JP 11699888 U JP11699888 U JP 11699888U JP 11699888 U JP11699888 U JP 11699888U JP H0646049 Y2 JPH0646049 Y2 JP H0646049Y2
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JP
Japan
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pressure release
pressure
casing
pressure relief
hole
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JP11699888U
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JPH0237436U (ja
Inventor
利幸 池田
政次 吉ケ江
Original Assignee
株式会社戸上電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、一般的には放圧装置に関し、更に詳しくはガ
ス封入開閉器内に異常な内部圧上昇が生じた場合、その
内部圧力を外部へ放出させる放圧装置に関するものであ
る。
[従来技術とその問題点] ガス封入開閉器においては、内部での短絡事故による爆
発等、万一の事故に備えて、発生した高圧ガスをケーシ
ングから安全に逃がし、ケーシングの破壊損傷を防止す
る放圧装置が設けてある。このような放圧装置の一例が
実開昭60−126935号公報に開示されている。この放圧装
置の構造を第4図に示す。
図示した放圧装置は、ケーシング41に透孔42が形成さ
れ、透孔42には放圧板43が密封用のパッキン44を介して
装着されていると共に、放圧板43はケーシング41へスタ
ッドボルト45によって固定され、スタッドボルト45を放
圧板43に偏って設けることにより内圧に対しての脆弱部
46が形成されている構造である。
そして、短絡事故などでケーシング41の内部圧力がある
一定値以上になると脆弱部46が外側へ変形し、高圧ガス
をケーシング41外部へ逃がしてケーシング41の破壊損傷
を防止する。
この放圧装置には、スタッドボルトの位置、放圧板の
大きさ、形状、或いは材質などを適宜に選択することに
よって放圧作動値の広範囲な設定が可能であり、放圧
に当っては放圧板を破壊するのではなく、変形させるこ
とによって放圧させるので放圧板の厚さなどの寸法精度
もそれ程要求されないため安価にでき、スタッドボル
トの位置を変更することによって放圧方向を任意に設定
でき、構成部品の数が少なくて済むので部品管理、品
質管理が容易である、等の利点があり、信頼性の高いガ
ス開閉器として実際の使用に十分耐え得るものである。
けれども、この構造の放圧装置には次のような課題もあ
った。即ち、 (a)放圧作動値の基準となる放圧板の変形クリープ強
度は、スタッドボルトの位置、放圧板の大きさ、形状、
或いは材質等の複数の要素の総合的な兼合いで決まる。
つまり、放圧作動値は広範囲に設定はできるが、要素が
多い分だけ値設定が難しく放圧作動値が安定しにくい。
(b)放圧板は放圧孔の密閉体であると共に、その外力
に対する強度は放圧作動値を決める大きな要素である。
つまり、放圧板の腐食等による強度の変化が放圧作動値
に大きく影響する構造であるために、例え上記の効果
によって従来より厚く設定できたとしても、経年的には
放圧板の強度が変わって放圧作動値が変化する恐れがあ
る。
[本考案の目的] 本考案は、 (a)ガス開閉器の放圧作動値の設定の基礎となる要素
を極力少なくして設定を容易にすると共に放圧作動値を
安定させて正確に作動するようにすること、 (b)放圧作動値に大きく影響する要素を外気に触れな
い場所に配設し、腐食による経年的な放圧作動値の変化
が起こらないようにすること、 等を可能にした放圧装置を提供することを目的とする。
[本考案の構成] 上記目的を達成するために講じた本考案の構成は次のと
おりである。
ケーシングに設けられた放圧孔と; ケーシング内部に設けられており、剪断孔が形成されて
いる支持体と; ケーシング内部側に装着軸が突設されている放圧板と; を備え、該放圧板は放圧孔に気密パッキンを介してケー
シング外部側から装着され、装着軸は前記支持体の剪断
孔に挿入してあり、装着軸の剪断孔から突出した部分に
は剪断ピンを挿通して係止固定されている放圧装置であ
る。
支持体は、剪断孔での剪断ピンの剪断が確実に行われる
ように十分に剛性の高い素材が用いられる。
[実施例] 本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明す
る。
第1図は一実施例の断面図、第2図はケーシングの内部
側から見た放圧装置を示す図である。
ガス開閉器のケーシング1の壁部11には、内外を貫通す
る円形の放圧孔12が形成されている。放圧孔12の周縁部
にはケーシング1の内部側に向けて装着フランジ13が突
設されている。本実施例では装着フランジ13は底壁11と
ほぼ直角に突設してあるが、やや傾斜を設けて突設して
も良い。また装着フランジ13の先端部は孔中心部へ向け
て折曲部14を設けており、後述する気密パッキン4が装
着された状態を保ち脱落しないためのストッパとなって
いる。
壁部11の内部側の放圧孔12と対応する位置には支持体2
が設けられている。支持体2は断面「コ」字状で、放圧
孔12をまたぐようにして設けてある。そして支持体2の
うち、放圧孔12の中心部にあたる部分には剪断孔21が設
けられている。
放圧孔12の周縁部の装着フランジ13には、放圧板3が外
側から気密パッキン4を介して装着されている。放圧板
3は、周縁部にフランジ部31が設けられ、中心部にはケ
ーシングの内部側へ膨出した取着部32が設けられてい
る。放圧板3は、取着部32の側壁33によって気密パッキ
ン4を装着フランジ13側に押圧した気密状態で装着され
ている。
また、放圧板3の取着部32の中心部にはケーシング1の
内部側へ向けて装着軸34が設けられており、先部は上記
支持体2の剪断孔21に挿通されている。装着軸34の太さ
は剪断孔21に摺動可能に、且つ小さい隙間で挿入できる
大きさに設定されている。これは後述の剪断ピン5を剪
断すべきときに剪断力が有効に働くようにするものであ
る。装着軸34の、剪断孔21から突出する部分にはピン装
着孔35が設けられている。ピン装着孔35には剪断ピン5
が挿着されており、これによって放圧板3は装着フラン
ジ部13に固定されている。剪断ピン5には挿着部51の両
端部を押し潰して変形させる等して抜止部52が設けられ
ている。なお、抜け止めの方法としては、支持体2側に
剪断ピン5が嵌合する溝を設けてもよい。
放圧板3のフランジ部31の外周部には、ゴム系の樹脂6
によってダストシールを施している。なお、符号7はス
トッパカバーで、作動時に放圧板3が飛び出すのをその
内側で止めると共に、放出ガスの勢力を弱めることによ
って作動時の危険防止を図っている。
(作用) 第3図は作動状態を示す説明図である。図を参照して本
実施例の作用を説明する。
ケーシング1の内部で短絡事故等によって急激なガス圧
力の上昇を生じた場合、この内部圧力によって放圧板3
に内側から大きな圧力がかかり、圧力が一定値(放圧作
動値)に達すると、剪断ピン5が剪断されて放圧板3が
外れ、矢印で示すようにガスは放圧孔12及びケーシング
1とストッパカバー7との間隙から外部へ放出される。
このとき放出ガスは、ストッパカバー7に受け止められ
て方向転換され、更にケーシング1の壁部11とストッパ
カバー7の端部との狭い隙間を通って放出されるので勢
力が弱められ、安全に放圧が行われる。
[考案の効果] 本考案は上記構成を備えており、次の効果を生じる。
(a)放圧作動値を決める要素は剪断ピンの剪断力のみ
であり、剪断ピンの材質や径の設定で剪断力を管理すれ
ば放圧作動値は安定し、正確に作動する。また、放圧作
動値の設定も容易である。
(b)放圧作動値を決める要素である剪断ピンは外気に
触れないようにケーシング内部に配設してあるので腐食
することはなく、経年的に見ても放圧作動値の変化は起
こらない。
(c)放圧は、放圧孔の密閉体である放圧板を変形させ
たり破壊するのではなく、剪断ピンを剪断して放圧板を
移動させることにより行う構造である。つまり、放圧板
は機能的には密閉が十分でさえあればよく、従来のよう
に厚さ等の寸法精度が放圧作動値に影響することはな
い。従って、放圧板の寸法は気密機能を果たす範囲内で
あればよく、精度はそれ程要求されないので安価に製造
できる。また、材質も従来のように限定されず、耐腐食
性に優れた素材を使用すれば腐食の影響を受けず、信頼
性は高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の断面図、 第2図はケーシングの内部側から見た放圧装置を示す
図、 第3図は作動状態を示す説明図、 第4図は従来の放圧装置の一例を示す説明図である。 1:ケーシング 12:放圧孔 2:支持体 21:剪断孔 3:放圧板 34:装着軸 4:気密パッキン 5:剪断ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングに設けられた放圧孔と; ケーシング内部に設けられており、剪断孔が形成されて
    いる支持体と; ケーシング内部側に装着軸が突設されている放圧板と; を備え、該放圧板は放圧孔に気密パッキンを介してケー
    シング外部側から装着され、装着軸は前記支持体の剪断
    孔に挿入してあり、装着軸の剪断孔から突出した部分に
    は剪断ピンを挿通して係止固定されていることを特徴と
    する放圧装置。
JP11699888U 1988-09-05 1988-09-05 放圧装置 Expired - Lifetime JPH0646049Y2 (ja)

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JP11699888U JPH0646049Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05 放圧装置

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JP11699888U JPH0646049Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05 放圧装置

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Publication Number Publication Date
JPH0237436U JPH0237436U (ja) 1990-03-12
JPH0646049Y2 true JPH0646049Y2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=31360042

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JP11699888U Expired - Lifetime JPH0646049Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05 放圧装置

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JPH0237436U (ja) 1990-03-12

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